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★第三話 河を渡って木立の中へ
トレイラー→https://www.youtube.com/watch?v=RyilQYo8vVA
サブタイトルはアーネスト・ヘミングウェイ『河を渡って木立の中へ』(1950年)。ガーン。アタシ、この作品は読んだことがないのー。
トレイラーにおけるキャラたちの会話がめっちゃ軽いと文句いってる原作ファンの人へ。
気持ちはすんごいよく分かる。でも思い出して欲しい。原作がまだ連載中、ハードな展開の連発で心がゼーハーとしんどいとき――本編とはなーんにも関係ない扉絵のアッシュと英二の姿…その数々に癒されなかった?
楽しそうなキャラたちの会話は、その扉絵みたいなものと思っている。
これ大事。
♪はしょるーはしょるーおれーたちー♪
尺詰めのため、エピソードや登場人物、セリフが極限まで削られていた。なんとか話は通じるので原作未読派でも大丈夫だけど、それでも登場人物が多いからしっかり観ないとついてけないよーって感じ。
そこは制作側も分かっていて、視聴者を援護射撃するかのようにどーでもいい雑魚キャラは顔が刷新され、印象に残らない顔立ちになっていていた。吉田秋生がこんな顔描くわけねーってなくらい見事なアニメ顔。ガーベイや刑務所医はこれ以降に出てくるキャラに似ているから(吉田せんせい、ごめんなさい、描き分けなってないとゆー意味ではないの)、ごっちゃにならないようにそうしたんだろうなあという意図が感じられる。
マックス登場。ちょっと平田さん…軽いかな?と思ったけど、BGMが悪いと気が付いた。なんだあの木琴の音は?
♪はしょるーはしょるーおれーたちー♪
アッシュがマックスに「ルポなら別のライターのほうが面白い」といった場面。原作では名前が「バーチェット」だったけど、アニメでは「オースター」になっていた。こういうちょっとした名前の変更…アメリカ作家の名前を使ってる(たぶん「ポール・オースター」から)。オースターが出てくるなら、1980年代を代表するジョン・アーヴィングあたりもどこかで出して欲しいわー。
さて。「BANANA FISH」アニメ化に課されるハードルのいくつか。1話は「アフリカ系のいい奴は真っ先に殺される」、2話は「児童*ルノ」、3話は…襲われるアッシュに英二とのアレな場面。これ以降、このアニメを観るかどうか、視聴者をふるいにかける瞬間の到来…ってか、舌があんなに動くとは聞いてない!(笑)。監督のこだわりか?…ちなみに図書館の場面は原作通りで…いつも思うんだけど、やっぱ吉田秋生は配慮をするというか…事後を描くタイプ。そこに「少女漫画」カテゴリを感じる。
ただ吉田秋生は、暗喩や隠喩はセリフに含ませてバンバン使うくせに、画は(時に情け容赦なく)ストレートに描くタイプの作家でもある。なので抒情的な画はほとんどないというか、物を使っての隠喩を(ほぼ)描かない。セリフの端々、キャラの視線で察せよという感じ。アニメ(や映画)は「画が命」であるので、房の中にある蛇口の水滴から見える話し込んでいるアッシュとマックスだとか、落っことしたもの言わぬバナナからの視点だとかが描かれ、なんとも抒情的な雰囲気を醸し出していた。その分、原作における各セリフのカッコよさがアニメでは表現が大変だというか、どこまでできるか、演者と演出のでっかい試練になると思う。
伊部さんが英二におつかい依頼。さすがに「サンデー」に変わってたな。
だって「マガジン」は講談社。
「別コミ」(当時)は小学舘だから、そりゃ「サンデー」になるわさ(笑)。
そして見事なクリフハンガーで終了。
あ、今日、4話目だわ。
サブタイトルがフィッツジェラルドの著作名じゃないのさ。
だったらスタインベックとかカポーティあたりも出てきそう…わかんないけど。
ショーターの*がちゃんと**になってますように!…ってか、なってなきゃヤダ!
(だからあのトレイラーの会話なんだよね?)
★第三話 河を渡って木立の中へ
トレイラー→https://www.youtube.com/watch?v=RyilQYo8vVA
サブタイトルはアーネスト・ヘミングウェイ『河を渡って木立の中へ』(1950年)。ガーン。アタシ、この作品は読んだことがないのー。
トレイラーにおけるキャラたちの会話がめっちゃ軽いと文句いってる原作ファンの人へ。
気持ちはすんごいよく分かる。でも思い出して欲しい。原作がまだ連載中、ハードな展開の連発で心がゼーハーとしんどいとき――本編とはなーんにも関係ない扉絵のアッシュと英二の姿…その数々に癒されなかった?
楽しそうなキャラたちの会話は、その扉絵みたいなものと思っている。
これ大事。
刑務所に送られることになってしまったアッシュ。
同室になったジャーナリストのマックスは、刑事・チャーリーからアッシュの面倒を見るよう依頼されていた。
しかし、若く容姿のいいアッシュはゴルツィネの息がかかった囚人・ガーベイに襲われてしまう。
運ばれた医務室でマックスが「バナナフィッシュ」について調べていたことを知り…。
♪はしょるーはしょるーおれーたちー♪
尺詰めのため、エピソードや登場人物、セリフが極限まで削られていた。なんとか話は通じるので原作未読派でも大丈夫だけど、それでも登場人物が多いからしっかり観ないとついてけないよーって感じ。
そこは制作側も分かっていて、視聴者を援護射撃するかのようにどーでもいい雑魚キャラは顔が刷新され、印象に残らない顔立ちになっていていた。吉田秋生がこんな顔描くわけねーってなくらい見事なアニメ顔。ガーベイや刑務所医はこれ以降に出てくるキャラに似ているから(吉田せんせい、ごめんなさい、描き分けなってないとゆー意味ではないの)、ごっちゃにならないようにそうしたんだろうなあという意図が感じられる。
マックス登場。ちょっと平田さん…軽いかな?と思ったけど、BGMが悪いと気が付いた。なんだあの木琴の音は?
♪はしょるーはしょるーおれーたちー♪
アッシュがマックスに「ルポなら別のライターのほうが面白い」といった場面。原作では名前が「バーチェット」だったけど、アニメでは「オースター」になっていた。こういうちょっとした名前の変更…アメリカ作家の名前を使ってる(たぶん「ポール・オースター」から)。オースターが出てくるなら、1980年代を代表するジョン・アーヴィングあたりもどこかで出して欲しいわー。
さて。「BANANA FISH」アニメ化に課されるハードルのいくつか。1話は「アフリカ系のいい奴は真っ先に殺される」、2話は「児童*ルノ」、3話は…襲われるアッシュに英二とのアレな場面。これ以降、このアニメを観るかどうか、視聴者をふるいにかける瞬間の到来…ってか、舌があんなに動くとは聞いてない!(笑)。監督のこだわりか?…ちなみに図書館の場面は原作通りで…いつも思うんだけど、やっぱ吉田秋生は配慮をするというか…事後を描くタイプ。そこに「少女漫画」カテゴリを感じる。
ただ吉田秋生は、暗喩や隠喩はセリフに含ませてバンバン使うくせに、画は(時に情け容赦なく)ストレートに描くタイプの作家でもある。なので抒情的な画はほとんどないというか、物を使っての隠喩を(ほぼ)描かない。セリフの端々、キャラの視線で察せよという感じ。アニメ(や映画)は「画が命」であるので、房の中にある蛇口の水滴から見える話し込んでいるアッシュとマックスだとか、落っことしたもの言わぬバナナからの視点だとかが描かれ、なんとも抒情的な雰囲気を醸し出していた。その分、原作における各セリフのカッコよさがアニメでは表現が大変だというか、どこまでできるか、演者と演出のでっかい試練になると思う。
伊部さんが英二におつかい依頼。さすがに「サンデー」に変わってたな。
だって「マガジン」は講談社。
「別コミ」(当時)は小学舘だから、そりゃ「サンデー」になるわさ(笑)。
そして見事なクリフハンガーで終了。
あ、今日、4話目だわ。
サブタイトルがフィッツジェラルドの著作名じゃないのさ。
だったらスタインベックとかカポーティあたりも出てきそう…わかんないけど。
ショーターの*がちゃんと**になってますように!…ってか、なってなきゃヤダ!
(だからあのトレイラーの会話なんだよね?)
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