■08.「GOLD」
[B’z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"] (2001/7/15 西武ドーム)

CD:世界水泳福岡2001 大会公式テーマソング(2001/08/08)
2nd:「ultra soul 〜Splash Style〜」
3rd:「まっかなシルク」

★曲について
スポーツ系タイアップが続いた時代の、「RING」とともにあんまり印象が残っていないバラードシングル曲。ここ数年のライブでは、セットリストにもほとんど挙がってこない曲(注1)のような印象がある。「あれ?どのアルバムに入っていたっけ?『ELEVEN』ツアーで演奏したことは覚えているから、やっぱ『ELEVEN』?」と勘違いしてしまうくらい、個人的に「ツアーで披露したことは覚えてる、でも曲自体についてはあまり覚えてない」シングルのひとつ。

ただし、「B’zのツアーは、メンバーだけでなく、こんな数多くの人たち(裏方さん)によって支えられているのです」という、「ELEVEN」ツアークルーや事務所スタッフのみなさんをフィーチャリングしたPVは印象深く、ホロリとさせられた。89年からひとつひとつツアーを重ね、「次はこうしたら、もっと良くなるんじゃないか?」と進化し続け、規模もレベルも(ついでにチケット代も)年を追うごとに大きく/高くなってきただけに、こういう裏で支えてきたクルーを見ると、なんだか胸にくるものがある。PV映像では、昔からいる人を何人か発見することができ、「うわ〜!○○さん!フケたなあ懐かしいなあ…」と、プチ(勝手に)同窓会状態になってしまう。

★ライブ&映像背景
ライブハウスなどでのSHOWCASEや突発ライブ、アリーナにドーム、と会場の規模がいろいろあったせいで、セットリストがコロコロ変わり、「あの曲が聴きたかったのに、ホールやアリーナクラスでやって、ドームでやらないなんて〜…ライブハウスやホールやアリーナクラスのチケットなんざ、なかなか取れないっちゅーの!」と、つい大きくグチってしまった、いちおうアルバム(「ELEVEN」)ツアー。この年は、ほかにアジア公演があったので、B’z的には「いろんな曲をツアーで披露した」年といえるかもしれない。

デビュー以来、ずっと髪の長さは肩辺りまでのマレットという髪型で貫いていた松ちゃんが、ここまでバッサリ短く切ったのはこのツアーのとき(だけ)。イナバ氏のほうは、衣装の袖がとんどん短くなっていき(とゆーか、なくなっていき)、体はさらにマッチョ化を極め、かなり痩せているのに筋肉つきまくりな逆三体型、「松ちゃんの髪は新鮮だけど…イナバさんは、もうちょっと筋肉落としたほうがキャラ的にいいような…」と、当時客席でそんなことを思ってしまったのだが、こうやってDVDを見ると、たしかに筋肉つけすぎで(03の「おでかけしましょ」と見比べて下さい。腕の太さは1.5倍になってます)、いま(2008年)くらいが、やっぱりちょうどいいと思う。

私自身が、2000年から続く「第二次B’z倦怠期」&自分好みの曲をあまりやらなくなった+アルバムがさほど好きでない(注2)せいで、これまたあんまり覚えていないツアーなのだが、オープニングの1曲目が「愛のprisoner」だったことに、意表を突かれた(「Seventh Heaven」だと思ってたから)。DVDで見るとわかるように、ステージ上には「ELEVEN」と書かれたトラックが2台釣り下がっていて、ラストに、このトラックの荷台が開いて大量の缶がステージに流れ落ちてくるという演出があり、そのすごい量に「うわ〜…PVに出てくるクルーには、あれを拾って片付けてる人もいるんだよね…片付けやすくなってるだろうけど、それでも大変だろうなあ…」と、口を開けながらぼけーっとステージを見ていた覚えがある。

ツアーが始まってからリリースされたため、「GOLD」は最初からセットリストに乗っかっていた曲ではなく、それまで演奏されていたのは「JUICE」、ぎゃぎゃ〜んと狂乱の中で本編が終了、アンコールへと繋がっていた。たしか会場がドームクラスに入ってから、この「GOLD」へと変わったはず。しっとり聴かせてアンコールへ…という、とても大人で落ち着いた雰囲気になったことを覚えている。

個人的に、「GOLD」よりアルバム収録曲である「Raging River」(注3)のほうが、イナバ氏のライブ本領発揮&映えまくりな曲だと思う。でも「Raging River」は、アルバムツアー的にはいいけど、やや単調で曲自体がマイナー。「GOLD」は、同じくイナバ氏の良さが出る曲なうえに、壮大でわかりやすく、そして(いちおう)シングル曲。なので「GOLD」のほうが、今回のDVD収録に選ばれたのかもしれない。

本編46公演。チケット代:据え置き6800円(指定席)。この頃、強烈にB’z倦怠期だった私は、たった2公演(アリーナ2回)のみの参加、ホール&ドーム公演は未参加で終了。訂正。もう1枚、大阪ドーム公演(注4)の半券が出てきた(しかもアタシ名義のチケットじゃん!)。3公演参加なので、手元には半券が3枚残っている…が、うち1枚がなんと「アリーナ10列目」。うわ!こんないい席だったんだ!神戸だったかあ…そーいえば、開演10秒前まで席で針仕事をしていたような…。ちなみにこのツアーから、オフィシャルファンクラブの優先チケットが、カラー印刷のものに変わった。なお、このツアーの岐阜公演で以って、全国47都道府県制覇

倦怠期だったくせに、「通勤にいいかも」と、ツアーグッズのイナバジャージを購入。8000円もしたのに、チャチな生地&作りで大ショック!「もうジャージなんて買わない!」と心に誓った…くせに、ツアー途中から売り出された「イナバショートパンツ」を、うっかり購入。ジャージは「M」を選んだらかなり大きかったので、「S」を選択したら…今度は小さかった。………。

★注釈
(注1)Pleasureシリーズではないアルバムツアーの場合、バラードは、アルバム収録曲の中から演奏されることが多い。

(注2)最近CDケースを開けたら、中身がどこかにいってしまって行方不明になっていた。それくらい、聴かない。ロックテイストが濃いのはまったくオッケーなんだけど、なぜかアルバム1枚まるごと好きじゃないんだよね…。なんでだろう?

(注3)別名「ウォシュレットの歌」。♪Wash away〜♪の部分が♪ウォシュレ〜ッ♪と聞こえるからだと思われる。

(注4)思い出してきた。「しっとり聴かせてアンコールへ」とか書きながら、実はJRの時間が気になって、アンコールを見ないまま帰ったんだった…。そんなことしたのはこのときだけ。今じゃ考えられない!そんなことできない!ホント、倦怠期だったんだなあ…。

★参考文献
『BE WITH!』49〜51号あたり(B’z Party会報誌)

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