通訳の技術

2012年6月16日 日常
ひたすら英語力を磨いても、英訳は楽になりません。
言語構造、思考パターン、価値観のギャップの調整が必要です。

こんな超日本人的発言を通訳してほしいと言われたら、どうしましょう。
「う~ん、難しいお話ですね」
「そこをなんとか」
「せっかくのお話ですが、やはり…」
逃げましょうか? それとも、本書を読んで訓練しましょうか?

英語は得意だけど、英訳は頼まないで!というあなたに最適です。


「リプロセシング」とは
日本語を、英訳しやすい日本語にいったん「加工」して、英訳文に限りなく近い日本語文を用意してから英文に置き換えるという、同時通訳者のための訓練法です。


英語は得意じゃありませんが、英訳を頼まれる!という私にはどうなんでしょう??(涙…)

以前働いていたカイシャでは北欧(北米ではない!)担当だったので、話すことも読むこともできませんが(きーとす☆くらい)北欧系の国の言語なら書類を見て「これSWE、これNOR、これDENね」と1秒で区分けできる特技を持っていました(たぶん今でもできるでしょう…でもなんてムダな技術)。日々英語の書類を処理し使用することが多々あり、プライベートでも友だちがいたり、映画だのなんだのという趣味の情報収集はニホンより海外のほうが早くできるので、海外のサイトに行くことはまったくやぶさかではない…のですが、正直云うと英語大好き!ではありません。

言語構造、思考パターン、価値観のギャップの調整…これら本当に悩まされています。

(ナスの色は紫ではなく緑だとかー…ゴッキーよりネズミが嫌いな理由とかー)

なんだろう…やっぱ違うんですよね、日本人および日本語と。バカの壁とまでは云わないけれど、ギャップを測って考えなきゃいけない。ただそれによって得てきたものは大きく、「あ、そういうことか、だから彼らからそんな行動や言動が起きるのか」「日本っていいなー」と思ったり(映画観ててもそれはよくある)。

ここ半年くらい、「あれ教えて」「これ読んで」「どういう意味?」とものすっごい勢いで訊いてくる「教えてマダム」ことミセス・カナダに、超つたない英語で教えてあげてマス。ちゃんと聞いてくれるので嬉しい。でも今後は訊かれることに対してただ回答するのではなく、その根底にある「ジャパニーズの思考」も伝えないとアカンなと考えています。次の段階にきた、という感じ。でもそれが難しい。ニガテなのにどうしよう?

なんて思ってたら。

ミセス・カナダ(けっこうな年配…失礼)の日本語がメキメキ上達してきた…。

日本語が上手くなってくれるほうがラクかも??


とりあえずそんな状況(?)です。彼女から訊かれたこと(8割方スケートネタ)が面白いので、機会があったらいくつか事例を挙げて書いてみたいと思います。

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