■『DEADLOCK』
ISBN:4199004084 文庫 英田サキ(挿絵:高階佑) 徳間書店 2006/09/27 ¥580
端正な描線で人気の絵師・高階佑の手による、美形男ふたりの監獄服マグショット(逮捕時に撮られる写真)、という表紙からもわかるように、本作は刑務所モノである。栗本薫「終わりのないラブソング」(たいへん古くて申し訳ない)、木原音瀬「箱の中」など、本作以外にもBLレーベルの刑務所モノは数あるが、米国のムショが舞台というのは珍しい。海外ドラマ「プリズン・ブレイク」の影響か。ただし、表紙をめくって最初に出てくるカラー口絵からは、刑務所モノというよりヤンキー学園モノという印象を受けてしまうが。
!以下、ほんのりネタバレ注意報!
さまざまな男たちのエゴが渦巻く刑務所。自由を取り戻すため、孤立無援なユウトの捜査が密かにいま幕を開けた――という具合に、海外刑務所モノ定番と云える「狭い空間で圧迫していく密な人物相関」がハードに描かれるのかと思っていたら、登場人物たちはみな信じられないくらい人が良く、人種がどーの言語がこーのといろいろ書かれているわりに、みな日本人的な考え方をするため、舞台が海の向こう、かつムショである必要性があるのか疑問に感じた。がしかし、考えてみれば、青山出版社から出ているようなギャングスタ・ノベル要素を、我がニッポンのBLに求めること自体おかしい話であり、間違っているのは私のほう、ダメじゃんか!>秋林…というわけで、以下、心の底から悔い改めて感想を。
テロリスト探しで必死というより、ムショ内アイドルになっていく過程がメインストーリーかと思うくらい、見事な姫っぷりを見せてくれる主人公ユウトである。有能な麻薬捜査官だったという経歴を裏付ける捜査能力を感じさせてくれないのが、ちょっとツライところか。読んでる側としては、誰がコルブスなのか、キャラクターの立ち位置を見れば簡単にわかってしまう上、トントン拍子で話が進んでいくので、なんだか物足りない。2時間サスペンスのような印象だ。ただ逆に云えば、読者層を選ぶ設定のわりにテンポがよく、主人公が外国人でもジャパニーズアメリカンなので比較的思い入れしやすく、心情吐露かつ説明的な文章は比較的多めで、ラブなエピソードと展開と表現も「どこかで読んだような」印象(別に悪いことじゃない)、意図的に間口を広めにしてある作品と云えるため、キャラ萌えしながらラブを楽しみたい、という人にはオススメだと思う。
ただなあ…BLでは海外の刑務所なんてあんまりお目にかかれない設定だけに、できれば1巻だけで出所/脱獄して欲しくなかった。ユウトが完膚なきまでに打ちのめされ(シャワー室の1件だけでなく)、閉塞感と絶望感、そこから這い上がっていく姿というものが足りなかった。根性を見せて欲しかった。成長が感じられなかった。(私には)甘すぎた。
冤罪で刑務所に放り込まれ、プライドはズタズタ、いったいなにを、そしてだれを信じていいのか。そんな状況下でディックと出会い、牽制しながらも芽生えて燃えた恋はスーパースペシャル、ロマンス的というより運命的だ。だけれども最後まで互いの身上はどうしても明かせない、なぜならそれは――「待て、次巻!」だったら……嗚呼!もっと萌えたのにぃ!
評価:★★★
サクサクっと読める。こーゆーのが売れるんだろうなあ、という印象。書きたいシーンはいろいろあるけれど、削れるところは削って、みんなが読みたいラブシーンはしっかり入れ、1冊にまとめ上げるって作業はタイヘンなんだろうな。そう思うと、「こうしたらいいんじゃないか」「トントン拍子だ」なんて書くのは、悪い気がする。
ただ英田サキ作品で毎回思うのは、攻のキメ台詞(パンチライン)が、私にはなかなかクリーンヒットしないということ。モタついてどーにもキマらない。ジョージ・クルーニーが云ったらピッタリくるような台詞、待ってますから!>英田センセ
ところで。著者のあとがきによると、タイトルの「DEADLOCK」という言葉は、直訳すれば「膠着状態」「行き詰まり」、IT用語では「処理停止」と書かれてあったけれども、タイトルの意味うんぬんの前に、まず攻の名前「ディック」をなんとかして欲しかったと、「三点リーダ+ディック」の連発ページを見るたびに思ってしまう…。
NO STAR … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまんない。
★★★ … 退屈はしないしけっこう面白い。
★★★★ … 面白い。佳作/秀作。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。
ISBN:4199004084 文庫 英田サキ(挿絵:高階佑) 徳間書店 2006/09/27 ¥580
同僚殺しの冤罪で、刑務所に収監された麻薬捜査官のユウト。監獄から出る手段はただひとつ、潜伏中のテロリストの正体を暴くこと―!!密命を帯びたユウトだが、端整な容貌と長身の持ち主でギャングも一目置く同房のディックは、クールな態度を崩さない。しかも「おまえは自分の容姿を自覚しろ」と突然キスされて…!?囚人たちの欲望が渦巻くデッドエンドLOVE。
端正な描線で人気の絵師・高階佑の手による、美形男ふたりの監獄服マグショット(逮捕時に撮られる写真)、という表紙からもわかるように、本作は刑務所モノである。栗本薫「終わりのないラブソング」(たいへん古くて申し訳ない)、木原音瀬「箱の中」など、本作以外にもBLレーベルの刑務所モノは数あるが、米国のムショが舞台というのは珍しい。海外ドラマ「プリズン・ブレイク」の影響か。ただし、表紙をめくって最初に出てくるカラー口絵からは、刑務所モノというよりヤンキー学園モノという印象を受けてしまうが。
!以下、ほんのりネタバレ注意報!
さまざまな男たちのエゴが渦巻く刑務所。自由を取り戻すため、孤立無援なユウトの捜査が密かにいま幕を開けた――という具合に、海外刑務所モノ定番と云える「狭い空間で圧迫していく密な人物相関」がハードに描かれるのかと思っていたら、登場人物たちはみな信じられないくらい人が良く、人種がどーの言語がこーのといろいろ書かれているわりに、みな日本人的な考え方をするため、舞台が海の向こう、かつムショである必要性があるのか疑問に感じた。がしかし、考えてみれば、青山出版社から出ているようなギャングスタ・ノベル要素を、我がニッポンのBLに求めること自体おかしい話であり、間違っているのは私のほう、ダメじゃんか!>秋林…というわけで、以下、心の底から悔い改めて感想を。
テロリスト探しで必死というより、ムショ内アイドルになっていく過程がメインストーリーかと思うくらい、見事な姫っぷりを見せてくれる主人公ユウトである。有能な麻薬捜査官だったという経歴を裏付ける捜査能力を感じさせてくれないのが、ちょっとツライところか。読んでる側としては、誰がコルブスなのか、キャラクターの立ち位置を見れば簡単にわかってしまう上、トントン拍子で話が進んでいくので、なんだか物足りない。2時間サスペンスのような印象だ。ただ逆に云えば、読者層を選ぶ設定のわりにテンポがよく、主人公が外国人でもジャパニーズアメリカンなので比較的思い入れしやすく、心情吐露かつ説明的な文章は比較的多めで、ラブなエピソードと展開と表現も「どこかで読んだような」印象(別に悪いことじゃない)、意図的に間口を広めにしてある作品と云えるため、キャラ萌えしながらラブを楽しみたい、という人にはオススメだと思う。
ただなあ…BLでは海外の刑務所なんてあんまりお目にかかれない設定だけに、できれば1巻だけで出所/脱獄して欲しくなかった。ユウトが完膚なきまでに打ちのめされ(シャワー室の1件だけでなく)、閉塞感と絶望感、そこから這い上がっていく姿というものが足りなかった。根性を見せて欲しかった。成長が感じられなかった。(私には)甘すぎた。
冤罪で刑務所に放り込まれ、プライドはズタズタ、いったいなにを、そしてだれを信じていいのか。そんな状況下でディックと出会い、牽制しながらも芽生えて燃えた恋はスーパースペシャル、ロマンス的というより運命的だ。だけれども最後まで互いの身上はどうしても明かせない、なぜならそれは――「待て、次巻!」だったら……嗚呼!もっと萌えたのにぃ!
評価:★★★
サクサクっと読める。こーゆーのが売れるんだろうなあ、という印象。書きたいシーンはいろいろあるけれど、削れるところは削って、みんなが読みたいラブシーンはしっかり入れ、1冊にまとめ上げるって作業はタイヘンなんだろうな。そう思うと、「こうしたらいいんじゃないか」「トントン拍子だ」なんて書くのは、悪い気がする。
ただ英田サキ作品で毎回思うのは、攻のキメ台詞(パンチライン)が、私にはなかなかクリーンヒットしないということ。モタついてどーにもキマらない。ジョージ・クルーニーが云ったらピッタリくるような台詞、待ってますから!>英田センセ
ところで。著者のあとがきによると、タイトルの「DEADLOCK」という言葉は、直訳すれば「膠着状態」「行き詰まり」、IT用語では「処理停止」と書かれてあったけれども、タイトルの意味うんぬんの前に、まず攻の名前「ディック」をなんとかして欲しかったと、「三点リーダ+ディック」の連発ページを見るたびに思ってしまう…。
NO STAR … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまんない。
★★★ … 退屈はしないしけっこう面白い。
★★★★ … 面白い。佳作/秀作。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。
続・ホットなスリーハンドレッド
2007年6月17日 映画ヨタ話 コメント (10)
(検索で引っかかることが多いようなら消すかもしれません)
←クリックすると画像が大きくなり、比較&確認しやすくなります。
え〜っと、左が約20年前(比較しやすいよう、わざわざ脱いでる写真を選んでみた)のキアヌ・リーブス、右が現在公開中映画「300」で、「ちょっとあのひと、だれよ?」と日本女子から要チェックされている、アスティノスを演じた英国人俳優でカワイイ顔して肉体派のトム・ウィズダム(34!?うっそやー、信じられん!)。こうやって見ると、あんまり似てないんですよねえ。映画だとトムくん、20年前のキアヌっぽいんですが、決定的に違うのは瞳の色で、彼は明るいブルーアイズを持っています。映画ではわからなかったよー…ってか、こういう素の写真を見ると、「300」がいかにエフェクトかかりまくり映画であるか、冷静に理解できます。
…というわけで、予告通り、映画「300」の話を。
以前、「スタイリッシュでダークでバイオレンスに溢れている、この一大CGエフェクト映画をご鑑賞の際は――ジェラルド・バトラー!ロドリゴ・サントロ!ディヴィッド・ウェナム!」などと書いたくせに、いざ封が切られ観に行ってみれば、私の目はずっとステリオス役のマイケル・ファスベンダーを追っていました。
どうやら私は、ステリオスが好みのようです>夜霧のネオンサインさん&天照大神さん
……。
長髪に弱いのよ…。ぼそ。
そんな私のイチオシは、ステリオス×アスティノスですが、隊長(アスティノスの父)×レオニダス(ジェラルド・バトラー演じるスパルタ王)もいいな〜♪と、ついうっかり思ってみたり…。
……。
で。
「300」の感想は、書く機会があればそのときにでもと思っているので、今回はスルーしますが…なんつーか、映像もストーリーもマンガみたいだと云われてるこの映画、そー云われると、キャラクターの何人かは、某マンガやアニメキャラに似ていたり、想像させてくれたりします。
クセルクセス王(ロドリゴ・サントロ)→クリスタルボーイ(『コブラ』寺沢武一)
セロン(ドミニク・ウエスト)→クロトワ(「風の谷のナウシカ」クシャナの臣下)
そしてなんと云っても、王妃(レナ・ヘディ)の名前がゴルゴ!強いはずだ…。
ちなみに「300」に出演している俳優は、ジェラルド・バトラー、ディヴィッド・ウェナム、ロドリゴ・サントロの三人以外だと、さほど有名な人はおらず(あーでもセロン役のドミニク・ウエストは知られてるかもしんない)、B級映画やTVドラマ出身の人が多くて、私も情報収集に一苦労しています。
とくにリクエストを頂いたトム・ウィズダムに関しては、もうサッパリわからなくて、英国TV界でドラマにいくつか出てましたよ〜とか、お父さんが英国空軍(the RAF)に属していたために基地内で育ちましたよ〜とか、そんなレベルの情報しか書けず…次回作もよくわかりましぇん。
マイケル・ファスベンダーの情報はあります。なんとあのフランソワ・オゾン(!)の監督作「Angel」に出演していて、現在仏で公開中です。オゾンの映画なら、たぶん日本でも公開されるんじゃないでしょうか?…それにしてもオゾンの映画ねえ…ちっ!ガス・ヴァン・サントだけでなく、こりゃオゾンとも合コン行けないな!好みがカブる!困る!
↓「Angel」公式サイト
http://www.angel-lefilm.com/
(髪の毛長くない…そっか…)
ちなみに公式サイトを覗いたら、仏語な壁がお出迎えしてくれました。私め、仏語は完全お手上げ(ふん!「あむにゅしるぶぷれ」さえ云えれば、喰いっぱぐれないさ!)、サイトには「マイケル・ファスベンダーインタビュー」があるのに読めましぇん。それでも諦め切れず、バベルフィッシュ翻訳で仏語→英語に変換、苦労して読んでるPC前の自分。なんてけなげなの!(←自分で云うな〜)
そのほか、以前書いた「ドミニク・パーセルの兄弟モノ」にも出演するようで、なんだかんだと結局「Town Creek」は要チェックAランク作品になってしまいました。どっかで繋がるんだよな…。
↓ドミニク・パーセルの話
http://diarynote.jp/d/25683/20070429.html
こんな感じでしょうか?<情報
←クリックすると画像が大きくなり、比較&確認しやすくなります。
え〜っと、左が約20年前(比較しやすいよう、わざわざ脱いでる写真を選んでみた)のキアヌ・リーブス、右が現在公開中映画「300」で、「ちょっとあのひと、だれよ?」と日本女子から要チェックされている、アスティノスを演じた英国人俳優でカワイイ顔して肉体派のトム・ウィズダム(34!?うっそやー、信じられん!)。こうやって見ると、あんまり似てないんですよねえ。映画だとトムくん、20年前のキアヌっぽいんですが、決定的に違うのは瞳の色で、彼は明るいブルーアイズを持っています。映画ではわからなかったよー…ってか、こういう素の写真を見ると、「300」がいかにエフェクトかかりまくり映画であるか、冷静に理解できます。
…というわけで、予告通り、映画「300」の話を。
以前、「スタイリッシュでダークでバイオレンスに溢れている、この一大CGエフェクト映画をご鑑賞の際は――ジェラルド・バトラー!ロドリゴ・サントロ!ディヴィッド・ウェナム!」などと書いたくせに、いざ封が切られ観に行ってみれば、私の目はずっとステリオス役のマイケル・ファスベンダーを追っていました。
どうやら私は、ステリオスが好みのようです>夜霧のネオンサインさん&天照大神さん
……。
長髪に弱いのよ…。ぼそ。
そんな私のイチオシは、ステリオス×アスティノスですが、隊長(アスティノスの父)×レオニダス(ジェラルド・バトラー演じるスパルタ王)もいいな〜♪と、ついうっかり思ってみたり…。
……。
で。
「300」の感想は、書く機会があればそのときにでもと思っているので、今回はスルーしますが…なんつーか、映像もストーリーもマンガみたいだと云われてるこの映画、そー云われると、キャラクターの何人かは、某マンガやアニメキャラに似ていたり、想像させてくれたりします。
クセルクセス王(ロドリゴ・サントロ)→クリスタルボーイ(『コブラ』寺沢武一)
セロン(ドミニク・ウエスト)→クロトワ(「風の谷のナウシカ」クシャナの臣下)
そしてなんと云っても、王妃(レナ・ヘディ)の名前がゴルゴ!強いはずだ…。
ちなみに「300」に出演している俳優は、ジェラルド・バトラー、ディヴィッド・ウェナム、ロドリゴ・サントロの三人以外だと、さほど有名な人はおらず(あーでもセロン役のドミニク・ウエストは知られてるかもしんない)、B級映画やTVドラマ出身の人が多くて、私も情報収集に一苦労しています。
とくにリクエストを頂いたトム・ウィズダムに関しては、もうサッパリわからなくて、英国TV界でドラマにいくつか出てましたよ〜とか、お父さんが英国空軍(the RAF)に属していたために基地内で育ちましたよ〜とか、そんなレベルの情報しか書けず…次回作もよくわかりましぇん。
マイケル・ファスベンダーの情報はあります。なんとあのフランソワ・オゾン(!)の監督作「Angel」に出演していて、現在仏で公開中です。オゾンの映画なら、たぶん日本でも公開されるんじゃないでしょうか?…それにしてもオゾンの映画ねえ…ちっ!ガス・ヴァン・サントだけでなく、こりゃオゾンとも合コン行けないな!好みがカブる!困る!
↓「Angel」公式サイト
http://www.angel-lefilm.com/
(髪の毛長くない…そっか…)
ちなみに公式サイトを覗いたら、仏語な壁がお出迎えしてくれました。私め、仏語は完全お手上げ(ふん!「あむにゅしるぶぷれ」さえ云えれば、喰いっぱぐれないさ!)、サイトには「マイケル・ファスベンダーインタビュー」があるのに読めましぇん。それでも諦め切れず、バベルフィッシュ翻訳で仏語→英語に変換、苦労して読んでるPC前の自分。なんてけなげなの!(←自分で云うな〜)
そのほか、以前書いた「ドミニク・パーセルの兄弟モノ」にも出演するようで、なんだかんだと結局「Town Creek」は要チェックAランク作品になってしまいました。どっかで繋がるんだよな…。
↓ドミニク・パーセルの話
http://diarynote.jp/d/25683/20070429.html
こんな感じでしょうか?<情報
今年の6月は、近年稀に見るとゆーか、怒涛のごとき話題作公開が続いています。
う〜ん。
書くか書かないでおくかで悩んだんですけども…書いておくか。
続々と公開される華やかなブロックバスターの影に隠れるかのように、あるドキュメンタリー映画が、今週末よりひっそりと公開になります。日本でも公開されるだろうと思ってましたが、まさかこれも6月だったとはなあ…。
↓「ブリッジ」(日本公式サイト)
http://the-bridge-movie.com/
確実に観る人を選ぶ映画。
内容はもちろん、映像もショッキングです。
私は助けられなかった側の人間。
その悔いが今でも強く…残っています。
(以下、yahoo!映画より引用)
う〜ん。
書くか書かないでおくかで悩んだんですけども…書いておくか。
続々と公開される華やかなブロックバスターの影に隠れるかのように、あるドキュメンタリー映画が、今週末よりひっそりと公開になります。日本でも公開されるだろうと思ってましたが、まさかこれも6月だったとはなあ…。
↓「ブリッジ」(日本公式サイト)
http://the-bridge-movie.com/
確実に観る人を選ぶ映画。
内容はもちろん、映像もショッキングです。
私は助けられなかった側の人間。
その悔いが今でも強く…残っています。
(以下、yahoo!映画より引用)
解説: トライベッカ映画祭など、世界各国の映画祭に出品され、賛否両論を巻き起こした衝撃のドキュメンタリー。観光名所であり、自殺の名所でもあるサンフランシスコのゴールデンゲート・ブリッジにカメラを向け、現代社会が抱える最大の問題のひとつである“自殺”の問題を検証する。監督は『アンジェラの灰』など、社会派作品の製作を手掛けてきたエリック・スティール。衝撃的なシーンとともに語られる、深遠なテーマについて考えさせられる。
毎年900万人の観光客が訪れるサンフランシスコの象徴、ゴールデンゲート・ブリッジ。約2週間にひとり、1937年の建設以来すでに1300人もの人間がここで命を絶っているという事実と向き合い、飛び降りた人々の肉親や友人たちの無念の思い、さらには奇跡的に助かった人物の証言を交え、自殺という問題について考える。 (シネマトゥデイ)
多忙につき、予告だけ
2007年6月13日 映画ヨタ話 コメント (2)
映画「300」なんですが。
「トム・ウィズダムの情報を!」という方がおられたので、今週末にトムくんほか、「300」ネタを書きたいと思います。
ちなみに私は鑑賞中、ステリオス役のマイケル・ファスベンダーに目が釘付け。私の腐った目には「ステリオス×アスティノスだ!うおりゃあ!」と映ったんだけども?それがなにか??(←末期)
この映画って、「ねえ、だれがよかった!?好みは〜??」とか語り合うのにいいっスね♪
↓以前書いた「300」ネタはこちら
http://diarynote.jp/d/25683/20070316.html
(イラン人はご立腹でも、ニッポン人がペルシア軍のアジア系を見たら腰砕けるよ…トホホ)
「トム・ウィズダムの情報を!」という方がおられたので、今週末にトムくんほか、「300」ネタを書きたいと思います。
ちなみに私は鑑賞中、ステリオス役のマイケル・ファスベンダーに目が釘付け。私の腐った目には「ステリオス×アスティノスだ!うおりゃあ!」と映ったんだけども?それがなにか??(←末期)
この映画って、「ねえ、だれがよかった!?好みは〜??」とか語り合うのにいいっスね♪
↓以前書いた「300」ネタはこちら
http://diarynote.jp/d/25683/20070316.html
(イラン人はご立腹でも、ニッポン人がペルシア軍のアジア系を見たら腰砕けるよ…トホホ)
←私が俳優としての彼を初めて観たのは、この作品でした。
あ、デカプ〜のことではありましぇん。
左利きリストを更新しました。
■左利きリスト
http://diarynote.jp/d/25683/20060926.html
(ちょこちょこ更新してます。今回はマークとバート・ヤングだけ)
感想の更新もガンバリマス。
月末に「デッドなんちゃら」シリーズ3巻(「DEADSHOT」だっけ?)が出るまでになんとか。
あ、デカプ〜のことではありましぇん。
左利きリストを更新しました。
■左利きリスト
http://diarynote.jp/d/25683/20060926.html
(ちょこちょこ更新してます。今回はマークとバート・ヤングだけ)
感想の更新もガンバリマス。
月末に「デッドなんちゃら」シリーズ3巻(「DEADSHOT」だっけ?)が出るまでになんとか。
奈央さんからTシャツバトンを頂きました♪
回答、as follows!
1.いちばん最近買ったTシャツってどんなの?
快晴堂の「天竺半袖 ストックホルムTシャツ」の白。原色が似合わないので、だいたい白や中間色ばかり買ってる。
2.Tシャツ、けっこう沢山持ってる?
持ってる。通勤用・就寝用…そして部屋着用として。
3.よく着るTシャツは?
小汚い格好をしているキアヌ・リーブスに対し、「ボロ着やがって!」なんて云えないだろうお前!…ってなくらい、ボロいTシャツ。キアヌレベルだから超グランジだ!えっへん!(←?)
5.なんか思い出のTシャツある?
その1:数年前、ままりん(母)から「買ったからあげる」と云われ、「なんだ、このダサイの」とケチをつけつつ、着ていたTシャツ。後日、それとまったく同じものを徳永英明が着ているのを見て、驚いた。
その2:ハリウッド・ランチ・マーケットで、ひと目で気に入り、メンズものだけど自分用にと購入したtokyoroseのロンT(白)。後日、まったく同じものをB’zのイナバさんが「Seventh Heaven」(アルバム「ELEVEN」1曲目)のビデオで着用しているのを見て、死ぬほど驚いた。
6.ヘンテコTシャツとか、着るのに勇気のいるTシャツとかって、持ってる?あと、実はこんなの持ってんだ〜とかあれば教えて。
TMGの踏みTでしょうね、やっぱ。着れない、いまだに。
以上、こんな感じでしょうか。う〜…つまんなくてすみません。
回答、as follows!
1.いちばん最近買ったTシャツってどんなの?
快晴堂の「天竺半袖 ストックホルムTシャツ」の白。原色が似合わないので、だいたい白や中間色ばかり買ってる。
2.Tシャツ、けっこう沢山持ってる?
持ってる。通勤用・就寝用…そして部屋着用として。
3.よく着るTシャツは?
小汚い格好をしているキアヌ・リーブスに対し、「ボロ着やがって!」なんて云えないだろうお前!…ってなくらい、ボロいTシャツ。キアヌレベルだから超グランジだ!えっへん!(←?)
5.なんか思い出のTシャツある?
その1:数年前、ままりん(母)から「買ったからあげる」と云われ、「なんだ、このダサイの」とケチをつけつつ、着ていたTシャツ。後日、それとまったく同じものを徳永英明が着ているのを見て、驚いた。
その2:ハリウッド・ランチ・マーケットで、ひと目で気に入り、メンズものだけど自分用にと購入したtokyoroseのロンT(白)。後日、まったく同じものをB’zのイナバさんが「Seventh Heaven」(アルバム「ELEVEN」1曲目)のビデオで着用しているのを見て、死ぬほど驚いた。
6.ヘンテコTシャツとか、着るのに勇気のいるTシャツとかって、持ってる?あと、実はこんなの持ってんだ〜とかあれば教えて。
TMGの踏みTでしょうね、やっぱ。着れない、いまだに。
以上、こんな感じでしょうか。う〜…つまんなくてすみません。
←私ならこれをオススメします。コンプリート盤はいらない。
羽田健太郎さんが亡くなられました。
ショックです。
私はその…ファーストガンダム世代じゃないこともあって、興味はマクロスのほうにありました。
ガンダムより優れてるとは思っていません。
単に好みの違いです。
オープニングの、戦闘のためにいまから飛び立とうするコックピット内のパイロットやクルーの所作がリアルに思えたこと、ガンダムより可変バルキリーのほうが私の目には断然!カッコよく見えたこと(オープニングの変形は今見てもイイですね)、優柔不断な一条輝(長谷有洋さんの声が好きだった)に共感できたこと、美樹本晴彦さんのキャラデザインが新鮮だったこと、板野サーカスが好きだったこと…などなど、理由はいろいろ挙げられるのですが、なによりもマクロスは羽田健太郎さんの音楽が素晴らしかったのです。
羽田さんが手がけられた主題歌からヒロインの歌や挿入歌まで、どの曲も旋律が印象的で、ミンメイの曲は歌謡曲の王道かと思えば、その他はまるで映画のサントラ、クラシックのようなサウンド。「ドッグファイター」と「悲しき宇宙兵」が特に好きです。なんて素晴らしい!…小学生の頃、↑のレコードを親に買ってもらったことをよく覚えています。
「題名のない音楽会」は見ていましたが、コンサートは行ったことがありませんでした。あのマクロスの名曲の数々を、羽田さん&オーケストラで聴いてみたいとずっと思っていたのに…もうその夢は叶いません…。
ご冥福をお祈りいたします。
羽田健太郎さんが亡くなられました。
ショックです。
私はその…ファーストガンダム世代じゃないこともあって、興味はマクロスのほうにありました。
ガンダムより優れてるとは思っていません。
単に好みの違いです。
オープニングの、戦闘のためにいまから飛び立とうするコックピット内のパイロットやクルーの所作がリアルに思えたこと、ガンダムより可変バルキリーのほうが私の目には断然!カッコよく見えたこと(オープニングの変形は今見てもイイですね)、優柔不断な一条輝(長谷有洋さんの声が好きだった)に共感できたこと、美樹本晴彦さんのキャラデザインが新鮮だったこと、板野サーカスが好きだったこと…などなど、理由はいろいろ挙げられるのですが、なによりもマクロスは羽田健太郎さんの音楽が素晴らしかったのです。
羽田さんが手がけられた主題歌からヒロインの歌や挿入歌まで、どの曲も旋律が印象的で、ミンメイの曲は歌謡曲の王道かと思えば、その他はまるで映画のサントラ、クラシックのようなサウンド。「ドッグファイター」と「悲しき宇宙兵」が特に好きです。なんて素晴らしい!…小学生の頃、↑のレコードを親に買ってもらったことをよく覚えています。
「題名のない音楽会」は見ていましたが、コンサートは行ったことがありませんでした。あのマクロスの名曲の数々を、羽田さん&オーケストラで聴いてみたいとずっと思っていたのに…もうその夢は叶いません…。
ご冥福をお祈りいたします。
TVサントラ 藤原誠 ヘルシー・ウィングス・オーケストラ 飯島真理 CD ビクターエンタテインメント 1995/05/03 ¥2,345マクロス
運命の矢
涙のヴァイオリン
小白竜(シャオパイロン)
悲しみのメロディー
待ち伏せ
あ・こ・が・れ
偵察
進宙式
愛は流れる
ドッグ・ファイター
シルヴァームーン・レッドムーン
ビバ!ゼントラディアン
悲しき宇宙兵
総攻撃
幼年期の終り
0-G Love
アクション
旅立ち
ランナー
←オススメです。早々に「今年の1枚」としたいくらい。カバー集なんですけど。
白状します。
私がよく行く本屋さんは、紀伊国屋でもジュンク堂でもアニメイトでもなく――実はヴィレッジヴァンガードです。私の感性にドンピシャ、昔っからここばかり。ヘタすりゃ1日中いたりします。
↓ヴィレッジヴァンガード公式サイト
http://www.village-v.co.jp/
(サブカルの殿堂、遊べる本屋さん。どんな本屋か行けばすぐにわかります)
そこの店内で現在ヘビロテなのが、SOTTE BOSSEの「innocent view」。いいCDを教えてくれてありがとう!
SOTTE BOSSE CD インディペンデントレーベル 2007/03/07 ¥2,625
■『DEADLOCK』の感想を(やっと)書き上げました!
http://diarynote.jp/d/25683/20070505.html
(でも『DEADHEAT』は、やっぱり手付かず状態)
白状します。
私がよく行く本屋さんは、紀伊国屋でもジュンク堂でもアニメイトでもなく――実はヴィレッジヴァンガードです。私の感性にドンピシャ、昔っからここばかり。ヘタすりゃ1日中いたりします。
↓ヴィレッジヴァンガード公式サイト
http://www.village-v.co.jp/
(サブカルの殿堂、遊べる本屋さん。どんな本屋か行けばすぐにわかります)
そこの店内で現在ヘビロテなのが、SOTTE BOSSEの「innocent view」。いいCDを教えてくれてありがとう!
SOTTE BOSSE CD インディペンデントレーベル 2007/03/07 ¥2,625
■『DEADLOCK』の感想を(やっと)書き上げました!
http://diarynote.jp/d/25683/20070505.html
(でも『DEADHEAT』は、やっぱり手付かず状態)
参っちゃいました…。
春から初夏にかけて、どーにも体調を崩しがちなここ近年。もともとひどい低血圧症(実は秋林一族みんなそう)なんですけども、今年はさらにその症状が重く、ベッドから起きようとして倒れてしまうわ、だるいわ、疲れやすいわ、胃もたれするわ、下痢・便秘になるわ…と、毎日ざんざんな目に遭ってます。上(最高血圧)は、当然のように100ありません。
貧血で入院した昨年に比べれば、そりゃーずっとマシなんですけどね、「低血圧なんて直接生命の危険がないだろう」と云ったって、シンドイものはシンドイのです。不快だー。何年経っても慣れない…ってか、慣れたくないっつーの!
あんまり塩分取るのが好きではないのに、お医者さんから「塩分をもうちょっと取ったほうがいい」と云われ、仕方なくほかの人より3g程度多く取ってます。水分も多めに取って、もっぱら水とハーブティを飲んでます。でもストレスは溜めたくないので、カフェインをまったく取らないままでいることはできず……たまにお茶・コーヒーを飲んでます。
とゆーわけで、ブログ更新がままならなかった理由がこれ。
まったく元気がないわけではなく、またなにかしら重病が隠れてることもなく、フツーの生活は送れてます。ただ、ちょっと低血圧でシンドイだけ。規則正しい&ストレスの少ない生活に戻れば楽になると、経験上よくわかっているので、たぶん…もうしばらくしたら、快方に向かうと思います。
…以上、愁訴な近況報告でした。
コメント下さっている方、ありがとうございます。
お返事が遅れてすみません…日曜日までお待ち頂けないでしょうか?
春から初夏にかけて、どーにも体調を崩しがちなここ近年。もともとひどい低血圧症(実は秋林一族みんなそう)なんですけども、今年はさらにその症状が重く、ベッドから起きようとして倒れてしまうわ、だるいわ、疲れやすいわ、胃もたれするわ、下痢・便秘になるわ…と、毎日ざんざんな目に遭ってます。上(最高血圧)は、当然のように100ありません。
貧血で入院した昨年に比べれば、そりゃーずっとマシなんですけどね、「低血圧なんて直接生命の危険がないだろう」と云ったって、シンドイものはシンドイのです。不快だー。何年経っても慣れない…ってか、慣れたくないっつーの!
あんまり塩分取るのが好きではないのに、お医者さんから「塩分をもうちょっと取ったほうがいい」と云われ、仕方なくほかの人より3g程度多く取ってます。水分も多めに取って、もっぱら水とハーブティを飲んでます。でもストレスは溜めたくないので、カフェインをまったく取らないままでいることはできず……たまにお茶・コーヒーを飲んでます。
とゆーわけで、ブログ更新がままならなかった理由がこれ。
まったく元気がないわけではなく、またなにかしら重病が隠れてることもなく、フツーの生活は送れてます。ただ、ちょっと低血圧でシンドイだけ。規則正しい&ストレスの少ない生活に戻れば楽になると、経験上よくわかっているので、たぶん…もうしばらくしたら、快方に向かうと思います。
…以上、愁訴な近況報告でした。
コメント下さっている方、ありがとうございます。
お返事が遅れてすみません…日曜日までお待ち頂けないでしょうか?
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
2007年5月25日 映画ヨタ話 コメント (8)
公開前から某スジよりいろいろ情報を聞いていて、たいへんギモンに思ったのは、「いくら超大作って云ったって、なんでディズニーはプレス向け試写をしないんだろう?」ということ(日本では行われたかもしれません)。そんなときの理由ってだいたい…ごにょごにょ…なんだけど、もしやこのシリーズでも?と思っていた「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド」。
昨日、いもりん(妹)と観に行って、その理由がわかりました。
!ストーリーのネタバレはしません…が、いろいろ気になる方は以下、ご注意!
面白い/面白くないは、人それぞれ。
(私はけっこう面白く観ました)
とにかく難解。
海賊映画にしては難しい。
ストーリーを追っかけるのに一苦労、あれだけ楽しみにしていたキース・リチャーズの出演シーンをすっかり忘れてしまって、彼がスクリーンに現れた瞬間、「あ、そうそう、出てるんだった!」と思い出したくらい。
「デッドマンズ・チェスト」をおさらいしても難しいし、ジャック・スパロウだけ見たいという気持ちで臨まないほうがいいし、お子様にはキビシイ。
そして今回も――長いっ!
好きな人は好きだろうし、ニガテな人にはツライ2時間48分。
…というわけで、評価は真っ二つになると思います、はい。
!ストーリーのネタバレはしません…が、もしかしたら以下、ネタバレに感じる人がおられるかも!
で、結局、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは、ジャック・スパロウの映画という印象の、実は「ウィル・ターナーをリッパな海賊にさせるまで」という話のような気が。「海賊になる」ではなく「海賊にさせる」というところが、キーラ&オーリらしいとゆーか…。
それにしても、出演作を観るたびに唸ってしまう……ジェフリー・ラッシュは上手すぎるよ!まったく!
昨日、いもりん(妹)と観に行って、その理由がわかりました。
!ストーリーのネタバレはしません…が、いろいろ気になる方は以下、ご注意!
面白い/面白くないは、人それぞれ。
(私はけっこう面白く観ました)
とにかく難解。
海賊映画にしては難しい。
ストーリーを追っかけるのに一苦労、あれだけ楽しみにしていたキース・リチャーズの出演シーンをすっかり忘れてしまって、彼がスクリーンに現れた瞬間、「あ、そうそう、出てるんだった!」と思い出したくらい。
「デッドマンズ・チェスト」をおさらいしても難しいし、ジャック・スパロウだけ見たいという気持ちで臨まないほうがいいし、お子様にはキビシイ。
そして今回も――長いっ!
好きな人は好きだろうし、ニガテな人にはツライ2時間48分。
…というわけで、評価は真っ二つになると思います、はい。
!ストーリーのネタバレはしません…が、もしかしたら以下、ネタバレに感じる人がおられるかも!
で、結局、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは、ジャック・スパロウの映画という印象の、実は「ウィル・ターナーをリッパな海賊にさせるまで」という話のような気が。「海賊になる」ではなく「海賊にさせる」というところが、キーラ&オーリらしいとゆーか…。
それにしても、出演作を観るたびに唸ってしまう……ジェフリー・ラッシュは上手すぎるよ!まったく!
still green
2007年5月19日 映画ヨタ話
←これはリバー・フェニックスと若き日のキアヌ・リーブス。
ぎゃあ!
またスコット・グリーンが出てるんだ!<「Paranoid Park」
このヒト、「マイ・プライベート・アイダホ」でキアヌが演じたスコットのモデルとなった、いいところのボンなのに住むところがなかった人(と、たしか当時キアヌが云ってた)で、故リバー・フェニックスの友達だったハズ。いまもヴァン・サントのアシスタントしてるの?…「マイ・プライベート・アイダホ」では、ブルーボーイズ系雑誌のカバーボーイズが話し出すシーンに出てきて、キアヌの向かって右に映ってた(DVD持ってる方はよく見て下さい、ブルネットでかなりの美形です。ただし喋るとイマイチ…カフェで話す彼を見ると口元がちょっとね)。昨年日本公開の「ラストデイズ」では、マイケル・ピット演じるブレイクの友達を演じていて、「マイ・プライベート・アイダホ」から15年近く経過しているとゆーのに、その美貌に衰えはなく――スクリーンに登場したとき、絶句した。
――信じられない!
いったい彼はいくつなの?!
DVD 角川エンタテインメント 2006/05/26 ¥4,935
ぎゃあ!
またスコット・グリーンが出てるんだ!<「Paranoid Park」
このヒト、「マイ・プライベート・アイダホ」でキアヌが演じたスコットのモデルとなった、いいところのボンなのに住むところがなかった人(と、たしか当時キアヌが云ってた)で、故リバー・フェニックスの友達だったハズ。いまもヴァン・サントのアシスタントしてるの?…「マイ・プライベート・アイダホ」では、ブルーボーイズ系雑誌のカバーボーイズが話し出すシーンに出てきて、キアヌの向かって右に映ってた(DVD持ってる方はよく見て下さい、ブルネットでかなりの美形です。ただし喋るとイマイチ…カフェで話す彼を見ると口元がちょっとね)。昨年日本公開の「ラストデイズ」では、マイケル・ピット演じるブレイクの友達を演じていて、「マイ・プライベート・アイダホ」から15年近く経過しているとゆーのに、その美貌に衰えはなく――スクリーンに登場したとき、絶句した。
――信じられない!
いったい彼はいくつなの?!
DVD 角川エンタテインメント 2006/05/26 ¥4,935
ネットにアクセスできるけど、書き込みできない日々が続いている中、第60回カンヌ国際映画祭が開幕していました。
今年のコンペティション部門は、昨年より面白そうな監督作品が揃ってるなというのが個人的な印象です。22作品中、いったいどれがパルム・ドールに選ばれるか。やっぱり興味はそれなりにあります。
審査員のメンツ(今年の審査委員長はスティーヴン・フリアーズ)によって、毎年パルム・ドール作品の傾向が変わるんですけども、「パルム・ドールにもっとも近い」だの、「一番注目されている」だの、「話題性の高い」だのと云われている作品ほど、案外受賞しないもんである、というのは今年も変わらないような気がするので、ノラ・ジョーンズ初主演で、ウォン・カーウァイ監督作「マイ・ブルーベリー・ナイツ」はムリだろうなー、などと勝手に決め込んでいます。
で、今年は(とゆーか、今年も)ガス・ヴァン・サント最新作がそのコンペティション部門に出品されておりまして、10代の頃から彼の映画を観て(育って)きた私としてましては、彼が手がけている以上、チェックを怠るわけにはいきません。どんな映画なのかとIMDbとカンヌ公式サイトを覗いてみたらば、内容よりもまず――いや〜、さっすがヴァン・サント、また彼好みのキレイな男の子を見つけてきたもんだ、と感心してしまいました。
↓ガス・ヴァン・サント最新作「Paranoid Park」(カンヌ国際映画祭公式サイト)
http://www.festival-cannes.fr/en/archives/film/4431438
(スチール写真の男の子が主演のゲイブ・ネヴィンスくん。いったいいくつかな?19くらい?)
ちなみに「Paranoid Park」のストーリーは、スケートボーダーである10代の少年アレックス(ゲイブ・ネヴィンス)が、警備員を誤って殺してしまい、彼は黙秘を決めるが――というお話で、ブレイク・ネルソンの同名小説(たぶんかなり痛いと思われる青春モノ)を原作としています。あーもー、ストーリー書くだけで、ヴァン・サントがいかにも選びそうな題材だとわかるってもんです。さらにこれも舞台がポートランド(オレゴン)。あーもー!超ヴァン・サント印な映画じゃんっ!
とゆーわけで、原作付きなのは久しぶりですが、ヴァン・サント王道作品だと思われる「Paranoid Park」、日本公開は未定です。でも彼の映画なので、来年くらいに、ギャガとかエレファントフィルムとかワイズ・ポリシーあたりが、配給してくれるんじゃないでしょうか。いや、わかんないけど。
今年のコンペティション部門は、昨年より面白そうな監督作品が揃ってるなというのが個人的な印象です。22作品中、いったいどれがパルム・ドールに選ばれるか。やっぱり興味はそれなりにあります。
審査員のメンツ(今年の審査委員長はスティーヴン・フリアーズ)によって、毎年パルム・ドール作品の傾向が変わるんですけども、「パルム・ドールにもっとも近い」だの、「一番注目されている」だの、「話題性の高い」だのと云われている作品ほど、案外受賞しないもんである、というのは今年も変わらないような気がするので、ノラ・ジョーンズ初主演で、ウォン・カーウァイ監督作「マイ・ブルーベリー・ナイツ」はムリだろうなー、などと勝手に決め込んでいます。
で、今年は(とゆーか、今年も)ガス・ヴァン・サント最新作がそのコンペティション部門に出品されておりまして、10代の頃から彼の映画を観て(育って)きた私としてましては、彼が手がけている以上、チェックを怠るわけにはいきません。どんな映画なのかとIMDbとカンヌ公式サイトを覗いてみたらば、内容よりもまず――いや〜、さっすがヴァン・サント、また
↓ガス・ヴァン・サント最新作「Paranoid Park」(カンヌ国際映画祭公式サイト)
http://www.festival-cannes.fr/en/archives/film/4431438
(スチール写真の男の子が主演のゲイブ・ネヴィンスくん。いったいいくつかな?19くらい?)
ちなみに「Paranoid Park」のストーリーは、スケートボーダーである10代の少年アレックス(ゲイブ・ネヴィンス)が、警備員を誤って殺してしまい、彼は黙秘を決めるが――というお話で、ブレイク・ネルソンの同名小説(たぶんかなり痛いと思われる青春モノ)を原作としています。あーもー、ストーリー書くだけで、ヴァン・サントがいかにも選びそうな題材だとわかるってもんです。さらにこれも舞台がポートランド(オレゴン)。あーもー!超ヴァン・サント印な映画じゃんっ!
とゆーわけで、原作付きなのは久しぶりですが、ヴァン・サント王道作品だと思われる「Paranoid Park」、日本公開は未定です。でも彼の映画なので、来年くらいに、ギャガとかエレファントフィルムとかワイズ・ポリシーあたりが、配給してくれるんじゃないでしょうか。いや、わかんないけど。
感想の続き…がね。
2007年5月18日BL小説感想の続きをコツコツと書いています。
この2週間、なかなか更新できず、たぶん今週もそうなると思います…が、これ以上、有言不実行はしたくないので、なんとしてでも書き上げたい!
そして「ちょっとだけ映画感想&デキゴトロジー」(でも2006年度版…)、リクエストの木原作品感想…時間を頑張って作りながら、書いていきたいと思います。下書きすれば?と云われるけど、できないのー!
ところで。
私の書く感想文は、映画系の場合、たぶんマニアっぽい内容になってると思います。なので、「年に数回しか映画館で映画を観ないよー」という方には面白くないと思います。
BL系の場合、マニアっぽい内容にしつつ、意図的にBLを知らない人向けな書き方も所々しています。それはたぶん――どんな方がお読みになってもわかるように、「私は真剣にボーイズ・ラブを読んでるんだ!」と自己主張したいんです。BLを理解しろというのではなく、真剣に読んでる人間だっている、ということを。
だからこそ、ちゃんと書きたいのだーーー!うおおおお!
この2週間、なかなか更新できず、たぶん今週もそうなると思います…が、これ以上、有言不実行はしたくないので、なんとしてでも書き上げたい!
そして「ちょっとだけ映画感想&デキゴトロジー」(でも2006年度版…)、リクエストの木原作品感想…時間を頑張って作りながら、書いていきたいと思います。下書きすれば?と云われるけど、できないのー!
ところで。
私の書く感想文は、映画系の場合、たぶんマニアっぽい内容になってると思います。なので、「年に数回しか映画館で映画を観ないよー」という方には面白くないと思います。
BL系の場合、マニアっぽい内容にしつつ、意図的にBLを知らない人向けな書き方も所々しています。それはたぶん――どんな方がお読みになってもわかるように、「私は真剣にボーイズ・ラブを読んでるんだ!」と自己主張したいんです。BLを理解しろというのではなく、真剣に読んでる人間だっている、ということを。
だからこそ、ちゃんと書きたいのだーーー!うおおおお!
山田ユギの威力
2007年5月15日 Rotten Sisters!
←6月号表紙に新シリーズ掲載。
そして表紙にはでっかい赤文字で――
山田ユギ
そりゃーみんな買いますって、「山田ユギの弁護士モノ」が載ってるならば!
いつもならウチの近所の本屋さんでも、それなりに余ってるはずの「BE×BOY」なのに、この6月号だけはもうありません。もともとBL誌ってのは、「立ち読みするくらいなら買ったほうがよい雑誌」(ビコーズ、そのほうが恥ずかしくないから)。でもこんなに見かけないなんて。
山田ユギの新連載、「働く男」が主人公――そんなの面白いに決まってるじゃありませんか。実際、面白かった……山田ユギは天才だー!
秋に出る「ドア」シリーズの新装版コミックスに入るのかな?…「ドア」1〜2巻はちゃんと持ってますよ、でもこのマンガが入るならば私は絶対に買います。
だって…山田ユギなんだから。
■山田ユギ「夢を見るヒマもない」感想
http://diarynote.jp/d/25683/20070108.html
(ホントにハズレがない…スゴイ人です)
ISBN:B000PMGBGA 雑誌 リブレ出版 2007/05/07 ¥590
そして表紙にはでっかい赤文字で――
山田ユギ
そりゃーみんな買いますって、「山田ユギの弁護士モノ」が載ってるならば!
いつもならウチの近所の本屋さんでも、それなりに余ってるはずの「BE×BOY」なのに、この6月号だけはもうありません。もともとBL誌ってのは、「立ち読みするくらいなら買ったほうがよい雑誌」(ビコーズ、そのほうが恥ずかしくないから)。でもこんなに見かけないなんて。
山田ユギの新連載、「働く男」が主人公――そんなの面白いに決まってるじゃありませんか。実際、面白かった……山田ユギは天才だー!
秋に出る「ドア」シリーズの新装版コミックスに入るのかな?…「ドア」1〜2巻はちゃんと持ってますよ、でもこのマンガが入るならば私は絶対に買います。
だって…山田ユギなんだから。
■山田ユギ「夢を見るヒマもない」感想
http://diarynote.jp/d/25683/20070108.html
(ホントにハズレがない…スゴイ人です)
ISBN:B000PMGBGA 雑誌 リブレ出版 2007/05/07 ¥590
悩める電脳仔羊
2007年5月14日 Rotten Sisters!
←今日、本屋さんで見かけてビックリ。
「Hug」ってナニ?
「大人乙女」ってナニ?
どーやら新しいBL誌なようで、いったいどこが出したの?と思って手にとって見たら――飛鳥新社でした。
旧ビブロス「腐った教師の方程式」「FAKE」の文庫本が、飛鳥新社から出てるのを見て、「へー、そーなんだー。飛鳥新社って桜沢エリカなイメージなのにねー」と思ってたら、こんな雑誌を創刊してくるとは。知らなかったよー。
作家陣を見ると、こだか和麻、真東砂波、そして石原理――ふむ、旧ビブロス「BE×BOY」創刊時を思い出すなあ、マガビー立役者とゆーか、看板作家3名だし――なんて思ってたら、真東砂波がこの「Hug」で、「FAKE」(「FAKE Second Season」)の続編を描いてるときて、また軽いショックを受けちったい。そっかここだったのか。引越しされたよー。
そして個人的に大ニュースだったのは、「石原理『あふれそうなプール』初文庫化、書き下ろしアリ」。
待っててよかった!…嬉しい♪
で、その問題の「Hug」。創刊された以上、やはり中身をチェックしたい、なんてったって私は好奇心いっぱいメフィストタイプだし…と思ったんですケドね、本にシュリンクかかってて、読めなーーーーーい!
雑誌の傾向が気になる…。
マガビー(人気もエロもポップなメジャーBL誌)系?
キャラ(作画力の高い作家を揃えた少女マンガっぽいBL誌)系?
麗人(やばいぐらいにアダルト、痛いくらいにドラマチック!BL誌)系
ピアス(麗人ほどかっ飛んでない、でも大人向け大御所JUNEなBL誌)系?
CRAFT(いい意味で曖昧かつ透明感のあるマンガの多い、ガロ的なBL誌)系?
目指しているのは――どこなの?…CRAFTではないだろう、さすがに。
作家陣が笠井あゆみから沖麻実也まで、とバラエティに富んでる上に、表紙が小林智美なもんだから、余計わかんねーーーーーー!!
ただ表紙左側の作家陣を見ると、なんとなく「麗人」と「ピアス」の中間のように思える。それってつまり、私の好みからはちょっと外れてしまうということか…と云ってるくせに、本棚に竹書房の本があるのはナゼ?。「特集:紫煙」だなんて、素直に「煙草」と書かないあたりに耽美性を感じるし。でも「FAKE」が載ってるんでしょ?…わからん。「大人乙女」ってビミョー。
結局は「買って読んで確かめて、次号で見極めろ」ってことでしょうか。
そうは云ってもなあ…山田ユギが載ってたら買うんだけど。
――さて、どうしよう?
ちなみに、私は作家で選ぶので「このBL誌が好き!」とは云えません。ただ「CRAFT」はいい感じかも?と思ってる…って、がーん。やっぱり私はBL誌でも大洋図書派になるのか。……。「CRAFT」は大洋図書から出ています。
ISBN:B000PTYSTU 雑誌 飛鳥新社 2007/05/12 ¥780
「Hug」ってナニ?
「大人乙女」ってナニ?
どーやら新しいBL誌なようで、いったいどこが出したの?と思って手にとって見たら――飛鳥新社でした。
旧ビブロス「腐った教師の方程式」「FAKE」の文庫本が、飛鳥新社から出てるのを見て、「へー、そーなんだー。飛鳥新社って桜沢エリカなイメージなのにねー」と思ってたら、こんな雑誌を創刊してくるとは。知らなかったよー。
作家陣を見ると、こだか和麻、真東砂波、そして石原理――ふむ、旧ビブロス「BE×BOY」創刊時を思い出すなあ、マガビー立役者とゆーか、看板作家3名だし――なんて思ってたら、真東砂波がこの「Hug」で、「FAKE」(「FAKE Second Season」)の続編を描いてるときて、また軽いショックを受けちったい。そっかここだったのか。引越しされたよー。
そして個人的に大ニュースだったのは、「石原理『あふれそうなプール』初文庫化、書き下ろしアリ」。
待っててよかった!…嬉しい♪
で、その問題の「Hug」。創刊された以上、やはり中身をチェックしたい、なんてったって私は好奇心いっぱいメフィストタイプだし…と思ったんですケドね、本にシュリンクかかってて、読めなーーーーーい!
雑誌の傾向が気になる…。
マガビー(人気もエロもポップなメジャーBL誌)系?
キャラ(作画力の高い作家を揃えた少女マンガっぽいBL誌)系?
麗人(やばいぐらいにアダルト、痛いくらいにドラマチック!BL誌)系
ピアス(麗人ほどかっ飛んでない、でも大人向け大御所JUNEなBL誌)系?
CRAFT(いい意味で曖昧かつ透明感のあるマンガの多い、ガロ的なBL誌)系?
目指しているのは――どこなの?…CRAFTではないだろう、さすがに。
作家陣が笠井あゆみから沖麻実也まで、とバラエティに富んでる上に、表紙が小林智美なもんだから、余計わかんねーーーーーー!!
ただ表紙左側の作家陣を見ると、なんとなく「麗人」と「ピアス」の中間のように思える。それってつまり、私の好みからはちょっと外れてしまうということか…と云ってるくせに、本棚に竹書房の本があるのはナゼ?。「特集:紫煙」だなんて、素直に「煙草」と書かないあたりに耽美性を感じるし。でも「FAKE」が載ってるんでしょ?…わからん。「大人乙女」ってビミョー。
結局は「買って読んで確かめて、次号で見極めろ」ってことでしょうか。
そうは云ってもなあ…山田ユギが載ってたら買うんだけど。
――さて、どうしよう?
ちなみに、私は作家で選ぶので「このBL誌が好き!」とは云えません。ただ「CRAFT」はいい感じかも?と思ってる…って、がーん。やっぱり私はBL誌でも大洋図書派になるのか。……。「CRAFT」は大洋図書から出ています。
ISBN:B000PTYSTU 雑誌 飛鳥新社 2007/05/12 ¥780
←ヒントミントの「チョコレートミント」。
これがないとダメな人になってしまいました。中毒。
左の画像は限定のコレクターズ缶で、通常缶は大人なデザインになります。日本では380〜420円(限定缶は800円くらい)。パッケージは、紙製ではなくスライド式のスチール缶で、緩やかなカーブがかかっています。アメリカ生まれのくせに(←偏見)、たいへんスマートな印象を与えるお菓子です。
■ヒントミント【Hint Mint】
日本では、ペパーミント・チョコレート・シナモン・グリーンティ(5月より)の4種類が輸入・販売されてます。私はチョコレートが好き。あんまりミントがキツくないところがたまらんっ!
↓公式サイト
http://www.hintmint.com/
え〜っと。やっと時間ができました。
感想の続き、頑張って書きます…今週いっぱい?かかる…かな、やっぱ。
これがないとダメな人になってしまいました。中毒。
左の画像は限定のコレクターズ缶で、通常缶は大人なデザインになります。日本では380〜420円(限定缶は800円くらい)。パッケージは、紙製ではなくスライド式のスチール缶で、緩やかなカーブがかかっています。アメリカ生まれのくせに(←偏見)、たいへんスマートな印象を与えるお菓子です。
■ヒントミント【Hint Mint】
元はアメリカの高級ホテルで宿泊した人だけが手に入れられたというミントタブレット、HINT MINT。ジーンズのポケットにもフィットする緩やかなカーブを描くこのケースのモチーフは1920年代アメリカのシガレット缶だそうです。ブリトニー・スピアーズやブラット・ピット、エミネムが愛用しているという噂。知る人ぞ知る、セレブ御用達のミントです。(グロリア・ジーンズ楽天市場より引用)
日本では、ペパーミント・チョコレート・シナモン・グリーンティ(5月より)の4種類が輸入・販売されてます。私はチョコレートが好き。あんまりミントがキツくないところがたまらんっ!
↓公式サイト
http://www.hintmint.com/
え〜っと。やっと時間ができました。
感想の続き、頑張って書きます…今週いっぱい?かかる…かな、やっぱ。
ISBN:4813011276 新書 松田美優(挿絵:奈良千春) 大洋図書 2006/04/24 ¥903
とりあえず今は画像だけ。
ちびちび書いてきます。
■『交渉人は黙らない』『犬ほど素敵な商売はない』の感想を書き上げました。
とりあえず今は画像だけ。
ちびちび書いてきます。
■『交渉人は黙らない』『犬ほど素敵な商売はない』の感想を書き上げました。
楽しい!楽しい!
2007年5月4日映画を1本観に行ったあと、家に戻ってチマチマとBL小説の感想を書く、という1日を過ごしました。
あー、楽しかった♪
明日も1本映画を観に行って、そしてまた感想の続きを書きたいと思ってます。
私は←でリンクされてる方々のご感想(実用書からマンガまで)を、たいへん楽しみにしています。読書する上でたいへん参考になりますです、押忍!
■『ラブシック』『愛され過ぎて孤独』『愛し過ぎた至福』 の感想を書き上げました。
英田サキさんの『DEADLOCK』シリーズも書いておきたいな…。
小説の感想が終わったら、今度こそ「映画感想&デキゴトロジー」に着手。
あー、楽しかった♪
明日も1本映画を観に行って、そしてまた感想の続きを書きたいと思ってます。
私は←でリンクされてる方々のご感想(実用書からマンガまで)を、たいへん楽しみにしています。読書する上でたいへん参考になりますです、押忍!
■『ラブシック』『愛され過ぎて孤独』『愛し過ぎた至福』 の感想を書き上げました。
英田サキさんの『DEADLOCK』シリーズも書いておきたいな…。
小説の感想が終わったら、今度こそ「映画感想&デキゴトロジー」に着手。
■『ラブシック』
ISBN:4062559218 文庫 橘紅緒(挿絵:笹上) 講談社 2006/12/02 ¥609
表紙カバー絵に、万年青コーナー腐女子も完全ノックアウト、よろよろよろよろ…(中略)めいて、密林ポチリにて購入。表紙は男ふたりでも、あまりベタベタしない構図にクールでシブイ配色、タイトル文字はシンプルにキメた白ゴシック体で、明朝体を選択していないところが素晴らしい。実に心憎いデザインだ。最近こーゆーのが少ないからホント貴重。←でリンクしているはゆたさん同様、私も「イラストは無きゃ無いで読みますが、あるとどうしても色々と左右されがちです」なため、装丁だけなら文句ナシ★★★★★。挿絵担当の笹上さんって初めて見るけど、「スクリーントーン多めの高階佑」という感じで、なかなか良い。いい人を見つけてくれたよ、ありがとう!>講談社
!以下、ネタバレ注意報!
…と、装丁のホメはさておき。あらすじに目を通すと、なにやらたいへんせつない恋物語のようだったので、そーゆーのが大好きな私は、イラストによる相乗効果もあり、かなり期待して読み始めたのだが、攻氏の万里(ばんり)がなあ…。リッチで生活感がなく、外国の血が入っている美しい優男という設定は、(好みではないけど)まあいいとして、「…なの?」「…ってこと?」などと、会話がほとんど疑問形で進むもんだから、え〜い!このオレ様がキサマに日本語を教えてやる!と、終始イライライライラ…(中略)イラ。イラついては落ち着いてエロも読めないということを教えてくれた1本である。
がしかし、つかみどころがないフシギちゃん優男がなにより好物で、そんな攻に傷つけられながら振り回されてしまう受、というシチュエーションが好きな人には、ストライクゾーンど真ん中といえるので、オススメしておこう。
ストーリーを簡単に云ってしまうと、「当て馬を投げられたのに、いつの間にか好きになってしまった」系か。ただし、主人公・朗(ロウ)の姉でキーパーソンでもあるはずの奈帆の描写が甘く(彼女のイラストすらない!)、BLにありがちな「女に魅力がない」ため、いっそのこと姉ではなく兄という設定のほうがよかったのでは?…せっかくBLなんだし。
あとたいへん残念なのは、一度別れたふたりの間に流れた時間が短すぎるため、朗のせつなさが心に響かないこと。「一年前に出逢い、あっという間に恋に落ちた」ふたり。でもその恋は8ヶ月しか持たず、冒頭の再会シーンから4ヶ月前に終わっていた…って、そんな、たった4ヶ月後に再会って短すぎるでしょ!…せめて1年、できれば2〜3年、5年以上でもいい。たった4ヶ月では、再会シーン後に描かれるであろう「このふたりの過去にいったいなにがあったのか」「再び恋に落ちるのか」に、興味(いや、「萌え」か)が薄れる。再会も出会ったときと同じクリスマスにしたいのはわかる、でもそれは別れて何年後かでもいいはずで、「あの年のクリスマスも〜」と出だしたほうが、胸キュンだと思うんだが。金持ちのボンである朗がホストになってしまうほど(源氏名でなく本名でホストやってるなんて信じられないけど)、ふたりの間にはなにかあったはず。おかげで、フラッシュバックを狙っただろう時間軸を前後させた文章も、その効果がさほど感じられない。もったいない。
あの頃は若かった、でもいろいろ経験して大人になった、そして再会。ふたりの間に流れた時間が、二度目の恋にせつなさを与える――たとえ攻がフシギちゃん優男でも、そんな風に描いてくれたらば、また別の印象や評価を持ったと思う。
評価:★★☆
「つまんない」とは云えない…けど、面白いとも云えない。「もうちょっとなんとかなったのでは?」という印象。でもこれはこれでいいのかもしれない。せつなさに基準はないのだから。
NO STAR … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまんない。
★★★ … 退屈はしないしけっこう面白い。
★★★★ … 面白い。佳作/秀作。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。
ISBN:4062559218 文庫 橘紅緒(挿絵:笹上) 講談社 2006/12/02 ¥609
「俺はあんたのなに?」ボーイズバーで働く奥菜朗の前に、客と一緒に現れた男は、朗が夏に別れた恋人、赤穂万里だった。一年前に出逢い、あっという間に恋に落ちた。魅力的なぶん、厄介な相手だとわかっていても、気持ちを止めることはできなかった。とてもとても好きで、夢中だった。そう、万里のてひどい裏切りを知るまでは…。ほろ苦く、そして甘い恋の物語、ついに登場。注:たいへん長くなってしまったので、「ダイジェスト」を外しました。
表紙カバー絵に、万年青コーナー腐女子も完全ノックアウト、よろよろよろよろ…(中略)めいて、密林ポチリにて購入。表紙は男ふたりでも、あまりベタベタしない構図にクールでシブイ配色、タイトル文字はシンプルにキメた白ゴシック体で、明朝体を選択していないところが素晴らしい。実に心憎いデザインだ。最近こーゆーのが少ないからホント貴重。←でリンクしているはゆたさん同様、私も「イラストは無きゃ無いで読みますが、あるとどうしても色々と左右されがちです」なため、装丁だけなら文句ナシ★★★★★。挿絵担当の笹上さんって初めて見るけど、「スクリーントーン多めの高階佑」という感じで、なかなか良い。いい人を見つけてくれたよ、ありがとう!>講談社
!以下、ネタバレ注意報!
…と、装丁のホメはさておき。あらすじに目を通すと、なにやらたいへんせつない恋物語のようだったので、そーゆーのが大好きな私は、イラストによる相乗効果もあり、かなり期待して読み始めたのだが、攻氏の万里(ばんり)がなあ…。リッチで生活感がなく、外国の血が入っている美しい優男という設定は、(好みではないけど)まあいいとして、「…なの?」「…ってこと?」などと、会話がほとんど疑問形で進むもんだから、え〜い!このオレ様がキサマに日本語を教えてやる!と、終始イライライライラ…(中略)イラ。イラついては落ち着いてエロも読めないということを教えてくれた1本である。
がしかし、つかみどころがないフシギちゃん優男がなにより好物で、そんな攻に傷つけられながら振り回されてしまう受、というシチュエーションが好きな人には、ストライクゾーンど真ん中といえるので、オススメしておこう。
ストーリーを簡単に云ってしまうと、「当て馬を投げられたのに、いつの間にか好きになってしまった」系か。ただし、主人公・朗(ロウ)の姉でキーパーソンでもあるはずの奈帆の描写が甘く(彼女のイラストすらない!)、BLにありがちな「女に魅力がない」ため、いっそのこと姉ではなく兄という設定のほうがよかったのでは?…せっかくBLなんだし。
あとたいへん残念なのは、一度別れたふたりの間に流れた時間が短すぎるため、朗のせつなさが心に響かないこと。「一年前に出逢い、あっという間に恋に落ちた」ふたり。でもその恋は8ヶ月しか持たず、冒頭の再会シーンから4ヶ月前に終わっていた…って、そんな、たった4ヶ月後に再会って短すぎるでしょ!…せめて1年、できれば2〜3年、5年以上でもいい。たった4ヶ月では、再会シーン後に描かれるであろう「このふたりの過去にいったいなにがあったのか」「再び恋に落ちるのか」に、興味(いや、「萌え」か)が薄れる。再会も出会ったときと同じクリスマスにしたいのはわかる、でもそれは別れて何年後かでもいいはずで、「あの年のクリスマスも〜」と出だしたほうが、胸キュンだと思うんだが。金持ちのボンである朗がホストになってしまうほど(源氏名でなく本名でホストやってるなんて信じられないけど)、ふたりの間にはなにかあったはず。おかげで、フラッシュバックを狙っただろう時間軸を前後させた文章も、その効果がさほど感じられない。もったいない。
あの頃は若かった、でもいろいろ経験して大人になった、そして再会。ふたりの間に流れた時間が、二度目の恋にせつなさを与える――たとえ攻がフシギちゃん優男でも、そんな風に描いてくれたらば、また別の印象や評価を持ったと思う。
評価:★★☆
「つまんない」とは云えない…けど、面白いとも云えない。「もうちょっとなんとかなったのでは?」という印象。でもこれはこれでいいのかもしれない。せつなさに基準はないのだから。
NO STAR … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまんない。
★★★ … 退屈はしないしけっこう面白い。
★★★★ … 面白い。佳作/秀作。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。
■『愛され過ぎて孤独』
ISBN:4813008909 新書 剛しいら(挿絵:新田祐克) 大洋図書 2002/05 ¥903
新田祐克による表紙絵が素晴らしい。絶対的な母親を亡くした3人兄弟(ひとりには血の繋がりがない)+親代わり1人という、複雑な家族形態を持つ4人の男。それぞれが持つベクトルはバラバラだが、次第に交錯していく――というのを、キャラの表情と構図だけで予感させる。次男・千尋の髪の流れ具合が、海から吹いてくる風を感じさせるあたりもまた絶妙。さすが一枚絵の巨匠、グッジョブだ!…というわけで、これまた挿絵にそそられ、続編『愛し過ぎた至福』とともに密林ポチリ購入。ただし、剛しいらにも興味があったと記しておく。
!以下、ネタバレ注意報!
いわゆる兄弟モノ。なおかつ、三男(血の繋がりナシ)×長男、親代わり(血の繋がりナシ)×次男…つまり一家総ホモ。正直、涙が出そうになったが、ぐっとこらえて読み進めることができたのは、書き手が剛しいらであり、彼女の作風らしく、主要キャラたちが四六時中、恋愛オンリーであっぷあっぷしてるのではなく、4人それぞれがそれぞれの形と模様で持っている「海」「家族」「サーフィン」「湘南」への思いが伝わってきて、ごく一般の青春小説のように感じられたからなんだと思う。この私にGO WESTのアルバム(サザンは持ってないのよ…ゴメン)を引っ張り出させたほど、(ラブシーン以外は)爽やかな気持ちでいられた――後半、クライマックスまでは。
!以下、ディープにネタバレ注意!
クライマックスで、死んだ母と行方不明の父の謎、三男を引き取った背景が明らかになるのだが、あんまりにも突飛すぎて、頭の中が真っ白。涼の継母が深海と千尋の実父(!)…って、そんなのアリ?どーしてそんな設定にする!?なんでなんでなんでなんで!?…ナゼの嵐に吹っ飛ばされ、ビッグウェーブにさらわれ、頭の中は真っ白だ。理解するまで頭が回らず、人物相関図を書こうかと思ったくらい。あー…ベタだけど感傷的な『愛され過ぎて孤独』なんてタイトルも、雰囲気が出てていい感じだと思ったのに…そんなオチさえなければなあ…トホホ。一気に冷めたよ。『愛され過ぎて孤独』というより『驚かされ過ぎて呆然』だ。「マーは人魚」に1票。
評価:★★★
それにしても問題は次男の千尋だ。いくら血が繋がらないからと云っても、弟に「深海(長男)を抱きたいなら抱いちまえ」と、フツーけしかけるか?…倫理と常識と節度がぶっ飛んでる。あ、だから挿絵が新田祐克なのか。そっかそっか。なんだか千尋が香藤(『春抱き』)に見えてきたよ。
■『愛し過ぎた至福』
ISBN:4813000975 新書 剛しいら(挿絵:新田祐克) 大洋図書 2003/02 ¥903
前作の「グルーヴィング・ラブ」が、本作では「ディープ・ラブ」になってる(あらすじより)。まあ、たしかにディープな関係だ。滅多にない。
!以下、ほんのりネタバレ注意報!
…というわけで、爽やかな気分はどこへやら、すっかり別の波にさらわれてしまった観のある続編。今度は「深海と千尋の母親が、どうやってあの父親と子をもうけたのかの謎」が明かされたらどうしよう…と心配になり、本気でページをめくる指に迷いが出た。私も小心者である。結局それは杞憂で終わって、なんとか読了できたけど。
うんうん、かわいいね、千尋が。バカで。剛さん、香藤が完全憑依した千尋を書いてるよ。キュートでラブリーだ。私は涼×深海より大樹×千尋派なので嬉しい。千尋に持っていかれたことによって、ラストが救われた1冊。
評価:★★★
あ〜参った、参った。こんな目に遭うなんて。だからBLは止められないってもんだ!
NO STAR … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまんない。
★★★ … 退屈はしないしけっこう面白い。
★★★★ … 面白い。佳作/秀作。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。
ISBN:4813008909 新書 剛しいら(挿絵:新田祐克) 大洋図書 2002/05 ¥903
「おれだけのものだ。誰にも渡さない」歯科医を目指す大学生・深海は海辺の家にプロサーファーの次男・千尋、複雑な事情を持つ高校生の三男・涼と暮らしていた。家族の中心であった母親を亡くして以来、どこか危うい雰囲気のなか、三人は漠然とした不安と焦燥を抱えていた。そして、そんな三人を兄のように見守る大樹。危うい均衡を保っていたある日、千尋が涼をそそのかした。深海を抱きたいなら抱いちまえ、と。男たちの狂おしい恋を描いたグルーヴィング・ラブ、鮮烈に登場。
新田祐克による表紙絵が素晴らしい。絶対的な母親を亡くした3人兄弟(ひとりには血の繋がりがない)+親代わり1人という、複雑な家族形態を持つ4人の男。それぞれが持つベクトルはバラバラだが、次第に交錯していく――というのを、キャラの表情と構図だけで予感させる。次男・千尋の髪の流れ具合が、海から吹いてくる風を感じさせるあたりもまた絶妙。さすが一枚絵の巨匠、グッジョブだ!…というわけで、これまた挿絵にそそられ、続編『愛し過ぎた至福』とともに密林ポチリ購入。ただし、剛しいらにも興味があったと記しておく。
!以下、ネタバレ注意報!
いわゆる兄弟モノ。なおかつ、三男(血の繋がりナシ)×長男、親代わり(血の繋がりナシ)×次男…つまり一家総ホモ。正直、涙が出そうになったが、ぐっとこらえて読み進めることができたのは、書き手が剛しいらであり、彼女の作風らしく、主要キャラたちが四六時中、恋愛オンリーであっぷあっぷしてるのではなく、4人それぞれがそれぞれの形と模様で持っている「海」「家族」「サーフィン」「湘南」への思いが伝わってきて、ごく一般の青春小説のように感じられたからなんだと思う。この私にGO WESTのアルバム(サザンは持ってないのよ…ゴメン)を引っ張り出させたほど、(ラブシーン以外は)爽やかな気持ちでいられた――後半、クライマックスまでは。
!以下、ディープにネタバレ注意!
クライマックスで、死んだ母と行方不明の父の謎、三男を引き取った背景が明らかになるのだが、あんまりにも突飛すぎて、頭の中が真っ白。涼の継母が深海と千尋の実父(!)…って、そんなのアリ?どーしてそんな設定にする!?なんでなんでなんでなんで!?…ナゼの嵐に吹っ飛ばされ、ビッグウェーブにさらわれ、頭の中は真っ白だ。理解するまで頭が回らず、人物相関図を書こうかと思ったくらい。あー…ベタだけど感傷的な『愛され過ぎて孤独』なんてタイトルも、雰囲気が出てていい感じだと思ったのに…そんなオチさえなければなあ…トホホ。一気に冷めたよ。『愛され過ぎて孤独』というより『驚かされ過ぎて呆然』だ。「マーは人魚」に1票。
評価:★★★
それにしても問題は次男の千尋だ。いくら血が繋がらないからと云っても、弟に「深海(長男)を抱きたいなら抱いちまえ」と、フツーけしかけるか?…倫理と常識と節度がぶっ飛んでる。あ、だから挿絵が新田祐克なのか。そっかそっか。なんだか千尋が香藤(『春抱き』)に見えてきたよ。
■『愛し過ぎた至福』
ISBN:4813000975 新書 剛しいら(挿絵:新田祐克) 大洋図書 2003/02 ¥903
「愛してるよ、…だから自由にしてやる」海のそばの大空歯科医院の次男・千尋が子供の頃から片恋していた相手・大樹と恋人関係になって数ヶ月。だが、ふたりの関係は微妙なものになっていた。体の関係もこのところ途絶えている。大樹がおれの気持ちに応えてくれたのは、恋からじゃないのかも…大樹が大切だからこそ別れなくてはならない。そう心に決めた千尋だが…!?一方、大空家の長男・深海と血の繋がらない弟・涼の恋はさらに絆を強めていくのだが、思いがけない事が起きて…熱い男たちのディープラブ。
前作の「グルーヴィング・ラブ」が、本作では「ディープ・ラブ」になってる(あらすじより)。まあ、たしかにディープな関係だ。滅多にない。
!以下、ほんのりネタバレ注意報!
…というわけで、爽やかな気分はどこへやら、すっかり別の波にさらわれてしまった観のある続編。今度は「深海と千尋の母親が、どうやってあの父親と子をもうけたのかの謎」が明かされたらどうしよう…と心配になり、本気でページをめくる指に迷いが出た。私も小心者である。結局それは杞憂で終わって、なんとか読了できたけど。
うんうん、かわいいね、千尋が。バカで。剛さん、香藤が完全憑依した千尋を書いてるよ。キュートでラブリーだ。私は涼×深海より大樹×千尋派なので嬉しい。千尋に持っていかれたことによって、ラストが救われた1冊。
評価:★★★
あ〜参った、参った。こんな目に遭うなんて。だからBLは止められないってもんだ!
NO STAR … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまんない。
★★★ … 退屈はしないしけっこう面白い。
★★★★ … 面白い。佳作/秀作。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。