←これ欲しいニャ〜…。

「ショーン・コネリーコレクション」
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2004/05/26 ¥15,540

今日知ったのですが、なかなかDVD化されなかった70年代のショーン・コネリー主演作品が、5月にDVD-BOXでリリースされるようです(バラ売りもあり)。

「風とライオン」「王になろうとした男」「ロビンとマリアン」「盗聴作戦」「シークレット・レンズ」の5作品かあ……う〜む…70年代におけるショーン・コネリーの魅力がよく出てるラインナップだよニャ〜(ただし「シークレット・レンズ」だけは82年公開作品)。

「王になろうとした男」は――以前ちょこっとこのブログでも語ったけど――もともと監督のジョン・ヒューストンがハンフリー・ボガートとクラーク・ゲーブルで撮りたかったものの、構想に20年ほどかかったために主演はショーン・コネリーとマイケル・ケインになった作品。でもたとえそんないきさつがあったとしても、70年代のコネリー最高作でしょうね。

「ロビン&マリアン」は、初老のロビンとマリアンのロマンスがストーリーの軸になっているという、数あるロビン・フッド映画の中でもちょっと異色作で、ラストが少しせつないけど、マリアンと再会したときのコネリーの表情がとってもかわいく、しかもその顔がひっじょ〜に印象深かったため、個人的には好きな作品です。あの笑顔はホーント魅力的だったよニャ〜♪…ま、いまどきの映画に慣れていると、ちょっと物足りないように思える作品かもしれません。ちなみにマリアン役はオードリー・ヘプバーンです。

「風とライオン」は――ヒロイズムがよく出てた古典的な作品で(やっぱりと云うか、ジョン・ヒューストンが俳優として出演してます)、アクションが見ごたえあったな〜という覚えがあります。

残念ながら「盗聴作戦」と「シークレット・レンズ」は観たことがナイので、これを機にぜひ観ておきたいな〜。

今日は思いっきりマニアックな話になってしまいました。
それもこれも最近の著しいDVDリリースが原因です。でもこういったネタはとーぶん続きそう…そしてああ…財布がナイ布になっていく…。……。

では、また♪
ひっさしぶりの「トレイラーよもやま話」です。

え〜、いちおう解説しますと…この「トレイラーよもやま話」は、いつか日本でも公開されるであろう映画について、その情報・予測・しょーもない個人的な意見…などなどを交えながら、公式サイトなどでupされているトレイラー(予告編)をご紹介するという、どちらかといえば感想やレビューより、情報ネタがメインのお話となっております。

ただ、海外でも公開がちょっと先だったり、日本でもいったいいつ公開するのかわかんなかったりする映画が多いので、信憑性にはご注意下さい。…だって私もかなりいいかげんなんだもん…。

ちなみに、取り上げるのは基本的に私自身が楽しみにしている映画です。できるだけ認知度の高い俳優や監督が携わってる作品を選ぼうと思ってますが、自分の好みにかなり左右されますので、たまに「この人だ〜れ?」な俳優主演の映画が出てくるかもしれません。そのときは「あ〜あ…秋林さん、ま〜た趣味に走ってるわ〜」と、生暖か〜い目で見守ってやって下さい。

…とゆーわけで、今回は趣味に走ったこの映画のトレイラーをば。

「Starsky & Hutch」(2004・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0335438/
公式サイト(英語)→http://starskyandhutchmovie.warnerbros.com/
トレイラー→http://www.apple.com/trailers/wb/starsky_and_hutch/

私イチオシのコメディ系俳優、ベン・スティラー主演の最新映画。現在全米公開中。

云っておきますが、私の目にはベンがすっごくハンサムに映っております。ベンはハンサムなの!ハンサムなんだってば!え〜い!もう放っておいてちょーだい!

↓ベン・スティラーってこんな俳優さん(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0001774/

で。タイトルの「スタスキー&ハッチ」でピンとくる方もいらっしゃるかと思いますが、この映画は70年代に人気のあったTVドラマ「刑事スタスキー&ハッチ」のリメイク。幼少の頃に再放送で観ていた私は、「チャーリーズエンジェル」より「バイオニック・ジェミー」、「白バイ野郎ジョン&パンチ」より「刑事スタスキー&ハッチ」派だったため、ベンがリメイクした今作をひっじょ〜に楽しみにしてるのですが…日本じゃ公開してくれないの?ラインナップに入ってないんだけど…>ワーナーブラザーズさん

ちなみに「刑事スタスキー&ハッチ」は、まったく正反対の刑事ふたりがすったもんだしながら事件を解決していくという、今となっては王道の極みな刑事もの。なんで私があの当時日本でも大人気だった「ジョン&パンチ」より、この「スタハチ」が好きだったかというと、やっぱふたりの熱い友情、キャラ立ちしまくりでクセのある登場人物たち、ハデなアクション、スタスキーとハッチの軽快なかけ合い…それらがたまんなかったんでしょうね〜。あ〜懐かし。

ま、どれだけ昔のシリーズの設定を踏んでいるかはわからないのですが、ベンのあのスタスキーそのまんまな髪型、赤いボディに白いイナズマが入った車(フォード・トリノ)を、超絶テクでドライブしてる姿などをトレイラーで見てると、懐かしくて目頭が熱くなってしまいましたよ〜。

そして、相棒ハッチ役にはベンと仲良しオーウェン・ウィルソン。ベンが「スタハチ」をリメイクすると聞いたとき、「こりゃハッチはオーウェンでキマリだニャ!」と思ったもんですが、やっぱり配役されましたね。ハッチは金髪おシャレさんという設定だし、オーウェンとベンは実際にもナイスコンビだし…文句はまったくありましぇん…ってか、ハッチがオーウェンじゃなかったらつまんないっス。

ストーリーラインは…そのまんま昔の「スタハチ」なのかニャ?

ちなみに、ベンはこんなこと云ってました。

↓「B・スティラー、刑事スタスキーは憧れの役」(FLIXムービーサイト)
http://www.flix.co.jp/v2/do/news/N0004549.html

…ふむ。
でもまあ、ベン&オーウェンだからきっとかなり笑わせてくれるのではないでしょうか?

あとは、この映画が日本でもブジ公開されるかどうかってのが、問題なんだよニャ…。
お願いだから公開して下さひ〜〜…>WBさん

以上、「トレイラーよもやま話」でした♪

追記:
以前、トレイラーを紹介した「ハットしてキャット」は、日本公開が今年の12月へと変更になった模様です。……そのまま未公開になったりして…。
ほぼ毎日更新のmyブログですが、諸事情があって更新できない日がポロポロ出てます。う〜む。

で、今日いちばん目を引いたニュースがこれ。

↓Cruise and Cruz Split(IMDb)
http://www.imdb.com/news/wenn/2004-03-26#celeb11

トムトムとペネロペちゃんが別れたそーです。

ふむ。
宗教的な問題がどこまであるのかはわかりませんが、トムトムと夫婦だった時代のニコールも「私はカトリックガールよ」なんて云ってたよニャ〜…。

スーパースターのトムトムはともかく、その男履歴についていろいろ云われてるペネロペちゃんですが、私はけっこう好きです。
カワイイし、なんと云っても「バニラ・スカイ」でペネロペちゃんが話してる英語!…聞いてると「よし!私でもなんとかなる!」と思わず勇気が出ちゃうもん。

ま、どこまでが本当なのかわかんニャいので、とりあえず様子見っスね。

NEXT BOND 3

2004年3月25日 映画ヨタ話
ちょっと前の話題ですが、あーだこーだ云われてた新作ボンド役は、結局ピアース・ブロスナンに決定したそうです。

↓「ブロスナンが再びジェームズ・ボンドに。ボンド・ガールは?」(eiga.com)
http://www.eiga.com/buzz/040323/07.shtml

ブロスナンさん、「相手はモニカ・ベルッチがいい」って、いっつもいってたもんニャ〜…。キーラはよくてもブリは子供なんだ〜…ふ〜ん。

ちなみに、原作最新刊の舞台が日本なので、もしかしたら日本人がボンドガールになるかもなんて云われてるよーです。ま、私としてはボンドガールよりブロスナンの年齢のほうが気になるんですけど……。

あ〜…もう今日はこれで寝るぞ!

では、また♪
←ふ〜ん…日本はパラマウントから出るのか〜…。

以前、このブログで「出してちょーだい!」と語った(左の「myテーマ」にある「すちゃらか映画語り」をクリックすると出てきます)キアヌの「ハートブルー」が、どうやらコレクターズ・エディションで発売するようです♪…やった〜〜♪

そして気になる特典は――
(以下、amazonより引用)

【特典映像予定】
●キアヌ・リーブス初来日秘蔵映像
●メイキング
●フォトギャラリー
●予告編集

初回限定特典として、スペシャルパッケージ、ポストカード封入。
定価:¥3980 amazon価格:¥3184

う〜ん…音声解説はナイのか……。
ポストカードなんていらないからもっと映像や音声の特典を付けて欲しかったナリ。

ま、いまどきこのDVDを買うヤツなんて、それはそれは純粋なキアヌファンか、年季の入ったこの映画のマニアのどっちかなわけなんだから(ちなみに私は完全に後者)、どうせならもっとマニアックにしてほしかったよニャ〜…。

ところで、キアヌのDVDといえば…「雲の中で散歩」「リバース・エッジ」の2作品が999円で近々出ます。…ま、20世紀FOXが出すこの999円シリーズは他にもいろいろありまして――パトリック・スウェイジとチャーリー・シーンの「若き勇者たち」だとか、ジャン・クロード・ヴァン・ダムとシンシア・ギブ(懐かし!)の「ブルージーン・コップ」、青春えっちもの「ポーキーズ」などなど…昔観た作品がけっこうあったりするのですが、B級というよりはB級であることを忘れ去られたとゆーか、いまなっては本気でマニアックな人しか買わないようなそのラインナップを見て、「……売れるの?」とつい心配になってしまいました。どれもこれもレンタルビデオ屋さんでホコリかぶってそうな感じだよニャ〜…。

↓FOX「¥999」(20世紀FOXホームエンタテインメント)
http://www.foxjapan.com/dvd-video/999/1/index.html

一番売れそうなのは、キアヌ作品あたり?
私が買うんだったら「鬼ママを殺せ」か。日本未公開作品でレンタルビデオ屋さんにしか置いてないことが多いから、これだったら999円で買っていいかも。あとはデ・パルマの「ミッドナイト・クロス」あたりかな〜。

それにしても…現在抱き合わせ販売中の「インディペンデンス・デイ」や、これら999円映画にご出演の俳優のみなさんは――どういうお気持ちなんだかニャ〜…。

ちなみに、このラインナップで脳裏をかすめたのは蛍風さんのブログ。…いえ、なんとなくなんですけど…。

では、また♪
先日6回目の鑑賞をしてきました。
よって発作が起きたので、また映画「M&C」の話をば。

激しくネタバレしております。
未見の方ご注意下さいませ(とゆーわけで、まりゅうさ〜〜ん!読んじゃダメっすよ〜〜!!)

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♯ストーリーについて
原作は全20巻あるシリーズもの、しかも海洋冒険小説界の「指輪物語」と呼ばれ(映像化はムリだという意味)、世界中にファンがいる名作。原作者のウンチクぶり・博識ぶりには凄まじいものがあって、登場人物はみな魅力的でその背景と相関図が実に面白く、ストーリーは海だけでなく陸での話もある……こんな作品をどうやって脚色するのかと、最初はひっじょーに心配しておりましたが――これが実にシンプルにまとめられていたので、心底唸ってしまいました。

ガラパゴス諸島での話もありましたが、基本的には海が舞台。確かな時代考証の中、サプライズ号という限られた空間でさまざまな階級・職種・考え方の男たちの姿を徹底的に描く――しかも原作ファンなら泣いて喜びそうなエピソードを織り込みながら、映画としての面白さがアップするようそして間口を広げるため叙情的な場面を増やし、海の男たちの魅力をスクリーン上で存分に出す――たとえストーリーがほとんどオリジナルになっていても、原作のスピリットは充分感じられたし、映画としても実に面白く仕上がっていたため、私は涙が出るほど嬉しかったです。本当に感動しました。まったく無駄がなかったです。

■お気に入りシーン

ブレイクニーにネルソン提督の本を渡すジャック。
ジャックが去ったあと、本にあるネルソン提督の絵を見たとき…たぶん、ブレイクニーは胸が熱くなったのではないでしょうか。

砲撃訓練してるとき、ボートを下ろし「我関せず」とばかりに研究用の魚を捕まえてるスティーブン。いかにも「らしい」っス!

ウォーリーが海に落ちてしまう場面。
ジャックやネイグルたちの気持ちがせつなくて…そしてなにより、私自身が仲間を失うような気持ちになってしまい、何度観ても泣いてしまいます。

「先生みたいな戦う博物学者になりたい」とブレイクニーが云ってたように、スティーブンはフェンシングの達人で射撃の腕も超一流という設定。アケロン号に乗り込んだとき、その姿が観られて嬉かったです。

う〜む…まだいっぱいあるけど(だって2時間しあわせだったくらいだし)、とりあえずここまで。

♯映像について
どこまでがCGで実写なのか――。常に一体感があり、まるで自分がその場にいるかような映像には驚きました。ウソくさいところや、これ見よがしのCGなんて一切なし。これが本当の視覚効果なのかもしれません。テクニカルな嵐や戦闘シーンだけでなく、たとえば艦長室(キャビン)でネルソン提督の話を聴いて感動しているカラミー、銃弾に倒れた友人を思うジャック、口論をして緊張感が高まっているジャックとスティーブン…など、船内なので必然と顔のアップが多くなってしまうのに、俳優たちの演技やストーリーの邪魔をしないその丁寧なカメラワークも素晴らしかったな〜と。

♯登場人物について
ジャックとスティーブンについてはさんざん語ったので、彼ら以外の話を。

まず士官候補生。いや〜…「わずか12歳の<戦う上司>」ことマックス・パーキスくん(ブレイクニー役)。よくまあ、こんなピッタリで上手い子を見つけてきたもんだよニャ〜…。ショービズ界にどっぷり漬かったような子役だと、どんな役を演じようが特有のいやらしさが出るのに、この子はそーゆーのがまったくない。カラミーも純粋な雰囲気でてたし、ホロムはいかにもな英国人顔だったな〜。

コクスンのボンデンを演じるビリー・ボイドは、「なんで彼がボンデン?」と一番違和感があった配役で、やっぱ観ていても可愛らしすぎでした。もちっと出番があったらよかったな〜。ちなみに彼は、スティーブン演じるポール・ベタニーより3歳も年上です。

バビントンくんがいなかったのは残念。でも副長としてプリングスくん(ジェイムズ・ダーシー)がいたので安心。ちーと「艦長命」だったのは気になりましたが(ジャックと一緒にマストのてっぺんにいたシーンがよかったです♪)。マウアットには、なんか思ってたよりフケてたな〜と。

一番ピッタリだったのは、キリック(ジャックのお世話をする給仕)。あんまりにも原作通りの文句云いだったので、出てくるたびに笑ってました。でもあのガラパゴス諸島のプディング、あまり美味しそうに見えなかったな〜…。

船匠(大工さん)助手のネイグル(アケロン号の模型を作った彼)と、ミズントップ操帆手のウォーリー(海に落っこちた彼)は、事前にその関係の伏線が張られてあったし、しかもそれがちゃんと回収されていたので、より印象深くなりました。

♯字幕
担当が林完治さん(メカやSFに強く、コメディなども得意な翻訳家だと云われています)に、日本の海洋冒険小説界の第一人者である高橋泰邦さんが監修者ということで、「スティーブンが『やるっきゃない』と云ったらどうしよう」とか、士官候補生が「霧の中に敵船がいるかもだ」、水兵が「さて仕事に戻らにゃ」と云ったらどうしよう…などと心配せずに済みました(……遠まわしな云い方)。あの例のジョークは(笑えないけど)頑張ったほうではないでしょうか?…「サポーターとリポーター」よりはずっとマシかと。

字数制限があるので、やっぱり表現に足りないところはありました(砲撃訓練でジャックが叫んでる内容とか)。でもでっかいミスはなかったと思う…けど、見逃してるかもしんないです。専門用語だらけなので、一般人にはつらいところですが、速度のや距離、長さなどの単位は、日本人にわかりやすいように変わってました。個人的にDVDには付くであろう日本語吹替え版が気になります。誰が演じるのかな〜?

…以上、こんな感じかニャ?

尚。また発作が起きたら書くかもしれません。
80年代半ばの中学生時代、世の中の流れにそって洋楽ばっか聴いてた私でございますが、日本歌謡界でも、当時一世を風靡したアイドルバンド(と書くとちょっと違うかも)がいました。

そーです。
チェッカーズです。

とくに好きなバンドではありませんでしたが、その存在はとても面白かったので、いまだに「あ〜…コンサート行っておけばよかった〜」と後悔してたりします。

そーいえば昔、「TANTAN たぬき」(「CHECKERS in TANTAN たぬき」が正式タイトル)という彼ら主演の映画まで観に行ったっけニャ〜…。

あの頃の私は、今以上に邦画やアニメ映画を観ておりまして、まず角川映画を基本として(「汚れた英雄」とか「セーラー服と機関銃」…って、こりゃ小学生のときか)、トシちゃんやマッチ主演のアイドル映画まで観に行ったものです。たぶん、その延長上で「TANTAN たぬき」を観に行ったんだと思うんですが、なんでかこの映画だけはよ〜く覚えてたりします。

アイドルグループのチェッカーズのみなさんが実はタヌキだったという、今となっては実にファンタジー崩れな設定の映画で――もうこの映画を観る人はいないだろうからネタバレすると――郁弥(とあえて漢字で書く)が囚われてタヌキの姿に戻ってしまい、檻に入れられてしまうシーンがありました。それがとっても悲しいシーンで、当時のアイドル映画にしては珍しく、劇場内が静まりかえったほどでした。ところが、鼻とヒゲをつけたタヌキのコスプレ状態の郁弥がアップになったその瞬間――「ワンワン♪」と幼稚園児かと思われる声が響き渡り、もの悲しい雰囲気はどこへやら、劇場内は大爆笑の嵐となってしまったのでした。………。

そして、ラストあたりで、実はタヌキだったチェッカーズに対し、ファンが叫んだセリフ――「タヌキだっていいじゃない!」。これがひっじょ〜に印象に残っておりまして――う〜む……私が観たアイドル映画の中でも、このセリフは1・2位を争う迷セリフとゆーか、これほどゴーインにオチに持っていくセリフはなかなかなかったな〜、さすが80年代アイドル映画だと、ちょっと遠い目になりながら思ったのでした。

もうこんなアイドル映画なんて作られないだろうニャ〜…。

では、また♪
←主演はいま話題のメル・ギブソンさん。
若い〜!…まだ髪の毛がフサフサだわ(←ひとこと余計>私)

以前も熱く語った通り、小学生の頃にこの「誓い」(GALLIPOLI)を観てから、私はずっとピーター・ウィアー監督のファンです。

昨年(日本は今年)5年ぶりの新作「マスター・アンド・コマンダー」が公開されたため、またしばらくウィアー監督映画は観れないのですが、2〜3ヶ月ほど前に、次回作が「War Magician」に決定したという速報が入ってきました。

「War Magician」…!?

あの…たしかこれって、2〜3年前にトムトム(トム・クルーズのこと)が製作すると発表したあの「The War Magician」っスか?

↓「War Magician」
http://www.imdb.com/title/tt0386109/

デイヴィッド・フィッシャー原作でノンフィクションもの。第二次世界大戦時に実在したある英国マジシャンの活躍を描いた作品。なんかマジックの原則?を戦争に応用したとかなんとか…。

………。
でもどうやったって、スケジュール的に主演はムリそうだよニャ〜…。
遅れに遅れてる「MI3」のほかにも、彼が「主演する」なんて云われてる作品はとあるもん。それに、第二次世界大戦が舞台なら、トムトムはスピルバーグとの「Ghost Soldiers」を選びそう。でもスピルバーグには「The Terminal」と「インディ4」、そのあとにジム・キャリーとの「The Secret Life of Walter Mitty」、つまり「虹を掴む男」のリメイクがあるから(実は「インディ4」より、こっちのほうがず〜〜〜〜っと楽しみっス!)、どっちもムリっぽいよニャ〜…。

でも万が一、億が一、兆が一、京が一、トムトムが「War Magician」に主演することになったとしたら――よっぽどオスカーが欲しいのね〜…って思っちゃう。だって、ウィアー監督ほど、常にオスカー最前線に乗っかってくる監督はなかなかいないから。あのオスカーに無縁な俳優だと云われてるハリソン・フォードですら、ウィアー監督の「刑事ジョン・ブック/目撃者」(←サスペンスアクションものだと思って観ないよーに!)でノミニーになってるもん。

ま、トムトムは「MI3」のあとに、マイケル・マン監督と組むらしく(「The Few」)、どう考えたってこりゃ絶対主演はムリ。なので、誰が「War Magician」の主演をするかいまから楽しみです♪

では、また♪
「インファナル・アフェア」ハリウッドリメイク版のキャスティング…マジ、これで決定ですか??

↓Inside word on Infernal Affairs remake
http://www.moviehole.net/news/3322.html

アンディ・ラウ→ブラッド・ピット
トニー・レオン→レオナルド・ディカプリオ

……ふ〜ん…。
ブラピはわかるような気がするけど、デカプ〜にあのウッちゃん顔ができるかどうか…って、そんな問題ではなく。

ま、とりあえず様子見。

それにしても…時間が上手く作れなくて「マスター・アンド・コマンダー」の感想が書けない〜〜…。うぐぐぐぐ…。

>まりゅうさん
ガーン!3点だったのニャ〜!?(←どうやら優しさではナイらしい)

あと相手が私だからというより、今回は時期が悪いとゆーか…指輪がいくつ獲れるかみたいな感じだったので、いた仕方がなしではないでしょうか?

でもってご褒美は…なににしようかニャ〜♪
考えておきます♪
3月6日(土)締め切りで、配給会社ブエナ・ビスタ・インターナショナル・ジャパン、製作会社の20世紀FOX、ピーター・ウィアー監督宛に提出する「マスター・アンド・コマンダー」予告宣伝に関する連名著名板がUPされました。

↓「M&C連名」(字幕改善連絡室)
http://miyako.cool.ne.jp/cgi-bin/M&;;C/light.cgi

ご興味のある方、ご賛同いただける方、「いったいなんのこと?」と思われた方…もしよろしければ、ぜひ上記サイトをご覧下さいませ。よろしくお願い致します。

やっぱりこのブログサイトって、URLに「&」が入ってるとリンクできないようです。

↓なので、こちらから(字幕改善連絡室)
http://miyako.cool.ne.jp/cgi-bin/treebbs02/treebbs.cgi

ことのいきさつは、私のこのブログの2月13日〜14日の日記もしくはkumikoさんのサイトでご確認頂けます。

↓映画「マスター・アンド・コマンダー」の宣伝に関する意見とお願い
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kumiko-meru/mc_senden.htm

現状

2004年2月29日 映画ヨタ話
「マスター・アンド・コマンダー」が公開となりました。

今日は公開2日目ですが、私はすでに2回観に行っております。

だって…心はサプライズ号の乗組員とともにあるから。

……近日中に感想を書く予定です。

なお、配給会社ブエナ・ビスタ・インターナショナル・ジャパンに対して郵送した手紙(2/27付)の内容が、以下のサイトで確認できます。ちなみに私も連名に加わりました。

↓ご参考:映画「マスター・アンド・コマンダー」の宣伝に関する配給会社への手紙
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kumiko-meru/letter2.htm

現在公開中のため、映画館であのお涙頂戴トレイラーを観ることはほとんどないかもしれませんが、数ヵ月経ってビデオやDVDがリリースされるころに、レンタルビデオ屋さんであのトレイラーが流れたり、「〜戦場に送られたのはまだ幼い少年たちであった」と書かれた販促ハリボテが飾られたりなんかしたら、私――そのハリボテをキック&チョップで張り倒し、メリメリっと畳んで、ゴミステーションにポイっと投げ込むかもしんニャいです(う〜む…御用になっちゃうな〜…)。
2004年アカデミー賞予想です。
リンクしているまりゅうさんと一騎打ちの勝負とあいなりました。

ルール
●アニメ系、ドキュメンタリー系、ショートフィルム系除く19部門。
●1位が当たれば3点、2位が当たれば1点。合計点で勝敗。
(実はここまでまりゅうさんの日記をコピペしてる私)

知識の差なんてナイです。その上、観てない映画があったりするので、部門によってはかなり分が悪い勝負となりそうです(「イン・アメリカ」は、田舎じゃ来月公開なんだってば!)

でも今年は去年と違って、私は当てに行くつもりなので、予想はかなりガチガチなものになるでしょう。よって、「私だったらこの人(作品)選ぶ」を一部書いておきます。

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♯作品賞
1:「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
2:「ミスティック・リバー」 

これで「王の帰還」が獲れなかったらおかしいと思う。でも映画としてなら、「王の帰還」より「二つの塔」のほうが出来が良いと思うんだけどニャ…。「ミスティック・リバー」は個人的に好きじゃないけど、映画としての出来は素晴らしいと思う。ファンタジー嫌いはこれに投票するかもしんないな〜。

♯主演男優賞
1.ショーン・ペン 「ミスティック・リバー」
2.ビル・マーレイ 「ロスト・イン・トランスレーション」
私的選出:ジョニー・デップ「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」

ショーン・ペンが「今回は授賞式に出る」と云ってるので、ご本人は獲る気マンマンだろうし、それに値する演技だったと思うから(素晴らしさは認めますが、私は彼の演技がニガテです)。ショーンよりビル・マーレイに獲って欲しい…けど、当てるつもりなので第2予想。個人的にはジョニーに。だって昨年いっちばん魅せてくれた俳優って、彼じゃない?みんなジャック・スパロウ好きでしょ?

♯主演女優賞
1.ダイアン・キートン 「恋愛適齢期」
2.シャーリーズ・セロン 「モンスター」

この部門が一番わかんない。だって、ノミニーの中じゃ、ケイシャ・キャッスル・ヒューズの「クジラの島の少女」しか観てないもん…。なので、オスカー好みのダイアン・キートンで。デブスメイクで熱演したらしいシャーリーズ・セロンは…観てないからなんとも云えないけど、「もし主演が美人のシャーリーズじゃなく、演技力のあるちょっとブサイクな女優さんだったら?」って思う人がいそうなので、第2予想。

♯助演男優賞
1.ティム・ロビンス 「ミスティック・リバー」
2.ジェイモン・ハンスゥ 「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」
私的選出:ポール・ベタニー 「マスター・アンド・コマンダー」(←ノミニーじゃないってば)

ティム・ロビンスかな〜?…う〜ん…なんかこの部門が一番激戦なような気がするんだよニャ〜…。第2予想はアプセット狙いで。渡辺謙は(獲って欲しいけど)ノミネートだけで満足しよう(←ここもコピペ)。それより…なぜベタニーがノミニーにならなかったのニャ?

♯助演女優賞
1.レネ・ゼルウィガー 「コールド マウンテン」 
2.マーシャ・ゲイ・ハーデン 「ミスティック・リバー」
私的選出:ドリー 「ファインディング・ニモ」(←ノミニーじゃないってば)

レネで決まりでしょ!

♯監督賞
1.ピーター・ジャクソン 「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
2.クリント・イーストウッド 「ミスティック・リバー」
私的選出:ピーター・ウィアー 「マスター・アンド・コマンダー」

ガチガチ予想ってことで。個人的にはピーター・ウィアー。だって素晴らしかったんだもん。「王の帰還」と「ミスティック〜」がなければ確実だろうニャ〜…。

♯脚本賞
1.「ロスト・イン・トランスレーション」
2.「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」

「ファインディング・ニモ」しか観てない…。わかんニャい…。

♯脚色賞
1.「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
2.「ミスティック・リバー」
私的選出:「シービスケット」

ガチガチ予想ってことで。個人的には「シービスケット」に獲ってもらいたいな〜…。

♯外国語映画賞
1.「みなさん、さようなら」
2.「たそがれ清兵衛」

「グッバイ・レーニン!」がノミニーじゃないのが意外だな〜と。

♯撮影賞
1.「マスター・アンド・コマンダー」
2.「シービスケット」

「M&C」は…戦闘シーンはCGとピッタリ合い、しかも迫力満点。帆船の美しさに感動しました。

♯作曲賞
1.「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
2.「コールド・マウンテン」

「旅の仲間」で獲っちゃってるからな〜…。でもやっぱこれかな〜と。

♯歌曲賞
1.「コールド マウンテン」 “You Will Be My Ain True Love”
2.「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」“Into the West”
私的選出:「王の帰還」でピピンが歌った曲

わかんないので、とりあえず選んでみました。個人的にはピピンの歌が非常に良かったよニャ〜…感動したもん。

以下、予想作品名だけ。

♯美術賞
1.「マスター・アンド・コマンダー」
2.「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」

♯衣裳デザイン賞
1.「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
2.「マスター・アンド・コマンダー」

♯メイクアップ賞
1.「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
2.「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」

♯特殊効果賞
1.「マスター・アンド・コマンダー」
2.「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」

♯音響効果賞
1.「マスター・アンド・コマンダー」
2.「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」

♯音響賞
1.「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
2.「シービスケット」

♯編集賞
1.「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
2.「マスター・アンド・コマンダー」

以上どす!

…やっと終わった〜!長かったニャ〜…。
ちょっとお疲れなのです…。

寝よう…。
はあ…。

そーいえば、以前「80年代に活躍していた俳優の黒崎輝さんは、いまいずこ?」な話を書いたと思うのですが。

黒崎輝…JAC所属で、「ジャスピオン」「伊賀のカバ丸」「コウタローまかりとおる」「瀬戸内少年野球団」に主演・出演してた俳優さん

なんと!
現在は俳優業をお辞めになり、沖縄でスキューバダイビングスクール(「マザー・アース」)を経営、インストラクターとしてもご活躍されているそうです。

で、奥様は飛鳥裕子さん…って「バイオマン」のファラ!?(ストロング金剛のとなりにいた、悪役のおねーさん)

ちとビックリしてしまいました…。

では、また♪

>Dさん
見て回れそうなところ、あります?
♯2月13〜14日の日記の続きです

友人から教えてもらったのですが、とある映画雑誌(誌名忘れた…私が住む田舎には売ってない雑誌だったと思う…だから記事自体読んでません)に、映画「マスター・アンド・コマンダー」宣伝騒動に関する話題が載っていたそうで、その記事を読んだ友人は、「ラッセル・クロウのファンが、彼主体の宣伝を配給会社がやってないことに対して腹を立てているんだ」と思ったのだとか。

たしかに私、俳優としてのラッシーが大好きです。
素晴らしい俳優だと思っています。

でも私が怒ってるのは、ラッシーをないがしろにした宣伝をされたということよりも(ベタニー演じるマチュリンがないがしろにされたのは頭くるけど)、「戦場に無理矢理連れて行かれ、家に帰ることだけを望んでいる少年兵」なんて出てこないのに(だって彼らのほとんどが貴族の出であり、出世を目指して志願し、そして乗り込んでいるだもん)、配給会社が勝手に映画で描かれている内容とは違う路線で宣伝してることに怒ってるの!…しかも最悪なことに、ブエナは字幕翻訳者の知らないところで字幕を捏造しようとした!(削除されることになったけど)…もう許せない!

小さい頃から映画観てたから、いままでもよく宣伝には騙されてきた。だから、配給会社が本編と印象が異なる宣伝を打つことだってよ〜く知ってるし、たまに「うわ、騙された〜」と思っても、それがしょーもない映画やB級映画、バカ映画だったら「よくぞここまで騙してくれたもんだ」と逆に感心しちゃったりなんかして、「こんな目にあったよ〜」と話のネタにもしたよ。

だけど――「マスター・アンド・コマンダー」はそんな映画じゃないでしょーがっっ!>ブエナさん

大ウソなだけでなく、ヘタっぴなんだってば。

お涙頂戴少年ものにして腐女子狙い?
――そんなのでいまどきの腐女子が釣れるもんですか!

もし腐女子狙いなら、14歳前後の少年兵より、オーブリーとマチュリンの友情をフィーチャーしたほうが絶対ウケるのに(それは原作がウケてる要素のひとつでもある)。オーブリーはラッシーだし、マチュリンは原作とは違ってイケメンのポール・ベタニーを配してるから、絵的にもバッチリじゃんか。しかもベタニーなんて「ラッセルの妻を演じた」なんて云ってくれたぞ〜(念のため云っておきますが、私はオーブリー/マチュリンあるいはオーブリー×マチュリンを奨励してるわけではありません)。

昔と違って今はネット時代。
いつまでも映画や原作ファン軽視の宣伝してると失敗するよ?…一般客と映画ファンをともにいい意味で騙してくれる宣伝打たないと、また騒ぎになるよ?…っていうか、宣伝やっててJAROの審査受けるっのて恥ずかしくない?

もっと映画の路線や時代を見極めて宣伝しないとダメだよニャ〜…。

「M&C」宣伝に関する追加情報です。

↓「なぜか不遇(?)な映画『マスター・アンド・コマンダー』を勝手に応援しますっっ」http://member.nifty.ne.jp/unifedaut/00mcmain.htm
(ニキリンコさんのサイトです。楽しく語られています♪)

↓「まだ見ていない映画のために(じゅうばこの雑記帳)」
http://www-fue.fukuoka-edu.ac.jp/~itasaka/hato/M&;C.html
(じゅうばこさんのサイトです。これまでの経緯が語られています)

なんかURLに「&」が付くと、このブログサイトはちゃんとリンクしてくれないみたい…(最後は/M&C.htmlです)。
金曜日から出かけてて、さきほど帰ってまいりました。

で、早速ネットに繋いでみたら――私(たち)が猛反発していた映画「マスター・アンド・コマンダー」の字幕に対して、なんと吉報が届いておりました。

冒頭テロップでの「原文にはない日本語字幕(戦場に駆り出された可哀想な少年たちに関する文章)」は、28日公開分より削除されることになったそうです。

よかったよ〜〜〜〜!!
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!

↓詳細はこちら(kumikoさんのサイト)
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kumiko-meru/mc_senden.htm
(メイン掲示板に詳細があります)

みんなで訴えてたことが形になって…本当に嬉しいです。
このブログはご覧になってないと思いますが――kumikoさん、じゅうばこさん、せんべいさん、いばらさん、velaさん、そして「字幕改善連絡室」からclaretさん…そしていろいろ教えて下さったり、応援して下さったみなさまに…最大限の感謝を。本当にありがとうございました。

しかし…字幕翻訳家の林完治さんおよび字幕監修者の高橋さんは、この一文についてまったくご存じなかった…ということは、つまりなんですか?…あとからブエナ側が勝手に付けたってことなんでしょうか? ………。

結果的に削除になったからいいものの、あの路線の宣伝を印象付けるために、原文にない文章を捏造・追加したとすれば――憤慨ものです。ふざけんな!

そして、JARO(日本広告審査機構)の審査要請に対するブエナ側の回答(正式に云うと、親会社のウォルト・ディズニー・ジャパンからのものですが)にも、ほとほと呆れ果ててしまいました。自社で配給する映画について、ちょっとでも勉強しようと思った人なんて結局だれひとりといなかったのね……。

来週公開の作品なので、TVスポットがガンガン流れています。たぶんブエナはいま一番忙しいところでしょう。そんな状態で公開版からあの捏造字幕を削除するのは大変なことと思います。でも同情なんてしない。だって最初からちゃんと適切な宣伝をしていれば、こんなことにはならなかったはずだから。

まだ安心はできないけど、とりあえず捏造字幕削除の件は吉報でした。

ただ……ラッシー次回作「Cindrella Man」もブエナ配給ってのが、心理的にどうにもイヤなんだよニャ〜…。
……そんな字幕がついてたら絶対に許さない!

ブエナ・ビスタによる映画「マスター・アンド・コマンダー」の宣伝に心痛め、昨年末からこのブログでも「お涙頂戴路線の宣伝は信じないで」と訴えてきたのに(2/13〜14の日記に再UPしてあります)、今度は字幕まで……。

――悔しいです…。

↓映画「マスター・アンド・コマンダー」の宣伝に関する意見とお願い
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kumiko-meru/mc_senden.htm
(状況は↑サイトのメイン掲示板にもあります)

…指輪ファンのみなさまの暖かいお言葉が心に沁みます…。
この頃のヒューに騙された日本の腐女子は多かろう…(私もそーだ)。

…というわけで、ヒュー・グラントの話をば。

最初に彼のことを知ったのは――もうかなり昔、80年代の終わりごろでしょうか。「モーリス」という、20世紀初めの英国ケンブリッジ大を舞台とした、ちょっとアートな同性愛映画を観たときでした(監督は「日の名残り」のジェイムズ・アイボリー)。ヒューは、主人公モーリス(ジェイムズ・ウィルビー)とプラトニックな恋愛をする、同級生クライブを演じておりまして、そのときの私の印象は「なんとまあ、見事なタレ目の英国系俳優だな〜」。そんな彼も、登場する3人の若者のなかでは一番の美形だったため、当時の腐女子の間では大人気でございました。

ちなみに「モーリス」が公開された当時、腐女子の間では空前の耽美ブーム。そのおかげか映画は単館系ながらスマッシュヒットし、各地方でも次々と公開され、ロングヒット。いつの間にか「アナザー・カントリー」とともに、80年代におけるアート系ゲイ映画の代表…いえ、金字塔的作品となりました。

まだ10代のうら若きヲトメだった私めも、この「モーリス」には大変ドキドキし、ビデオがレンタルリリースされるや、いつも利用するビデオ屋さんではなく、ちょっと離れた町のビデオ屋さんまでダッシュして借りに行ったものです(…遠い目)。

この「モーリス」の影響力は数年におよび、私が大学生となったあとに公開されたJ・ウィルビー主演映画「サマーストーリー」、ヒュー主演映画「幻の城」は、ともに「あの『モーリス』の俳優たちの映画」というふれ込みで、またそれが一番の売りでした。なんでそんなことを覚えてるかというと、その2本とも学生協で前売りチケット買って観に行ったからです(まだ半券持ってるぞ〜朝日シネマまで観に行ったぞ〜)。つまり、「モーリス」は私にも相当な影響をおよぼしてたんですね〜。

で、そんな歴史もあって、90年代初め頃までのヒュー・グラントのイメージは、「お耽美ヒュー」

今では信じられない話ですが、その当時日本で公開(あるいはビデオリリース)されたヒューの映画は、シリアスだったり、ファンタジー要素の強いものだったりと、コメディものなんて1本もありませんでした。

ところが。
そんなヒューのイメージを根底から覆すある映画が公開され、大評判となりました。

1994年に公開された「フォー・ウェディング」という映画です。

いやもうビックリ。あのお耽美ヒューが、基本的にはいい人だけどちょっと情けなくて、それでもなんとか自分の恋を実らせようとバタバタする男を演じ、ゴールデン・グローブ賞まで受賞するとは!

いきなりロマンティック・コメディ界の旬な俳優となった彼ですが、そこで思わぬ大スキャンダルが発生。

「ヒュー・グラント、L.Aで公衆わいせつ罪で逮捕」いわゆる「ヒュー・グラント ブロー***事件」。

普通ならイメージが悪くなって大打撃を受けるところですが、「ごめんなさい」と素直に謝ったため、これがウケてイメージアップ。同じ場所・同じ罪状でとっ捕まった英国人でも、どっかのヒゲ面アーティストとはえらい違い!

まあ、それでも数年前までのインタビューでは、必ずと云っていいほどこのときの話が出たため、ご本人は大変だったと思います。……身から出たサビだから仕方がないですけど。

それでも私は、ヒューがとくに好きな俳優というわけではありませんでした。そんなに上手いと思ったことがなかったからなのと、演じる役柄とご本人のイメージにかなりのギャップがかなりあったからです。

ヒューの得意な役といえば――

1.基本的にいい人だけど、恋にはオドオド
2.外見はいい男だけど、中身は腐った男

ちょっと前までヒューの役柄は1ばかり。その1の典型的作品「ノッティング・ヒルの恋人」は――ヒューがどうこうという前に、ジュリア・ロバーツがニガテなのでどうしてもピンとこず、おかげで彼の映画はあんまり観たいと思う気になれなくなってしまいました(でも今日調べたら、日本で公開された作品なんだかんだと全部観てた……)。

もっと2を演じてくれないかしら〜?と思ってたところ、「アバウト・ア・ボーイ」という映画が公開され、その演技の素晴らしさ、ナチュラルなサイテー男ぶりに心底感動。「この人、こんなに上手かったんだ!」と、すっかり彼の虜になってしまいました。インタビューも面白いし、もう大好きっス!

それにしても――お耽美ヒュー時代を知ってる人には、今のコメディ俳優としての活躍は信じられないものがあるでしょうね…。

あ〜あ。私、ジャッキーとキアヌだけでなくヒューのことも、いっくらでも語れそうです。

では、また♪
←この写真(公式ポスターでもある)、ヒュー・グラントは絶対セッシュウ加工されてるよニャ…。実際のふたりにこんな身長差ナイもん。

先日、amazonで購入した「トゥー・ウィークス・ノーティス」(以下TWN)と「10日間で男を上手にフル方法」のDVDですが。

不思議な現象が起きちゃった。

この2本の映画を映画館で観たときには「TWN」より「10日間〜」のほうが面白く思えたのに、いざDVDで観たら――これが逆転しちゃって、今ではもう「TWN」のほうが断然面白く感じちゃう。自分でもビックリ。

以前レビューで、「TWN」の感想を「イマイチ」って書いたのは――主演のヒュー・グラントとサンドラ・ブロックのかけ合いがそれほど面白く感じなかったから。

ヒューの場合――なにかやらかしたあとに…なんつーかその…彼独特のスカした間がある。でもこの「TWN」では、その間の楽しさを味わう前にサンドラがマシンガンのように話し始めるもんだから、私としてはなんだか楽しみを半分にされたような気がしちゃって、それがどーにもイヤだったんだけど――これが吹替で観てみたら……まったくもってぜ〜〜〜んぜん気にならなかった…っていうか、逆にとっても面白かったときたもんだ!

――ホワ〜イ!?

「日本語吹替=ヒューの生声が聞けない」――これはヒュー・グラント出演映画において、魅力を半減させる要素のはず。がしかし。「TWN」の吹替ときたら、とっても雰囲気がよくって、声優さんが上手くって相性ピッタリだし、字幕で補えきれないふたりのワンワントーク(=お互いの話を聞いてないトーク)を絶妙なかけ合いで聞かせてくれたんだよニャ〜。いや〜、マジ、感心しました!

で、これと同じような感じのふたりが昔いたよニャ〜と思ったら――

米国ドラマ「こちらブルームーン探偵社」のマーディ(シビル・シェパード)とデービッド(ブルース・ウィリス)!

「ブルームーン」も吹替(浅茅陽子と…あと誰だっけ?)が良かったんだよニャ〜…。

そう云えば、最近のヒュー映画のDVDって、マジで吹替の出来がいい(「アバウト・ア・ボーイ」とか)。ヒューの生声・生セリフまわし(?)が聞けないのは、かなりマイナス要素になるはず。でもなんとかその埋め合わせをしようと、声優さんや吹替翻訳家さんがとても努力してるのがよ〜くわかるっス!

――というわけで、もし今後「トゥー・ウィークス・ノーティス」のDVDを借りるご予定の方がいらっしゃいましたら、字幕版だけでなく吹替版でもご覧になることをオススメ致します。

ちなみにオマケで「監督、サンドラ・ブロック、ヒュー・グラントの3人による音声解説」(字幕付き)も付いてるので、時間の余裕がありましたら、こちらもオススメです。ヒューのコメンタリー参加は契約に入ってたとみた!(サンドラ、商売上手いよニャ〜)

それにしてもヒューのコメントときたら――「あの子いいよね」「いい子だったよ」「僕は彼女の名前覚えてるよ」…こんなのばっか。一時報道された「ヒュー・グラント、嫁探し――結婚願望か?」ってマジかもニャ…。

では、また♪

追記:
実際のふたりの身長差が、これにて確認できるかと思います。

↓「ヒュー・グラント&サンドラ・ブロック 来日記者会見」(FLIXムービーサイト)
http://www.flix.co.jp/article.jsp?aid=A0000491
タランティーノは「LOVE STORY」でいいの?
…ちょっとビックリ。

↓キル・ビル公式ポスター、テーマは「愛」(サンスポ.com)
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200402/gt2004021404.html

QTが「即OK」って…このトンチキ具合が良かったって感じがするよニャ〜…。

ちなみに公式サイトでは、新トレイラーがUPされています。

こんなに日記を更新しているのは、単に書けるときに書いておこうと思ってるだけ〜。

では、また♪
昨日の続きです。

なんとも信じがたい「お涙頂戴路線」な宣伝をされ、ボーゼンとしているところに、またもや信じられない広告が新聞に載りました。

その広告は――(いきなり日本では主役級の扱いとなった)少年士官候補生ブレイクニーが母親に手紙を書く――というもの。ただその内容が「さよなら――母さん…」と例の路線で、そして最悪なことに、その母親の写真として――ラッセル・クロウ演じるジャックの大切な人(…とだけいちおう云っておきます)ソフィーの映像を流用していたのです!

ブレイクニーの母親がソフィーなわけないでしょうがっ!!

じゅうばこさんのサイトに、この件をブエナに問い合わせたファンの方のお話があり、拝読してみると――そのファンの方からの指摘を受けるまで、ブエナ側は写真の女性がソフィーであることをまったく知らなかったとのこと。………。

そのほか――ジャックのことを「Commander」と記してありまして、まあタイトルが「マスター・アンド・コマンダー」だし、200歩譲って仕方がないとしても(実際のジャックは「Captain」)、カラミーの「Soldier」って……そりゃないざんす!

配給会社のくせに、映画や原作に対しての理解すらないのか…。製作側があれだけ原作をリスペクトし、丁寧に作り上げてくれたというのに!!

もう呆れてなにも云えない……。

そんな中、2月12日号「週刊文春」において、このブエナの宣伝攻略に関する記事が掲載されました。

52ページにある、「R・クロウファン激怒 歴史大作映画を貶める『虚偽宣伝』」という記事です。

以下、引用(一部)――

「マスター・アンド・コマンダー」を巡って、熱狂的なファンたちが配給元のブエナビスタ(ディズニー)に猛抗議。ついには日本広告審査機構(JARO)までが動き出す騒ぎになっている。

「日本は、劇場まで足を運ぶ映画ファンは女性ばかり、という特殊な市場。男たちの激しい戦いだけが続くこの作品を売るために、苦肉の策として母性本能をくすぐる作戦に出たのでしょう」


海の向こうでも「はたして女性が観に来るか?」という話題が出ましたけど、だからといって日本のような宣伝はありませんでしたよ……。

なんとか女性に――という路線は、現在劇場で配布されているリーフレットにもよく表れています。

「この映画を観た女性のみなさんの賞賛をお聞きください」とばかりに、女性のコメントがズラリ。さらに現在売られている女性雑誌にも、お涙頂戴路線の広告が……。

ええええ〜〜〜〜〜〜いい!!

ただ、最近の広告に関しては、私たちが「もうひとりの主人公とも云える、ドクター・マチュリンの扱いがヒドイ」と訴えていたことがとりあえずブエナの耳にも入ったようで、ポール・ベタニー演じるマチュリンの写真が追加されるようにはなりました。

――いい?
ずっと宣伝でないがしろにされていたマチュリンを演じたベタニーはね――この役の演技が評価されて、ロンドン批評家協会賞「英国人主演男優賞」を受賞したんだぞ〜〜〜〜!!

そして現在、公開に向けて最後の販促物と思われる速報チラシが劇場で配布されています。

その主な内容は、アカデミー賞ノミニーになったことと、キャンペーンのため来日されたピーター・ウィアー監督のインタビューのふたつなのですが……あの宣伝をウィアー監督が目の当たりになさったかというと……正直、溜息が出ます……。はあ……。

この「マスター・アンド・コマンダー」だけでなく、「ミスティック・リバー」は、わけわかんない惹句(「あなたはもうひとつの「スタンド・バイ・ミー」をみるために大人になった」だっけ?)で混乱を招くわ、「キル・ビル VOL.2」は「ラブストーリー」とか云って、トレイラーを観る限り、どこにそんな要素があるのかわかんない宣伝をしようとしてるわ……もう…いいかげんにしろ〜〜〜〜〜〜!!

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