その昔…かなり昔、同級生にすっごいSFマニアがいて、その子は当然のように大学入学とともにSF研究会の門をたたき、私もその際に部室にお邪魔したことがありました。当時の部長さんに「アナタはSFに興味があるの?どんな作家が好き?」と訊かれて少し悩んだのち、「たまに読む程度で…好きなのは火浦功とフィリップ・K・ディックです」と真面目に正直に答えたのに、「なにこの子?」とヘンな顔をされました。しまった、火浦功じゃなくて神林長平とでも答えりゃよかったか?でも読んだことないからつっこまれても答えられない…と思ったのですが、会話はそこで終了。そして卒業して数年後、つい先だっての話。SF好き同級生と再会、「あの部長、いまだに『火浦功とフィリップ・K・ディックを同列に語った子がいてさ』と云ってるわー」と云われ、なんともフクザツな思いになったのでした。
火浦功とディックが好きで悪いかーーーーーーーーっ!!
とゆーわけで、久しぶりに「ブレードランナー」をシバ美で観ました。
オリジナル→インターナショナル版→ディレクターズカット版
(以下、ネタバレはしないけれど、映画を知らないとイミがわからないと思います)
どのバージョンがいい(=解釈が好み)かというと、ラストはディレクターズカット版、バイオレンス部分は国際版、演出はオリジナル…かな。
なんじゃそりゃ?
いやね、リドリー・スコットの言い分「実はデッカードは******だった」と「レイチェルとのラストが気に入らない」のうち、私は前者がイヤで「断る!」なんだけど、後者は絶対的に支持したいのですよ。
冒頭から続くハリソン・フォードのモノローグを削るな!
後で追加されたユニコーンの夢(デッカードが******である示唆)なんぞいらんわ!
強引な「めでたし☆」ラストより、「これからどうなるの?」ラストのほうが世界観とデッカードに合ってる!
…と思うのね。ラストの解釈はともかく、デッカードの正体に関しては私はハリソン・フォードの言い分に同意する(「デッカードは******じゃない、**である」)。
…と熱く語ってもね…。いまさらか。
--------------------------------------------------------------------------------------------
ディック作品が好きな理由。
うん…そうだなあ、「うわあああああああ!」って感じが好きなんだろうなあ。なんじゃそりゃ。つまり…自分は何者でどこへ行こうとしているのか、常にどこかで誰かに監視されているかのよう、現実と虚構の狭間に浮かんで…じゃないな、のみ込まれてどっちがどっちだかわからない感覚…が好きなんだと思う。これは彼のどの作品を読んでも同じ(だし、映画もそう)。ちょっと病んでる?でも私は大丈夫☆
さて。次は「マイノリティ・リポート」を観るか。
火浦功とディックが好きで悪いかーーーーーーーーっ!!
とゆーわけで、久しぶりに「ブレードランナー」をシバ美で観ました。
オリジナル→インターナショナル版→ディレクターズカット版
(以下、ネタバレはしないけれど、映画を知らないとイミがわからないと思います)
どのバージョンがいい(=解釈が好み)かというと、ラストはディレクターズカット版、バイオレンス部分は国際版、演出はオリジナル…かな。
なんじゃそりゃ?
いやね、リドリー・スコットの言い分「実はデッカードは******だった」と「レイチェルとのラストが気に入らない」のうち、私は前者がイヤで「断る!」なんだけど、後者は絶対的に支持したいのですよ。
冒頭から続くハリソン・フォードのモノローグを削るな!
後で追加されたユニコーンの夢(デッカードが******である示唆)なんぞいらんわ!
強引な「めでたし☆」ラストより、「これからどうなるの?」ラストのほうが世界観とデッカードに合ってる!
…と思うのね。ラストの解釈はともかく、デッカードの正体に関しては私はハリソン・フォードの言い分に同意する(「デッカードは******じゃない、**である」)。
…と熱く語ってもね…。いまさらか。
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ディック作品が好きな理由。
うん…そうだなあ、「うわあああああああ!」って感じが好きなんだろうなあ。なんじゃそりゃ。つまり…自分は何者でどこへ行こうとしているのか、常にどこかで誰かに監視されているかのよう、現実と虚構の狭間に浮かんで…じゃないな、のみ込まれてどっちがどっちだかわからない感覚…が好きなんだと思う。これは彼のどの作品を読んでも同じ(だし、映画もそう)。ちょっと病んでる?でも私は大丈夫☆
さて。次は「マイノリティ・リポート」を観るか。
ミドルネームといえば
2012年12月22日 映画ヨタ話 コメント (2)
ヒュー・グラント。
英国らしい、いかにもブリティッシュな名前だなあ、って思いました。
Mungo…マンゴー。
アクターズ・スタジオインタビューに出たとき、「Hugh John Mungo Grant」と本名をミドルネームまで云って、それを聞いた司会のリプトン先生が「…Mungo?」って聞き返してました。たしか…おじーちゃんかだれかの名前を引き継いだとかなんとか云ってたような?(ここはよく覚えてない)
アクターズ・スタジオ・インタビュー
http://www.nhk.or.jp/bs/actors/
で、その彼が英国首相を演じている「ラブ・アクチュアリー」。詳しい内容は伏せときますが、私が選んでしかも英国の映画ですよ?いろんなイミでヒネくれてますよ?ちなみにビリーボブが米国大統領で出演してますよ?
ただ「年下くん」「年の差」萌えの人にはオススメできます。
あと「英国俳優勢ぞろい」映画なので(2003年の時点でよく知られている英国俳優の中で、この手の映画に出ても良さそうなのにいないのは、レイチェル・ワイズ、ユアン・マクレガー、ジュード・ロウ、レイフ・ファインズ、ケイト・ウィンスレットくらい)、観ていると得した気分になります。すんごくゴージャス。
英国らしい、いかにもブリティッシュな名前だなあ、って思いました。
Mungo…マンゴー。
アクターズ・スタジオインタビューに出たとき、「Hugh John Mungo Grant」と本名をミドルネームまで云って、それを聞いた司会のリプトン先生が「…Mungo?」って聞き返してました。たしか…おじーちゃんかだれかの名前を引き継いだとかなんとか云ってたような?(ここはよく覚えてない)
アクターズ・スタジオ・インタビュー
http://www.nhk.or.jp/bs/actors/
で、その彼が英国首相を演じている「ラブ・アクチュアリー」。詳しい内容は伏せときますが、私が選んでしかも英国の映画ですよ?いろんなイミでヒネくれてますよ?ちなみにビリーボブが米国大統領で出演してますよ?
ただ「年下くん」「年の差」萌えの人にはオススメできます。
あと「英国俳優勢ぞろい」映画なので(2003年の時点でよく知られている英国俳優の中で、この手の映画に出ても良さそうなのにいないのは、レイチェル・ワイズ、ユアン・マクレガー、ジュード・ロウ、レイフ・ファインズ、ケイト・ウィンスレットくらい)、観ていると得した気分になります。すんごくゴージャス。
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
2012年11月10日 映画ヨタ話 コメント (2)
バタフライ・エフェクトとは。
中国で行われたフィギュアスケート競技会で、
本命視されていた某日本人選手が、
あまり内容が良いとはいえないプログラムを滑り、
かつ低い得点で負ける
↓
それを見たカナダ人のマダムが大ショックを受けて嘆き悲しみ、
田舎でのんびりと暮らしている日本女性に電話とメールで攻撃、
「あれは本来の彼ではない、もっと素晴らしい選手である」と
シクシクと涙声で訴える
↓
勤務中・食事中・就寝中を問わない
カナダ人のマダムからの電話やメールに日本人女性は困惑。
日々のスケジュール崩壊の3日間を送ることに。
…ということです。
それはさておき。
これね、公開時「なんて最初から最後までアタシ向きな話なんだろう」と思って初日に観に行ったの。でも観終わったとき「つまらん」だった。なんで?本当に私向きなの、でも…。そーゆーわけでDVD出たときもっかい観た。で、そのとき気づいた。
この主人公にアシュトン・カッチャーってのが個人的に強烈にイヤなんだって。
アタシにとっては出来が左右するほど完全ミスキャストだったの。
申し訳ないけど不快レベルなほど。
どっちかというと暗めで、あまり表に出ない、自己主張は得意でない、女の子からモテないし、一生懸命だけど報われない、決してイケてるようには思えない青年=アシュトン・カッチャー?
んなアホな。
彼って、端正なモデル顔でガッチリした体型、苦労せずとも女の子が勝手に寄ってくる、悩みなんてなさそう、明るくて頭悪るそうだけど許されるアメリカンバカな典型男じゃないのよ…。レッテル貼るつもりはないけど、そーゆーイメージで本人が売ってるんだからどうしようもない…。
こーゆー役って、私の中ではイーサン・ホーク(よく見りゃハンサムだけどなんとかちょっとセンシティブでイケてなさそうに見えるタイプ)なの。だけど年齢的にムリ。「いまを生きる」頃まで戻らなくていい、せめて「ガタカ」くらいの頃のイーサンだったらピッタリだったのになあ。
3回目の今回、もうその違和感がまだ払しょくされなくって、結局またもや「……」。好きな話のはずなのに…あああああああああ!
ロリコン変態役で出てるエリック・ストルツ。80年代「恋しくて」のとき、「バタフライ・エフェクト」でのアシュトンのように、イケてない高校生という役なのに彼ハンサムでさ。「モテないんだ」…ウソつけ!いい話の青春映画だったのにウソくさく、私の中ではイマイチでした。
ファンタジーにリアル求めてどーすんだと云われたら、はい、すみません…としか云えない。でもキャストでヤなものはヤなのよ。むー。
中国で行われたフィギュアスケート競技会で、
本命視されていた某日本人選手が、
あまり内容が良いとはいえないプログラムを滑り、
かつ低い得点で負ける
↓
それを見たカナダ人のマダムが大ショックを受けて嘆き悲しみ、
田舎でのんびりと暮らしている日本女性に電話とメールで攻撃、
「あれは本来の彼ではない、もっと素晴らしい選手である」と
シクシクと涙声で訴える
↓
勤務中・食事中・就寝中を問わない
カナダ人のマダムからの電話やメールに日本人女性は困惑。
日々のスケジュール崩壊の3日間を送ることに。
…ということです。
それはさておき。
これね、公開時「なんて最初から最後までアタシ向きな話なんだろう」と思って初日に観に行ったの。でも観終わったとき「つまらん」だった。なんで?本当に私向きなの、でも…。そーゆーわけでDVD出たときもっかい観た。で、そのとき気づいた。
この主人公にアシュトン・カッチャーってのが個人的に強烈にイヤなんだって。
アタシにとっては出来が左右するほど完全ミスキャストだったの。
申し訳ないけど不快レベルなほど。
どっちかというと暗めで、あまり表に出ない、自己主張は得意でない、女の子からモテないし、一生懸命だけど報われない、決してイケてるようには思えない青年=アシュトン・カッチャー?
んなアホな。
彼って、端正なモデル顔でガッチリした体型、苦労せずとも女の子が勝手に寄ってくる、悩みなんてなさそう、明るくて頭悪るそうだけど許されるアメリカンバカな典型男じゃないのよ…。レッテル貼るつもりはないけど、そーゆーイメージで本人が売ってるんだからどうしようもない…。
こーゆー役って、私の中ではイーサン・ホーク(よく見りゃハンサムだけどなんとかちょっとセンシティブでイケてなさそうに見えるタイプ)なの。だけど年齢的にムリ。「いまを生きる」頃まで戻らなくていい、せめて「ガタカ」くらいの頃のイーサンだったらピッタリだったのになあ。
3回目の今回、もうその違和感がまだ払しょくされなくって、結局またもや「……」。好きな話のはずなのに…あああああああああ!
ロリコン変態役で出てるエリック・ストルツ。80年代「恋しくて」のとき、「バタフライ・エフェクト」でのアシュトンのように、イケてない高校生という役なのに彼ハンサムでさ。「モテないんだ」…ウソつけ!いい話の青春映画だったのにウソくさく、私の中ではイマイチでした。
ファンタジーにリアル求めてどーすんだと云われたら、はい、すみません…としか云えない。でもキャストでヤなものはヤなのよ。むー。
〈バタフライ・エフェクト〉とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」=初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論の一つ。精緻なパズルのように組み上げられたストーリー。ノンストップで繰り広げられるサプライズの連続するクライマックス。5感を挑発し、感情を揺さぶる未体験の興奮。サスペンスに満ち、同時にエモーショナルで感動的な愛の物語。あの「マトリックス」を超えるオリジナリティと「シックスセンス」を凌ぐ衝撃と絶賛され、全米初登場No.1の大ヒットを記録。ヨーロッパ各国や韓国でもNo.1大ヒットを獲得した。
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ [DVD]
2012年11月7日 映画ヨタ話
やっと観た。
観る気ないまま10年くらい経ってようやく。
家族再生(?)ストーリーなんだけど…なんかジョン・アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」に似てるなあ。
監督・脚本のウエス・アンダーソンっていくつだ?
アメリカ人?
じゃあ影響受けてるわ、1億クルゼーロ賭けたっていい<「ホテル・ニューハンプシャー」
軍配?
「ホテル・ニューハンプシャー」に。
(でも全力でオススメしません)
観る気ないまま10年くらい経ってようやく。
家族再生(?)ストーリーなんだけど…なんかジョン・アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」に似てるなあ。
監督・脚本のウエス・アンダーソンっていくつだ?
アメリカ人?
じゃあ影響受けてるわ、1億クルゼーロ賭けたっていい<「ホテル・ニューハンプシャー」
軍配?
「ホテル・ニューハンプシャー」に。
(でも全力でオススメしません)
米誌が選ぶ原作小説に劣る映画化作品26本
2012年11月5日 映画ヨタ話 コメント (7)「青い山脈’88」ですな!私は。
米誌が選ぶ原作小説に劣る映画化作品26本(eiga.com)
http://eiga.com/news/20121104/5/
26本がなんであるかリストを見て「ああ、ナルホド」…と思ったんですけど、1本異議あり。
「ルールズ・オブ・アトラクション」
これ、設定と演出を変えているだけで、原作のスピリットはどのエリス原作映画よりも近いよ。エリス自身もそう云ってるし(原作本の訳者解説者あとがきで、エリスがインタビューでそう答えている)、私も実際に観て本当そう思った。監督はよほどエリス作品を読みこんでいるんだ、と。ただ…面白くないのよねー…。原作も映画も嫌~な気持ちになる。それが残念で。
そーだなー…「劣る」とされたのは…たぶんスピリットは同じでも「やりすぎた」からなんだろうね(オープニングだけでなくエンドロールまで逆回しとか)、ホドホドにすればよかったんだよ。
あとはまあ…「鳴り物入りで公開されたけど大失敗した」作品やミスキャスト作品が多くない?
鳴り物失敗は、(もはや作品自体忘れさられてそうな)「コットンクラブ」とかー、スティングしか覚えてない「砂の惑星」とかー。
ミスキャストは最近だと「ダ・ヴィンチ・コード」や「白いカラス」?前者はポール・ベタニーはパーペキだったけど(とゆーか、オンリーキャストだった)、あとはね…。後者は邦題に座布団1枚なんだけど、アンソニー・ホプキンスに**役だなんてムリ。演技力の問題ではなく「いくらなんでもそりゃ…」って。
そんな感じでしょうか?
米誌が選ぶ原作小説に劣る映画化作品26本(eiga.com)
http://eiga.com/news/20121104/5/
26本がなんであるかリストを見て「ああ、ナルホド」…と思ったんですけど、1本異議あり。
「ルールズ・オブ・アトラクション」
これ、設定と演出を変えているだけで、原作のスピリットはどのエリス原作映画よりも近いよ。エリス自身もそう云ってるし(原作本の
そーだなー…「劣る」とされたのは…たぶんスピリットは同じでも「やりすぎた」からなんだろうね(オープニングだけでなくエンドロールまで逆回しとか)、ホドホドにすればよかったんだよ。
あとはまあ…「鳴り物入りで公開されたけど大失敗した」作品やミスキャスト作品が多くない?
鳴り物失敗は、(もはや作品自体忘れさられてそうな)「コットンクラブ」とかー、スティングしか覚えてない「砂の惑星」とかー。
ミスキャストは最近だと「ダ・ヴィンチ・コード」や「白いカラス」?前者はポール・ベタニーはパーペキだったけど(とゆーか、オンリーキャストだった)、あとはね…。後者は邦題に座布団1枚なんだけど、アンソニー・ホプキンスに**役だなんてムリ。演技力の問題ではなく「いくらなんでもそりゃ…」って。
そんな感じでしょうか?
映画化不可能といわれたデビッド・ミッチェルの小説「クラウド・アトラス(原題)」が、ウォシャウスキー兄弟とトム・ティクバの共同監督によって映画化されたことを記念し、エンターテインメント・ウィークリー誌は小説から映画化された作品のリストを発表した。
テーマは「原作小説に劣る映画化作品」で、ロバート・レッドフォード主演の「華麗なるギャッツビー」から、ダン・ブラウンのベストセラー小説の映画化「ダ・ヴィンチ・コード」まで26作品がリストアップされている。
「華麗なるギャツビー(1974)」 原作:F・スコット・フィッツジェラルド
「砂の惑星」(1984) 原作:フランク・ハーバート
「コットンクラブ」(1984) 原作:ジム・ハスキンス
「バトルランナー」(1987) 原作:リチャード・バックマン(スティーブン・キング)
「虚栄のかがり火」(1990) 原作:トム・ウルフ
「スカーレット・レター」(1995) 原作:ナサニエル・ホーソン
「真夜中のサバナ」(1997) 原作:ジョン・ベレント
「スフィア」(1998) 原作:マイケル・クライトン
「サイモン・バーチ」(1998) 原作:ジョン・アービング
「アンドリューNDR114」(1999) 原作:アイザック・アシモフ
「アイズ・ワイド・シャット」(1999) 原作:アルトゥール・シュニッツラー
「ヤング・ブラッド」(2001) 原作アレクサンドル・デュマ
「私は『うつ依存症』の女」(2001) 原作:エリザベス・ワーツェル
「PLANET OF THE APES 猿の惑星」(2001) 原作:ピエール・プール
「ルールズ・オブ・アトラクション」(2002) 原作:ブレッド・イーストン・エリス
「ハットしてキャット」(2003)、「グリンチ」(2000) 原作:Dr.スース
「白いカラス」(2003) 原作:フィリップ・ロス
「悪女」(2004) 原作:ウィリアム・メイクピース・サッカレー
「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」(2004) 原作:ヘレン・フィールディング
「トロイ」(2004) 原作:ホメロス
「サウンド・オブ・サンダー」(2004) 原作:レイ・ブラッドベリ
「SAYURI」(2005) 原作:アーサー・ゴールデン
「2番目のキス」(2005) 原作:ニック・ホーンビィ
「ダ・ヴィンチ・コード」(2006) 原作:ダン・ブラウン
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」(2007) 原作:フィリップ・プルマン
ミッキーに買われたスター・ウォーズ(ニューズウィーク)
2012年10月31日 映画ヨタ話 コメント (4)
同意同意。美しいままで終わってくれよ…。
ジョージ、頼むよ。君はみんなを悲しませようとしている。ジャー・ジャー・ビンクスというキャラクターの失敗なんか、なかったことにしようというわけか?
映画監督のジョージ・ルーカスは10月30日、自身の映画製作会社ルーカスフィルムをウォルト・ディズニーに破格の40億5000万ドルで売ると発表した。これにはスター・ウォーズやインディ・ジョーンズという人気シリーズに関する権利も含まれる。
スター・ウォーズのディープなファンたちにとって、今回のルーカスの決断は衝撃的だ。売却について伝えるルーカスの語り口はまるで、ダース・ベイダーとの死闘の最中にライトセイバーの光を自ら消してしまったかのようだった。
「スター・ウォーズを新世代の映画製作者に引き継ぐべきときがきた」と、ルーカスはディズニーのウェブサイト上で語った。
「スター・ウォーズは私を超える存在になるといつも信じてきたし、私が生きている間にバトンタッチすることが重要だと思った。(映画プロデューサーの)キャスリーン・ケネディが指揮するルーカス・フィルムに加え、ディズニーという新しい家を得たスター・ウォーズは、間違いなく生き続け、今後何世代にもわたって愛されていく」
なんと悲しい言葉だろう。だが、この言葉にも一理あるかもしれない。たとえば彼は、スター・ウォーズシリーズ第3作『ジェダイの復讐』と第4作『ファントム・メナス』の間、ファンたちを待たせ続けた。
そうは言っても「たったの」16年間だ。そして16年待たせた挙げ句、ファンの前に現れたのは嫌われ者のジャー・ジャー・ビンクスだった。
実際、時を経て制作されたエピソード1〜3の「新3部作」は、一部からは熱狂的に支持されたものの、多くの人にとってはがっかりな出来栄えだった。それを考えると、たしかにジョージはバトンを渡すべきなのかもしれない。だが、ディズニーに? ミッキーマウス、君は本当にそれでいいのか?
もちろん、ルーカスを責めることはできない。彼は今や68歳だし、買収によって20億ドルの現金とディズニーの株式約4000万株も手に入れられる。それにルーカスは新作の映画製作にもクリエイティブ・コンサルタントという肩書で関わることになっている。その新作だが、今後はものすごいペースで次々と制作されるらしい。
次回作の「エピソード7」はさっそく、2015年に公開されるという。興奮を抑えきれないじゃないか。何といってもエピソード7だ。「エピソード7」なんていう短い言葉の裏には、本当に多くの期待が詰まっている。
今後は2〜3年ごとに新作
ディズニーにとって、今回の買収はかなりのお買い得だ。スター・ウォーズもインディー・ジョーンズも、『THX1138』も手に入れたのだから。
おっと、もちろん最後のは冗談だ(このルーカスのデビュー作は興行的に失敗に終わった)。
だが実際のところ、この「たった数十億ドル」の買収のうま味は、ルーカス・フィルムが所有する数々の関連会社がついてくるところ。大手ゲーム会社ルーカスアーツや特撮工房インダストリアル・ライト&マジック、映画製作会社スカイウォーカー・サウンドなどで、いずれもおいしすぎるおまけだ。
「ルーカス・フィルムには創業者であるジョージ・ルーカスの並外れた情熱とビジョン、物語が反映されている」と、ウォルト・ディズニー社のロバート・アイガーCEOは語った。「今回の取引で、史上最高のファミリー向けエンターテイメントの1つであるスター・ウォーズを含む世界規模のコンテンツと、比類なきディズニーの創造性との融合が実現する。両者がさまざまなプラットフォームやビジネス、マーケットで融合することで、持続的な成長と長期的な価値がもたらされるだろう」
必ずや実現するに違いない。ミッキーマウスの耳に誓ったっていい。
2015年(たったの3年後だ!)のエピソード7以降は、2〜3年ごとに新作が発表されるという。もちろん(CGを駆使した)実写映画だ。スピンオフのアニメ作品『クローン・ウォーズ』みたいにおかしな作品はもう登場しない。
そしてディズニーワールドやディズニーランドを抱えるディズニーだけに、スター・ウォーズのテーマパークやアトラクション、グッズが登場しても驚きではない。もしかすると、人気キャラクターのチューバッカが、ついに彼にふさわしい主役の座をつかむかもしれない。
ジョージ、君が去ってしまうのを見るのは悲しい。でも、君がオビ=ワン・ケノービやアナキン・スカイウォーカー、ヨーダのように、フォースとともにある存在になって再び現れるのを心待ちにしているよ。
ある愛の詩 [DVD]
2012年7月15日 映画ヨタ話 コメント (2)
私が大キライなライアン・オニール主演の王道メロドラマ。
(大キライは「ライアン・オニール」に係ります。ビコーズ、ファラ・フォーセット好きだったから!いまだに許せん!)
超久しぶりに観た…ら、トミー・リー・ジョーンズが出てることに気づきました。変わってない。うわー。
昔感動したのに、今観ると韓流ドラマをアッサリにしたみたいな感じで、さほどには…。
むう。
(大キライは「ライアン・オニール」に係ります。ビコーズ、ファラ・フォーセット好きだったから!いまだに許せん!)
超久しぶりに観た…ら、トミー・リー・ジョーンズが出てることに気づきました。変わってない。うわー。
昔感動したのに、今観ると韓流ドラマをアッサリにしたみたいな感じで、さほどには…。
むう。
「magic mike」かと思ったら、マーク・ウォルバーグ主演「ted」が奪取してました<オープニング週(先週だっけ?)収益1位
主人公は孤独な幼少時代、クマのぬいぐるみ・テッドに「動いて喋って友だちになってよ」と願をかけたら本当にテッドは人間のように動き出し、ふたりは仲良しに。いい大人になってもいっしょのまんま。でも主人公に彼女ができたことで、テッドはひとり暮らしや仕事をし始めて…という話。クマがまるで人間のように振舞い、シニカルなジョークを飛ばしたりする。
公式サイト
http://www.tedisreal.com/
クマすげー!
これ、マジ観たいなあ☆
主人公は孤独な幼少時代、クマのぬいぐるみ・テッドに「動いて喋って友だちになってよ」と願をかけたら本当にテッドは人間のように動き出し、ふたりは仲良しに。いい大人になってもいっしょのまんま。でも主人公に彼女ができたことで、テッドはひとり暮らしや仕事をし始めて…という話。クマがまるで人間のように振舞い、シニカルなジョークを飛ばしたりする。
公式サイト
http://www.tedisreal.com/
クマすげー!
これ、マジ観たいなあ☆
magic mike
2012年6月30日 映画ヨタ話チャニング・テイタム(以前、押尾(仮)が「寿たらこのマンガに出てきそうな感じ」といってた子)主演作、現在北米絶賛公開中!
http://magicmikemovie.warnerbros.com/
出演者みんな景気よく脱いでるのは、彼の経歴をベースにしている話だからで…脇のヘ~(マシュー・マコナヘイ)が…もしかしたらもしかしてなんか賞獲るかも?って云われてるほどブリリアントな演技だとかなんとか。
ソダーバーグ監督作は正直ニガテだけど、ああ、これでボルゾイがいたら最高なのに!
ニッポンでも公開されると思うので、今から楽しみだ☆
http://magicmikemovie.warnerbros.com/
出演者みんな景気よく脱いでるのは、彼の経歴をベースにしている話だからで…脇のヘ~(マシュー・マコナヘイ)が…もしかしたらもしかしてなんか賞獲るかも?って云われてるほどブリリアントな演技だとかなんとか。
ソダーバーグ監督作は正直ニガテだけど、ああ、これでボルゾイがいたら最高なのに!
ニッポンでも公開されると思うので、今から楽しみだ☆
スクール・オブ・ロック [Blu-ray]
2012年6月19日 映画ヨタ話
ロックネタが散りばめられていて、大笑い。
(出てくるのはだいたい70~80年代のハード・ロック)
やっぱ最初に奏でるフレーズはあれだよなあ、古今東西同じなんだ~と、この映画で確認。
本人たちが歌ってるのはポップでキャッチーなロック、子どもたちにピッタリだと思います。
あの見事なロック相関図は監督のリンクレイターが書いたんだって。
すごーい!
私はそんなにHR/HMは聴いてこなかったけれど、だいたいネタはわかります。
なぜって、雑誌「BURRN!」をずっと立ち読み&たまに購入してきたから。ふだんハードロック聴かないしファンでもないのに、なんで読む?…音楽雑誌としてすごく面白かったの!CD評とか有名バンドメンバー自身によるコラムとか、来日おっかけ記とか、各コーナーのテキストがすごく濃くてユーモアがあって読み応えがあったから。HR/HM専門誌として、全世界に影響力のあった雑誌だった。
あった?だった?
どうやら最近の出版業界不況のせいでページ削減、名物コラムとかそこらへんかなりなくなっちゃったみたい(この2カ月読んでないからわかんない)。
残念ですね…。
で、その「BURRN!」編集顧問である伊藤政則さんが「スクール・オブ・ロック」DVD初回盤にライナーノーツを書いた(!)と知って、それを読みたいだけで廉価盤待たずして買いました。でもまったく後悔していない。
大人げないジャック・ブラックが好きな人におススメです☆
(出てくるのはだいたい70~80年代のハード・ロック)
やっぱ最初に奏でるフレーズはあれだよなあ、古今東西同じなんだ~と、この映画で確認。
本人たちが歌ってるのはポップでキャッチーなロック、子どもたちにピッタリだと思います。
あの見事なロック相関図は監督のリンクレイターが書いたんだって。
すごーい!
私はそんなにHR/HMは聴いてこなかったけれど、だいたいネタはわかります。
なぜって、雑誌「BURRN!」をずっと立ち読み&たまに購入してきたから。ふだんハードロック聴かないしファンでもないのに、なんで読む?…音楽雑誌としてすごく面白かったの!CD評とか有名バンドメンバー自身によるコラムとか、来日おっかけ記とか、各コーナーのテキストがすごく濃くてユーモアがあって読み応えがあったから。HR/HM専門誌として、全世界に影響力のあった雑誌だった。
あった?だった?
どうやら最近の出版業界不況のせいでページ削減、名物コラムとかそこらへんかなりなくなっちゃったみたい(この2カ月読んでないからわかんない)。
残念ですね…。
で、その「BURRN!」編集顧問である伊藤政則さんが「スクール・オブ・ロック」DVD初回盤にライナーノーツを書いた(!)と知って、それを読みたいだけで廉価盤待たずして買いました。でもまったく後悔していない。
大人げないジャック・ブラックが好きな人におススメです☆
小悪魔はなぜモテる?! [DVD]
2012年6月7日 映画ヨタ話
ビデオストレート(死語?)にされてしまって憤慨したんだけども。
それ以上にショックだったのは。
邦題のヒドさ!なんてセンスのない!
(原題は「Easy A」。『緋文字』からきてる)
あほんだらーーーーーーーっ!(号泣)
ばかたれーーーーーーーーっ!(号泣)
うわあああああああんんんっ!(号泣)
この10年でもっともヒドイ邦題…「バス男」以上だわ…。
もう邦題なんてなかったことにしたい…。
それ以上にショックだったのは。
邦題のヒドさ!なんてセンスのない!
(原題は「Easy A」。『緋文字』からきてる)
あほんだらーーーーーーーっ!(号泣)
ばかたれーーーーーーーーっ!(号泣)
うわあああああああんんんっ!(号泣)
この10年でもっともヒドイ邦題…「バス男」以上だわ…。
もう邦題なんてなかったことにしたい…。
非モテ系女子オリーヴは、敬虔なクリスチャンの学校に通う17歳。
オリーヴは小さなきっかけから友人に「私はもうエッチ済」とウソをついてしまう。
そのウワサは学校中に知れ渡り、「ビッチな小悪魔」としてのレッテルが貼られる。
ある日、心優しいオリーヴは人助けにと、自分のキャラを利用して、ゲイ疑惑でいじめられているブランドンを”偽装エッチ“で助ける。
すると、ブランドンとの真相を知ったモテない男子たちから“エッチ依頼”が相次いで舞い込んでしまい…
おおお!やっと日本公開です!
観たかったの~☆
http://www.cinematoday.jp/page/N0042548
これも年の差もの…になる…のでしょうね…25年愛?<トニーと真田広之
外国映画に出演する日本人俳優では真田広之がNo.1だと思ってます。
彼は海外が舞台でも「hiroyuki sanada」じゃなく「真田広之」の演技をするから。
観たかったの~☆
http://www.cinematoday.jp/page/N0042548
これも年の差もの…になる…のでしょうね…25年愛?<トニーと真田広之
外国映画に出演する日本人俳優では真田広之がNo.1だと思ってます。
彼は海外が舞台でも「hiroyuki sanada」じゃなく「真田広之」の演技をするから。
俳優・真田広之が、アンソニー・ホプキンスの恋人を演じた映画『最終目的地』の日本公開が決定した。
米作家ピーター・キャメロンの同名小説を原作とする本作は、イラン生まれの大学教員オマー・ラザキが、1冊の本を残し自殺したラテンアメリカの作家ユルス・グントの伝記執筆の許可を得るため訪れる、ユルスの屋敷が主な舞台。屋敷で生活するユルスの兄アダム・グントとその恋人ピート、ユルスの妻キャロライン・グントとユルスの愛人アーデン・ラングドンが、オマーの訪問により、人生の在り方、人生の最終目的地を見つめ直す。
『眺めのいい部屋』『ハワーズ・エンド』『日の名残り』で3度のアカデミー賞監督賞ノミネート経験を持つ現在84歳の現役監督ジェームズ・アイヴォリー監督がメガホンを取った本作。アンソニー、真田、そしてセルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの娘シャルロット・ゲンズブール、アイヴォリー監督に見いだされた新鋭オマー・メトワリーが、静かに共鳴し合い、洗練した物語を紡ぎ上げた。
アイヴォリー監督の前作『上海の伯爵夫人』にも出演していた真田は、内容や役柄を聞かずともアイヴォリー監督作品には「ぜひ出させていただきたい」との思いがあったというが、「ただアンソニーとゲイのパートナーとしての共演というのは予想だにしていませんでした」。新境地への挑戦にも、アンソニーとの共演ということで、「彼とがっぷり組めるという高揚感も同時に沸いてきました」と語る。
真田が演じたのは、アンソニー演じるアダムと25年間連れ添ってきたピート。それぞれの登場人物を繋ぐ重要な役割も果たしているという。アダムは、オマーの訪問により、ピートとの別れを決意するというが……? 2009年に製作され、その年の10月に東京国際映画祭で上映もされた本作。日本での配給を務めるツインが調整を進め、満を持して決定した日本公開に期待が高まる。(編集部・島村幸恵)
Rock of Ages
2012年5月21日 映画ヨタ話
早く観たいです。
http://wwws.warnerbros.co.jp/rockofages/
「マグノリア」の性の伝達師伝道師以来、ナイスな配役!こーゆーの観たかったの!<トムトムasステイシー
シアトル系グランジ/オルタナ(90年代)のほうがマイ世代なので、あんまり80年代HR/HMは聴いてなかったんですけど、この前「スクール・オブ・ロック」を観直して、やっぱこーゆーロックも楽しくていいなあと。
http://wwws.warnerbros.co.jp/rockofages/
「マグノリア」の性の
シアトル系グランジ/オルタナ(90年代)のほうがマイ世代なので、あんまり80年代HR/HMは聴いてなかったんですけど、この前「スクール・オブ・ロック」を観直して、やっぱこーゆーロックも楽しくていいなあと。
コールド・マウンテン [Blu-ray]
2012年5月19日 映画ヨタ話
ミンゲラ監督作を観ていつも思うのは、タイトルバックの秀逸さ、芸術的でセンスあるよなあということ。そしてどこかスピリチュアル。こだわりがあるのかもしれない。
内容的には正統派のラブロマンス。話も映像もキレイ過ぎるかな?という印象。ニコールとジュードだから画面がどーしても端正になっちゃう。話にもドロドロさがまったくなく、なんとなく恋に恋してたふたりのような気がしないでもなく。そして現実感がないまま、話は終わる。どこまでもキレイ。ふたりとも「愛するのはこの人だけ」清純派キャラって…ウソくさいのに、この映画だとしっくりくるとゆーか、説得力がある。なのでもう「美しい映画」でいいんだと思う。
ミンゲラが「キャンディ・キャンディ」を撮ると、こんな感じかなって気がする(注意:「キャンディ」と話は似ていません)。ふむ。
ミンゲラが亡くなったのは、ジュードにはとっても痛いですね。
彼をとにかく美しく撮る監督だったから。
内容的には正統派のラブロマンス。話も映像もキレイ過ぎるかな?という印象。ニコールとジュードだから画面がどーしても端正になっちゃう。話にもドロドロさがまったくなく、なんとなく恋に恋してたふたりのような気がしないでもなく。そして現実感がないまま、話は終わる。どこまでもキレイ。ふたりとも「愛するのはこの人だけ」清純派キャラって…ウソくさいのに、この映画だとしっくりくるとゆーか、説得力がある。なのでもう「美しい映画」でいいんだと思う。
ミンゲラが「キャンディ・キャンディ」を撮ると、こんな感じかなって気がする(注意:「キャンディ」と話は似ていません)。ふむ。
ミンゲラが亡くなったのは、ジュードにはとっても痛いですね。
彼をとにかく美しく撮る監督だったから。
暗殺の森 Blu-ray
2012年5月16日 映画ヨタ話 コメント (3)
とうとう出るんだー<「暗殺の森」
あんまり好きな監督(ベルトリッチ)ではないんだけども、デカダンには興味ある。公開当時はとーぜん観れてない(当たり前だ)、リバイバル上映でも観逃して…あーもう観るチャンスないかな~って思ってたの。だからラッキー☆
でも6090円。お高い…。
あんまり好きな監督(ベルトリッチ)ではないんだけども、デカダンには興味ある。公開当時はとーぜん観れてない(当たり前だ)、リバイバル上映でも観逃して…あーもう観るチャンスないかな~って思ってたの。だからラッキー☆
でも6090円。お高い…。
現代イタリアを代表する画家モラヴィアの「孤独な青年」を基に、過去の罪にさいなまれながらファシズムに傾倒していく男の孤独と頽発を官能的に描いた一遍。「地獄の黙示録」(’79)でアカデミー撮影賞に輝いた名カメラマン、ヴィットリオ・ストラーロによる奇跡の映像美と19歳でヨーロッパのデカダンスを身にまとったドミニク・サンダの美貌に心をうばわれない者はいないであろう。
映画の音声解説について
2012年5月15日 映画ヨタ話 コメント (2)
映画DVD/BDにオマケでついてくるコメンタリー。
いち映画ファンとして「これは面白い!」と思えるコメンタリーは――
1.監督や俳優の視点による技術的な話(どう撮影したか、どのような演出の狙いがあるか、演技プランなど)
2.制作裏話(苦労したこと、面白かったこと、勉強になったことなど)
3.話題を脱線させない(作品に関係のない話をグダグダ語られても…)
4.ノリノリで語ってくれる(淡々と話されたり、つまらなそうに話されても…)
(5.ぶっちゃけ話をしてくれる…これは監督による…)
1から4すべて満たすものかな~と思っています。
「コメンタリー」って誰が話しているの?
だいたい――
a.監督ひとり
b.スタッフで複数(監督+製作者or脚本家など)
c.監督と俳優で複数(製作者や脚本家が同席していることも)
d.俳優のみで複数
内訳は以上の4つくらい。面白いことを話していると感じかどうかは、聞く側がコメンタリーになにを求めているのかによるし、監督や俳優の性格によって話の内容や展開も違うのですが、面白くなりやすい順としては――
c>a>b≧d
かな?と思います。
(監督ひとりがノリノリで語ってくれるのは意外と複数より面白かったり)
なので「1~4を満たし、なおかつCである」という「恋愛適齢期」のコメンタリーは本当にベストでしたねー(3本指に入るって書いたけど、もしかしたらベスト1かもしれません)。
そのほかを挙げるなら――
◆「スタンド・バイ・ミー」
25周年だったかの記念版じゃなくて、レンタルDVD屋さんに置いてある通常版についているやつ。ロブ・ライナー監督がひとりで語ってるんですけど、カメラのレンズから演技指導、撮影裏話までかなり聞きごたえあります。ライナーは俳優でも有名だったから俳優視点にもなれるんだろうなと思いました。
◆「グーニーズ」
当時子役だった出演者がワイワイガヤガヤやってます。撮影当時の話が面白い。一番出世したショーン・アスティンがなんで同じ頃に公開された「エクスプロラーズ」(リバーとイーサン出演)ではなく「グーニーズ」を選んだのか、その理由に大笑い!
◆「スクール・オブ・ロック」
ジャック・ブラックとリンクレイター監督の大人たちによるコメンタリーは1~4満たしていて面白く、子役たちが集まってフリーダムに語っている子供コメンタリーのほうは笑えます。二度おいしい。
個別だと――
面白そうなこと語ってくれそうとほとんどの人が期待するだろうに、あんまり面白くないのは…俳優だとヒュー・グラント、監督ならタランティーノでしょうか。ボソボソと話して聞きとりにくいのに意外と上手いのはジョエル・シューマカー監督で、興味深いことを話してくれます。「コメンタリーをつけない主義」と発言している監督としては、ピーター・ウィアーなど。トム・クルーズといった大物俳優は…「キミが素晴らしいからだよ~」とかなんとか、一緒に話している共演者や監督に対してさし障りのないことしか云わないので、ハナから期待していません(ただ「卒業白書」はまだ聞いてない)。
こんな感じでしょうか?
尚、レンタルDVD屋さんで解説が付いているか判断しにくいときは、ケース裏の四角で囲まれている箇所を見るとわかります。音声が4つくらいあると、解説が付いている可能性大です。
いち映画ファンとして「これは面白い!」と思えるコメンタリーは――
1.監督や俳優の視点による技術的な話(どう撮影したか、どのような演出の狙いがあるか、演技プランなど)
2.制作裏話(苦労したこと、面白かったこと、勉強になったことなど)
3.話題を脱線させない(作品に関係のない話をグダグダ語られても…)
4.ノリノリで語ってくれる(淡々と話されたり、つまらなそうに話されても…)
(5.ぶっちゃけ話をしてくれる…これは監督による…)
1から4すべて満たすものかな~と思っています。
「コメンタリー」って誰が話しているの?
だいたい――
a.監督ひとり
b.スタッフで複数(監督+製作者or脚本家など)
c.監督と俳優で複数(製作者や脚本家が同席していることも)
d.俳優のみで複数
内訳は以上の4つくらい。面白いことを話していると感じかどうかは、聞く側がコメンタリーになにを求めているのかによるし、監督や俳優の性格によって話の内容や展開も違うのですが、面白くなりやすい順としては――
c>a>b≧d
かな?と思います。
(監督ひとりがノリノリで語ってくれるのは意外と複数より面白かったり)
なので「1~4を満たし、なおかつCである」という「恋愛適齢期」のコメンタリーは本当にベストでしたねー(3本指に入るって書いたけど、もしかしたらベスト1かもしれません)。
そのほかを挙げるなら――
◆「スタンド・バイ・ミー」
25周年だったかの記念版じゃなくて、レンタルDVD屋さんに置いてある通常版についているやつ。ロブ・ライナー監督がひとりで語ってるんですけど、カメラのレンズから演技指導、撮影裏話までかなり聞きごたえあります。ライナーは俳優でも有名だったから俳優視点にもなれるんだろうなと思いました。
◆「グーニーズ」
当時子役だった出演者がワイワイガヤガヤやってます。撮影当時の話が面白い。一番出世したショーン・アスティンがなんで同じ頃に公開された「エクスプロラーズ」(リバーとイーサン出演)ではなく「グーニーズ」を選んだのか、その理由に大笑い!
◆「スクール・オブ・ロック」
ジャック・ブラックとリンクレイター監督の大人たちによるコメンタリーは1~4満たしていて面白く、子役たちが集まってフリーダムに語っている子供コメンタリーのほうは笑えます。二度おいしい。
個別だと――
面白そうなこと語ってくれそうとほとんどの人が期待するだろうに、あんまり面白くないのは…俳優だとヒュー・グラント、監督ならタランティーノでしょうか。ボソボソと話して聞きとりにくいのに意外と上手いのはジョエル・シューマカー監督で、興味深いことを話してくれます。「コメンタリーをつけない主義」と発言している監督としては、ピーター・ウィアーなど。トム・クルーズといった大物俳優は…「キミが素晴らしいからだよ~」とかなんとか、一緒に話している共演者や監督に対してさし障りのないことしか云わないので、ハナから期待していません(ただ「卒業白書」はまだ聞いてない)。
こんな感じでしょうか?
尚、レンタルDVD屋さんで解説が付いているか判断しにくいときは、ケース裏の四角で囲まれている箇所を見るとわかります。音声が4つくらいあると、解説が付いている可能性大です。
夜霧さんオススメの1冊『年下の男の子』。
実は私めも…一条ゆかりの『恋のめまい 愛の傷』に萌えまくり、そんな自分にうろたえた経験があるので、全力でポチりました(まだ届いてない)。
「若い男の子が迷いなく自分を好きになってくれて大切にしてくれてめちゃくちゃがんばっちゃう」
映画ではどれだろう?
やっぱこれか??
…ってことで選んでみた<恋愛適齢期
最終的にヒロインが選ぶのは…なので、厳密にいえばちょっと違うんだけど。
ナンシー・メイヤーズ(監督兼脚本)は、恋を諦めた年上女の気持ちの描写と年下男としてのキアヌの使い方が上手いなあ!とひっじょー感心したのでした。
(でも映画館で観たとき、別に笑うような場面じゃないのにキアヌが「ジュリアン」と呼ばれた瞬間大笑いして、キアヌファンの友人を再び怒らせたという思い出の映画でもあり…だってジュリアンって…)
キッチンでデートに誘う場面とか、ソファに座ってきゃっきゃ☆やってる場面とか…年下男なんてこれあるから反則だーーー!と萌えるわけですよ。
(コメンタリーでジャック・ニコルソンがキアヌ萌えしてたことも印象深く…)
そのほかはゼタ姐さんの「理想の彼氏」??
んー…年下くんの設定にリアルさよりはトキメキが欲しいので、やっぱ「恋愛適齢期」で。
実は私めも…一条ゆかりの『恋のめまい 愛の傷』に萌えまくり、そんな自分にうろたえた経験があるので、全力でポチりました(まだ届いてない)。
「若い男の子が迷いなく自分を好きになってくれて大切にしてくれてめちゃくちゃがんばっちゃう」
映画ではどれだろう?
やっぱこれか??
…ってことで選んでみた<恋愛適齢期
最終的にヒロインが選ぶのは…なので、厳密にいえばちょっと違うんだけど。
ナンシー・メイヤーズ(監督兼脚本)は、恋を諦めた年上女の気持ちの描写と年下男としてのキアヌの使い方が上手いなあ!とひっじょー感心したのでした。
(でも映画館で観たとき、別に笑うような場面じゃないのにキアヌが「ジュリアン」と呼ばれた瞬間大笑いして、キアヌファンの友人を再び怒らせたという思い出の映画でもあり…だってジュリアンって…)
キッチンでデートに誘う場面とか、ソファに座ってきゃっきゃ☆やってる場面とか…年下男なんてこれあるから反則だーーー!と萌えるわけですよ。
(コメンタリーでジャック・ニコルソンがキアヌ萌えしてたことも印象深く…)
そのほかはゼタ姐さんの「理想の彼氏」??
んー…年下くんの設定にリアルさよりはトキメキが欲しいので、やっぱ「恋愛適齢期」で。
シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]
2012年5月6日 映画ヨタ話
久しぶりに観て、またしてもラストシーンで泣く。
そこで遭うのね、もうそれだけで…。
昔、初めて観たとき(高校生だったかな?)、あまりの切なさに1週間ほどボーっとしてしまって勉強どころじゃなかった。たまったまお昼の校内放送でミシェル・ルブラン「シェルブールの雨傘」が流れてきたら、もうダメで。目から滝のように涙が出るもんだから、先生やクラスメイトがみんな「どーしたの??」って驚いちゃってた。そんな子だったんですよ、いと懐かし。
ジュヌヴィエーヴの選択――男性と女性では彼女のそれをどう感じるか、違うかも。裏切られた感を持ってただろうギイのほうが最終的に幸せなのかもしれない。ジュヌヴィエーヴは娘を見るたびに思い出すことはあるでしょう、でも彼女も大人になったわけで…。悲恋とは思わない、時代だったり運だったり環境だったりが流れを変えてこういう結末に行きついた、そういうことは往々にしてあるんだよ…っていうか。
ミュージカル映画は「歌って踊って~☆」という明るいダンス系よりも、「シェルブールの雨傘」とか「チップス先生さようなら(オトゥール版)」とか…その…「今流れている空気と行間を読め」(ハテ?どーゆーイミ?)系統が好きみたいです。いろんな解釈させてくれるような。すべてセリフで撮ることもできただろうけど、歌に乗せたからリアリティが和らいであまり重くなく、だからこそ余計に美しいです。
…くすん。
★追記
あの…けっこうしたたかだったりブラックだったりする話でもあるので注意(号泣大感動作だと思われたヤバイかなと思い、追記)。
そこで遭うのね、もうそれだけで…。
昔、初めて観たとき(高校生だったかな?)、あまりの切なさに1週間ほどボーっとしてしまって勉強どころじゃなかった。たまったまお昼の校内放送でミシェル・ルブラン「シェルブールの雨傘」が流れてきたら、もうダメで。目から滝のように涙が出るもんだから、先生やクラスメイトがみんな「どーしたの??」って驚いちゃってた。そんな子だったんですよ、いと懐かし。
ジュヌヴィエーヴの選択――男性と女性では彼女のそれをどう感じるか、違うかも。裏切られた感を持ってただろうギイのほうが最終的に幸せなのかもしれない。ジュヌヴィエーヴは娘を見るたびに思い出すことはあるでしょう、でも彼女も大人になったわけで…。悲恋とは思わない、時代だったり運だったり環境だったりが流れを変えてこういう結末に行きついた、そういうことは往々にしてあるんだよ…っていうか。
ミュージカル映画は「歌って踊って~☆」という明るいダンス系よりも、「シェルブールの雨傘」とか「チップス先生さようなら(オトゥール版)」とか…その…「今流れている空気と行間を読め」(ハテ?どーゆーイミ?)系統が好きみたいです。いろんな解釈させてくれるような。すべてセリフで撮ることもできただろうけど、歌に乗せたからリアリティが和らいであまり重くなく、だからこそ余計に美しいです。
…くすん。
★追記
あの…けっこうしたたかだったりブラックだったりする話でもあるので注意(号泣大感動作だと思われたヤバイかなと思い、追記)。