https://amzn.to/2LAZ4Su 

★第10話 バビロンに帰る
https://www.youtube.com/watch?v=R4gzS8zCtJI
(せめて同時期に拘るならそろそろフォークナーくらいは…)

ショーターの死にショックを受けるアッシュ。外ではアッシュとショーターを助けるため、シンとアレックス達が作戦を立てていた。そんな中、ゴルツィネはオーサーを連れて出かけてしまう。それを見た月龍は何かに気付き行動に出る。


英二の「このオタンコナスーーーーッ!」は(無難に)カットされました!
(ついでに「不味い中華料理もう食べられない」も)

アッシュの逆襲「怒りの脱出」――少女マンガ発とは思えぬ「アッシュ・ザ・ランボー」、そして英二との関係性のターニングポイントを迎えたりと怒涛の展開な回。

以下、箇条書き。

・アニメチーム、ユーシスを特別扱いしてねーか?やったら作画綺麗だし(たしかにアッシュに比べりゃ描きやすいかもね)。お着替え多いし。

・アッシュのギャング「リンクス」チーム、本格的参戦。

・現代化したくせに、ユーシスの通信機はアップデートなし、80年代から仕様変わらず。ハイテク小道具…とりあえず李家にはQがいる模様。

・アッシュとユーシス。どっちも「生きながら地獄組」出身だけど、英二という精神的支柱、理解者である大人のマックスがいるアッシュに比べ、(この時点では)誰もいないユーシスは気の毒といえば気の毒か。連載当時は「コイツ大キライ!」と思ってたけど、福山さんが演じると魅力だけじゃなく説得力も出てくるよなあ。24年目の悟りなのか、単に私が大人になっただけなのか。

・「やっとお目覚めかよ!」の大車輪で「ああああん!」って…。もうちょっと違う踏ん張り声はなかったのかいな?>うっちーasアッシュ

・ユーシスがタコぼうず部屋からまんまと抜け出し成功に続き、アッシュも武器庫あっさり開錠。教訓「パスワード変更は定期的に」。

・「俺が殺した!」もアニメのほうが感情的かな。アニメのアッシュはちょい若めに感じる。

・マシンガンとオート銃を装備したアッシュの反撃。ここは原作マンガに完全軍配。アニメは動くくせにアクションがもたついていた。原作のほうが映画的構図になっていて迫力と緊迫感があった(当時87-88年の映画なら「アンタッチャブル」みたいな)。たとえばアッシュが背後の敵の額ど真ん中を銃で打ち抜く場面。アニメは単なる廊下での戦闘という感じだったのに対し、マンガでは階段になっていて、敵が倒れる様が劇的、ものすごーく見栄えのするめっちゃカッコいい場面になっていた。どこから来るんだろう、この大きな差。背後からアッシュをとらえて中心に置く構図もないし。絵コンテの切り方と演出力の違いなのかな?アニメは凡庸でセンスがまったく感じられなかった。9話とは大違い。今回初めてBFアニメで大きくガッカリした場面だ。むう。

・レイピストに復讐。このあたり、アニメチームによる「なんとしてでもカタルシス回収」を感じる。吉田秋生はそこらへんこだわらないというか「次だ次!」って感じ。

・セリフ、効果音、音楽がついて――「俺のそばを離れるな!」。アニメで観てようやく「この場面って実はめっちゃベタだったんだなあ」と気づく。遅いよ!(笑)

・英二のアッシュを大切に思う気持ち…ふたりは今まで感覚的に信頼しあっていたんだろうけど、英二が言葉にしたことでアッシュにとって英二の存在、立ち位置が決定的に変わった。心のよりどころで自分をさらけ出せる唯一の相手だったお兄ちゃんが死んで、もう誰もいない…というところに英二が現れた。泣く。
・アッシュがショーターを見つける悲しい場面。そしてドースン弟は蜂の巣に。ここも原作マンガに完全軍配だな。なんで涙が止まらないアッシュの顔を、正面と斜めからカメラ切り替えつつ、長くアップにしないの?空打ちをもっとさせないの?残酷で絶望的でありながら壮絶に美しいというその対比が極まる場面なのに。アッシュの悲しみがどれだけ深いか――アニメ版ではそれが半減したように感じる。気に入らない。

・ショーターに火をかけて弔うアッシュ。戦いを求めるシン。昔はこの場面で真実を知らないゆえの誤解がどうにかならんのかと思ったし、海外でも「アッシュシンに説明しろ、なんで『機嫌が悪い』なんだ?」なんて云ってる人がいたけど、今ならわかる。アッシュはあの時――誤解なんて、シンなんて、どうでもよかったんだと思う。死ななくていい男だった、個人的な戦いに巻き込んでしまったせいでその運命を変えてしまった、しかも自分が手にかけた――そんな親友との最後の別れ際、ごちゃごちゃと近寄ってきたら、そりゃ機嫌が悪い!失せろ!出てけ!ふたりっきりにさせろ!ってなる。麻薬「バナナフィッシュ」の説明からしなきゃなんないし、それを今ここでするのもヘンだし。それに話の流れとして…この誤解がこれからの物語を面白くさせるんだよ、うん。

・そして「10年早いといったはずだ!」がカットされた…くっそー!

・とアニメにいちゃもんつけはしたが、原作よりはるかに作画が素晴らしいものがある。それは車。吉田せんせーの描く車、けっこういいかげんだからなあ(笑)。当時はアシスタント使わずひとりで描いてたそうだけど、ここはやはりアニメチームを誉めなきゃね!

・アッシュの16歳バースデープレゼントカー登場。なんとロールスロイスから赤のマセラッティへと変更!まあ16歳の男の子に車プレゼントするならそりゃロールスよりマセラッティだよね。原作のタコおやじが自分基準で贈ったのに対し、アニメ版タコおやじはとりあえず配慮してみたようだ(笑)。どっちにしろアッシュには受け取る気まったくナシ、どーでもよかっただろうと思われる。そもそも1~2巻ではバイク乗っててNYC版「健康優良不良少年」だったし。もしかしたらアニメチームはフェラーリにしたかったかもしれない。版権とかいろいろ大人の事情があったのかもしれない。それよりちょっと待て…なんでタコおやじがアッシュにマセラッティをプレゼントしたことをユーシスが知ってるんだ?そのネタ、一体どこで仕入れた?(「情報はベッドの中で」?)

次回は、ちょっと小休止、そしてアッシュの化け猫ぶりが発揮される回(たぶん)。
でもOPの地下鉄対決に間に合うのだろうか?と心配になってくるペースだったり。

ここ数話、(ユーシス以外)作画が荒くて悲しいし…動きに滑らかさと柔軟さがない…この傾向、続くのだろうか…やだなあ。

11話のトレイラー公開されてる…がーん!どうやらぶりっ子アッシュは、ニワトリ泥棒と同じく本編からカットされてトレイラーに移動となった模様(カボチャの話はブジだろうか…ブジでいてくれ!)。

でも「とんだアルフレッド・ダグラス」「ワイルドが気を悪くするぜ」は、絶対端折るなよな!

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索