じゃあこれは?
(…と夜霧さんに云ってみる)

年下くんが頑張って年の差障害を乗り越える…というのはちょろっと出てくる程度なので、夜霧さんの望みからはズレているんだけど…シングル女性の悩みだったり葛藤だったりは万国共通なんだなあと共感する1冊で、とにかく軽くて楽しく、読後の気分はとってもいいです。私は「ブリジット・ジョーンズ」よりこっちのほうが断然好きです。和訳の文章がセンスあるんですよ、ホント。ただし、表紙の絵はまったくイメージが違っててガッカリ。参考にしないほうがいいです。私は文庫化する前のハードカバー(いやソフトカバーだったか…)で読んだので思いっきり違和感。

誰もが振り返るほどのブロンド美人で仕事も成功しているのに、男運がまったくないフレイア。フツーだったら「痛い女性」として描かれていそうなのにそれは一切なく、とても素敵な女性だったりする。そんなフレイアの近くに友だちのジャック(いちおう年下)がいるんだけども、互いの意識とタイミングが合わなかったりで腐れ縁のような関係がずっと続いている。さてこのふたり、どうなる?

…とゆー話。

ふたりの会話がテンポ良いし、主要キャラクターがみんな魅力的。そうだなあ、ノラ・エフロン(「夢で逢えたら」「ユー・ガット・メール」)、ナンシー・メイヤーズ(「ハート・オブ・ウーマン」「恋愛適齢期」)の映画が好きな人には自信持ってオススメできます…けど、これ映画化すると聞いて早10年近く経つのよね…どうなったんだろう?

ちなみに私の希望キャスティングは――

フレイア:ニコール・キッドマン…今だったらシャーリーズ・セロン?
ジャック:マシュー・マコナヘイ
マイケル:スティーヴ・カレル
キャット:ニア・ヴァルダロス
フレッド:オーランド・ブルーム

これで脳内再生されていま…した(10年近く前なので)。

ぼくらがつきあう? そんなことがあれば豚だって空を飛ぶよ!
プロポーズされるかと期待してでかけたレストランで、フレイアは5年間同棲していた恋人に別れを切り出されてしまう。愛も家もなくして行き場のなくなったフレイアは、10年来の友達、ジャックのもとに向かった。かくしてふたりの同棲生活友人だったときには想像もしなかった波乱づくしの毎日がはじまることになるが……。
心はいつでも近くに感じるのに、ふたりの距離感はいっこうに縮まらない。「友達以上恋人未満」な関係に奇跡はおこるのか。
ニューヨークを舞台に繰り広げられるラブ・ロマンス!

コメント

夜霧のネオンサイン
2012年6月7日8:29

ご推薦ありがとうございます♪
密林行ってみたらさすがに絶版だったので、気長に古書店を張ります~。
ジャックはいいとしてフレッド(脳内オーリ)はどんな人なんだろう?
いや、オーリ(ただし20代)みたいな子ががんばる話が読みたい(笑)。

天照大神
2012年6月7日17:10

ほほぉう。

秋林 瑞佳
2012年6月7日19:56

>夜霧さん
簡単に手に入ると思います~(しかもお安く200円以内で。ネットのブクなんとかでもそのくらい、そして大量にあるみたい)。フレッドはさわやか☆20代です!…ただそこまで「頑張る!」という展開は……むうう…なので、あまり期待されないほうがいいかも。お話は面白いです。外国映画の恋愛モノだと、文化的な意味から「??」と理解不能なことが出てきて、たまに入り込めないことがありますが、これはそういうのがほとんどないです(私は皆無でした)。たとえて云うなら、映画の「ビフォアサンセット」ってフランス人とアメリカ人の男女の話で舞台はパリなのに、日本人が観てもふたりは普遍的な会話している、ああ、云ってることよく理解できるわ~と思う感覚に似ているとゆーか。

>天照さん
けっこう面白いですヨ!

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