やっと見た「Hidden Pleasure」。それぞれ時代が違うライブなのに、曲の繋がりが自然、丁寧な作りで面白かったけれど、「Don’t Leave Me」の最初が端折られていたのには大ショック。緞帳の向こう側、ブルースパープを吹きながら現れるI氏の影が見られなかったよ…がーん。

…というわけで、「2008年の総括」は(やっぱり)この人たちの話を。

2000年以降、発表された彼らのアルバムにはあまり心躍らされることがなく、ライブもいちおう全部行ってはいるけど、曲や詞に感動することが少なくなった・アルバムツアーでも収録曲全てをやらなくなった・全体的にプレジャーっぽい内容になってきた・出来が一定してきた…などなどあって、ここ数年はまったりとした気分でのライブ参戦となっていたのですが、今年は最初のライブ(←自分が参戦したという意味で)が2月の「ACTION」京都公演で、さらにその会場が京都会館だったこともあってか、記念すべき20周年の年として、たいへん感慨深いスタートが切られたといっていいでしょう。

「やっと彼らが戻ってきた!」という印象の「ACTION」。私は例年以上にライブ遠征を重ねました。20周年記念の日産スタジアム公演も、2days行きました。自分にまだそんな情熱が残っていた…とゆーか、熱が残って燻っていたところに火の矢を打たれ、一気に燃え上がったという感じで、まるで学生の頃に戻ったような気分でした。みんなであんなに彼らについて語ったのも、本当に久しぶりでした。

好きになってよかったなあ、ずっと好きでよかったなあ。

…つくづくそう思います。
20年間ずっとそんな気持ちでいられて幸せです。

92年からのライブ映像を収めた「Hidden Pleasure」を見ていると、とても懐かしい思いにさせてくれるのですが、もう「かっこいい!」だとか「ステキ!」だとかいう感想が出てこないんですよね。なんつーか「息子の成長を見てきた母親の気分」という感じ、そして「そーだよなあ、あのときは…」と当時自分がなにをしていたのか、そのライブの年で考えてしまうあたり、身内を見ているような…そんな気持ちになってしまいます。

タイトル一覧をざっとチェックしたときにはまったく気付かなかったのですが、「Hidden Pleasure」は、その曲が旬だったときのツアー映像が多く選択されています。昔の曲は、いま演奏したり新録してももちろんいいんだけど、鮮度や勢いといった点では当時にまったく敵わない――DVDだけでなく、雨の日産スタジアム公演で昔の曲を聴いていたときも、しみじみそう思いました。その時代時代に光り輝いていた曲を、合歓の郷イベントからGLORY DAYSまでの20年間、目の当たりで経験できた自分は幸せだと思います。

いままで裏切られたことはなかったし、これからもそれはないだろうとファンが信じられる、そんな実績と信頼を20年かけて築き上げてきた人たちなので――まあ、人間ですから倦怠期は今後もたびたび訪れるとは思いますが――ファンになって良かったです、いい1年を本当にありがとう。そして…来年からもよろしく!

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