「第80回(2007年度)アカデミー賞」
2008年2月25日 映画ヨタ話 コメント (2)
というわけで、録画しておいた授賞式をようやく観ることができました。今年はなんですか、個人の賞はすべて欧州系俳優がかっさらっていったとゆーか、「ユーロ・アカデミー賞」かと思っちゃったじゃないですか。予想で「昨年痛感した『オスカーは米国の映画賞』」とかなんとか書いちゃった私の立場は?…それでも作品賞が「ノーカントリー」なあたり、やっぱねえ…とは感じましたけども。ま、いっか。
司会のジョン・スチュワートは、可もなく不可もなく。ジョークを考える脚本家の問題かな。受賞者のスピーチも物議を醸すものはなく、もし脚色賞でサラ・ポーリーが選ばれていたら、選挙の年だし、なんか云ってくれただろうけど(サラは思いっきり左寄りの人だから)、それもなかった。ただその中でもちょっと感動的だったのは、「ONCE」で歌曲賞を受賞したチェコ出身のマケルタ・イングロヴァちゃん(19歳)。はるばるこの日のためにチェコからやってきたのに、一緒に受賞したグレン・ハンサードのスピーチが終わって、自分も語ろうとしたら、音楽流れちゃって、スピーチできなかった。「うわ可哀想、せっかくいいパフォーマンスしたのに〜」と思ってたら、ジョン・スチュワートに呼ばれ、オスカー史上初(かな?)スピーチやり直しに。よかったね〜、いやホントよかったよ。ジョージ・クルーニーとも写真撮れたし♪
↓マケルタちゃんとジョージ・クルーニー、そして彼女とほかのみなさん
http://feature.movies.jp.msn.com/special/academyawards2008/ceremony/party/01.htm
(ジョージ・クルーニーの右で、オスカー像を持っている子がマケルタちゃんです)
受賞メンバーを見ると、主演女優賞と助演女優賞がちょっとばかりサプライズ、とくに助演女優賞のティルダ・スウィントンは、自分が受賞するとは思ってなかったようで、「え、私なの!?」という顔しながら、ステージに向かう際も「どうしよう!?嬉しいけど困ったわ、なに云ったらいいの?」ってなことを、ブツブツ云ってそうな口元でした(わはは♪)。
ガチだと思ってた助演男優賞のハビエル・バルデムは、「ノーカントリー」での彼があまりにも怖く、さらにあの髪型がキョーレツ過ぎだったので、授賞することで「うわ、なんだカッコいいじゃん!あの髪型はコーエン兄弟のヤラセ、いつもは違うのね」と世に知らしめることができたので、そういう意味でも良かったのではないかと。個人的に注目したのはケイシー・アフレック。だってね、彼の奥さまはサマー・フェニックスなんですよ、あのリバーの妹の。フェニックス家は、リバーひとりだけ顔立ちが違う(たぶん母親似なんだと思う)超美形で、ほかの弟や妹はみな父親似のヒスパニック系な顔立ちをしているのですが、サマーは妹の中でも綺麗ですね。やっぱ似てないけど。
↓ケイシー・アフレックとサマー・フェニックス(IMDb)
http://us.imdb.com/media/rm3047265792/nm0000729
(サマーは2児のママです)
俳優主要賞を欧州系にかっさわれた分、話題は脚本家のディアブロ・コーディに集まったようで、ストリッパー出身の脚本家ってはたしかにスゴイ話、次回作が気になるところっスね。監督賞を受賞したコーエン兄弟は、仲がとってもいい、見た目にもカワイイ兄弟でしたねー。
しかし…インディペンデント系の映画ばかりで地味だとかいうより、私が気になる最近のオスカーの傾向は、実在の人物ソックリに化けてソックリに演じることが、果たして俳優として素晴らしい演技なのかどうか、ということ。何時間もメイクしてのソックリショーじゃなく、フィクションで役に命を吹き込み、ストーリーをみせて欲しいなと。う〜ん…。そして外国語映画賞。だんだんノミニー作品がつまらなくなっていく。なんとかなんないの?
女優陣のドレスに関しては、やっぱりヘレン・ミレンが昨年同様に今年も綺麗でした。あの年齢で、ネックレスなしのデコルテ勝負、さすがに肩から二の腕ラインは隠してるけど、綺麗で上品な隠し方とゆーか…素敵だったなあ。で、そのヘレン・ミレンがプレゼンターの主演男優賞で、受賞したダニエル・デイ・ルイス(やっぱ靴は自分で作ったものなんだろーか?)がステージに上がり、彼女の前でひざまずいたのには爆笑。さらに、オスカー像を剣に見立て肩に振り下ろすようなアクションをしたヘレンに、「わははは〜わかってるじゃ〜ん♪」とまた爆笑。なんともイングリッシュ〜という雰囲気でした。わははは♪
そしてメモリアルの最後は、ヒースでした。うん…もしヒースが生きてたら、オスカーに何度も呼ばれる俳優さんになってただろうな…。でもなんでブラッド・レンフロは出なかったんだろう?会員じゃなかったから?
てなわけで、秋林は22点の「第80回アカデミー賞」でした。
ところで。オスカーはノミネート発表の時点で「誰が選ばれたのか」より、「誰が選ばれなかったのか」が話題になるものなのですが、こういう特集があったので、気になる方はどうぞ。
↓「ノミネート落選した作品・俳優とその理由」(msn.ムービー)
http://feature.movies.jp.msn.com/special/academyawards2008/reject/default.htm
(トラボルタがノミネートされてたら面白かっただろうなあ)
司会のジョン・スチュワートは、可もなく不可もなく。ジョークを考える脚本家の問題かな。受賞者のスピーチも物議を醸すものはなく、もし脚色賞でサラ・ポーリーが選ばれていたら、選挙の年だし、なんか云ってくれただろうけど(サラは思いっきり左寄りの人だから)、それもなかった。ただその中でもちょっと感動的だったのは、「ONCE」で歌曲賞を受賞したチェコ出身のマケルタ・イングロヴァちゃん(19歳)。はるばるこの日のためにチェコからやってきたのに、一緒に受賞したグレン・ハンサードのスピーチが終わって、自分も語ろうとしたら、音楽流れちゃって、スピーチできなかった。「うわ可哀想、せっかくいいパフォーマンスしたのに〜」と思ってたら、ジョン・スチュワートに呼ばれ、オスカー史上初(かな?)スピーチやり直しに。よかったね〜、いやホントよかったよ。ジョージ・クルーニーとも写真撮れたし♪
↓マケルタちゃんとジョージ・クルーニー、そして彼女とほかのみなさん
http://feature.movies.jp.msn.com/special/academyawards2008/ceremony/party/01.htm
(ジョージ・クルーニーの右で、オスカー像を持っている子がマケルタちゃんです)
受賞メンバーを見ると、主演女優賞と助演女優賞がちょっとばかりサプライズ、とくに助演女優賞のティルダ・スウィントンは、自分が受賞するとは思ってなかったようで、「え、私なの!?」という顔しながら、ステージに向かう際も「どうしよう!?嬉しいけど困ったわ、なに云ったらいいの?」ってなことを、ブツブツ云ってそうな口元でした(わはは♪)。
ガチだと思ってた助演男優賞のハビエル・バルデムは、「ノーカントリー」での彼があまりにも怖く、さらにあの髪型がキョーレツ過ぎだったので、授賞することで「うわ、なんだカッコいいじゃん!あの髪型はコーエン兄弟のヤラセ、いつもは違うのね」と世に知らしめることができたので、そういう意味でも良かったのではないかと。個人的に注目したのはケイシー・アフレック。だってね、彼の奥さまはサマー・フェニックスなんですよ、あのリバーの妹の。フェニックス家は、リバーひとりだけ顔立ちが違う(たぶん母親似なんだと思う)超美形で、ほかの弟や妹はみな父親似のヒスパニック系な顔立ちをしているのですが、サマーは妹の中でも綺麗ですね。やっぱ似てないけど。
↓ケイシー・アフレックとサマー・フェニックス(IMDb)
http://us.imdb.com/media/rm3047265792/nm0000729
(サマーは2児のママです)
俳優主要賞を欧州系にかっさわれた分、話題は脚本家のディアブロ・コーディに集まったようで、ストリッパー出身の脚本家ってはたしかにスゴイ話、次回作が気になるところっスね。監督賞を受賞したコーエン兄弟は、仲がとってもいい、見た目にもカワイイ兄弟でしたねー。
しかし…インディペンデント系の映画ばかりで地味だとかいうより、私が気になる最近のオスカーの傾向は、実在の人物ソックリに化けてソックリに演じることが、果たして俳優として素晴らしい演技なのかどうか、ということ。何時間もメイクしてのソックリショーじゃなく、フィクションで役に命を吹き込み、ストーリーをみせて欲しいなと。う〜ん…。そして外国語映画賞。だんだんノミニー作品がつまらなくなっていく。なんとかなんないの?
女優陣のドレスに関しては、やっぱりヘレン・ミレンが昨年同様に今年も綺麗でした。あの年齢で、ネックレスなしのデコルテ勝負、さすがに肩から二の腕ラインは隠してるけど、綺麗で上品な隠し方とゆーか…素敵だったなあ。で、そのヘレン・ミレンがプレゼンターの主演男優賞で、受賞したダニエル・デイ・ルイス(やっぱ靴は自分で作ったものなんだろーか?)がステージに上がり、彼女の前でひざまずいたのには爆笑。さらに、オスカー像を剣に見立て肩に振り下ろすようなアクションをしたヘレンに、「わははは〜わかってるじゃ〜ん♪」とまた爆笑。なんともイングリッシュ〜という雰囲気でした。わははは♪
そしてメモリアルの最後は、ヒースでした。うん…もしヒースが生きてたら、オスカーに何度も呼ばれる俳優さんになってただろうな…。でもなんでブラッド・レンフロは出なかったんだろう?会員じゃなかったから?
てなわけで、秋林は22点の「第80回アカデミー賞」でした。
ところで。オスカーはノミネート発表の時点で「誰が選ばれたのか」より、「誰が選ばれなかったのか」が話題になるものなのですが、こういう特集があったので、気になる方はどうぞ。
↓「ノミネート落選した作品・俳優とその理由」(msn.ムービー)
http://feature.movies.jp.msn.com/special/academyawards2008/reject/default.htm
(トラボルタがノミネートされてたら面白かっただろうなあ)
コメント
我が家はWOW未加入なので、NHKさんの放送を待っているのです
が。
先日、奥さんと「Ray/レイ」を観たときに、二人とも今回の
秋林さんと同じ印象を持ちました。たしかに、ジェイミー・
フォックスは、本物のレイ・チャールズかと思えるほどそっく
りでしたが、それは演技力とはちょっと別なんじゃないかと。
本物という比較対象がある以上、想像上のキャラを演じるより、
楽だし、評価されやすいんじゃないかと。
ジェイミー・フォックスに関して言えば、トムさんと共演した
『コラテラル』のほうが、より感銘を受けた演技だったですね、
個人的には。
と、記事とは直接関係ない話ですいません。NHKで放送された
ら、またおじゃまします(笑)。
師匠のブログにコメント書き終えて、コッチに戻ってきたら師匠のコメントを頂いてました。以心伝心?…虫の知らせじゃなければいいのですが(わはは♪)
>本物という比較対象がある以上、想像上のキャラを演じるより楽だし、評価されやすいんじゃないかと。
そうなんですよね。ジェイミー・フォックスはレイ・チャールズが憑依したかと思いましたよ。で、今回の主演女優賞のマリオン・コティヤール、私がさらに引っかかってるのは、エディット・ピアフそっくりにするため、彼女に何時間もの特殊メイクを施している点なのです(メイクアップ賞も受賞してるし…)。なんだかな〜…う〜ん…。
>ジェイミー・フォックスに関して言えば、トムさんと共演した『コラテラル』のほうが、より感銘を受けた演技だったですね
同じです。あれで「ジェイミー・フォックスって誰よ!?」と思った人多いと思います。私なら彼を選んだだろうな〜。
>記事とは直接関係ない話ですいません。
ノープロブレム!です♪…それに私もさっき直接関係のないコメント、師匠のブログに書き込んできましたから♪