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★第9話 ワルツは私と
トレイラー→https://www.youtube.com/watch?v=bLaLIk6jIUw
ゴルツィネ邸に連れて来られた英二とショーターだったが、ショーターはゴルツィネの手下に拘束されてしまう。一方、アッシュ達もゴルツィネ邸に向かっていた。そして、ゴルツィネ邸の実験室ではエイブラハムが何やら実験の準備をしていて…。


正直しんどい回。
月刊誌に連載されてた当時、このまさかの展開な回を読んで「なんてこった…」とどんよりと落ち込み、約1か月間完全ダウナー状態に。多感で幼かった私には相当キツく、ぼんやりとガッコーの授業を受け流していたあの遠き日の思ひで――でもまさか今になって「絵が動く+音楽が流れる+ハイパーな演技」なエモーショナル増大バージョンで再び目にすることになるとは。やっぱしんどかった…分かっててもしんどかった…昔より冷静などんより(なんじゃそりゃ?)になったけど、それでもカイシャで朝しばらくボーっとしてた。はあ…。

最重要回の1つ。

英二とショーターがタコぼうず邸へ。ユーシスの針麻酔で英ちゃんウェイクアップするよ~って、この針麻酔ってのがそもそもかなり無理があり、「いくらなんでもんなわけねーだろ!」なファンタジー設定なんだけども、展開がローラーコースターで先がまったく読めず、そのうえキャラの存在感がハンパなく重量級な吉田ワールドだと「そーいうもんなんだ」と納得させられ不思議と気にならない。これは「吉祥天女」の頃から変わらない。ビバ嘘!ワンダホー虚飾!

以下、箇条書き。

・アッシュの「受け取った覚えはない」「棺おけ」な16歳バースディプレゼントのロールスロイスは?あそこで出てこないと晩餐に招待の前振りが落ちるじゃないのさ。「投資」のひとつでもあるのに…次回出てくるかな?
・見どころのひとつであるタックスアッシュ!超かっこいい姿で出てくるハズ!作画頼むでー!とひたすら念じていたけど、最初のカットはまるで小〇旬な長顎男だった。頼むよ…お願いだから…大変なのはわかるけどさ…。
・それでも衣装には気合が入っていて、タコぼうずことゴルツィネですらアスコットタイを3回も変えていた(マルーン→グリーン→ホワイトにペイズリー柄)。
・シリアスな中、マックスがコミックリリーフとして活躍。翡翠のピアスは価値をどうやら円建てにしたらしく(4000万円台にしたい)、時価30万ドルから40万ドルへアップ。円の価値が上がったよなあとついしみじみ。
・前回「アニメ化による最大のアップデートは実はショーター」と書いた通り、アニメではずいぶんとマッチョで男らしいショーターになっていた。ちなみに原作では「明るくて気のいいサンプラザ中野にーちゃん」。
・そういうショーターの違いからなのか、「アニメ版」とそこそこ割り切って処刑室での一件を観ることができた。それでもしんどかった。だって私、本当にショーターが好きだったから。アッシュの次に好きだったの(英ちゃんは別枠)。
・原作だと乾いた印象の地下処刑室。アニメでは重厚感に溢れ、隅に松明が灯されてそうなダンジョン風処刑室になっていた。タコぼうずのシュミ度アップだな(笑)。
・ピアノ曲が淡々と流れる中、鎖に繋がれるアッシュ、悪夢に苦しむショーター、逃げる英二、高笑いのオーサー。
・今までほとんど原作と同じ構図だったのに、この回のこの場面――ーアッシュがショーターを開放する場面では演出含めてアニメオリジナル。これはこれで良い。なんの文句もないし、アニメ屋が本領発揮したと理解している。やっぱアニメは絵が動いてこそだもの。
・ナイフをはじいてもう一度手に取る英二――それだけで彼の状況と心情がよくわかる。
・アニメだからこそできた演出だったのは、いきなりサイドストーリー「Angel Eyes」(アッシュとショーターの出会い編)の伏線が挿入されたこと。アッシュの叫びでショーターが正気に戻る、その瞬間――彼の目に入ってきたのは飾られている天使のレリーフ。ショーターにとってアッシュは天使だから………泣く。本編終了後に「別コミ」に掲載されたサイドストーリーを後付け。監督はこれがやりたかったんだろうなあ。だからこそのピアノ曲、ダンジョン処刑室、タイトル「ワルツは私と」か。
・アッシュが銃を撃つとき、基本、相手の頭を狙う。一発で仕留めるならそれが確実だからで、きっと彼はそう仕込まれたはず。でもショーターに対してはできなかった。できただろうけどしなかった。できるはずもない。これがさらなる悲劇を呼ぶ。
・アッシュとショーターは親友だった。ショーターといろんな話をしてきたんだろうなあ。本当に仲が良かったからこそ、ショーターは約束通りに英二を守ろうとした(もちろん彼自身英二のことを気に入っていただろうし)。アッシュはグリフの苦しみを知っているから、ショーターがどういう状況なのか理解できている。救いがあるとすれば、ショーターの苦しみが短く済んだこと、そして開放したのが親友アッシュだったこと。それでも彼らが失ったものははかり知れない。
・オーサー役の細谷さん、いいね。すっげーオーサーだった。狂気が単なる異常じゃなくて、コンプレックスや嫉妬といった人間臭いものがベースになっていると感じられる。だってオーサーってそういう奴じゃない?
・シンが初登場。アッシュのグループ(アレックス・ボーンズ・コング)もお目見え。実はアレックスとボーンズは2話目にショーターと一緒にチョイ出演してたんだけど、あの時はまともなセリフがなかったんだよねー。
・ローラーコースターな展開でショーターがあんなことになったこともあって、英二の貞操の危機というすんごい場面なのにあまり注目されないような?しれっとビックリ場面が挿入されたのは原作通りで満足だけど…これだけは云わせてくれ。まさかの誰得、タコぼうずの腹見せ(笑)。英ちゃんにかかってるシーツ、下げ過ぎのやり過ぎだ!(笑)

次回はアッシュの怒涛ターン。
これまた作画命の回になる…う~んでもこのペースで大丈夫なんだろうか?

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