■07.「LOVE PHANTOM」
[B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"] (2000/8/9 千葉マリンスタジアム)

CD:テレビ朝日系ドラマ「X-FILE」主題歌(1995/10/11)
2nd:「FUSHIDARA 100%」

★曲について
歌詞はとても深いのに、東洋っぽさのあるノリノリの曲調なゆえか、コアなファン/一般ファンともに満足度の高い人気曲。B’zの曲の中でも、比較的一般認知度が高い。なにげにB’zのシングル売上第2位。「X-FILE」日本版の主題歌だったか〜と、遠い目になりながら時の流れを痛感してしまった。当時は「FUSHIDARA 100%」のほうが好きだったのだが、いまはこの「LOVE PHANTOM」の詞にひどく共感する。

ところが、ファンの間で人気が高いはずのこの曲――実は屋内ライブでまったく映えないという欠点があり、ホールやアリーナ公演で演奏されると、全体から浮いてしまって、なんともノリにくい。認知度と人気があるわりに、セットリスト入りが少ない曲である。

それはなぜか?

美しいストリングスが入るイントロと間奏は壮大でやたら長く、イケイケノリノリの曲調でも基本が松本メロディなゆえ、リリカルな哀愁をどこまでも引き摺り、さらに「BUZZ!!」ツアーで見せた、ファントムに扮したイナバ氏によるダイビング(ただし、あのすんごい高いところから実際に飛び降りたのはスタントマン)というドハデなパフォーマンスのせいで、「LOVE PHANTOM」=「一大スペクタクル曲」というイメージがついてしまったから。歌詞はいつもの「君がいないとダメな僕」なのに、ストリングスが入る曲は壮大。そんな特性を考えると、B’zお得意のアレンジ/バージョン変更は、大きくできないだろう。ちょっと融通のきかない曲(注1)である。

★ライブ&映像背景
アルバム「ELEVEN」が出たのは2000年の暮れだったので、夏のライブは必然的に「Pleasure」シリーズに。アリーナ&ドーム、そしてスタジアムと、3クラスの会場で公演。タイトルは「Juice」。このとき、私は第二次B’z倦怠期の真っ最中で(これが長く続いてしまった…)、あんまり積極的にライブ参加しなかったため、イマイチ覚えていないツアーになってしまった。ファンクラブチケット優先で第1〜4希望まで書いて全部ハズレ、「千葉マリンスタジアムに振り替えさせて頂きます」の連絡が来たときはマジ切れ5秒前、やる気が根こそぎ持っていかれてしまっても、仕方がない話である。

結局「千葉なんて行けるか〜〜〜!」(注2)ということで、初めてファンクラブ優先を辞退。行ったら行ったで、DVDの映像にあるような豪雨の中でのライブ参戦となったわけだが、今こうやってDVDを見ると、行っときゃよかった、あれはあれでいい思い出になったかも、と思う。

で、この半ば伝説と化している千葉マリン公演。とーぜん野外のスタジアムライブということで、私が参加したドーム公演より、はるかに「LOVE PHANTOM」向きな会場であり、豪雨だったことでさらにスペクタクル度アップ(注3)、DVD収録もこれまた納得の1曲となった。やっぱり「LOVE PHANTOM」は野外に尽きる!

「SHOWCASE」3公演、本編・18公演の計21公演。チケット代:ビミョーな上がり具合な6800円(指定席)。手元に半券が3枚残っているので、3公演行ったものと思われる…が、この中の1枚に「6300円」という、これまたビミョーな500円割引の半券があった。「なんじゃこりゃ???」としばし考えたのち――思い出した!思い出した!…大阪ドーム公演での席はバックステージ(注4)だったんだ!「TIME」ツアーのように、センターステージじゃないのに、360度開放されたんだった!

さらに思い出してきた…「今夜月が見える丘に」が演奏されたとき、最後にスクリーンがバックステージ上にバサっと降ろされ、流れ星が落ちるきれいな映像が見えるという心憎い演出があったのだが、バックステージ客席からは、その降ろされたスクリーンしか見えない…とゆーか演出どころかステージ自体がまったく見えなくなり、大きな悲鳴が発生。Nちゃんと「これが500円の差ね…」とガッカリした覚えが…。後日、正面席で見て「こーゆー映像だったのか〜」と確認できたけど、ファンの間では「伝説の千葉マリン豪雨公演のあったツアー」でも、私にとっては「500円に泣いたツアー」。これも思い出の1ページに……してやるわよ!ふーんだ!

★注釈
(注1)間奏で流れる「そして私は潰される」などの声は、ZARDの故・坂井泉水さんによるもの。この曲を聴くと、私はいつも坂井さんを思い出す。宇徳さん。間違ってましたー。ご指摘、ありがとうございました。記憶がごっちゃになってたみたいです。うう、すみません…。

(注2)千葉が嫌いなのではなく、単に行きにくいから。ホクリーク人は、JR新幹線沿線外に弱い。なので、昨年の松戸公演も「行けるか〜〜〜!!」。

(注3)ファンクラブ会報のQ&Aコーナー。「おふたりは『晴れ男』ですか?それとも『雨男』?」という質問に、ふたりの回答はともに「晴れ男」。

ウソつけ〜〜〜〜〜〜っ!

しょっちゅー雨降ってるっつーの!
…今年9月のスタジアムライブは、カッパ持参だっ!押忍!

(注4)DVDを見ればわかるように、B’zのドーム公演は3階席まで一杯になる。これがフツーのバンドや外タレだったら、1階席で終わってる。そんなドームで、センターステージでもないのに360度開放してチケットソールドアウトにさせるのは、B’zくらい(あとサザンか)。野外公演でたとえ雨が降っても、みんな構わず来るし、帰らない。B’zも、安全を考慮しながら公演するし、決して手抜きはしない。一般人にはわかりにくいだろうけど、B’zって、そんなライブをする人たちなんです。

★参考文献
『Be+wiz』vol.06〜45あたり(B’z Party会報誌)
06.「Calling」
[B’z LIVE-GYM ’98 "SURVIVE"](1998/6/2 大阪城ホール)

CD:テレビ朝日系月曜ドラマ・イン「ガラスの仮面」テーマソング(1997/07/09)
2nd:Gimme your love(Live at Tokyo Dome)

★曲について
イナバ氏による粘着力のある詞と歌のためか、あまりTVドラマ主題歌向きでないと評されるB’zだが、いくつかのドラマタイアップ曲の中でも、「『ガラスの仮面』自体が濃いからなあ。なかなか合ってるんじゃないの?」といわれている曲。96年「FIREBALL」ツアー時にお披露目されたバージョンとは、若干アレンジが変わったものがリリースされた。これもやっぱり脳裏にPVが浮かぶ曲であり、スタジオにざーざー大量の雨を降らせての撮影は大変だった模様。火責め(「FIREBALL)→水責め(「Calling」)ときて、この後「ギリギリChop」で風責め。B’zは、ライブだけでなくPVでも体を張ることが多い。よくやるなあ、すごいなあ…と、ライブや新作PVを見るたびに、頭が下がる思いになる。

なお、シングルCDに収録されている2nd BEAT(カップリング曲のこと)「Gimme your love(Live at Tokyo Dome)」は、96年「FIREBALL」ツアーでのもの。B’z初のライブ音源CDとなったのだが、あの踊り子・イナバニーちゃんの場末*****ダンスが拝めた曲ということで、「どうせなら映像を収録して欲しかった」と、リリース時に思ったファンは少なくなかっただろう。

★ライブ&映像背景
1998年、B’z10周年。ベスト盤が出ても、ツアーは「Pleasure」シリーズとはせず、新アルバム「SURVIVE」で勝負したツアー。サポートメンバーが一新され、キーボードの増田さんまでもが外れたことに驚き、その新メンバーがみな私よりちょい上の20代(当時)(注1)だったことに、さらに驚かされた。97年のソロ活動のあと、「新しいことをしたい、試したい」B’z、再始動(注2)――ということなのか、サポートメンバー一新のほか、本編ツアーの前に突発ライブ「SHOWCASE」「Preview」なるものが、レギュラーで行われるようになり(正確に云うと「Spirit LOOSE」から「SHOWCASE」はあったが) 、ファンの間で「ツアー告知があったら『SHOWCASE』チェック」が当然となってしまった。ちなみに秋林、5公演あった「Preview」の中、滋賀県立文化産業交流会館での公演に参加。フシギな感覚を味わった(注3)。

とりあえず初ツアー時からB’zのライブに行っている私だが、歴代ツアーの中でもこのツアーが飛び抜けて好き。セットリスト・演出・衣装、すべて最高。アルバム収録曲すべてを演奏したのは、ここ10年くらいではこのツアーくらい。なんて素晴らしい!アルバムツアーという観点からしても、文句のつけようがない。オープニング、ふたりが向かい合っての奈落せり上がりから1曲目「DEEP KISS」、お約束の「B’zのLIVE-GYMにようこそ!」(注4)、「Liar!Liar!」の瞬間移動、「DO ME」のバボット、セット崩壊…など見所いっぱい、全編DVDに収録して欲しいくらいである。

そして、ツアー最大の見所&盛り上がりだったのは――松ちゃんのソロコーナー。

作詞/作曲/ボーカル・松本孝弘「いてもうたるで」(CD未収録)

♪あいわずぼ〜ん〜いんお〜さか〜♪という歌い出しで始まる、大阪生まれの埼玉育ち(注5)である松ちゃんのギタリスト半生を歌った曲。「ギター背負って街を出て、自信満々だったけど、楽譜読めなくて仕事帰されて〜」「そう楽に売れたんじゃないぜ〜」「おれは正しいんだ〜いてもうたるで〜!」というような、そんな歌詞(注6)

…とまあ、語りたいことは山ほどあるのをぐっとこらえ、DVD収録「Calling」について。これはアンコール最後、オーラスで演奏された曲。イナバ氏のマイクを通さないシャウトで始まるが、これはアリーナの後ろでもよく聴こえた。B’zのライブでは、バラード系の曲が始まると、基本的に客は静かになる。その中で響く声はたいへん素晴らしいもので、これまたDVD収録も納得の1曲。ちなみにイナバ氏の赤「RESPECT」Tシャツは、ツアーグッズとして売り出されたもの(バックプリントは昇り竜)。

「Preview」5公演、本編・44公演の、計49公演。チケット代:とりあえず据え置きの6000円(指定席)。秋林お気に入りのツアーだったし、城Hで2度目の最前列も取れたので、いい思い出が残っている。B’zの全アルバムの中で「SURVIVE」は、バラエティに富んでいる上に、たいへんテクニカルなアルバムといえるので、初めて聴いたとき、「うわ!これはいつもにも増して難しい曲ばっかだな…ライブ、ダイジョブ?(とくに歌)」と心配したが、それは杞憂に終わった。手元に半券が6枚残っているので、6公演行ったものと思われる。「いつだって今が最高ョ」だと思っていても、やっぱ10年前は良かったな〜…。

今回のDVD収録の中では、この「Calling」の船酔いカメラワークが、一番面白いと思う。

★注釈
(注1)イナバ氏いわく「プリクラ世代」。ちなみに、いつも裸でドラム叩く黒瀬くんは、コワモテでワイルドな容貌なのに、たいへん可愛らしい字を書く人。そのギャップに驚いたファンは多い。

(注2)でも「LOOSE」のときにリセット済だったりする…のは横に置いて、サポメン一新のほか、CDにエクストラがついたり、B’z自らCDシングルコマーシャルフィルムに登場、ファニーな演技を見せてくれたりもした。

(注3)だって!米原だったんだよ!?大津でなく米原!「アナタの街にB’zが行きます」――それで米原。めっちゃローカル!…とにかく米原なので、「やった〜しらさぎで帰れる〜♪」と喜んだのだが、実際に乗り込んでみると、満席で立たなければならず、ビニールバックを買うことを拒否したため、手にはハダカのツアーパンフという状況に追い込まれ…。

(注4)ここで、イナバ氏がギターをギュンギュンに弾きまくったのだが――「これはおかしい!こんなに上手くない!絶対におーかーしーい!」(超失礼だが事実である)と思ってじーっと見ていたら、上手(かみて)からだったか背後からだったか、ギターを軽々と弾きながら真打・松ちゃん登場。つまりイナバ氏はアテ振り、実際に弾いていたのは松ちゃんでした、というオチ。会場内は大爆笑だった。

(注5)大阪府豊中市出身、埼玉県所沢市育ち(だよね?)。松ちゃんのご母堂はバリバリの関西弁ユーザー。

(注6)いまだにCDに収録されていない歌ゆえ、歌詞は当時の記憶のみ。イナバ氏は、歌声は聞き取りやすいけど、ふだんの喋りやMCは聞き取りにくい(ちょっと早口で低いから)。松ちゃんは逆で、ラジオなどの声は聞き取りやすいが、歌は聞き取りにくい(低いから)。

★記憶以外の参考資料など
『Be+wiz』vol.06〜41くらい(B’z Party会報誌)
「B’z ミッドナイトスペシャル 1989」(FM埼玉)
■05.「BAD COMMUNICATION」
[B’z LIVE-GYM Pleasure’97 "FIREBALL"] (1997/3/23 東京ドーム)

CD:富士通FMタウンCFソング(1989/10/21)

★曲について
B’zがブレイクするきっかけとなった89年リリースのミニアルバム「BAD COMMUNICATION」タイトル曲で、有線から火がつき、当時はディスコやクラブ、街中いろんなところでよくかかっていた。明石ブレイク(B’zの初期サウンドを支えたマニュピュレーター兼ベーシスト・明石昌夫さん独特のブレイキング)が光る、打ち込みサウンドの名曲。歌詞も音も軽薄極まりない内容だが、よくよく聴いてみると、ハードなギターに、「どうしようもないんだよね」というちょっとヘタレな歌詞が乗っているので、やっぱりB’zである。いろんなバージョンがあるが、もともと曲自体がたいへん長いこともあって、初期に近いバージョンがライブのセットリストに入っていた頃は、♪Crazy in my mind ときどき感じてる〜♪ではなく、♪去年の女のBad news〜♪としょっちゅーショートカットされていたので、93年の渚園で(ほぼ)カットなしで演奏されたときは、「久しぶりにオリジナルに近いバージョンだなあ」と思った。

DVDに収録されているバージョンは、アルバム「LOOSE」収録のアレンジなので短め、よって♪Crazy in my mind ときどき感じてる〜♪から始まっている。今回「ウルプレ」に収録されている新バージョンは、初期オリジナルに近く、より洗練されていて、「いまのB’zが昔のバッコミをやったらこーなるのね」という印象。ヘタにいじってないし、イナバ氏も軽く歌っているので、古参ファンとしてはものものものものすごーく嬉しいアレンジ&ボーカル。最初シャカシャカ&途中ギュンギュン鳴っているちょっと軽めのギター音は…MG-Mだよね?

ちなみに、この曲のPVは「白のバックにB’zふたりが歌い演奏する」というシンプルなもの(♪去年の女のBad news〜♪から始まる)。今の松ちゃんなら絶対にやらないギターまわし(ストラップを使ってギターをぐるんと回転させるハデな技)、アップの連続も余裕の化粧が濃い若いイナバ氏が見られるので、現在お宝映像のひとつとなっている。

なお、私はこの曲を聴くと「踊らなければ!踊らなければ!踊らなければ!踊らなければ!」という思いに、いまだ駆られてしまう。89年、BAD CLUB-GYM(とゆー、イベントに近いライブがあったのです)で行った、当時できたばかりの名古屋ボトムラインとクラブチッタ川崎で、死ぬほど踊らされたあの頃が懐かしい。

★ライブ&映像背景
97年。初のドームツアー。この年はアルバムが出なかったので、「survive」が秋に出たので…必然的にPleasureシリーズとなった。当時の私は、95年から続く第一次B’z倦怠期の真っ最中だったのだが、「初のドームでの音はどうかな?」と気になり、なんだかんだ云いつつ、結局遠征参加した。

基本的にドームは音が悪くて当たり前なのだが、どんなに悪くなると分かっていても、B’zはドームに対応した音をちゃんと作ってるなあと感じたのは、同じ頃に行ったエアロスミスの東京ドーム公演より、音も演奏も断然上だったから。ドラムのデニーとベースの昌夫ちゃんコンビが素晴らしく、すごいなあと感心した。DVDを見るとわかるように、ステージ横にはタラリア(大型スクリーンのこと)が、「いかにもドーム公演でーす」という感じでふたつあり、当時「レンタル料いくらだろう?」と思ってしまった。

未発表曲だった「Calling」がしっとり歌われたあと、この激しいバッコミが演奏された。「FIREBALL」でのベストテイクはこれだなと当時も思ったので、DVD収録に異論ナシ、納得の1曲。マラカス・イナバは定番で、このときはまだ客席に投げ込んでいたが、最近のライブでこういった投げ込みは、松ちゃんのピック投げ同様、ほとんどされていない(ネットで売るヤツいるからねー)。

楠田枝里子(漢字自信ナシ)のようとゆーか、イナバ氏の縮れパーマは賛否両論(注1)。なお、オレンジガウンの昇り竜は、現在イナバ氏の背中のタトゥーのモチーフとなっていて、B’z定番ツアーグッズのTシャツにも採用された。

DVDの映像を見ていると、最初のほう♪WOWOWOWOWOW〜♪のところで客席がチラリと映るが、このときのアリーナ前列のお客さんは、みな手を横に振っている。これは昔の「バッコミ」を知っている人の振り。♪Hey Hey♪で2回手を振り、♪NO NO♪で軽く人差し指を2回振り、♪夜が明けるまで〜♪でバイバイするように手を横に流し、♪Oh I Dont’t know♪で手を上げ、♪WOWOWOW〜♪で曲に合わせながら手を横に大きく振り、「BAD COMMUNICATION!」と叫ぶ。♪そう逃げてる〜いつかそれを♪や♪失うのが怖くて〜♪で、「ドン!」と打たれるドラムに合わせ、拳を振る(注2)。そして間奏でヘッドバッキング。今これをする人がほとんどいない。たまにライブでそんな人を見かけると、同級生に会ったような気分になる。

たった5箇所のたった9公演。チケット代:6000円(指定席)。しばらく5500円が続いたので、とうとう6000円になっちゃったなあ…と、「チケット優先のお知らせ」を受け取ったとき、思わずため息が洩れた。半券2枚残ってるが、たぶん行ったのはこの2本だけ。でもけっこう印象に残っているかな。そして明石さん最後のサポートとなるツアーだったので、ちょっと淋しかった。

★注釈
(注1)気になるのはスタイルより量。10年前の会報で「10年後の自分に対して一言」というQに対し、「君、ハゲてるね」と回答していたイナバ氏。さらにヘアメイクのマスダさんに髪の量について尋ね、「量は別に…でもハリがなくなった」みたいなことを云われ、ショックを受けていた。この頃から「ヤバイかも」と思い始めていたのかもしれない。さらに「ハゲでデブはイヤだから、ハゲたら体を鍛える!」と宣言。この後、どんどんマッチョになっていくイナバ氏を見るたびに、「もしかして…」と不安でフクザツな思いに駆られてしまう私である(現在継続中)。10年経った現在――「で、ハゲてるんですか?」>イナバ氏

ちなみに、松ちゃんいわく「松本家はハゲの家系ではない」。

(注2)意味がわからない方は、DVDを見て下さい。この「ドン!」に合わせてイナバ氏は、頭を振ったり、手を挙げたり、足を蹴り上げたりしています。

★記憶以外の参考資料
『Be+wiz』vol.06〜38くらい(B’z Party会報誌)
■04.「love me, I love you」
[B’z LIVE-GYM ’96 "Spirit LOOSE"] (1996/5/22 国立代々木競技場 第一体育館)

CD:テレビ朝日系ドラマ「柊叉三郎」主題歌
2nd:東京(1995/07/07)
アルバム「LOOSE」(1995/11/22)収録

★曲について
ショーケン主演ドラマのテーマソング(主題歌としては「ALONE」「Don’t Leave Me」以来)。「いろいろあって仕方がないよね、でも僕のことも愛してくれないかな?ねえ、お願いだからさ〜」という、いつもの女にへりくだった定番「ダメ男ソング」。ライブでもよく演奏されている。この曲はなんといってもPVの出来が素晴らしく、♪ちゃららららららららら〜ん♪とイントロを聴くと、ロケ地である札幌の街を思い出すファンは多いだろう。イナバ氏はスカジャンからスーツまでいろいろ衣装を着こなし、公園でお弁当食べているOLをナンパしているが、基本はカジュアルソングなためか、いい脱力感が出ている。松ちゃんは女性ダンサーに囲まれ、ホンモノのお酒を飲んで上機嫌…のくせに、それをサングラスで隠しているという感じ。適度に力が抜けた、楽しい曲である。

★ライブ&映像背景
1996年。このツアーあたりから、「B’zご一行様」→大きなシステムを組んだ「プロジェクトB’z」へと移行、音楽性はそのままに、プロフェッショナルで不安定要素が少ない(=ミスの少ない)ライブへと変わり、安心して観ることができるようになった。ベタなコントなどはせず、「なにか楽しませよう」という試みがよく出ていて、たとえば米国でハリウッド式に撮影したオープニングムービーなど、演出もたいへんスマートになったような印象を受けた。

書いているうちに、だんだんいろんなことを思い出してきたのだが――このツアー最大の見所だったのは、タガをお外しになったイナバ様(またはイナバニー)こと、イナバ氏ご本人。

私は松ちゃんの目の前の最前列席だったので、開演直後はとーぜん松ちゃんばかりを見ていた。そしたらば、アリーナ前列でイナバ氏を指差しする人が多く、さらにいつも以上にみなキャアキャア云っていたので、「なに?なんなの?」とイナバ氏をナナメ見すると――黒のハイレグビキニパンツに網タイツ(注1)な衣装で歌っておられた(DVDでご確認下さい)。蝶の羽根のアイマスクにムチを持たせたら、まさに「イナバ様」。

「ハイレグビキニにシースルーかよ!?」とビックリしてるうちに1曲目終了、2曲目3曲目となって、ついに目の前にイナバ様がやってこられ、クルリと1回転――そして驚愕。「ビキニじゃねえ!?タンガだよ!ひええええええ!!」

さらに「GIMME YOUR LOVE」で、トップスのシャツを下げながら、後ろ向きでクネクネと踊り出すイナバ様(「Real Thing Shakes」のPVでその踊る姿を見ることができます)。まるで踊り子イナバニーちゃん状態(注2)。「市川さああんっ!イナバニーちゃんにお立ち台とポール!五郎ちゃああんっ!赤ピンもっと当てて!」とつい叫んでしまいそうになるほど、その瞬間はまさに場末の……だった。さらに今度は「FUSHIDARA100%」で、たいへんやらしい腕立て伏せ(という表現にさせて下さい)をなさるイナバ様。「今回のライブは、中学生以下は見たらアカン!入場禁止!」と、終演後にNちゃんとR15指定をするほど、イナバニーちゃんのダンス&腕立て伏せ(という表現にさせて下さい)は強烈だった。

なお、イナバ氏が真っ赤なギブソンのフライングV(注3)を楽しそうに演奏する曲などもあり、ファンには忘れられないツアーとなったのだが、ツアー後半では、イナバニーちゃんの踊りを見ようと、双眼鏡&オペラグラスを取り出す人が続出、ドームクラス会場でのライブではないのに、あれほど双眼鏡&オペラグラスでイナバ氏を見る人がいっせいに出現したのは、あのツアーのときだけだったような…。

B’zのふたりのルックスが最高だった96年、ほぼアリーナツアーで44本。チケット代:渚園〜BUZZ!!から据え置きの5500円(指定席)。2枚半券が残っているけど、もっと行っているはずなので、そのほか参加した公演の半券は、なくしたものと思われる。

★注釈
(注1)遠くから見ると網タイツみたいだが、実際は黒のTバックパンツ+黒レースで超タイトなシースルーロングパンツ(ブーツカット)。新田祐克のマンガに出てきそうな、本当にすんごいTバックだった。ファンクラブ会報誌に、「終演後、脱いだTバックを手で広げて見せてくれる稲葉さん」という写真が載ったが、モノクロ写真だったので形がよくわからなかった…。ライブで最初見たとき、「なんかレッチリみたいだなー」と思ったら、イナバ氏いわく「レッチリのギタリストが、ああいうの穿いていてカッコイイなと思って」。やっぱりね…。

(注2)以前、「あまりに客席が近くて、みんな下ばかり見るから、はずかしくて2日目に穿かなかった」というイナバ氏発言は徳島あたりと書いたが、実際に確認したところ、それは松山だった。アリーナばかりのツアーだったのに、松山は「愛媛県県民文化会館」。たしかに近い…とゆーか、ホールなので近すぎる…。それでイナバニーちゃんのダンス。松山1日目の人、ラッキー♪でしたね。

(注3)ギブソン社製のハデなV型をしたギターのこと。「そのあまりにも時代を先取りした斬新なスタイリングに市場が追いつくまでには長い歳月を要しました」と、ギブソン公式サイトに説明あり(日本語)。

↓このギター(ギブソン日本語公式サイト)
ttp://www.gibson.com/jp%2Djp/Divisions/Gibson%20USA/Guitars/Flying%20V/V%2DFactor/

「フライングV」と聞くと、私は「レニー・クラビッツ!」と思うのだが、ここで「ジミ・ヘン」と答える人は一般的な音楽好き、「ランディ・ローズ」と答える人はマニアックなメタラー、「稲葉浩志」と答える人はB’zギーク。このツアー以降、フライングVを持つイナバ氏が時折り見られるようになるが、その演奏はアコギでのソロよりよっぽど安心感アリ。2004年のソロ「en」ツアーでは、クラシックホワイトにベージュっぽい色をペイントしたフライングVが登場。

ちなみにフライングVは意外と重い。秋林、ホンモノのフライングV(70万円)を持っている人に借りて、レニー・クラビッツのマネを忘年会でしたことがあるのだが(ヅラとヒゲとサングラスで扮装したぞー!)、お酒飲んでかなりフラフラしていたので、何度もイスや壁やアンプにぶつけそうになり、オーナーをビビらせてしまったというイタい過去がある。先日、そのときの写真を友人Fが持ってきて、同席したオッシーに「これはイタい写真ですねー」と云われてしまった。フライングVじゃなく、身分相応なZO-3にでもしておけばよかったか(←たぶん、そういう問題ではない)。

↓ZO-3ってこんなギター(フェルナンデス公式サイト)
http://www.fernandes.co.jp/products/zo.html
(形が象さんだから、たぶん「ZO-3」。実売価格はベーシックで3万円前後)

★記憶以外の参考資料
『Be+wiz』vol.06〜32(B’z Party会報誌)
■03.「おでかけしましょ」
[B’z LIVE-GYM ’94 "THE 9TH BLUES -Part1-"] (1994/7/1 横浜アリーナ)

CD:アルバム「The 7th Blues」収録(1994/03/02)

★曲について
バンド色が強く、打ち込みベースが一切ない生ベースオンリー、B’z暗黒時代を代表するアルバム「The 7th Blues」2枚組収録の、「どうにもならん」というメタファーまみれな1曲。当時の音楽シーンを世界的に見ると、グランジブームが去ってオアシスが台頭してきた時代といえるのだが、もともとグランジ/オルタナとは縁がなかったB’zは、ここで一気にブルーズ回帰(≒エアロ路線)。ふたりの髪はどんどん伸びていき、ツアーの最後まで「ネルシャツ+長髪」だった(注1)。「おでかけしましょ」は、「9th」以降のツアーでは滅多に演奏されない曲。それゆえ、昨年突発開催された地方突撃ゲリラツアー「IN YOUR TOWN」で演奏されたとき、「わははははは!そーきたかー!」とNちゃんと大喜びしてしまった。ファンの間で人気な曲とはいえないが、TV音楽プログラムで披露されたことがある(Mステだったか?)。

★ライブ&映像背景
1994年。Part1(55本)と2(32本)に分け、ホール+アリーナクラスの会場で、約1年にわたるロングランツアーとなった「The 9th Blues」(注2)。地獄のツアーとなり、後半はお疲れモード全開、合間に出演したMステでは、そのあからさまなボロボロぶりに、下平アナ(だったっけ?)から「お疲れですね…」と云われてしまったほど、傍目からもわかる過酷さを極めたツアーで、ベストコンディションを保つ難しさを、ご本人たちはもちろん、ファンも思い知らされることになった。

ただし、音と演奏の素晴らしさは格別、このツアーから「B’zライブ=バンドライブ」を印象付け、さすがこのメンバーで3年間やってきただけあると、オープニングの1曲目が流れた時点で深く感心してしまった。

DVDに収録されている横アリ公演は、Part1のラスト2daysのうちの1本。映像を見ると若いとゆーか、とくにイナバ氏の動きは野生児そのもの。ただし、ここまでイナバ氏のアクションがムダに激しかったのは、このツアーくらいまで。コントコーナーはなくなったものの、トム・ウェイツ出演映画(注3)の影響をモロ受けしたイナバ氏の「ぼやきコーナー」があり、この横アリ公演ではさらに、西城秀樹の「激しい恋」をワンコーラスほど披露(注4)、秋林をビックリさせた…が、ゲラゲラ笑いながらの歌唱だったため、かなり聞き取りにくいものだった。中盤、エアロスミス「Livin’ On The Edge」に影響されたと思われるシャウト&ギターリフに、「うひょー!今度はエアロか」と、つい思ってしまった。

アルバムも発売していないのにツアーが始まり、私が最初に参加した名古屋センチュリーホール公演日が、アルバム発売日と重なった。Part2ラストの月寒グリーンドーム公演に行く予定だったが、捻挫して松葉杖をつくハメになり、行けなかったちょっと悲しい思い出がある。計87本。チケット代:5150円(指定席)。5枚半券が残っているので、たぶん5本行ったと思われる。ファンクラブ優先チケットは、93年の渚園から作られるようになったが、会員ナンバーと名前が記載されるようになったのは、この「9th」からである。

★注釈
(注1)髪は最終的にスゴイ長さになって、三つ編みができるほどだった。DVDを見ると、松ちゃんのダブルクロスネックレスが印象的に映っているが、これは93年くらいからずっと付けていたもの(たぶん)。合わせてイナバ氏も、同じ時期にインディアン風な銀の羽根をつけていて、現在それは右上腕にあるタトゥ(「Respect」)のモチーフになっている(たぶん)。

(注2)アルバムは「The 7th Blues」だが、ツアータイトルは「The 9th Blues」。なんで7で9なの?…7枚目のアルバムでLIVE-GYMは9回目になるから、というのがその理由。なお、「ブルース」ではなく「ブルーズ」。「スムース」や「ニュース」と同じで、「Blues」の発音は「ブルーズ」と濁るのが正しい。

(注3)「チキンハート・ブルース」だったかなー…。

(注4)「傷だらけのローラ」は、「RUN」ツアーで披露済(「ロ〜ラ〜!」だけ。しかもアミーゴ・コマシ・エンジェルJr.謎のアメリカインディアン・イネーバとしてなので、かなりアヤしかった)。なんとなくおわかりいただけるかと思うが、イナバ氏はヒデキのマネが上手い。

★記憶以外の参考資料
『Be+wiz』vol.06〜23(B’z Party会報誌)
■02.「もう一度キスしたかった」
[B’z LIVE-GYM LIVE-GYM ’93 "RUN"] (1993/6/17 国立代々木競技場 第一体育館)

CD:アルバム「IN THE LIFE」収録(1991/11/27)

★曲について
一般的によく知られている「いつかのメリークリスマス」のように、綺麗なメロディに甘くせつないながらも歌詞はどこか普遍的な内容で、ちょっと抑え目に淡々と歌い上げる曲なせいか、アルバム収録曲だが、昔からひそかに人気のあった曲(もしかしたら9月発売の「B’z The Best “Ultra Treasure”」に収録されるかもしれない)で、TVの音楽プログラム(Mステだったか?)でも披露したことがある。ただし「IN THE LIFE」製作時、イナバ氏の声は悲惨なコンディションだったせいか、他のアルバムに比べ「IN THE LIFE」、今聴いてもダミ声な歌い上げになっているなと思う。

★ライブ&映像背景
「IN THE LIFE」収録曲だが、映像はその次のアルバム「RUN」ツアー、代々木公演。1993年。「もう一度キスしたかった」がセットリストに組み込まれたのは、ツアー後半のアリーナクラスから。日替わりで「ALONE」、ホールクラス時の頃は「恋じゃなくなる日」だった。なので、ホールクラスのみの参加の人や、「ALONE」の日だった人には、嬉しい内容かもしれない。複数公演のある会場やキャパの違う会場でセットリストを変えることを始めたのは、このツアーあたりからだった…ような気がする。なお、アルバム「RUN」収録の「月光」「赤い陽炎」のバラード2曲は、ツアーの最初から日替わり演奏。

収録されている映像を観ると、衣装は「IN THE LIFE」ツアーに戻ったかのようだが、これは途中で着替えたからであって、基本は「TIME」ツアーと同じスタイル、1曲目から短パン(イナバ氏にいたっては、「誰がこんなん着るん?イナバしかおらへんで!」な豹柄)だった。「このときまだこんなジャケット着てたんだ〜」と、DVDを見ながらつい遠い目になったが、イナバ氏着用ジーンズのダメージ具合に、時代を感じてしまった。松ちゃんの真っ赤な衣装は、個人的によく覚えている。この格好のままコントコーナーに突入し、なんと後半のアリーナツアーでは、「哀愁でいと」を演奏しながらメインボーカルで歌う松本孝弘氏という、いまでは信じられない姿が拝めた。「RUN」ツアーは、実にミラクルなコーナーを持つツアーだった。

そして私がもっともヒヤヒヤしたのは、「EASY COME, EASY GO!」での、イナバ氏によるギターソロ(ベン・E・キング「Stand by me」かと思うようなアレンジになっていて、メンバー横一列、アンプラグド風に演奏していた)。綱渡りを見守る気分とはこのこと、一番の盛り上がりで音をハズしたときは、「頼むよ…イナバ…」と泣きそうになった(注1)

そのほか、松ちゃんのメインギターがヤマハMG-Mよりギブソンレスポールに変わったという、記念すべきツアーでもある(注2)。全49公演、チケット代:TIMEから据え置きの4500円(指定席)。バカだった私はなんと11本も行ってしまった。どうやってチケットを調達したのかあまり覚えていないが、すべて正規ルートで購入したことだけは、胸張って云える。

★注釈
(注1)リハーサル中、必死にギター練習をしているイナバ氏に――

明石さん:「稲葉はねー左手だけはできているんだよね」
松ちゃん:「右がついていってナイ」
明石さん:「右と左があってナイ」
松ちゃん:「それはギターでいうところの『出来てナイ』(笑)」

…とダメ出し。実力は、松ちゃんいわく「(当時のチーフマネージャー)鶴ちゃんと、どんぐりだね」。

出来ずに四苦八苦しているフレーズをなんなくこなす松本さんに、「上手いねー!」というイナバ氏。「当たり前だろ!これで何年飯食ってるんだよ」と、さらに返されていた。

(注2)ただし、DVDで使用しているのはヤマハMG-M系(松本モデル)。オイルコーティング以外の塗装がまったくされていない&シェイプが変わった特殊なタイプで、ツアー後半から登場。なので、ギター好きの松本マニアにはニヤリの映像だと思う。DVDで久しぶりに見て、ひどく懐かしい気分になった。

↓このギター(B’z公式サイト)
http://bz-vermillion.com/tak/gtr/yamaha/28s.html

★記憶以外の参考資料
『Be+wiz』vol.06〜20(B’z Party会報誌)、『GB』、『BEST HIT』、『JUNON』、他
…というわけで、18日にリリースされた「B’z The Best “ULTRA Pleasure”」に付いてくるDVDのライブ映像について、その背景および曲のためにならないプチ解説をしたいと思います(それぞれのツアーやB’zデキゴトロジーに関しては、9月にまとめて書く予定)。ただし大昔のことゆえ、間違って覚えている可能性かなり大、自分の記憶だけではたいへん心もとないので、押入れからホコリ被っていたオフィシャル&アンオフィシャル資料、記事掲載誌などを引っ張り出し、それらで裏取りをしながら書いていきます。なんか書いてるうちに、バカやった当時のイタタタ過ぎる自分のこともいろいろ思い出しそうですネ…。

なお、検索などで当ブログに来られた私と同じ経歴を持っているB’zファンの方、「間違ってます」「私もそうだった!」「実はそれ…」など、ご指摘/ご意見/ご感想/今なら(時効で)語れる話がございましたら、ぜひお声を掛けてください…って、当ブログは海外スパムのせいで外部コメント不可状態(dairyユーザーのみオッケー)なんですよね…。くすん。

■01.「"愛しい人よ"Good Night...」
[B’z LIVE-GYM Pleasure’92 "TIME"] (1992/8/20 横浜アリーナ)

CD:「代表取締役刑事」エンディング曲
2nd GUITAR KIDS RHAPSODY CAMDEN LOCK STYLE(1990/10/24)
アルバム「RISKY」収録(1990/11/07)

ガーン!シングルリリースは90年だとゆーのに、その18年後の今やっとこの曲の正式タイトルを知ったよ…うわああ〜!ごめーん!>松ちゃん&イナバ

× 「愛しい人よGood Night...」 → ○ 「"愛しい人よ"Good Night...」

★曲について
B’zにとって(たぶん)初の、シンプルなメジャーコード進行によるエピックなバラード。この曲が出るまでB’zのバラードといえば、マイナー進行の哀愁引き摺るメロディに、ちょっと不倫っぽい内容の歌詞が乗ったものが多かった。いまのB’zならば、どんなバラードでも作れるだろうけど、あの頃の「シンプルなエピック」が、20年経て「へりくだりシンプル」で「よりテクニカルなエピック」とレベルアップしてしまったので、メロディ・歌詞ともに、この曲以上の直球勝負なバラードはもう出てこないかもしれない(いまは単純なことができないから)。歌詞は、稲葉が書いたとは思えないほど隠喩がなく、クサくてダサい言葉が続く。曲は、いつものようなフックの連続はなく、ギタープレイもシンプルの極致。これはこれでいい、20年近く経った今でもそう思う。ただし、実際にライブで聴くとなると、今のB’zより92年頃の若いB’zのほうがいい。今だとちょっとキツイかな。

ご友人の結婚式で歌うことなったイナバ氏、たしかこの曲を歌ったんじゃなかったけ?…結婚式の余興で持ち歌をカラオケで。これは恥ずかしいかも。

★ライブ&映像背景
1992年、初のアリーナツアーとなったTIMEツアー後半の横アリ公演。アルバムツアーではなく、2回目となるPleasureツアー(アルバムにとらわれないお祭りツアー)で、この日の横アリ公演は、たしか業界関係者招待の日、いろんな人が観に来ていたような覚えが。この「TIME」ツアーは、バンド色の強い今のB’zのライブスタイルに近く、スターフィッシュを使ったハデなステージングなど、彼らにとってはターニングポイントとなったツアーでもある。ちなみに「ZERO」のPVは、この横アリ公演で撮ったもの。ライブ写真や映像を見たとき、ファンは衣装でどのツアーかを判断するのだが、松ちゃんの牛柄ベストはここで登場。イナバ氏はサイケなロングスパッツで登場、そして短パンに。「この人、実はサイケで誰も着ないようなヘンな柄が似合うのかも?」などと思っていたら、後半、思いっきりアクセル・ローズを意識した衣装で登場、49ersシャツ、ゴーグル、短パン、ナイキシューズ…「あーイナバは、サイケ柄が似合って、時代の影響を受けやすい人なんだ」と確信するに至った。衣装の面でも、ターニングポイントとなったツアーといえるだろう。なお、この頃コントコーナーはまだ存在していた(注1)。センターステージでもないのにスタンドは360度ギッシリ埋められ、私も城Hで1回、バックステージから観た。全12公演。バカだった私は、その半分の6回参加。チケット代:4500円(指定席)

このときの「愛しい人よ…」のアレンジは、まずオルガンのみの演奏でワンコーラス、静寂の中、しっとりと歌い上げるイナバ氏。ボーカルを殺さない松ちゃんのギターソロも素晴らしい。セットリストの中でもっとも映えた曲でベストテイク、今回DVDに収録された理由がよくわかる1曲。当時、ステージ上のイナバ氏を見ていた私は、ただ振り回すだけでない、マイクスタンドの使い方がずいぶんと上手くなったなあ、と感心した覚えがある(注2)。

★注釈
(注1)TIMEツアーでは、「B’zのふたりはこんな素敵な関係なんですよー♪」な寸劇風コントがあり、新幹線編・LA編とあったのだが、どれも見所は「はしゃぐイナバをたしなめるオトナの松ちゃん」。キメセリフも「フッ…」「B’zのリーダーと云えば親も同然」などあったが――

松本氏:「ゴメンですんだら税務署はいらないんだよ」

当時は無邪気に笑うだけだったが、まさかその約10年後、脱*疑惑で捜査され(とりあえず故意ではないと判断を受ける)、追徴課税を受けることになるとは…。10年経って笑えない話となってしまった、ちょっとイタタ!なコントである。

(注2)それまでのイナバ氏は、マイクスタンドを激しく振り回しすぎたために、マイクがすっぽ抜けて遠くへ飛んでいってしまうだの、マイク自体を忘れてステージに上がってしまうだの、今では考えられないミスをいろいろとやらかしていて、当時の私はいつもヒヤヒヤしながらイナバ氏を見ていた。数年前、TVの音楽プログラムで「自分の中で、最初にマイクスタンドの位置は決まっていて、まずそこにないとダメなんです」と回答したときは、ご本人にはたいへん申し訳ないのだが、聞きながら思わずほくそ笑んでしまった。

★記憶以外の参考資料
『Be+wiz』vol.06〜15(B’z Party会報誌)、『GB』(ソニーマガジンズ)、他
20周年記念:「曝涼秘宝展」…の前に
ちょっと調べものをしようと昔の資料を出してみたら、お宝からしょーもない/くだらないものまで出てくる出てくる、あるわあるわ――なんと20年分!

…B’z関連のブツ(写真はその一部)なんですけどね。

部屋がすごい状態、収拾つかなくなってしまいました。考えてみれば、なにかゲットしても「ポイッ!」と押入れに放置、本に挟んだまま、棚の上に置きっ放し、卒論と卒業証書と一緒の箱に入れっ放し…などしてきただけ、目録・分類法に則ってファイリングをするだとか、丁寧にキャプションつけて時代順に並べるだとか――そういう愛情のある整理整頓なんざ、一切してこなかったんですよ、この20年の間。

さすがにそのままではヤバイ。

保存状態をこれ以上悪くするわけにはいかないし、思い入れもそれなりにあるし…なので、今月から少しずつ、これらB’zコレクションを虫干し整理していこうと思っています。

なんかいろいろあるけど、お宝より、しょーもない/くだらないもののほうが断然多いあたり、コレクターの性格がよく出てますね♪てへ♪

でもコレクション曝涼展の前に、DVD解説をしておきたいなー。
←購入しました。楽天ポイント使いました。
…そういう時代なの♪

東京にお住まいの人はいいな〜。渋谷ジャックだのB’zサプリだの、いろいろ見れたりもらえたりするんだもん。地方在住者はツライ。ちっ。

で、その「ウルプレ」を購入されたみなさんは、たぶん「CDよりまずDVDチェック」されていると思うのですが。

え〜っと、私め、特典DVDについて以前こんなことを語りました。

↓20周年記念
http://diarynote.jp/d/25683/20080428.html

>04. love me, I love you
[B’z LIVE-GYM ’96 "Spirit LOOSE"] (1996/5/22 国立代々木競技場 第一体育館)
「あとはそうだなあ、せっかくSpirit LOOSEツアーから収録するんだから、あの伝説の衣装『黒のTバック&シースルーロングパンツ』で歌った『REAL THING SHAKES』にして欲しかった」

そしたらば。

04の「love me, I love you」になり、♪ちゃららららららららら〜ん♪とあの独特なイントロが流れ、映像が始まったら…あれ?あれれれれれれ?イナバ氏、あのヘンな赤いシャツ着てるじゃん?…ってことは…ってことはボトムはアレ!?…ってか、アレしかないじゃんっ!?たしか徳島かどっかの会場では、ステージと客席が他会場より近かったために、みんなイナバ氏のボトムを凝視、恥ずかしくなったイナバ氏は二日目着なかったというアレですよ!

…すいません、「love me, I love you」でも伝説の衣装「黒のTバック&シースルーロングパンツ」でした!ぐは!!

よくあの衣装の映像使ったよ〜!…たしかに「Spirit LOOSE」っちゃーやっぱ「話題はアレ」とはいえ、こうやってカメラワークのある映像で見ると、つくづく「よく着たよね、あの衣装」と思います。♪あのころ〜君は〜若かった〜♪(32くらい?)…当時、運よく最前列でライブ見たんですけど、あの格好で出てきたとき、目のやり場に超困りました。アンコール前になって、Nちゃんと「イナバどーした!?なにがあった!?とうとう外れた?いや外したのか?タガを?」と、語り合ったもんです。

ただ残念なのは、「love me, I love you」ではあまりバックを見せてのダンスがなかったので(だからDVDへの収録は「love me〜」にしたのかなー)、DVDでも後ろ姿はチラリとしか見えないこと。赤いヘンなガラシャツで半分以上隠れて見えない。実に惜しい長さです<赤いイナバらしいヘンなガラシャツ

すみません、また改めて感想は書くと思いますが、今日は「特典DVDだよ!DVD!『04. love me, I love you』チェック!」ということで、とりあえずここまで。

あー!眼福ー!寿命延びたぜっ!!
5/31(土) B’z LIVE-GYM 2008 ACTION at 福井サンドーム
←これは、20周年記念イベントのひとつ、「ファンが送った写真を飾ったツアトラ」です。私とNちゃんのツーショット写真(昨年の「B’z in Your Town」ライブ会場で撮ったもの)もあります…ってどこに?

…というわけで、今年2月の京都に続き、5/31(土)雨模様の「B’z LIVE-GYM 2008 ACTION」福井サンドーム公演に行ってまいりました。

以下、地下に移動。

情報収集のためによるアクセスが多いのがちょっとヤなので。
←バックライトのせいでわかりにくいんですが、このジャケット、なんだか奈良画伯がお描きになりそうな構図です。ポーズ…というよりヴォーグでキメてるイナバさんあたり、とくに。

まだこのシングル買ってないとゆーのに、ウルトラベストなる「B’z The Best “ULTRA Pleasure”」が出るとか。

↓B’z 20th Anniversary Special Web Site
http://bz20th.com/
(20周年だって…うわ…この前10周年だったっつーのに)

で…これがねえ…初回盤特典DVDは大歓迎だけど、収録曲にはとんと興味がわかない。10年前の10周年記念に出たベスト盤ですら、ほとんど聴かないもの。なぜってそれは――ファンのみなさんはよくご存知だと思いますが――B’zはシングル曲ではなくアルバム収録曲が彼らの本質だからです。

★マジメでキレイ好きの性格が音にまで出ていて、基本はメロディアス、グランジやノイジーな曲は大キライ、でも実は変拍子(5拍子ね)の曲にコダワリのある松本さん。

★誰が見たって女に苦労したことなさそうなイイ男なのに、基本はダメ男ソング、「君がいないと僕ダメなんだ」と女にへりくだりまくり、頭良すぎのメタファーまみれ、黒い影を抱え込む詞を書きながら、でも実はビックリするほどエロなイナバさん。

それがよく表れているのは、明らかにアルバム収録曲(もしくは2nd beat)です。

…というわけで私の期待は、ファン投票(ひとり1票で3曲)で収録曲が決まるという、もう1枚のウルトラベスト盤「B’z The Best“ULTRA Treasure”」のほうに。

↓詳細はこちら(20周年公式サイトでリクエスト大募集中!)
http://bz20th.com/treasure/index.html
(音源アリです)

ちなみに10年前のリクエストベスト盤「Treasure」で、私が1票投じた3曲は以下。

1.「孤独のRunaway」(ミニアルバム「Mars」収録)
2.「FUSHIDARA 100%」(シングル「LOVE PHANTOM」2nd)
3.「KARA-KARA」(シングル「裸足の女神」2nd)

私が投じなくても放っておいたって、「RUN」あたりは選ばれそうだし、ここはシュミに走ろうと思ったんですよ。そしたらば、「Treasure」ではなく「Mixture」に3曲すべて収録されたというオチがついてしまったという…。当時のファンクラブスタッフまで、「実はよく聴くのは『Mixture』なんです」と云っていたことを私は覚えてますよ、ええ…。

■「B’z The Mixture」(2000年2月)
最新録音曲、最新リミックス曲、完全未発表曲により構成された{裏ベスト}的アルバム。彼らの音楽的変遷がつぶさに見てとれる内容であると同時に、現在の音とギャップの小さな状態で聴かせることで、その音楽的な芯がどこにあるかも見えてくる。(amazonより引用)

そんな私が今回1票を投じる予定の3曲は、以下。

1.ながい愛(アルバム「Brotherhood」収録)
2.恋じゃなくなる日(ミニアルバム「FRIENDS」収録)
3.銀の翼で翔べ(アルバム「Brotherhood」収録)

…ヤバイ。
なんかまた外れそうな気が。
「B’z The “ULTRA Mixture”」が出るのを期待すべきかしら?

なお、「B’z The Best “ULTRA Pleasure”」の初回盤特典DVDの内容は以下です。

■初回盤特典DVD収録映像
01. 愛しい人よ Good Night...
[B’z LIVE-GYM Pleasure’92 "TIME"] (1992/8/20 横浜アリーナ)
02. もう一度キスしたかった
[B’z LIVE-GYM LIVE-GYM ’93 "RUN"] (1993/6/17 国立代々木競技場 第一体育館)
03. おでかけしましょ
[B’z LIVE-GYM ’94 "THE 9TH BLUES -Part1-"] (1994/7/1 横浜アリーナ)
04. love me, I love you
[B’z LIVE-GYM ’96 "Spirit LOOSE"] (1996/5/22 国立代々木競技場 第一体育館)
05. BAD COMMUNICATION
[B’z LIVE-GYM Pleasure’97 "FIREBALL"] (1997/3/23 東京ドーム)
06. Calling
[B’z LIVE-GYM ’98 "SURVIVE"](1998/6/2 大阪城ホール)
07. LOVE PHANTOM
[B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"] (2000/8/9 千葉マリンスタジアム)
08. GOLD
[B’z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"] (2001/7/15 西武ドーム)
09. Don’t Leave Me
[B’z LIVE-GYM 2003 "BIG MACHINE"] (2003/12/27 東京ドーム)
10. さまよえる蒼い弾丸
[B’z LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK"] (2005/7/7 幕張メッセ・イベントホール)

01の「愛しい人よ〜」は、92年TIMEツアーの横アリ公演分ですか。たしかこのツアーの初日は横アリで、私も行ったっけ(パンフがバカでかくて泣いた)。そのときの「愛しい人よ〜」では、イナバさん、最初っから歌詞がぶっ飛んじゃったようで、サポメンの増田さんによるオルガン伴奏だけがシーンとした会場に流れ、途中からごにょごにょとごまかしながら歌い出したということがあったっけなあ。うんうん、あったよ、そんなこと。でもさすがにその映像は使えまいて。

あとはそうだなあ、せっかくSpirit LOOSEツアーから収録するんだから、あの伝説の衣装「黒のTバック&シースルーロングパンツ」で歌った「REAL THING SHAKES」にして欲しかったと、み〜んな思ってると思う(最前列で見て、目のやり場にマジで困ってしまった当時のアタシ)。イナバさんのパブリックイメージは短パンだけど、実はそれよりすんごい衣装が多かったのよ、うんうん。

…というわけで、ファンのみなさま、ベスト盤を予約しましょうね、という話(←ホントか!?)でした。
一回お休み♪

…冗談はさておき。
今日は「B’z LIVE-GYM 2008 ACTION at 京都会館」なので、京都へ行ってきます。

京都会館は9th Bluesツアー(94年)以来だ!
(↑あくまでも私が参加したのが、という意味です)

青春のいい思い出だったからなあ、京都会館と城Hは。

楽しんできます!キャッホー♪

2007年8月3日 びーず語り
金沢公演のときのファンの話題といったら、「松戸どうだった??」。

「8/5(日)松戸公演、8/2にその当落が決定」だったからです。

友人いわく「秋林どうする?松戸チケットあるよ。行く?」。

…行く?
松戸のチケットあるの?
それ以前に松戸ってどこ?
愛媛??…それは松山です>秋林さん


千葉、だぁああ!?<松戸


行けるか〜〜〜〜!!


…ところで、ウチのままりん(母)ですけどね、なんでも前日にB’zのライブ会場を車で通りかかったそうで、こんなこと私に云ってきたんですよ。

「あのね〜、ツアートラック3台くらい(注1)見たんだけど、どれも大きくなくて(注2)、化粧もされてなくて無地っぽかったよ(注3)。白じゃなくて赤と青(注4)だったけど。あ、1台は神戸ナンバー(注5)だった」。

………。
B’zのファンではないままりん(母)なのに、通りかかっただけでそんなチェックする人になってしまったのは、やはり私のせいでしょうか。ちなみに私も、前日にままりんとは別で会場を通りかかった際、同じチェックをしました。……。

■注釈の解説
(注1)(注2):
つまり機材やセットが多くない、こじんまりとしたステージであるとわかる。

(注3):
ツアトラに化粧を施してあるミュージシャンはお金持ち。またその化粧具合でステイタスがわかる。B’zは毎回超豪華。なので、今回はいかにイレギュラーであり、突然決まったツアーなのかをツアトラが語っているようなものである。

(注4):
白無地や白地に黒文字タイトルだけというのではなく、全体が赤に青、さらに少々化粧されたツアトラであったことから、突然決まったツアーでも貧相なツアトラを使用しない、さすがB’zであるとわかる。

(注5):
いつもは関東方面のナンバーなので、急きょ関西で1台手配したのかもしれないということがわかる。
今日も行ってきます!

「今年はツアーをやりません」宣言をしておきながら、日本各地に出向いて、突撃ゲリラホールライブを絶賛好評開催中♪のB’zご一行様。公演告知&チケット発売が、「ライブ当日の3〜4日前でチケット送付が前日(!)」という、ギリギリチョップを一般会社員ファンに食らわしてくれています。

「大都市でのドームライブばかり、たまにはホールでやりたい。地方の人にも見てもらいたいし」というB’z側の計らいで、通常のツアーLIVE-GYMではなく、SHOWCASEという形式を取ったホールクラスのライブは、今まで何度もあったんですけど、こんなギリギリ発表&長め開催なのは初めてです。

東京や大阪では「TEL予約してローソンチケットで発券」だったのに対し、今回のホクリーク地方は「7/23(月)北國新聞&福井新聞に公演告知、24(火)〆の郵便振替入金、おひとり様1公演2枚まで、公演1〜2日前に当選者にチケット送付、落選者は返金」とゆー、当落が最後までギリギリの状態でした。

私めも、23日の朝に「新聞に出てる!」情報をリークされ、慌てて新聞をゲット、そのまま通勤電車に乗り、友達にメールしまくってました。翌日、会社を午前休し、郵便局で振替処理。4口申し込みました(友達や親戚に名前と住所を借りた)。

29日(日)は福井が、31日(月)は金沢の結果がくるとゆーことで、おかげで先週はドキドキの週末を過ごしましたよ…。

29日(日)。「チケット来た!」書き込みが続く中、窓から外をチラチラ見ては落ち着かない私でしたが、12時過ぎにとうとう佐川さんが秋林家に来ました!やった〜〜〜〜!!…玄関へ飛び出していくと、佐川さんは――

「おめでとうございますっ!少ないチケット、当選しましたね!」

………。
「お荷物のお届けです」というご挨拶はなく、第一声がこれ。
「おめでとうございます」と云って入ってくる宅配業者さんなんて、初めてっス。

とりあえず福井チケットは確保、あとは金沢の当落結果とどう云って会社を休むか。
それが(大)問題だっ!

どうしようか悩みながら会社へ行き、休み時間後、自分の仕事場へ戻ると上司から――「いま、お母様から電話があったよ。大至急、携帯のほうに電話が欲しいそうだ。緊急の用事らしい」と云われました。なにごとっ!?なにが起きたの!?と、慌ててオフィスを出て、ままりん(母)に電話してみれば――「金沢チケットが届いたよ〜♪席はね〜×列××番でね〜…それでね〜…(以下略)」。

………。
嬉しかったけど、なにもそんな電話を会社にしなくたって…>ままりん

その後、上司に「すみません…突然なのですが、あの…明日、お休み頂けないでしょうか?」と訊いてみると、上司は「1日でいいのか?」。内容はともあれ、ままりんの電話が功(…)を奏し、秋林、ブジ会社休み決定!

そういうわけで、8/2(木)金沢市観光会館にも行ってまいりました。

金沢にお住まいの方ならご存知なように、だいたいロック系のライブの会場は、厚年(石川厚生年金会館)、文化H(金沢文化ホール)、サンテン(石川産業展示館)で行われることが多く、B’zで観光会館というのは初めて。ちなみに秋林、5歳のときに行った西城秀樹コンサート以来!

そして、福井フェニックスプラザとは比較にならない音響の良さに感動。ギターの低音があれほどクリアに聞こえてくるとは。大満足!

なおセットリストは福井とまったく一緒、内容もMCで「金沢観光しましたよ」(B’zは昔から必ず金沢ではあっちこっちに出かけてます)以外、特記するようことはなく、そのままつつがなく終了したのですが――イナバさんが最初に着ていたシャツが…個人的に気になりました。誰が着るねん!というシャツを着てこそイナバ!とは云え、むむむむむ…。

↓だってコレと似ていたから
http://diarynote.jp/d/25683/20061002.html
(イナバのシャツは、たぶん模様は星、もっと胸元にありましたケド)

そしてライブ終了、会場を出て、まったり気分で食事し、そのままなんとなく片町をブラブラしていたら。

…………。

やっぱ金沢はいいね、うん♪

↓ツアトラの話
http://diarynote.jp/d/25683/20070803.html

↓福井公演の感想もどきはこちら
http://diarynote.jp/d/25683/20070731.html
行ってきます〜!

そーいえば、13年前の今日は渚園だったのよね。

そして今日一緒に行くメンツ全員、あのときと同じっつーのもまた…。

行ってきました。

気持ちはわかる、よーくわかるのよ、でもね――
イナバさん…「HOT FASHION」の歌詞を復習しとこうよ。

というわけで、98年の米原公演以来、久しぶりのホールライブに参加してきました(ZEPPはライブハウスであってホールではなーい!)。福井フェニックスプラザでのB’zライブは過去2回(91年と95年)あり、トーゼン私も参加してますので、よく知ってる会場のひとつといえます。なので、ロック系ライブには適してないデッドポイント地獄なホールだと知っていて、ある程度の覚悟はしていたんですけどね…トホホ、今回もやっぱり最悪な音響状態で泣きました。あーうー。

ライブ自体はたいへん良かったです。ホールライブらしい、死ぬかと思うような怒涛のセットリスト。40過ぎのおっさんたち、ダイジョブか?と心配してしまうほど。私め、ここのところずっと「ドームライブでダルダルまったり気分」だったこともあり、B’zのライブでこれだけシンドイ思いをしたのは、約10年ぶりでした。体力続かず、アンコール前にして体の動きがストップ。がーん。B’zがこんな怒涛のライブを当たり前にしていた頃、三日連ちゃんで行った昔の自分が信じられません。♪いまは〜もう〜うごかない〜このかーらーだー♪

普段のライブより体が動かなくなった…というか、体力を根こそぎ持っていかれた理由はもうひとつあります。福井フェニックスプラザの空調がまったく効かず、ホール内は熱気で地獄の暑さだったのです。

ここは代々木か!? (注)

(注)代々木第一体育館のこと。夏にここでライブをすると死ぬほど暑い思いをする。古参B’zファンにとって「地獄の代々木」。もみくちゃにされるライブハウスとは違う暑さ。

暑くて暑くて死にそうなのは、ステージ上のみなさんも一緒とは云え――

最前列!
ステージ上のイナバにタオルを投げつけるな!
バカモノ!!

いつの間にこんなマナーの悪いヤツが増えたの!?
まったく!もう!

そしてライブが終了、まったり気分で退場しようとドア真横を通りかかったとき、コワモテで有名なKマネージャーが、じ〜っとステージを見ながら立っているのを発見。さすがホールクラスでのライブ、こんな間近でKさんを見るなんてなあ、やっぱマジコワモテだよなあと思いつつ、「お疲れ様でした…」とペコリ挨拶をしたNちゃんと私だったのでした。

やっぱホールライブはいいね、うん♪
…ということで、大阪1日目に行ってきました。

うん。
「CIRCLE OF ROCK」より良かったです。

いつも一緒にライブへ行くNちゃんとは、もう10年以上お付き合いさせてもらっていて、「RUN」が流れると、互いの思い出が走馬灯のように駆け巡ります。

「初めてのツアーの追加公演ではガラガラだったのにね」
「うん」
「あんなことあったよね」
「うん」
「こんなことあったよね」
「うん」
「文句云いつつ、やっぱりここにいるよね」
「うん」
「イナバも松ちゃんもフケたけど、いい感じのオヤジだよね」
「うん」

よくまあここまで私たちも来たもんです。

そしてライブ会場では、これまた10年来のB’zまわりの関西系友人5人くらいと会いました。京都に住んでいたころとは違い、いまとなっては年に1回ライブ会場でおしゃべりするだけの仲間たちなのですが、その中に98年1月「SURVIVE」の米原公演でその日限り一緒だった子(当時ハタチだったからいま28かな)と、8年ぶりですか――会うことができ、たいへん感動しました。

仲間のうち、ファンをやめた人はただのひとりもいません。

なぜB’zは根強い人気があるのか。

たぶん――そういったファンに支えられているから、そしてB’zもそれをよく理解していて、私たちを裏切らないことで応えてくれるからなんだと思います。…ヨグとはえらい違いであるっ!

正直云うと、最近の曲はてんで私好みではありません。それでもファンをやめないのは、やっぱり惚れていて、彼らに騙されている(←いい意味でね)ことが心地良い――つまり、愛し愛される絶頂感をずっと、めいっぱい、感じているからなんでしょう。

そんなことを強く思った、今回の「B’z LIVE-GYM 2006 “MONSTER’S GARAGE”」でした。

…ただね。

会場限定販売ツアーグッズであるショートパンツ。中田ヒデが穿きそうなビタパン。

それを売りたいのならば――代表してアンタがライブで穿かなきゃダメじゃんっ!>イナバ
…短パンイナバを再び!
←つい先だって「心に響かない」とか書いてたくせに!

7/2(土)、B’z LIVE-GYM2005「CIRCLE OF ROCK」に行ってきました。

まず席がかなりステージに近くてビックリ。
ステージが****配置だったために近かったのですが、LIVE-GYMは一番最初の「OFF THE LOCK」から(正確に云うとヤマハのギターセミナーから)参加している私めも、あのステージの形は初めてでした。メインではね。

しっかし…アルバム曲以外から選ばれた、懐かしめの曲ときたら!なんとマニアックなことよ!

でも、曲のタイトルはすぐにわかって結局全部一緒に歌えちゃったし、さらに、タダでもらったオフィシャル冊子のコンテンツ「以下の歌詞から、マニアックな3曲のタイトルが出てきますか?」では、タイトルどころか最初からその曲らが歌えちゃうし――B’zに対して自分は「まったりじゃなくマニアックになってしまったのか!」と、ちょっとばかりショックを受けてしまいました。がーん。

で、感想なんですが。

アルバムについて散々なことは書いたけど、彼らは生で聴いてこそ真価が出るバンドだなと改めて実感。ただし、その傾向はここ数年、かなり顕著になってきているように思えます。

時代や年齢とともに変化してくるのは当たり前です。でも2000年に入ってからのB’zは、やたらと博愛的で優等生、あるいはキャンプファイアーソング的なものが多く(タイアップのせいだけじゃない)、個人的にウンザリしていたところがありました。アーティスト自身が幸せになると、こんなところに影響が出てくるとゆーか。

イナバ、あなたは本来もっとドロドロインビでマゾじゃない?
松ちゃん、最近ムリヤリな転調が多いのは、ほかにやることがないからなわけ?

生で聴いて/観て、ダイレクトに大脳へ情報を送らなければ、私はもう、彼らのエモーションが感じられにくいような音体質になってしまったのかな…。

アルバムツアーだというのに、アルバムからの選曲が前回のツアー以上に少なかったことはどうにも気になるし、最後「*******」で終わるってのも、「それでいいのか?」と今後が多少不安になってくるし…う〜ん…。

…など、少しフクザツな気持ちになりましたが、前回の「BIG MACHINE」ツアーよりずっとずっと楽しめました。全体的にシンプルだったことが良かったのかもしれません。でも9月の大阪公演はドームなので、ステージングがハデになりそうだよなあ。…ってか、大阪ドームでジャンプしていいの?

ところで、今週から始まるCXドラマ「海猿」の主題歌なんですけど。

昨年公開された映画版ではJOURNEYの「Open Arms」、ドラマ版ではB’zの「OCEAN」――これにはさすがの私も苦笑。わかってて選んでるんだったら、こりゃかなりの皮肉になるかと。

先日(ようやっと)TVで映画「海猿」を観た際、たしかにあのストーリーであの出来ならば、JOURNEYはピッタリだなと思いました。B’zファンの私が云うとどうにも自虐的に聞こえちゃうんですが、ドラマがあの映画路線で行くならば、たしかにB’zはピッタリ選出でしょうね。ふーんだっ!!
毎年恒例というか、年末になるとなんでかB’zの映像ばかりを見てしまうナリ。

…とゆーわけで、今年のB’z総括をば。

今年は一言で云うと、B’zの位置がクリアに見えた年でした。この何年も…それこそデビュー当時からずっと見続けてきたのですが、彼らをめぐる環境やライブはごく当たり前、ほかのアーティストとさほど変わらないだろう、ファンの意識だって変わらないと思ってました。

がしかし。

TMGや稲葉ソロライブに参戦してみて、B’zがいかにでっかいミュージックビジネスの上に成り立っているのか、そしてファンがいかに恵まれているのか(=彼らに愛されているか)が、よくよくわかりましたよ。いまさらなに云ってるんだと思われそうですが、いままではあまりにも身近すぎて、逆に見えなかったんです。

もちろん彼らだって最初から恵まれてなかったんだろうし(私はその姿だってちゃんと見てきたナリ)、成功とともに得てきた環境(たとえばL.Aレコーディングスタジオ長期貸切、特効バリバリライブの演出、ファンに配られる趣向に富んだ新聞などのオマケ、最高レベルのスタッフ…などなど)なんでしょうが、そのレベルアップがたいへん自然だったので、ハイレベルなことをしてのけているとなかなか気付かなかった、とでも云うか。

ただ、じゃあ具体的に云ったらどうなのよ?と訊かれると、これが上手く答えられない。そうだニャ…ファンクラブの会報やTMGのドキュメントを見てると、ツアークルーのみなさん、エリックやジャックたちの発言や行動を通してそれらを感じることが出来るかな…。

がしかし。
B’zのポジションがよく見えたことで、今度は「(これだけのことすでにやってきて)これからどうすんのよ?」と、未来が心配になってしまい、大きくなりすぎたB’zビジネスによって、マンネリに拍車がかかりそうで不安だったりします。

年明け早々にもツアーチケット予約が始まりそうです。私はたぶん参加するでしょう。でもそれは、以前(約10年前)のような「楽しくって仕方がないから行きたい」という意識からではなく、人生の思い出作りの一環としての要素が強いような気がします。

そんな中、今年のTMGツアーだけは違いました。
もう楽しくって楽しくって仕方がなく、どこまでもツアーについて行きたいと思う自分――こんな気持ちは92-93年のRUNツアー以来でしたよ。

ステージングはハデじゃないし、規模だって小さい。でもショーがハイレベルな中でもいい意味でミニマムにまとまっていたし、松ちゃんが云うように、バンドもクルーも心から楽しんでるのがすごく伝わってきて、近年のB’zのライブじゃ得られない醍醐味を味わせてもらったという気持ちで一杯です。本当に楽しかったんだよう!

というわけで、今年はソロ活動を通してB’zのポジションがよく見えた年。
来年はどうなるのかな…。

■検索で来られたみなさまへ
←のmyテーマ一覧「B’z語り」に、いろいろB’zについて語ってる過去ログがあります。

↓ごあいさつはこちら
http://diarynote.jp/d/25683/20040811.html
←TMGでベースを担当したジャックおじさん♪こと、ジャック・ブレイズさん(40代半ば、たぶん)は、TMGで一緒だったエリック・マーティンや、そのほかエアロなどに楽曲を提供していることでも有名で、松本孝弘先生いわく「プロデューサーな観点でアイデアを出してくれる人」。そしてご本人いわく「ライブを見に来てくれた人を楽しませたいんだ」。私はTMGライブで初めて生ジャックおじさんを観たのですが、彼の云わんとする「楽しさ」が大変伝わってくるパフォーマンスでした…が、初めてスティーブン・タイラーを見たときも思ったように、ガイジンの底知れぬ体力とゆーものは、ジャパニーズにとっては実に驚異的で――なんつーか肉食獣がステージに立ってるよニャと思いながら、客席からしみじみ眺めていたのでした。

エリックの公式サイトのNEWSがやっと更新されて、なんかネタないかな〜と思って読んでいたら――TMGライブDVDのコピーがエリックの元に届いたそうです。「だからいつか発売されるかもね」とのこと。

↓The Official Eric Martin(公式サイト)
http://www.ericmartin.com/
(音が出ますので注意!)

↓すんごい楽しそうなTMGの写真いろいろ(上記サイト)
http://www.ericmartin.com/gallery.asp?categoryid=84
(ページを進んでいくと面白い写真が出てきます)

そして日本から帰ってきてからというもの、エリックは土曜日になるとジャックおじさんとクリスに電話してるそうで――日本での楽しかった日々についていろいろ語り合ってるようです。あとはパパになる準備をしてる最中です、といったところでしょうか。

曲を作って、プロモーション活動して、ライブして――こう書くと簡単ですが、TMGがスタートしたとき、もうできないんじゃないかと何度もくじけそうになったとB’zのマネージャーK氏が語っていました。日本と米国ではシステムが違うからです。それでも松本さんはあきらめず、詞がなかなか書けないエリックが途中ナーバスになりながらも、ジャックおじさんらとともに前に進んでいき――ついにアルバムが完成、日本でプロモーション活動をし、夏のツアーがスタート。全国をまわり――最後の打ち上げでは、三人とも目が真っ赤のうるうる状態だったそうです。システムが違う中、頑張ったのは松本さんだけじゃありません。エリックやジャック、クリスだって同じだったんですよね。

TMGは松本さんがリーダーですが、けっして彼だけのバンドではありません。…観て/聴いてりゃわかりますが。

曲を作るにあたり、三人は常に対等、それぞれのアイデアが織り込まれ、云いたいことははっきりと云い合ってきたそうです。英語が乗りにくい部分を変えたり、ユーロビートな曲調をロックにしたり――アルバム「TMG 1」は、「B’zの松本孝弘のアルバム」ではなく「TMGのアルバム」だってことです。
「ツアーをするにあたって、覚えておかなければならない大事なことは3つ。バンドメンバーを尊敬すること、演奏する曲を愛しながらきちんと勉強すること、そして1番大切なことは楽しむこと。この3つのことを達成するのは本当に簡単だったよ。TakもJackもChrisも僕の兄弟のように愛してるし、『TMG 1』は本当に素晴らしいCDで曲はどれも僕の宝物のようだし、人生の最高のときをツアーで過ごせた。TMGスタッフはみなプロフェッショナルで、僕らは王様のように扱われて驚くばかりだった。世界中ツアーして回ったけど、同じようなことはなかったね。B’z、MR.BIG、NIGHT RANGERのファンもツアーに総結集してたよね。すべてのファンと僕の新しい友達にDOMO ARIGATO。ありがとうTAK、もし再び僕が必要だったら、一瞬のうちに駆けつけるよ」(「What’s in」より)

米国人はこーゆーとき、やたらおべっか使いだったりするけれど、このエリックの言葉は真実味があります。ライブでのエリックは本当に楽しそうで…あれだけはしゃいでた姿を見たら、さもありなん、ですよね。そして彼が云ってることは、ツアーに参加した誰もが感じたのではないでしょうか。

音楽っていいな、ロックっていいな――忘れかけてた熱い思いを――この夏、TMGが思い出させてくれたような気がします。

↓TMG「Dodge The Bullet」TOUR at Budokan 1(9/8の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040908.html

↓TMG「Dodge The Bullet」TOUR at Budokan 2’9/9の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040909.html

なので、松ちゃん!
ジャックやエリックだって自分のバンドがあるから、TMGは不定期で構わないけど、メンバーを変えずに続けて下さいまし。お願い、プリーズ!
←過去のLIVE-GYMを思い出します。

・稲葉さん、初お披露目「Come On Let’s Dance」で失敗
・稲葉さん、マイク忘れる
・稲葉さん、スタンド振り回しすぎてマイクすっ飛ばす
・稲葉さん、歌詞をハデに忘れてボーゼン自失
・稲葉さん、腰の動きが左右から前後へ

…う〜む…10年ひと昔。

←でリンクしているカヨコさんのブログにて、「B’zとの付き合い」なるお話がございまして、頷きながら拝読し、そしてたいへん同感/共感している自分に気付きました。

ただ私の場合、B’zと思い出作りをしている面が強いかもしれないですね。

そしてたぶん――流行廃りがない音楽をやってること、そういったまったり系ファンがとても多いということが、彼らの根強い…とゆーか、株価高値安定な人気を支えている秘密なのではないかと、個人的に思っています。

もし10年後に渚園でライブをすることになったら?

私は確実に行くでしょう。
そしてとなりにはNちゃんがいることでしょう。

稲葉さん、お誕生日おめでとうございます。

すっかりまったりファンとなった私ですが、これからも貴方と松本さんに騙されていきたいと思います。

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