♯お試し版なので、過去の日記(2003.11.30付)に書いた内容そのまんまです。新規に書いてデータなくなっちゃったらもったいないもん…。

「インファナル・アフェア」無間道(2002・香港)
DVD ポニーキャニオン 2004/02/18 ¥3,800
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0338564/
日本公式サイト→http://www.infernal.jp/
監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック
脚本:アラン・マック、フェリックス・チョン
出演:アンディ・ラウ、トニー・レオン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、他

ストーリー:
香港警察の刑事であるラウ(A・ラウ)は、エリート街道を進んでいた。だが、本当の顔は香港マフィアが警察へ送り込んだスパイ。そして同じように香港警察も、マフィア側へ警察官ヤン(T・レオン)を送り込んでいた。青年時代に潜入したふたりだったが、ともに真の姿を気付かれないまま、10年の時が過ぎる。そして――

いつもの香港映画のつもりで観に行ったら、いい意味で裏切られました。

「ラウとヤンの間に友情が芽生え、ふたりは最終的に手を組む。そして互いに力を合わせ、ハデなドンパチやらかして大ボスを倒す――終劇」…ってな感じだと思ってたのに、これがどっこい、なにもかもが渋めな印象。でも逆に俳優たちの顔やセリフが、ストーリーの中にそのまんま溶け込んでいくようで――いやはや驚きました。

個人的に唸ったのは、最初のほうにあった、警察とマフィアが繰り広げる情報傍受合戦かニャ?…最先端の通信網を敷いていながら、とても古典的な通信方法が大活躍したり。別にその方法が意外と感じたわけでなくて、ただそういった古典的な手法が、逆に画面やシーンにスリリングさを付加させてるニャ〜と感心したのです。思わずスクリーンに釘付けになっちったい。

がしかし。ちょっとなにかが足りなかったような…そんな気がしないでもないんだよニャ〜…。

たとえば。トニー・レオン演じるヤンの苦悩は、アンソニー・ウォン演じる(大門課長のような)警視とのやりとり、暗めの冴えない表情などでもよくわかるんだけど……マフィアのボスをあんな典型的な男にしないで、もっと魅力的な男にしたほうがよかったんじゃないの?(たとえばヤンがボスんことを父親のように思ってしまうとか)…マフィアに潜入し、警察に情報を流す生活を何年も送ってる男が、だんだんと自分を見失うという、なにかこうもっと印象的なエピソードを絡めたら…私的ポイント高かったのに。

それ以上に、アンデイ・ラウ演じるラウがニャ〜…。「警察とマフィアとの狭間で揺れる男心」が思ってたほど感じられなかった。トニー・レオンのほうが(そのウッちゃんのような表情のせいか)、心底つらそうに見える。

あの魅力的な大門課長…じゃなくて、ウォン警視との絡みがもっとあったなら――たとえば、実はマフィアの一員であるはずのラウなのに、ウォン警視との信頼関係が日増しに強くなり、それゆえジレンマに苦悩する――そんな印象的な理由付けビハインドシーンがあったのなら、もっとラウというキャラクターとストーリーに深みが出ただろうニャ〜…。
たぶんそれらがなかったので、私にはラウが魅力的に映らなかったんでしょうね。ただの「保身が大身上な男」にしか見えなかった。ま、単に私がラウに対して冷ややかだっただけかも。

それにしてもゴーカなキャストだったニャ〜。
でも、ラウとヤンの青年(少年ではない)時代を、人気若手に任せたために、私、どっちがラウでヤンなのか最初わからなかったナリよ…。やっぱ40男に青年役はダメ?…日本じゃあ、唐沢寿明が子役立てずに15才の前田利家を演じたのに(…って、そんな問題ではなく)。

あと、同じことを指摘された方がいらっしゃったのですが――警察官や刑事が出てくるシーンで、「※●□♪§☆▲(←広東語)…サー」ってセリフがよく出てきたんですけど、この語尾あたりの「サー」って…「sir」なのかニャ〜?…もしそうだったら、香港が英国圏だったってことの名残りを感じちゃうニャ〜…。

ま、ラストの処理もなんだかニャ〜とは思いますが、なかなか面白かったです♪

しっかし…主演俳優が主題歌を歌うのは香港じゃ当たり前なんでしょうけど――エンドロールにて、男ふたりが「無間地獄〜」と歌う声を聴くと…正直ちょっと引いちゃうかもしんない…。

♯こんな人にオススメ
「いつもとは違う、硬派な香港映画を観たい」
私の住む地方は、ガタニーやナガーノに比べれば積雪量は少なめですが、とりあえず雪国です。

11〜12月はちらほら降る程度で、本格的に降り出すのは1月下旬。この時期になると、どこの家庭もだいたい雪かきに追われます。そして、今年も2〜3日前から大雪状態になったのですが――それと同時に、この時期限定のある戦いがウチの近所の商店街で繰り広げられます。

それは――「雪をめぐる戦い」。

商店街通り自体は、車が行き交う道幅はあるものの、それほど大きな通りではありません。でも大通りの渋滞を逃れようとする車には便利なためか、「商店街・歩行者最優先・小中高校の通学路・車通行時間規制あり」だとゆーのに、さまざまな車が遠慮なく行き交う始末。そのため雪が降ると、商店街通りのデンジャラス度は倍率ドン!さらに倍!となります。

♯除雪車
とりあえず雪をどかしてくれる…っていうか、どっちかというと車のためにどかしてくれる。

♯歩行者
除雪車がどかした雪が脇に寄るため、歩行者は車道を歩かねばならない。そして何台もの車が通ると道路がカチカチになってしまったり、気温によっては路面が凍結したりで、滑って転びそうになる。危険。

♯商店街に住むみなさん
自分のお店のまわりの雪かき。積雪した分と除雪車がどかした分の両方をどかさねばならず、大変。

♯通行車
雪を通りの真中に捨てる商店街の人もいるので、除雪車が通っても道がボコボコ。しかも道がカチカチになったり凍結したりすると、その通行はさらに困難。車の揺れはまさに遊園地のアトラクション「マッドマウス」状態。


――う〜ん…。


人のために除雪するか。
車のために除雪するか。

それぞれの思惑によって雪はあっちにいったりこっちにいったり。なんつーか――そのどっちにしても、最優先である歩行者には大迷惑なんだよニャ…。小学生も通るんだからさ〜…。

たとえば、大きな道路のように融雪装置を設置したとしても、今度はその水をはけさせる手段がナイため、通りは洪水状態になっちゃう。これはツライ。

でもこのままじゃあ、歩行者は商店街通りを歩くたびに車が憎く思えちゃうし、車は車で、通るたびに歩行者がウザく思っちゃうだろうし(でも商店街通りだし、時間規制中は遠慮してもらいたい)。

……はあ……。
…なんとかならないかニャ〜…。
♯えっと…お試し版なので、過去の日記で書いた内容そのまんまです。
新規に書いてデータなくなっちゃったらもったいないもん…。

!注意!
以下の文章は、それなりにネタバレしております。ネタバレしていてもダイジョブな作品だとは思うのですが、これからこの作品をご鑑賞予定の方で、ちょっとしたネタバレでもヤダ!という方はお読みにならないほうがいいかもしれません。

「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」The League of Extraordinary Gentlemen(2003・米/独)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0311429/
日本公式サイト→http://www.foxjapan.com/movies/league/
製作総指揮:マーク・ゴードン、ショーン・コネリー
監督:ステファン・ノリントン
脚本:ジェイムズ・デイル・ロビンソン
出演:ショーン・コネリー、スチュワート・タウンゼント、ペータ・ウィルソン、シェーン・ウェスト、トニー・カラン、ジェイソン・フレミング、ナサーラディン・シャー、他

ストーリー:
1899年、ヴィクトリア時代の英国。謎の人物ファントムによって英国銀行が襲われた。危機を感じた英国政府は、冒険家クォーターメイン(S・コネリー)に、チームを作ってファントムの野望を打ち砕くよう依頼。彼のもとに、ネモ船長(S・シャー)、透明人間のスキナー(T・カラン)、ヴァンパイアのミナ・ハーカー(P・ウィルソン)、スパイのトム・ソーヤー(S・ウェスト)、不死身の男ドリアン・グレイ(S・タウンゼント)、ジキル博士(J・フレミング)が集まった。そして――

ぎゃははははははははははははははははははは!!

なんつーかその…むか〜しTVでやってた「子供向けの特撮戦隊ヒーローもの」(しかもたまにやってた「歴代ヒーロー大集合」系)に、よく似てるんだよニャ〜♪

当時の私(小学生)は、それこそ真剣に見てたんだけどニャ〜…。セリフですべてがわかるような展開、「なんで?」と思っても「これはこーゆーもんなの!」と有無を云わせないゴーインさ、ジェットコースターなストーリー、しょーもない身内のゴタゴタ、でっかい野望のわりには小者な敵ボス、いかにもな敵アジトの雰囲気(科学者囚われで実験ゴボゴボ…など)、一生懸命だけど頭悪いヒーローたち(←バカにしてるのではありません)。…いやはや。この手の映画を、子供向けじゃなく大真面目に作って、しかも主演して不自然じゃない人なんて…もうハリウッドではショーン・コネリーだけじゃないの?…彼は昔っから浮世離れした役をよく演じてた人なので、私には「ま、ショーン・コネリーだしな…」と思えちゃうんだよニャ〜。ここまでくると、免罪符的存在かも。

今作もアメコミが原作なんだそう。ふ〜ん。アメコミ映画で超人的能力を持つヒーロー大集合映画というと、今年「X-MEN 2」という作品がありましたけど…なんとまあ出来の差の大きなことよ!…やっぱブライアン・シンガー(「X-MEN」シリーズの脚本・監督)って、スゴかったんだ〜。

ヒーローたちをそれぞれキャラ立ちさせ、アクションの緩急をつけ、いくつものエピソードをストーリーに適度に盛り込み、ファンが喜ぶツボはキッチリ押さえ、観てる側を引っ張っていく――「まずキャラありき」な映画は、それらをクリアしてないと、観てる側も乗り切れないし、ガッカリもする。今作はそれらができてないから(すべてダメとは云わないけれど)、ヌルくて大味に感じるんだろうな〜。いくらS・コネリーが出てても、その免罪符だけでは相殺しきれないナリよ…。

それにしても。「これは****のせいだ!」「***しましょう!」「それは***だから****だったのだ!」…などなど、ぜ〜んぶセリフでストーリーを展開していくとは。大人相手にいくらなんでもそりゃナイざんす。そして敵の正体に拍子抜け。もうちょっとなんとかならなかったものか。あれじゃあスケールのでっかい内輪モメだよニャ〜。

で。この手の映画ではやはり「どのキャラが好き?」という話題になると思うのですが、秋林姉妹(いもりんと観に行ったのです)のお気に入りは、ネモ船長!!…強い!強い!まるでタイガー・ジェットシン!(←単に剣を持ってるから)…カッコよかったニャ〜♪

ちなみにショックだったのは――ドリアン・グレイを演じたS・タウンゼント(最初「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン役は彼だった)。別に彼が嫌いなわけではナイんです。ただ…その……あの絶世の退廃系美男こと、ヘルムート・バーガー様(←私が様付するなんて、滅多にナイです)もですね、若かりし頃、ドリアン・グレイを演じましてですね――その映画自体は大して面白くなかったのですが――それはそれはそれはもう信じられないくらい美しかったのですよ〜…。それを知ってる人間にとって、S・タウンゼントのドリアン・グレイはガッカリしちゃうんだよニャ〜…。…彼に非はナイんだけど…。

そしてミナ・ハーカー。なんだかモテモテな役だったのですが、たしかに演じるペータ・ウィルソンは美人だけど、男がそれほどまで欲しがるタイプかニャ〜?と思ってたら、この役、最初はモニカ・ベルッチだったんだそう(スケジュールが合わなくて降板したらしい)。もしそのまま彼女が演じてたら、すんごく納得させられたかも。

ジキル博士とハイド氏は――ジキル博士とハルク氏の間違いでは??…なんだかハイドが一番イメージからかけ離れていたよニャ〜。

透明人間のスキナーは――これまたしょーもない男だったな〜…。まあ戦隊モノにキレンジャー的存在は必要かもしれないけど、せっかく面白い特性なんだから、もっと笑わせてくれたってよかったのに。

トム・ソーヤは――知らなかった…彼ってスパイだったんだ…。ふ〜ん…。

そしてクォーターメイン。最初の「――M?」が個人的に大ヒット!(たぶん海の向こうでも大ウケだったのでは?)…S・コネリーだからこそ、いきてくるセリフだよニャ〜♪…ぎゃははははははは!

S・コネリーはボンドを演じて以来、「なにかやったあとに短いジョークを云う」というスタイルを確立してるだけに、やはり絵になります。味があるしキマってる(ご本人は、よくよくわかってるでしょうね〜)。そのせいか、トム・ソーヤとの関係をストーリーの中で描いても、結局クォーターメインが引立っちゃう。

ま、全体的にみれば…「おいしいところはすべてS・コネリーが持っていっちゃった感のある、大味で、頭わる〜い(←バカにしてるわけではありません)愛すべき映画」って感じかニャ?

それにしても、ビッグネーム俳優がS・コネリーひとりだけってのは、正直ツライな〜…。

♯こんな人にオススメ
「ヒーロー大集合系はとりあえず押さえておこう」
北陸は今日もやっぱり大雪です。
……はあ…。

帰りのJR線のダイヤは大幅に乱れ、いつもは50分乗ってる電車に…なんと2時間半!!…ぐったり。

…もうやんなっちゃうナリよ〜…。


で。

私もお試し版編集ツールを使って日記を書いてみたのですが、色を指定するまでにまだいたらな〜い!!

↓とりあえず昔の「すちゃらかレビュー」使ってUPです。
http://diary.note.ne.jp/d/25683/


♯「映画批評」ってのがあって、使ってみました。


ま、この土日でいろいろお勉強してみないとニャ〜。
すっかり頓挫していたタグのお勉強なども、今回のリニューアルがきっかけで再開できそうです。

…切羽つまらないと、なんにもしないタイプだもんニャ〜…。


では、また♪

白魔の降る夜

2004年1月22日
久しぶりに大雪が降り、えらい目に遭いました…。

明朝がコワイよ〜〜…。

「冬はつとめて」
…なんてをかしな気分にもなれず。

もう寝ます…。
ヒュー・グラントの来日インタビューがUPされてました。

↓ヒュー・グラント「ラブ・アクチュアリー」来日記者会見(FLIXサイト)
http://www.flix.co.jp/article.jsp?aid=A0000582

………。
ぎゃはははははははははははははは!!
あいかわらず頭のいい人だよニャ〜〜♪

ちなみにインタビューの中で興味深かったのは――

(以下引用)

Q:役柄としてはどのようなものが観客に受けると思いますか?

H:えーと、わからないなあ。僕がどういう人間かは周りの人はわかっていないと思うよ。だって僕自身わからないんだからね。たとえ僕の演じた役を気に入ってくれたとしても、それは僕自身ではないからね。とても難しい質問で答えられないよ。


…ふむ。これはわかるような気がするニャ〜…。
今から10〜15年くらい前まで、日本でのヒュー・グラントのイメージといえば「『モーリス』のヒュー・グラント」。日本人からインタビューを受ければ(ずいぶん前の映画だとゆーのに)「モーリス」の質問ばかり、ファンレターが来てもやはり話題は「モーリス」の話ばかり…と、さんざんクライブ(ヒューが演じた役)とご自身を重ね合わされてたようで、それにはかなりうんざりしていたのだとか(私の記憶が正しければ)。

ま、いまだと映画から受けるヒューのイメージは――

1.ルックスはいいけど、中身はサイテー
2.基本的にいい人だけど、恋にはオドオド

…のどっちかでしょうね〜(私はヒューの映画なら1のほうが好み)。

ま、新作「ラブ・アクチュアリー」は、必ず観に行こうと思ってます。


そういえば、去年公開になった「トゥー・ウィークス・ノーティス」のDVDが来月出るのですが、「10日間で男を上手にフル方法」と一緒に買おうかどうか迷ってたところ――

「音声特典…ヒュー・グラント、サンドラ・ブロック、監督マーク・ローレンスによる音声解説」

…とあったので、買うことにしました。
ヒューの解説があるのとないのでは違うからニャ〜。

で、注文しようと思ってネットで「トゥー・ウィークス〜」のDVDを見てたら…なんでかパッケージ写真に、公開当時は気付かなかった違和感を感じちゃって…あれ?なにがヘンなんだろう?としばし考えてたら――

↓「トゥー・ウィークス・ノーティス」(IMDb)
http://www.imdb.com/title/tt0313737/


…ヒューとサンドラって、こんなに身長差ナイよ〜…。

ヒューはたぶん178cmくらい。
サンドラは170cmちょいって感じ。

う〜ん、こりゃセッシュウですニャ〜…。
ヒューはどう思ったのでしょうか〜??


あとヒューとは全然関係ナイ話なのですが。


↓「香港映画旧正月シーズン開幕。注目は『ラウ・チンのMr. Boo!』」(so-net movie)
http://www.so-net.ne.jp/movie/news/040120/05.html

あの…「Mr.Boo!」って覚えていらっしゃる方、いらっしゃいます??(蛍風さんはご存知そうだ〜)

むか〜し流行った、70〜80年代の香港コメディ映画で、マイケル・ホイ(とゆーか、ホイ3兄弟)主演。20年近く前、よくCXの「ゴールデン洋画劇場」で放送されていて、小学生だった私も笑いながら観てました。

当時の日本はジャッキー・チェンが大人気。そんなジャッキーとマイケル・ホイがコンビを組んで、ハリウッド豪華キャスト映画の「キャノンボール」に出てたっけ〜(…遠い目)。

で。
その「Mr.BOO!」がリメイクされ、「旧作に驚喜したシニア世代を巻き込んでの、全世代的ヒットを記録中」なんだとか。しかも本編では「主演のラウ・チンワンの『マイケル・ホイ完コピ大熱演』」。うっわ〜〜〜!興味あります、これ!!日本で公開してくれないかニャ〜??


すみません、またマニアックな話になっちゃった…。


では、また♪

とあるシネコンにて

2004年1月20日
だいぶ目の状態がよくなってきたので(まだ痛みは残ってますが…ぐぐぐぐ…)、この前の土曜日に、近所のシネコンまで映画を3本観に行ってきました。

エレベーターで移動中、見上げてみれば――近日公開映画のでっかいバナー(垂れ幕)が、所狭しと釣り下がっておりました。その中でも「スパイダーマン2」のバナーの大きさといったら!…あれ、畳何枚分かニャ〜??(←いつも畳で大きさを表現するヤツ)

そのほかに気になったのは、以前「トレイラーよもやま話」で取り上げた、アントニオ・バンデラス主演、ギターケースでバババババババン!映画「レジェンド・オブ・メキシコ」(う〜ん…単純な邦題だ)。公開は3/8。

ジョニー・デップが出演しているので、彼の単独バナーはデカかろうと期待してたのに…なんなのニャ!?あのブサイクなジョニーは!?…せっかくのいい男がダイナシじゃんか!…顔アップはブサイクで(最初ジョニーだと気付かなかったナリ)、全身ショットはまるでトリニティ(「マトリックス」)。配給会社さん、もちっといい写真を指定してやって下さいニャ〜…。ちなみに共演であるミッキー・ロークの単独バナーもあったのですが、彼のキメ顔はどうやら横顔みたいっスね。ここ数年、いっつも横向いてるもん(その理由はわからんでもない)。

↓「レジェンド・オブ・メキシコ」日本公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/mexico/

尚、公式サイトでのジョニーはいい男です。


で、2Fに上がってみると、今度は店員さんたちが販促用ハリボテを組み立てている現場に遭遇しました。

映画館に置かれてるハリボテはかなり大きいサイズ。複雑な形なのも多く、作るのが大変そうです。そんな中で、私が気になったのはハリボテの入ってる箱!…マジ、でっかかったです。あれじゃあ、ひとりでは絶対に運べないよニャ〜…。そーいえば、うちの近所のビデオ屋さんは、映画館用サイズのハリボテを置いているので、店員さんは組み立て(とゴミ出し)が大変でしょうね〜。


で、そんなこんなでカウンターへ行きまして、「ミスティック・リバー」「リクルート」「バレットモンク」のチケットを購入、3本観たわけですが。

う〜ん…数々の賞レースでも本命視されている話題作「ミスティック・リバー」――これ、日本では思いっきり賛否両論になると思います。

米国人にウケたのがよくわかる内容でした。
たぶん、日本の映画関係者や評論家は絶賛するでしょう。
でも…日本人の(フツーの)観客にはどうかニャ…。

(「すちゃらか!」で取り上げるかどうかは未定です)


それにしても、この「ミスティック〜」の惹句。
(惹句についていろいろ書いてるのは――どんぐり系のみなさんならご存知かと思いますが――私が惹句評論家だからです)

もうひとつの「スタンド・バイ・ミー」を見るために、あなたは大人になった。

………。
惹句うんぬん以前に、文章としてすでに意味不明だよニャ〜…。

ちなみに私は映画を見終わってから、この惹句を知ったのですが…う〜ん…「スタンド・バイ・ミー」のイメージを持っていくと、失敗すると思うニャ〜…。


では、また♪

「バレットモンク」

2004年1月18日
昨日から公開になった「バレットモンク」を観に行って参りました。

↓「バレットモンク」日本公式サイト
http://dangun-bozu.jp/dangun-bozu/index.html

ネタバレしない程度に感想をば。

「『そこの坊主、まるで弾丸!』って…なんだそりゃ?」と思いつつ、カンフーマスターで徳の高いチベット僧を演じる主役のチョウ・ユンファよりも、きっとバカ役を演じてるに違いない(…ヒドイ>私)、共演のショーン・W・スコットが目当てで(たぶん、そんなヤツは少なかろう)観に行ったのですが。

(公式サイトより)
「素手で弾丸の嵐に立ち向かい、悟りの力で宙を舞う不死身の坊主!」

…って…ちょっとちょっとちょっとちょっと〜〜〜〜〜!!

みんな「マトリックス」+「グリーン・デスティニー」とか云ってるけど、これって――以前この日記でも語った「デストロイヤーシリーズ」(「レモ/第一の挑戦」というタイトルで映画化したことアリ)やんか〜〜〜!!

(2003.8.23の日記で「レモ/第一の挑戦」について熱く語っております)

チョウ・ユンファ演じる名も無きお坊さんと、ショーン・W・スコット演じる若者カーとのやりとりも、チウン(映画ではチュン)とレモそのまんまやんか!!

チョウ・ユンファのお坊さんは、弾丸を避けることができるカンフー使いとなってますが、本当は韓国武術シナンジュ使いなのでは?…でもってメロドラマがお好きってことはないですかニャ??

…とまあ、「あ〜あ、デストロイヤーシリーズがマトモな脚本とキャストでリメイクされないかニャ〜…」と、昨年この日記でため息ついた私にとって、今作の設定にはなかなかそそられるものがありました……が、いかんせん映画自体の出来が……。とにかくヌルくてヌルくて、こんなに長く感じた103分って久しぶり。はあ〜…。

たしかに「レモ〜」だって相当ヌルかったし、観ていてシンドイところはあったけど、チウンがとても魅力的だったのでなんとか見れたもんです。でも今作のチョウ・ユンファは……。なんでこれの主役が彼なの??…あのアクションじゃあ、とってもカンフーマスターには見えないよ〜。魅力まったくナシ。え〜〜い!!チウンを呼んでこ〜〜〜〜〜い!!

そしてお約束とばかりに、二丁拳銃が出てきたものの――あの…かなりムリがあるんですけど…。

同じようなムリやっても、たとえばタランティーノだったら、愛情と思い入れ(思い込み?)、そしてオタク節がスクリーンからほとばしってる映画を作り込んでくるでしょうに…。

それにしても、いまどき「ナチの残党がでっかい秘密基地持ってて、ヘンテコな脳内検索装置(もしかしてこれの動力は水力だったの?)を使ってて、若く不老な肉体を求めてる」なんて悪役が出てくる映画を、よくまあ「そのまんま」(←ここ、赤太字になってると思って下さい)作ったもんだ〜。

どーしようもないバカ映画だったら、まだ楽しめたものを(いっそのことバカ映画にしてくれたほうが良かったよ〜)、作り手の思いがまったく感じられないわ、脚本がいいかげんでヌルいわ、主役に魅力はナイわ、つまんないワイヤーアクションを見させられるわ、ストーリーや画的にも鮮度がないわで、すべてにおいてガッカリ。

でもまあ、真面目に怒って観ちゃいけない作品なのかも。
(「悟りを持って観ろ」ってことでしょうか〜?)

>「心の友」蛍風さん
こんなこと云ってますが、ショーン・W・スコットは、カッコつけようと一生懸命頑張ってました。思わず母親のような気持ちで観てしまいましたよ〜。

ただショーンには申し訳ないのですが、彼のカンフーを見てると、いかにキアヌがスゴかったのかを再認識させられました。10年くらい前から「ハートブルー」や「スピード」などで、アクションが上手い俳優だとわかってはいましたが――あのバカ高校生役の大先輩も、すっかり指折りのアクションスターになっちゃったもんですよね〜…。
ふ〜ん…。
近々公開予定である「ラブ・アクチュアリー」の宣伝のため、ヒュー・グラントが来日してたんだ〜…(ってか、まだ帰ってないかも)。

それにしてもヒューってば、よくキャンペーン来日してくれるよニャ〜…。もしかして3年連続じゃないっスか??(「アバウト・ア・ボーイ」「トゥー・ウィークス・ノーティス」「ラブ・アクチュアリー」…の3回)

記者会見の模様や発言は、まだ映画サイトなどでupされてないため、どんなことを語ったのかはナゾなんですが、どこまで本気なのかわかんない話をして煙にまいてそーだ(下らない質問に対してなんかとくにそう)。映画系以外の日本の記者は、そこらへんをちゃんと見極めて記事書いて欲しいよニャ〜。わかってる人はわかってると思うけど。

ちなみに、私にとって「ヒュー」と云えばヒュー・グラント。同じファーストネームを持ってても、ヒュー・ジャックマンは「ヒュー子ちゃん」。どちらも大好きナリよん♪(でもインタビュー記事はヒューのほうが断然面白いっス!)

…ってなわけで、「トレイラーよもやま話」です〜。

今年全米5月公開予定でヒュー子ちゃん主演の「VAN HELSING」のトレイラーが、ようやっと公開になりましたので、その話をば。

「VAN HELSING」(2004・米)
IMDb→http://www.imdb.com/title/tt0338526/
公式サイト(英語)→http://www.vanhelsing.net/
トレイラー→http://www.apple.com/trailers/universal/van_helsing/index.html

「X-MEN」で大ブレイクしたヒュー・ジャックマンが、初めて本格的に主役を張ったモンスター退治もの。配給・製作のユニバーサル(日本ではギャガが配給…配給権お高そうっスね)がひっじょ〜に力を入れている超大作。公開はブラピ&オーリの「トロイ」と同じ時期の5月上旬で、日本は9月頃。監督はスティーブン・ソマーズ(すんごく心配ナリ…)で、共演はケイト・ベッキンセール。

ストーリーはえ〜っと「ヒュー子ちゃん演じるモンスターハンターのヘルシングが、世界から悪をなくそうと悪者退治を代々してきた家系のアナと出会い、ドラキュラ伯爵と対決するため東欧へと向かう。そして…」ってな感じでしょうか〜?

う〜ん…でもここんところ、ヴァンパイア映像をよく見かけるよニャ…。「アンダーワールド」でしょ「ドラキュリア」でしょ?…でもって、直接的に関係はナイけど「ミスティック・リバー」でしょ?

でも「アンダーワールド」のようにスタイリッシュな雰囲気はないし、舞台が19世紀だからベレッタで蜂の巣!ってなこともナイでしょう。そしてなにより他のヴァンパイアものと大きく違う点は――「ヘルシングは、バンパイアハンターというよりモンスターハンターである」という点でしょうか。フランケンシュタインのモンスターや狼男とも対決するよーです。

しっかし…こんな若くてセクシーなヘルシングは、私いままで見たことがありましぇん。だって映画に出てくる教授といえば、いっつもおじさんなんだもん。

で、そのセクシーヒュー子ちゃんの気になるロン毛――あれはやはりエクステンションをつけてたそうです。な〜んだそーだったのか〜…。まあいくらヒュー子ちゃんが頑張っても、「X2」明けにあそこまで伸びないでしょうしね〜。

そして衣装――菊池秀行の小説「吸血鬼ハンターD」でDが被ってる帽子みたいなのを被ってて、武器は…え〜っとトレイラー見る限り、でっかい手裏剣(正式名称なんていうの?)とボウガンと…あと銃ですか?…ふ〜ん…。

あとトレイラーの中で教会が出てくるんですけど、あれが「せっかく撮影許可を出してやったのに、建物が一部破損していたし、後始末もちゃんとしていかなかった」と怒られたという、チェコ・プラハの教会でしょうか〜?

ま、公開はとーぶん先だし……こうなったら勝手に日本宣伝用惹句(キャッチコピー)を作ってやる!

話題のゴシック・ホラー・アクション大作、日本公開決定!

聖人?それとも殺人者?
伝説のモンスターたちが恐れる唯一の男――ヴァン・へルシング見参!
400年に渡るヴァンパイアとヘルシングの戦いに、いま決着の時が迫る――

…う〜んとってもダサイ。ごめんちゃい…。
でもトレイラーでは「The one name they all fear」とかなんとか云ってるから、この路線かと…。

以上、「トレイラーよもやま話」でした♪

ドラマにモノ申す!

2004年1月16日
私にしては珍しく、ドラマを観てムカついてます。

いもりん(妹)が、野島伸司脚本「プライド」第一回を録画していたので、観てみたら。

……ま〜た簡単に人を死なせることで、感動させようとするわけですか?>野島さん

アナタの常套手段には、もうウンザリです。

そんなドラマに、クイーンの曲が(主題歌だけでなく)挿入歌としてもガンガン流れているなんて…。こんなことになっているとは…。うううううううううう…。

私は木村拓哉のファンではありません。よって私には彼のマジックがまったく通用しないのですが…あのドラマでの彼は、ファンの人の目に魅力的な男として映っているのでしょうか?


でもどーせ高視聴率は間違いないんでしょうね。


野島伸司の脚本作品として、個人的に思い出深いのは、92年のCXドラマ「愛という名のもとに」。

あの設定といいストーリーといい…まんま「セント・エルモス・ファイアー」(1985・米)やんか〜〜!!

でも「セント〜」では、少なくとも人を死なせて感動させるなんてことはなかったです。同じ7人の若者を描いていても、「セント〜」のカービィ(エミリオ・エステベス)、ビリー(ロブ・ロウ)、ケビン(アンドリュー・マッカーシー)、アレック(ジャド・ネルソン)、ジュールズ(デミ・ムーア)、レズリー(アリー・シーディ)、ウェンディ(メア・ウィニンガム)たちのほうが、よっぽど正直で共感できたし…そしてなにより愛しくてたまりませんでした。――だから元ネタなんて云われるのは、ひっじょ〜にイヤ(断固たる!)。


あ〜〜〜!!
一気に憤怒の河を渉っちまったい!

QUEENと私

2004年1月15日
どわ!

TVドラマとは無縁な生活をしているせいか、今ごろようやっと知りました。

フレディの声が聞こえてくるニャ〜と思ったら、「I WAS BORN TO LOVE YOU」が木村拓哉主演ドラマ「プライド」の主題歌になったんですね〜。

日本のみのリリースとなるアルバムも発売されるとか。収録タイトルを見ると、いかにもビギナー向けって感じがします。

野島伸司のTVドラマ脚本が(昔から)好みでないので、心情としてはちとフクザツ…ですが、ドラマ主題歌がダメでCFソングならいいのかと云われると…むむむむむむ…。ただ、このドラマ主題歌をきっかけに、より多くの人にクイーンの素晴らしさが伝わるのならば、それはそれでとても嬉しいことです。だって――私ひとりだけのクイーンではないのですから。


仕事でクタクタだった日々――心はどんどん磨耗していくし、身体は限界状態で最悪になるし――そんな自分に比べて、ほかの人はなんて幸せそうんだろう――そんなことを思いながら、毎日を過ごしていたときがありました。そして家に帰ってから、いつもクイーンの「Somebody To Love」を聴いては――泣いていました。

……それほど思い入れがあるバンドです。


ところで…今度発売されるアルバムの収益は、フレディのエイズ基金団体の収益に(一部だけでも)ならないのでしょうか?…なったらいいんだけどな〜…。う〜ん…。


ま、こればっかりは――いろいろ大人の事情があるからわかんないですね。


では、また♪
え〜っと、まずは2003年度トレイラー私的ベスト3(10本も書いてられないので)の報告から。

1.「KILL BILL」
2.「歓楽通り」
3.「Catch Me If You Can」

* 英語タイトルなのは海外版トレイラー、日本語タイトルなのは日本版トレイラーとなります。

1位の「KILL BILL」(昨年初めに公開されたやつ)は、純粋に「観たい!」と思わせる内容になっていたな〜と。曲(新・仁義なき戦いのテーマ)は上手くハマってたし、ウマ・サーマンはカッコいいし。シビレました。

2位の「歓楽通り」は、「私、恋してるの。」という惹句が(日本語なのに)ピッタリで、映像と文字のタイミングもバツグン、とにかく雰囲気が素晴らしかったです。

3位の「Catch Me If You Can」は、軽快な感じと60年代の雰囲気、主演のデカプーの七変化が楽しそうに見えたな〜と。尚、日本版トレイラーも内容はほぼ同じでした。

上位3作品のトレイラーの共通点は――

・音楽が本編とピッタリで、うるさくない
・本編の世界を壊していない
・セリフはあってもナレーションはほとんどない
・文字が映像を邪魔してない(「全米興行第**位!」「話題騒然!」だの)

…って感じでしょうか?

ま、今年もいろんなトレイラーをチェックしていこうと思ってます♪

では本題の「トレイラーよもやま話」です〜。

今日取り上げるのは、去年ぜんぜん見かけなかったジュード・ロウの主演作のトレイラー。ちなみに、現在全米公開中でオスカーノミニーになるか?とウワサされてる「コールド・マウンテン」のではありませ〜ん。

「Sky Captain And The World of Tomorrow」(2004・米)
IMDb→http://www.imdb.com/title/tt0346156/
公式サイト(英語)→http://www.skycaptain.com/home.html
トレイラー→
http://www.apple.com/trailers/paramount/skycaptainandtheworldoftomorrow/

え〜っと、ジュード・ロウ主演、グウィネス・パルトロウ、アンジェリーナ・ジョリー共演で、1930年代が舞台のちょっとレトロな雰囲気なSFスリラー。今年の夏、全米公開予定(日本は未定)。

ストーリーは…え〜と…「世界征服を目論んでるマッドサイエンティストがいて、そいつのロボット軍隊と、ジュード扮するカッコイイパイロットが、アンジー扮する片目の女パイロットや、グウィネス扮する記者とすったもんだしながら戦う」ってな感じ?

たしかこれ、セィディとの仲を修復するために、夫婦でプロデュースした作品だったはず(でも離婚)。ふ〜ん…こんな映画だったんだ〜…。でもってジュードってば…こーゆーの好きなんだ〜…ふ〜ん…。

どうやら原作ナシのオリジナル作品の模様。それについては評価大ございます。でも――監督&脚本のケリー・コンランってだ〜れ〜??…新人監督ですか??

さらに気になったのは、あの空を飛んでいるロボットたち。あれだと…まるで宮崎アニメの「天空の城ラピュタ」のロボット――あるいは宮崎演出TVアニメ「ルパン三世」(「さらば愛しきルパンよ」だっけ?)のシグマとラグマやんけ!!(そう思いません〜?>みっちゃん)…このままいくと、悪役のマッドサイエンティストはムスカなのでしょうか〜?

とにかく日本人が見るとやたらと宮崎テイストを感じますが、米国のみなさんはお気づきになってるのでしょうか〜…。アニメファンなら気付いてそうだよニャ〜…。

ま、この手の作品は好きキライがわかれそうですね。私は――トレイラー見たら、俄然楽しみになりました。だって、設定やストーリー、キャラクターがとても(トンチキで)楽しそうだもん♪…アメコミ原作じゃないし、久しぶりにオリジナリティを感じるし(メカはともかく)、レトロなSFってのも、ジュードがこんな映画に出る(しかもプロデュースしてる)ってのも、アンジーが男前ってのも大ツボです♪

うっひょ〜い♪…今から楽しみ〜♪

日本じゃいつ公開になるんでしょうか?
この手の映画は絶対夏公開がいいので、ぜひ日米同時公開にして下さい〜!

…でも邦題はどうするのかニャ?
「スカイキャプテン」とか、そんなつまんないタイトルだったらガッカリ。せっかくレトロな雰囲気なんだから、レトロな邦題をつけて欲しいよニャ〜…。

以上、トレイラーよもやま話でした♪
…というわけで、今日は「昨年印象に残った映画、およびシーン」について。

感想というよりは、しょーもないことを書いてますので、あしからずなのです。

尚、上半期は「ベッカムに恋して」「ドリームキャッチャー」「めぐりあう時間たち」「ボーリング・フォー・コロンバイン」について、しょーもないこと書きました(2003年7月28日付日記)。

しっかし…「ドリームキャッチャー」にはビックリさせられたよニャ〜…。

1.「レッド・ドラゴン」

映画自体は可もなく不可もなくという感じ(良く云えば「手堅い」)。原作が古いから仕方がないという感もあり。

ミスキャストかもしんないと思ったレイフ・ファインズですが、揺れるご子息をシルエットで見せてくれまして――私を心底驚かせました。…未見の方は一度ぜひ。

そしてとにかく気になったのは、エドワード・ノートン演じる元FBI捜査官が、とあるシーンで話したときの字幕――「やるっきゃない」

やるっきゃない?やるっきゃない?
…エドワード・ノートンが?
やるっきゃない〜〜〜!?

字幕が出た瞬間、スクリーンに釘付け(および氷漬け)になり、実際なんて云ってたのか失念。ちなみにこの作品の字幕翻訳家は、以前から「やるっきゃない」を多用してましたが(「アバウト・ア・ボーイ」など…もっとある)、あの主人公およびノートンは「やるっきゃない」なんて云わないと思うけどニャ〜…。う〜む…言葉選びはセンスが命。

2.「8 Mile」(レビューあり)

「『ロッキー』みたいな映画だ」と聞いていたので、生卵飲むシーンがあるものだと勘違いしてました(←間違った「ロッキー」認識)。

青春映画に弱い私なので、けっこう好きな作品です…が、「ロッキー」というよりは「パープルレイン」「ベストキッド」「フラッシュダンス」(げ!みんな80年代映画ナリよ…)を思い出しちゃったよニャ〜…。

それにしてもエミネムさん…あの…ちーと早くないですかニャ?(←なにが?)

3.「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」

ラブコメディかと思ったら、ファミリーコメディでした。ただ、ギリシャ系家族のすったもんだだったため、私には大変興味深かったです。

♯「小さい頃、ギリシャ語教室に通った」

そーいえば、ジョージ(・マイケル←ギリシャ系英国人)も同じこと云ってたニャ…。

♯「毛深い」

そーいえば、ジョージも「毛深くないギリシャ人なんていないさ」…って云ってたニャ…。ご本人もギャランドゥだし。

♯「名前が難しい」

そーいえば、ジョージの本名も「ジョルジオス・キリアコス・パナイオトゥ」だったニャ…。

♯「おばあちゃんは、いつもトルコ人の悪口を云っている」

そーいえば、ジョージのお父さんは、ギリシャとトルコが対立したためにキプロス(当時はギリシャ領土で、現在その領土は半分)を離れ、英国に逃れたって云ってたニャ…。

――というわけで、個人的に大変お勉強になった作品。

4.「マトリックス リローデッド」「マトリックス レボリューションズ」(レビューあり)

とにかく、キアヌの顔(顎から頬にかけて)が気になって仕方がありませんでした。

なんであんなに青いのよ〜〜〜??

なまじ肌が白いだけに、アップになるとその青さが目立つ目立つ目立つ〜…。保毛尾田保毛男みたい。以前から「キアヌって青いな〜」と思ってはいましたが、スクリーン観ててこんなに気になったのは初めて。…だれかヤツに云ってやって下さい…もう今年40歳なんだし〜…。

5.「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」

「ジョーズ3」を観に行って以来、20年ぶりの3-D映画で、いもりん(妹)を誘っての鑑賞。…でもキャストはゴーカだったけど…内容が……。

3-Dメガネのせいで目が絶えずチカチカしていたため、1000円払って疲れにいったようなものでした。

ちなみに、後ろに座ってたカップル客いわく――「え!?どこにホビットがいたの!?」

………。
わからんでもない……。

×ホビット → ○イライジャ・ウッド

6.「キル・ビル」(レビューあり)

ウマ・サーマン(ザ・ブライド)と栗山千明(ゴーゴー夕張)の対決を観ていたとき、ふたりの肌年齢差をしみじみ実感。…明日はわが身か…。

ウマとダリル、そして栗山千明をみて思ったのですが――タランティーノはちょっと大きめで筋の通った鼻を持つ女優さんが好きなのかニャ〜?…とすると、きっとブリトニー・スピアーズも好みだろうニャ〜…。

そして、とにかく2が楽しみです♪
だってルーシー・リウよりダリル・ハンナのほうが好きだも〜ん♪…と云ってたら、全米公開が2月から4月に変更となりました。この影響で日本公開もスライドして遅くなるのでしょうか?…ギャガは大変ですニャ〜…。

7.「ラスト サムライ」

邦題を正式に書くと、メンドクサイ作品だよニャ〜…。

「ラストサムライ」でも「ラスト・サムライ」でもなく――「ラスト サムライ」。ナカグロ(「・」)でなくワンスペース。書くとき、ワンスペース開けるのがメンドクサイナリよ…(天下のモノグサ王だから)。今作に限らず、ここ10数年は原題をカタカナ化した邦題の正式タイトル確認でウンザリさせられます。

ワンスペースなしタイプ:「アンダーワールド」「ブルークラッシュ」「ソードフィッシュ」

ナカグロタイプ:「キル・ビル」「ロード・オブ・ザ・リング」

ワンスペースタイプ:「ラスト サムライ」

邦題でも英語表記タイプ:「8 Mile」「X-MEN 2」

…話を元に戻して。

以前日記に感想(とツッコミ)を書いたので、とくに今回は書くことがナイのですが――いや〜…全米の男性が選ぶ「この人の目に憧れる」第1位が、なんでトムトムなのかってのがよくわかる映画でもありました。小雪を見る目が目殺師状態だったもん。

そして、トムトムの日本語を聞いてると、日本語吹替をしている俳優さんのことをつい思い出してしまいました。

以前は「トムトム=鈴置洋孝さん」。しかし「マイノリティ・リポート」では、2種類付きな上に堀内賢雄さんと須賀貴匡さんという珍しいメンツ。どちらも聞いたときは「40近くになって、いきなりトムトムもワカゾーな声に戻ったな〜」なんて思ったものですが、「ラスト サムライ」で日本語を話してるのを聞いたら、トムトムの声は(年齢のわりに)若いんだと気がつきました。そっか〜…声もワカゾーだったのか…。

8.「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」

ジョニー・デップがすべてだったよニャ〜…。

去年、この映画が公開されてからというもの、レンタルビデオ屋さんではジョニーの過去の出演作が軒並み貸出中になってたし、米国ではセクシー番付で復活ランクインしてたし……もしかして、昨年はキアヌのネオではなく、ジョニーのスパロウ船長が一番人気だったかも。

で。そんなジョニーのほか、とにかく帆船が出てくるたびに、スクリーンを凝視していました。

インターセプター号って…カッター?ブリッグ?
オーリがへばりついてるのはメインヤード?
大砲は何門搭載されてるの?
あれは上手まわししてるの?それとも下手まわし?

……。
「カリブの海賊」でお勉強しようとするのは、やっぱりかなりのムリがありました…。誰か教えて下さい…。
…というわけで、「2003年度 私的フェイバリット10作品」をあらためて列記すると――

1.「リベリオン」
2.「戦場のピアニスト」
3.「X-MEN 2」
4.「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」
5.「セクレタリー」
6.「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」
7.「ブルークラッシュ」
8.「10日間で男を上手にフル方法」
9.「アンダーワールド」
10.「歓楽通り」

…という結果になりました。

こうやってみると…う〜む…ダークな作品が多いですニャ〜…。正直、ちょっと驚いております。

で。
上記作品の個々のレビューや感想に関しては、「すちゃらか!」や先日の日記などで書いたので、今回は解説と総括をば。

1位の「リベリオン」は――海外でも日本でも映画評論家にはボロクソに云われ、ファンには絶賛されたという、ちょっとばかりカルトなSFアクション作品です。この作品が好きな人は…その素晴らしさをとことん語りたいでしょうし(私もそーだ)、ハマれなかった人にとっては、ただのツッコミ満載な映画なだけでしょう。

ちなみに、総制作費がラッシーの1本あたりの出演料と同じ(2000万ドル)という低予算映画であるためか、画面にもそのチープ感が漂っているのですが、逆に低予算ならではのアイディアが随所に見受けられ、「よく頑張ってるな〜」と感心してしまいました。厳かな音楽も素晴らしかったです。

全体を通してみれば、「ファーレンハイト(華氏)451」「1984」「マトリックス」「ブレードランナー」あたりの影響を受けている感はあります。でも、私には監督であるカート・ウィマーの情熱がひしひしと伝わってきました。次回作も頑張って欲しいなあ…。

2位の「戦場のピアニスト」は――とにかく、ポランスキーがこんな淡々として…彼自身の個性を消してしまったかのような演出をしたことに驚いてしまいました(もちろん、その個性がまったくなりを潜めたわけではなかったですが)。でも観ているうちにだんだんと、「ああ、これはたしかにポランスキーじゃないと撮れないな〜」と思えてきました。彼自身がホロコーストの体験者だからこそ、エンタテイメント性が重視されるハリウッド映画(たとえば「シンドラーのリスト」)と一線を画しているのでしょう。

3位の「X-MEN 2」は――どうしてもアクションなどに目がいってしまいますが、さまざまなエピソードの中にマイノリティたちの差別を忘れず描いているので、何度観てもせつないな〜と。なんでイアン・マッケランがこの作品に思い入れがあるのか、わかるような気がします(監督のブライアン・シンガーとイアン・マッケランはともにゲイ)。それにしても…「X-MEN 3」のキャスティングはどうなるのかニャ…。マッケランとファムケ・ヤンセンはサインしたらしいけど…う〜む…。

4位以下の作品に関しては、この前の日記で語った内容で充分かと思うので、割愛します。

それから…え〜っと、この10作品以外に好きな作品としては――

「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(ランタイムがちと長い)、「カンパニー・マン」、「ムーンライト・マイル」、「ベッカムに恋して」、「ボーリング・フォー・コロンバイン」、「チャーリーズエンジェル フルスロットル」、「シモーヌ」あたりでしょうか?…まだありそうだけど出てこない…。

よく見かけた俳優は――アントニオ・バンデラスとルーシー・リウ。

私が観ただけでも、バンデラスが出てた作品は…「バリスティック」「ファム・ファタール」「フリーダ」「スパイキッズ3-D」。ま、この人は昔から多作な人か。でもなんかいっつも女に乗っかられてる感じがするよニャ〜…。

ルーシーは…「カンパニー・マン」「チャーリーズエンジェル フルスロットル」「バリスティック」「キル・ビル」…まだなんかありそう。

そして全然見かけなかった俳優は――ジュード・ロウ。

「ロード・トゥ・パーディション」からすっかり見かけなくなってしまい、話題といえば離婚騒動ばかり。撮影中とは聞いてたけれど、どうやら本当に昨年は撮影三昧の年だったらしく、今年かなりの本数が公開されるようです。

↓ジュード・ロウの出演作(予定も含む)IMDb
http://www.imdb.com/name/nm0000179/

……出演作7本……。
こりゃ離婚になるのもうなずけるナリ…。

ま、ジュード出演作に関しては、今度「トレイラーよもやま話」で取り上げようと思ってます。

そして、素晴らしいなと感じた俳優は――ケイト・ブランシェットとジュリアン・ムーア。

このふたりの素晴らしさは、なにも今に始まったことではありません。それでもやはり抜きん出ていました。

で、総括。

1.ラブコメ不作

私にとって、とにかくラブコメ不作の年でした。ベタなラブコメとして、パっと思い出せるのは「トゥー・ウィークス・ノーティス」「10日間で男を上手にフル方法」「恋は邪魔者」。出演者の魅力で云うなら「トゥー・ウィークス〜」、ストーリーなら「10日間〜」が良かったです。楽しみにしていた「恋は邪魔者」は……長かった……。レネの「かわいい〜♪」は量が多いと飽きちゃうものだと実感。そしてユアン・マクレガーも…正直ちょっとツラかったです。

2.続編やリメイク、アメコミ原作が多かった

この傾向はなんとかならないものでしょうか?
それにしてもアメコミ原作ものは…出来の差が激しかったよニャ〜…。

3.なにげに日本ブーム

日本刀を振り回してる映画が多かったな〜と。キマったときのカッコよさはワイヤーアクションより上。でもヘタだと、これほど観ていてツライものはないナリ〜…。

ハリウッドスターによる日本語も、サンドラ・ブロックの「トンデモナイ!」から、トムトムの「サケ〜!」までいろいろありました。その中で一番上手かったのは…う〜ん…やっぱトムトムかニャ?…ただルーシー・リウは、ときどきビックリするほど上手いと思わせる場面がありました(ほんのちょっとね)。ま、ラッシーの「オネーサン」にはかなわないけど。

以上、こんなところかニャ〜?

次回は「印象に残った作品」について、語ろうと思います。
続きです〜。

6.「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」
公式サイト→http://www.uipjapan.com/davidgale/top.htm

たとえどんなにいい人を演じても、やっぱりどこかうさんくさ〜い雰囲気を漂わしてしまうという点において、この人の右に出る者は――左にジョン・トラボルタがいたとしても――いないんじゃないかと思ってしまう、ケビン・スペイシーの主演作。

とにかく、集中させられて引きつけられて――あっという間の約130分でした。上手く出来上がってるサスペンスだな〜としみじみ感心。でも私の周りでこの作品をいいという人は少ない…。なので、←でリンクしている蛍風さんが「良かった」と云って下さったのは、正直嬉しかったです。

死刑の是非に関しては、人それぞれ思うところはあるでしょう。ただそのどちらにしても、ラストは――やり切れない思いが残るんじゃないかな?(それが狙いなのかもしんない)…私なんかは、そのやり切れなさと重さに唸ったけど。

でも、人によっては「じゃあ、冤罪を防げさえすればいいの?」という感想を持つかもしれない作品。

7.「ブルークラッシュ」
公式サイト→http://www.gaga.ne.jp/bluecrush/top/top.htm

私が住む田舎じゃ9月公開だったこの作品。それでも初日初回のチケット買って(だって楽しみにしてたもの)、座席に座ってみれば――見事、サーファー族のみなさんに囲まれてしまひました。みんな待ってたのね…。

サーフィンや恋、友情、自身の成長…などなど、1本の作品にいろいろ織り込んでいるので、それらをひとつひとつ取ってみれば、たしかにツメが甘いし(とくに恋ね)、全体を通してみても青く感じる…けど、いつの間にか「頑張れ〜!」と主人公にエールをおくってる自分に気がつきました。

CGに頼らない、あの素晴らしい波は圧巻でした。でっかいスクリーンで観れて良かった〜♪

自分が女に生まれてきてよかった――そう思わせてくれた作品。

8.「10日間で男を上手にフル方法」
公式サイト→http://www.uipjapan.com/10days/index.htm

NYが舞台の典型的なラブコメ。
やっぱこーゆー映画はツボなんだよニャ〜…。

ちなみにプロデューサーは、あのロバート・エヴァンズです。

9.「アンダーワールド」
公式サイト→http://www.underworld.jp/

スタイリッシュなヴァンパイアものと云えば、「ブレイド」という作品がありましたが、私は断然こっちのほうが好き。カンフーじゃないアクションってのも評価大。

ポスターや設定・アクションを見たとき、菊地秀行が原作でマッドハウスがアニメ化した「妖獣都市」「魔界都市<新宿>」、そしてイラストレーターの末弥純の世界に似てるな〜…と思って本編観たら――やっぱりそんな雰囲気がどことなく漂っていました。

なにも知らない主人公(一族から見れば「小娘」)が、事件を通して真実を知り、今まで信じていたものから裏切られる――それはなにも映画のストーリーだけに限らず、この社会においてだって、いつ自分が遭遇してもおかしくない――そんなこと思いながら観てました。…せつないナリ…。

10.「歓楽通り」
公式サイト→http://www.cinemaparisien.com/ruedesplaisirs/

「セクレタリー」同様、これもフツーの人向けではないロマンスもの。

誰もが「どこがいいんだ、この女の?」と思うであろうヒロインのマリオン、そんな彼女に恋する冴えない中年男プチ・ルイ。マリオンはどうしようもない男に恋してるし、プチ・ルイは見返りを求めない。「なんでこんな男/女に恋するのさ?」と、今作の恋の描き方に疑問を感じ、理解を求めようとすると確実に失敗すると思う。逆に「絵巻物を眺めるような感覚」で観ることができる人には…ツボかも。

しっかし…パトリス・ルコントの映画って、ほーんと明朝体の漢字タイトルが似合うよニャ〜…。

以上、こんな感じかニャ?

時間切れなので、今日はここまで。
でももしかしたら、明日以降に追記するかもしれません。

さらに休眼日

2004年1月7日
今日は休眼日なので、昨日の続きは明日になります。


「クマノミ乱獲」…ですか??
……。

「ファインディング・ニモ」(字幕版)を観に行ったとき、父クマノミのマーリンが、「なんか面白いことやってみろよ!」「おい、コイツ、ジョークが上手いヤツなんだぜ」なんて云われてたシーンがありました。

たまたま私はクマノミの英語名が「Clown Fish」(「ピエロ魚」)だと知っていたので(クマノミを飼ってる友人の家に行ったとき、教えてもらいました)、なんでマーリンがそんなことを云われたのかわかりましたけど……ご存知ない方は「なんでマーリンが『ジョークの上手いヤツ』なの?」と思ったんじゃないかニャ〜??

ちなみに私はこの映画を観て――「しばらくお刺身食べられないかも…」と思いました。

…いいもん…どーせ人とはズレてるもん…。


話は変わりまして。

←でリンクしている蛍風さん(ほたるかぜさん?けいふうさん?)の日記にある映画感想、とっても面白いです♪…ひっじょ〜に私的ツボです!

私もそんな風に書けたらいいな〜…。


てなわけで、寝ます〜。

…おやすみなさいまし♪

仕事始め

2004年1月5日
仕事始まっちゃったナリよ〜…。
…あ〜ん。

今日は休眼日なので、日記は以上でオワリ。


では、また♪


だらだら日記

2004年1月3日
今日は温泉ガイドばっかり見てる一日でした。
気がついたら日付が変わってるよ〜…。

…あ〜温泉行きたい!


ところで。
最近この日記(とゆーかブログ)では映画の話をすることが多いのですが、年末からお正月にかけて体力と目の回復を重点に置いていたために、2003年の総括をすることをすっかり忘れていました。どーいう傾向だったとか、誰が印象深かったとか、どの作品が面白かったとか……とりあえず記念に残しておきたいので、近日中につらつらと書いてみることにします。


…というわけで、寝ます。
もちっと自分にホイミ(ってか、ベホイミ?ベホマ?)をかけねば!


では、また♪
一昨年、日本の熱心な「指輪物語」「The Lord of the Rings」ファンのみなさんが、「映画『ロード・オブ・ザ・リング』の日本語字幕があまりにも酷い」と、抗議活動をされていたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?(この日記にも何度か書きました)

「指輪物語」を読んだことのない私でしたが、その事情と状況を知って、「そりゃあんまりだ」とファンのみなさんの嘆き・怒り・改善要求運動に大変共感し、なんとかならないものかとその騒動のなりゆきにずっと注目しておりました。

ただ正直に申しますと――原作や映画のスピリットを台無しにする字幕をつけたこと、それに気付かない・気付いてもなかなか対応しようとしない配給会社への怒りに共感しても、一個人としてとくに「指輪物語」ファンではなかったために、立場はただの第三者でした。

がしかし。作品や配給会社は別ですが、今年2月28日より公開のラッセル・クロウ主演「マスター&コマンダー」における、日本の配給会社(ブエナ・ビスタ・ジャパン)の――あまりにも原作や映画のスピリットとかけ離れた、酷い広告・宣伝・トレイラー・公式サイトに――愕然。

ハリウッド超大作にしては珍しく、製作側(20世紀FOX)が原作に惚れ込み、同じく原作のファンであるピーター・ウィアー監督の演出を支持、原作のスピリットをとことん大切にしてくれ、原作ファンもその出来に感動しているという映画「マスター&コマンダー」に――日本の配給会社はそのスピリットとかけ離れた酷い宣伝をしている!――これはなんとしてでも、より多くの人に「この宣伝は信じないで欲しい」と伝えねばならない!

今回私は一原作ファンとして、以前ご紹介した「A&M」シリーズのサイトを立ち上げておられるkumikoさんや、同志のじゅうばこさんたちとともに、立ち上がることにしました。

この酷い宣伝の件に関しては、こちらのサイトをご参照下さい。

↓映画「マスター・アンド・コマンダー」の宣伝に関する意見とお願い
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kumiko-meru/mc_senden.htm

昨年「M&C」のチラシを初めて見たとき、日記では「惹句はまあこれでいいとしても」なんて書きましたが、あのときはスティーブンの扱いの酷さに気をとられてしまっただけで、実際いいわけありません!

↓こんなこと書いてました…恥(12/11の日記)
http://diary.note.ne.jp/25683/20031211

情けないことなのですが、日本公式サイトが立ち上がり、日本版トレイラーもUPされていると知ったのが遅かったため、ことの状況がこんなに酷いものだと最近まで気が付きませんでした(のんきに「宣伝、あのチラシ路線にならないわよね〜?」くらいにしか思ってませんでした)。

あの酷いトレイラーは――現在、映画館でもあのまま流されているのでしょうか?

あれじゃ…まるっきりスピリットが違う!

それに――kumikoさんも指摘なさってましたが――「take command of the ship」は、「舵を取れ」じゃない!「指揮を取れ」!!

これでは…本編の日本語字幕も心配になってきました…。

それに、12〜14歳の男の子が乗り組んでいるのは、強制によるものではありません!…海洋冒険小説をお読みになっている方ならばご存知かと思いますが――あの時代は12歳頃から仕官コースが始まっていたのです(ジャックも軍艦生活は12歳からだし)。

監督がピーター・ウィアーだから、「いまを生きる」をイメージさせたかった?…少年たちが出てきても、それは違うでしょう?

あの路線で「泣ける映画」(←この云い方、大嫌い!)にしたい?…もしあのトレイラーを信じて映画を見たら――たぶん違う印象を持つことになるでしょう。


なんてことしてくれるのよ〜〜〜!!>ブエナ・ビスタ(ジャパン)


もし「マスター&コマンダー」という映画を観に行くご予定の方がおられましたら――あのブエナ・ビスタが作った日本公式サイト(インターナショナルサイトのほうではありません)と日本版トレイラーは、そのまま信じないで下さい。

以下のサイト(nifty)――「マスター&コマンダー」スペシャルサイトやインターナショナル版サイトの方が、より確かな情報が得られます。

↓「マスター&コマンダー」BBスペシャル
http://theater.nifty.com/interview/031212/main.htm
(インタビューなども日本語字幕がついております)

↓「Master and commander:The Far Side of the World」official site
http://www.masterandcommanderthefarsideoftheworld.com/
(インターナショナル版で、いろんな言語が選べます…でも日本語選択できない…)

どうか…どうかよろしくお願い致します。
新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

…ってことで、2004年になりました。

今年はムリをしない年にしたいです。
(体力的・精神的…あと経済的にも)
そして正直になりたいと思います。

…こんな感じかニャ?


でもって、え〜っと…今年は…あれ?オリンピックの年ですか??

もしかして、まだヨグ(←ジョージ・マイケルのこと)は、アテネオリンピックのテーマソングを狙ってるんでしょうか〜?

担当できるかどうかはともかく――彼にはちゃんと復活して欲しいので(才能あるんだからさ〜)、今年こそは頑張ってもらいたいものです。


とりあえず今年最初の日記は…こんなところかニャ?


では、また♪

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