…とゆーわけで、感想第五弾です。「コーラス」編集部がやたらBLっぽい惹句やキャプションを狙ってつけているため、返す刀で(?)「私にはこう見えたんだけど?」秋林ヴィジョン表記も赤で書いておきます。「秋林さん…ソレ、逆なんじゃ?」と指摘されそう(とくに好みが真逆の方に)ですが、「私にはそう見えたの♪」ということで、ここはひとつ、よろしくお願いプリーズです♪
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
■「乙女の祈り 男の花園」 松苗あけみ
特集:女人禁制「姫系男子もの」
禁断の恋の花咲く男子校ラブ★読切り
小さい頃は強くてカッコよかった愛三郎と高校で再会してみると、「女の子でいたい、お姫様になりたい」乙女になっていた。親友だった男の変貌にフクザツな思いのヒデト。だが愛三郎は、そんなヒデトにかまってもらいたくて――という、今BL界で流行のオトメ男子モノ。
作家陣に「松苗あけみ」の名前を見た瞬間、男子モノだろうが、こりゃ〜「服はゴージャスフリル、髪は巻き髪ロング、目は上目がちな三白眼、睫はバサバサお眠り人形、背景にバラやマーガレットの花が飛ぶキャラ」が出てきて、ハイテンションにワイワイと騒ぎまくり、でもちょっとしんみりさせて終わる話なんだろうな〜と思っていたら、扉カラーを含めて本当にそんな話だった。つまり、男子校だけど「松苗あけみによるいつもの女子高モノ」。「純情クレイジーチェリーズ」とでもいうか。ここまで「何を描いても一緒」を極められると、ヒネリがないだなんて逆に云えない、もう感心するしかない…ってか、結局そんな感心だけで終わってしまうのだが。
最近のBL界では、乙女BL(百合BL含む)が流行っているらしいので、実は最新モードだったりするかもしれない1本。
評価:★★☆(いつもの「松苗あけみ」モノ)
秋林好み度:★★☆(いつもの「松苗あけみ」モノだしなあ…)
BL誌に掲載されるなら?:集英社「ぶ〜け」(10年近く前に廃刊してます)
赤ふんどし(ちなみに六尺)を、性別を感じさせないように描いてきたあたりは、やっぱりさすが松苗あけみ。感心した。
「ふんどし(褌)」について。時代モノBLなどを読んでいると、「ふんどし(褌)」という単語がよく出てくる。漢字・ひらがな、どちらの表記にしても、あんまりBL向きな言葉じゃないよなあ…と思っていたら、最近たまたま何本か時代モノBLを読む機会があり、それらはすべて「下帯」という表現になっていた。ナルホド!その手があったか!…でも木原音瀬だけは絶対に「褌」と書いて欲しい。もちろん越中は不可、六尺で!…と希望出しても、越中選択しそうな人だよね。
■「キニナルキ」 ただりえこ
特集:女人禁制「同級生くされ縁もの」
扉惹句:親友にいきなり、彼女ができちゃった
幼なじみでの女ッ気のない菱川に彼女ができた。自分のほうが早く彼女ができると思っていた航は驚き、そして彼女の存在によって付き合いが悪くなっていく菱川に、イラついてしまう。幼稚園時代に一緒に植えた桜を見る恒例の花見も、菱川は忘れているようで――という、ごくフツーの幼なじみモノ。
「自分よりガキだと思っていた親友に、ちょっと置いてけぼりを食らったけれど、まったく変わったわけじゃないんだよ」という、仮にキャラを男子から女子に替えても、そのまま話が成立するだろう、ごくごくフツーの「大人階段上り系センシティブ青春モノ」であり、その話以外になにもないため、読んでいる私も「ああ、そうなんだよね、そういうこと誰にでもあるよね」だけで終了してしまった。
こういうセンシティブな話を、たとえば山田ユギが一般誌で描いてくれたら、もっともっと胸キュンストーリーになったような気がする。
ごくフツー、忘れちゃいそうな1本。
評価:★★☆(先が読めちゃう…いいんだか悪いんだか)
秋林好み度:★★☆(個性も感じられなくて、私にはイマイチ)
BL誌に掲載されるなら?:大洋図書「CRAFT」(あえて云うなら)
「うわ、めんどくせ!!」と云った航に、「アンタね、誰かと付き合うなんて『めんどくせ!!』の連続だっつーの!」と、紙面に向かってつい説教。自分の年齢を痛感してしまった。
「コーラス」側は「同級生くされ縁もの」としているけど、桜の木のエピソードは純粋にステキで、そこから続くふたりの縁は(作品を読んだ限り)別にくされてなどない、ごくフツーの男の子たちの友情だと思う。どこがくされてるの?…私、わかんなーい!
ちなみに「CRAFT」を選択したのは、これをBL仕立てにしたらば、「航が菱川に恋をしていて悶々地獄、でもセンシティブ系だから絵も話も余韻もアッサリ」になりそうだからで、基本は少女マンガ作品。BLだったら、「キニナルキ」より「キニナルテ」か。♪この〜手なんの手〜気になる手〜♪…勝手に歌詞を変えないように!>秋林さん
■ほかにも新人さんやショート作品が載っていましたが、感想を書くのはただりえこさんの作品までにします。
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
■「乙女の祈り 男の花園」 松苗あけみ
特集:女人禁制「姫系男子もの」
禁断の恋の花咲く男子校ラブ★読切り
小さい頃は強くてカッコよかった愛三郎と高校で再会してみると、「女の子でいたい、お姫様になりたい」乙女になっていた。親友だった男の変貌にフクザツな思いのヒデト。だが愛三郎は、そんなヒデトにかまってもらいたくて――という、今BL界で流行のオトメ男子モノ。
作家陣に「松苗あけみ」の名前を見た瞬間、男子モノだろうが、こりゃ〜「服はゴージャスフリル、髪は巻き髪ロング、目は上目がちな三白眼、睫はバサバサお眠り人形、背景にバラやマーガレットの花が飛ぶキャラ」が出てきて、ハイテンションにワイワイと騒ぎまくり、でもちょっとしんみりさせて終わる話なんだろうな〜と思っていたら、扉カラーを含めて本当にそんな話だった。つまり、男子校だけど「松苗あけみによるいつもの女子高モノ」。「純情クレイジーチェリーズ」とでもいうか。ここまで「何を描いても一緒」を極められると、ヒネリがないだなんて逆に云えない、もう感心するしかない…ってか、結局そんな感心だけで終わってしまうのだが。
最近のBL界では、乙女BL(百合BL含む)が流行っているらしいので、実は最新モードだったりするかもしれない1本。
評価:★★☆(いつもの「松苗あけみ」モノ)
秋林好み度:★★☆(いつもの「松苗あけみ」モノだしなあ…)
BL誌に掲載されるなら?:集英社「ぶ〜け」(10年近く前に廃刊してます)
赤ふんどし(ちなみに六尺)を、性別を感じさせないように描いてきたあたりは、
「ふんどし(褌)」について。時代モノBLなどを読んでいると、「ふんどし(褌)」という単語がよく出てくる。漢字・ひらがな、どちらの表記にしても、あんまりBL向きな言葉じゃないよなあ…と思っていたら、最近たまたま何本か時代モノBLを読む機会があり、それらはすべて「下帯」という表現になっていた。ナルホド!その手があったか!…でも木原音瀬だけは絶対に「褌」と書いて欲しい。もちろん越中は不可、六尺で!…と希望出しても、越中選択しそうな人だよね。
■「キニナルキ」 ただりえこ
特集:女人禁制「同級生くされ縁もの」
扉惹句:親友にいきなり、彼女ができちゃった
幼なじみでの女ッ気のない菱川に彼女ができた。自分のほうが早く彼女ができると思っていた航は驚き、そして彼女の存在によって付き合いが悪くなっていく菱川に、イラついてしまう。幼稚園時代に一緒に植えた桜を見る恒例の花見も、菱川は忘れているようで――という、ごくフツーの幼なじみモノ。
「自分よりガキだと思っていた親友に、ちょっと置いてけぼりを食らったけれど、まったく変わったわけじゃないんだよ」という、仮にキャラを男子から女子に替えても、そのまま話が成立するだろう、ごくごくフツーの「大人階段上り系センシティブ青春モノ」であり、その話以外になにもないため、読んでいる私も「ああ、そうなんだよね、そういうこと誰にでもあるよね」だけで終了してしまった。
こういうセンシティブな話を、たとえば山田ユギが一般誌で描いてくれたら、もっともっと胸キュンストーリーになったような気がする。
ごくフツー、忘れちゃいそうな1本。
評価:★★☆(先が読めちゃう…いいんだか悪いんだか)
秋林好み度:★★☆(個性も感じられなくて、私にはイマイチ)
BL誌に掲載されるなら?:大洋図書「CRAFT」(あえて云うなら)
「うわ、めんどくせ!!」と云った航に、「アンタね、誰かと付き合うなんて『めんどくせ!!』の連続だっつーの!」と、紙面に向かってつい説教。自分の年齢を痛感してしまった。
「コーラス」側は「同級生くされ縁もの」としているけど、桜の木のエピソードは純粋にステキで、そこから続くふたりの縁は(作品を読んだ限り)別にくされてなどない、ごくフツーの男の子たちの友情だと思う。どこがくされてるの?…私、わかんなーい!
ちなみに「CRAFT」を選択したのは、これをBL仕立てにしたらば、「航が菱川に恋をしていて悶々地獄、でもセンシティブ系だから絵も話も余韻もアッサリ」になりそうだからで、基本は少女マンガ作品。BLだったら、「キニナルキ」より「キニナルテ」か。♪この〜手なんの手〜気になる手〜♪…勝手に歌詞を変えないように!>秋林さん
■ほかにも新人さんやショート作品が載っていましたが、感想を書くのはただりえこさんの作品までにします。
…とゆーわけで、感想第四弾です。
1本だけの感想になります。
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
■「へび苺の缶詰」 河内遙
特集:女人禁制「不法侵入者もの」
扉惹句:清く妖しいオトメな男心story
妻が仕事で不在中、4歳の息子・富士郎と自宅にいた池ノ上のもとに突然、後輩・浜田山が現れた。玄関ではなく庭からやってきた浜田山に、泥棒が来たと富士郎は怯えるが、池ノ上は暖かく浜田山を迎える。「先輩に会いたかった」という浜田山。そしてふたりは昔話をし出すが――という…という…という…一途な思いを貫き通した青年のせつない恋のお話。
これは絶対にネタバレできない。
いちおう一番わかりづらい表現を選んで書くと――どういう状況に置かれているか、ちゃんと本人たちが自覚/理解している「記憶の扉」モノ(これでも、どんな作品なのか1000人にひとりくらいの割合で、バレてしまうだろう)。何度も何度も読み直してしまった。その度に、作品が持つ奥の深さとやるせないせつなさで、うるうるしてしまう。
浜田山が池ノ上の家にやってきた時点では、たしかに「不法侵入者もの」。ごく普通の話に思える。だが、浜田山と池ノ上はそれぞれどういう立場で、どういう状況に置かれているのか、それらを示すあるエピソードが描かれたページにたどり着いたとき、読み手は「ああ…そういうことだったのか」と真実に気付く。そして、ページを前に戻したくなるだろう。
浜田山はなぜ、池ノ上に告白しなかったのか。
浜田山の思いが、ときめきに溢れた一途なものであるがゆえに、池ノ上には重すぎたから?
穏やかにゆっくりと流れていく時間。「へび苺」「ジャム」「やいたマシュマロ」――数々のキーワードの中に、突然ドキリとさせる「ペニバン」という言葉。ほんのり香り付けされたエロティシズム。4歳児の第三者的視点。送れなかった絵葉書。ボタン。
…涙が出そうになるほど感動しました。
キュンキュンになりました。
傑作です。
いますぐ読みに本屋さんへ行きましょう。
@RECOMMEND@
評価:★★★★★(なんて素晴らしい!ブリリアーント!★10コ付けたいくらい)
秋林好み度:★★★★★(トキメキとは別の胸キュンになりました)
BL誌に掲載されるなら?:茜新社「EDGE」(「OPERA」でもいいよ)
4歳児の視点が入ることで、ストーリーがよりピュアなものになる。上手いなあ。
しっかし…「コーラス」編集部による「不法侵入者もの」というジャンル分けが無粋極まりないよね。これにはガッカリ。ネタバレするわけにはいかないのはわかる、でももうちょっと考えられなかったものか。
それにしても…私はなにやってたんだか。「コーラス」は、どうしてもナナメ読みな立ち読みになってしまうので、河内さんに気付かなかった。なんてこと!
「コーラス」に掲載/連載されている一連の作品より、なんかこう…サブカル要素を感じるなあと思っていたら、別名義(河内遥)で、青林工藝舎「アックス」や、太田出版「エロティクス・エフ」に描いている方と知り、「だーかーらーかー!」と膝打ちしてしまった。いや〜、「女人禁制」買って読んでマジ良かった、でなきゃ河内さんに気付かなかったもの。
「BL誌に掲載されるなら?」で「EDGE」を選択、実際このまま「EDGE」に載ってもま〜ったくおかしくない作品だけど、別にこれは「OPERA」(同じ「茜新社」)でもいい。ただ「OPERA」は、今年もっともホットなBL作家である中村明日美子さんのイメージが強いので、あえて「EDGE」にしてみた。「BLはドン引きエロだけ」と思っている人に、「コレを読んでそう思うなら、そう云え!」と云いたいけれど、そうなると「EDGE」より世に知られているガッカン(小学館)「IKKI」のほうがいいか。青年誌だけど。う〜む。
で、その「EDGE」。最近出ないよな〜と思いながら、茜新社の公式サイト(男性向けエロも出してる会社なので、アクセスの際は気をつけて下さい)で調べてみたらば――なんと「EDGE VOL.3」に、柴田文明さんの作品が柴田フミアキというPNで載っていた!
ジェットアッパー!!!!
なんてことー!BL誌に掲載されていたのかー!…アタシ、多田由美チェックで「EDGE」はちゃんと見てたのよ、でもまったく柴田さんに気付かなかった…ってか、VOL.3は読んでなかったみたい…。慌てて「EDGE VOL.3」の在庫確認してみれば、4年も前の本なので、トーゼン「ナシ」。どんな作品だったのか気になる、どっかに売ってないものか…と、しばし考え、これこそヴィレッジ・ヴァンガードにあるんじゃ?という可能性を見出したものの、どうだかなあ…う〜ん…。
■昨年の今ごろ、本屋さんでギャラクティカ・ファントムを食らった話
http://diarynote.jp/d/25683/20070729.html
(「須賀邦彦と柴田文明だったら、断然柴田派」な10代を送った私)
1本だけの感想になります。
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
■「へび苺の缶詰」 河内遙
特集:女人禁制「不法侵入者もの」
扉惹句:清く妖しいオトメな男心story
妻が仕事で不在中、4歳の息子・富士郎と自宅にいた池ノ上のもとに突然、後輩・浜田山が現れた。玄関ではなく庭からやってきた浜田山に、泥棒が来たと富士郎は怯えるが、池ノ上は暖かく浜田山を迎える。「先輩に会いたかった」という浜田山。そしてふたりは昔話をし出すが――という…という…という…一途な思いを貫き通した青年のせつない恋のお話。
これは絶対にネタバレできない。
いちおう一番わかりづらい表現を選んで書くと――どういう状況に置かれているか、ちゃんと本人たちが自覚/理解している「記憶の扉」モノ(これでも、どんな作品なのか1000人にひとりくらいの割合で、バレてしまうだろう)。何度も何度も読み直してしまった。その度に、作品が持つ奥の深さとやるせないせつなさで、うるうるしてしまう。
浜田山が池ノ上の家にやってきた時点では、たしかに「不法侵入者もの」。ごく普通の話に思える。だが、浜田山と池ノ上はそれぞれどういう立場で、どういう状況に置かれているのか、それらを示すあるエピソードが描かれたページにたどり着いたとき、読み手は「ああ…そういうことだったのか」と真実に気付く。そして、ページを前に戻したくなるだろう。
浜田山はなぜ、池ノ上に告白しなかったのか。
浜田山の思いが、ときめきに溢れた一途なものであるがゆえに、池ノ上には重すぎたから?
穏やかにゆっくりと流れていく時間。「へび苺」「ジャム」「やいたマシュマロ」――数々のキーワードの中に、突然ドキリとさせる「ペニバン」という言葉。ほんのり香り付けされたエロティシズム。4歳児の第三者的視点。送れなかった絵葉書。ボタン。
…涙が出そうになるほど感動しました。
キュンキュンになりました。
傑作です。
いますぐ読みに本屋さんへ行きましょう。
@RECOMMEND@
評価:★★★★★(なんて素晴らしい!ブリリアーント!★10コ付けたいくらい)
秋林好み度:★★★★★(トキメキとは別の胸キュンになりました)
BL誌に掲載されるなら?:茜新社「EDGE」(「OPERA」でもいいよ)
4歳児の視点が入ることで、ストーリーがよりピュアなものになる。上手いなあ。
しっかし…「コーラス」編集部による「不法侵入者もの」というジャンル分けが無粋極まりないよね。これにはガッカリ。ネタバレするわけにはいかないのはわかる、でももうちょっと考えられなかったものか。
それにしても…私はなにやってたんだか。「コーラス」は、どうしてもナナメ読みな立ち読みになってしまうので、河内さんに気付かなかった。なんてこと!
「コーラス」に掲載/連載されている一連の作品より、なんかこう…サブカル要素を感じるなあと思っていたら、別名義(河内遥)で、青林工藝舎「アックス」や、太田出版「エロティクス・エフ」に描いている方と知り、「だーかーらーかー!」と膝打ちしてしまった。いや〜、「女人禁制」買って読んでマジ良かった、でなきゃ河内さんに気付かなかったもの。
「BL誌に掲載されるなら?」で「EDGE」を選択、実際このまま「EDGE」に載ってもま〜ったくおかしくない作品だけど、別にこれは「OPERA」(同じ「茜新社」)でもいい。ただ「OPERA」は、今年もっともホットなBL作家である中村明日美子さんのイメージが強いので、あえて「EDGE」にしてみた。「BLはドン引きエロだけ」と思っている人に、「コレを読んでそう思うなら、そう云え!」と云いたいけれど、そうなると「EDGE」より世に知られているガッカン(小学館)「IKKI」のほうがいいか。青年誌だけど。う〜む。
で、その「EDGE」。最近出ないよな〜と思いながら、茜新社の公式サイト(男性向けエロも出してる会社なので、アクセスの際は気をつけて下さい)で調べてみたらば――なんと「EDGE VOL.3」に、柴田文明さんの作品が柴田フミアキというPNで載っていた!
ジェットアッパー!!!!
なんてことー!BL誌に掲載されていたのかー!…アタシ、多田由美チェックで「EDGE」はちゃんと見てたのよ、でもまったく柴田さんに気付かなかった…ってか、VOL.3は読んでなかったみたい…。慌てて「EDGE VOL.3」の在庫確認してみれば、4年も前の本なので、トーゼン「ナシ」。どんな作品だったのか気になる、どっかに売ってないものか…と、しばし考え、これこそヴィレッジ・ヴァンガードにあるんじゃ?という可能性を見出したものの、どうだかなあ…う〜ん…。
■昨年の今ごろ、本屋さんでギャラクティカ・ファントムを食らった話
http://diarynote.jp/d/25683/20070729.html
(「須賀邦彦と柴田文明だったら、断然柴田派」な10代を送った私)
…とゆーわけで、感想第三弾です。「コーラス」編集部がやたらBLっぽい惹句やキャプションを狙ってつけているため、返す刀で(?)「私にはこう見えたんだけど?」秋林ヴィジョン表記も赤で書いておきます。「秋林さん…ソレ、逆なんじゃ?」と指摘されそう(とくに好みが真逆の方に)ですが、「私にはそう見えたの♪」ということで、ここはひとつ、よろしくお願いプリーズです♪
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
!以下、マジでネタバレ注意報!
■「プリンス・オブ・フールズ」 桑田乃梨子
特集:女人禁制「ちょっとお馬鹿(?)男子もの」
扉惹句:春なオツムの男子はいかが?
テイクアウトしても、オーダーとは別のものが入っていることが多いコーヒーショップ。確認したはずなのに間違っている――それは、バカの国からバカの修行にきている王子と側近が店員だから…という、脱力系バカ狙いモノ。いちおうコメディ。
脱力系バカを目指した気持ちはわかるんだが、冒頭のオーダーミスは、別に脱力感を誘うミスとは思えなかった。その時点で、私と桑田さんでは脱力の比重が違うと感じ、そのままページを進めて終了。コーヒーショップで凡ミスをしてバカを磨くなら、バカ田大学に入学したほうがいいと思う。
評価:★(桑田乃梨子ファンの方にはオススメ)
秋林好み度:★(もっと「女人禁制」して下さい)
BL誌に掲載されるなら?:ムリ
置いていかれた。
■「ヤバイ奴ら」 谷地恵美子
特集:女人禁制「変幻もの」
扉惹句:奇想天外☆変幻ストーリー!
お人よしの大学生・天乃は、階段から落ちた際に、ひとりの子どもを自分の中に入れてしまう。その子どもは人間界に住んでいる鬼の子・キリ。なかなか天乃から出て行かないキリを引っ張り出そうと、キリと一緒にいたフキは、鬼のボスであるクウヤのもとに連れて行くが――という、ちょっとフシギな人外モノ。
こういう人外モノでフシギな話は、他の作家も「YOUNG YOU」(廃刊)で描いていたような気がする(坂井さんとか石井さんとか)。「コーラス」以前の「少女マンガ誌を卒業したけど、レディコミにはいけない女性向けのマンガ誌」では、定番ネタだったのだろう。そんな昔を思わせるのは、これが絵からストーリーからタイトルからすべて80年代で止まっているような作品だからで、別にそれが悪いわけではなく、実際作品もそれなりに面白く読んだのが、たとえば谷地さんよりずっとキャリアが長いだろう一条ゆかりの作品は、いつ読んでも古臭くないことを思えば、やっぱ一条ゆかりはスゴイよなあ…などと、別の感慨にひたってしまった。
「友情以上、BL未満」として、それっぽいシーンを追加しただけの、安心して読める「レディコミにはいけない女性向けのマンガ」。残念ながら、私はもうそれで満足できない。
評価:★★☆(いい話だし、フツーのマンガとして読むならOK)
秋林好み度:★★☆(「それっぽいシーン」はムリしていると感じる)
BL誌に掲載されるなら?:やっぱり集英社「YOUNG YOU」(廃刊してます)
石井まゆみは頑張って描いてくれたのに、と思う。
■「キミトボクロ」 常盤涼子
特集:女人禁制「男のセクシーもの」
扉惹句:突然気付いてしまった、アイツの首筋のホクロ。その妙な艶かしさに…
学校で話をしている際、殿井は仲のいい友人・田川の首すじにホクロがあると気付く。なぜか殿井はそのホクロが気になり、田川を目で追い始める。そんなある日、部屋で田川とふたりきりになった殿井は、ついそのホクロに……という、思春期男子の「オレってホモ?ウソだろマジで!?」葛藤モノ。
突然、誌面が「MAGAZINE BE×BOY」もしくは「ディアプラス」になったとゆーか、BL誌でよく見かけるとゆーか、リブレなどBL誌編集部から即お声がかかりそうとゆーか、そんな絵柄だったので驚いた。「最初はホクロだった、でもいつしかアイツ自身が気になって…」というくだり、悶々した挙句についうっかりやらかしちゃった、アイツに嫌われた、ああオレどうしよう〜?という話も、「BE×BOY」に載ってそうである。私がリブレの人間だったら、「ウチでどうですか?」と、「女人禁制」を読んだ時点で声をかけることを考えるだろう(もしかして別名義で描いてる?)。そう思いませんか?>リブレ出版編集部さん
がしかし。ラストのオチ/落とし方が、石井まゆみ「世界を眠らせ、」 と同じ、投げられた思いをとりあえず受け止めてもキッチリと決着はつけず、「僕の気持ちはまだよくわからないけど、キミのことは特別だ、大切に思ってることには違いないんだよ」でエンド。BLのような「ふたりはラブラブになりましたとさ♪」では終わらない。この絵、この話でソレかいっ!?うおおお!「コーラス」女人禁制の壁は、なんとブ厚く高いことよ!
「ちゃんと『友情以上、BL未満』仕上がりになってるじゃないの」と云われれば、たしかにそうだよね…と、ブ厚く高い壁に向かって思わずひとりごちた1本。
評価:★★☆(「コーラス」だと存在感なさそう、忘れちゃいそう)
秋林好み度:★★★(好みからハズレてるけど、このままではもったいない)
BL誌に掲載されるなら?:リブレ出版「MAGAZINE BE×BOY」(ただし、ラブとエロ8割増しで)
「男のセクシーもの」とあるけど、セクシーという絵柄ではナイよなあ。それに「セクシーもの」というより「フェチもの」だよね。
そうそう、殿井くん、おねーさん思うんだけどさ、そんな深刻に悶々と悩むから、田川くんはビビってしまうのであって、やらかした直後に、軽い口調で「いま気付いたんだけど、オレってホクロフェチみたいだ、いや〜キモかった?悪かった!スマン!謝る!…ヘンタイじゃないから安心してくれ」とかなんとか云ったら、アッサリ許してくれたような気がするんだけどなあ…って、それだと話がそこで終わっちゃうか。ごめんちゃい。
女人禁制感想 4:「別冊コーラス Spring」に続く!
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
!以下、マジでネタバレ注意報!
■「プリンス・オブ・フールズ」 桑田乃梨子
特集:女人禁制「ちょっとお馬鹿(?)男子もの」
扉惹句:春なオツムの男子はいかが?
テイクアウトしても、オーダーとは別のものが入っていることが多いコーヒーショップ。確認したはずなのに間違っている――それは、バカの国からバカの修行にきている王子と側近が店員だから…という、脱力系バカ狙いモノ。いちおうコメディ。
脱力系バカを目指した気持ちはわかるんだが、冒頭のオーダーミスは、別に脱力感を誘うミスとは思えなかった。その時点で、私と桑田さんでは脱力の比重が違うと感じ、そのままページを進めて終了。コーヒーショップで凡ミスをしてバカを磨くなら、バカ田大学に入学したほうがいいと思う。
評価:★(桑田乃梨子ファンの方にはオススメ)
秋林好み度:★(もっと「女人禁制」して下さい)
BL誌に掲載されるなら?:ムリ
置いていかれた。
■「ヤバイ奴ら」 谷地恵美子
特集:女人禁制「変幻もの」
扉惹句:奇想天外☆変幻ストーリー!
お人よしの大学生・天乃は、階段から落ちた際に、ひとりの子どもを自分の中に入れてしまう。その子どもは人間界に住んでいる鬼の子・キリ。なかなか天乃から出て行かないキリを引っ張り出そうと、キリと一緒にいたフキは、鬼のボスであるクウヤのもとに連れて行くが――という、ちょっとフシギな人外モノ。
こういう人外モノでフシギな話は、他の作家も「YOUNG YOU」(廃刊)で描いていたような気がする(坂井さんとか石井さんとか)。「コーラス」以前の「少女マンガ誌を卒業したけど、レディコミにはいけない女性向けのマンガ誌」では、定番ネタだったのだろう。そんな昔を思わせるのは、これが絵からストーリーからタイトルからすべて80年代で止まっているような作品だからで、別にそれが悪いわけではなく、実際作品もそれなりに面白く読んだのが、たとえば谷地さんよりずっとキャリアが長いだろう一条ゆかりの作品は、いつ読んでも古臭くないことを思えば、やっぱ一条ゆかりはスゴイよなあ…などと、別の感慨にひたってしまった。
「友情以上、BL未満」として、それっぽいシーンを追加しただけの、安心して読める「レディコミにはいけない女性向けのマンガ」。残念ながら、私はもうそれで満足できない。
評価:★★☆(いい話だし、フツーのマンガとして読むならOK)
秋林好み度:★★☆(「それっぽいシーン」はムリしていると感じる)
BL誌に掲載されるなら?:やっぱり集英社「YOUNG YOU」(廃刊してます)
石井まゆみは頑張って描いてくれたのに、と思う。
■「キミトボクロ」 常盤涼子
特集:女人禁制「男のセクシーもの」
扉惹句:突然気付いてしまった、アイツの首筋のホクロ。その妙な艶かしさに…
学校で話をしている際、殿井は仲のいい友人・田川の首すじにホクロがあると気付く。なぜか殿井はそのホクロが気になり、田川を目で追い始める。そんなある日、部屋で田川とふたりきりになった殿井は、ついそのホクロに……という、思春期男子の「オレってホモ?ウソだろマジで!?」葛藤モノ。
突然、誌面が「MAGAZINE BE×BOY」もしくは「ディアプラス」になったとゆーか、BL誌でよく見かけるとゆーか、リブレなどBL誌編集部から即お声がかかりそうとゆーか、そんな絵柄だったので驚いた。「最初はホクロだった、でもいつしかアイツ自身が気になって…」というくだり、悶々した挙句についうっかりやらかしちゃった、アイツに嫌われた、ああオレどうしよう〜?という話も、「BE×BOY」に載ってそうである。私がリブレの人間だったら、「ウチでどうですか?」と、「女人禁制」を読んだ時点で声をかけることを考えるだろう(もしかして別名義で描いてる?)。そう思いませんか?>リブレ出版編集部さん
がしかし。ラストのオチ/落とし方が、石井まゆみ「世界を眠らせ、」 と同じ、投げられた思いをとりあえず受け止めてもキッチリと決着はつけず、「僕の気持ちはまだよくわからないけど、キミのことは特別だ、大切に思ってることには違いないんだよ」でエンド。BLのような「ふたりはラブラブになりましたとさ♪」では終わらない。この絵、この話でソレかいっ!?うおおお!「コーラス」女人禁制の壁は、なんとブ厚く高いことよ!
「ちゃんと『友情以上、BL未満』仕上がりになってるじゃないの」と云われれば、たしかにそうだよね…と、ブ厚く高い壁に向かって思わずひとりごちた1本。
評価:★★☆(「コーラス」だと存在感なさそう、忘れちゃいそう)
秋林好み度:★★★(好みからハズレてるけど、このままではもったいない)
BL誌に掲載されるなら?:リブレ出版「MAGAZINE BE×BOY」(ただし、ラブとエロ8割増しで)
「男のセクシーもの」とあるけど、セクシーという絵柄ではナイよなあ。それに「セクシーもの」というより「フェチもの」だよね。
そうそう、殿井くん、おねーさん思うんだけどさ、そんな深刻に悶々と悩むから、田川くんはビビってしまうのであって、やらかした直後に、軽い口調で「いま気付いたんだけど、オレってホクロフェチみたいだ、いや〜キモかった?悪かった!スマン!謝る!…ヘンタイじゃないから安心してくれ」とかなんとか云ったら、アッサリ許してくれたような気がするんだけどなあ…って、それだと話がそこで終わっちゃうか。ごめんちゃい。
女人禁制感想 4:「別冊コーラス Spring」に続く!
…とゆーわけで、感想第二弾です。「コーラス」編集部がやたらBLっぽい惹句やキャプションを狙ってつけているため、返す刀で(?)「私にはこう見えたんだけど?」秋林ヴィジョン表記も赤で書いておきます。「秋林さん…ソレ、逆なんじゃ?」と指摘されそう(とくに好みが真逆の方に)ですが、「私にはそう見えたの♪」ということで、ここはひとつ、よろしくお願いプリーズです♪
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
!以下、マジでネタバレ注意報!
■「マルセルの羽根」 柏屋コッコ
特集:女人禁制「ネオゴシック耽美もの」
扉惹句:世にも美しい少年の、グロテスクな肩の傷。彼の過去に秘められた残酷な物語とは――!?
美しい羽根と声を持つ少年マルセルは、伯爵に飼われ、城に閉じ込められた生活を送っている。下界の人間との接触は、城に週数回やってくるお抱え医師ハルビックのみ。ハルビックに惹かれているマルセルだったが、ある夜、伯爵の寝室に呼び出されてしまい――という、なんだかとーっても大昔の雰囲気なブラック耽美モノ。
「行きずりの男と一夜を共にした」という、のっけのモノローグに、「おいおいおいおーい、いきなりソレかよー」と思ったが、言葉だけでエロはナシ、朝チュンで始まる。その後、マルセルの羽根エピソードが描かれるのだが…これが魑魅魍魎の世界で引いた。柏屋さんはこーゆーのを描いてみたかったのだろうが、やはり浮きまくっていて、読む人・楽しめる人を選ぶこと必至、ストーリーだけでなく絵までレトロ風(ペンタッチはもちろん、見開き三白眼とか)なこともあって、なんだか需要の少なさそうな作品という印象だ。オチがむずかしいこの手の作品、どうやって終わるんだろう?と思ったら、オチなく終了。まるでジャンプ10週打ち切りを食らったようなラストだった。これなら本仁戻のほうが、ずっともっと何倍も面白い作品を描いてくれるだろう。
狙いすぎが逆に鼻につく、私にはまったくヒットしなかった1本。ごめんちゃい。
評価:★(お好きな人はどうぞ)
秋林好み度:ZERO STARS(私の琴線にかすりもしない)
BL誌に掲載されるなら?:マガジン・マガジン「コミックJUNE」(う〜ん…)
伯爵の目より歯茎に参った。ところで、羽根は背中に生えるものだと私は思っていたのだが、このマンガではガッチャマンのマントのように、肩…というより腕のコブあたりから生えてる。だからなのか、羽根がもげたら痛々しいはずなのに、グロいだけだった。そこまで狙わなくても…あ〜う〜。
■「世界を眠らせ、」 石井まゆみ
特集:女人禁制「リーマン・スーツもの」
扉惹句:ビシッと決まったスーツ姿のふたり。その関係って……!?
高校時代、バスケット部だった先輩・大倉を追って、同じ会社に中途で就職した和泉。大倉の卒業の際、告白したのに「誰だっけ?」と名前すら覚えてもらえなかった和泉だったが、またもや大倉は和泉を覚えていなかった。ある日、残業で家に帰れない可能性が出てきた大倉は、一緒に仕事をしていた和泉にマンションに泊めてくれと云い出す。嬉しくてたまらない和泉だったが――という、ノンケ←ゲイなリーマンBL王道モノ。
同好の士(=腐女子のみなさま)なら、もう何十本と読んでこられただろう、良く云えば安心感のある、悪しく云えば毒牙抜かれるほどヒネリのない、超王道片思い系リーマンBL。片思いで終わっているが(大倉が微妙)、ちゃんとチューまである。がしかし、石井まゆみなので、やっぱり絵柄がどこまでも「YOUNG YOU」(現在廃刊)、そのため「この系統の絵でリーマンBLの王道かあ」と、読んでいてなんだかフシギな感覚になった。現在のBL界には「YOUNG YOU」っぽい人いないもの。でもアナタ、坂井久仁江の『花盛りの庭』だって「YOUNG YOU」だったじゃん!…とツッコミを受けそうだが、坂井さんは当時から別格だったし、絵も「YOUNG YOU」系統じゃなかったしなあ。ただあの当時も、たしか「『YOUNG YOU』でこんなことやっていいのかー!?」と思ったことは事実で、なんだ集英社、歴史あるじゃん!…と、思わず思い出走馬灯ぐるぐるになってしまった。ただし、この作品にあのときのような衝撃はない。
これでラブでエロなシーンがあれば、BL誌に載っていてもまーったくおかしくない作品。逆になんでこんな王道な話を石井まゆみが描いた(描けた)んだ?とギモンに思ったくらいである。
1.もともとBL好きで日ごろからよく読んでいたため、描けた。
2.「別冊コーラス」から、「ソフトBLっぽい特集するんだけど」という依頼がきたので、リーマンBLマンガを研究して、描いてみた。
たぶん2のような気がする。
「うんうん、頑張ったねえ」――そんな1本。
評価:★★★(王道だけど、ある意味新鮮だったかも)
秋林好み度:★★★(ラストでの大倉の言い分は、ご都合主義かな)
BL誌に掲載されるなら?:二見書房「Charade」(あ、シャレード廃刊してるか)
腐女子に嫌われない話だと思うけど、なにもかも王道なので、BLっぽいものを描こうとした姿勢があからさまだと感じて、嫌う腐女子はいるかも。「世界を眠らせ、」というタイトルもなあ…。「?読点の次はナニ?」と思っていたら、最後に続きが出てきたけど、やっぱり「また読点」みたいな感じで、「だからナニ!?」とイライラしてしまった。仕方ないよね、わかりやすいハッピーエンドでオチつくBL誌ではなく、「コーラス」なんだから。
あと惹句で「ビシッと決まったスーツ姿のふたり」とあったけれど、別にビシッとはしてなかった。そんなビシッと決まったスーツ男を、ビシッと描けそうな「コーラス」系作家は、もんでんあきこくらいのような。作品にビシッと決まる惹句を、ちゃんと考えて下さーい!>「コーラス」編集部の担当者さん
ところで。原稿用紙の模様って、カラーではあんなにくっきり見えちゃうものなんだ!…ちょっと驚いてしまった。
■「原色宝石図鑑 ―特別編―」 藤田律
特集:働く男子もの
扉惹句:仕立て屋店主の忘れられない一着…
昔は繁盛していたが、今は閑古鳥状態な仕立て屋「菊池テーラー」の老店主・菊池は、赤字続きのため店を畳もうと決心したある日、友人が経営する宝石店の販売員・孤野がやってきた。友人の命で来店したとわかっても、孤野のルックスと性格の良さから、最後の客として最高の仕事をしようと張り切るが――という、ある老仕立て屋の恋ハートウォーミングな老仕立て屋モノ。
うわー…マジで感動してしまった。
ポイントは「感動させられた」のではなく「感動した」、つまり嫌味のないハートウォーミングな作品で、BLでもこういう老紳士系の話はあるし、じーちゃん属性のある人にはたまらないんじゃないかと思う。ラストもいい感じだ。私も通勤時に、時間が止まったかのような仕立て屋さんの前を通るのだが、やっぱり気になる。そのお店に筋のよさそうな客がいようものならば、さらに「え!もしかしてこのお店って…」と思うだろう。
「スーツ・仕立て屋・客」という点で、宇野亜由美の「Suitable」とカブるが、どちらもショート作品としてよい出来、マンガとして純粋に面白い。イケメン客が入ってきたときの、「これまた伊達男がいらっしゃった」という菊池じーちゃんのセリフもいい。「いい男」じゃなくて「伊達男」。仕立て屋としての粋(すい)を感じた。
本誌で連載されている作品の特別編らしいので、ちょっとそっちのほうもチェックしてみようかな?という気になった。
評価:★★★★(心温まるね)
秋林好み度:★★★★(いやホント、心温まるんだって)
BL誌に掲載されるなら?:太田出版「エロティクス・エフ」(「広義の官能性」から)
「エロティクス・エフ」を選択したけれど、実際に掲載となると、エロというよりもっとフェチズムが必要だろうね。
ちなみに私は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」で、世の腐女子がみな「アラゴルン×レゴラス♪」とか「サム×フロド♪」と云っているときに、ひとり「おじーちゃんがー!!(注:ガンダルフのこと)」「エントがー!!」と云っていたので、たぶんじーちゃん属性があると思われる。
■「ハイライフ」 北沢バンビ
特集:女人禁制「ゲイ×ノンケもの」
扉惹句:ジェンダーごちゃ混ぜテンション↑↑(アゲアゲ)ストーリー
プロポーズした彼女にいきなりフラれて落ち込む情(ノンケ)を見かね、幼なじみの友(ゲイ)は、今夜閉店してしまうというクラブ「M」へ、気晴らしに行こうと誘う。「M」は情が友とクラブデビューした店であると同時に、元カノと初めて出会った場所。最初は乗り気でなかった情だったが――という、乙女系ゲイ&ガチムチノンケの幼なじみモノ。
それなりに面白く読んだのだが、「いままでオネエだと思っていた幼なじみに慰められて、やっぱコイツは俺の気持ちがわかるヤツだ、友情っていいよなあ、ヨシ、もうあの恋は終わったんだ、立ち直ろう」という話以外になにもないので、読んでいる私も「ああ、良かったね」だけで終了してしまった。
正直なところ、なにかもうひとつ味付けが欲しかった。そういう味を出せる人だと思うのだが、「コーラス」では限界なのかもしれない。
ただ、ガチムチなんていう、オークラ出版系な言葉が出てくるとは思わなかったので、北沢さんは今後「『コーラス』に初めてガチムチを持ち込んだ人」として、私の中で記憶されるだろう。
評価:★★★(可もなく不可もなく)
秋林好み度:★★★(可もなく不可もなく)
BL誌に掲載されるなら?:東京漫画社「カタログシリーズ」
「コーラス」では、浮いているとまではいわないけど、居心地悪そうな感じがするなあ。ペンネームといい、内容といい、なんだか東京漫画社の本に載ってそう…とゆーか、すでに単行本が出てそうな感じ。もしかしたら、東京漫画社のほうが北沢さんの個性を活かせるんじゃ?…でもホモは描けないのか…東京漫画社は、「ホモマンガ描いていない人にもアタックする」と云ってたけど…う〜ん。
ところで。「ゲイ×ノンケもの」と銘打ってるけど、これは「ゲイ&ノンケもの」。「×」の使い方が間違ってる。ちなみに小学館「IKKI」コミックス『青春ソバット』のオビには、ちゃんと「ゲイ&ノンケのチン道中」と書かれてある。青年誌である「IKKI」のほうが、よくわかってるっつーの!
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
!以下、マジでネタバレ注意報!
■「マルセルの羽根」 柏屋コッコ
特集:女人禁制「ネオゴシック耽美もの」
扉惹句:世にも美しい少年の、グロテスクな肩の傷。彼の過去に秘められた残酷な物語とは――!?
美しい羽根と声を持つ少年マルセルは、伯爵に飼われ、城に閉じ込められた生活を送っている。下界の人間との接触は、城に週数回やってくるお抱え医師ハルビックのみ。ハルビックに惹かれているマルセルだったが、ある夜、伯爵の寝室に呼び出されてしまい――という、なんだかとーっても大昔の雰囲気なブラック耽美モノ。
「行きずりの男と一夜を共にした」という、のっけのモノローグに、「おいおいおいおーい、いきなりソレかよー」と思ったが、言葉だけでエロはナシ、朝チュンで始まる。その後、マルセルの羽根エピソードが描かれるのだが…これが魑魅魍魎の世界で引いた。柏屋さんはこーゆーのを描いてみたかったのだろうが、やはり浮きまくっていて、読む人・楽しめる人を選ぶこと必至、ストーリーだけでなく絵までレトロ風(ペンタッチはもちろん、見開き三白眼とか)なこともあって、なんだか需要の少なさそうな作品という印象だ。オチがむずかしいこの手の作品、どうやって終わるんだろう?と思ったら、オチなく終了。まるでジャンプ10週打ち切りを食らったようなラストだった。これなら本仁戻のほうが、ずっともっと何倍も面白い作品を描いてくれるだろう。
狙いすぎが逆に鼻につく、私にはまったくヒットしなかった1本。ごめんちゃい。
評価:★(お好きな人はどうぞ)
秋林好み度:ZERO STARS(私の琴線にかすりもしない)
BL誌に掲載されるなら?:マガジン・マガジン「コミックJUNE」(う〜ん…)
伯爵の目より歯茎に参った。ところで、羽根は背中に生えるものだと私は思っていたのだが、このマンガではガッチャマンのマントのように、肩…というより腕のコブあたりから生えてる。だからなのか、羽根がもげたら痛々しいはずなのに、グロいだけだった。そこまで狙わなくても…あ〜う〜。
■「世界を眠らせ、」 石井まゆみ
特集:女人禁制「リーマン・スーツもの」
扉惹句:ビシッと決まったスーツ姿のふたり。その関係って……!?
高校時代、バスケット部だった先輩・大倉を追って、同じ会社に中途で就職した和泉。大倉の卒業の際、告白したのに「誰だっけ?」と名前すら覚えてもらえなかった和泉だったが、またもや大倉は和泉を覚えていなかった。ある日、残業で家に帰れない可能性が出てきた大倉は、一緒に仕事をしていた和泉にマンションに泊めてくれと云い出す。嬉しくてたまらない和泉だったが――という、ノンケ←ゲイなリーマンBL王道モノ。
同好の士(=腐女子のみなさま)なら、もう何十本と読んでこられただろう、良く云えば安心感のある、悪しく云えば毒牙抜かれるほどヒネリのない、超王道片思い系リーマンBL。片思いで終わっているが(大倉が微妙)、ちゃんとチューまである。がしかし、石井まゆみなので、やっぱり絵柄がどこまでも「YOUNG YOU」(現在廃刊)、そのため「この系統の絵でリーマンBLの王道かあ」と、読んでいてなんだかフシギな感覚になった。現在のBL界には「YOUNG YOU」っぽい人いないもの。でもアナタ、坂井久仁江の『花盛りの庭』だって「YOUNG YOU」だったじゃん!…とツッコミを受けそうだが、坂井さんは当時から別格だったし、絵も「YOUNG YOU」系統じゃなかったしなあ。ただあの当時も、たしか「『YOUNG YOU』でこんなことやっていいのかー!?」と思ったことは事実で、なんだ集英社、歴史あるじゃん!…と、思わず思い出走馬灯ぐるぐるになってしまった。ただし、この作品にあのときのような衝撃はない。
これでラブでエロなシーンがあれば、BL誌に載っていてもまーったくおかしくない作品。逆になんでこんな王道な話を石井まゆみが描いた(描けた)んだ?とギモンに思ったくらいである。
1.もともとBL好きで日ごろからよく読んでいたため、描けた。
2.「別冊コーラス」から、「ソフトBLっぽい特集するんだけど」という依頼がきたので、リーマンBLマンガを研究して、描いてみた。
たぶん2のような気がする。
「うんうん、頑張ったねえ」――そんな1本。
評価:★★★(王道だけど、ある意味新鮮だったかも)
秋林好み度:★★★(ラストでの大倉の言い分は、ご都合主義かな)
BL誌に掲載されるなら?:二見書房「Charade」(あ、シャレード廃刊してるか)
腐女子に嫌われない話だと思うけど、なにもかも王道なので、BLっぽいものを描こうとした姿勢があからさまだと感じて、嫌う腐女子はいるかも。「世界を眠らせ、」というタイトルもなあ…。「?読点の次はナニ?」と思っていたら、最後に続きが出てきたけど、やっぱり「また読点」みたいな感じで、「だからナニ!?」とイライラしてしまった。仕方ないよね、わかりやすいハッピーエンドでオチつくBL誌ではなく、「コーラス」なんだから。
あと惹句で「ビシッと決まったスーツ姿のふたり」とあったけれど、別にビシッとはしてなかった。そんなビシッと決まったスーツ男を、ビシッと描けそうな「コーラス」系作家は、もんでんあきこくらいのような。作品にビシッと決まる惹句を、ちゃんと考えて下さーい!>「コーラス」編集部の担当者さん
ところで。原稿用紙の模様って、カラーではあんなにくっきり見えちゃうものなんだ!…ちょっと驚いてしまった。
■「原色宝石図鑑 ―特別編―」 藤田律
特集:働く男子もの
扉惹句:仕立て屋店主の忘れられない一着…
昔は繁盛していたが、今は閑古鳥状態な仕立て屋「菊池テーラー」の老店主・菊池は、赤字続きのため店を畳もうと決心したある日、友人が経営する宝石店の販売員・孤野がやってきた。友人の命で来店したとわかっても、孤野のルックスと性格の良さから、最後の客として最高の仕事をしようと張り切るが――という、
うわー…マジで感動してしまった。
ポイントは「感動させられた」のではなく「感動した」、つまり嫌味のないハートウォーミングな作品で、BLでもこういう老紳士系の話はあるし、じーちゃん属性のある人にはたまらないんじゃないかと思う。ラストもいい感じだ。私も通勤時に、時間が止まったかのような仕立て屋さんの前を通るのだが、やっぱり気になる。そのお店に筋のよさそうな客がいようものならば、さらに「え!もしかしてこのお店って…」と思うだろう。
「スーツ・仕立て屋・客」という点で、宇野亜由美の「Suitable」とカブるが、どちらもショート作品としてよい出来、マンガとして純粋に面白い。イケメン客が入ってきたときの、「これまた伊達男がいらっしゃった」という菊池じーちゃんのセリフもいい。「いい男」じゃなくて「伊達男」。仕立て屋としての粋(すい)を感じた。
本誌で連載されている作品の特別編らしいので、ちょっとそっちのほうもチェックしてみようかな?という気になった。
評価:★★★★(心温まるね)
秋林好み度:★★★★(いやホント、心温まるんだって)
BL誌に掲載されるなら?:太田出版「エロティクス・エフ」(「広義の官能性」から)
「エロティクス・エフ」を選択したけれど、実際に掲載となると、エロというよりもっとフェチズムが必要だろうね。
ちなみに私は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」で、世の腐女子がみな「アラゴルン×レゴラス♪」とか「サム×フロド♪」と云っているときに、ひとり「おじーちゃんがー!!(注:ガンダルフのこと)」「エントがー!!」と云っていたので、たぶんじーちゃん属性があると思われる。
■「ハイライフ」 北沢バンビ
特集:女人禁制「ゲイ×ノンケもの」
扉惹句:ジェンダーごちゃ混ぜテンション↑↑(アゲアゲ)ストーリー
プロポーズした彼女にいきなりフラれて落ち込む情(ノンケ)を見かね、幼なじみの友(ゲイ)は、今夜閉店してしまうというクラブ「M」へ、気晴らしに行こうと誘う。「M」は情が友とクラブデビューした店であると同時に、元カノと初めて出会った場所。最初は乗り気でなかった情だったが――という、乙女系ゲイ&ガチムチノンケの幼なじみモノ。
それなりに面白く読んだのだが、「いままでオネエだと思っていた幼なじみに慰められて、やっぱコイツは俺の気持ちがわかるヤツだ、友情っていいよなあ、ヨシ、もうあの恋は終わったんだ、立ち直ろう」という話以外になにもないので、読んでいる私も「ああ、良かったね」だけで終了してしまった。
正直なところ、なにかもうひとつ味付けが欲しかった。そういう味を出せる人だと思うのだが、「コーラス」では限界なのかもしれない。
ただ、ガチムチなんていう、オークラ出版系な言葉が出てくるとは思わなかったので、北沢さんは今後「『コーラス』に初めてガチムチを持ち込んだ人」として、私の中で記憶されるだろう。
評価:★★★(可もなく不可もなく)
秋林好み度:★★★(可もなく不可もなく)
BL誌に掲載されるなら?:東京漫画社「カタログシリーズ」
「コーラス」では、浮いているとまではいわないけど、居心地悪そうな感じがするなあ。ペンネームといい、内容といい、なんだか東京漫画社の本に載ってそう…とゆーか、すでに単行本が出てそうな感じ。もしかしたら、東京漫画社のほうが北沢さんの個性を活かせるんじゃ?…でもホモは描けないのか…東京漫画社は、「ホモマンガ描いていない人にもアタックする」と云ってたけど…う〜ん。
ところで。「ゲイ×ノンケもの」と銘打ってるけど、これは「ゲイ&ノンケもの」。「×」の使い方が間違ってる。ちなみに小学館「IKKI」コミックス『青春ソバット』のオビには、ちゃんと「ゲイ&ノンケのチン道中」と書かれてある。青年誌である「IKKI」のほうが、よくわかってるっつーの!
…とゆーわけで感想です。ただし、「コーラス」編集部がやたらBLっぽい惹句やキャプションを狙ってつけているため、返す刀で(?)「私にはこう見えたんだけど?」秋林ヴィジョン表記も赤で書いておきます。「秋林さん…ソレ、逆なんじゃ?」と指摘されそう(とくに好みが真逆の方に)ですが、「私にはそう見えたの♪」ということで、ここはひとつ、よろしくお願いプリーズです♪
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
!以下、マジでネタバレ注意報!
■「そして二度目の夏が来る」 もんでんあきこ
特集:女人禁制「高校野球もの」
扉惹句:再びあの晴れ舞台に立ちたい。思いはひとつのはずだったが…!?
巻頭カラーは、高校最後の年に、全国制覇ピッチャーとバッテリーを組むことになって成長していく、キャッチャーの淡い恋心葛藤を描いた、天才×凡才、同級生モノ。
どんなジャンルだろうと、作画・ストーリーともに「マンガ力」のある作品に仕上げてくる、なんだって描けるだろう実力派のもんでん先生なので、巻頭カラーになるのは当たり前。ゆえにコッチも安心・納得しながら読んでいたのだが、天才ピッチャーのサトル(たぶん攻)の性格付けが、もんでん先生お得意のヒネくれクールで早熟、DT感ゼロな男の子だったので、「汗と涙と感動の青春巻頭カラー」とあっても、「感動」はともかく、「汗と涙の青春」はムリ?と思っていた。がしかし、さすがもんでん先生!やっぱりキッチリと仕上げてきた。キャッチャー・オグちゃん(たぶん受)の真摯な言動、そんなオグちゃんに対するサトルの年齢相応リアクションに、「汗と涙と感動の青春」ストーリーを感じた。説教臭くならないところもいい。
ただなんつーか、やっぱり作品的に少女マンガの「ちょっと感動モノ」域で終わっていて、これがたとえば、サトルがオグちゃんより学年1コ下、オグちゃんセンパイを熱い眼差しで見つめているのに、野球バカのオグちゃんはまったく気付かず、そのままあれこれとサトルにかまうもんだから、クールなサトルは悶々地獄…とかなんとかだったら、アタシの大ツボだったんだけど…ま、コーラスだし…ムリか。
あとひとつ注文つけるなら――もんでん先生!
野球部員のルックスがオッサン過ぎ!なんとかして下さーい!
評価:★★★☆(手堅すぎるけど上手いもん。なに描いたって)
秋林好み度:★★★(手堅すぎるけど上手いもん。なに描いたって)
BL誌に掲載されるなら?:やっぱり集英社「コーラス」(上手いけど、BL向きじゃない)
コーラスの看板作家では、なぜもんでんあきこ先生が女人禁制本にご登場?…って、そりゃーコーラス系の大御所作家でも、くらもちふさこや聖千秋に描かすわけにはいかない…ってか、描けないだろうしなあ…という話なんだろうが、実はもんでん先生、すんごいエッチで、エロ作品を青年誌で手がけている作家としても有名。同じ集英社「プレイボーイ・コミックス」(!)からは、『ワーキンガールH。』とか『その男、タカ ―加藤鷹ゴッドフィンガー伝説』とか出てます。「コーラス」でもラブシーンをキッチリ描いていて、私には「きじょーいの人」というイメージ(すみません)。
ちなみに、もんでん先生のエロは官能的だけど、レディースのような生々しさはなく、男性作家のようなグロさもない。その路線で描いてくれたらちょっと嬉しかったけど、「コーラス」で高校野球モノじゃムリか。ま、その分を「女人禁制」表紙――高校野球モノなのに、「グラウンドとユニフォームな野球少年」じゃなく、なぜか「ロッカー室で着替える流し目サトル(制服)と清純オグちゃん(半裸に絆創膏)」――という狙い過ぎ「釣り」構図で回収致しました、はい。
■「愛と正義に関する一考察」 たまきちひろ
特集:女人禁制「刑事&ヤクザもの」
扉惹句:熱いハートがぶつかりあう!善と悪のガチンコ・ストーリー!!
正義感溢れる刑事・東雲には、どうしても忘れられない友人がいる。その友人とは、捜査対象である暴力団の組長・桂木。大学時代、東雲はその正義感ゆえに、同じ大学に通うヤクザの息子・桂木の存在が許せず、桂木も東雲を見下していた。取っ組み合いのケンカがきっかけで、ふたりは少しずつ仲良くなっていくが、卒業とともに道がわかれてしまい――という、BLでは定番の惹かれ合ってはいけないヤクザ×刑事モノ。「×」は秋林願望っス。
上手いなあ。私はもともとから、たまきちひろの絵や作風が好きなので、どうやったって贔屓目が出てしまうのだが、要所をしっかりと押さえた作画とか、「絵が動いている」構図とか、読み手をぐいぐい引っ張っていくストーリーテリングの小気味良さとか、丁寧なキャラの心情描写とか、パンチラインのキレの良さとか――素晴らしいし、引き込まれる。もっと知られて、もっと売れていい作家だと思う。これまた「マンガ力」のある1本。学生時代のエピソード回想を展開しながら、15年続く愛友情ってのがイイね。大ツボ。
惜しむらくはラストシーンか。「キメセリフを云った東雲の大コマ→暗転コマ→エンド」ってのがちょっとなあ。東雲の言葉を聞いたあとの桂木のリアクションは、必須だったんじゃ?…たとえば、桂木が「なんだ『オレ法典』か?」とかなんとか切りかえして、ふたりが笑って、最後は東雲のモノローグでオワリ、とか。そんな感じで終わったほうが良かったのに。作品のキレの良さが、最後で鈍ってしまった。あーなんてもったいない!…ページが足りなかったのかな…。
評価:★★★★(ラストでマイナス★1コ)
私の好み度:★★★★☆(キャラがいいねー好きだ!)
BL誌に掲載されるなら?:芳文社「花音」(いや、なんとなく…)
ラストがちょっとなあ…と書いたけど、暗転コマが続いているからまだよくて、これがダメな作家だったら、東雲大コマひとつで終わってただろうな。
「コーラス」編集部さん!
私は、たまきちひろさんの作品をもっと読みたいです。
本誌登場をお願いします。
ところで。公式サイトを見たら、なんでか「刑事&泥棒もの」となっていた(5/19現在)。最初は泥棒という設定だったけれど、編集担当者から「たまき先生!BLでは、刑事の相手は泥棒じゃなくてヤクザなんですよ、だからヤクザにしましょう!」と云われた…とか?(←考えすぎです!>秋林さん)あと、いまは「マル暴」じゃなく「組対」(「組織犯罪対策部」の略)、腐女子は「組対」慣れしているので、そっちのほうがよかったような。でもまあ…BL誌じゃなく「コーラス」だから仕方ない、読者層的に「組対」がわからない人のほうが多いか。あと警察手帳は、現在あんな感じじゃないと思う。米国のように、身分証明を重視したバッジケースタイプになっているはず。そこらへんBLの挿絵ではしっかり押さえてあって、たとえば奈良画伯は、バッジケースタイプでイラストつけているよね。いいかげんなものもあるけど、ちゃんと描いている人だっている。BL系の絵師やマンガ家、腐女子を舐めたらアカンよ。
そーいえば、つい先日、奈央さんに「トキメキとキュンキュンにあふれたBLは、私も好きなんですよ」と云ったら、「秋林先輩は骨太BLがお好きなのかと思っていました…!男の男の火花!ぶつかりあうプライド!みたいな」と云われたので、「やっぱり信じてもらえなかったー!(大爆笑)」と思ったけど、結局この作品に★4つ半つけているあたり、火花好きだということなんでしょう。さすが奈央さん、しっかり見抜いてますネ♪てへ♪
■「Suitable」 宇野亜由美
特集:女人禁制「テーラー男子もの」
扉惹句:貴方に似合う服、お探しします★スーツオタク男子のワンダフル・ショート!
スーツ仕立て屋(売り場?)で働く茂木は、スタイルと好みにピッタリ合うスーツを見立て、お客に満足してもらうことが生きがい。そんな茂木の前に、ある日、素晴らしく見目のいい男が現れる。この人を一流の男に仕立てたい!と奮起する茂木だが、お客はちょっと変わった趣味で――というスーツ萌え男による職業モノほのぼのコメディ。
職業モノらしく、「仕事へのこだわり」と「失敗のあとの喜び」がちゃんと描かれているし、茂木のスーツへの萌えっぷりがとにかく面白く、それに反比例するお客の天然ぶりも笑える。こんな店員と客、実際にいそうだ〜わははは♪
ショートコメディとして出来が良く、一般・BL誌、どちらに載ってもおかしくない。BL誌だったら、どっかにエロが必要かもしれないが、別にこのままでもOKだろう。ほのぼのと楽しめる1本。
評価:★★★★(職業モノのポイントはしっかり押さえられている)
秋林好み度:★★★★(職業モノはプライドガチ系でもあり…)
BL誌に掲載されるなら?:リブレ出版「b-BOY Phoenix スーツ特集」(エロはないけどスーツにラブ、ということで)
茂木のセンスはなかなかいいと思うが、スーツフェチな私としては、あの客が靴までコーディネートを考えているか心配だ。そこらへんもちゃんとアドバイスした?>茂木
女人禁制感想 2:「別冊コーラス Spring」に続く!
↓女人禁制感想 2:「別冊コーラス Spring」
http://diarynote.jp/d/25683/20080517.html
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
!以下、マジでネタバレ注意報!
■「そして二度目の夏が来る」 もんでんあきこ
特集:女人禁制「高校野球もの」
扉惹句:再びあの晴れ舞台に立ちたい。思いはひとつのはずだったが…!?
巻頭カラーは、高校最後の年に、全国制覇ピッチャーとバッテリーを組むことになって成長していく、キャッチャーの
どんなジャンルだろうと、作画・ストーリーともに「マンガ力」のある作品に仕上げてくる、なんだって描けるだろう実力派のもんでん先生なので、巻頭カラーになるのは当たり前。ゆえにコッチも安心・納得しながら読んでいたのだが、天才ピッチャーのサトル(たぶん攻)の性格付けが、もんでん先生お得意のヒネくれクールで早熟、DT感ゼロな男の子だったので、「汗と涙と感動の青春巻頭カラー」とあっても、「感動」はともかく、「汗と涙の青春」はムリ?と思っていた。がしかし、さすがもんでん先生!やっぱりキッチリと仕上げてきた。キャッチャー・オグちゃん(たぶん受)の真摯な言動、そんなオグちゃんに対するサトルの年齢相応リアクションに、「汗と涙と感動の青春」ストーリーを感じた。説教臭くならないところもいい。
ただなんつーか、やっぱり作品的に少女マンガの「ちょっと感動モノ」域で終わっていて、これがたとえば、サトルがオグちゃんより学年1コ下、オグちゃんセンパイを熱い眼差しで見つめているのに、野球バカのオグちゃんはまったく気付かず、そのままあれこれとサトルにかまうもんだから、クールなサトルは悶々地獄…とかなんとかだったら、アタシの大ツボだったんだけど…ま、コーラスだし…ムリか。
あとひとつ注文つけるなら――もんでん先生!
野球部員のルックスがオッサン過ぎ!なんとかして下さーい!
評価:★★★☆(手堅すぎるけど上手いもん。なに描いたって)
秋林好み度:★★★(手堅すぎるけど上手いもん。なに描いたって)
BL誌に掲載されるなら?:やっぱり集英社「コーラス」(上手いけど、BL向きじゃない)
コーラスの看板作家では、なぜもんでんあきこ先生が女人禁制本にご登場?…って、そりゃーコーラス系の大御所作家でも、くらもちふさこや聖千秋に描かすわけにはいかない…ってか、描けないだろうしなあ…という話なんだろうが、実はもんでん先生、すんごいエッチで、エロ作品を青年誌で手がけている作家としても有名。同じ集英社「プレイボーイ・コミックス」(!)からは、『ワーキンガールH。』とか『その男、タカ ―加藤鷹ゴッドフィンガー伝説』とか出てます。「コーラス」でもラブシーンをキッチリ描いていて、私には「きじょーいの人」というイメージ(すみません)。
ちなみに、もんでん先生のエロは官能的だけど、レディースのような生々しさはなく、男性作家のようなグロさもない。その路線で描いてくれたらちょっと嬉しかったけど、「コーラス」で高校野球モノじゃムリか。ま、その分を「女人禁制」表紙――高校野球モノなのに、「グラウンドとユニフォームな野球少年」じゃなく、なぜか「ロッカー室で着替える流し目サトル(制服)と清純オグちゃん(半裸に絆創膏)」――という狙い過ぎ「釣り」構図で回収致しました、はい。
■「愛と正義に関する一考察」 たまきちひろ
特集:女人禁制「刑事&ヤクザもの」
扉惹句:熱いハートがぶつかりあう!善と悪のガチンコ・ストーリー!!
正義感溢れる刑事・東雲には、どうしても忘れられない友人がいる。その友人とは、捜査対象である暴力団の組長・桂木。大学時代、東雲はその正義感ゆえに、同じ大学に通うヤクザの息子・桂木の存在が許せず、桂木も東雲を見下していた。取っ組み合いのケンカがきっかけで、ふたりは少しずつ仲良くなっていくが、卒業とともに道がわかれてしまい――という、BLでは定番の惹かれ合ってはいけないヤクザ×刑事モノ。「×」は秋林願望っス。
上手いなあ。私はもともとから、たまきちひろの絵や作風が好きなので、どうやったって贔屓目が出てしまうのだが、要所をしっかりと押さえた作画とか、「絵が動いている」構図とか、読み手をぐいぐい引っ張っていくストーリーテリングの小気味良さとか、丁寧なキャラの心情描写とか、パンチラインのキレの良さとか――素晴らしいし、引き込まれる。もっと知られて、もっと売れていい作家だと思う。これまた「マンガ力」のある1本。学生時代のエピソード回想を展開しながら、15年続く
惜しむらくはラストシーンか。「キメセリフを云った東雲の大コマ→暗転コマ→エンド」ってのがちょっとなあ。東雲の言葉を聞いたあとの桂木のリアクションは、必須だったんじゃ?…たとえば、桂木が「なんだ『オレ法典』か?」とかなんとか切りかえして、ふたりが笑って、最後は東雲のモノローグでオワリ、とか。そんな感じで終わったほうが良かったのに。作品のキレの良さが、最後で鈍ってしまった。あーなんてもったいない!…ページが足りなかったのかな…。
評価:★★★★(ラストでマイナス★1コ)
私の好み度:★★★★☆(キャラがいいねー好きだ!)
BL誌に掲載されるなら?:芳文社「花音」(いや、なんとなく…)
ラストがちょっとなあ…と書いたけど、暗転コマが続いているからまだよくて、これがダメな作家だったら、東雲大コマひとつで終わってただろうな。
「コーラス」編集部さん!
私は、たまきちひろさんの作品をもっと読みたいです。
本誌登場をお願いします。
ところで。公式サイトを見たら、なんでか「刑事&泥棒もの」となっていた(5/19現在)。最初は泥棒という設定だったけれど、編集担当者から「たまき先生!BLでは、刑事の相手は泥棒じゃなくてヤクザなんですよ、だからヤクザにしましょう!」と云われた…とか?(←考えすぎです!>秋林さん)あと、いまは「マル暴」じゃなく「組対」(「組織犯罪対策部」の略)、腐女子は「組対」慣れしているので、そっちのほうがよかったような。でもまあ…BL誌じゃなく「コーラス」だから仕方ない、読者層的に「組対」がわからない人のほうが多いか。あと警察手帳は、現在あんな感じじゃないと思う。米国のように、身分証明を重視したバッジケースタイプになっているはず。そこらへんBLの挿絵ではしっかり押さえてあって、たとえば奈良画伯は、バッジケースタイプでイラストつけているよね。いいかげんなものもあるけど、ちゃんと描いている人だっている。BL系の絵師やマンガ家、腐女子を舐めたらアカンよ。
そーいえば、つい先日、奈央さんに「トキメキとキュンキュンにあふれたBLは、私も好きなんですよ」と云ったら、「秋林先輩は骨太BLがお好きなのかと思っていました…!男の男の火花!ぶつかりあうプライド!みたいな」と云われたので、「やっぱり信じてもらえなかったー!(大爆笑)」と思ったけど、結局この作品に★4つ半つけているあたり、火花好きだということなんでしょう。さすが奈央さん、しっかり見抜いてますネ♪てへ♪
■「Suitable」 宇野亜由美
特集:女人禁制「テーラー男子もの」
扉惹句:貴方に似合う服、お探しします★スーツオタク男子のワンダフル・ショート!
スーツ仕立て屋(売り場?)で働く茂木は、スタイルと好みにピッタリ合うスーツを見立て、お客に満足してもらうことが生きがい。そんな茂木の前に、ある日、素晴らしく見目のいい男が現れる。この人を一流の男に仕立てたい!と奮起する茂木だが、お客はちょっと変わった趣味で――というスーツ萌え男による職業モノほのぼのコメディ。
職業モノらしく、「仕事へのこだわり」と「失敗のあとの喜び」がちゃんと描かれているし、茂木のスーツへの萌えっぷりがとにかく面白く、それに反比例するお客の天然ぶりも笑える。こんな店員と客、実際にいそうだ〜わははは♪
ショートコメディとして出来が良く、一般・BL誌、どちらに載ってもおかしくない。BL誌だったら、どっかにエロが必要かもしれないが、別にこのままでもOKだろう。ほのぼのと楽しめる1本。
評価:★★★★(職業モノのポイントはしっかり押さえられている)
秋林好み度:★★★★(職業モノはプライドガチ系でもあり…)
BL誌に掲載されるなら?:リブレ出版「b-BOY Phoenix スーツ特集」(エロはないけどスーツにラブ、ということで)
茂木のセンスはなかなかいいと思うが、スーツフェチな私としては、あの客が靴までコーディネートを考えているか心配だ。そこらへんもちゃんとアドバイスした?>茂木
女人禁制感想 2:「別冊コーラス Spring」に続く!
↓女人禁制感想 2:「別冊コーラス Spring」
http://diarynote.jp/d/25683/20080517.html
本日の「女人禁制感想の前口上など」
2008年5月15日 Rotten Sisters!■「2008年6月15日増刊号 別冊コーラスspring 特集『女人禁制』」
↓「別冊コーラス」公式サイト
http://chorus.shueisha.co.jp/extra/index.html
(「××もの」「男子まみれ」など、いちいちBL風に書いてあるあたり意気込みを感じる)
■前口上
「コーラス」といえば、同じ集英社から出ている「りぼん」「週刊少女マーガレット」「別冊マーガレット」を卒業した世代がターゲット読者層(たぶん)、「レディコミではない、トンがってたりオタクっぽくもない、ちょい上世代狙いな王道の少女マンガ系」作品が連載・掲載され、ラインナップ作家として一条ゆかりやもんでんあきこ、くらもちふさこなどの大御所が名を連ね、この数年では、羽海野チカ「ハチミツとクローバー」で有名になった月刊マンガ雑誌である。ライバル誌は(たぶん)小学館の「月刊flowers」。
そんな「コーラス」から、突然BLっぽい特集「女人禁制」を組んだ「別冊コーラス(コーラス増刊号)」が出た。雑誌が売れない昨今、ちょっとでもニオイがしようものなら、素晴らしい食いつきを見せる腐女子をターゲットにすればいいんじゃ?…という目論み(いわゆる「釣り」)なのかはわからないが、マンガ出版界最大手の1社で、尾崎南を「週マ」に引っ張ってきた実績過去のある集英社からソレっぽいものが出た以上は、たとえBL作品でなくてもチェックしておかねばなるまい!……というわけで、1本ずつ掲載作の感想を。
ちなみに密林ではお取り扱いナシ(5/17現在)。
気になる方は、アナタの街の本屋さんでご購入下さーい。
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
女人禁制感想 1:「別冊コーラス Spring」に続く!
↓女人禁制感想 1:「別冊コーラス Spring」
http://diarynote.jp/d/25683/20080516.html
(もんでんあきこ/たまきちひろ/宇野亜由美)
【特集】 女人禁制
コーラスが史上最高に“男子色”に染まりますv
【特別企画】
◆東村アキコ × テニミュキャスト座談会
(ミュージカル『テニスの王子様』)
Part1 Part2
◆一条ゆかりセレクト
「私が好きな男キャラコレクション」!!
◆コーラス読者が選ぶ
一条ゆかり作品好きな男ベスト20!!
◆吉住 渉 ドラマ『ごくせん』突撃レポ
■青春バッテリー物語
そして二度目の夏が来る
もんでんあきこ、他
↓「別冊コーラス」公式サイト
http://chorus.shueisha.co.jp/extra/index.html
(「××もの」「男子まみれ」など、いちいちBL風に書いてあるあたり意気込みを感じる)
■前口上
「コーラス」といえば、同じ集英社から出ている「りぼん」「週刊少女マーガレット」「別冊マーガレット」を卒業した世代がターゲット読者層(たぶん)、「レディコミではない、トンがってたりオタクっぽくもない、ちょい上世代狙いな王道の少女マンガ系」作品が連載・掲載され、ラインナップ作家として一条ゆかりやもんでんあきこ、くらもちふさこなどの大御所が名を連ね、この数年では、羽海野チカ「ハチミツとクローバー」で有名になった月刊マンガ雑誌である。ライバル誌は(たぶん)小学館の「月刊flowers」。
そんな「コーラス」から、突然BLっぽい特集「女人禁制」を組んだ「別冊コーラス(コーラス増刊号)」が出た。雑誌が売れない昨今、ちょっとでもニオイがしようものなら、素晴らしい食いつきを見せる腐女子をターゲットにすればいいんじゃ?…という目論み(いわゆる「釣り」)なのかはわからないが、マンガ出版界最大手の1社で、尾崎南を「週マ」に引っ張ってきた
ちなみに密林ではお取り扱いナシ(5/17現在)。
気になる方は、アナタの街の本屋さんでご購入下さーい。
■作品評価について
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
■秋林好み度について
ZERO STARS … さようなら
★ … カンベン
★★ … ニガテ
★★★ … まあまあ
★★★★ … なかなか好み
★★★★★ … たいへん好み
■BL誌に掲載されるなら?
ラブとエロは足りないだろうが、もし掲載されるなら、どの出版社のどのBL誌にあっているか、秋林個人の視点と裁量で選択。
女人禁制感想 1:「別冊コーラス Spring」に続く!
↓女人禁制感想 1:「別冊コーラス Spring」
http://diarynote.jp/d/25683/20080516.html
(もんでんあきこ/たまきちひろ/宇野亜由美)
今週の現状報告と代わりに「あ〜う〜」な話
2008年5月13日■間違って消しちゃいました<北米版「エス」が出るよのお話
■当ブログで月イチ連載中の「今月の新人さん」感想シリーズなんですが。今月はどなたにしようかリストを見ていたらば、どーしてみなさん、揃いも揃って黒系ばかり?ハード路線に行きたがるのでしょ?
■フツーの読みたいです。
「別冊コーラス 女人禁制」買いに行ってやるっ!
また間違っちゃった…一文追加しようとして消してしまった…。
■当ブログで月イチ連載中の「今月の新人さん」感想シリーズなんですが。今月はどなたにしようかリストを見ていたらば、どーしてみなさん、揃いも揃って黒系ばかり?ハード路線に行きたがるのでしょ?
■フツーの読みたいです。
「別冊コーラス 女人禁制」買いに行ってやるっ!
また間違っちゃった…一文追加しようとして消してしまった…。
GWチューリップ記念:BLちょっとだけ感想&デキゴトロジー
2008年5月11日 Rotten Sisters!
今年のGWにチューリップを観るため、T山までおでかけした際、立ち寄った「イオンモールT岡」内の喜久屋書店で購入したBL小説4冊のうち、3冊の感想とデキゴトロジーをボチボチと書くことにしました。チューリップ記念感想文ですね。ちなみに、あと1冊はとても面白かったので、ピンで感想をUPしたいと思っています。
それにしてもT岡の人はいいなあ。ヴィレッジ・ヴァンガードの横に、あんなBLの品揃えのいい本屋さんがあるなんて。JRで行けない距離じゃないし、暇な土日は、鉄っちゃん気分でおでかけしてみようかと真剣に考えましたよ(しかも映画館併設)。駅前からイオンまでお出迎えバス出てるみたいだし。それくらい魅力のある、地方の書店としては立派な品揃えでした。いや〜、あのコーナーの担当者さんを本気でホメたいです。
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
!以下、ネタバレ注意報!
■『そして、裏切りの夜が始まる』 いとう由貴
ISBN10:4813011721 挿絵:佐々木久美子 大洋図書 2008/4/26
評価:★(論外なので本当はZERO STARS。星は絵師の佐々木さんに)
母子家庭で育った翔は、母親と死別後、事故に遭って2年間意識のない弟(異父兄弟)・俊樹を助けるため、入院しているのは翔で自分は俊樹と嘘をつき、実子を亡くしたばかりの俊樹の実父に近づく。だが、叔父・信威に見破られ、手ごめにされる――という、一途で健気な主人公が、鬼畜な叔父(他人)にひどい目に遭わされる、鬼畜(年上)×健気(年下)な姦計モノ。叔父が32歳で翔は18歳、というところで「しまった、こりゃ私向きじゃない」と思ったんだけども、いちおう読了。
――あの?
オチてないんですが?
なんだこれは。私向きじゃないことは、この際もうどーだっていい。空っぽなストーリーが大問題。ラストを読み手に委ね、ぼや〜んとして終わりならまだしも、「起承転結」のうち「起」「承」のみ、10代の男の子に鬼畜三昧、いつの間にかラブが生まれ、そして突然終わっているじゃないの。タイトル通り「裏切りの夜が始まる」だけ。本末転倒、弟はどうするのよ?>翔
「毎日たくさんご飯作って、一緒に洗濯して、掃除して、一緒に暮らそうよ(受)」?…で、「料理や身体に飽きない(攻)」?それもこれも「運命共同体だから」って…いいかげんにしろー!!――佐々木久美子さんの絵が泣く。もったいない。
■『非保護者』 椎崎 夕
ISBN10:4813011713 挿絵:北畠あけ乃 大洋図書 2008/4/26
評価:★★★(不器用悶々ラブがお好きな人にオススメ)
小さい頃、兄のように慕っていた瀬尾(攻)と再会、父親の命で自分のお目付け役となった彼と同居をし始めた征(受)だが、過去と家庭の問題から、瀬尾の前では素直になれない。瀬尾は、征に負い目があるため、自分の思いは秘めたまま、なにも語らない。互いが気になるはずなのにすれ違い――という、不器用ラブの最王道モノ。
母親との確執、ふたりの過去など、バックグラウンドが丁寧に描かれているので、征→瀬尾、瀬尾→征、どちらの悶々もわかりやすい。丁寧語を使っているが、すべて受に従順とは限らない攻のキャラがとてもいいし、受がスネ夫のままではなく、自分のやりたいことを見つけ、新しい道を歩き出すところも好感度大だ。ただ、キャラの性格や設定、ストーリーがあまりに王道・定番過ぎて、逆に思ったほどふたりに感情移入できなかったことが、ちょっと残念か。結ばれたのち、互いの思いと過去を話し合ってエンドというラストも、そのあとに続く攻視点の短編がなければ、さらに凡庸な印象を強めてしまっていたかもしれない。年下攻が好きな私にはあまりヒットしなかったが、安心して読める1本。絵師の北畠さんは(たぶんお得意路線だろう)ピッタリだった。
しっかし、「未成年者相手の淫行に踏み切る度胸はなかったのですが…」という瀬尾の言葉に、思わず「おお!もっともなこと云うじゃない!」と感心したものの、「色事と無縁でいられるほど清廉潔白な人間でもありませんでしたので」と、BL的にもっともらしいセリフがその後に続いたため、「そーだよな、アタシだってBL読んでるんだから清廉潔白じゃないもんな」と、妙なところで納得、共感してしまった。
■『薔薇の掟』 ゆりの菜櫻
ISBN10:4872579267 挿絵:元春子 イースト・プレス 2008/5
評価:★★(「してもいい、とは、しなくてもいい」ということ?誰か教えて下さーい!)
「ほら、『しあわせにできる』が全巻あるよ!」とDさんに云われ、シャレード文庫の棚を見たらば、谷崎泉の現在入手可能な作品がすべて(「君好き」の一部まで!)揃っていたり、SHYノベルスがどど〜んとあったり(エダさんの『権力の花』まで!)、絶版間近(…ごめんなさい)な黒娜さかき『恋の口火』があったりと、地方の一般書店なのに品揃えが良いことから、いきなり喜久屋書店さんを信頼し出した秋林、新刊コーナーで見たことのない絵師のノベルスを発見し――
私:「この人(絵)、見たことある?」
Dさん:「ない」
…と、絵師未確認を確認し、本作を購入。
スーパーメイルモデルの鼎は、パリ滞在中にマフィアの抗争に巻き込まれてしまうが、すんでのところで、契約ブランドのデザイナーのスポンサーであるアンドレアに助けられる。だが、実はそのアンドレアこそ、イタリアンマフィアのボス。狙われることになった鼎を守ると約束しながら、アンドレアは鼎をほぼ拉致の状態で、イタリアに連れて去ってしまう――というのが、大まかなあらすじのイタリアンマフィアもの…らしい。
パリだローマだ、殺人だ、変装だ…と、ストーリーが破綻しまくりの中でいろいろ事件が起こるんだが、極東女子から捕らわれた鼎へひとつアドバイス。とりあえず警察に連絡して、日本大使館に駆け込んだほうがいいんじゃ?
終了。
ところで、私はゆりのセンセの本を今回初めて読んだけれども、なんか…日本語が…ちょっとその…この使い方おっけー?と(自分棚上げで)思うことしばしば、たとえば冒頭の「目は口ほどに物を言う」――あの引用でいいの?…あれ?あれれれれれれ?…そしてアンドレアの「フッ…」の連発には参った、まさかBLで車田正美が読めるとは思ってなかったよー。
しっかし、出会っていきなりチューしたり、「美人を間近に見て、触らなかったら失礼にあたるだろう?」だなんてそんな、おまわりさーん!この人チカンでーす!…いまどきジローラモでもジョージ・クルーニーでも云わないって、セクハラで訴えられるっつーの!…でもオビ惹句に「ケダモノだよ、私は。」と書かれてるしなあ、そっかケダモノかあ、イタリア男じゃなくケダモノだったら仕方がないよね、そっかそっか。
ツッコミで疲れてみたい方に、オススメの1本。
以上、「GWチューリップ記念:BLちょっとだけ感想&デキゴトロジー」でした♪
それにしてもT岡の人はいいなあ。ヴィレッジ・ヴァンガードの横に、あんなBLの品揃えのいい本屋さんがあるなんて。JRで行けない距離じゃないし、暇な土日は、鉄っちゃん気分でおでかけしてみようかと真剣に考えましたよ(しかも映画館併設)。駅前からイオンまでお出迎えバス出てるみたいだし。それくらい魅力のある、地方の書店としては立派な品揃えでした。いや〜、あのコーナーの担当者さんを本気でホメたいです。
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
!以下、ネタバレ注意報!
■『そして、裏切りの夜が始まる』 いとう由貴
ISBN10:4813011721 挿絵:佐々木久美子 大洋図書 2008/4/26
評価:★(論外なので本当はZERO STARS。星は絵師の佐々木さんに)
母子家庭で育った翔は、母親と死別後、事故に遭って2年間意識のない弟(異父兄弟)・俊樹を助けるため、入院しているのは翔で自分は俊樹と嘘をつき、実子を亡くしたばかりの俊樹の実父に近づく。だが、叔父・信威に見破られ、手ごめにされる――という、一途で健気な主人公が、鬼畜な叔父(他人)にひどい目に遭わされる、鬼畜(年上)×健気(年下)な姦計モノ。叔父が32歳で翔は18歳、というところで「しまった、こりゃ私向きじゃない」と思ったんだけども、いちおう読了。
――あの?
オチてないんですが?
なんだこれは。私向きじゃないことは、この際もうどーだっていい。空っぽなストーリーが大問題。ラストを読み手に委ね、ぼや〜んとして終わりならまだしも、「起承転結」のうち「起」「承」のみ、10代の男の子に鬼畜三昧、いつの間にかラブが生まれ、そして突然終わっているじゃないの。タイトル通り「裏切りの夜が始まる」だけ。本末転倒、弟はどうするのよ?>翔
「毎日たくさんご飯作って、一緒に洗濯して、掃除して、一緒に暮らそうよ(受)」?…で、「料理や身体に飽きない(攻)」?それもこれも「運命共同体だから」って…いいかげんにしろー!!――佐々木久美子さんの絵が泣く。もったいない。
■『非保護者』 椎崎 夕
ISBN10:4813011713 挿絵:北畠あけ乃 大洋図書 2008/4/26
評価:★★★(不器用悶々ラブがお好きな人にオススメ)
小さい頃、兄のように慕っていた瀬尾(攻)と再会、父親の命で自分のお目付け役となった彼と同居をし始めた征(受)だが、過去と家庭の問題から、瀬尾の前では素直になれない。瀬尾は、征に負い目があるため、自分の思いは秘めたまま、なにも語らない。互いが気になるはずなのにすれ違い――という、不器用ラブの最王道モノ。
母親との確執、ふたりの過去など、バックグラウンドが丁寧に描かれているので、征→瀬尾、瀬尾→征、どちらの悶々もわかりやすい。丁寧語を使っているが、すべて受に従順とは限らない攻のキャラがとてもいいし、受がスネ夫のままではなく、自分のやりたいことを見つけ、新しい道を歩き出すところも好感度大だ。ただ、キャラの性格や設定、ストーリーがあまりに王道・定番過ぎて、逆に思ったほどふたりに感情移入できなかったことが、ちょっと残念か。結ばれたのち、互いの思いと過去を話し合ってエンドというラストも、そのあとに続く攻視点の短編がなければ、さらに凡庸な印象を強めてしまっていたかもしれない。年下攻が好きな私にはあまりヒットしなかったが、安心して読める1本。絵師の北畠さんは(たぶんお得意路線だろう)ピッタリだった。
しっかし、「未成年者相手の淫行に踏み切る度胸はなかったのですが…」という瀬尾の言葉に、思わず「おお!もっともなこと云うじゃない!」と感心したものの、「色事と無縁でいられるほど清廉潔白な人間でもありませんでしたので」と、BL的にもっともらしいセリフがその後に続いたため、「そーだよな、アタシだってBL読んでるんだから清廉潔白じゃないもんな」と、妙なところで納得、共感してしまった。
■『薔薇の掟』 ゆりの菜櫻
ISBN10:4872579267 挿絵:元春子 イースト・プレス 2008/5
評価:★★(「してもいい、とは、しなくてもいい」ということ?誰か教えて下さーい!)
「ほら、『しあわせにできる』が全巻あるよ!」とDさんに云われ、シャレード文庫の棚を見たらば、谷崎泉の現在入手可能な作品がすべて(「君好き」の一部まで!)揃っていたり、SHYノベルスがどど〜んとあったり(エダさんの『権力の花』まで!)、絶版間近(…ごめんなさい)な黒娜さかき『恋の口火』があったりと、地方の一般書店なのに品揃えが良いことから、いきなり喜久屋書店さんを信頼し出した秋林、新刊コーナーで見たことのない絵師のノベルスを発見し――
私:「この人(絵)、見たことある?」
Dさん:「ない」
…と、絵師未確認を確認し、本作を購入。
スーパーメイルモデルの鼎は、パリ滞在中にマフィアの抗争に巻き込まれてしまうが、すんでのところで、契約ブランドのデザイナーのスポンサーであるアンドレアに助けられる。だが、実はそのアンドレアこそ、イタリアンマフィアのボス。狙われることになった鼎を守ると約束しながら、アンドレアは鼎をほぼ拉致の状態で、イタリアに連れて去ってしまう――というのが、大まかなあらすじのイタリアンマフィアもの…らしい。
パリだローマだ、殺人だ、変装だ…と、ストーリーが破綻しまくりの中でいろいろ事件が起こるんだが、極東女子から捕らわれた鼎へひとつアドバイス。とりあえず警察に連絡して、日本大使館に駆け込んだほうがいいんじゃ?
終了。
ところで、私はゆりのセンセの本を今回初めて読んだけれども、なんか…日本語が…ちょっとその…この使い方おっけー?と(自分棚上げで)思うことしばしば、たとえば冒頭の「目は口ほどに物を言う」――あの引用でいいの?…あれ?あれれれれれれ?…そしてアンドレアの「フッ…」の連発には参った、まさかBLで車田正美が読めるとは思ってなかったよー。
しっかし、出会っていきなりチューしたり、「美人を間近に見て、触らなかったら失礼にあたるだろう?」だなんてそんな、おまわりさーん!この人チカンでーす!…いまどきジローラモでもジョージ・クルーニーでも云わないって、セクハラで訴えられるっつーの!…でもオビ惹句に「ケダモノだよ、私は。」と書かれてるしなあ、そっかケダモノかあ、イタリア男じゃなくケダモノだったら仕方がないよね、そっかそっか。
ツッコミで疲れてみたい方に、オススメの1本。
以上、「GWチューリップ記念:BLちょっとだけ感想&デキゴトロジー」でした♪
2007年度マイベスト10映画
2008年5月10日 年度別フェイバリット10映画
いまさらながら、2007年度マイベスト10映画を。私の場合、「好きな作品=出来がいい作品」とは限りません。出来がいいとは云えない、くだらない映画も大好きです。ちなみに映画に点数付けたり星評価したりするのはニガテなので、いつも「ああ、あの映画が面白かったな、私好みだったな」と思いながら、漠然と頭の中でフェイバリット順位を付けております。なお、「私好みの映画」については、↑の「プロフィール」をクリックすると、なんとなくお分かり頂けるかなと。
毎年、「ちょっとだけ映画感想&デキゴトロジー」を書いてから、ベストを書いてるのですが、今年は密林の画像が出なくて書き気が…なので、ベスト作品を先に書くことにしました。
以下、「昨年公開された私が好きな映画10本」です♪
■2007年度マイベスト10映画
1.「パンズ・ラビリンス」
2.「ピンチクリフ・グランプリ」(リバイバル)
3.「ボーン・アルティメイタム」
4.「パフューム 〜ある人殺しの物語〜」
5.「世界最速のインディアン」
6.「あるスキャンダルの覚え書き」
7.「題名のない子守唄」
8.「デジャヴ」
9.「ヘアスプレー」
10.「プロジェクトBB」
こんな感じかな。
1位はもうぶっちぎりでこれしかない、ギレルモ・デル・トロ監督のダーク・ファンタジー「パンズ・ラビリンス」。過酷で残酷な現実から、仮想・幻想・空想によって救われた少女のお話で、スクリーンに映し出されていく感性と悟性、そしてイマジネーションに涙しました。 ギレルモ・デル・トロ(あとテリー・ギリアムもそう)は、でかいスクリーンで観ることを前提に映像を作っているように思えます。なので、どんなことがあっても映画館で観ることにしています。
2位は、いつかリバイバルしてくれると信じ、ずっと待っていた人形アニメの大傑作「ピンチクリフ・グランプリ」。のんびりと始まり、後半は緊迫感に溢れたレースシーンへ。これがとても人形アニメーションとは思えない。しかも30年以上前の作品というだから、またビックリ。人形アニメは「ウォレスとグルミット」しか知らないという方、ぜひDVDをご覧下さい。
3位「ボーン・アルティメイタム」は、2007年最高のアクション映画だったのではないでしょうか。マット大西くんが「もっともセクシーな男性」に選ばれるあたり、時代も変わったなあと。
4位「パフューム」は、殺人者が主人公の…寓話です。原作を上手く映画化していると思うんだけどな〜。
7位「題名のない子守唄」は、もし淀川先生が生きておられたら、絶賛されていたのではないでしょうか。「ニュー・シネマ・パラダイス」が有名なトルナトーレですけども、私は彼の映画では断然「記憶の扉」や「マレーナ」のほうが好きです。この「題名の〜」は、どちらかといえば後者に入る作品だと思います。
★参考:「淀川長治の銀幕旅行『記憶の扉』」(産経新聞ENAK)
http://www.sankei.co.jp/enak/yodogawa/96/96doorinmemory.html
(ポランスキーが俳優としてドパルデューと共演してます)
8位「デジャヴ」は、実はツッコミだらけのトンデモ映画に属するのですが、辻褄うんぬんはどーでもよく、とにかく主役を演じるデンゼル・ワシントンの「あの女性を救いたい」というひたむきな思いに引き込まれ、胸キュンしてしまいました。あの真摯さは、デンゼル様だからこそ。もし違う俳優だったら、そこまで思わなかったでしょう。
10位「プロジェクトBB」は、もういいんです!ジャッキーとマイケル・ホイとユン・ピョウが出て、バカやってくれるなら!…ただ126分はちょっと長かったかな?
あとはそうだなあ、「ドリームガールズ」「今宵、フィッツジェラルド劇場で」「パリ・ジュテーム」「ブラックブック」「ブラッド・ダイヤモンド」「主人は僕だった」「ダイハード4.0」「300」「トランスフォーマー」「シッコ」「タロットカード殺人事件」「ボラット」「ヴィーナス」あたり。たぶんまだありますが…忘れた。思い出せなーい。
以上、「2007年度マイベスト10映画」でした♪
毎年、「ちょっとだけ映画感想&デキゴトロジー」を書いてから、ベストを書いてるのですが、今年は密林の画像が出なくて書き気が…なので、ベスト作品を先に書くことにしました。
以下、「昨年公開された私が好きな映画10本」です♪
■2007年度マイベスト10映画
1.「パンズ・ラビリンス」
2.「ピンチクリフ・グランプリ」(リバイバル)
3.「ボーン・アルティメイタム」
4.「パフューム 〜ある人殺しの物語〜」
5.「世界最速のインディアン」
6.「あるスキャンダルの覚え書き」
7.「題名のない子守唄」
8.「デジャヴ」
9.「ヘアスプレー」
10.「プロジェクトBB」
こんな感じかな。
1位はもうぶっちぎりでこれしかない、ギレルモ・デル・トロ監督のダーク・ファンタジー「パンズ・ラビリンス」。過酷で残酷な現実から、仮想・幻想・空想によって救われた少女のお話で、スクリーンに映し出されていく感性と悟性、そしてイマジネーションに涙しました。 ギレルモ・デル・トロ(あとテリー・ギリアムもそう)は、でかいスクリーンで観ることを前提に映像を作っているように思えます。なので、どんなことがあっても映画館で観ることにしています。
2位は、いつかリバイバルしてくれると信じ、ずっと待っていた人形アニメの大傑作「ピンチクリフ・グランプリ」。のんびりと始まり、後半は緊迫感に溢れたレースシーンへ。これがとても人形アニメーションとは思えない。しかも30年以上前の作品というだから、またビックリ。人形アニメは「ウォレスとグルミット」しか知らないという方、ぜひDVDをご覧下さい。
3位「ボーン・アルティメイタム」は、2007年最高のアクション映画だったのではないでしょうか。マット大西くんが「もっともセクシーな男性」に選ばれるあたり、時代も変わったなあと。
4位「パフューム」は、殺人者が主人公の…寓話です。原作を上手く映画化していると思うんだけどな〜。
7位「題名のない子守唄」は、もし淀川先生が生きておられたら、絶賛されていたのではないでしょうか。「ニュー・シネマ・パラダイス」が有名なトルナトーレですけども、私は彼の映画では断然「記憶の扉」や「マレーナ」のほうが好きです。この「題名の〜」は、どちらかといえば後者に入る作品だと思います。
★参考:「淀川長治の銀幕旅行『記憶の扉』」(産経新聞ENAK)
http://www.sankei.co.jp/enak/yodogawa/96/96doorinmemory.html
(ポランスキーが俳優としてドパルデューと共演してます)
8位「デジャヴ」は、実はツッコミだらけのトンデモ映画に属するのですが、辻褄うんぬんはどーでもよく、とにかく主役を演じるデンゼル・ワシントンの「あの女性を救いたい」というひたむきな思いに引き込まれ、胸キュンしてしまいました。あの真摯さは、デンゼル様だからこそ。もし違う俳優だったら、そこまで思わなかったでしょう。
10位「プロジェクトBB」は、もういいんです!ジャッキーとマイケル・ホイとユン・ピョウが出て、バカやってくれるなら!…ただ126分はちょっと長かったかな?
あとはそうだなあ、「ドリームガールズ」「今宵、フィッツジェラルド劇場で」「パリ・ジュテーム」「ブラックブック」「ブラッド・ダイヤモンド」「主人は僕だった」「ダイハード4.0」「300」「トランスフォーマー」「シッコ」「タロットカード殺人事件」「ボラット」「ヴィーナス」あたり。たぶんまだありますが…忘れた。思い出せなーい。
以上、「2007年度マイベスト10映画」でした♪
紆余曲折を経て、ようやく「自分の好み」が把握できるようになってきたという話の続き。
はいはい、なんとなく好みはわかりました、でも一般人にはわかりにくいんじゃ?…ならば、わかりやすいように「スラムダンク」のキャラで書いてみようじゃないの!(なぜ、それぞれ緑と赤の字に分けたのかは、訊かないで下さい)
■好きなキャラ
1.花道
2.牧
3.流川
だから云ったでしょ、「ハンキーが好き」「不器用が好き」「ややオヤジが好き」って。仙道より牧だってばー!
■好きなキャラ
1.三井
2.流川
3.(1・2からかなり離れて)藤真
あれ?あれれれれれ?…げ!元ヤンがいる!…まあ、基本はみんな「不器用」タイプかと。…そーゆーことにしておいて下さい。プリーズ。
基本的に雑食でなんでも読んでいた私ですが、上記の順位ゆえ、よしながふみだけはどーしても読めなかったです。しっかし、もし「スラムダンク」がなかったら、そのよしながふみはもちろん、新田祐克や羽海野チカや寿たらこや黒娜さかきやファインダーシリーズの人や語シスコもいなかったかもしれないと思うと、やっぱ「スラムダンク」はスゴイ作品だったんだなーって、そんな理由で「スゴイ」と語って、いいんだか悪いんだか。
以上、「なんの話?」「え〜っと、好みのキャラの話です…」でした♪
はいはい、なんとなく好みはわかりました、でも一般人にはわかりにくいんじゃ?…ならば、わかりやすいように「スラムダンク」のキャラで書いてみようじゃないの!(なぜ、それぞれ緑と赤の字に分けたのかは、訊かないで下さい)
■好きなキャラ
1.花道
2.牧
3.流川
だから云ったでしょ、「ハンキーが好き」「不器用が好き」「ややオヤジが好き」って。仙道より牧だってばー!
■好きなキャラ
1.三井
2.流川
3.(1・2からかなり離れて)藤真
あれ?あれれれれれ?…げ!元ヤンがいる!…まあ、基本はみんな「不器用」タイプかと。…そーゆーことにしておいて下さい。プリーズ。
基本的に雑食でなんでも読んでいた私ですが、上記の順位ゆえ、よしながふみだけはどーしても読めなかったです。しっかし、もし「スラムダンク」がなかったら、そのよしながふみはもちろん、新田祐克や羽海野チカや寿たらこや黒娜さかきやファインダーシリーズの人や語シスコもいなかったかもしれないと思うと、やっぱ「スラムダンク」はスゴイ作品だったんだなーって、そんな理由で「スゴイ」と語って、いいんだか悪いんだか。
以上、「なんの話?」「え〜っと、好みのキャラの話です…」でした♪
好みを書いてみよう 〜キャラ編〜
2008年5月8日 Rotten Sisters!我がニッポンには、さまざまな好みを持つ腐女子が、さまざまなスタイルで生息しております。
たとえば私は、アニメがまったくわからないし、小説やマンガもあまり読まないし、基本的に映画ばっかり観ているタイプです。本棚は本よりDVDのほうが多いです。BLを読むことはシュミのひとつとはいえ、月に何十冊と買い込むほどではありません(5〜6冊くらい?)。ただし、映画だろうとBLだろうと、面白いものなら徹底的に追及するし、そのための努力(?)は惜しみません。それでもやはり、どっぷりというのではなく「つかず離れず」で来たためか、専門用語がイマイチわからず、好みがどうであるかの自覚もあやしげ、とくにこの1年は何度も辛酸を舐め、さまざまな返り討ちを食らってきました。
そんな紆余曲折を経て、ようやく「自分の好み」が把握できるようになってきたので、いきなりですが「好みを書いて、おのれを知ろう!」キャンペーンの一環として、まずは「キャラの好み」を書いてみたいと思います。
■攻キャラ
@オヤジ(萌え度:★★★☆)
もちろんオッケー。いま「時代は(攻も受も)オヤジ」なんじゃ?…気になるのは何歳からオヤジなのかということ。私は「40代」という認識ですが?…え?30代からなの?うっそー!そんなあー!
ちなみにオヤジが攻の場合、受はその同世代以下を希望。ただし、10代の男の子ってのは正直キツイっス。秋林倫理委員会のシグナルが点灯するため、できれば避けたい。
@ショタ(萌え度:zero stars)
は?ショタ攻?小学生同士とかそんなの?
秋林倫理委員会のシグナル点灯。
@鬼畜(萌え度:★★★)
ダイジョブ。ただし道具を使われると萎える。言葉攻めも好きじゃないけど、大人の範囲(?)ならオッケー。
@ヘタレ(萌え度:★★★)
オッケー。最近だと『それを食べてはいけません。』の直幸かな?…って、あれはヘタレではなくヘナチョコか。
@ワンコ(萌え度:★★★)
大型ワンコ希望。ワンコをそどみ〜だと思ってた一年前の私が、いちばん倫理に引っかかるっつーの。
@ワイルド(萌え度:★★★★)
ハンキー(英語「hunky」たくましく魅力的な男性という意)は、かなり好き。筋肉隆々というより、白Tシャツや黒Vネックシャツがさりげなく映えたり、デニムやスーツを着ていて足が長く見えるタイプ。ヒュー・ジャックマンとかね、イナバさんとかね、嫌味じゃないハンキー希望。
@ツンデレ(萌え度:★★)
これは攻というより受によるなあ。クールビューティ受は好みじゃないので、それ以外なら。
@不器用(萌え度:★★★★)
好き好き♪…恋に不器用なのってカワイイよね♪
@健気(萌え度:★★★☆)
健気な攻?…それってつまり「思いを打ち明けられず、悶々としながら、タイラント(暴君)な受に尽くす」ってこと?…それなら、嫌いではないけどさほど好みでもない…と思ったんだけど、やっぱ好きかも。
@メガネ(萌え度:★)
「メガネかけているからダメ」ということはまったくナイのだけど、だからといって「なにがなんでもメガネ」ということもなく…。
@ヤンキー(萌え度:★)
ヤンキーによる。個人的にオッケー出せるヤンキーを書いてくれているのは、いまのところ松田美優くらいかな。それ以外になると、かなりキビシイ。
@極道(萌え度:★★★★)
けっして嫌いではないことを、この1年で自覚しました。
@セレブ(萌え度:★★★)
けっこう好きかも。「嗜虐性が抜けた久遠寺(『しあわせにできる』)はいい」と思ってるので。ただし、作家のセレブの書き方次第なところも大きく、ただただゴージャスなのは逆に陳腐に思える。
@触手(萌え度:判定不能)
読んだことないからわからない。でも触手が受にラブを感じているのならばイケる?…って、そんなのあります?…矢城米花が触手モノを書いてるらしいので(ラブが介在しているかは不明)、万年青コーナーのチャレンジャーとして、ここはひとつ、お試しで読んでみようかな…気が向いたら。
@金髪・碧眼(萌え度:★★★☆)
私、受より攻がそうであるほうが好きみたい。現実では、絶対にブルネット・ブラウンアイズのほうが好きなんだけどー。
@総括
たぶん、基本的に「ハンキーで不器用な攻」、「少年より青年、青年よりややオヤジ」が好みなんだと思いマス。
キャラを挙げるなら、シドニー・ホプキンス(『硝子の街にて』)かな。10年経っても、シドニー以上の攻キャラは結局出てこなかったし、これからも出てこないような気がする。あとは菅生威士(『最後のテロリスト』)。「うお!谷崎泉がこんな攻キャラ書けるなんて!」と、どれだけ感動したことか。あと再読していて、やっぱ宗近(『エス』)がなんだかんだいって好きかもー、と思ったり。
■受キャラ
@オヤジ(萌え度:★★★☆)
あんまりオヤジ過ぎても困りますが、オッケーです。ええ、美味しく頂けますとも!
@ショタ(萌え度:zero stars)
たぶんダメ。20歳以上離れているとキビシイ。秋林倫理委員会が騒ぎ出します。
@女王様(萌え度:★★)
これって、たとえば鷹秋なんか該当するの?(新川が鷹秋のことを「女王様」と云ってたので)…鷹秋ならオッケー出せます。「春抱き」より「ホスト」のほうが好きだったしー。
@誘い受(萌え度:★★★★)
流されるより、仕掛けるほうがいいもの♪
@襲い受(萌え度:★★)
イマイチわかってない。これって英田兄貴の『さよならを言う気はない』の泰雅が該当するの?…だったら、う〜ん…あまり…。
@ワンコ(萌え度:★)
「健気とワンコ」の境界線がイマイチわかってない。ワンコのほうがウザったいような。堪えることのないキャラは、あまり好みじゃない。
@ワイルド(萌え度:★★★☆)
男らしいのはいいね!
@ツンデレ(萌え度:★★)
クールビューティは好みじゃなくて、夫婦漫才できるくらいならオッケー…って、かなり設定に限定が入ってしまう。
@健気(萌え度:★★★★)
最近、好きだと気が付いた。ただし、「鬼畜な攻に対して健気」なのはこれに該当しなくて、誤解や不遇に流されるけど、けっして諦めない健気なタイプ、というのが好き。
@不器用(萌え度:★★★★)
好きだな〜♪…恋に臆病だったりするとツボ。
@メガネ(萌え度:★)
「メガネかけているからダメ」ということはまったくナイのだけど、だからといって「なにがなんでもメガネ」ということもなく…。
@セレブ(萌え度:★★)
受より攻がセレブなほうが需要が大きいんじゃ?…って、世の腐女子の需要よりもアナタ自身の好みはどーなんですか?…と云われそう。そーだな〜…セレブな受にするのならば、下克上モノで。だってセレブ同志はつまんないもーん。
@ヤンキー(萌え度:★)
興味ないみたい。
@極道(萌え度:★★★)
受の場合、できれば経済ヤクザで。ただし、ショボいピンサロ支配人受は困る。
@総括
「普段はちょっとおすましさん?でも実は…」「不器用で強がり」とか、ワケアリが好きみたい。
キャラを挙げるなら、凪(『最後のテロリスト』)。たぶんとーぶん、凪以上は出てこないような気がする。あとやっぱ山内(『聖なる黒夜』)か。その絡みで、椎ちゃん(『エス』)も。
…こんな感じかな?
うむ。今後の自分のため、書いたことを覚えておかねば。
たとえば私は、アニメがまったくわからないし、小説やマンガもあまり読まないし、基本的に映画ばっかり観ているタイプです。本棚は本よりDVDのほうが多いです。BLを読むことはシュミのひとつとはいえ、月に何十冊と買い込むほどではありません(5〜6冊くらい?)。ただし、映画だろうとBLだろうと、面白いものなら徹底的に追及するし、そのための努力(?)は惜しみません。それでもやはり、どっぷりというのではなく「つかず離れず」で来たためか、専門用語がイマイチわからず、好みがどうであるかの自覚もあやしげ、とくにこの1年は何度も辛酸を舐め、さまざまな返り討ちを食らってきました。
そんな紆余曲折を経て、ようやく「自分の好み」が把握できるようになってきたので、いきなりですが「好みを書いて、おのれを知ろう!」キャンペーンの一環として、まずは「キャラの好み」を書いてみたいと思います。
■攻キャラ
@オヤジ(萌え度:★★★☆)
もちろんオッケー。いま「時代は(攻も受も)オヤジ」なんじゃ?…気になるのは何歳からオヤジなのかということ。私は「40代」という認識ですが?…え?30代からなの?うっそー!そんなあー!
ちなみにオヤジが攻の場合、受はその同世代以下を希望。ただし、10代の男の子ってのは正直キツイっス。秋林倫理委員会のシグナルが点灯するため、できれば避けたい。
@ショタ(萌え度:zero stars)
は?ショタ攻?小学生同士とかそんなの?
秋林倫理委員会のシグナル点灯。
@鬼畜(萌え度:★★★)
ダイジョブ。ただし道具を使われると萎える。言葉攻めも好きじゃないけど、大人の範囲(?)ならオッケー。
@ヘタレ(萌え度:★★★)
オッケー。最近だと『それを食べてはいけません。』の直幸かな?…って、あれはヘタレではなくヘナチョコか。
@ワンコ(萌え度:★★★)
大型ワンコ希望。ワンコをそどみ〜だと思ってた一年前の私が、いちばん倫理に引っかかるっつーの。
@ワイルド(萌え度:★★★★)
ハンキー(英語「hunky」たくましく魅力的な男性という意)は、かなり好き。筋肉隆々というより、白Tシャツや黒Vネックシャツがさりげなく映えたり、デニムやスーツを着ていて足が長く見えるタイプ。ヒュー・ジャックマンとかね、イナバさんとかね、嫌味じゃないハンキー希望。
@ツンデレ(萌え度:★★)
これは攻というより受によるなあ。クールビューティ受は好みじゃないので、それ以外なら。
@不器用(萌え度:★★★★)
好き好き♪…恋に不器用なのってカワイイよね♪
@健気(萌え度:★★★☆)
健気な攻?…それってつまり「思いを打ち明けられず、悶々としながら、タイラント(暴君)な受に尽くす」ってこと?…それなら、嫌いではないけどさほど好みでもない…と思ったんだけど、やっぱ好きかも。
@メガネ(萌え度:★)
「メガネかけているからダメ」ということはまったくナイのだけど、だからといって「なにがなんでもメガネ」ということもなく…。
@ヤンキー(萌え度:★)
ヤンキーによる。個人的にオッケー出せるヤンキーを書いてくれているのは、いまのところ松田美優くらいかな。それ以外になると、かなりキビシイ。
@極道(萌え度:★★★★)
けっして嫌いではないことを、この1年で自覚しました。
@セレブ(萌え度:★★★)
けっこう好きかも。「嗜虐性が抜けた久遠寺(『しあわせにできる』)はいい」と思ってるので。ただし、作家のセレブの書き方次第なところも大きく、ただただゴージャスなのは逆に陳腐に思える。
@触手(萌え度:判定不能)
読んだことないからわからない。でも触手が受にラブを感じているのならばイケる?…って、そんなのあります?…矢城米花が触手モノを書いてるらしいので(ラブが介在しているかは不明)、万年青コーナーのチャレンジャーとして、ここはひとつ、お試しで読んでみようかな…気が向いたら。
@金髪・碧眼(萌え度:★★★☆)
私、受より攻がそうであるほうが好きみたい。現実では、絶対にブルネット・ブラウンアイズのほうが好きなんだけどー。
@総括
たぶん、基本的に「ハンキーで不器用な攻」、「少年より青年、青年よりややオヤジ」が好みなんだと思いマス。
キャラを挙げるなら、シドニー・ホプキンス(『硝子の街にて』)かな。10年経っても、シドニー以上の攻キャラは結局出てこなかったし、これからも出てこないような気がする。あとは菅生威士(『最後のテロリスト』)。「うお!谷崎泉がこんな攻キャラ書けるなんて!」と、どれだけ感動したことか。あと再読していて、やっぱ宗近(『エス』)がなんだかんだいって好きかもー、と思ったり。
■受キャラ
@オヤジ(萌え度:★★★☆)
あんまりオヤジ過ぎても困りますが、オッケーです。ええ、美味しく頂けますとも!
@ショタ(萌え度:zero stars)
たぶんダメ。20歳以上離れているとキビシイ。秋林倫理委員会が騒ぎ出します。
@女王様(萌え度:★★)
これって、たとえば鷹秋なんか該当するの?(新川が鷹秋のことを「女王様」と云ってたので)…鷹秋ならオッケー出せます。「春抱き」より「ホスト」のほうが好きだったしー。
@誘い受(萌え度:★★★★)
流されるより、仕掛けるほうがいいもの♪
@襲い受(萌え度:★★)
イマイチわかってない。これって英田兄貴の『さよならを言う気はない』の泰雅が該当するの?…だったら、う〜ん…あまり…。
@ワンコ(萌え度:★)
「健気とワンコ」の境界線がイマイチわかってない。ワンコのほうがウザったいような。堪えることのないキャラは、あまり好みじゃない。
@ワイルド(萌え度:★★★☆)
男らしいのはいいね!
@ツンデレ(萌え度:★★)
クールビューティは好みじゃなくて、夫婦漫才できるくらいならオッケー…って、かなり設定に限定が入ってしまう。
@健気(萌え度:★★★★)
最近、好きだと気が付いた。ただし、「鬼畜な攻に対して健気」なのはこれに該当しなくて、誤解や不遇に流されるけど、けっして諦めない健気なタイプ、というのが好き。
@不器用(萌え度:★★★★)
好きだな〜♪…恋に臆病だったりするとツボ。
@メガネ(萌え度:★)
「メガネかけているからダメ」ということはまったくナイのだけど、だからといって「なにがなんでもメガネ」ということもなく…。
@セレブ(萌え度:★★)
受より攻がセレブなほうが需要が大きいんじゃ?…って、世の腐女子の需要よりもアナタ自身の好みはどーなんですか?…と云われそう。そーだな〜…セレブな受にするのならば、下克上モノで。だってセレブ同志はつまんないもーん。
@ヤンキー(萌え度:★)
興味ないみたい。
@極道(萌え度:★★★)
受の場合、できれば経済ヤクザで。ただし、ショボいピンサロ支配人受は困る。
@総括
「普段はちょっとおすましさん?でも実は…」「不器用で強がり」とか、ワケアリが好きみたい。
キャラを挙げるなら、凪(『最後のテロリスト』)。たぶんとーぶん、凪以上は出てこないような気がする。あとやっぱ山内(『聖なる黒夜』)か。その絡みで、椎ちゃん(『エス』)も。
…こんな感じかな?
うむ。今後の自分のため、書いたことを覚えておかねば。
風薫る五月の(仮)予定
2008年5月6日あ〜あ。連休終わっちゃった…。
密林画像が出ないので、相変わらず映画感想を書く気にはなれません。あ〜う〜。なので、今月の予定としては、まず(といっても)31日に、B’zのライブがあるので(信じられないくらい良席です。ただしセンターステージだったらサイアク)、その感想を書こうと思っています。2月の京都公演は、まだ時期的に早いかな?と思って書かなかったんですけど、もう5月だし、いっかな♪と。
それからBL系は――エダ・コノハーラ・英田兄貴と、人気作家3名の作品が出そろうので、できればそのすべての感想を。そして新人さんのですね…でも新人さん、今月はいらっしゃるのかな?(まだ調べてナイ)
こんな感じかな。いまのところ。
■『傷だらけの愛羅武勇』の感想を書き上げました。
こちら→http://diarynote.jp/d/25683/20080429.html
■海外スパム避けのため、外部コメント不可になっております。ユーザー以外でご連絡のある方は、すみません、秋林堂までお願いします。
密林画像が出ないので、相変わらず映画感想を書く気にはなれません。あ〜う〜。なので、今月の予定としては、まず(といっても)31日に、B’zのライブがあるので(信じられないくらい良席です。ただしセンターステージだったらサイアク)、その感想を書こうと思っています。2月の京都公演は、まだ時期的に早いかな?と思って書かなかったんですけど、もう5月だし、いっかな♪と。
それからBL系は――エダ・コノハーラ・英田兄貴と、人気作家3名の作品が出そろうので、できればそのすべての感想を。そして新人さんのですね…でも新人さん、今月はいらっしゃるのかな?(まだ調べてナイ)
こんな感じかな。いまのところ。
■『傷だらけの愛羅武勇』の感想を書き上げました。
こちら→http://diarynote.jp/d/25683/20080429.html
■海外スパム避けのため、外部コメント不可になっております。ユーザー以外でご連絡のある方は、すみません、秋林堂までお願いします。
今週の現状報告と「大仏と銅器とチューリップ」
2008年5月4日 旅行 コメント (4)■3〜4日、「近くて遠い薬屋さんの国」Mt.リッチにある、「大仏と銅器のまち」T市と「チューリップのまち」別のT市へ、Dさんとともに行って参りました。
■「近くて遠い」とゆーのは、単にMt.リッチ出身の友人がいないだけで、同じホクリークでも、リバーストーンとは、前田のお殿様の時代から密な交流があるし、方言がちょっとだけカブってる(「なーん」とか「ダラ」とか。でも、語尾に「ちゃ!」をつけるのと「キトキト」は、Mt.リッチだけ)ので、親近感はあったんですよ、でも行ったことはほとんどなかったゆえ、「近くて遠い薬屋さん」だったのです。
■念のため書いておきますが、「ホクリーク(北陸)」の管轄(?)は、3県です。3つなの、3つ!…ガタニーはホクリークではありませーん。ただし「北信越」となった場合は、ナガーノとガタニーはいちおう仲間です(でも所属は東日本になる)。ちなみにMt.リッチは、高校野球で数字的な理由(近隣と当たらないよう「西vs.東」にするため)から「東日本」にされ、一度「リバーストーンvs.Mt.リッチ」というカードになったことがあり、「ツブし合ってどーするがいね!?/どーすっちゃ!?」と、両県民をしこたまガッカリさせたことがあります。
■もうひとつ、念のため書いておきますが、ホクリークはたった3つの県だとゆーのに、方言やイントネーションがまったく違います。Mt.リッチのニシは、単語的にリバーストーンとカブることはあっても(「なーん」とか「ダラ」とか)、基本的に別、たとえば私はウオヅとヒミの人がなにを喋っているかわかりません。ソースカツ丼の国(イーフク)の人は、キタはのんびりとした東北弁風で隣のリバーストーンとま〜ったくカブらず、ホクリークでもっとも独特な方言です(「ほやの〜そやの〜」)。かと思いきや、トンネルくぐってミナミへ行くと、いきなり関西弁風になります。このすんごい差に、他地方のみなさんは驚かれます。…ホクリーク人の私ですら驚いてるし。
■以上、ホクリークの解説オワリ。
■チューリップフェアへ。チューリップの品種では、Dさんは八重咲き、私は百合咲きが好きだと判明。「チューリップに似合う芸能人は?」というアンケートに、「エドはるみ」と書き込むDさん…って、ふたりで決めました。最近好きな芸人さんが彼女だと一致したのが、理由です。「赤のチューリップ」というイメージかな?
■で、チューリップはキレイだったんですけどね、ショッピングモールのイオンに「ヴィレッジ・ヴァンガード」があると聞いたので、行ってみたら…あんまりアヤシイ店舗じゃなかったことが、とても残念でした。となりの県にある店舗が、単にアヤシ過ぎるだけかもしれませんが。
■仕方なく、隣の「喜久屋書店」に行ったらば、BLコーナーのあまりの充実振りに驚愕。そこで新刊4冊お買い上げ。1日で2冊読了、両方ともハズレでした。あと2冊のうち、1冊は確実にハズレだと5ページ読んでわかったので、あと1冊に期待します。その期待の一冊は、六青みつみさんの本。
■夜は、映画「八月のクリスマス」のロケが行われたという、ろばた焼「なんとか太鼓」さん(名前忘れた…)で食事。美味しかったです。しいたけ万歳♪…なお、行き帰りの交通手段は万葉線でした。
■Dさんから「SASRA」と「エス」の小冊子をレンタル。宿で前者だけ読みました。後者は、とにかく「奈良画伯の絵が動く」ということが楽しみだったので、画伯の「エス」マンガだけ読了。雰囲気やタッチが変わるというのは、絵の上手い方によくある話なのですが、奈良画伯もしかり、とくに2005年からなんだかんだと2007年まで続いた「エス」ほど、画伯の「タッチの変遷」がわかるシリーズはなく――
1〜2巻:スレンダー時代
3巻:般若時代
4巻:繊細描線&トーンワーク時代
「エス」を引っ張り出してきて確認したら、2巻はやっぱスレンダーでした。般若ではなかったので、訂正しました。あ、4巻もあまり般若じゃなかったですね。こちらも訂正。
で、完結記念の小冊子時点での画伯はトーゼン「繊細描線&トーンワーク時代」。見た目がずいぶんと大人っぽくなっていた椎葉と宗近、という感じの「エス」マンガでした。「繊細描線&トーンワーク時代」の挿絵代表作は、エダさんの「交渉人は黙らない」だと思うので、椎葉と宗近がなんとなく芽吹と兵頭に思えてしまったのは……ナイショにしておきます♪
ずいぶんと大人っぽく感じてしまったのは、「エス」は、どちらかというと1〜2巻の印象が強く、思い出す絵はいつもスレンダー時代の頃のものだからで、よってマンガの印象も「あれ?」になっちゃったんだと思います。
■そのエダさんの「交渉人」、なんとDさんは積読状態にしていると判明、「なにィ!?ダメじゃん!もったいない!」と、思わずDさんをエラソーに叱り飛ばす秋林でしたが、さらに「柴田よしきの『聖なる黒夜』も積読にしている」とわかるや、遠慮なく「ダメじゃん!読むべき!」を連発。かわいそうなDさんでした。
正しくは「柴田よしき」なのに「黒田よしき」になってました。すみません。訂正。
■反省したことがひとつ。私と実際に話をしたことがある方はご存知なように、秋林、人と話しているとき、次々に、あるいは突然、話題をコロコロっと変えてしまいます。上手くいえないのですが、常に頭の中にさまざまな思考と感覚があって、なにかの拍子に切り替わっていくのです。脳内にON/OFFが頻繁なスイッチをいっぱい抱え込んでいる、とゆーか。たとえば、なにか視覚的(聴覚的でもいい)な情報が入ってくると、さらにそれを補佐する…とゆーか、符号が一致する情報が一気に駆け巡ってしまい、「これはこうこう、で、こうだったの、で、次はこれ」と話してしまうのです。仕事でもそうで、ある情報から自分がどうすべきか、次々とプロファイリング、選択肢の多いyes/no式、あるいはチャート式で思考が回って、中でベストだと思われるものを数秒〜数分で結論付け、行動に移してしまうので、昔はよく上司に「回転を落とせ。まわりを周回遅れにするな」と怒られました。今回はそれで、Dさんを混乱させたと思います。すみません。
■たぶん、その私をよく知っているのは…夜霧さん、ふるやさんかな…ごめんなさーい!悪気はないんですー!
■という、小旅行でした♪…Dさんの愛車トレス号はステキでしたよー!
■GW中に頓挫している本の感想を書き上げられるよう、ガンバリマス。
■「近くて遠い」とゆーのは、単にMt.リッチ出身の友人がいないだけで、同じホクリークでも、リバーストーンとは、前田のお殿様の時代から密な交流があるし、方言がちょっとだけカブってる(「なーん」とか「ダラ」とか。でも、語尾に「ちゃ!」をつけるのと「キトキト」は、Mt.リッチだけ)ので、親近感はあったんですよ、でも行ったことはほとんどなかったゆえ、「近くて遠い薬屋さん」だったのです。
■念のため書いておきますが、「ホクリーク(北陸)」の管轄(?)は、3県です。3つなの、3つ!…ガタニーはホクリークではありませーん。ただし「北信越」となった場合は、ナガーノとガタニーはいちおう仲間です(でも所属は東日本になる)。ちなみにMt.リッチは、高校野球で数字的な理由(近隣と当たらないよう「西vs.東」にするため)から「東日本」にされ、一度「リバーストーンvs.Mt.リッチ」というカードになったことがあり、「ツブし合ってどーするがいね!?/どーすっちゃ!?」と、両県民をしこたまガッカリさせたことがあります。
■もうひとつ、念のため書いておきますが、ホクリークはたった3つの県だとゆーのに、方言やイントネーションがまったく違います。Mt.リッチのニシは、単語的にリバーストーンとカブることはあっても(「なーん」とか「ダラ」とか)、基本的に別、たとえば私はウオヅとヒミの人がなにを喋っているかわかりません。ソースカツ丼の国(イーフク)の人は、キタはのんびりとした東北弁風で隣のリバーストーンとま〜ったくカブらず、ホクリークでもっとも独特な方言です(「ほやの〜そやの〜」)。かと思いきや、トンネルくぐってミナミへ行くと、いきなり関西弁風になります。このすんごい差に、他地方のみなさんは驚かれます。…ホクリーク人の私ですら驚いてるし。
■以上、ホクリークの解説オワリ。
■チューリップフェアへ。チューリップの品種では、Dさんは八重咲き、私は百合咲きが好きだと判明。「チューリップに似合う芸能人は?」というアンケートに、「エドはるみ」と書き込むDさん…って、ふたりで決めました。最近好きな芸人さんが彼女だと一致したのが、理由です。「赤のチューリップ」というイメージかな?
■で、チューリップはキレイだったんですけどね、ショッピングモールのイオンに「ヴィレッジ・ヴァンガード」があると聞いたので、行ってみたら…あんまりアヤシイ店舗じゃなかったことが、とても残念でした。となりの県にある店舗が、単にアヤシ過ぎるだけかもしれませんが。
■仕方なく、隣の「喜久屋書店」に行ったらば、BLコーナーのあまりの充実振りに驚愕。そこで新刊4冊お買い上げ。1日で2冊読了、両方ともハズレでした。あと2冊のうち、1冊は確実にハズレだと5ページ読んでわかったので、あと1冊に期待します。その期待の一冊は、六青みつみさんの本。
■夜は、映画「八月のクリスマス」のロケが行われたという、ろばた焼「なんとか太鼓」さん(名前忘れた…)で食事。美味しかったです。しいたけ万歳♪…なお、行き帰りの交通手段は万葉線でした。
■Dさんから「SASRA」と「エス」の小冊子をレンタル。宿で前者だけ読みました。後者は、とにかく「奈良画伯の絵が動く」ということが楽しみだったので、画伯の「エス」マンガだけ読了。雰囲気やタッチが変わるというのは、絵の上手い方によくある話なのですが、奈良画伯もしかり、とくに2005年からなんだかんだと2007年まで続いた「エス」ほど、画伯の「タッチの変遷」がわかるシリーズはなく――
1〜2巻:スレンダー時代
3巻:般若時代
4巻:繊細描線&トーンワーク時代
「エス」を引っ張り出してきて確認したら、2巻はやっぱスレンダーでした。般若ではなかったので、訂正しました。あ、4巻もあまり般若じゃなかったですね。こちらも訂正。
で、完結記念の小冊子時点での画伯はトーゼン「繊細描線&トーンワーク時代」。見た目がずいぶんと大人っぽくなっていた椎葉と宗近、という感じの「エス」マンガでした。「繊細描線&トーンワーク時代」の挿絵代表作は、エダさんの「交渉人は黙らない」だと思うので、椎葉と宗近がなんとなく芽吹と兵頭に思えてしまったのは……ナイショにしておきます♪
ずいぶんと大人っぽく感じてしまったのは、「エス」は、どちらかというと1〜2巻の印象が強く、思い出す絵はいつもスレンダー時代の頃のものだからで、よってマンガの印象も「あれ?」になっちゃったんだと思います。
■そのエダさんの「交渉人」、なんとDさんは積読状態にしていると判明、「なにィ!?ダメじゃん!もったいない!」と、思わずDさんをエラソーに叱り飛ばす秋林でしたが、さらに「柴田よしきの『聖なる黒夜』も積読にしている」とわかるや、遠慮なく「ダメじゃん!読むべき!」を連発。かわいそうなDさんでした。
正しくは「柴田よしき」なのに「黒田よしき」になってました。すみません。訂正。
■反省したことがひとつ。私と実際に話をしたことがある方はご存知なように、秋林、人と話しているとき、次々に、あるいは突然、話題をコロコロっと変えてしまいます。上手くいえないのですが、常に頭の中にさまざまな思考と感覚があって、なにかの拍子に切り替わっていくのです。脳内にON/OFFが頻繁なスイッチをいっぱい抱え込んでいる、とゆーか。たとえば、なにか視覚的(聴覚的でもいい)な情報が入ってくると、さらにそれを補佐する…とゆーか、符号が一致する情報が一気に駆け巡ってしまい、「これはこうこう、で、こうだったの、で、次はこれ」と話してしまうのです。仕事でもそうで、ある情報から自分がどうすべきか、次々とプロファイリング、選択肢の多いyes/no式、あるいはチャート式で思考が回って、中でベストだと思われるものを数秒〜数分で結論付け、行動に移してしまうので、昔はよく上司に「回転を落とせ。まわりを周回遅れにするな」と怒られました。今回はそれで、Dさんを混乱させたと思います。すみません。
■たぶん、その私をよく知っているのは…夜霧さん、ふるやさんかな…ごめんなさーい!悪気はないんですー!
■という、小旅行でした♪…Dさんの愛車トレス号はステキでしたよー!
■GW中に頓挫している本の感想を書き上げられるよう、ガンバリマス。
how low ?
2008年5月1日低血圧が続いていて、クラクラしてます。
ジャック・ニコルソン来日の話を書いたのに、間違って消しちゃったし。ついてないです。
さらに。
海外コメントスパムの嵐で、結局またも外部コメント不可を選択することになりました。1日たった20件のスパムでも、手動で削除しているとイヤな気持ちになっちゃうんですね。スパム対策をしてもらうことは、もう諦めるしかないみたい。密林レビューも使えないままだし。トホホ。
ジャック・ニコルソン来日の話を書いたのに、間違って消しちゃったし。ついてないです。
さらに。
海外コメントスパムの嵐で、結局またも外部コメント不可を選択することになりました。1日たった20件のスパムでも、手動で削除しているとイヤな気持ちになっちゃうんですね。スパム対策をしてもらうことは、もう諦めるしかないみたい。密林レビューも使えないままだし。トホホ。
■『傷だらけの愛羅武勇』 彩景でりこ
ISBN:4904101111 ソフトライン東京漫画社 2008/04
東京漫画社のアンソロジー「カタログシリーズ」で、作品が連載されていた彩景でりこさん初の単行本。
東京漫画社は、レーベル名「マーブルコミックス」そのまま、独自の配色によって独自の模様を染め付けた作品を楽しませてくれる、ここ数年で注目され出したBL系出版社。昨年、『くいもの処 明楽』で大ブレイクしたヤマシタトモコは記憶に新しいが、そのほかにも、草間さかえ・黒娜さかき ・ヤマダサクラコ・えすとえむ・蛇龍どくろ・日の本也…といった、作画が本当に上手い作家、上手いのかへタなのかよくわからない作家、ペンネームも真面目なのか不真面目なのかわからない作家――と、個性豊かとしかいえない作家を揃えており、掲載作品の特色としては、「基本的に大人で、フツーのマンガだったら青年誌でも通用しそう」で、BL系出版社のポジションとしては、「セレブとイケメン、ポップでエッチ」なリブレ出版の対極に位置していると思われる。リブレのように「××特集」というアンソロジーを出していても、「東京出版社から出ているアンソロジー」と聞くと、腐女子は「萌えキュン♪より、シブくて大人で変わったものが読めそうだな」と思うだろう。そんな出版社である。
!以下、大したネタバレはしてませんが、いちおう注意報!
最近、BLでもチラホラ見かけるようになったヤンキーものをメインに持ってきた短編集。
ヤンキーはヤンキーでも、彩景さんの場合、女性向けBL誌というより「週刊少年サンデー」に載ってそうな絵柄(「マガジン」ではない。「サンデー」掲載作のほうがスッキリ描線に思えるから)だし、「ボトムをつかんだらパンツまで脱げちゃいました」なベタギャグはもちろん、ボコボコケンカシーンは何回も出てくるし、スネ毛もしっかり描かれてあるので、BLマンガを読んでいる気がしない。でもボーイズラブでエロなシーンはある。それゆえ、「少年誌に出てくる純情路線の本職ヤンキーさん、でもBLなの♪」という感じで、「ああやっぱり、ひと味違う東京漫画社だよね」な印象に落ち着く。
基本的に、表題作以外の作品も充分読める仕上がりになっていて、新人としては及第点以上なため、どこが良くてどこがイマイチ、どうすればどういいのか…といった、新人作家の作品に対する書評となると、実はあまり書くことがない。書くことがあるとすれば、「アナタの好みに合いますか?」「これ、好きですか?」。つまり、絵はスッキリ、キャラはイマドキ、でも読む人…じゃないな、楽しめる人を選ぶ作品なんだと思う。
実は私にはニガテな作風で、思ってたよりも、自分はBLマンガに「少女マンガ」を求めてしまうタイプなんだな、という自覚を促す結果となってしまった。しかも「あ〜、攻と受が逆か〜…」と思わせる作品がほとんどで、とくに百合BL「恋のうずまき」には本気で参った。白旗、降参、ゴメンナサイ。「恋のうずまき」がツボで面白いと感じる人は、東京漫画社が起こした新しい波に乗れるだろう。私は波というより調子に乗って、滑って転んでアイタタタ、あくまでも自分向きでなかっただけ、彩景さんと東京漫画社が悪いのではない。
ただし。滑って転んでアイタタタ…をしても、ずっと転んだまま痛がってたわけではなく、収録作「教習所男」は面白く、立ち上がって大笑いしてしまった。これが一番とっつきやすい内容だったかな。オヤジ属性のある人ならイケるだろう。オススメである。
「とりあえず東京漫画社から出ている本はチェック」派な方、ご自身の目と感性で、この作品をお確かめ下さい。
評価:★★☆(ツボに入る人には★★★★★な作品)
青年誌ではなく少年誌っぽいと書いたのは、113ページの顔アップに、某少年誌掲載作品を思い出させるものがあったから。マジで怖い。かと思ったら、70ページの顔アップは、まるで樹なつみ。よくわかんない。やっぱ「白旗、降参、ゴメンナサイ」か。
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
ISBN:4904101111 ソフトライン東京漫画社 2008/04
喧嘩上等のヤンキー・神田は、負けても懲りずに対マン勝負を挑んでくる1つ年上の上坂サンが大好き★ホントは好きって言いたいのに、素直になれず出るのはいつも拳と暴言ばかり。ついには告白どころか強引に初モノを頂こうとしちゃって!?波乱の初デートから爆走の初Hまで、アホなヤンキー神田とピュア(童貞)で硬派な上坂サンのハイテンションラブコメディー!
東京漫画社のアンソロジー「カタログシリーズ」で、作品が連載されていた彩景でりこさん初の単行本。
東京漫画社は、レーベル名「マーブルコミックス」そのまま、独自の配色によって独自の模様を染め付けた作品を楽しませてくれる、ここ数年で注目され出したBL系出版社。昨年、『くいもの処 明楽』で大ブレイクしたヤマシタトモコは記憶に新しいが、そのほかにも、草間さかえ・黒娜さかき ・ヤマダサクラコ・えすとえむ・蛇龍どくろ・日の本也…といった、作画が本当に上手い作家、上手いのかへタなのかよくわからない作家、ペンネームも真面目なのか不真面目なのかわからない作家――と、個性豊かとしかいえない作家を揃えており、掲載作品の特色としては、「基本的に大人で、フツーのマンガだったら青年誌でも通用しそう」で、BL系出版社のポジションとしては、「セレブとイケメン、ポップでエッチ」なリブレ出版の対極に位置していると思われる。リブレのように「××特集」というアンソロジーを出していても、「東京出版社から出ているアンソロジー」と聞くと、腐女子は「萌えキュン♪より、シブくて大人で変わったものが読めそうだな」と思うだろう。そんな出版社である。
!以下、大したネタバレはしてませんが、いちおう注意報!
最近、BLでもチラホラ見かけるようになったヤンキーものをメインに持ってきた短編集。
ヤンキーはヤンキーでも、彩景さんの場合、女性向けBL誌というより「週刊少年サンデー」に載ってそうな絵柄(「マガジン」ではない。「サンデー」掲載作のほうがスッキリ描線に思えるから)だし、「ボトムをつかんだらパンツまで脱げちゃいました」なベタギャグはもちろん、ボコボコケンカシーンは何回も出てくるし、スネ毛もしっかり描かれてあるので、BLマンガを読んでいる気がしない。でもボーイズラブでエロなシーンはある。それゆえ、「少年誌に出てくる純情路線の本職ヤンキーさん、でもBLなの♪」という感じで、「ああやっぱり、ひと味違う東京漫画社だよね」な印象に落ち着く。
基本的に、表題作以外の作品も充分読める仕上がりになっていて、新人としては及第点以上なため、どこが良くてどこがイマイチ、どうすればどういいのか…といった、新人作家の作品に対する書評となると、実はあまり書くことがない。書くことがあるとすれば、「アナタの好みに合いますか?」「これ、好きですか?」。つまり、絵はスッキリ、キャラはイマドキ、でも読む人…じゃないな、楽しめる人を選ぶ作品なんだと思う。
実は私にはニガテな作風で、思ってたよりも、自分はBLマンガに「少女マンガ」を求めてしまうタイプなんだな、という自覚を促す結果となってしまった。しかも「あ〜、攻と受が逆か〜…」と思わせる作品がほとんどで、とくに百合BL「恋のうずまき」には本気で参った。白旗、降参、ゴメンナサイ。「恋のうずまき」がツボで面白いと感じる人は、東京漫画社が起こした新しい波に乗れるだろう。私は波というより調子に乗って、滑って転んでアイタタタ、あくまでも自分向きでなかっただけ、彩景さんと東京漫画社が悪いのではない。
ただし。滑って転んでアイタタタ…をしても、ずっと転んだまま痛がってたわけではなく、収録作「教習所男」は面白く、立ち上がって大笑いしてしまった。これが一番とっつきやすい内容だったかな。オヤジ属性のある人ならイケるだろう。オススメである。
「とりあえず東京漫画社から出ている本はチェック」派な方、ご自身の目と感性で、この作品をお確かめ下さい。
評価:★★☆(ツボに入る人には★★★★★な作品)
青年誌ではなく少年誌っぽいと書いたのは、113ページの顔アップに、某少年誌掲載作品を思い出させるものがあったから。マジで怖い。かと思ったら、70ページの顔アップは、まるで樹なつみ。よくわかんない。やっぱ「白旗、降参、ゴメンナサイ」か。
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
←バックライトのせいでわかりにくいんですが、このジャケット、なんだか奈良画伯がお描きになりそうな構図です。ポーズ…というよりヴォーグでキメてるイナバさんあたり、とくに。
まだこのシングル買ってないとゆーのに、ウルトラベストなる「B’z The Best “ULTRA Pleasure”」が出るとか。
↓B’z 20th Anniversary Special Web Site
http://bz20th.com/
(20周年だって…うわ…この前10周年だったっつーのに)
で…これがねえ…初回盤特典DVDは大歓迎だけど、収録曲にはとんと興味がわかない。10年前の10周年記念に出たベスト盤ですら、ほとんど聴かないもの。なぜってそれは――ファンのみなさんはよくご存知だと思いますが――B’zはシングル曲ではなくアルバム収録曲が彼らの本質だからです。
★マジメでキレイ好きの性格が音にまで出ていて、基本はメロディアス、グランジやノイジーな曲は大キライ、でも実は変拍子(5拍子ね)の曲にコダワリのある松本さん。
★誰が見たって女に苦労したことなさそうなイイ男なのに、基本はダメ男ソング、「君がいないと僕ダメなんだ」と女にへりくだりまくり、頭良すぎのメタファーまみれ、黒い影を抱え込む詞を書きながら、でも実はビックリするほどエロなイナバさん。
それがよく表れているのは、明らかにアルバム収録曲(もしくは2nd beat)です。
…というわけで私の期待は、ファン投票(ひとり1票で3曲)で収録曲が決まるという、もう1枚のウルトラベスト盤「B’z The Best“ULTRA Treasure”」のほうに。
↓詳細はこちら(20周年公式サイトでリクエスト大募集中!)
http://bz20th.com/treasure/index.html
(音源アリです)
ちなみに10年前のリクエストベスト盤「Treasure」で、私が1票投じた3曲は以下。
1.「孤独のRunaway」(ミニアルバム「Mars」収録)
2.「FUSHIDARA 100%」(シングル「LOVE PHANTOM」2nd)
3.「KARA-KARA」(シングル「裸足の女神」2nd)
私が投じなくても放っておいたって、「RUN」あたりは選ばれそうだし、ここはシュミに走ろうと思ったんですよ。そしたらば、「Treasure」ではなく「Mixture」に3曲すべて収録されたというオチがついてしまったという…。当時のファンクラブスタッフまで、「実はよく聴くのは『Mixture』なんです」と云っていたことを私は覚えてますよ、ええ…。
■「B’z The Mixture」(2000年2月)
最新録音曲、最新リミックス曲、完全未発表曲により構成された{裏ベスト}的アルバム。彼らの音楽的変遷がつぶさに見てとれる内容であると同時に、現在の音とギャップの小さな状態で聴かせることで、その音楽的な芯がどこにあるかも見えてくる。(amazonより引用)
そんな私が今回1票を投じる予定の3曲は、以下。
1.ながい愛(アルバム「Brotherhood」収録)
2.恋じゃなくなる日(ミニアルバム「FRIENDS」収録)
3.銀の翼で翔べ(アルバム「Brotherhood」収録)
…ヤバイ。
なんかまた外れそうな気が。
「B’z The “ULTRA Mixture”」が出るのを期待すべきかしら?
なお、「B’z The Best “ULTRA Pleasure”」の初回盤特典DVDの内容は以下です。
■初回盤特典DVD収録映像
01. 愛しい人よ Good Night...
[B’z LIVE-GYM Pleasure’92 "TIME"] (1992/8/20 横浜アリーナ)
02. もう一度キスしたかった
[B’z LIVE-GYM LIVE-GYM ’93 "RUN"] (1993/6/17 国立代々木競技場 第一体育館)
03. おでかけしましょ
[B’z LIVE-GYM ’94 "THE 9TH BLUES -Part1-"] (1994/7/1 横浜アリーナ)
04. love me, I love you
[B’z LIVE-GYM ’96 "Spirit LOOSE"] (1996/5/22 国立代々木競技場 第一体育館)
05. BAD COMMUNICATION
[B’z LIVE-GYM Pleasure’97 "FIREBALL"] (1997/3/23 東京ドーム)
06. Calling
[B’z LIVE-GYM ’98 "SURVIVE"](1998/6/2 大阪城ホール)
07. LOVE PHANTOM
[B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"] (2000/8/9 千葉マリンスタジアム)
08. GOLD
[B’z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"] (2001/7/15 西武ドーム)
09. Don’t Leave Me
[B’z LIVE-GYM 2003 "BIG MACHINE"] (2003/12/27 東京ドーム)
10. さまよえる蒼い弾丸
[B’z LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK"] (2005/7/7 幕張メッセ・イベントホール)
01の「愛しい人よ〜」は、92年TIMEツアーの横アリ公演分ですか。たしかこのツアーの初日は横アリで、私も行ったっけ(パンフがバカでかくて泣いた)。そのときの「愛しい人よ〜」では、イナバさん、最初っから歌詞がぶっ飛んじゃったようで、サポメンの増田さんによるオルガン伴奏だけがシーンとした会場に流れ、途中からごにょごにょとごまかしながら歌い出したということがあったっけなあ。うんうん、あったよ、そんなこと。でもさすがにその映像は使えまいて。
あとはそうだなあ、せっかくSpirit LOOSEツアーから収録するんだから、あの伝説の衣装「黒のTバック&シースルーロングパンツ」で歌った「REAL THING SHAKES」にして欲しかったと、み〜んな思ってると思う(最前列で見て、目のやり場にマジで困ってしまった当時のアタシ)。イナバさんのパブリックイメージは短パンだけど、実はそれよりすんごい衣装が多かったのよ、うんうん。
…というわけで、ファンのみなさま、ベスト盤を予約しましょうね、という話(←ホントか!?)でした。
まだこのシングル買ってないとゆーのに、ウルトラベストなる「B’z The Best “ULTRA Pleasure”」が出るとか。
↓B’z 20th Anniversary Special Web Site
http://bz20th.com/
(20周年だって…うわ…この前10周年だったっつーのに)
で…これがねえ…初回盤特典DVDは大歓迎だけど、収録曲にはとんと興味がわかない。10年前の10周年記念に出たベスト盤ですら、ほとんど聴かないもの。なぜってそれは――ファンのみなさんはよくご存知だと思いますが――B’zはシングル曲ではなくアルバム収録曲が彼らの本質だからです。
★マジメでキレイ好きの性格が音にまで出ていて、基本はメロディアス、グランジやノイジーな曲は大キライ、でも実は変拍子(5拍子ね)の曲にコダワリのある松本さん。
★誰が見たって女に苦労したことなさそうなイイ男なのに、基本はダメ男ソング、「君がいないと僕ダメなんだ」と女にへりくだりまくり、頭良すぎのメタファーまみれ、黒い影を抱え込む詞を書きながら、でも実はビックリするほどエロなイナバさん。
それがよく表れているのは、明らかにアルバム収録曲(もしくは2nd beat)です。
…というわけで私の期待は、ファン投票(ひとり1票で3曲)で収録曲が決まるという、もう1枚のウルトラベスト盤「B’z The Best“ULTRA Treasure”」のほうに。
↓詳細はこちら(20周年公式サイトでリクエスト大募集中!)
http://bz20th.com/treasure/index.html
(音源アリです)
ちなみに10年前のリクエストベスト盤「Treasure」で、私が1票投じた3曲は以下。
1.「孤独のRunaway」(ミニアルバム「Mars」収録)
2.「FUSHIDARA 100%」(シングル「LOVE PHANTOM」2nd)
3.「KARA-KARA」(シングル「裸足の女神」2nd)
私が投じなくても放っておいたって、「RUN」あたりは選ばれそうだし、ここはシュミに走ろうと思ったんですよ。そしたらば、「Treasure」ではなく「Mixture」に3曲すべて収録されたというオチがついてしまったという…。当時のファンクラブスタッフまで、「実はよく聴くのは『Mixture』なんです」と云っていたことを私は覚えてますよ、ええ…。
■「B’z The Mixture」(2000年2月)
最新録音曲、最新リミックス曲、完全未発表曲により構成された{裏ベスト}的アルバム。彼らの音楽的変遷がつぶさに見てとれる内容であると同時に、現在の音とギャップの小さな状態で聴かせることで、その音楽的な芯がどこにあるかも見えてくる。(amazonより引用)
そんな私が今回1票を投じる予定の3曲は、以下。
1.ながい愛(アルバム「Brotherhood」収録)
2.恋じゃなくなる日(ミニアルバム「FRIENDS」収録)
3.銀の翼で翔べ(アルバム「Brotherhood」収録)
…ヤバイ。
なんかまた外れそうな気が。
「B’z The “ULTRA Mixture”」が出るのを期待すべきかしら?
なお、「B’z The Best “ULTRA Pleasure”」の初回盤特典DVDの内容は以下です。
■初回盤特典DVD収録映像
01. 愛しい人よ Good Night...
[B’z LIVE-GYM Pleasure’92 "TIME"] (1992/8/20 横浜アリーナ)
02. もう一度キスしたかった
[B’z LIVE-GYM LIVE-GYM ’93 "RUN"] (1993/6/17 国立代々木競技場 第一体育館)
03. おでかけしましょ
[B’z LIVE-GYM ’94 "THE 9TH BLUES -Part1-"] (1994/7/1 横浜アリーナ)
04. love me, I love you
[B’z LIVE-GYM ’96 "Spirit LOOSE"] (1996/5/22 国立代々木競技場 第一体育館)
05. BAD COMMUNICATION
[B’z LIVE-GYM Pleasure’97 "FIREBALL"] (1997/3/23 東京ドーム)
06. Calling
[B’z LIVE-GYM ’98 "SURVIVE"](1998/6/2 大阪城ホール)
07. LOVE PHANTOM
[B’z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"] (2000/8/9 千葉マリンスタジアム)
08. GOLD
[B’z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"] (2001/7/15 西武ドーム)
09. Don’t Leave Me
[B’z LIVE-GYM 2003 "BIG MACHINE"] (2003/12/27 東京ドーム)
10. さまよえる蒼い弾丸
[B’z LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK"] (2005/7/7 幕張メッセ・イベントホール)
01の「愛しい人よ〜」は、92年TIMEツアーの横アリ公演分ですか。たしかこのツアーの初日は横アリで、私も行ったっけ(パンフがバカでかくて泣いた)。そのときの「愛しい人よ〜」では、イナバさん、最初っから歌詞がぶっ飛んじゃったようで、サポメンの増田さんによるオルガン伴奏だけがシーンとした会場に流れ、途中からごにょごにょとごまかしながら歌い出したということがあったっけなあ。うんうん、あったよ、そんなこと。でもさすがにその映像は使えまいて。
あとはそうだなあ、せっかくSpirit LOOSEツアーから収録するんだから、あの伝説の衣装「黒のTバック&シースルーロングパンツ」で歌った「REAL THING SHAKES」にして欲しかったと、み〜んな思ってると思う(最前列で見て、目のやり場にマジで困ってしまった当時のアタシ)。イナバさんのパブリックイメージは短パンだけど、実はそれよりすんごい衣装が多かったのよ、うんうん。
…というわけで、ファンのみなさま、ベスト盤を予約しましょうね、という話(←ホントか!?)でした。
今週の現状報告と「捕らぬ狸の皮算用」
2008年4月27日 Rotten Sisters!マトモな日記をここしばらく書いていない、あれ?どうやって書いてたっけ?とかなんとか素で思っている自分に、ショックを受けております。1ヶ月にこれだけ更新しなかった月はかつてなかったので、その思いは倍率ドン!さらに倍!そしてガーン!
…というわけで、今回も箇条書きブログです。
■『死ぬまで純愛』(鹿住槙/日本文芸社)を、なんとか書き終えました。
こちら→http://diarynote.jp/d/25683/20080324.html
感想に肝心なこと書くのを忘れたため追記しました(4/28)。
すっごい長いので注意が必要です。途中で読む気がなくなったら、すみません。感想が書かれているブログをほかに見つけることができなかったので、参考になればと思い、真剣に書いたんですけど…よくよく考えてみれば、盛大にネタバレしてるので、作品を読むかどうかの参考にはならないですよね。役立たず。しまったー!
■日本文芸社の「KAREN文庫(Mシリーズ)」は、往年の作品をいろいろ引っ張ってくるレーベルなんですけども、それはたぶん、下請けで編集している秋水社に、昔BL系の雑誌に携わっていた(フリーランス?)編集者の方がいらっしゃって、「まだ文庫化されてないあの作品/絶版した名作を引っ張ってこよう」と、各出版社および作家に、いろいろと交渉してるからなんじゃないでしょうか。JUNEとイマージュ掲載作品が多いようですね。
■…となると、「JUNE系で絶版→再販が望まれているタイトル」の筆頭は、たぶん、エダさんの『魚住くんシリーズ』。ただ…これなあ、絶対に売れるタイトルだと思うし、あんまりKAREN文庫ってイメージじゃないので、引っ張ってこれないような気がする(←大きなお世話)。う〜む。須和雪里さんの『サミア』、佐々木禎子さんの『野菜畑で会うならば』あたりはどうでしょ?…KAREN文庫に合いそうなんだけどなあ>日本文芸社&秋水社さん
■あとは、柏枝先生の『DESPERADOシリーズ』と『厄介な連中』かな?…でも仮に『DESPERADOシリーズ』がKAREN文庫から出るとして、これが本屋さんにタイトル順で棚に並ぶとなると、やっぱ『奴隷船』の隣になるの?……むむ…って、いまからそんな心配を(しかも勝手に)したってアナタ、という話ですね。すみません。
■ちなみに今月は、立花一樹さん『ローマ、残照の記』(平成8年9年?にイマージュクラブ掲載)という作品が出たんですけどね、読んでみて思ったのは――ローマ帝国モノも、やっぱテンプレになるんだな、ということ。ただし、出来自体は昨年の『SASRA』ローマ編より、かなり上です。
■それにしても、KAREN文庫のやることはまったく読めない。ときどき「誰…この人?」という作家の作品を出してくるので、読んでみれば、これが基本的に(某作家の作品以外は)どれもしっかりとした文章を持ったウェルメイドな作品で、しかもなかなかに読ませるんですよね(好みかどうかは別として)。今現在、別ペンネームでなにか書いてるんじゃないかと思うほど。とくに昨年の七宮エリカさん(『淫花』)は、あのしっかりとしたストーリーラインとまとめ方は絶対にプロ、別ペンネームで別ジャンルの活動をしておられるでしょう。どっから引っ張ってくるんだか…。
■外部コメント受付可にしてみました。スパムが来ても手動で削除します。1週間くらいならできるかな。
■英田兄貴の「エス」北米版、洋書密林でただいま予約受付中、現在のレートで915円(税込)…ってなにィ!?日本のSHYノベルスだと903円、たった12円の差!?…そっかそうなのか…メリケンでもその値段なのか。
■佐々木久美子さんのお仕事で気になったこと。今月SHYから出る、いとう由貴さん『そして、裏切りの夜が始まる』と、小説リンクス夜光花さんの『愛されたくない』扉絵の構図がソックリというか、同じなんですが?…二作品とも、佐々木さんが挿絵担当でいらっしゃるので、別にいいんですけど…。
■アンソニー・ミンゲラ監督が三月に亡くなられたと、昨日知りました。まだお若いのに…。ご冥福をお祈りいたします。
■今年の(個人的)目玉大作映画は「インディ4」と「ダークナイト」くらい…あとはウォシャウスキー兄弟の「スピードレーサー」かな、ほかの注目作はなんだかすべて来年、2009年公開作ばかりのように思えます。その来年公開作でまずは「ターミネーター4」、今度のジョン・コナーはクリスチャン・ベイル。彼とさほど年齢が変わらないはずのエドワード・ファーロングは、なにやってんだか…。「G.Iジョー」は、あのチャニング・テイタムくんが主演(たぶん)。もともと彼の役はサム・ワシントンだったそう。ジェイムズ・キャメロンの「Avatar」を選んだので、降板したみたい(でも「ターミネーター4」にも名前がある)。で、その「Avatar」は、果たして2009年にブジ公開できるのでしょうか?
■ジュード・ロウのあの件に関する続報。
↓「ジュード、生え際後退問題を専門家に相談」(ムービーウォーカー)
http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/news/news4002.html
(「ロード・トゥ・パーディション」で、あんな役作りしたことを後悔しているに違いない!)
…というわけで、今回も箇条書きブログです。
■『死ぬまで純愛』(鹿住槙/日本文芸社)を、なんとか書き終えました。
こちら→http://diarynote.jp/d/25683/20080324.html
感想に肝心なこと書くのを忘れたため追記しました(4/28)。
すっごい長いので注意が必要です。途中で読む気がなくなったら、すみません。感想が書かれているブログをほかに見つけることができなかったので、参考になればと思い、真剣に書いたんですけど…よくよく考えてみれば、盛大にネタバレしてるので、作品を読むかどうかの参考にはならないですよね。役立たず。しまったー!
■日本文芸社の「KAREN文庫(Mシリーズ)」は、往年の作品をいろいろ引っ張ってくるレーベルなんですけども、それはたぶん、下請けで編集している秋水社に、昔BL系の雑誌に携わっていた(フリーランス?)編集者の方がいらっしゃって、「まだ文庫化されてないあの作品/絶版した名作を引っ張ってこよう」と、各出版社および作家に、いろいろと交渉してるからなんじゃないでしょうか。JUNEとイマージュ掲載作品が多いようですね。
■…となると、「JUNE系で絶版→再販が望まれているタイトル」の筆頭は、たぶん、エダさんの『魚住くんシリーズ』。ただ…これなあ、絶対に売れるタイトルだと思うし、あんまりKAREN文庫ってイメージじゃないので、引っ張ってこれないような気がする(←大きなお世話)。う〜む。須和雪里さんの『サミア』、佐々木禎子さんの『野菜畑で会うならば』あたりはどうでしょ?…KAREN文庫に合いそうなんだけどなあ>日本文芸社&秋水社さん
■あとは、柏枝先生の『DESPERADOシリーズ』と『厄介な連中』かな?…でも仮に『DESPERADOシリーズ』がKAREN文庫から出るとして、これが本屋さんにタイトル順で棚に並ぶとなると、やっぱ『奴隷船』の隣になるの?……むむ…って、いまからそんな心配を(しかも勝手に)したってアナタ、という話ですね。すみません。
■ちなみに今月は、立花一樹さん『ローマ、残照の記』(平成8年9年?にイマージュクラブ掲載)という作品が出たんですけどね、読んでみて思ったのは――ローマ帝国モノも、やっぱテンプレになるんだな、ということ。ただし、出来自体は昨年の『SASRA』ローマ編より、かなり上です。
■それにしても、KAREN文庫のやることはまったく読めない。ときどき「誰…この人?」という作家の作品を出してくるので、読んでみれば、これが基本的に(某作家の作品以外は)どれもしっかりとした文章を持ったウェルメイドな作品で、しかもなかなかに読ませるんですよね(好みかどうかは別として)。今現在、別ペンネームでなにか書いてるんじゃないかと思うほど。とくに昨年の七宮エリカさん(『淫花』)は、あのしっかりとしたストーリーラインとまとめ方は絶対にプロ、別ペンネームで別ジャンルの活動をしておられるでしょう。どっから引っ張ってくるんだか…。
■外部コメント受付可にしてみました。スパムが来ても手動で削除します。1週間くらいならできるかな。
■英田兄貴の「エス」北米版、洋書密林でただいま予約受付中、現在のレートで915円(税込)…ってなにィ!?日本のSHYノベルスだと903円、たった12円の差!?…そっかそうなのか…メリケンでもその値段なのか。
■佐々木久美子さんのお仕事で気になったこと。今月SHYから出る、いとう由貴さん『そして、裏切りの夜が始まる』と、小説リンクス夜光花さんの『愛されたくない』扉絵の構図がソックリというか、同じなんですが?…二作品とも、佐々木さんが挿絵担当でいらっしゃるので、別にいいんですけど…。
■アンソニー・ミンゲラ監督が三月に亡くなられたと、昨日知りました。まだお若いのに…。ご冥福をお祈りいたします。
■今年の(個人的)目玉大作映画は「インディ4」と「ダークナイト」くらい…あとはウォシャウスキー兄弟の「スピードレーサー」かな、ほかの注目作はなんだかすべて来年、2009年公開作ばかりのように思えます。その来年公開作でまずは「ターミネーター4」、今度のジョン・コナーはクリスチャン・ベイル。彼とさほど年齢が変わらないはずのエドワード・ファーロングは、なにやってんだか…。「G.Iジョー」は、あのチャニング・テイタムくんが主演(たぶん)。もともと彼の役はサム・ワシントンだったそう。ジェイムズ・キャメロンの「Avatar」を選んだので、降板したみたい(でも「ターミネーター4」にも名前がある)。で、その「Avatar」は、果たして2009年にブジ公開できるのでしょうか?
■ジュード・ロウのあの件に関する続報。
↓「ジュード、生え際後退問題を専門家に相談」(ムービーウォーカー)
http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/news/news4002.html
(「ロード・トゥ・パーディション」で、あんな役作りしたことを後悔しているに違いない!)
今週の現状報告と「…アンタらね!」
2008年4月21日コメント (2)■先週、映画「フレンズ」の日本発売を記念して、アニセー・アルヴィナという女優さんの話を書いたら、なんと間違って消してしまいました。あ〜う〜。
■『帝都万華鏡 梔子香る夜を束ねて』の感想を書き上げました。
こちら→http://diarynote.jp/d/25683/20080325.html
■『死ぬまで純愛』の感想(未完…ぐぐ…)は、いま続きを書いているところです。長くしたくないけれど、いろいろ語りたいことがあるせいか、やっぱり長くなってしまいそうです。つれづれなるままに文章が書けないと、こんな目に遭ってしまう…トホホ。この前、雑誌「anan」に、「AB型の人は、ちょっと考えてから、起承転結のある文章を書こうとする」と書かれてあって、思わず苦笑い。まんま私のことですね、はい。
■いったいいつになったらAmazonレビューができるようになるのでしょうか?…Diary Noteは、管理人さんの顔がまったく見えないブログサイトなので、もしかしたら夏までこのままなのかも?と不安になっています。
■迷惑な海外スパムがやってくるため、外部コメントはまだ受付不可となっております。ご連絡のある方、お手数をおかけしますが、秋林堂までご一報下さい。
■Diary Noteは、お友だちがいっぱいいること、モニタでの文字映りとレイアウトが他のブログサイトよりいいこと、機能がとにかくシンプルだからという理由で気に入って使っているのですが、「○○の感想どこだったっけ?」という検索的な問題から、ブログに感想を書く限界を感じています。やっぱホームページなのかなあ?時代に逆行してる?…でも、webのデザインをいまからお勉強するのはタイヘンです。だからたぶんこのままかな…。
■英田兄貴の『エス』シリーズが、5月27日に北米で発売となります。どんな風に英訳されるのか、と〜っても気になるので、お取り寄せしてみようと思っています♪
ちなみに2巻は8月26日、3巻は10月18日発売予定。
■今日、仕事帰りに大通りを歩いていたら、詰襟学ランの男子高校生2名とすれ違いました。そのときの彼らの会話。
少年A:「あの処女マンガ、面白かったなあ!」
少年B:「お前なあ…それを云うなら処女作だろう、処女作!処女マンガって云うなよ〜いやらしいだろっ!」
…カワイイんだあ♪<少年B
■それとは対照的な話。会社にて。
同部署Kさん:「秋林さ〜ん、今日、北米支社の現地採用社員(全員米国人)がこの事務所に研修でやってくるんだけど、机と椅子を用意してもらえるかしら〜?」
私:「はあ。でも私はキタはキタでも北欧担当(注1)なんですが…」
注1:マジでスウェーデン・フィンランド・ノルウェイ・デンマーク担当。ただしそれぞれの国の言葉は、まったく「話せない・書けない・読めない」。でもとりあえず、書類のぱっと見でどこの言語かはわかります。
Kさん:「(私の話を聞かずに)男性10人だから、この部屋も狭くなるわね」
私:「うわ!10人も!ムサいことになりそう…」
Kさん:「食われないように♪」
私:「そのときは、オッシーを鉄砲玉にします(注2)」
注2:Kさんに「押尾(仮)くん、秋林さんと仲がいいわね〜」と云われたオッシーが、「僕、秋林さんの舎弟ですから」なんて返したために、秋林、しばらく事務所内で「秋林姐御」と呼ばれる羽目に…。
ムサい10名、登場、入室。
真剣に研修を受け出し、みな集中して講師Sさんの話を聞いている。
Kさん:「(大きな声で)秋林さ〜ん!」
私:「(部屋の端にいたため、大きな声で)は〜い!」
Kさん:「(かなり大きな声で)この書類、どうする〜?」
私:「(ドアのそば、かなり大きな声で)あ、それですか〜、たしか送らないといけないんですよね〜あとで私が…ファックス…」
ムサい10名、みないっせいに顔を上げ、ドアの前の私を凝視。
私:「…し…ておき…ま…す…」
……アンタらね!>ムサい10名
■あ。「ムサイ10名」と書きましたが、ステキな方はおられましたので。
■『帝都万華鏡 梔子香る夜を束ねて』の感想を書き上げました。
こちら→http://diarynote.jp/d/25683/20080325.html
■『死ぬまで純愛』の感想(未完…ぐぐ…)は、いま続きを書いているところです。長くしたくないけれど、いろいろ語りたいことがあるせいか、やっぱり長くなってしまいそうです。つれづれなるままに文章が書けないと、こんな目に遭ってしまう…トホホ。この前、雑誌「anan」に、「AB型の人は、ちょっと考えてから、起承転結のある文章を書こうとする」と書かれてあって、思わず苦笑い。まんま私のことですね、はい。
■いったいいつになったらAmazonレビューができるようになるのでしょうか?…Diary Noteは、管理人さんの顔がまったく見えないブログサイトなので、もしかしたら夏までこのままなのかも?と不安になっています。
■迷惑な海外スパムがやってくるため、外部コメントはまだ受付不可となっております。ご連絡のある方、お手数をおかけしますが、秋林堂までご一報下さい。
■Diary Noteは、お友だちがいっぱいいること、モニタでの文字映りとレイアウトが他のブログサイトよりいいこと、機能がとにかくシンプルだからという理由で気に入って使っているのですが、「○○の感想どこだったっけ?」という検索的な問題から、ブログに感想を書く限界を感じています。やっぱホームページなのかなあ?時代に逆行してる?…でも、webのデザインをいまからお勉強するのはタイヘンです。だからたぶんこのままかな…。
■英田兄貴の『エス』シリーズが、5月27日に北米で発売となります。どんな風に英訳されるのか、と〜っても気になるので、お取り寄せしてみようと思っています♪
◆S Volume 1 (Yaoi Novel) (Paperback)「おやつも食わせろ!」がどうなるか、楽しみ♪
by Saki Aida (Author), Chiharu Nara (Author)
List Price: $8.95
Price: $8.95
Book Description
Shiba is a detective in the fifth anti-organized crime division of the Tokyo Metropolitan Police, a.k.a. "Anti-Gang 5" specializing in handgun seizures. Shiba’s secret weapon is "S" ("spy"), an informant who plays a key role in Shiba’s information gathering. Shiba is training an informant who has been officially accepted into Shinjuku’s Matsukura Group within the Budoha crime syndicate. One day, Shiba awakens to an anonymous phone call - "Watch out for your S!"
ちなみに2巻は8月26日、3巻は10月18日発売予定。
■今日、仕事帰りに大通りを歩いていたら、詰襟学ランの男子高校生2名とすれ違いました。そのときの彼らの会話。
少年A:「あの処女マンガ、面白かったなあ!」
少年B:「お前なあ…それを云うなら処女作だろう、処女作!処女マンガって云うなよ〜いやらしいだろっ!」
…カワイイんだあ♪<少年B
■それとは対照的な話。会社にて。
同部署Kさん:「秋林さ〜ん、今日、北米支社の現地採用社員(全員米国人)がこの事務所に研修でやってくるんだけど、机と椅子を用意してもらえるかしら〜?」
私:「はあ。でも私はキタはキタでも北欧担当(注1)なんですが…」
注1:マジでスウェーデン・フィンランド・ノルウェイ・デンマーク担当。ただしそれぞれの国の言葉は、まったく「話せない・書けない・読めない」。でもとりあえず、書類のぱっと見でどこの言語かはわかります。
Kさん:「(私の話を聞かずに)男性10人だから、この部屋も狭くなるわね」
私:「うわ!10人も!ムサいことになりそう…」
Kさん:「食われないように♪」
私:「そのときは、オッシーを鉄砲玉にします(注2)」
注2:Kさんに「押尾(仮)くん、秋林さんと仲がいいわね〜」と云われたオッシーが、「僕、秋林さんの舎弟ですから」なんて返したために、秋林、しばらく事務所内で「秋林姐御」と呼ばれる羽目に…。
ムサい10名、登場、入室。
真剣に研修を受け出し、みな集中して講師Sさんの話を聞いている。
Kさん:「(大きな声で)秋林さ〜ん!」
私:「(部屋の端にいたため、大きな声で)は〜い!」
Kさん:「(かなり大きな声で)この書類、どうする〜?」
私:「(ドアのそば、かなり大きな声で)あ、それですか〜、たしか送らないといけないんですよね〜あとで私が…ファックス…」
ムサい10名、みないっせいに顔を上げ、ドアの前の私を凝視。
私:「…し…ておき…ま…す…」
……アンタらね!>ムサい10名
■あ。「ムサイ10名」と書きましたが、ステキな方はおられましたので。
■「2007年ちょっとだけ映画感想&デキゴトロジー」に着手しようかと思ったら、いきなり「AmazonのWebServiceの仕様変更により現在対応中です」で、密林画像出ず。やる気がふっ飛びました。せっかくのやる気がー!どーしてくれるー!こちとら気分屋でーいっ!
■個人的に大ファン、いつも楽しい映画感想をお書きになっている「シネマの風」の蛍風さんが、ビデオ屋さんをお辞めになったそうで、大変ビックリ致しました。お会いしたことも、店内で騒ぐお子様や、商品を元の棚に戻さないお客様に振り回されながらお仕事されているお姿を拝見したこともありませんでしたが、なんだかちょっぴり淋しい気持ちになっている私です。長い間(ですよね?)、本当にお疲れ様でした。でも感想をお書きになるのは、おやめにならないで下さいねー!…って、最近映画感想(および映画ネタ)を、あまり書かなくなった私が云っても…。あ、「007とロブ・シュナイダーとお城がお好きなスウィートテンダイアモンド鉄ちゃん」の相方さんと、キュートなワンコ(はなちゃん?ハナちゃん?HANAちゃん?)にもよろしくお伝え下さーい!…ファンだからけっこう詳しい私。
■夜霧さんはご多忙中なのでしょうか…。
「バトルくん、優勝おめでとー♪」(…とお伝えしたかった)
…ら、お元気のご様子。よかったよかった♪
■Dさんはご多忙中ですねー、罰ゲーム、楽しみです♪(…ひとごとだからって…)
■海外からのコメントスパムが止まらず、ここ数日は「朝起きて10件削除、帰宅して10件削除」の繰り返しでした。1日20件だけで力尽きてしまい、現在は「Dairy Noteユーザーのみコメント受付」中になっています。外部の方、なにかご連絡がございましたら、すみません、秋林堂までお願いします。
■『死ぬまで純愛』『帝都万華鏡 梔子香る夜を束ねて』は、日曜日書きます。時間作ったもんねー!うおー!
■『青春♂ソバット』重版出来。現在、密林や楽天でも買えます(確認しました!押忍!)。「秋林さん、『ソバット』の感想はアップしないの?」と訊かれましたが、密林画像が出たら書こうかなあ…という感じです。ところで、第2刷ってオビついてるの?ついてなきゃヤダー!
■その『青春♂ソバット』を大絶賛しているのは、私というより実はオッシーのほうで、ヤツいわく「この本に描かれているのは僕、まさに僕の青春ですっ!」。まあ、私も似たような青い春を送ったような気も…ってそれより…ちょっとちょっと!ねえ!オッシーはどっちだったの?有田?やっぱ白洲? ←「やっぱ」ってなんだー!?
■今日、本屋さんで木原音瀬の新刊『FRAGILE』を購入したら、ピカピカ&キラキラピンクのオビが巻かれてあり「電撃+b-boy 創刊」の文字が。で…でんげき!?b-boy(リブレ)とのコラボ!?…アスキー・メディアワークスからBLレーベル「B‐PRINCE文庫」誕生、BL界に「電撃」参入!…アタシこの前、←でリンクしているボースンさんに「私は電撃系のライトノベルは読まないのですが」と云ったばかりだったのにー!…しっかし、創刊のラインナップに「木原音瀬」と「南原兼」が並ぶとは。幅広い層狙い?…って、何万光年離れた層なんだか。
■その木原さんの新刊、オビに助けられますので、みなさんオビを取らないように(ちょうど隠れるんですってば!)。いや違うな、オビが巻かれてある新刊のうちにご購入を。しっかし、本屋さんで手にとって確認しながら買ったというのに、「木原音瀬の本を私は買った」という実感がなかなかわかず、「??なんでだ?なぜ手ごたえがないのだ??」とレジに並びながら、しばし考えてしまったんですけどね、1分間考えて出た答えが――「(たぶん)文庫だから」。いっつも800円以上のノベルス装丁ですもの、木原さんの本は。文庫では違和感があるんですよー(私だけ?)。
■なお、『FRAGILE』に続いて今月コノハラノベルスHolly Novelsから出る予定だった『NOW HERE(仮)』は、5月に延期だそうです。
■『FRAGILE』を読了。↑で「『木原音瀬の本を私は買った』という実感がなかなかわかない」と書きましたが、読んでみて「こんなの、木原音瀬しか書かねーよ!(書けねーよ、ではなく)」と、後頭部を思いっきり殴られたような気分を味わったのでした。恐るべし。どんな局面を迎えようと結局はホレたほうが負けなのよね、っつー話でした。はい。「行為はSでも心はM」(合言葉です。声を出して読みましょう)、不器用ラブ模様にフレキシブルな対応(≒「あーキミたち、わかったわかった、一生そうやってなさい」)が可能で、あとがきを読まなくても最後の一行を理解できるという自負のあるアダルトなアナタに。電車の中で立って読む際は、挿絵カバーのハガキを忘れずに。
■木原さん関連でもうひとつ。←でリンクしている砂姫さんと『美しいこと』に関する感想を語り合ってます。楽しいです♪
ご興味のある方は←サイドバーで砂姫さんのブログまでお訪ね下さいませ。
■参考「木原作品のイメージと感想」
http://diarynote.jp/d/25683/20070712.html
(けっこう長い感想です。キラキラ表紙のアレなんですけどね)
■←のサイドバーにある「Rotten Sisters!(BL系)」をクリックして頂くと、いろいろBLレビューやデキゴトロジーが出てきます。新人作家作品は意図してレビュー(批評)風、既成作家作品は感想がメイン、というスタンスで書いています。
■個人的に大ファン、いつも楽しい映画感想をお書きになっている「シネマの風」の蛍風さんが、ビデオ屋さんをお辞めになったそうで、大変ビックリ致しました。お会いしたことも、店内で騒ぐお子様や、商品を元の棚に戻さないお客様に振り回されながらお仕事されているお姿を拝見したこともありませんでしたが、なんだかちょっぴり淋しい気持ちになっている私です。長い間(ですよね?)、本当にお疲れ様でした。でも感想をお書きになるのは、おやめにならないで下さいねー!…って、最近映画感想(および映画ネタ)を、あまり書かなくなった私が云っても…。あ、「007とロブ・シュナイダーとお城がお好きなスウィートテンダイアモンド鉄ちゃん」の相方さんと、キュートなワンコ(はなちゃん?ハナちゃん?HANAちゃん?)にもよろしくお伝え下さーい!…ファンだからけっこう詳しい私。
■夜霧さんはご多忙中なのでしょうか…。
「バトルくん、優勝おめでとー♪」(…とお伝えしたかった)
…ら、お元気のご様子。よかったよかった♪
■Dさんはご多忙中ですねー、罰ゲーム、楽しみです♪(…ひとごとだからって…)
■海外からのコメントスパムが止まらず、ここ数日は「朝起きて10件削除、帰宅して10件削除」の繰り返しでした。1日20件だけで力尽きてしまい、現在は「Dairy Noteユーザーのみコメント受付」中になっています。外部の方、なにかご連絡がございましたら、すみません、秋林堂までお願いします。
■『死ぬまで純愛』『帝都万華鏡 梔子香る夜を束ねて』は、日曜日書きます。時間作ったもんねー!うおー!
■『青春♂ソバット』重版出来。現在、密林や楽天でも買えます(確認しました!押忍!)。「秋林さん、『ソバット』の感想はアップしないの?」と訊かれましたが、密林画像が出たら書こうかなあ…という感じです。ところで、第2刷ってオビついてるの?ついてなきゃヤダー!
■その『青春♂ソバット』を大絶賛しているのは、私というより実はオッシーのほうで、ヤツいわく「この本に描かれているのは僕、まさに僕の青春ですっ!」。まあ、私も似たような青い春を送ったような気も…ってそれより…ちょっとちょっと!ねえ!オッシーはどっちだったの?有田?やっぱ白洲? ←「やっぱ」ってなんだー!?
■今日、本屋さんで木原音瀬の新刊『FRAGILE』を購入したら、ピカピカ&キラキラピンクのオビが巻かれてあり「電撃+b-boy 創刊」の文字が。で…でんげき!?b-boy(リブレ)とのコラボ!?…アスキー・メディアワークスからBLレーベル「B‐PRINCE文庫」誕生、BL界に「電撃」参入!…アタシこの前、←でリンクしているボースンさんに「私は電撃系のライトノベルは読まないのですが」と云ったばかりだったのにー!…しっかし、創刊のラインナップに「木原音瀬」と「南原兼」が並ぶとは。幅広い層狙い?…って、何万光年離れた層なんだか。
■その木原さんの新刊、オビに助けられますので、みなさんオビを取らないように(ちょうど隠れるんですってば!)。いや違うな、オビが巻かれてある新刊のうちにご購入を。しっかし、本屋さんで手にとって確認しながら買ったというのに、「木原音瀬の本を私は買った」という実感がなかなかわかず、「??なんでだ?なぜ手ごたえがないのだ??」とレジに並びながら、しばし考えてしまったんですけどね、1分間考えて出た答えが――「(たぶん)文庫だから」。いっつも800円以上のノベルス装丁ですもの、木原さんの本は。文庫では違和感があるんですよー(私だけ?)。
■なお、『FRAGILE』に続いて今月
■『FRAGILE』を読了。↑で「『木原音瀬の本を私は買った』という実感がなかなかわかない」と書きましたが、読んでみて「こんなの、木原音瀬しか書かねーよ!(書けねーよ、ではなく)」と、後頭部を思いっきり殴られたような気分を味わったのでした。恐るべし。どんな局面を迎えようと結局はホレたほうが負けなのよね、っつー話でした。はい。「行為はSでも心はM」(合言葉です。声を出して読みましょう)、不器用ラブ模様にフレキシブルな対応(≒「あーキミたち、わかったわかった、一生そうやってなさい」)が可能で、あとがきを読まなくても最後の一行を理解できるという自負のあるアダルトなアナタに。電車の中で立って読む際は、挿絵カバーのハガキを忘れずに。
■木原さん関連でもうひとつ。←でリンクしている砂姫さんと『美しいこと』に関する感想を語り合ってます。楽しいです♪
ご興味のある方は←サイドバーで砂姫さんのブログまでお訪ね下さいませ。
■参考「木原作品のイメージと感想」
http://diarynote.jp/d/25683/20070712.html
(けっこう長い感想です。キラキラ表紙のアレなんですけどね)
■←のサイドバーにある「Rotten Sisters!(BL系)」をクリックして頂くと、いろいろBLレビューやデキゴトロジーが出てきます。新人作家作品は意図してレビュー(批評)風、既成作家作品は感想がメイン、というスタンスで書いています。
すみません…の現状報告
2008年3月31日コメント (2)
←コレですね、竹書房から出ているシバタフミアキ/柴田文明さん(ただし大武ユキ名義)の麻雀漫画『アンダーグラウンド』。読んでみたいけれど、麻雀は二角取りゲームしか知らないので、たぶんついていけない…トホホ。
感想アップが2本分滞ってます<『死ぬまで〜』『梔子香る〜』
すみません、しばしお待ち下さい…必ず書き上げますので。
ISBN:481245459X コミック 大武 ユキ 竹書房 2000/12 ¥590
感想アップが2本分滞ってます<『死ぬまで〜』『梔子香る〜』
すみません、しばしお待ち下さい…必ず書き上げますので。
ISBN:481245459X コミック 大武 ユキ 竹書房 2000/12 ¥590