■07.「LOVE PHANTOM」
[B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"] (2000/8/9 千葉マリンスタジアム)
CD:テレビ朝日系ドラマ「X-FILE」主題歌(1995/10/11)
2nd:「FUSHIDARA 100%」
★曲について
歌詞はとても深いのに、東洋っぽさのあるノリノリの曲調なゆえか、コアなファン/一般ファンともに満足度の高い人気曲。B’zの曲の中でも、比較的一般認知度が高い。なにげにB’zのシングル売上第2位。「X-FILE」日本版の主題歌だったか〜と、遠い目になりながら時の流れを痛感してしまった。当時は「FUSHIDARA 100%」のほうが好きだったのだが、いまはこの「LOVE PHANTOM」の詞にひどく共感する。
ところが、ファンの間で人気が高いはずのこの曲――実は屋内ライブでまったく映えないという欠点があり、ホールやアリーナ公演で演奏されると、全体から浮いてしまって、なんともノリにくい。認知度と人気があるわりに、セットリスト入りが少ない曲である。
それはなぜか?
美しいストリングスが入るイントロと間奏は壮大でやたら長く、イケイケノリノリの曲調でも基本が松本メロディなゆえ、リリカルな哀愁をどこまでも引き摺り、さらに「BUZZ!!」ツアーで見せた、ファントムに扮したイナバ氏によるダイビング(ただし、あのすんごい高いところから実際に飛び降りたのはスタントマン)というドハデなパフォーマンスのせいで、「LOVE PHANTOM」=「一大スペクタクル曲」というイメージがついてしまったから。歌詞はいつもの「君がいないとダメな僕」なのに、ストリングスが入る曲は壮大。そんな特性を考えると、B’zお得意のアレンジ/バージョン変更は、大きくできないだろう。ちょっと融通のきかない曲(注1)である。
★ライブ&映像背景
アルバム「ELEVEN」が出たのは2000年の暮れだったので、夏のライブは必然的に「Pleasure」シリーズに。アリーナ&ドーム、そしてスタジアムと、3クラスの会場で公演。タイトルは「Juice」。このとき、私は第二次B’z倦怠期の真っ最中で(これが長く続いてしまった…)、あんまり積極的にライブ参加しなかったため、イマイチ覚えていないツアーになってしまった。ファンクラブチケット優先で第1〜4希望まで書いて全部ハズレ、「千葉マリンスタジアムに振り替えさせて頂きます」の連絡が来たときはマジ切れ5秒前、やる気が根こそぎ持っていかれてしまっても、仕方がない話である。
結局「千葉なんて行けるか〜〜〜!」(注2)ということで、初めてファンクラブ優先を辞退。行ったら行ったで、DVDの映像にあるような豪雨の中でのライブ参戦となったわけだが、今こうやってDVDを見ると、行っときゃよかった、あれはあれでいい思い出になったかも、と思う。
で、この半ば伝説と化している千葉マリン公演。とーぜん野外のスタジアムライブということで、私が参加したドーム公演より、はるかに「LOVE PHANTOM」向きな会場であり、豪雨だったことでさらにスペクタクル度アップ(注3)、DVD収録もこれまた納得の1曲となった。やっぱり「LOVE PHANTOM」は野外に尽きる!
「SHOWCASE」3公演、本編・18公演の計21公演。チケット代:ビミョーな上がり具合な6800円(指定席)。手元に半券が3枚残っているので、3公演行ったものと思われる…が、この中の1枚に「6300円」という、これまたビミョーな500円割引の半券があった。「なんじゃこりゃ???」としばし考えたのち――思い出した!思い出した!…大阪ドーム公演での席はバックステージ(注4)だったんだ!「TIME」ツアーのように、センターステージじゃないのに、360度開放されたんだった!
さらに思い出してきた…「今夜月が見える丘に」が演奏されたとき、最後にスクリーンがバックステージ上にバサっと降ろされ、流れ星が落ちるきれいな映像が見えるという心憎い演出があったのだが、バックステージ客席からは、その降ろされたスクリーンしか見えない…とゆーか演出どころかステージ自体がまったく見えなくなり、大きな悲鳴が発生。Nちゃんと「これが500円の差ね…」とガッカリした覚えが…。後日、正面席で見て「こーゆー映像だったのか〜」と確認できたけど、ファンの間では「伝説の千葉マリン豪雨公演のあったツアー」でも、私にとっては「500円に泣いたツアー」。これも思い出の1ページに……してやるわよ!ふーんだ!
★注釈
(注1)間奏で流れる「そして私は潰される」などの声は、ZARDの故・坂井泉水さんによるもの。この曲を聴くと、私はいつも坂井さんを思い出す。宇徳さん。間違ってましたー。ご指摘、ありがとうございました。記憶がごっちゃになってたみたいです。うう、すみません…。
(注2)千葉が嫌いなのではなく、単に行きにくいから。ホクリーク人は、JR新幹線沿線外に弱い。なので、昨年の松戸公演も「行けるか〜〜〜!!」。
(注3)ファンクラブ会報のQ&Aコーナー。「おふたりは『晴れ男』ですか?それとも『雨男』?」という質問に、ふたりの回答はともに「晴れ男」。
ウソつけ〜〜〜〜〜〜っ!
しょっちゅー雨降ってるっつーの!
…今年9月のスタジアムライブは、カッパ持参だっ!押忍!
(注4)DVDを見ればわかるように、B’zのドーム公演は3階席まで一杯になる。これがフツーのバンドや外タレだったら、1階席で終わってる。そんなドームで、センターステージでもないのに360度開放してチケットソールドアウトにさせるのは、B’zくらい(あとサザンか)。野外公演でたとえ雨が降っても、みんな構わず来るし、帰らない。B’zも、安全を考慮しながら公演するし、決して手抜きはしない。一般人にはわかりにくいだろうけど、B’zって、そんなライブをする人たちなんです。
★参考文献
『Be+wiz』vol.06〜45あたり(B’z Party会報誌)
[B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"] (2000/8/9 千葉マリンスタジアム)
CD:テレビ朝日系ドラマ「X-FILE」主題歌(1995/10/11)
2nd:「FUSHIDARA 100%」
★曲について
歌詞はとても深いのに、東洋っぽさのあるノリノリの曲調なゆえか、コアなファン/一般ファンともに満足度の高い人気曲。B’zの曲の中でも、比較的一般認知度が高い。なにげにB’zのシングル売上第2位。「X-FILE」日本版の主題歌だったか〜と、遠い目になりながら時の流れを痛感してしまった。当時は「FUSHIDARA 100%」のほうが好きだったのだが、いまはこの「LOVE PHANTOM」の詞にひどく共感する。
ところが、ファンの間で人気が高いはずのこの曲――実は屋内ライブでまったく映えないという欠点があり、ホールやアリーナ公演で演奏されると、全体から浮いてしまって、なんともノリにくい。認知度と人気があるわりに、セットリスト入りが少ない曲である。
それはなぜか?
美しいストリングスが入るイントロと間奏は壮大でやたら長く、イケイケノリノリの曲調でも基本が松本メロディなゆえ、リリカルな哀愁をどこまでも引き摺り、さらに「BUZZ!!」ツアーで見せた、ファントムに扮したイナバ氏によるダイビング(ただし、あのすんごい高いところから実際に飛び降りたのはスタントマン)というドハデなパフォーマンスのせいで、「LOVE PHANTOM」=「一大スペクタクル曲」というイメージがついてしまったから。歌詞はいつもの「君がいないとダメな僕」なのに、ストリングスが入る曲は壮大。そんな特性を考えると、B’zお得意のアレンジ/バージョン変更は、大きくできないだろう。ちょっと融通のきかない曲(注1)である。
★ライブ&映像背景
アルバム「ELEVEN」が出たのは2000年の暮れだったので、夏のライブは必然的に「Pleasure」シリーズに。アリーナ&ドーム、そしてスタジアムと、3クラスの会場で公演。タイトルは「Juice」。このとき、私は第二次B’z倦怠期の真っ最中で(これが長く続いてしまった…)、あんまり積極的にライブ参加しなかったため、イマイチ覚えていないツアーになってしまった。ファンクラブチケット優先で第1〜4希望まで書いて全部ハズレ、「千葉マリンスタジアムに振り替えさせて頂きます」の連絡が来たときはマジ切れ5秒前、やる気が根こそぎ持っていかれてしまっても、仕方がない話である。
結局「千葉なんて行けるか〜〜〜!」(注2)ということで、初めてファンクラブ優先を辞退。行ったら行ったで、DVDの映像にあるような豪雨の中でのライブ参戦となったわけだが、今こうやってDVDを見ると、行っときゃよかった、あれはあれでいい思い出になったかも、と思う。
で、この半ば伝説と化している千葉マリン公演。とーぜん野外のスタジアムライブということで、私が参加したドーム公演より、はるかに「LOVE PHANTOM」向きな会場であり、豪雨だったことでさらにスペクタクル度アップ(注3)、DVD収録もこれまた納得の1曲となった。やっぱり「LOVE PHANTOM」は野外に尽きる!
「SHOWCASE」3公演、本編・18公演の計21公演。チケット代:ビミョーな上がり具合な6800円(指定席)。手元に半券が3枚残っているので、3公演行ったものと思われる…が、この中の1枚に「6300円」という、これまたビミョーな500円割引の半券があった。「なんじゃこりゃ???」としばし考えたのち――思い出した!思い出した!…大阪ドーム公演での席はバックステージ(注4)だったんだ!「TIME」ツアーのように、センターステージじゃないのに、360度開放されたんだった!
さらに思い出してきた…「今夜月が見える丘に」が演奏されたとき、最後にスクリーンがバックステージ上にバサっと降ろされ、流れ星が落ちるきれいな映像が見えるという心憎い演出があったのだが、バックステージ客席からは、その降ろされたスクリーンしか見えない…とゆーか演出どころかステージ自体がまったく見えなくなり、大きな悲鳴が発生。Nちゃんと「これが500円の差ね…」とガッカリした覚えが…。後日、正面席で見て「こーゆー映像だったのか〜」と確認できたけど、ファンの間では「伝説の千葉マリン豪雨公演のあったツアー」でも、私にとっては「500円に泣いたツアー」。これも思い出の1ページに……してやるわよ!ふーんだ!
★注釈
(注1)間奏で流れる「そして私は潰される」などの声は、
(注2)千葉が嫌いなのではなく、単に行きにくいから。ホクリーク人は、JR新幹線沿線外に弱い。なので、昨年の松戸公演も「行けるか〜〜〜!!」。
(注3)ファンクラブ会報のQ&Aコーナー。「おふたりは『晴れ男』ですか?それとも『雨男』?」という質問に、ふたりの回答はともに「晴れ男」。
ウソつけ〜〜〜〜〜〜っ!
しょっちゅー雨降ってるっつーの!
…今年9月のスタジアムライブは、カッパ持参だっ!押忍!
(注4)DVDを見ればわかるように、B’zのドーム公演は3階席まで一杯になる。これがフツーのバンドや外タレだったら、1階席で終わってる。そんなドームで、センターステージでもないのに360度開放してチケットソールドアウトにさせるのは、B’zくらい(あとサザンか)。野外公演でたとえ雨が降っても、みんな構わず来るし、帰らない。B’zも、安全を考慮しながら公演するし、決して手抜きはしない。一般人にはわかりにくいだろうけど、B’zって、そんなライブをする人たちなんです。
★参考文献
『Be+wiz』vol.06〜45あたり(B’z Party会報誌)
コメント
ご連絡下さった方に感謝致します。
(最初のコメント返しがああなっちゃったのは、不服だったからでもチェックしなかったからなのでもなく、HNがニガテだったからです…すみません…)