be in someone’s shoes

2016年10月23日 日常
先日、いつも行く個人美容室にて。

「20代のころ、先輩方のアイドバイスに従って高価な服や靴を無理して買って、着たり履いたりしていたけど、当時はどんなブランドなのか何も知らなかった。年配のお客さんに『それいいものなのよ~。何年経っても重宝するわよ』なんて云われても、「そ~なんですか~」としか返答できなかった。あれから幾年。そのときの服だったり靴だったりは今でも着用できて、長持ちしている。しかもロゴを見たら『え!?そうだったの!?』と思うくらい有名ブランドだったり。当時の私はいいカモだったかもしれないけど、今だったら買わないだろうから、あの時買ってよかったと思っている」

とオーナー美容師さん(同世代)が私に話してくれた。

ひっじょ~に共感してしまった。

私の場合、それは靴。
昔、店員さんにすすめられるまま「海外製の高価な靴」として購入したもの。

POLLINIのローファーヒール。
sybbila(イトキン以前)のパンプス。
SARTOREのパンプス。
Louboutinのパンプス。

…当時、全部知らなった…。

一番びっくりしたのは、Louboutin(ルブタン)か。
そんなに化けるとは思わなかったよ。

今となっては――
シビラは日本のイトキンが提携して作っていて、服から小物まで世に溢れかえっている。でも靴はほとんどなく、あっても中国産。サルトルはメンズシューズとブーツで知られるようになってきたけど、デザイン性の高いカラフルなおしゃれパンプスはあまり入ってこない。

持っていることを自慢したいんじゃなくて。

なんにも知らなかったあの頃を思い出す。

似合わないものもいっぱい着たり履いたりしてきた。
経年と経験によって知識が得られてくる。
それによって何が良くて悪いのか、また自分に何が合うのかが分かってくる。

今はインターネットなど情報がすぐに得られるし、いろんなものが個人輸入できたり、日本でもショップがあったりする。だから昔とは違う。それでも自分が持っている物の良さを知らないまま使っている若い子がいる。そんな子がいたら、ついつい「それ、いいものなのよ~」と云ってしまいそうだし、つい云ってしまう側に私はなったんだなと。

こんなことをふと思うのは、靴が押し入れから出てきたことと…そしてやっぱ秋だからですかね?

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