観に行って来ました。
なんつーかその…結局トムトム映画は、どんな状況になろうと、そしてどんなジャンルであっても、トムトム映画でしかありえない「オレってかっこいいんだぞう」という力技を見せつける映画でないといけないわけで(じゃないと、トムトムは主演しないと思う)、私自身もそれを期待して観に行ったんですけどね。
極悪非道の戦犯ナチでも、その軍服が史上もっとも絵になる軍服だったことは、たぶん多くの人が認めるところだと思います。さらにアイパッチ(そして時々義眼)。サムライまでやっちゃったし、今度はそんな軍服を着てアイパッチしてみたかったんだろうなあ~と思わせる、トムトム映画でした。トムトム映画はビジュアル第一、必要なのは「一枚絵でキマっているトム・クルーズ」ですからね。アイパッチすると悪役っぽい、でも義眼になる(=素は正義)ところを見せるあたりがやはりトムトム。
で、この「ワルキューレ」が他のトムトム主演作より「オレってトム・クルーズだぞう」節、いわゆる「トムイズム」があからさまなのは、映画の公式サイトからもヒシヒシと伝わってきます。
↓公式サイト
http://www.valkyrie-movie.net/
「ヒトラーにタテついたシュタウフェンベルクのような人が、当時のドイツ軍にもいた」という事実を、映画を通して世に広めることはいいと思うんですが、そのシュタウフェンベルクの説明がほとんどなく――とにかく「トム・クルーズという俳優は~」なサイトであることがツライ。しか~も。いつの間にやらできていた、トムトム公式サイトのバナーがしっかりと貼られていて(以前、ミッキー・ローク主演「レスラー」の英語公式サイトへ飛んだら、そこにまでトムトム公式バナーが貼られていたので絶句した)、すぐさま彼の公式サイトへ飛べるようになっています。で、行ってみると、これがまず最初に、すんご~く長~いフィルモグラフフィーを見させられる。マジで長い。
ニコール・キッドマンとの泥沼離婚とか、カウチでジャンプとか、信仰している某宗教とかいろいろイメージダウン要素はあったと思うんですよ。でもやっぱトムトムのこういうところに、世の皆さんは飽きてます。私はいいですよ、それを百も承知で観に行ってますから。世の中は不況、重い映画は避けられがち。「どの映画を観に行こうかな?」と悩んでも、「トムイズムトゥーマッチ+ナチ」で、二の足を踏む人が多そうです。ご時世に反比例している。作品自体は悪くないけど良くもない…ってか、ブライアン・シンガーにマジメなトムトム映画は向いてない。どんなに男を魅力的に撮るシンガーくんでも、トムトムは余るという感じ。どっか必ず力の抜けるところがあるからね<シンガー映画
自分を見せたいと思うなら、今のトムトムに必要なのは「トムトムの魅力を横から撮れる人&脚本」でしょうね。トムトム本人は嫌がるでしょうけど。
今までそんな撮り方した&脚本書いたのは…ひとりかな。「トムイズム」を逆手に取って、上手くうっちゃって、魅力を引き出したのは「マグノリア」のPTAだけだと思う(次点でキャメロン・クロウ、あとスピルバーグか。スピルバーグの場合は相殺という感じ)。
そんなトムトムの次回作は、コメディ(噂)。共演はキャメロン・ディアス(噂)、監督はジャンルホッパーなジェイムズ・マンゴールド(噂)。
ちなみに私め、この「ワルキューレ」では、作品の出来うんぬんは気にならず、トムトムも気にならず――とにかくビル・ナイありき、ビル・ナイが出てくるだけで嬉しくてたまらず状態でした。彼が出演しているとは知らなかったので、オルブリヒトが出てきた瞬間、「あーーーーーーーーっ!」と叫びそうになりました。そしてやっぱ上手い。さすがアタシのアイドル!もう大好き!…ということで、映画のラスト、シュタウフェンベルクは処されてもいいけど、オルブリヒトだけは助けてくれ!頼む!と真剣に思ったのでした…って、ダメじゃん!>秋林さん
そうだな…「MGMのライオンにトム・クルーズ」は新鮮だったかもしんないな…。
なんつーかその…結局トムトム映画は、どんな状況になろうと、そしてどんなジャンルであっても、トムトム映画でしかありえない「オレってかっこいいんだぞう」という力技を見せつける映画でないといけないわけで(じゃないと、トムトムは主演しないと思う)、私自身もそれを期待して観に行ったんですけどね。
極悪非道の戦犯ナチでも、その軍服が史上もっとも絵になる軍服だったことは、たぶん多くの人が認めるところだと思います。さらにアイパッチ(そして時々義眼)。サムライまでやっちゃったし、今度はそんな軍服を着てアイパッチしてみたかったんだろうなあ~と思わせる、トムトム映画でした。トムトム映画はビジュアル第一、必要なのは「一枚絵でキマっているトム・クルーズ」ですからね。アイパッチすると悪役っぽい、でも義眼になる(=素は正義)ところを見せるあたりがやはりトムトム。
で、この「ワルキューレ」が他のトムトム主演作より「オレってトム・クルーズだぞう」節、いわゆる「トムイズム」があからさまなのは、映画の公式サイトからもヒシヒシと伝わってきます。
↓公式サイト
http://www.valkyrie-movie.net/
「ヒトラーにタテついたシュタウフェンベルクのような人が、当時のドイツ軍にもいた」という事実を、映画を通して世に広めることはいいと思うんですが、そのシュタウフェンベルクの説明がほとんどなく――とにかく「トム・クルーズという俳優は~」なサイトであることがツライ。しか~も。いつの間にやらできていた、トムトム公式サイトのバナーがしっかりと貼られていて(以前、ミッキー・ローク主演「レスラー」の英語公式サイトへ飛んだら、そこにまでトムトム公式バナーが貼られていたので絶句した)、すぐさま彼の公式サイトへ飛べるようになっています。で、行ってみると、これがまず最初に、すんご~く長~いフィルモグラフフィーを見させられる。マジで長い。
ニコール・キッドマンとの泥沼離婚とか、カウチでジャンプとか、信仰している某宗教とかいろいろイメージダウン要素はあったと思うんですよ。でもやっぱトムトムのこういうところに、世の皆さんは飽きてます。私はいいですよ、それを百も承知で観に行ってますから。世の中は不況、重い映画は避けられがち。「どの映画を観に行こうかな?」と悩んでも、「トムイズムトゥーマッチ+ナチ」で、二の足を踏む人が多そうです。ご時世に反比例している。作品自体は悪くないけど良くもない…ってか、ブライアン・シンガーにマジメなトムトム映画は向いてない。どんなに男を魅力的に撮るシンガーくんでも、トムトムは余るという感じ。どっか必ず力の抜けるところがあるからね<シンガー映画
自分を見せたいと思うなら、今のトムトムに必要なのは「トムトムの魅力を横から撮れる人&脚本」でしょうね。トムトム本人は嫌がるでしょうけど。
今までそんな撮り方した&脚本書いたのは…ひとりかな。「トムイズム」を逆手に取って、上手くうっちゃって、魅力を引き出したのは「マグノリア」のPTAだけだと思う(次点でキャメロン・クロウ、あとスピルバーグか。スピルバーグの場合は相殺という感じ)。
そんなトムトムの次回作は、コメディ(噂)。共演はキャメロン・ディアス(噂)、監督はジャンルホッパーなジェイムズ・マンゴールド(噂)。
ちなみに私め、この「ワルキューレ」では、作品の出来うんぬんは気にならず、トムトムも気にならず――とにかくビル・ナイありき、ビル・ナイが出てくるだけで嬉しくてたまらず状態でした。彼が出演しているとは知らなかったので、オルブリヒトが出てきた瞬間、「あーーーーーーーーっ!」と叫びそうになりました。そしてやっぱ上手い。さすがアタシのアイドル!もう大好き!…ということで、映画のラスト、シュタウフェンベルクは処されてもいいけど、オルブリヒトだけは助けてくれ!頼む!と真剣に思ったのでした…って、ダメじゃん!>秋林さん
そうだな…「MGMのライオンにトム・クルーズ」は新鮮だったかもしんないな…。
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