ここのところ日本語吹替の話をよくしていたので、今度は「この人の声と喋り方、特徴ある」「聞き慣れてる」と個人的に思っている俳優さんの地声についてを。

ジャック・ニコルソン、ショーン・コネリー、ウディ・アレン、ジャッキー・チェン、トム・クルーズ、キアヌ・リーブス、ジョニー・デップ、ヒュー・グラント、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、キーファー・サザーランド、ポール・ベタニー、クリストフ・ヴァルツ…あたりでしょうか。

日本では滑舌が重視されるけど、海の向こうではそうでもない。
スターは逆に聞き取りにくい喋りをする。

ジャック・ニコルソンは…ついマネをしたくなるあの独特の声、セリフ回し。「どんな声でどんな風に話すの?」と訊かれたら、映画観てもらうしかない。もう吹替で観れない。どの声優さんがアテても魅力が出ないとゆーか、出しようがない。しょうがないよねー。

ショーン・コネリーは、色気があってくぐもる感じの声。この人も吹替で観れない。日本の声優さんがアテると、硬くて真面目になるんだもん。声をチェックするなら「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」がオススメ。

ジャッキーは、地声が低い。でもアテてる石丸さんの声はものすごく高い。「酔拳」や「蛇拳」など、初期のジャッキー映画をTV放送でずっと観ていたので、こういう高い声なんだと思い込んでた。だから初めて映画館でジャッキーの地声を聞いた時、ものすごいビックリした。

トムトムは、実は高めの甘い声だったりする。年齢よりずーっと若い。だから年齢重ねても「魅力的なワカゾー」が十八番。個人的にすごく好きな声。だけど日本語吹替になると…低めになる(「ラストサムライ」のボイスオーバーを聞くとわかりやすいと思います)。私にとって鈴置さんがデフォルト声優なんだけども、今は森川さんor賢雄さんがよくアテてますね。チェックするなら、「ア・フュー・グッドメン」(ジャック・ニコルソン共演なので、ジャックの声はもちろん、彼のマネをするトムトムまで聞ける)

キアヌは~…声自体はやや低め。トムトムとは別の意味で若い。喋り方がいまだにデュード(にーちゃん)って感じ。セリフ回しにバカっぽさが出るので(とくに若い頃の作品)、かなり損している。実はこの人もアテる声優さんがいない。吹替になると、ものごっついい男orお坊ちゃんになってしまうので、正直なんだかな~と思ったり。ただし「コンスタンティン」のように声をかなりクールな低めで作ってくると、「お!自前で男前度を上げた」になる。

ヒュー・ジャックマンは、ミュージカルでガンガン歌ってるだけあって、腰に響く美声。とにかくいい声。日本の声優さんでもこーゆー声の人、絶対いるのに…なんでいつも山路さんなのだろう。山路さんでもいいんだけど、ちょっとオジサン度が高いなと。もちょっと若くて艶がある声のほうがいいのになあって思う。とゆーわけで、中村さん@超低音希望。チェックするなら「ニューヨークの恋人」(歌ってるシーンがあるから)

クリストフ・ヴァルツは…声がどーのというより、インタビューやスピーチなど、いつ聞いてもハラハラする。この人に喋らせて大丈夫か?というくらい、間が空く。ムダにドキドキする。


画像が「フォーンブース」なのは、声がポイントの映画だから。犯人は最後にチラっと映るまで声でしか出てこない。声がわかると、犯人役が誰なのかもわかる。私は「あ!あの人だ!」とわかっちゃった♪プチ自慢♪

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