待ち合わせ

2002年10月29日
今日、ファイアー島バカンスみやげ(9/9日記「バカンス行きそびれ話」参照)をもらうため、Fと会うことになってたんだけど…案の定、待ち合わせに失敗した。

「駅の近くのマック、7:00pmに」
という約束だったんだけど――待てど暮らせどヤツは来ない。なんでなのニャ!?…と思って確認TELをしてみたところ――Fいわく「駅ってK駅に決まってるだろう?」。
…………。
な〜〜〜にィ〜〜〜〜!?(←日向小次郎風に)
ちゃんと「K駅」って云えばいいのに!!
私ゃ、F駅だ思ってたわさ〜〜〜〜〜〜〜!!
……んなもん、会えるか!!ばかもん!!!!!

――とかなんとか、Fのせいにしつつ…実は待ち合わせで失敗することが多い私。

大学時代に「服部緑地に9:00」と云われ、夜9:00に行って淋しい思いをしたり(正解→朝9:00)。
「(旅行会社の)JTBカウンターの前で」と云われ、「(カード会社の)JCBカウンターの前」で待ってたり。
「(四条)河原町駅前」と云われ、「(三条京阪)彦左衛門の前」で待ってたり(←京都人にしかわかんないか…)。

そして、おととし東京での年末――どんぐり仲間のMさんとの待ち合わせでも…やらかしてしまった。 

私は田舎者なので、Mさんとは東京駅で待ち合わせすることになったんだけど…Mさんには(それなりに)なじみの駅でも、私にとっては駅のどこらへんが待ち合わせスポットなのか、まったくわからニャい。でもそんな私がなんでか覚えている唯一の場所――それは…「動輪の広場」。そこでMさんと「東京駅の『動輪の広場』に6:00pm、目印として秋林の手にトロのチョコレート缶」という約束を交わすことにした。

そして当日。6:00pmちょっと前に「動輪の広場」に到着。喫煙所なので、多くの人が座りながら煙草を吸っている。なので相変わらず煙でいっぱい。
そもそも私にとってこの「動輪の広場」とは――座るところが回るから(円柱が乗っかってるからそう勘違いしてた…実際は回らず)「動輪の広場」で、かつ、堂々と煙草が吸える、喫煙者にとってのオアシスみたいなところだと思ってた。

そんな喫煙者のオアシスに、煙草を吸わない女がひとり(…しかも手には「トロチョコ缶」)。ところが15分経っても…Mさんは来ない。駅構内には「山の手線で事故があり、現在運転を見あわせております」というアナウンスが流れていたので、ああこれに巻き込まれたのかニャ〜と思いつつ、さらに15分、あわせて30分待った。がしかし…来ない。なんでなんで〜〜〜!?
…が〜〜〜〜ん!

電話しよう!と思い、携帯を取り出したら――「圏外」(地下だから)。
……が〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!

仕方ないので、近くの公衆電話から、Mさんに電話。がしかし…電話の向こうからは「電波の届かないところに〜」というアナウンス。
………が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!

……どどどどどどどうしよう〜〜〜…。美味しいお食事のお店連れてってくれるって云ってたのに…(それが1番の目的ニャ?)…もうダメなの〜?うわああああああん!!マジどうしよう〜〜〜!!東京迷子なのニャァァ〜??と嘆いてたら…突然、Mさんの携帯がドッチーモだったことを思い出した。あ!そうか!!PHSにかけてみよう!…というわけで、公衆電話のところに戻ってかけてみた。すると――

「秋林さん!?…私、いま『動輪の広場』にいるんだけど」

??????え??????

「もしかして茶色のコート着てる?」

着てます。

「あ!いた!!」

――Mさんが後ろから、するするっと華麗に登場。

…………。

実はMさんも30分くらい待ってたそう。
しかも「動輪の広場」にある「動輪のレリーフ」の前で。
………………。
つまり私は「動輪の広場」の喫煙所で待ち、Mさんはその先(20Mくらい)の「動輪のレリーフ」の前で待ってた――。
そんなに離れていないのに、なぜ気付かなかったかと云うと、その喫煙所とレリーフの前の間にワゴンセール中のネクタイ売り場があって、それがお互いを遮ってたから。そして「動輪の広場」に「動輪のレリーフ」なるものが存在すること(だから「動輪の広場」って云うんだってば!)を知らなかった私のせい。

まあなんとか出会えて、食いっぱぐれずに済んだけど――………みなさま。私と待ち合わせるときは――気をつけましょう。

あ、そうそう!!
Fからのおみやげ品は――賞味期限ギリギリのレインボーチョコレート(…そんなのあるんだ…)でした。あ〜つまんニャい!!


では、また♪

ちょっと反省…

2002年10月28日
土日に展開してる「すちゃらか映画レビュー!」。

なんか最近、長々と書いちゃうことが多くて…キレがないよニャ〜…。
もっとキレ…だけでなく、コクもある文章書きたいよニャ〜…。

…というわけで、今日は反省しつつ寝ます。

では、また♪
…ふふふふふふふ♪
悪いけど…2戦目も巨人が頂くのニャ!!>奈央さん
おじさん(川相ね)がまだ選手登録している限り!
(そしてコーチに篠塚がいる限り!)
私は巨人を応援するのニャ!!
松井〜〜〜!もっと打て〜〜〜〜〜!!
喝!喝!!喝!!!

というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日もお題は「家族の絆」。
こういうお題だと、やっぱアカデミー賞受賞作品が多かったりするんですが、今日取り上げる映画もアカデミー賞取ってます。…20年前なんですけどね…。はははははははは♪


「普通の人々」Ordinary People(1981・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0081283
監督:ロバート・レッドフォード
脚本:アルヴィン・サージェント
出演:ドナルド・サザーランド、メイリー・タイラー・ムーア、ティモシー・ハットン、他

ストーリー:
ごく普通の家庭だったジャレット一家。だが長男バックが水死したことにより、固いと思われていた家族の絆に微妙なひびが入り始める。弟・コンラッド(T・ハットン)は兄の死を自分のせいだと責め、母・ベス(M・T・ムーア)に愛を求めるが、ベスはバックの死から立ち直れず、コンラッドを愛せない。父・カルヴィン(D・サザーランド)は、そんな息子と妻の姿に心を痛めるものの、妻に対する愛に疑問を持ち始めていた。そして――

はあ…。初めて観たのは中学生か高校生のことだったんだけど、正直この映画観たとき…かなり衝撃を受けた。

長男の死をきっかけとして一家が崩壊していく様を描いているんだけど…このジャレット家というのは、タイトル通りごく普通の人たちだったりする。

父親は弁護士で稼ぎがあり、母親は理知的で美人。兄はスポーツマンで人気があり、弟は成績優秀で手がかからない。うまくいっていた一家だったのに、バックの死からどんどん歯車が狂ってくる。そんな彼らの姿を、レッドフォードはひとりひとり実に丁寧に描いているんだよニャ〜…。どの世代の人がこの映画を観ても…心に響いていくだろう。家族ってのは、ひとりだけのものじゃない。それぞれに思いと立場ってものがあるからニャ〜…。

そしてこの家庭の崩壊。たしかにバックの死がきっかけになっているけど、なにが問題だったかってのはやっぱり――愛情の欠落だったんじゃないかニャ〜…。表面上の愛ではなく、真の愛。これを心から求めているコンラッド。だけど母・ベスは……。う〜ん…私は彼にかなり共感しちゃったな〜…。父親のカルヴィンもそんな息子と妻の間に立って、オロオロしているけど…自分が家族になにを求めているのか――それを自覚していくようになる姿には、ちょっとホロリとした。いまはコンラッドに共感している私だけど、何年後かにはベスやカルヴィンの立場になっていくんだろう…。

あと――コンラッドの自分を責める姿。「もしあのとき〜をしなかったら?」…人が後悔するとき、いろんな状況や運などが絡んでいたとしても――こう思う人は多いはず。コンラッドもそう。その姿を、当時19歳のT・ハットンが演じてるけど…実に上手い。私も観た当初10代だったから、かなり共感したっけ…。でも観ていてちょっと意外だったのは、いまどきのアメリカって「セラピーは常識」ってな雰囲気あるけど、70〜80年代初めって、けっこう「恥ずかしい」と思う人が多かったんだニャ〜。10年…いや20年ひと昔、か。

ところでこの作品。レッドフォードの監督第1作目なんだけど、まさかこんな演出するとは思ってもみなかった(と書くと、私がかなり年上に思われちゃうニャ〜…藤原紀香と同じだってば〜!)。観た当時、ホントにビックリした。だって、私の記憶の中のレッドフォードって、「スティング」や「明日に向かって撃て!」のイメージだったもん。つまり――娯楽映画、アメリカンニューシネマっていうイメージ。なので、こんな社会的なドラマを丁寧に淡々と(でも胸にくる)演出する人だとは思ってなかったんだよニャ〜。まあ、今となっては「あ、レッドフォードだニャ!」とは思うけど。

ちなみに1980年度アカデミー賞で、作品賞・助演男優賞・監督賞・脚色賞をゲットしたんだけど、この作品とついつい比べちゃうのが、1999年度アカデミー賞の「アメリカン・ビューティー」。こっちも平凡な家庭の崩壊を描いているけど、不倫とか銃犯罪とか同性愛とか…そんな問題を取り込んでいるあたり、いまどきな感じ。でもどちらも伝えたいことは、実にシンプル。あ!あと父親役が演技派の曲者ってのも一緒か♪はははははははは♪

しかし…この頃のT・ハットンって、C・トーマス・ハウエルに似てるよニャ〜…。

♯こんな人にオススメ
「家庭問題で悩んでます」

もしDVDで買うならどちらにするか――
どっちも欲しいんですけど…選べと訊かれたらやっぱ「黄昏」か。でもDVDにならない可能性大なんだよニャ〜…。みんな忘れてる作品だから。
…ったく!!
近くのレンタルビデオ屋へ行くと、だいたい1時間くらい店内をうろちょろするんだけど、最近どうにも観たい映画が置いてない!

こら!!レンタル****!!!
なんで名作「12人の怒れる男」を置いてないのニャ!?
あの名作を置いてないとは――なんたること!!
――「チャタレイ夫人の恋人」は、新旧合わせて7本も置いてるくせに!!

と云うわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今回のお題は「家族の絆」。
なんて云いますか、ここ最近の「すちゃらか!」で取り上げる映画って、名作なんだけど意外と知られてないとか、時間が経ったことで埋もれてしまったとか、そういう作品が続いておりますニャ〜…。しかも自分の思い出と共に語ってるもんだから、すっかり自己満足の域。まあ、今秋のマイブーム&コンセプトは「思い出走馬灯」ってことで、どうか(今回も)お許しを。でも来週あたりに、最新の映画を取り上げてみようかニャ〜…。


「黄昏」On Golden Pond(1981・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0082846
監督:マーク・ライデル
脚本:アーネスト・トンプソン
出演:キャサリン・ヘップバーン、ヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ、他

ストーリー:
アメリカ・ニューイングランド地方。ある湖のほとりの別荘に、引退した大学教授ノーマン(H・フォンダ)とその妻・エセル(K・ヘップバーン)がバカンスにやって来た。エセルは元気いっぱいだが、ノーマンは憎まれ口を叩く元気はあるものの、老いに対する恐れで卑屈になっていた。そんなある日、娘のチェルシー(J・フォンダ)がふたりを訪ねて来た。だがチェルシーは、父・ノーマンを恐れるあまり、彼に対し素直に愛情が表現できない。そして――

この映画、けっこう好きで――このレビューのために、10年ぶり(それ以上かも)に再見した。ホントに懐かしい。私、H・フォンダとK・ヘップバーンが大好きなんだよニャ〜…。

ストーリーとしては――誰もがいつかは経験するだろう老いに対する恐れ、老夫婦の愛の絆、そして…不器用な父と娘の心の交流――などが描かれている。

まず老いに対する恐れ。
ノーマンはいつも憎まれ口を叩くんだけど、それが実にユーモアがあって、観ている側からはつい思わずプっと笑いがもれてしまう。かわいいよニャ〜♪…その憎まれ口なのも不器用なだけ。でも年齢を重ねるごとにもの忘れがひどくなり、ショックを受けている様を観ていると、「ああ、この人はやはり老人なんだ〜…」と思えてきてしまう。私が思うくらいなんだから、ノーマンはもっとショックだろう。もちろん「老い」=「悲しいこと」ではない。ただ彼はそこまで思う余裕がないんだよニャ〜…。大学教授を引退したことで、社会から遠ざかったという気持ちもあるんだろう。そんな姿をH・フォンダが素晴らしい演技で見せてくれる。

老夫婦の愛の絆。
ノーマンが卑屈っぽくなっているのに対し、エセルは元気いっぱい。ものすごく魅力的。夫を愛し、また人生も楽しんでいる感じ。こんなおばあちゃんだったら、自慢できるだろうニャ〜♪…もうK・ヘップバーンの演技が素晴らしすぎて…言葉が出ない。この映画を観れば、なぜ彼女が名女優と云われるかがわかるだろう。不器用な夫に対する深い愛情が、スクリーンいっぱいに表現されている。「どうやったらノーマンは人生を楽しむようになるの?」…そういった彼女の思いが伝わってくる。そしてノーマンもまた、そんなエセルを深く愛しているんだろう…。ああ…こんな夫婦に憧れるニャ〜…。

ところで。これ初めて観たのが…たしか中学生くらいの頃で、情報が溢れている今と違い、「ロードショー」や「スクリーン」といった雑誌を毎月読んでは情報収集してた私。とにかくこの「黄昏」も、製作バックグランド情報入手は、そういった雑誌からだった。

なんでこんなことを書くのかと云うと…この映画、主演のH・フォンダ、そして娘役(って云うか、彼の実の娘なんだけど)のJ・フォンダの間にも――さまざまな葛藤があったという裏事情があるんだよニャ〜…。

私の記憶がたしかなら…ジェーンは幼い頃、父・ヘンリーの浮気がもとで母を亡くし、そのせいで彼のことが許せず、またヘンリーがアメリカを代表する名俳優だったから、その父の影響を受けないフランスにまで渡ったらしい。それくらい、父親を遠ざけたみたい。

でも、すでに大女優になっていたジェーン(だってオスカー2回受賞)は、どういった経緯があったのかは知らないけど、ヘンリーとこの映画で共演したんだよニャ〜…。本当に仲直りしたかはわかんニャいけど(復縁したと当時の雑誌などでは書かれてるけどね)、そういう裏事情があるから、この映画のノーマンとチェルシーの親子関係も「実際と同じ感じだったのかニャ〜?」なんて思って観てしまう。それが映画を観る上で邪魔な感情だという人もいるだろうし、製作サイドの狙い(宣伝という意味でね)だと思う人もいるだろう。ただ私は――そこまで、ぎゃいのぎゃいのと云いたくない。たとえそれが本当だとしても…この映画が素晴らしい作品であることは変わらないから。

話を元に戻さなきゃ!え〜っと、次は「父と娘の心の交流」。
本当のことを云うと、この映画、そこらへんちょっと苦しい感じがする。もっともっとノーマンとチェルシーが理解し合っていく姿が観たかったニャ〜…。でもそんな急になんてムリか。一歩ずつ、少しずつ…だろうニャ、やっぱ。だってチェルシーは小さい頃から父が怖かったんだもん。いきなりは難しいよね。…時間ってのは、なかなか埋まらないものであり、また早くには進まないものだしね…。

あと、少年がひとり出てくるんだけど…ノーマンとのコンビが実に絶妙で、これも見所のひとつ…かニャ??(この少年がキーパーソンだったりするし)
そして美しい湖(黄金の湖ね)とアビ(鳥)が印象的…って、この映画もニューイングランド地方が舞台か(私もつくづく弱いよニャ〜…)。こりゃ〜1回行って来いってことかも。ははははははははは♪

で。この映画…1981年度アカデミー主演男優賞、主演女優賞、脚色賞をゲット。K・ヘップバーンはなんと4度目の受賞(取って当たり前の演技だったよニャ!)。H・フォンダは初めての受賞だったんだけど(いままで受賞しなかったのが不思議なくらいの名優なのにね)…受賞後、亡くなってしまったんだよニャ〜…。それ聞いた当時、ちょっとせつなくなってしまったっけ…。

人生の黄昏時に――自分はどこで、誰と、どのように過ごしているんだろう…そんなことを思ってしまう映画。

♯こんな人にオススメ
「数年来、父親とうまくいってない…」「おじいちゃん映画大好き!」「キャサリン・ヘップバーン?…ヘップバーンって、オードリー以外にもいるの?」

では、また明日♪

追加〜。
↓「12人の怒れる男」ってこんな映画です〜。
http://us.imdb.com/Title?0050083
…裁判もので、この作品以上の映画って観たことない。それくらい名作。どんぐり先生にオススメしたい映画だけど、すでにご存知だろうニャ〜…。

物欲ブギ!

2002年10月25日
以前から、ど〜〜〜〜しても欲しいと思っているものがある。

それは――DVDレコーダー!!

まずWHAM!の「Foreign Skies」を…なんとしてでもダビングしたい〜〜〜〜〜〜!!
86年に発売されたこのビデオ。
WHAM!の中国公演のドキュメンタリー&ライブビデオなんだけど、今となっては貴重なお宝。だってね…WHAM!のビデオって…これしか世の中に出てないんだもん!(PV集は除く)
とにかく世界的なアイドルだったのに、映像がほとんど残ってない人たちなので…マジ、貴重。あああああ〜…思い出走馬灯…。

つぎにジョージ・マイケルのビデオを…なんとしてでもダビングしたい〜〜〜(WHAM!と大して変わらん!)!!
…実はジョージ・マイケル名義で出ているビデオも1本しかない(PV集除く)。ちなみに91年に発売されたもので、持ち歌だけでなく「calling you」などを歌っている姿や、「TOP OF THE POPS」(英国人気音楽番組。まだやってるとは知らなんだ〜)に初登場したときの映像なども見られる。…だからこれも貴重。

あとジョージのブートビデオ&英国放送分ビデオ、MTVアンプラグド。貴重っすよ、これらも(ヒゲオヤジ、なかなかOKしないし…)。

そして…B’zの音楽番組出演撮りだめビデオを…なんとしてでもダビングしたい〜〜〜〜!!
…もう10年分くらい、溜まってるんだよニャ〜…。
貴重っすよ、これも〜…。だって、彼らの映像を記録したいがために、当時ビデオデッキをローンで購入したくらいなんだから!!…いまでも忘れない、103,000円也のパナソニック製ビデオ!ああ〜…思い出走馬灯…。

ちなみに秋林家では、映画チャンネルがCATVで4チャンネル入る…けど、映画をビデオに撮ることは滅多にない。「撮るのがめんどくさい」「観ずに溜まっていくのがイヤ」「録画することを忘れてしまう」「観たとしてもテープが溜まっていくのがイヤ」だから(結局、ものぐさ王…)。

でも最大の理由は――ちゃんとしたパッケージで購入したいから。
ちなみに音楽CDも同じ理由で、ダビングはほとんどしない(してもウォークマン用くらい)。

DVDレコーダーを買うなら新しいTVとビデオも欲しいし…。
――ああ〜…物欲の秋か…。

FLiXサイトにて

2002年10月24日
以前、この日記でも話したFLiXの「これぞイイ男!」投票。
http://www.flix.co.jp/article.jsp?aid=A0000404

…なんとなく立ち寄った本屋で、その結果を立ち読みしちゃった。

正統派 → ジョニー・デイップ(次点:ジュード・ロウ)
可愛い男 → イライジャ・ウッド(次点:忘れた)
演技派 → ケビン・スペイシー(次点:忘れた)
イイ人系 → ユアン・マクレガー(次点:トム・ハンクス)
ワイルド系 → 忘れた(ジョージ・クルーニーだったかも…)
曲者 → ウィリアム・デフォー(次点:忘れた)
シブ系(over50) → エド・ハリス(次点:忘れた)

…ニャるほど〜…。
とくにシブ系は素敵な人ばかりだから、誰が1位でも納得か。
エド・ハリスもいいよニャ〜♪

エド・ハリスと云えば…むか〜し、「羊たちの沈黙」を小説で読んだとき、レクター博士の私的イメージは彼だった。ちなみにクラリスはジョディ・フォスター(ちょっと年取ってるかニャ〜と思いつつ)。で、その1年後に映画化されたんだけど、クラリス役がホントにジョディだったもんだからかなりビックリした。そして、レクター博士がアンソニー・ホプキンスだと聞いたとき、ガッカリというよりは「ああ、そうか、ニャるほど!でも高齢なレクターだニャ〜…」と思った。実際観てみたら、「刑事グラハム(レッド・ドラゴン)」(1986)のブライアン・コックスによるレクター博士より、ずっと狂気的な雰囲気で「おお〜!」と思ったっけ。

今度の「レッド・ドラゴン」のグラハム役は、エドワート・ノートンかあ〜。ニャるほどね〜…そうくるか〜。でも、あの牢屋(?)でのシーン。どんな雰囲気になるのかニャ〜…。


あと、FLiXサイト見てたらこんな記事が。

↓『ゴッド・ファーザー4』製作か?
http://www.flix.co.jp/news.jsp?nid=N0002553

「愛のテーマ」がここしばらく頭の中で鳴り響いていたのはこのせいだったのニャ?それともなにげに言霊飛んだ??…偶然ってコワイ…。

ただアンディ・ガルシアが主役ってのが、ちょっと引っかかる(嫌いなのではナイです)。それに…コッポラが監督するの?
――ま、次報を待ちます♪


では、また♪

Hard Day

2002年10月23日
今日はホントに疲れちゃった…。

「電話女優」とまで云われた私だけど、限界ギリギリになるとかなり呂律が回らなくなるらしく、会社での電話応対もヤバくなる(これでも元SV)。
で。今日2回もやっちゃった…。

「もちもち?(もしもし?)」

………。
「疲れた」と云ってるくせに、映画館行って映画も観ちゃったし(観客5人だった…って、そうなるような日と映画館を選んでいるんだけど)。

というわけで、もう寝ます。

あ〜…オチのない話で終わるのは、かなり不本意だけど――身体が資本ってことで…。

では、また♪

STAY GREEN

2002年10月22日
♪たらりらりらりらりらりら〜たらりらりらりらりらりら〜♪
…今日ずっと頭の中で「ゴッドファーザー 愛のテーマ」が離れなかった…はあ…。これもみなバーガーのせい(「ゴッドファーザーPART3」に彼が出演してたため)。

どんぐり先生のお話にあった、ドリームワークス版「RING」だけど、こんな記事が。
↓リメーク「ザ・リング」がトップでデビュー(zakzak)
http://www.zakzak.co.jp/midnight/hollywood/hollywood_1022_1.html
↓IMDb
http://us.imdb.com/Title?0298130
↓オフィシャルサイト
http://www.ring-themovie.com/main.html

――アメリカ人でもやっぱ怖いんだ〜…。
あ〜…私もなんか貞子思い出しちゃった…。

もしスティーブン・キングがこの作品を観たらどう思うかニャ〜…その感想を聞いてみたい。

ちなみに、zakzakの「CRAZY for HollyWood」は、ゴシップネタの仕入れ先のひとつとして、かなり重宝♪…ちょっと文章が直訳系だけど。

ところで。
今日、もう入会して軽く10年は越えるB’zのファンクラブから会報が届いた。

……立派になったもんだ…。

大昔の会報は、白黒ページが主流で(って云うか、表紙も白黒だった)、本文も数ページ。封筒も当然紙だから、雨なんか降るともう最悪。
…それが今や本文総カラーページで、60ページ以上、封筒もビニール。雨が降ってもへっちゃら。

そして今年もカレンダーの申込書が付いていた。
ああ〜…もう年末に向かっていくのね…。

で。
稲葉さんの誕生日スペシャルページがあったんだけど…とても38歳とは思えましぇん!!!
昔(20代の頃)は、ものすごく細くてヒョロヒョロ、洗濯板のような胸板で、吹けば飛ぶよな身体だった。それが今やマッチョ(でも綺麗な筋肉の付き方をしてる)で、顔までも凛々しく逞しい。30代になってからここまでの身体を作るなんて、スゴイよニャ〜…。いっこ上のジョージだって出腹気味なのに…って、比較したら失礼か!(稲葉さんにね)。

でも稲葉さん…そのパンツ――下げ過ぎでは??
……。

ちなみに私は、稲葉さんの髪型、今くらいがかなり好みです>りょうさん


とにもかくにも、彼はいい年の取り方してるよニャ〜…。
あ〜…私もあんな風に年を取りたい。

あのひとは今

2002年10月21日
…はあ…。
昨夜あるサイトを発見し、かなり衝撃受けちゃった…。いまだ胸焼け状態の私どす…。

何に衝撃を受けたかと云うと。また映画の話で申し訳ないんだけど、ルキノ・ヴィスコンティ監督(1906〜1976)の映画で、よく主役はってたヘルムート・バーガー。彼のファンサイトを発見してしまったことが…ことの発端。

ルキノ・ヴィスコンティと云えば、「ベニスに死す」あたりが有名。そんなに好きな監督ではないのだけど、独特のデカタ〜ンで退廃的なノリ、そして主演のヘルムート・バーガーの美貌が素晴らしく…でもやっぱなんかちょっとヤバイんじゃない?という作風を持つ監督。…まあ好みはともかく、私も大学時代に、ビデオリリースされてる作品はとりあえず全部観た。

そんなヴィスコンティが残した有名な言葉に、「美しい男は自然と顎が割れてくる」というのがあるんだけど、これはまさにバーガーのこと。つまり、ふたりは「そーゆー仲」だったんだけど(バーガーも「私は32歳のときからヴィスコンティの未亡人」とか云ってるし)、私もそれ以上の話は知らなかった。バーガー自体もヴィスコンティ死後、あんまり見かけなくなってしまったし(米TVドラマ「ダイナスティ」でちょろっと見た程度)。ただ、自伝を出したらしいって話だけ、風の便りで聞いてはいた。

で、昨日「すちゃらか!」のためにネットで情報検索していたら、巡り巡ってそのバーガーのファンサイトに辿り着いちゃった!(管理人さんは日本人)
思わず「おお、懐かしいニャ〜♪」とつぶやき、TOPの写真に見惚れつつ入ってみると――なんと!!そのサイト――ヘルムート・バーガー同意のもと作られていて、かつ彼からの寄贈写真などが飾られているという、スゴイ作りでかつ丁寧なサイトだった!!

そして1番驚愕したのが――彼あてのメッセージボード。
バーガー本人がレスしてる〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?
(↑ここ4倍角赤字希望)
え〜〜〜!?マジですかぁぁぁ〜〜〜〜〜!?
…うっそでしょぉぉおおおおおおぉぉぉ〜〜〜〜〜!?

…でも…本当みたい……。
(たまに代理人がレスしてるみたいだけど)
英語とドイツ語(バーガーはオーストリア人)で書かないとダメなんだけど、英語とドイツ語ならなんとか読めるので、私も書き込んでみたいニャ〜♪(でも…ウムラウトってどう打つの〜??)

でもって、ウワサに聞いてた彼の自伝(タイトル:『Ich』)が、ちょこっとだけ和訳されてて…これがまたキョーレツ!!
有名な俳優の名前がわんさか出てくるし、それもみな「あんたら地獄に落ちるで!!」という所業がてんこもり!!そしてヴィスコンティとの仲…。これ、ちゃんと和訳されて出版されないかニャ〜??…荻野目慶子の『女優の夜』より、よっぽどこっちの方が面白そうなのに〜〜〜!!!

ヴィスコンティ作品に出てたって云うと、なんかバーガーがとても高齢なイメージがあるんだけど、実はそれほどではなく、現在まだ58歳(デビューが早かった)。あのハリソン・フォードより年下です!!(いつもすまぬ…ハリソンよ…)

しかし…ひとりの監督亡き後、こんなに落ち目って云うか、忘れ去られた俳優っていないよニャ〜…。あんなに華やかだったのにね〜…。監督あっての俳優だったってことか…。

ちなみにその驚愕サイトですが、ここでリンクするわけにはいかないので、興味のある方はYahoo!で「ヘルムート・バーガー」と検索してみて下さい。1件ヒットがあります♪

バーガーはとにかく美形。好みはともかく、この手の美形俳優は貴重だよニャ〜…。いまとっても少ないしね(ジュード・ロウくらいかな〜?)…。


では、また♪
現在、米国で公開中の「千と千尋の神隠し」。
向こうでも評価上々って話は、新聞や雑誌、情報系サイトでも報道されてるけど…私も日本人なので、評価が高いのはすごく嬉しいです♪

↓IMDb(星が8.5!)
http://us.imdb.com/Title?0245429

ちなみに私が好きな宮崎アニメは、「ルパン3世 カリオストロの城」と「紅の豚」。この2作品は絶対DVDを買おうと思っております♪

米国ではけっこう宮崎アニメのビデオが売れてるそうですが、「カリオストロ〜」のDVDもよく売れてるみたいです(yahoo!ショッピング調べ)。
でもフランスでは、「ルパン」が主役だということがちょっと問題があるようで、観ることができないとか…。ふ〜ん…。

というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は昨日に続き、「愛に生きた女」。
原作が有名な作品を取り上げてみました。ヴィクトル・ユーゴーに続き、今日はどんな作家の名が出てくるでしょうか?


「チャタレイ夫人の恋人」LADY CHATTERLEY’S LOVER(1982・英/仏)
監督:ジュスト・ジャカン
脚本:クリストファー・ウィッキング、ジュスト・ジャカン
出演:シルビア・クリステル、シェーン・ブライアント、ニコラス・クレイ、他

ストーリー:
20世紀初めの英国ノッティンガムシャー。クリフォード・チャタレイ男爵(S・ブライアン)は新婚早々、戦争で下半身マヒとなり、男性としての機能を失ってしまう。だがそんな彼に、妻・コニー(S・クリステル)は献身的につくしていた。ある日、敷内の森小屋を訪れたコニーは、森番メラーズ(N・クレイ)が全裸で水浴びしているところを偶然見てしまう。衝動を抑えられないコニー。そして――

……ストーリーを書いてて照れちゃった…。し〜ん…。
でもこれ、英国の大作家D・H・ロレンスの同名小説「Lady Chatterley’s lover」(1928)を映画化したもの。原作は英国でも問題になり、日本でも初出版された際、かなり検閲が入ったことで有名(ちなみに数年前、やっと日本でも完訳が発売された)。

で、映画なんですけど。
主演のシルビア・クリステルって云えば、「エマニエル夫人」が有名。だけど私は、この作品の方が好き…って云うか、「エマニエル夫人」はソフトポルノだから比較にならないか!(観たことある私…しかも小さい頃…し〜ん…)でもまあこの映画もかなりエロティック。なので、誰もいないときに秋林家のお茶の間TVで再見しました。…まだジョージの「I want your sex」のビデオだって、お茶の間で見れてないのに〜〜〜!!

この作品を初めて観たのは、たしか高校生くらいの頃で、それもNTVの「金曜ロードショー」だったと思う。よくまあこの映画を放送できたよニャ〜!いまだと考えられない!
ちなみにCX「G洋画劇場」では、「エマニュエル夫人」(「新・エマニエル夫人」といった感じの映画…って、私もよく知ってるよニャ〜)が放送されてた。ちょい昔のTVには、R指定って言葉があったのかなかったのか…。

で。なんつーか…映画の見所としてはやはり、コニーの女性としての自我の目覚め、性の開放、そして階級制度への批判というところかニャ?
ただね…実に個人的な意見で申し訳ないんだけど、見所はね――森番メラーズの水浴び!…これよ!これ!!…だって当時、高校生だった私もメラーズの全裸に衝撃受けたも〜〜〜ん♪ははははははははははははははは♪

メラーズはそんなに若い男ではないし、どっちかと云うと(私から見れば)おじさんなんだけど、男としての肉体的な魅力がぷんぷんしている。イヤミばかりの男爵よりは、そりゃ〜いいでしょう!あなたは正しいです、コニーさん!!

そして男爵。なかなか演技力のある俳優が演じていて、ちょっとビックリ。卑屈な役をよく表現してるよニャ〜…。

でもって、やっぱりと云うかこの映画…けっこうコニーとメラーズのラブシーンが激しい。でも私はあんまりやらしいとは思わなかった。S・クリステルが綺麗で、また映像もかなり綺麗だからなんだろうニャ〜…。そしてコニーの自我の目覚め、性的欲求、愛への模索が観ていてよくわかるから、なんとなく同情してしまうしね。

そんなに素晴らしい作品ではないけれど、女性に観てもらいたい映画…かニャ?
そして原作も読んで欲しいな〜…。映画観ただけじゃあ、わかんないし。私なんて、高校生のときに観たこの映画のせいで、大学では西洋史専攻だったにも関わらず、英文科のロレンス研究の講義に潜りこんだもん!はははははは♪…懐かしいですニャ!

ところで、主演のS・クリステルですが。
けっこうソフトポルノ路線の映画に出演してるけど、ご本人の学生時代は相当厳しい、スイスのお嬢様学校に在籍していたそう(と、むかし雑誌で読んだ)。私はそんなに嫌いな女優さんではないです。あのルドガー・ハウアーとも共演してるらしいんだけど、まだその作品観れてない…。あとそう云えば、画家J・トレンツ・リャドが生前、彼女の肖像画を描いてるんだけど、どこに展示されてるんだろう??

ちなみに、1995年にあのケン・ラッセルがリメイクしてますが、そっちの方は未見。

しかし…やっぱ欧米の人って、ホント森番とか庭師に弱いよニャ〜…。

♯こんな人にオススメ
「性の開放?女の自我?D・H・ロレンスって?」「ビバ!森番!」

DVDで買うなら、どちらを選ぶか――
「チャタレイ夫人の恋人」。駄作だろうがエロだろうが、こっちの方が好き。でも日本ではS・クリステルの人気が高く、「シルビア・クリステルパック」なるDVDセットが売られてたみたい〜。…って云うか、実は私もクリステルが好きなのかも…。……。
…なんか淋しいお話聞いちゃった…。
京都の朝日シネマ、閉館だって…(バズさんより)。

私は大学4年間を京都で過ごしたけど、学校の生協で1000円チケット購入しては、よく映画館に行ったっけ。祇園会館(まだある?)で3本立てを観たり、朝日シネマでマイナーな映画(H・グラントの「幻の城」とか)を観たり。時間はあるけど、お金はなかった。でもそんなあまりないお金の中から、やりくりしていろいろ観たっけ…。ある程度のお金があれば、自分の欲する楽しみと自由が得られると知ったあの頃…。嗚呼!思い出走馬灯!!さらば!朝日シネマよ!(…って、まだちょっと先の話だってば!)

というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今回のお題は「愛に生きた女」。
恋愛映画ってのは、やはり男女の心情が描かれるものが多いのですが、今回は女性側の心情をフィーチャーした作品を取り上げてみました。相変わらずちょっと古めですが、ご存知の方もけっこういらっしゃる作品ではないでしょうか?


「アデルの恋の物語」L’histoire D’adele H.(1975・仏)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0073114
監督:フランソワ・トリュフォー
脚本:フランソワ・トリュフォー、ジャン・グリュオー、シュザンヌ・シフマン
出演:イザベル・アジャーニ、ブルース・ロビンソン、シルビア・マリオット、他

ストーリー:
19世紀フランスの大詩人で文豪、そして英雄でもあるヴィクトル・ユーゴーの次女・アデル(I・アジャーニ)は、ガーンジー島で出会った英国軍人ピンソン中尉(B・ロビンソン)に恋をし、彼を追ってカナダのハリファクスまでやってくる。だがピンソンとってアデルは疎ましい存在。それでも愛にひたむきなアデルはあきらめきれず、彼を追いまわす日々を送る。そしてその愛情は、日増しにすさまじい情念と変化していく――。

ヴィクトル・ユーゴーの次女・アデルの日記を基にした原作「アデル・ユーゴーの日記」を映画化。よってこれは実話を基にしてるんだけど…いや〜、ものすごい女の情念が描かれている作品なんだよニャ〜…。はっきり云ってコワイ。男性から観たら心理的ホラーかも。そしていまどきの云い方をすれば、「アデルのストーカー物語」という感じ。

振られ、つれなくされ、そして拒否されても…アデルはピンソン(これがまた顔だけの男なんだよニャ)しか見えない。どこまでもピンソンを追って行く。その姿がひたむきでいじらしいと思う人もいれば、コワイと思う人もいるだろう。私なんかはやっぱコワイと感じちゃったし、アデルもだんだん見えてる世界狭くなっていくし…う〜んパッショネイトってのは、ときに人を狂わせるものになるのね…。

そんな彼女に、どこまでもついて回るのが父・ヴィクトル・ユーゴーの娘であるということ。この映画観ると、ユーゴーがいかに世界的な著名人だったか、またその影響力ってのがわかる。そんな著名人(フランスでは英雄だし)を父に持つってのは、さぞかしプレッシャーなんだろうな〜…。アデルはアデルなんだけど、アデル・ユーゴーでもあるわけで。誰もが「あのユーゴーの娘」という目で見る。しかも愛に狂う「あのユーゴーの娘」。…なんだかつらいもんですニャ〜…。

そんなアデル、自分の心情を声を出して紙に書いていくんだけど、その姿は観てる側に強烈な印象を与える。日本人の私にはとてもとてもマネできましぇん。しかも当時19歳のアジャーニが体当たりで演技しているから、その強烈さ倍率ドン!さらに倍!!って感じ。

あと、邦題がいい感じだよニャ〜。原題は「アデルの物語」なんだけど、「アデルの『恋』の物語」と「恋」を追加するだけで、さらにアデルの愛の生き様が感じられる。お〜い!山田く〜〜〜ん!!邦題つけた人に座布団1枚〜〜〜〜!!!
そしてもう30年近く前の作品になるんだけど、個人的な意見として云わせてもらえば、安易にリメイクして欲しくないニャ〜。だっていまだとアデルの愛が、もっとコワイ解釈をされそうだもの…。

ところで主演のアジャーニですが。ものすごく美しい!!!…私がこの作品を観たのは、たしか小学生か中学生の頃だったんだけど、世の中にこんな綺麗な人がいるんだ〜と感動したもんです。画面に釘付けになっちゃったし。なので私にとって永遠の美人女優は、いまでもイザベル・アジャーニ。いや〜ホント、ため息が出る美しさ!…ちょっとピンソン中尉さん!!眼科行ったら!?…ってなくらい。ははははははは♪

でもアジャーニって、たしか生粋のフランス人じゃなかったはず(お母さんがドイツ系で、お父さんが…あれ?どこだっけ?…トルコだったっけ?)。私の記憶が確かならば、ちょっとイスラム系が入ってて、カトリックに改宗したとかなんとかって云ってたような〜??…とにかくフランス人より、エキゾチックな顔立ち。美の融合だよニャ〜♪…そしてダニエル・デイ・ルイスや、あのW・ベイティとも付き合ってたこともあって、ロマンスの絶えない女優さんだニャ〜と思ってた。…いま誰と付き合ってんのかニャ〜??って、いまさら別に興味はないけど。

で。映画の話に戻るけど、この映画は愛に生き、そして、愛に死んだ女性の話でもある。いや〜、これほど愛ひとすじになれるってのは(度合いはともかく)、ちょっとうらやましいかも。

しかし…綺麗な女性ってのは、いつの世もどうしてロクデナシ男に惹かれるものなのか…。

♯こんな人にオススメ
「恋する女の情念って?」「美しいI・アジャーニが見たい!」「昔、好きな男性を追っかけてました…」

続きは、また明日♪

追加:
↓H・グラントの「幻の城」ってこんな作品
http://us.imdb.com/Title?0093840
よく内容は覚えてないけど、つまんなかったことだけはしっかり覚えているニャ〜…。ちなみにビデオにもDVDにもなってません。あ!リズ・ハーレーの名前を発見!!(馴初め映画ニャ?)…この映画に出てんだ〜!!でもまったく覚えてない…。

読書の秋

2002年10月18日
ここしばらく映画の話ばっかり続いたので、ちょっと本のお話を。

昔からの傾向だろうと思うんだけど、私はどうやら…いろんなジャンルの本を片っ端から読むとか、好きな作家をとことん突き詰めて読む…というタイプではないようで、とにかく興味のあるストーリーだと感じた本を直感でチョイスして読むことが好きみたい。

そして、現代エンタテイメント小説が好きなんだけど…その中でもとくに翻訳ものが好きなようで、昨年ソニー・マガジンズが『village books』という文庫レーベルを立ち上げたときなんか、めちゃくちゃ嬉しかった。

↓「village books」オフィシャルサイト
http://www.villagebooks.jp/top.html

…もうまさにツボ!

昔からソニー・マガジンズとは相性良かったので(好きな雑誌が多かったり、読者記者に採用されたり、投稿文や写真が載ったり…とか)、新レーベルもきっと自分向きだろうな〜とは思っていたけど、まさかこれほどツボをつかれるとは!!
じゃあ、このレーベルのどこらへんが好みなのかと云うと――

1.いろんな国のいろんなエンタテイメント作品を紹介しようとする方針に共感
2.文庫本サイズ
3.邦題にセンスを感じる
4.装丁にセンスを感じる
5.あらすじの書き方が上手い
6.5によって、そそられるストーリーが多く感じる

やっぱこのセンスはソニー・マガジンズならではだと思う。…私のツボをつくのが上手いよニャ〜…。ホント、弱いところ狙ってくる。

↓ちなみに10月発売のラインナップ
http://www.sonymagazines.jp/mmt/200111191700.html

ただ弱点もあったりする。

1.高い(700円とかするのもあるし…)
2.当たりはずれが大きい
3.本屋に置いてない場合がある

1なんか困る。もうちょっと安くしてくんないかニャ〜?>ソニー・マガジンズさん

…とまあ、本の好みなんか語ってみましたが、この日記を読んで下さっている方に「village books」レーベルファンは…少ないだろうニャ〜…。ちょっと淋しい…。


では、また♪
あの「ウォレスとグルミット」の新作がネットで公開中です♪

↓BBC on line
http://news.bbc.co.uk/1/shared/spl/hi/entertainment/02/wallace_and_gromit/front_page/html/default.stm

↓「『ウォレスとグルミット』って?」という方はこちら
http://www.aardman.com/wallaceandgromit/home.asp

日本ではグルミットが1番人気ですけど、英国では羊のショーンの方が人気あるらしいです。…お国によって違うもんですニャ〜!

というわけで、さらに今日も引き続き「すちゃらか映画レビュー!」を振り返ってみたいと思います。


■第14回:「ビッグ」「天国から来たチャンピオン」(9/28)
お題『ハートウォーミングでチャーミングな映画』

「ビッグ」(1988)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0094737
「好きな俳優は?」と訊かれたときに、「トム・ハンクス」と答えるのは、アメリカ大統領が「メリル・ストリープ」と答えるのと同じで、実に無難かも…って、私も彼のことが好きなんですけど。ははははは♪

「天国から来たチャンピオン」(1978)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0077663
こういう「キラっと光る、ちょっと昔の良い作品」を紹介できることが、私の最大の喜び。
ところで、主演のW・ベイティ。彼の奥さまは「アメリカン・プレジデント」でM・ダグラスの相手役を演じた、A・ベニング。でもベイティって、結婚前はいろんな女優さんとウワサになってた。あのマドンナとも付き合ってたっけ〜…。


■第15回:「リバー・ランズ・スルー・イット」「リプリー」(9/30)
お題『美しい男』

「リバー・ランズ・スルー・イット」(1992)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0105265
レッドフォードの監督業って、けっこう評価されてるんだよニャ〜…。個人的には「普通の人々」(1980)が好きかな?

「リプリー」(1999)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0134119
この映画のマット大西くんに対する海外の評で、大ウケしたのが――「光(J・ロウ)に向かっていく蛾(マット大西)のようだ」。…どんなに大西くんが熱演しても、やっぱこの映画はどう観たってジュードが良かったよね〜。
あ、マット・デイモンのことを「マット大西」と云ってるのは、彼がジミー(大西)ちゃんに似てるからです♪


■第16回:「恋しくて」「同級生」
お題『高校生の恋愛』

「恋しくて」(1987)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0094006
ストルツがミス・キャスト…と云っても、80年代映画だしニャ〜…。そういえば「リバー・ランズ・スルー・イット」で主役のノーマン役(ブラピのお兄ちゃん役ね)だった、クレイグ・シェイファー!!…なんとこの映画で、アマンダ(L・トンプソン)が付き合ってた浮気男のハーディ役を演じていたとは!(今日知った…)…どっちにしろ、ブラピとは明暗を分けたよニャ〜…。

「同級生」(1998)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0162973
どういう役者さんたちが演じていたかは、オフィシャルサイトでご確認頂けます。
↓「同級生」公式サイト
http://www.asmik-ace.com/Getreal/
こういう映画、英国系に多いかも。


■第17回:「刑事ジョン・ブック/目撃者」(1985)
お題『刑事ドラマ?』
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0090329
この映画は恋愛ものとして観たほうがいいかなと。
で。最低のレビューと文章だったけど、書き直さずに見せしめにしておこう…。ちなみに「Witness」でIMDb検索すると、いっぱいヒットがあって大変だったりするんだよニャ〜。
ところで、P・ウィアーの新作。なんかラッシー主演だそう。良かった〜!新作があって!…だって…ウィアー映画って、評価は高くても「入り」が……な作品が多いから、次回作があるかどうかが心配なのです…。はあ…。

■第18回:「アバウト・ア・ボーイ」(2002)
お題『2002年度秋公開の新作』
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0276751
もうレビューで語りきったので、あんまり語ることがないんだけど、原作本をひっぱり出してみたら、主人公の年齢は36歳でした。…H・グラントは40代だから、映画では38歳の設定にしたんだろうニャ〜…。ちなみに映画では、そういう設定だとは云え、かなりイケてる外見(でもシワ多し)だった。…普段でもこうだったらいいのに…。あと、レビューにあるストーリーですが、ウィルが住んでいるところを「ノース・ロンドン」と強調してみました。…日本だと、成城・渋谷松涛あたりの感覚でしょうか〜?


――ま、こんなところかニャ?
でも今週は映画ネタばかりになってしまったニャ〜…。

では、また♪
昨日、フローラン・ダバディさん(なぜか「さん」づけしてしまうんだよニャ)がバラエティ番組に出演してたけど、例の口調が爆発してましたニャ〜…。

で、いつも思うんだけど…なんであんなに日本語の発音がいいの??
――フランス人なのに!!(←ここ倍角赤字希望)
興奮するとヘンなアクセントになるけど、それでもフランス人があれだけ流暢に話していること自体、奇蹟に近い(セイン・カミュの発音もスゴイけど、彼はアメリカ人で、かつ日本で育ってるし〜)。

でも…ここ数ヶ月、「プレミア」の編集奥付にお名前ないんですけど〜?…なんで?「編集者」の肩書きは〜?…「俳優・モデル」に変更したのニャ??


というわけで、今日も昨日に引き続き「すちゃらか映画レビュー!」を振り返ってみたいと思います。


■第9回:「LAコンフィデンシャル」(9/8)
お題『観終わったあと、思わずもう一度観たくなる映画』
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0119488
退院直後にビデオ再見したっけ〜。体調は最悪だったよニャ〜…。
で。これ、大好きな映画(1997年度作品です)。本当によくできてるので、評価高いの当たり前!
で、ちょっと訂正。G・ピアースって、英国生まれの豪育ちのようです。あといい身体してるニャ〜と思ったら、ボディビルやってたそうな〜。でもって、ラッシーが「『LAコンフィデンシャル2』やりたい」って云ってたけど、私は続編を希望しないけどニャ〜…。完成度がとても高くて1作で完結してる作品だし、それでいいじゃん〜〜〜!!ヘンな続編作って欲しくないもん!でも正直、ちょっと気になる…。フクザツ…。


■第10回:「日の名残り」「恋愛小説家」(9/14)
お題『不器用なおじさんの恋』

「日の名残り」(1993)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0107943
キャスティングがいい映画。まだ事故に遭う前のC・リーブがアメリカ人富豪を演じてるけど、「らしい」よニャ〜…。そう云えば、M・ストリープがケントン役をものすごくやりたかったらしいけど、たしかに彼女でも合ってたかも。でもやっぱE・トンプソンの方がしっくりくるか。ちなみにあれだけ英国の香りがぷんぷんする映画にも関わらず、原作者は日系人、監督はアメリカ人、脚本家がインド人…という実に多国籍な作品なのでした〜。

「恋愛小説家」(1997)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0119822
俳優たちの演技力の高さが最大の魅力。J・ニコルソンが素晴らしい。


■第11回:「A.I」「アンドリューRDN114」(9/15)
お題:『ロボットとヒューマニズム』

「A.I」(2001)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0212720
日本ではウケが悪い映画。
あと、ちょこっと書いたキューブリックと「鉄腕アトム」の関係ですが。実はキューブリックって、手塚治虫にかなり影響を受けたそうです(私の記憶が確かならば、キューブリック本人がそう云ってました)。なので、天馬博士(だっけ?)がアトムを作った背景など、この映画でも垣間見られるニャ〜と。

「アンドリューRDN114」(1999)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0182789
R・ウイリアムズ、アドリブ連発っぽいよニャ〜…。


■第12回:「グッド・ウィル・ハンティング」「小説家を見つけたら」(9/21)
お題『友情と悩めるヤング・アメリカン』

ともにガス・ヴァン・サント作品。彼の作品で、なおかつ同じお題だと「マイ・プライベート・アイダホ」(1991)という作品もあるんだけど…ピンとこなくてあまり面白いと感じなかったので、この2作を選んだのでした。ちなみにこの2作品は、けっこう好きな映画です。

「グッド・ウィル・ハンティング」(1997)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0119217
マット大西くんが上手いよニャ〜と。B・アフレックはヅラ疑惑で済んでますが、B・フレイザーは「ハムナプトラ」で、エクステンションを付けてるそうです。

「小説家を見つけたら」(2000)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0181536
文章を書く才能が欲しいな〜…。


■第13回:「ユー・ガット・メール」「ノッティングヒルの恋人」(9/22)
お題「人気女優によるラブ・コメディ」

「ユー・ガット・メール」(1998)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0128853
このサイトの映画系日記で、どなたかが「映画が最先端狙ってるのに、『メールでのやり取りは不倫よね〜』というチープなセリフはやめて!」とお話していたんですけど(すみません、うろ覚え)…ふ〜ん、そっか〜、そういう風に感じる人もいるんだ〜というのが率直な感想。でも私の場合、まるっきり反対のことを思っちゃった。
この映画…メールっていう手段だけが最先端なだけで、ストーリーや登場人物の設定・性格は…実に古くさい。「不倫よね〜」というセリフも、チープと云うよりさらに古くささを醸してて…かえってニンマリしちゃったな〜。手段が最先端でも、実はこういう古くさい内容の恋愛映画が求められてるのかな〜…とか思ってみたり。…まあ、人それぞれってことで。

「ノッティングヒルの恋人」(1999)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0125439
「どこが面白いの〜??」と斬ってみたら、反論の波がざぶ〜ん!…でもこの映画の印象を聞いてみると、みな一様に「友人たちがヘンで面白かった」って云うんだよニャ〜…。「ジュリアがいい!」ってあんまり聞かない。ちなみに私、この映画4回観たけど(映画館で1700円払って、ビデオで450円払って、TVの吹替版で、もう一度ビデオで100円払って…それぞれ観た)、やっぱジュリアがダメだった…。まあ、人それぞれってことで。…でもやっぱり私はイングリッシュ・ジョークが理解できてないのかも…。………。


以上、今日はここまで♪

では、また明日♪
なんか朝のニュースで「ペネロペ・クルス、トム・クルーズを追って極秘来日」とかあったんだけど、ホント??
…………うひゃひゃひゃひゃひゃ♪

では、今日の話題。
私が「こんな映画あるんですけど〜」というご紹介気分で始めた、「すちゃらか映画レビュー」。今週末でなんと!20回目になります(ヒュー!ヒュー!)。…語りも語ったりという感じなのですが(しかも毎回長いし)、どんな作品を取り上げたか…レビュー補記・追記を兼ねてちょっと振り返ってみたいと思います。尚、過去のレビュー文と合わせてお読み頂ければ、より意味が分かりやすいかと。


■第1回:「青い珊瑚礁」「グラディエーター」(8/13)
この頃はまだ「お題」がなかったっけ?あれ??
でもなんかすごい組み合わせだニャ〜…。

「青い珊瑚礁」(1980)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0080453
主演のブルッキーって、いつも「出演作=ラジー賞候補」なんだよニャ〜…。個人的には「プリティ・ベビー」(1978)が好き…かニャ?…そんな彼女だけど、久しぶりに映画出演するという情報が。う〜む。共演のC・アトキンズの方はと云えば、「PLAY GIRL」のピンナップになってたような…。

「グラディエーター」(2000)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0172495
続編ができるそうな(監督・主演は変わるとか)。それにしても、皇帝役のJ・フェニックス。せっかくイメージバッチリだったのに、もっと憎たらしいセリフがあったらよかったのに〜!


■第2回:「ブルー・ラグーン」「リトル・ダーリング」(8/16)
駄作と評価不能アイドル映画。いまどきこの両作品をレビューするなんて、私くらいなもんだろうニャ〜…。

「ブルー・ラグーン」(1991)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0102782
「青い珊瑚礁」の続編なんだけど、前作の方がまだマシ。ちなみに前作主演のブルッキーは少女時代の方が美しかったけど、この作品主演のM・ジョヴォヴィッチは、いまの方が美しい。インタビュー記事読んだけど、ミラっていい人だよニャ〜…。

「リトル・ダーリング」(1980)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0081060
K・マクニコルのサイトを発見し、現在の彼女を見た…ああ〜…20年の年月はキビシイ…。


■第3回:「ロビン・フッド」「ブレイブハート」(8/18)
お題『英国中世もの』
大学時代、中世専攻ではなかったんですけど…。

「ロビン・フッド」(1991)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0102798
この頃のケビン・コスナーには、ホント騙されたよニャ〜まったく!!ただ映画自体は、プリミティブな内容だけど、そんなキライではありません。

「ブレイブ・ハート」(1995)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0112573
いっぱいいっぱいでゲップも出ない映画。いい作品だと思うけど(面白かったし)、なんか観ると疲れちゃうのは、内容が盛り込み過ぎだったからかニャ〜?


■第4回:「アメリカン・プレジデント」「デーヴ」(8/24)
お題『アメリカ大統領もの』

「アメリカン・プレジデント」(1995)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0112346
恋愛ものだと割り切って観るべきだろうニャ〜。で、私的にかなり好きな作品だったりする(R・ライナー監督も好き)。あ、M・ダグラス、来年第二子誕生だって。

「デーヴ」(1993)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0106673
大好きな映画。でも副大統領がどうにかならなかったものか…。B・キングズレーの演技力が問題ではなくて、ちょっと役柄が強引過ぎるよニャ〜と。そこが残念。そうそう!K・クラインの奥様って、あのフィービー・ケイツ!…30代の映画ファンなら懐かしい女優さん。私も好きでした♪


■第5回:「青春の輝き」「いまを生きる」(8/25)
お題『シリアス青春ハイスクールもの』

「青春の輝き」(1992)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0105327
最初、主役がB・フレイザーだと気付かず。それにしてもこの頃の彼の体はスゴかった!!でもなんであんなに太っちゃったのか…。でもって、こういう映画って…主役より脇役に注意なんだよニャ〜。だいたい脇役の方が、数年後にスターとなってるから。でも、マット大西くん&B・アフレックプロディースのTV番組、打ち切りだって〜。

「いまを生きる」(1989)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0097165
大好きな作品。脚本よし、俳優よし、監督よし、映像よし!…ちなみにハリー・ポッターを演じてる子(名前忘れた)も「1番好きな映画」だそうだ〜。
そう云えば私、「間違ってない」ってレビューに書いちゃったけど…ニールの**に関しては、キーティングにも責任あるよね。キーティングは、ずっと背負っていくんだろう…。


■第6回:「オータム・イン・ニューヨーク」「スウィート・ノベンバー」(8/31)
お題『ワケあり恋愛もの』

「オータム・イン・ニューヨーク」(2000)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0174480
レビューで書ききったので、別に書くことないけど…W・ライダーの裁判、どうなるのかニャ〜?

「スウィート・ノバンバー」(2001)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0230838
これもレビューで云いたいこと書いちゃった。ちなみにあのラストに「納得いかない!」人の方が多いみたい。でも私の中では「納得いかない!」と思う前に終わっちゃった映画。よくまああんなラストにしたニャ〜と。


■第7回:「私の愛情の対象」「イン&アウト」(9/1)
お題『ゲイが絡んでくるストーリーもの』

「私の愛情の対象」(1998)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0120772
ブラピはジェニファー・アニストンと結婚して正解かと。個人的には特別好きな女優さんではないけど。

「イン&アウト」(1997)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0119360
やっぱK・クラインとT・セレックの…あの場面かニャ〜…。知らなかったからもうビックリしたよ!
日本人にはウケないけど、アメリカ人にはウケるという典型的映画かニャ?


■第8回:「デンジャラス・ビューティー」「マレーナ」(9/2)
お題『美しき女性』

「デンジャラス・ビューティー」(2000)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0212346
レビューで「アメリカ人は超ミニチロル衣装が好きだ」みたいなこと書いたけど、「チャーリーズ・エンジャル」(2000)を観ると、その理由がわかるかと。

「マレーナ」(2000)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0213847
イタリア映画らしい作品。ニガテな人もいるだろうニャ〜…。ちなみに「ディレクターズエディション」の方は、カットされた部分も入ってます


今日はとりあえずここまで♪


では、また明日♪
日本のバンドGLAYが、日中国交正常化30周年記念行事として北京でコンサートを行ったそうですニャ〜…。

↓「GLAY、中国北京で最大規模コンサート」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021014-00000002-spn-ent

いまでこそ、いろんなアーティストが中国で普通にコンサートをやってますけど…中国本土で、初めてコンサートをした西側アーティスト(死語?)って――実はWHAM!だったんだよニャ〜…。

1985年のことだったんだけど、中国政府は観客側に「コンサートに行ってもいいが、なにも学んではいけない」「席を立ってはいけない」と云ったそうな〜(詳細はWHAM!のビデオ「Foreign Skies」でジョージが語っております)。

でもって、ジョージに「身体にフィットするパンツを穿いてはいけない」「上半身裸になってはいけない」というお達しも。それを聞いたジョージ・マイケルさん(当時22歳)、じゃあこれならいいだろ?…てなわけで、ジャケットの下で裸になったそうな〜。そんなに裸になりたかったのか…それとも胸毛自慢をしたかったのか…ともかく、そのときの貴重なギャランドゥ衣装をご覧になりたい方は、秋林まで!!(…いないって…)

というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は「アルフレッド・ヒッチコック」。
大学時代、彼の作品ばっか観てました。素晴らしい監督で、まさに映像と演出の天才。個人的に敬愛してます。ちなみに彼の作品は数多く残されていますが、今回はその中でも、ちょっと異色な作品を選んでみました。


「ハリーの災難」The Trouble with Harry(1956・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0048750
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
出演:エドマンド・グウェン、ジョン・フォーサイス、シャーリー・マクレーン、他

ストーリー:
バーモンド州のある田舎町の森で、狩猟をしていた元船長のワイズ(E・グウェン)は、ある死体を発見する。その死体は「ハリー」と判明。ワイズは自分が撃った流れ弾にあったため死んだと思い、死体を隠そうとする。だが、夫・ハリーが死んだというのに落ち着いている妻(S・マクレーン)や、「殺したのは自分」だという人物が現れる。いったい誰がハリーを殺したのか。関係者全員悩みつつも、証拠隠滅のためにハリーを埋めようとする。だが――。

ヒッチコックの強烈なブラックコメディ。
設定やストーリー、演出…どこもかしこも強烈。

この映画はハリーという死体が主役。この死体をめぐって、元船長・画家・ハリーの妻・隣人の女性が、あーでもないこーでもないと右往左往する姿が描かれている。ハリーを埋めたり掘り起こしたり…とまあ、いろいろするわけだけど…それが実に軽い感じなんだよニャ〜。だからブラックコメディなんだろうけど、このユーモアを理解できるかは、人それぞれかニャ?…私はOKだったけど。

最初はほのぼのとしてるんだけど、だんだん…ドキドキしてくる展開になってくる。ヒッチコック作品って、最初は展開がトロく感じるんだけど、2/3くらい経ってから、観ている側にいきなり突き刺してくるような感じを与える映画が多いよニャ〜…。この作品もまさにそれ。

(以下少しネタばれ…でも犯人がわかるようなレベルでなし)
あのドア。意味深になんども勝手に開いたりするし…なにかあるの?と観る側に思わせる。もうドキドキしっぱなし!…その勝手に開くタイミングがまさに絶妙!!…あの展開(ナイショ)のための伏線だったかと思うんだけど、それにしてもスゴイ演出だよニャ〜…。

ハリーの顔がはっきりわからないところも特徴かニャ?…画家のマーロウが書く絵でしか、彼の顔がわかんない。転がってるときも、必ず足側からアングルが取られている。ちなみにハリーの靴下の先端が赤ってのも…絶妙(そう感じた人、あなたは私と感覚が同じですニャ!)。
ハリーの足だけが2本、バスタブからはみ出ているシーンとか、ハリーがいかに「死体」で、かつ彼らにとって「お荷物」であるのかが、これでよくわかるんだよニャ〜…。……やっぱヒッチコックってスゴイ…。

ちなみにラストは「へ?そうなの??」ってな感じで、なんだかほのぼのと終わっていく。あんなにドキドキさせられたのが信じられないくらい。そのギャップが強烈。いくら死体をめぐる話でも、ヒッチコックお得意のロマンスも織り込まれていて、終わってみれば、なんとも云えない余韻が残ってる作品。

♯こんな人にオススメ
「ブラックコメディ好き」「『ラフラボ』のジョークがわからないんだけど…」「S・マクレーンが出てるんだ〜!」


「間違えられた男」The Wrong Man(1959・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0051207
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:マクスウェル・アンダーソン、アンガス・マクファイル
出演:ヘンリー・フォンダ、ベラ・マイルズ、他

ストーリー:
クラブのベース奏者である真面目なマーニー(H・フォンダ)は、ある日、妻・ローズ(V・マイルス)の歯の治療代捻出のために保険会社へ行く。ところが、以前その保険会社で起きた強盗事件の犯人であると間違われ、警察に連行されてしまう。無実であるものの、マーニーに不利な展開となっていく。そして――。

この作品がなぜ異色かと云うと、実話を基にしているから(冒頭でヒッチコック自身が語っている)。
そして、当時すでにカラー作品が主流だったのにも関わらず、モノクロで撮影されている。…それがさらに「暗くて怖い実話」を観る側に印象付けてるんだよニャ〜…。

で。この映画の主役をはってるのが、ヘンリー・フォンダ。今日再見してたら、ままりん(母)が「これ…H・フォンダじゃない?」と云ってたけど(さすが我が母よ!)、真面目で堅い男を演じさせても印象的で上手いんだよニャ〜…。

数多くあるヒッチコック映画の中でも、最重にして、暗い。そして怖いんだけど…その怖さってのは「もし自分がマーニーと同じ立場になったら…」という心理的な怖さ。いつの間にか、観ている側がマーニーにシンクロしてしてしまう。いや〜、間違われたくないもんですニャ!!!

現代のハリウッド映画が心理スリラー映画を作るとしたら、やっぱ映像にも特殊効果が使われるだろうけど、この映画が作られたころは、そんなものは当然ナイ。なので、いかに「怖さ」を演出するか――それが見所でもあるんだけど(以下、ちょっとネタバレ…でもストーリー上ではダイジョブだと思う)、この映画の場合――やはりH・フォンダの抑えた演技、そして――思わぬところで家庭崩壊が起ころうとした――あの鏡のシーンかニャ〜…。ひゃ〜〜追い詰められる〜!!

カメラワークも、昨今の映画ではまず観られないものが多かった(ラスト近くのあれ、とかね)。これぞ往年の映画の醍醐味!

しかし…H・フォンダ…当時50歳くらいだったのに、映画では38歳の役…う〜ん、キビシイかも…。

♯こんな人にオススメ
「追いつめられるの好きなんです」「H・フォンダ出てるの?」「実は誤認逮捕されたことあるんです」

DVDで買うならどちらを買うか――
…って云うか、限定版「ヒッチコック・コレクション」欲しいんですけど…。
昨日の続き。
はっきり云って、「アバウト・ア・ボーイ」を観に行った人向けのお話になりますのでご注意。

「アバウト・ア・ボーイ」を、もしフランスと日本でそれぞれリメイクするとしたら、ウィル役は誰がいいか――ちょっと考えてみました。

フランス→ジャン・ユーグ・アングラート
日本→阿部寛

――いかがでしょう??
ちょっといい男風に見えるけど、別に素敵なわけではないし、やっぱ中身はロクデナシ――それが私のウィル像。それに近いルックス・演技ができる俳優を選んでみました。でもやっぱヒューが1番「らしい」かニャ〜…。

ちなみに以前、このサイトで映画系に登録している方の日記を読んでたら(どなたのか忘れた〜)、「『アバウト・ア・ボーイ』でヒュー・グラントに主役させるのはナンセンスだ」とあったので、へ〜そうなんだ〜と思いつつ、映画館に行ったんだけど…映画観終わっても、私にはなんでナンセンスなのかがわかんニャかった。

なんでナンセンスなんだろう〜〜〜??
そもそもどうしてナンセンスだと云うのか、その人の日記には理由が書かれてなかったから、私にはまったく理解不能だった。でもその人が云ってることは否定しないけど。だってイメージや、なにをナンセンスとするかは――人それぞれだもん♪

ただ私は――ありゃ〜、ヒュー以外の役者ではイメージが合わないな〜と思ったクチ。

だって私…ヒュー・グラントって――
ただの一度も素敵だと思ったことないもん!!!
(↑ここ4倍角赤字で)

ロマンスコメディ映画によく出てたけどさ〜…
いままでの来日記者会見、インタビュー記事、タブロイド紙報道、リズ・ハーレーとのすったもんだを見聞きしてると…ど〜〜〜しても素敵には思えましぇん。
どっちかと云うと笑わせてくれるので「なんておばかで楽しませてくれるんだ」ってのが彼に対する昔からの印象。
彼が失敗をしたと聞いたら―どんないいわけや否定、謝罪が彼の口から出てくるか…いつも楽しみだったりする。そしてそれがけっこう正直に語ってるから笑える。

↓その姿が垣間見えられる「アバウト・ア・ボーイ」来日記者会見
http://www.flix.co.jp/article.jsp?aid=A0000395
(しかし…ヒュー・グラントの服、ダサイよニャ〜…)

なので、ウィルにピッタリ♪…と思ったのでした♪
あ、そうか!…あまりにズバリ過ぎるのがナンセンスだってこともあるか!
いや〜、ホント、人それぞれですニャ〜〜!

でももし…私がこの映画でナンセンスな配役するとしたら――やっぱ、マーカスをハーレイ・ジョエル・オスメントくんにやらせることかニャ?

ところで、↑の記者会見。
最初の方に「会見が始まるやいなや、大真面目な表情でイングリッシュ・ジョークを飛ばしあい…」とあり、終わりの方に「まさしくイギリス流のセンス・オブ・ヒューモアを存分に見せてもらった」とあるけど…ホントに面白かったんだろうか…(←まだ「ラフラボ」を引きずっているらしい)。

明日はちゃんとした「すちゃらか映画レビュー!」に戻ります〜。


では、また♪
トム・クルーズ、とうとう来日しましたニャ〜!
でもこう並んでみると…キッツイものあるよニャ〜…。

↓「ラスト・サムライ」で、大阪にトム&日本人キャスト大集合
http://www.eiga.com/buzz/021008/index.shtml

………。
トムトムにセッシュウは用意されなかったのか…。

いまさらな話だけど、「エンドレス・ラブ」(1981…ブルッキー主演で、やっぱりラジー賞候補映画)でチョイ役やってたトムトムが、こんなに大スターになるとは思っていなかったよニャ〜…。彼が注目されたのは、たしか「卒業白書」(1983)あたりからだったと思うんだけど、まさかあのパンツいっちょで踊ってたトムトムがね〜…ああ、思い出走馬灯〜。

というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は「2002年度秋公開の新作」。
新作映画や新作ビデオのレビューは、←で、お気に入り日記登録した映画系のみなさんにおまかせ〜と思ってたんですけど、なんとなく私もしてみたくなっちゃった♪てへ♪(……)


「アバウト・ア・ボーイ」About a Boy (2002・英/米/仏)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0276751
監督:クリス・ウェイツ、ポール・ウェイツ
脚本:ピーター・ヘッジズ、クリス・ウェイツ、ポール・ウェイツ
出演:ヒュー・グラント、ニコラス・ホルト、トニ・コレット、他

ストーリー:
独身で無職、ノース・ロンドンに住み、いまは亡き父親が残した一発クリスマスソングの印税のおかげで、不自由のない暮らしをしている38歳の無責任ロクデナシ男・ウィル(H・グラント)は、ある日ひとりの少年マーカス(N・ホルト)と出会う。学校ではいじめに遭い、家では母・フィオナ(T・コレット)の躁鬱症に悩んでいるマーカスは、なんとか母親に立ち直ってもらおうとウィルを利用し始める。悠々自適生活をマーカスによって乱されていくウィルだったが――。

やられた…。ツボつかれた…しかもヒュー・グラントに!!!!
がぁぁぁああああぁぁぁんんっっ!!
この映画、現時点で今年の私的No.1作品になっちまっただよ!!
星を5つ進呈。なにせ映画を観たあと、この私をかなりトリップさせたんだからニャ〜…。これだけフヌケにさせられたの、ホント久しぶり。それくらい、面白くて――いい映画だった。

実は「これ面白いし、英語の勉強になるよ〜」と1年くらい前に原作本(洋書)をもらって読んだんだけど(途中で挫折)、「もし私が映画化するんだったら、ウィル役はヒュー・グラントにオファーするニャ〜…」なんて思ってた。そしたら…ホントにヒューで映画化されちゃったよ〜〜〜!はははははは♪
それほど「ウィル・フリーマン=ヒュー・グラント」だった。
そして…なによりもヒューのための映画じゃないかと思えるほど、彼の魅力を活かしきった作品だった。まさにハマリ役。

この作品のウィルは、無職なくせにリッチで、後腐れのない恋ばっかりしている、実にロクデナシ男(本人自覚アリ)。あまりの無責任かつロクデナシぶりに笑っちゃうほど。でも、その自適生活を12歳の少年に乱されていくさまに、「ざまーみぃ〜!」とは思わなかった。そう思うよりも――「あれ?このマーカスって…もしかしてウィルを変えていくんじゃないの?この無責任一代男がどう変わっていくというの??」と、気付き始めた途端、さらにぐいぐいとストーリーに引き込まれてしまった。

原作がもともと面白いと云うのは、最大の武器かもしれない。でも、この映画はそれだけじゃない。ものすごく丁寧に作られているのが最大の特長で――それがヒットの理由のひとつでもあるんじゃないかニャ?

たとえば、ウィルのフラット(住居ね)や洋服。
38歳の男にしては、えらくいまどきなセンスでおしゃれだ。PCはMac Cube、CDプレイヤーは外見重視、ソファも居心地良さそう。流行だって追っているんだろうし、また自分の永遠に続く(はずの)生活のためとは云え、これだけ時間がかけられるなんてうらやましい。「クイズ・ミリオネア」(英国版ね)を見ている姿など――ほかにやることないの?時間あるじゃん!…と思わさせるあたり、彼の無職さ・無責任さがぷ〜〜んと漂っている。

マーカス。
あの髪型、帽子、母親の洋服にアクセサリー。実に彼の立場・環境・状況・性格を表現しているよニャ〜。ウィルとは正反対な感じがよく出てるし。彼の外見を見るだけで、ここまで観る側に情報を与えるだから、大したもんだ(ラストの髪型がなんか、まさにそれ!)
そして、けっこうませた少年かと思わせつつ、実は母親思いなんだよニャ〜。泣かせるけど鼻につかない。まさに絶妙。「上手過ぎず、ヘタ過ぎず」ってのは意外にできないもんだよニャ〜…。

小道具。
伏線だったりするものがあっても、実にさりげない。視界に入ってくるものもあれば、ちょろっと会話に出てくるだけのものもあるところが絶妙。

ウィルとマーカスの関係。
最初は利害が一致しただけの関係だったかもしれないけど、マーカスがウィルのフラットに入りびたるようになってから、ウィルだけでなくマーカスも変わっていく…それを自覚したくないウィル、自覚していないマーカスが面白い。…それでもウィルは自覚していくことになるし、マーカスもウィルが自分にとって「利用すべき存在」なだけではないと気付き始める。ふたりは、年齢や境遇など…なにもかも違うけど、ある意味似たもの同士だったのかもね。タイトルは「About a boy」だけど、内容は「About two boys」って感じ。

セリフや会話もいいよニャ〜!あのね、セリフってのは「いまどきさ」もたしかに必要だけど、時間が経つとそれがかえって作品に「古さ」を与えてしまう。だけど…この作品、小道具や衣装、音楽にどれだけ「いまどきさ」を出ていても、ウィルとマーカスの会話の内容に、将来「古さ」が出てくるな〜という雰囲気がない。まさに絶妙。

ただ「??」っていう字幕があったんだけど、あれ字幕手がけた人(なっちゃんなの?)に訊きたいニャ〜…。なんで「ちょんぼ」なの??…DVD出たら日本語吹替ではなんと訳されてるか、ちょっと確認してみようっと。
そして、知らなかったんだけど…「quid」って「pound」(英国貨幣単位)のことだったんだ〜!(「60quids」ってなんだろう?と思ってた私)
…くだけた云い方なんですよね?>rayさん

いや〜、それにしても…面白い映画だったニャ〜!!感動させるのに、説教臭くないってのも素晴らしい!…まあ、無責任一代男が説教しても説得力はないんだけどね。ははははは♪

そして子役が主役を食わないところも、最近にしては珍しいし個人的にも嬉しい。マーカス役のニコラスくんがヘタなんじゃなくて、ヒューが上手過ぎるだけ(ちなみにマーカス役オーディションに来た子役は、みな「ハリー・ポッター」オーディションに落ちた子ばかりだったそうだ〜)。
それだけこの映画はヒュー・グラントの魅力が爆発してたってことか。たいして売れてない頃(「モーリス」「幻の城」とか)から知ってるけど、トムトムとは違った意味で、こんなに化けるとは思ってなかった。同じ「LAでわいせつ罪逮捕」の過去があっても、ジョージとはえらい違いだ〜!


あ〜あ。とうとう私もヒュー・グラントに騙されちゃったよ〜…。


♯こんな人にオススメ
「ヒュー・グラントの最高傑作を観たい」

そのまんま日記

2002年10月11日
食べ物の好みの話を少し。

昨日の日記で「なんでも食べられる」とエラソーに書いた私ですが、実は小学生くらいまで…偏食の国の王女さまでした。

肉・魚・豆・野菜・茸類・牛乳・カレーライス・お寿司・中華料理全般(ラーメン含む)…などなど、まったく食べられなくて、いつも給食では泣きっぱなし。いったい小学校の頃は何を食べてんだろう…今となってはサッパリ覚えてません。そして…何がきっかけで食べられるようになったのかもはっきりとは覚えていないのですが、たぶん「しいたけがペンギンの肉ではない」(注)とわかったあたりから食べれるようになったのかニャ〜??

そんな私も、今ではなんでも食べられるようになったのですが…どうしてもニガテなものが2つだけ残ってしまいました。

「いわしのつみれ」と「らっきょ」。
…この2つがニガテです(どうやら味がダメみたい)。
せめてもの救いなのは、この2つ…ともにメインとなる料理ではないというところかニャ〜??

もしこれらを食事で出されたら――どうするか。
たぶん、私の性格上…食べると思います。
(私の性格…「もしかしたらホントは美味しいかも?」「今回は食べられるかも?」という好奇心&探究心、そしてちょっとした周りに対する気遣いをしてしまう)
で。
きっと返り討ちに遭うんだろうニャ〜!
はははははははははははは♪

あ。「りょうさんとこのBBSで書いたレスそのまんま」日記になっちゃった〜…。し〜ん…。

注:「しいたけがペンギンの肉ではない」
兄に「しいたけってな〜、ペンギンの肉なんだぞ〜!」と騙され、「そっか〜!しいたけってペンギンの肉なんだ〜。変わった肉だな〜」と小学4年生まで信じておりました…。

社員食堂にて

2002年10月10日
今日、いつものメンバー(りるさうす、H、私)でいつものお昼ごはんを食べてたら、Hがこんな話をした。

「先週の土日に、ネットで知り合った子(女の子。仮にIさんと命名)とオフ会をしたんだけどさ〜、以前から一度行ってみたいと思ってたお店で一緒に食事したら、彼女、あんまり食べなくて残したんだよ。で、夜は私が彼女に料理作って、振舞ったんだけど…やっぱりまた残すのね。『ごめん』って云ってたけど、頭にきちゃってさ〜『出されたものは全部食べるのが普通じゃない?作った人に失礼だよ!!』って云っちゃった」

……そんなこと云ったんだ…。
………。

気持ちはわかるし、Hが悪いという話でもない(ある意味、同情できるしね)けど…云われたIさんはショック受けたんじゃないのかな〜…。

たとえば、お店。
初めてのお店だったら、そこがどんなものが美味しいのか、どれくらいの量を出すのか、そしてどんな雰囲気なのか――実際に行って、注文して、現物を見て、口に入れてみないと…わかんない。なのでお店を決めたHでも、最初からIさんに完全な情報を教えられないことになる。
で、もし…そのお店の味がIさんの口に合わなかったり、量が多かったり、雰囲気があまり良いものでなかったり、実はIさんの体調が悪かったとしたら??
思ったより量が少なかったら追加できるけど、多かったら残さざるを得ないし、味だって好みがある。体調だって急に悪くなるときがあるし…それに――今回はIさんだったけど…もしかしたらHがそうなってたかもしれないよ??

なので私はIさんだけを責めることはできないニャ〜…。かと云って、Hが悪いわけでもないけど。

初めて会った人間の好き嫌いなんて、いくらリサーチしても完璧にわかるはずないし、そのときの状況によっても左右すると思う。初めて会うんだったら、それなりの緊張もするだろう。
家で振舞ったという食事だって、Hのことだから好みのリサーチはしてたと思うけど(ちなみにHの料理はと〜〜っても美味しい)…残したんだったら…やっぱりIさんにも、なんらかの事情や状況があったんだと思うよ…。

だってさ…日本人である以上、「出されたものは残さず食べる」という教育を多少なりとも受けているはず(受けてない人もいるかもしんないけど)。
その証拠にIさんも「ごめん」って云ったわけだし。
でもこの一件がきっかけとなって、IさんはHと会うたびに「Hと食事するときは気を付けよう」と思うんだろうニャ〜…。そして食事のたびに、Hのセリフを思い出して緊張するかもしれない。

うまく云えないんだけど、「自分はこうである!」という主張をするのは、それはそれでかまわないことだと思う(私だってさんざんやってるし〜)。
でも。主張することが――自分が気付かないうちにどこかで微妙な影響が人間関係に出てしまうかも。

まあ、それを恐れてたら――主張はできないと思うんだけどね。

このHの3分にも満たない話で、私はこれだけのことを考えちゃった。…けど、Hは気付いてないだろう…。あ〜やっぱHと食事に行くときは気を付けねば!(りるさうすも同じことを思ったに違いない!)

あ。念のため補足。
私はほとんど好き嫌いはないです。なんでも食べられます(ゲテモノ除く)。
人のおうちに招待されたとしても、しこたま食べて、しゃべって…飲みます。またお泊りになったとしても――5分で寝れます♪
なので、お気遣い無用な人です♪
はははははははははははははは♪

そうだったでしょ??>みっちゃん&つーちゃん
(みっちゃん&つーちゃんのお料理は、ホントに美味しいです!!)


では、また♪

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