「この前、アマゾンで買ったの。でもダイがなに云ってるかよく聞き取れないから、教えて欲しいー」

とミセス・カナダよりお電話いただきまして、「じゃあみんなで観よか?」となり、昨日開かれた残念の会(英語ペラペーラが3名いる)にて観賞しました。

内容はというと、高橋くんを約1年追っかけて取材したというもので、2008年4CCで当時の最高得点をマーク→シーズンオフ突入→あんまりモチベーションが上がらない中でフリープログラムを作る&合宿のために渡米→カメレンゴ氏と練習→2008-2009シーズンイン→思いがけない大怪我→シーズン離脱→手術と壮絶なリハビリ→復帰→2009-2010シーズンイン→初戦のフィンランディア杯で優勝…という2008年から2009年までの高橋くんを見ることができます。白鳥の湖、オペラ座の怪人(グループナンバー)、luv letter(スペリング自信なし)、eye、道といったプログラムも収録。*ただしオリンピック映像はナシ。

Rちゃん:「…なんか今どきの子だよねー」
Mちゃん:「あの眉がいかにも日本の男の子という感じ」
押尾(仮):「たしかに。まさに日本の男の子ですね」
私:「高橋くんってあんまり小奇麗な感じしなかったのに、オリンピックシーズンから急にすっきりして洗練されてきたわねー」

…と、話題は「今どきの男の子だから」論が先行。
そしてちょっと見た目を気にしすぎてる子、という感じ。

個人的にはカメさんとの「道」練習風景がスゴかったっていうか、なんなんでしょ、あの高橋くんの理解力!

カメさんが「こういう風に」と見本で滑ると、その通り再現するかのように滑る高橋くん。まさに親カメ子カメ状態。カメさん「…簡単そうに滑るな」。残念の会メンバーもみな思わず「すげー」。

そしてミセス・カナダが、ダイが練習しているデトロイトクラブはスゴイスケーターを輩出しているクラブで、いかに名門であるかを解説。ナルホド。

「道」のプログラムを初めて観たとき解釈の見事さに驚いて、いったい振付師はどんな人?という興味があったので、カメさんの発言や練習風景はすごく知的好奇心が癒されました。

スゴイ才能だ、実際に滑ってるの観ると引きつけられるし…とみんなで褒めまくっていると、滞在しているお部屋にあるキッチンで突然カレーを作り出す高橋くん…でも「しょうががないと始まんねえーよ」と云いつつ、しょうがをディスポーザーに落っことして見事パーにしてしまうわ、焦がすわ、警報機鳴らして警備員登場するわ…とカレー作るだけでとっても大変なことに。まさに日本の男の子?

そして2008-2009年シーズン突入…だけど…怪我をしてしまう。その直前の練習、「道」の最初にある4回転のジャンプエレメンツが綺麗に成功しているのを見て、ちょっと複雑な気持ちになったり…。

リハビリ、復帰…ときて、「道」の衣装をどうしようかと試着しながら衣装担当者と高橋くんが悩んでいる場面にて興味深い会話。

高橋くん:「(『道』のキャラクターは)ピエロじゃないんだよね…」
衣装さん:「(同意しながら)大道芸人だよね」

高橋くん:「うーん」
歌子先生(だったかな?違うかも):「なにか付ける?」
衣装さん:「背中に付けるとしたら羽?」
高橋くん:「うーん」

映画「道」を知らない人がこの会話聞くと、なんで羽が出てくるかわかんないかも…。

その後、フィンランディア杯でレベル4のコケ方を見せた高橋くん。


ミセス・カナダも楽しんでいたので良かった良かった…のDVD観賞会だったけれど、あの最初の頃の「見た目がギャル男」ぶりはちょっと…。ただ観てるとホントにごくフツーの男の子だとわかるので、(2008年までの)あのルックスでは世間にずいぶんと誤解されたろうなあという印象を持ちました。

コメント

夜霧のネオンサイン
2012年8月18日22:50

彼、スケート上手くなかったらただの岡山のヤンキーだったと思います……。
よかったね、スケート上手くて。

しばらく前に北島康介と対談してた番組で、2人とも服がとても好きで気があった、という話をしてました。

でも、春ごろに日経主催のトークショーに出てたときはプレッピーな感じの
センスのいい服を着てました。(ストライプのカッターシャツに明るいグレーのニット)
やっぱりオトナになったのね(笑)。

秋林 瑞佳
2012年8月19日9:50

見た目とのギャップがデカい子だなあと思いました…オリンピック前まで。
ヘタレではないけど、へちゃ~という感じ?
見た目ギャル男なのにヤンチャ感まるっきりゼロ。
どっこにでもいる恥ずかしがり屋のおにーちゃんみたいな。
そしてすっごいドジぶり。なんなの、あれ?ってなくらい。
残念の会メンバーはみんなそれに驚いていました。

>やっぱりオトナになったのね(笑)。
メディアに露出するようになって、自分に似合うものがわかったんじゃないでしょうか?…スケート三昧の高校時代は地方のイモっ子、都会に出て大学デビューしちゃったころは「とりあえず今どきの恰好してみよう」で、あんまりわかってなかったような?若いころなら誰もが痛い恰好をするもんですし、たぶん2008年くらいまでの彼はそれだったのではないかと。「あるとき自分見たら汚いな~って思って」と発言してたし。それは荒川静香にもいえて、プロになって解説者になってものすごく垢抜けましたもんね…。

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