「パーティ★モンスター」
2004年6月24日
←誰だかわかります?…え〜っと、左からマコーレー・カルキン、クロエ・セヴィニー、セス・グリーンですね…って、みなさん、テンションあげなきゃできない格好してますねぇ。これでもし地が入ってるんだったら、マジ怖いんですが。
マコーレー・カルキンくん、9年ぶりの新作「パーティ★モンスター」を観に行ってきました。
「パーティ★モンスター」Party Monster(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0320244/
公式サイト→http://www.partymonster.jp/
監督:フェントン・ベイリー、ランディ・バルバート
脚本:フェントン・ベイリー、ランディ・バルバート
出演:マコーレー・カルキン、セス・グリーン、クロエ・セヴィニー、マリリン・マンソン、ナターシャ・リオン、他
ストーリー:
80年代のNY。田舎から出てきたマイケル・アリグ(M・カルキン)は、ジェイムズ・セント・ジェイムズ(S・グリーン)と出会い、NYのクラブで次々と度肝を抜くパーティを開催。カリスマ「クラブキッズ」として、クラブシーン、時代の寵児となる。だが次第にマイケルはドラッグに溺れ、身を持ち崩していく。そして――
80年〜90年代に実在した伝説のクラブキッズ、マイケル・アリグの栄光と転落を描いた映画なわけですが。
そういえば昔、こんなヤツらがいるってのをTVで見たことあったよニャ〜と遠い目をしつつ、ちゃんとキャンペーン来日してたマコーレー・カルキンくんの成長した姿を確かめるべく、いそいそと観に行って参りましたよ。
で、そのマコーレーくん。ルックス的な成長はさほど見られず、まさにそのまま縦に伸びただけという感じ。演技に関しては――この映画のストーリーラインやキャラクターを思えば、彼以外のキャスティングなど考えられない、監督が執拗にマコーレーくんを狙ってオファーしたというのも、思わず納得してしまうような役を演じてたので、もはやウマヘタの問題ではなかったよニャ…。
つまり今回の彼は――演技力うんぬんはさほど問題ではなく、そこにいればいい、醸す雰囲気で充分イケてしまうというキャラクターを演じていて――オトナでコドモ、天使で悪魔、繊細で大胆…相反するキャラクターを、まるでそれが彼の地であるかのようにスクリーンで見せてくれた――とでも云ったら、ピッタリくるかもしれない。
その代わりと云ってはなんだけど、マイケルの親友でこれまた実在の人物であるジェイムズを演じたセス・グリーン…彼があんまりにも上手すぎたので、わたしゃ心底ビックリしてしまいました。どちらかと云えば、若手でも雰囲気俳優カテゴリに属するメンツ(C・セヴィニーやN・リオンなど)が多い中、彼はひとり、オーバーアクトのくせにそれがまったく気にならない、そして実にファビュラ〜ス☆な演技を見せてくれまして、スクリーンのどこにもセス・グリーンは映っていない…とゆーか、いたのはマイケルの親友ジェイムズ以外の何者でもない、というほどでした。まるでダニエル・デイ・ルイスのよう。…おそるべし。
ただ〜し。元クラブキッズなら懐かしんで楽しめるでしょうが、とりあえずマジメ&凡庸に生きてきた日本人の私にとっては、ドラッグ描写やクラブキッズたちの発言などモラル的に少々つらく、ストーリーも後半徐々にトーンダウンして、「ふ〜ん」と雑学メモに記する程度でしかないものとなり……結局終わってみれば、ストーリーよりドラッグクイーンな衣装、テクノやレイヴな音楽のほうが強烈な印象として残ってしまい、おかげで映画館出た後も、しばらく頭の中がテクノでレイヴな音楽によるカエルの輪唱状態になっちまったのでした。……あ〜…。
ところで。この作品にナターシャ・リオンが出てたのに、私ときたらクレジット見るまで彼女だとぜんぜん気付きませんでした。う〜む…まだまだ修行が足りん!
多少の設定の違いがあったとしても、マコーレー・カルキンくんに求められる役柄は、9年が経過して、ご本人が22歳になった現在も、さほど変わらないんだなと実感してしまった作品。たとえご本人が、納得かつ満足してたとしても、復帰後の初主演作が本作で良かったかどうかは――正直、微妙かと。
マコーレー・カルキンくん、9年ぶりの新作「パーティ★モンスター」を観に行ってきました。
「パーティ★モンスター」Party Monster(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0320244/
公式サイト→http://www.partymonster.jp/
監督:フェントン・ベイリー、ランディ・バルバート
脚本:フェントン・ベイリー、ランディ・バルバート
出演:マコーレー・カルキン、セス・グリーン、クロエ・セヴィニー、マリリン・マンソン、ナターシャ・リオン、他
ストーリー:
80年代のNY。田舎から出てきたマイケル・アリグ(M・カルキン)は、ジェイムズ・セント・ジェイムズ(S・グリーン)と出会い、NYのクラブで次々と度肝を抜くパーティを開催。カリスマ「クラブキッズ」として、クラブシーン、時代の寵児となる。だが次第にマイケルはドラッグに溺れ、身を持ち崩していく。そして――
80年〜90年代に実在した伝説のクラブキッズ、マイケル・アリグの栄光と転落を描いた映画なわけですが。
そういえば昔、こんなヤツらがいるってのをTVで見たことあったよニャ〜と遠い目をしつつ、ちゃんとキャンペーン来日してたマコーレー・カルキンくんの成長した姿を確かめるべく、いそいそと観に行って参りましたよ。
で、そのマコーレーくん。ルックス的な成長はさほど見られず、まさにそのまま縦に伸びただけという感じ。演技に関しては――この映画のストーリーラインやキャラクターを思えば、彼以外のキャスティングなど考えられない、監督が執拗にマコーレーくんを狙ってオファーしたというのも、思わず納得してしまうような役を演じてたので、もはやウマヘタの問題ではなかったよニャ…。
つまり今回の彼は――演技力うんぬんはさほど問題ではなく、そこにいればいい、醸す雰囲気で充分イケてしまうというキャラクターを演じていて――オトナでコドモ、天使で悪魔、繊細で大胆…相反するキャラクターを、まるでそれが彼の地であるかのようにスクリーンで見せてくれた――とでも云ったら、ピッタリくるかもしれない。
その代わりと云ってはなんだけど、マイケルの親友でこれまた実在の人物であるジェイムズを演じたセス・グリーン…彼があんまりにも上手すぎたので、わたしゃ心底ビックリしてしまいました。どちらかと云えば、若手でも雰囲気俳優カテゴリに属するメンツ(C・セヴィニーやN・リオンなど)が多い中、彼はひとり、オーバーアクトのくせにそれがまったく気にならない、そして実にファビュラ〜ス☆な演技を見せてくれまして、スクリーンのどこにもセス・グリーンは映っていない…とゆーか、いたのはマイケルの親友ジェイムズ以外の何者でもない、というほどでした。まるでダニエル・デイ・ルイスのよう。…おそるべし。
ただ〜し。元クラブキッズなら懐かしんで楽しめるでしょうが、とりあえずマジメ&凡庸に生きてきた日本人の私にとっては、ドラッグ描写やクラブキッズたちの発言などモラル的に少々つらく、ストーリーも後半徐々にトーンダウンして、「ふ〜ん」と雑学メモに記する程度でしかないものとなり……結局終わってみれば、ストーリーよりドラッグクイーンな衣装、テクノやレイヴな音楽のほうが強烈な印象として残ってしまい、おかげで映画館出た後も、しばらく頭の中がテクノでレイヴな音楽によるカエルの輪唱状態になっちまったのでした。……あ〜…。
ところで。この作品にナターシャ・リオンが出てたのに、私ときたらクレジット見るまで彼女だとぜんぜん気付きませんでした。う〜む…まだまだ修行が足りん!
多少の設定の違いがあったとしても、マコーレー・カルキンくんに求められる役柄は、9年が経過して、ご本人が22歳になった現在も、さほど変わらないんだなと実感してしまった作品。たとえご本人が、納得かつ満足してたとしても、復帰後の初主演作が本作で良かったかどうかは――正直、微妙かと。
買うもの・買わないもの・買うのを悩んでいるもの
2004年6月23日 物欲ブギ!
←このパッケージ、カッコいいよニャ〜♪
↓「マスター・アンド・コマンダー」特設サイト(ユニバーサル)
http://www.universalpictures.jp/sp/mc/
我が秋林家は、10年前にCATVを導入してからというもの、BS・CS含めほとんどの映画チャンネル(WOWOW・スターチャンネル・衛星劇場…まだある)が入るという状況です。
その気になれば、いくらでも映画を録画できるのですが、録画してもそれを保存しておく趣味が私にはまったくありません。お気に入りで残しておきたい映画があれば、そのすべてをセル版DVDで買ってしまうタイプなのです(音楽CDや本に関しても同様で、お気に入りはレンタルせずに商品をそのまま購入します)。
――なぜ商品なのか?
1.パッケージで楽しめるから
2.特典があるから
3.チャプターなど最初から付いてるから
4.気に入っている作品ならば、お金を払うことに対し、まったくやぶさかではないから(ただしお値段お安めに越したことなし)
5.本物を買ったという満足感があるから
6.自分でダビングしたり編集したりするのが超メンドクサイから
それでも、ドカドカと購入することはしたくないので(つーか、できない)、毎月「DVDでーた」を見たり、amazonやいーでじでチェックをしたりして、「なにを買ってなにをガマンするか」リストを(頭の中で)作成したりします。
1.多少お値段は張っても新作DVDで買いたいもの
2.好きな作品だから購入する…けど、販社がメジャー系なので廉価版登場まで待つと決めたもの
3.昔懐かしい、DVD化を待っていたもの
4.廉価版で出たので、買うつもりのもの
5.レンタルで観たら面白かったので(あるいは面白いならば)、買うつもりのもの
以上の5つのカテゴリに分けて、リストアップするのですが――これがなかなか予想通りにいかない!…急に欲しくなる作品が出て来るんだもん!
ちなみに今月末以降で購入予定なのは――
1.多少お値段は張っても新作DVDで買いたいもの
「マスター・アンド・コマンダー」「ニューオーリンズ・トライアル」「サタデー・ナイト・ライブ コンプリートBOX」
購入するか現在悩んでいる作品:
「ルビー&カンタン」「クジラの島の少女」「シービスケット」
廉価版でケチってられるか、廉価版が出そうにない・出ない販社だから、初回限定だから…といった理由でチョイス。ただ「クジラの島の少女」「シービスケット」は、好きな作品だけど繰り返し観たいとは云えない…でも、廉価版出そうにないし…持っていてもいいかな?と悩んでいるところ。「シービスケット」は、ジャケットが米国版と同じだったら確実に買うけどニャ…う〜む。
2.好きな作品だから購入する…けど、販社がメジャー系なので廉価版登場まで待つと決めたもの
「ドラムライン」「オーシャン・オブ・ファイヤー」「アップタウン・ガールズ」「スクール・オブ・ロック」…ほかにも出てくるでしょう。
こら!20世紀FOX!…「『ドラムライン』まったく特典なしで4179円」とはどーゆーことよ!?…サウンド重視したらビットが足りない?それでもなんとかしてくれたっていいじゃんよぅ〜!
「スクール・オブ・ロック」(9月発売)は、2種類の音声解説(JB+監督、子役たち)が楽しそうですね♪…でも廉価版待ちする私…。
3.昔懐かしい、DVD化を待っていたもの
「ラブINニューヨーク」…ほか
絶対買う!…そのほかは未定。
4.廉価版で出たので、買うつもりのもの
「ガタカ」「マネー・ピット」「クローサー」…ほか
もうこれはいっぱい出てくるので、まだ決められない…。とりあえず「ガタカ」「マネー・ピット」は、以前も廉価版が出てたけど「まだ安くなるはず」と購入を見送ってた作品(たしか特典あんまりなかったはず)。そしたらば今回「半額半蔵キャンペーン」「ユニバーサルベスト」でリリース。しめしめ♪
5.レンタルで観たら面白かったので(あるいは面白いならば)、買うつもりのもの
「イン・アメリカ」
見逃したので、わかんニャいのですが、面白かったら買おうかな〜と。
そのほかは未定。
と、以上こんな感じなのですが、まだどうなるかわかりましぇん…。
↓「マスター・アンド・コマンダー」特設サイト(ユニバーサル)
http://www.universalpictures.jp/sp/mc/
我が秋林家は、10年前にCATVを導入してからというもの、BS・CS含めほとんどの映画チャンネル(WOWOW・スターチャンネル・衛星劇場…まだある)が入るという状況です。
その気になれば、いくらでも映画を録画できるのですが、録画してもそれを保存しておく趣味が私にはまったくありません。お気に入りで残しておきたい映画があれば、そのすべてをセル版DVDで買ってしまうタイプなのです(音楽CDや本に関しても同様で、お気に入りはレンタルせずに商品をそのまま購入します)。
――なぜ商品なのか?
1.パッケージで楽しめるから
2.特典があるから
3.チャプターなど最初から付いてるから
4.気に入っている作品ならば、お金を払うことに対し、まったくやぶさかではないから(ただしお値段お安めに越したことなし)
5.本物を買ったという満足感があるから
6.自分でダビングしたり編集したりするのが超メンドクサイから
それでも、ドカドカと購入することはしたくないので(つーか、できない)、毎月「DVDでーた」を見たり、amazonやいーでじでチェックをしたりして、「なにを買ってなにをガマンするか」リストを(頭の中で)作成したりします。
1.多少お値段は張っても新作DVDで買いたいもの
2.好きな作品だから購入する…けど、販社がメジャー系なので廉価版登場まで待つと決めたもの
3.昔懐かしい、DVD化を待っていたもの
4.廉価版で出たので、買うつもりのもの
5.レンタルで観たら面白かったので(あるいは面白いならば)、買うつもりのもの
以上の5つのカテゴリに分けて、リストアップするのですが――これがなかなか予想通りにいかない!…急に欲しくなる作品が出て来るんだもん!
ちなみに今月末以降で購入予定なのは――
1.多少お値段は張っても新作DVDで買いたいもの
「マスター・アンド・コマンダー」「ニューオーリンズ・トライアル」「サタデー・ナイト・ライブ コンプリートBOX」
購入するか現在悩んでいる作品:
「ルビー&カンタン」「クジラの島の少女」「シービスケット」
廉価版でケチってられるか、廉価版が出そうにない・出ない販社だから、初回限定だから…といった理由でチョイス。ただ「クジラの島の少女」「シービスケット」は、好きな作品だけど繰り返し観たいとは云えない…でも、廉価版出そうにないし…持っていてもいいかな?と悩んでいるところ。「シービスケット」は、ジャケットが米国版と同じだったら確実に買うけどニャ…う〜む。
2.好きな作品だから購入する…けど、販社がメジャー系なので廉価版登場まで待つと決めたもの
「ドラムライン」「オーシャン・オブ・ファイヤー」「アップタウン・ガールズ」「スクール・オブ・ロック」…ほかにも出てくるでしょう。
こら!20世紀FOX!…「『ドラムライン』まったく特典なしで4179円」とはどーゆーことよ!?…サウンド重視したらビットが足りない?それでもなんとかしてくれたっていいじゃんよぅ〜!
「スクール・オブ・ロック」(9月発売)は、2種類の音声解説(JB+監督、子役たち)が楽しそうですね♪…でも廉価版待ちする私…。
3.昔懐かしい、DVD化を待っていたもの
「ラブINニューヨーク」…ほか
絶対買う!…そのほかは未定。
4.廉価版で出たので、買うつもりのもの
「ガタカ」「マネー・ピット」「クローサー」…ほか
もうこれはいっぱい出てくるので、まだ決められない…。とりあえず「ガタカ」「マネー・ピット」は、以前も廉価版が出てたけど「まだ安くなるはず」と購入を見送ってた作品(たしか特典あんまりなかったはず)。そしたらば今回「半額半蔵キャンペーン」「ユニバーサルベスト」でリリース。しめしめ♪
5.レンタルで観たら面白かったので(あるいは面白いならば)、買うつもりのもの
「イン・アメリカ」
見逃したので、わかんニャいのですが、面白かったら買おうかな〜と。
そのほかは未定。
と、以上こんな感じなのですが、まだどうなるかわかりましぇん…。
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淋しきビデオ・ストレート
2004年6月22日 映画ヨタ話
←リリースしたところで売れるんでしょうかね〜??…私は買わずにレンタル派。つまんなくても観ますよ〜、だって私は根っからのラジー好きだもん♪
ポーカーキングのベン・アフレック&先日凝りもせずめでたく三回目の結婚をしたジェニファ・ロペス主演で、昨年公開され、見事ラジー賞をゲットした「ジーリ」が、どうやら日本でも8月あたりに観ることができるようです。ただし劇場公開はスルー(未公開)、DVDまたはビデオでの鑑賞(つまりビデオストレート)となります。
で、いつも購入している情報誌「DVDでーた」を読んでたら…なんとアメパイシリーズの第三作「アメリカン・ウェディング」も、ビデオストレートとな!?……公開を楽しみにしてたのにぃ…。そして個人的に大注目しているコメディ俳優ウィル・フェレル主演「OLD SCHOOL」も、「アダルト♂スクール」という邦題が付いて、これまたビデオストレート。どっちも米国では興行成績のよい作品だったのにぃ〜…。もしこれでベン・スティラーの新作「ドッジボール」までもが、公開をスルーされたら……とっても淋しいナリ…。
「ジーリ」はどーでもいいのですが、「アメリカン〜」と「アダルト〜」は公開して欲しかったです。日本の配給会社ってコメディ映画に冷たいよニャ…。むむむむむう〜…。
追記:
先日「マスター・アンド・コマンダー」と「ニューオーリンズ・トライアル」のDVDをamazonで予約したのですが、発売日である7/23は他にどんなタイトルがリリースされるのかなと思い、「DVDでーた」で調べたところ……「ドッグヴィル」「タイムライン」のほかに「超能力学園Z」(1982)というタイトルを見つけてしまいました。………。またもや30代以上の男衆(=小金持ってそう)向け作品か。ちなみにこの「〜Z」、日本語吹替が付いてまして、当時のTV放送まんまの収録版として、なんと野村義男(たのきんトリオのヨっちゃん)が主人公の声をアテています。う〜む…マニアが喜びそうナリね…。
ポーカーキングのベン・アフレック&先日
で、いつも購入している情報誌「DVDでーた」を読んでたら…なんとアメパイシリーズの第三作「アメリカン・ウェディング」も、ビデオストレートとな!?……公開を楽しみにしてたのにぃ…。そして個人的に大注目しているコメディ俳優ウィル・フェレル主演「OLD SCHOOL」も、「アダルト♂スクール」という邦題が付いて、これまたビデオストレート。どっちも米国では興行成績のよい作品だったのにぃ〜…。もしこれでベン・スティラーの新作「ドッジボール」までもが、公開をスルーされたら……とっても淋しいナリ…。
「ジーリ」はどーでもいいのですが、「アメリカン〜」と「アダルト〜」は公開して欲しかったです。日本の配給会社ってコメディ映画に冷たいよニャ…。むむむむむう〜…。
追記:
先日「マスター・アンド・コマンダー」と「ニューオーリンズ・トライアル」のDVDをamazonで予約したのですが、発売日である7/23は他にどんなタイトルがリリースされるのかなと思い、「DVDでーた」で調べたところ……「ドッグヴィル」「タイムライン」のほかに「超能力学園Z」(1982)というタイトルを見つけてしまいました。………。またもや30代以上の男衆(=小金持ってそう)向け作品か。ちなみにこの「〜Z」、日本語吹替が付いてまして、当時のTV放送まんまの収録版として、なんと野村義男(たのきんトリオのヨっちゃん)が主人公の声をアテています。う〜む…マニアが喜びそうナリね…。
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悩める電脳仔羊、再び
2004年6月21日 読書
←とうとう日本にもお目見え。
私が映画監督の中で最も好きなピーター・ウィアーの次回作と次々回作に関して、以前このブログでもつらつらと書いてみたのですが――
↓「次回作うんぬん」(2004/5/4の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040504.html
またもや言霊が飛んだのか、次々回監督作と云われている「パターン・レコグニション」の原作本(ウィリアム・ギブスン)が、なんと今月、角川書店より翻訳出版されました。
なにやらここ数年のギブスン小説の中では、なかなか評価の高い作品のようですが、映画化が決まっているため、読むかどうかで悩んでいます。読んでから観るか、観てから読むか。う〜む…。
しかも……2,310円!
高いっーの!…今はハードカバーで出てても、数年後には文庫版で出そうだよニャ…。
サイバーパンクなギブスンの小説を翻訳するのは大変だろうな、版権もお高いのかなとか思いつつ、紀伊国屋さんで見かけて手にとったのですが、パラっとめくっただけで、読むのに時間がかかりそうだと実感。う〜む…。
さて…どうしよう?
私が映画監督の中で最も好きなピーター・ウィアーの次回作と次々回作に関して、以前このブログでもつらつらと書いてみたのですが――
↓「次回作うんぬん」(2004/5/4の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040504.html
またもや言霊が飛んだのか、次々回監督作と云われている「パターン・レコグニション」の原作本(ウィリアム・ギブスン)が、なんと今月、角川書店より翻訳出版されました。
なにやらここ数年のギブスン小説の中では、なかなか評価の高い作品のようですが、映画化が決まっているため、読むかどうかで悩んでいます。読んでから観るか、観てから読むか。う〜む…。
しかも……2,310円!
高いっーの!…今はハードカバーで出てても、数年後には文庫版で出そうだよニャ…。
サイバーパンクなギブスンの小説を翻訳するのは大変だろうな、版権もお高いのかなとか思いつつ、紀伊国屋さんで見かけて手にとったのですが、パラっとめくっただけで、読むのに時間がかかりそうだと実感。う〜む…。
さて…どうしよう?
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「栄光のエンブレム」
2004年6月20日
←懐かしい俳優ロブ・ロウ。彼はその昔、一世を風靡したほど大人気でした。ですが90年代に入ると(ある事件とドラッグのせいで)サッパリ状態が続き、出演作はB級映画ばかり。でも頑張って立ち直り、TVドラマシリーズ「ホワイトハウス」でようやく評価を受け、2000年にはPEOPLE誌「世界で最も美しい50人」のひとりに選ばれるまで復活してきました。もしかしたら、もう昔以上の活躍はできないかもしれません……でも頑張って欲しいんです。
だって私――アナタの輝きを覚えてるんだもん…。
20世紀FOX「1枚買ったら1枚タダ!」5/28キャンペーン(2980円)で購入した、映画DVDの感想第四弾です。
■「栄光のエンブレム」Youngblood(1986・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0092272/
監督:ピーター・マークル
脚本:ピーター・マークル
出演:ロブ・ロウ、シンシア・ギブ、パトリック・スウェイジ、エド・ローター、他
ストーリー:
プロのアイスホッケープレイヤーを目指すディーン・ヤングブラッド(R・ロウ)は、ジュニアチームの入団試験に見事合格、チームメイトから強烈な洗礼を受ける。そんな中、ディーンが試合で頭角を現し始めると、仲間たちは彼を認めるようになり、とくにデレク(P・スウェイジ)とはなんでも話し合う仲になった。だが勝利優先の監督(E・ローター)についていけない状態のディーンに、他チームは汚い反則をしかける。そして――
うおおおおおおおおおおおおお!!
ヤァァァァングブラッドォォォォ!!
…とゆーわけで、←でリンクしている蛍風さんが感想をお書きになっているラルフ・マッチオ主演「ベスト・キッド」同様、今作も80年代らしい「痛快スポ根サクセスムービー」のひとつであり、また典型的なブラットパック映画でもあります。
↓ブラットパックとは?(2004/5/25の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040525.html
なんちゅーか…こうやってDVD化されたところで、その購買層のほとんどは30代以上の男性じゃないかと思われる作品なわけですが、いったいどれだけの人がロブ・ロウ目当てなんでしょうかね〜?
みなさん……主演俳優よりどっちかというと、都合のよさが返って心地よい実に80年代映画らしい青春ストーリーなところや、ロブの彼女を演じたシンシア・ギブが目当てなんじゃないの?…いや、ごもっとも!よくわかるざんす!…たしかにシンシアは目元パッチリで日本人受けする可愛らしさでナイスバディだし、↑であんなこと書いてる私だって、実はロブ・ロウより、80年代らしい「痛快スポ根サクセスムービー」なところに惹かれて買ったくらいだもん。
♯80年代らしい痛快スポ根サクセスムービーとは?
1.主題歌や挿入歌がシンセドラムを使ったポップスである
2.基本的に才能がある主人公
3.だが家庭はそれほど裕福ではない
4.チームメイトと最初はモメても、いつしか仲良くなる
5.監督といざこざを起こす
6.美人の彼女ができる(彼女のほうが裕福な家庭出身だったりする)
7.彼女とケンカして仲直り(ラブシーンあり)
8.主人公を陥れようと汚い行動に出るライバル(スネ夫みたいな顔立ち多し)
9.その策略に引っかかり、戦線離脱する主人公
10.それでも奇跡的に復活、感動的な勝利で終劇
…こんな感じでしょうか?
かなり都合のいいストーリーラインではあるものの、観ていてスカっとする内容だし、↑のまんまなストーリーであっても「栄光のエンブレム」に関して云えば、ちゃんと笑えるシーンやおバカな大騒ぎがあるので、マジメ過ぎず、重い印象はない。俳優やエキストラはアイホ経験者で揃えてあって(キアヌもそう)、画的に説得力があり、私みたいな初心者でもなにが起こってるか理解できる。つまり、ちゃんと万人向けポイントは押さえてあるってこと。
で、当時は何とも思わなかったのに、今回見直してアレレと思ったのが(←蛍風さんのマネ)――当時21歳くらいだったロブ・ロウの顔。
こんなにお肌ツルツルだったっけ〜〜〜??
シンシア・ギブよりお顔がツルンとしていてビックリ。そーいえばロブはブラットパックの中でも、モリー・リングウォルドについで年少だったっけか…。ちなみに、あんまりツルンとしてなかったパトリック・スウェイジの年齢が気になって調べてみたところ――なにィ!?当時34歳だと!?…ってことはなんですか、「ゴースト」のときが38歳で「ハートブルー」が39歳!?……。34歳ならブラットパックじゃないナリ。
う〜む…80年代を懐かしむつもりだったのに、20年経って衝撃を受けるとは。
ま、とりあえず本作は――都合の良さが快感さ!な「痛快スポ根サクセスムービー」を楽しみたい・懐かしみたい人向けの、エンタテイメント作品…かな。
なお、劇中に男性向けとしてシンシア・ギブのヌードが出てきますが、ちゃんと女性にもロブ・ロウのサポーター姿(逃げずによく撮ったもんだわね)がサービスされております。ただし――2004年の現在、シンシアはともかくロブで喜べるかは人それぞれですが。
■DVD仕様評価
1.惹句(DVDの帯についてる宣伝コピー)
「アイスホッケー・リンクを駆け抜ける熱い青春。ロブ・ロウ&パトリック・スウェイジ主演で贈る感動のスポーツ・ドラマ。キアヌ・リーブスも出演」
「キアヌ・リーブスも出演」。……うっ。たしかにアイホの腕を買われて(実はキアヌの特技はアイホ。ゴールキーバーだったそうな)出演はしてますよ。でもキアヌ・ウォッチャー事務局から報告させて頂きますと、キアヌさんはほんのチョイ役です。ロブ・ロウのチームメイトでしたが、ちらりとしか出てきません。ヘタすれば見逃してしまうので、彼の出演シーンを楽しみにしてる人は、必ずリモコンを片手にDVDを観ましょう。
2.仕様・特典など
ピクチャー・レーベル、英語ドルビーサラウンド、英語字幕あり、ビスタサイズ、オリジナル劇場予告編
あのですね。このジャケット写真だと、アイホというよりボクシングものみたいなんですけど?…日本公開時からあのまんまだったっけ?ちなみにこのパッケージは日本向けのようで、DVDに印刷されてるお肌ツルンなロブが米国版ジャケットのようです(↑のIMDサイトで見ることができます)。でも吹替は諦めるとしても、音声解説とメイキングは付けて欲しかったな。
3.総括
待ってた男衆(30代以上)は多かろう、よかったね♪な1枚。
だって私――アナタの輝きを覚えてるんだもん…。
20世紀FOX「1枚買ったら1枚タダ!」5/28キャンペーン(2980円)で購入した、映画DVDの感想第四弾です。
■「栄光のエンブレム」Youngblood(1986・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0092272/
監督:ピーター・マークル
脚本:ピーター・マークル
出演:ロブ・ロウ、シンシア・ギブ、パトリック・スウェイジ、エド・ローター、他
ストーリー:
プロのアイスホッケープレイヤーを目指すディーン・ヤングブラッド(R・ロウ)は、ジュニアチームの入団試験に見事合格、チームメイトから強烈な洗礼を受ける。そんな中、ディーンが試合で頭角を現し始めると、仲間たちは彼を認めるようになり、とくにデレク(P・スウェイジ)とはなんでも話し合う仲になった。だが勝利優先の監督(E・ローター)についていけない状態のディーンに、他チームは汚い反則をしかける。そして――
うおおおおおおおおおおおおお!!
ヤァァァァングブラッドォォォォ!!
…とゆーわけで、←でリンクしている蛍風さんが感想をお書きになっているラルフ・マッチオ主演「ベスト・キッド」同様、今作も80年代らしい「痛快スポ根サクセスムービー」のひとつであり、また典型的なブラットパック映画でもあります。
↓ブラットパックとは?(2004/5/25の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040525.html
なんちゅーか…こうやってDVD化されたところで、その購買層のほとんどは30代以上の男性じゃないかと思われる作品なわけですが、いったいどれだけの人がロブ・ロウ目当てなんでしょうかね〜?
みなさん……主演俳優よりどっちかというと、都合のよさが返って心地よい実に80年代映画らしい青春ストーリーなところや、ロブの彼女を演じたシンシア・ギブが目当てなんじゃないの?…いや、ごもっとも!よくわかるざんす!…たしかにシンシアは目元パッチリで日本人受けする可愛らしさでナイスバディだし、↑であんなこと書いてる私だって、実はロブ・ロウより、80年代らしい「痛快スポ根サクセスムービー」なところに惹かれて買ったくらいだもん。
♯80年代らしい痛快スポ根サクセスムービーとは?
1.主題歌や挿入歌がシンセドラムを使ったポップスである
2.基本的に才能がある主人公
3.だが家庭はそれほど裕福ではない
4.チームメイトと最初はモメても、いつしか仲良くなる
5.監督といざこざを起こす
6.美人の彼女ができる(彼女のほうが裕福な家庭出身だったりする)
7.彼女とケンカして仲直り(ラブシーンあり)
8.主人公を陥れようと汚い行動に出るライバル(スネ夫みたいな顔立ち多し)
9.その策略に引っかかり、戦線離脱する主人公
10.それでも奇跡的に復活、感動的な勝利で終劇
…こんな感じでしょうか?
かなり都合のいいストーリーラインではあるものの、観ていてスカっとする内容だし、↑のまんまなストーリーであっても「栄光のエンブレム」に関して云えば、ちゃんと笑えるシーンやおバカな大騒ぎがあるので、マジメ過ぎず、重い印象はない。俳優やエキストラはアイホ経験者で揃えてあって(キアヌもそう)、画的に説得力があり、私みたいな初心者でもなにが起こってるか理解できる。つまり、ちゃんと万人向けポイントは押さえてあるってこと。
で、当時は何とも思わなかったのに、今回見直してアレレと思ったのが(←蛍風さんのマネ)――当時21歳くらいだったロブ・ロウの顔。
こんなにお肌ツルツルだったっけ〜〜〜??
シンシア・ギブよりお顔がツルンとしていてビックリ。そーいえばロブはブラットパックの中でも、モリー・リングウォルドについで年少だったっけか…。ちなみに、あんまりツルンとしてなかったパトリック・スウェイジの年齢が気になって調べてみたところ――なにィ!?当時34歳だと!?…ってことはなんですか、「ゴースト」のときが38歳で「ハートブルー」が39歳!?……。34歳ならブラットパックじゃないナリ。
う〜む…80年代を懐かしむつもりだったのに、20年経って衝撃を受けるとは。
ま、とりあえず本作は――都合の良さが快感さ!な「痛快スポ根サクセスムービー」を楽しみたい・懐かしみたい人向けの、エンタテイメント作品…かな。
なお、劇中に男性向けとしてシンシア・ギブのヌードが出てきますが、ちゃんと女性にもロブ・ロウのサポーター姿(逃げずによく撮ったもんだわね)がサービスされております。ただし――2004年の現在、シンシアはともかくロブで喜べるかは人それぞれですが。
■DVD仕様評価
1.惹句(DVDの帯についてる宣伝コピー)
「アイスホッケー・リンクを駆け抜ける熱い青春。ロブ・ロウ&パトリック・スウェイジ主演で贈る感動のスポーツ・ドラマ。キアヌ・リーブスも出演」
「キアヌ・リーブスも出演」。……うっ。たしかにアイホの腕を買われて(実はキアヌの特技はアイホ。ゴールキーバーだったそうな)出演はしてますよ。でもキアヌ・ウォッチャー事務局から報告させて頂きますと、キアヌさんはほんのチョイ役です。ロブ・ロウのチームメイトでしたが、ちらりとしか出てきません。ヘタすれば見逃してしまうので、彼の出演シーンを楽しみにしてる人は、必ずリモコンを片手にDVDを観ましょう。
2.仕様・特典など
ピクチャー・レーベル、英語ドルビーサラウンド、英語字幕あり、ビスタサイズ、オリジナル劇場予告編
あのですね。このジャケット写真だと、アイホというよりボクシングものみたいなんですけど?…日本公開時からあのまんまだったっけ?ちなみにこのパッケージは日本向けのようで、DVDに印刷されてるお肌ツルンなロブが米国版ジャケットのようです(↑のIMDサイトで見ることができます)。でも吹替は諦めるとしても、音声解説とメイキングは付けて欲しかったな。
3.総括
待ってた男衆(30代以上)は多かろう、よかったね♪な1枚。
「トーマス・クラウン・アフェアー」
2004年6月19日
←ピアース・ブロスナンというと、一般的にジェイムズ・ボンドというイメージが強いのですが、インタビューや記事などを読むと「完璧主義者で真面目、ちょっと神経質な人」という印象を受けます。そう云われれば、どんなにお洒落で洗練された役を演じても、時折見せる真剣な表情、セリフの間の上手さ、深い深いブルーの瞳のせいか、軽薄さを感じさせないんですよねぇ…。ただし印象に残るかどうかは人それぞれですが。
20世紀FOX「1枚買ったら1枚タダ!」5/28キャンペーン(2980円)で購入した、映画DVDの感想第三弾です。
■「トーマス・クラウン・アフェアー」The Thomas Crown Affair(1999・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0155267/
監督:ジョン・マクティアナン
脚本:レスリー・ディクソン、カート・ウィマー
出演:ピアース・ブロスナン、レネ・ルッソ、フェイ・ダナウェイ、デニス・リアリー、他
ストーリー:
NYの美術館でモネの絵画が、白昼堂々盗まれた。保険調査員のキャサリン(R・ルッソ)は、金融会社の社長で大富豪のトーマス・クラウン(P・ブロスナン)に目をつける。一見、犯罪に関わりのなさそうな彼だったが、実は完全犯罪を目論む天才的な泥棒。そしてふたりの駆け引きが始まった――
当時な〜んにも予備知識ナシな状態で観に行ったため、今作がスティーブ・マックイーンの「華麗なる賭け」(1968)のリメイクだってことに、本編を観るまで気付きませんでしたよ…。誰も教えてくれなかったしぃ…。
多少の設定変更があるけれど、お洒落な雰囲気、男女の駆け引き、山高帽男によるクライマックスなど基本は同じ。よく「リメイク作品はオリジナルを越えられない」と云われますが、これがなかなかどーして、上手くリメイクされてるんだよニャ〜。まるで「キャッツアイ」のような絵画泥棒シーン、美男美女によるおっとな〜♪なロマンス、駆け引き、隠された意外な真実――など、いろいろ盛り込んでるし、ブレーン的存在に留まらず主人公自ら行動しているし、ヒロインはちゃんと主人公とつり合っててしかも魅力的だし…う〜む、ザッツエンタテイメント!…わたしゃマックイーン版よりブロスナン版のほうが断然好きっス!…しかも「オーシャンズ11」のような、ただオシャレなだけでちっとも面白くない、キャラクターも魅力的でない映画よりは、よほどわかって作られてるので、私的評価は大です。
ただ、傑作だの名作だのオススメ作だのと云うつもりはないし、出来だって格別いいわけでもないし、印象に残る作品だとも思えない。全体的にハーレクイン小説みたいなノリなので、それを受け入れられない人には退屈なだけのツライ作品でしかないでしょう。逆に楽しめる人――おっとな〜♪なエンタテイメントであると、灰色の脳細胞でちゃんと理解している人には、2時間楽しめるめっけもんな作品というところでしょうね(理解できない人が悪くて、できる人が良いと云いたいわけではありません。だってそんなの、人それぞれだもん)。
それにしても、どういった映画ならば自分の魅力や持ち味を出せるのか、ブロスナンは完全熟知してるよニャ〜…。ただ、このまま「らしい映画でらしい役」ばっかってのは致命的かもしんない――熟成期間が長いフルボディワインだって飲みごろはちゃんとあるし、加齢は避けられないし…今後どうするおつもりなんだろう?という気はします。ま、ブロスナンさんも極東ギャルにそんなこと云われたかないでしょうけど。
ボンドガール…ではなく、ヒロインのレネ・ルッソ。初ヌードだったそうですが――子持ちで当時はたしか45歳くらいだったはずなのに、なんであんなに胸がキレイなのニャ!?…う…うらやましひ…。そしてブロスナンと雰囲気がピッタリ合ってて、ボンド映画よりしっくりしてたくらいだったよニャ〜。
それから、一体なんの役を演じてるわけ?と思ってたフェイ・ダナウェイ(「華麗なる賭け」でマックイーンの相手役を演じた人)。ご縁あってのご出演みたいですが…なに?彼女って精神分析医役だったの?映画観ててもサッパリわからず、彼女が出てくるたび「??」だったよ〜ん。あれじゃあ、ワタシわかんニャ〜い(←バカ)。でも別に重要人物ではないから、いっか。
とゆーわけで(?)、今作は、多少のウソ臭さも「おっとな〜♪なエンタテイメント作品だから」とサラっと流せる人向けの、ブロスナンとレネ・ルッソを見て楽しむ映画。
ところで。劇中まるでお約束かのように、ブロスナンの正装シーンがあります。でも彼が着ているタキシードときたら――なんかどっかヘン。どこがヘンなんだろうとじ〜っと見てたら――ネクタイがヘンなんだと気付きました。フツー、タキシードのネクタイといえば蝶ネクタイ。なのに、彼が付けてるネクタイときたら、開襟風というか…ちゃんと結ばれてない。なんで?なんでこんなヘンテコリンなタキシードを着てるのよ!?と思って調べてみたところ――ブロスナンさんはボンドを演じるにあたり、「他作でタキシード姿を見せてはいけない」という契約を結んでいるため、ヘンテコリンなネクタイを付けることで、タキシードではなくタキシード風に見せているのだとか。イメージが大切とはいえ、細かいもんですニャ〜…。
■DVD仕様評価
1.惹句(DVDの帯についてる宣伝コピー)
「『ダイ・ハード』のジョン・マクティアナン監督&“007”シリーズのピアース・ブロスナン主演で贈る、スタイリッシュ・アクション!大富豪の裏に隠された真実の姿は天才犯罪者!?」
な〜が〜い〜…。監督・出演俳優ともに代表作を上げないとわからない人ではありますが、もちっと短くてもいいのにねぇ。
2.仕様・特典など
ピクチャー・レーベル、5.1サラウンド、シネマスコープサイズ、日本語吹替・英語字幕あり、オリジナル劇場予告2本(「華麗なる賭け」「トーマス・クラウン・アフェアー」)
音声解説やメイキングなど付いてない…けど、この映画なら「ま、いっか〜」と許せてしまう(本編自体がそうだから)。ブロスナンの吹替は江原正士。江原さんはイメージじゃないんだよニャ…。彼が悪いんじゃなくって、ショーン・コネリー同様、ブロスナンもピッタリな声優がいないってこと。間が命派、吐息まじりでボソボソとセクシーに喋り、かつ俳優と年相応な声を出せる声優さん希望(…でもいない)。江原さんより「ゴールデンアイ」での神谷明のほうがずっといい感じかと。
なお、「トーマス〜」だけでなく「華麗なる賭け」のトレイラーが付いてるのは、「見比べて楽しんで下さいね〜」ってことでしょう。実際、よく似せて作られてます。
3.総括
とくに欲しいというわけではなかったのに、1500円くらいなら買ってもいいな〜と思わせた、20世紀FOX戦略勝利な1枚。
20世紀FOX「1枚買ったら1枚タダ!」5/28キャンペーン(2980円)で購入した、映画DVDの感想第三弾です。
■「トーマス・クラウン・アフェアー」The Thomas Crown Affair(1999・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0155267/
監督:ジョン・マクティアナン
脚本:レスリー・ディクソン、カート・ウィマー
出演:ピアース・ブロスナン、レネ・ルッソ、フェイ・ダナウェイ、デニス・リアリー、他
ストーリー:
NYの美術館でモネの絵画が、白昼堂々盗まれた。保険調査員のキャサリン(R・ルッソ)は、金融会社の社長で大富豪のトーマス・クラウン(P・ブロスナン)に目をつける。一見、犯罪に関わりのなさそうな彼だったが、実は完全犯罪を目論む天才的な泥棒。そしてふたりの駆け引きが始まった――
当時な〜んにも予備知識ナシな状態で観に行ったため、今作がスティーブ・マックイーンの「華麗なる賭け」(1968)のリメイクだってことに、本編を観るまで気付きませんでしたよ…。誰も教えてくれなかったしぃ…。
多少の設定変更があるけれど、お洒落な雰囲気、男女の駆け引き、山高帽男によるクライマックスなど基本は同じ。よく「リメイク作品はオリジナルを越えられない」と云われますが、これがなかなかどーして、上手くリメイクされてるんだよニャ〜。まるで「キャッツアイ」のような絵画泥棒シーン、美男美女によるおっとな〜♪なロマンス、駆け引き、隠された意外な真実――など、いろいろ盛り込んでるし、ブレーン的存在に留まらず主人公自ら行動しているし、ヒロインはちゃんと主人公とつり合っててしかも魅力的だし…う〜む、ザッツエンタテイメント!…わたしゃマックイーン版よりブロスナン版のほうが断然好きっス!…しかも「オーシャンズ11」のような、ただオシャレなだけでちっとも面白くない、キャラクターも魅力的でない映画よりは、よほどわかって作られてるので、私的評価は大です。
ただ、傑作だの名作だのオススメ作だのと云うつもりはないし、出来だって格別いいわけでもないし、印象に残る作品だとも思えない。全体的にハーレクイン小説みたいなノリなので、それを受け入れられない人には退屈なだけのツライ作品でしかないでしょう。逆に楽しめる人――おっとな〜♪なエンタテイメントであると、灰色の脳細胞でちゃんと理解している人には、2時間楽しめるめっけもんな作品というところでしょうね(理解できない人が悪くて、できる人が良いと云いたいわけではありません。だってそんなの、人それぞれだもん)。
それにしても、どういった映画ならば自分の魅力や持ち味を出せるのか、ブロスナンは完全熟知してるよニャ〜…。ただ、このまま「らしい映画でらしい役」ばっかってのは致命的かもしんない――熟成期間が長いフルボディワインだって飲みごろはちゃんとあるし、加齢は避けられないし…今後どうするおつもりなんだろう?という気はします。ま、ブロスナンさんも極東ギャルにそんなこと云われたかないでしょうけど。
ボンドガール…ではなく、ヒロインのレネ・ルッソ。初ヌードだったそうですが――子持ちで当時はたしか45歳くらいだったはずなのに、なんであんなに胸がキレイなのニャ!?…う…うらやましひ…。そしてブロスナンと雰囲気がピッタリ合ってて、ボンド映画よりしっくりしてたくらいだったよニャ〜。
それから、一体なんの役を演じてるわけ?と思ってたフェイ・ダナウェイ(「華麗なる賭け」でマックイーンの相手役を演じた人)。ご縁あってのご出演みたいですが…なに?彼女って精神分析医役だったの?映画観ててもサッパリわからず、彼女が出てくるたび「??」だったよ〜ん。あれじゃあ、ワタシわかんニャ〜い(←バカ)。でも別に重要人物ではないから、いっか。
とゆーわけで(?)、今作は、多少のウソ臭さも「おっとな〜♪なエンタテイメント作品だから」とサラっと流せる人向けの、ブロスナンとレネ・ルッソを見て楽しむ映画。
ところで。劇中まるでお約束かのように、ブロスナンの正装シーンがあります。でも彼が着ているタキシードときたら――なんかどっかヘン。どこがヘンなんだろうとじ〜っと見てたら――ネクタイがヘンなんだと気付きました。フツー、タキシードのネクタイといえば蝶ネクタイ。なのに、彼が付けてるネクタイときたら、開襟風というか…ちゃんと結ばれてない。なんで?なんでこんなヘンテコリンなタキシードを着てるのよ!?と思って調べてみたところ――ブロスナンさんはボンドを演じるにあたり、「他作でタキシード姿を見せてはいけない」という契約を結んでいるため、ヘンテコリンなネクタイを付けることで、タキシードではなくタキシード風に見せているのだとか。イメージが大切とはいえ、細かいもんですニャ〜…。
■DVD仕様評価
1.惹句(DVDの帯についてる宣伝コピー)
「『ダイ・ハード』のジョン・マクティアナン監督&“007”シリーズのピアース・ブロスナン主演で贈る、スタイリッシュ・アクション!大富豪の裏に隠された真実の姿は天才犯罪者!?」
な〜が〜い〜…。監督・出演俳優ともに代表作を上げないとわからない人ではありますが、もちっと短くてもいいのにねぇ。
2.仕様・特典など
ピクチャー・レーベル、5.1サラウンド、シネマスコープサイズ、日本語吹替・英語字幕あり、オリジナル劇場予告2本(「華麗なる賭け」「トーマス・クラウン・アフェアー」)
音声解説やメイキングなど付いてない…けど、この映画なら「ま、いっか〜」と許せてしまう(本編自体がそうだから)。ブロスナンの吹替は江原正士。江原さんはイメージじゃないんだよニャ…。彼が悪いんじゃなくって、ショーン・コネリー同様、ブロスナンもピッタリな声優がいないってこと。間が命派、吐息まじりでボソボソとセクシーに喋り、かつ俳優と年相応な声を出せる声優さん希望(…でもいない)。江原さんより「ゴールデンアイ」での神谷明のほうがずっといい感じかと。
なお、「トーマス〜」だけでなく「華麗なる賭け」のトレイラーが付いてるのは、「見比べて楽しんで下さいね〜」ってことでしょう。実際、よく似せて作られてます。
3.総括
とくに欲しいというわけではなかったのに、1500円くらいなら買ってもいいな〜と思わせた、20世紀FOX戦略勝利な1枚。
←私のお気に入りである大型本。
ぼけ〜〜っと眺めている間が至福のとき。
■どんな本なの?
以下、楽天から引用
とゆーわけで、箱の写真・説明・展開図がえんえんと載っているという、専門的でテクニカルな本。根っからの文系派で理系的センスゼロの私ですが、箱を見るとトランス状態に陥ってしまうほど、箱が好きなので(…箱フェチ?)、数年前に翻訳出版された際、即購入しました(税込:10,290円也)。
世の中の箱好きなみなさんに、ぜひオススメしたい1冊。
ぼけ〜〜っと眺めている間が至福のとき。
■どんな本なの?
以下、楽天から引用
本格的かつ実用的なパッケージングデザインの本が発売となった。2部構成になっていて、第1部はパッケージ概論。その歴史、基本を語り、名品といわれるものの実例をあげながら解説が加えられる。その解説は構造・閉じ方・素材・用途などテクニカルな細部にわたったものだ。また2部はパッケージ素材集となっている。無地の完成例の写真と展開図を収録。素材、接合方法、用途、特徴などがアイコン化され非常にわかりやすい。約80点の実例があるが、そのうち77点は使用権フリーのファイルとしてEPS形式のデータで添付のCD-ROMに収められている。
とゆーわけで、箱の写真・説明・展開図がえんえんと載っているという、専門的でテクニカルな本。根っからの文系派で理系的センスゼロの私ですが、箱を見るとトランス状態に陥ってしまうほど、箱が好きなので(…箱フェチ?)、数年前に翻訳出版された際、即購入しました(税込:10,290円也)。
世の中の箱好きなみなさんに、ぜひオススメしたい1冊。
キアヌ・ウォッチャー事務局便り
2004年6月16日 映画ヨタ話
←左利きフェチ友の会から報告したように、キアヌ・リーブスさんは正真正銘左利きです。左でサインしてる姿をよく(写真などで)見ることができます。ところが先日、ドッグスター(キアヌ所属のバンド)の公演映像を見たら、なんとキアヌさん…ベースを右手で弾いてるではあ〜りませんか!…なんで?初めてベースを習ったとき、右利きの人が相手だったからとか?…だってそのまま自分で左手に変換するなんて器用なこと、できそうに…――以下、自主規制。
キアヌ・ウォッチャー事務局からのお知らせです。
先日、キアヌ次回作「Constantine」のトレイラーと公式サイトをご紹介したばかりなのですが――
↓「『CONSTANTINE』(トレイラーよもやま話19)」(5/15の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040515.html
今度は、次々回作「A Scanner Darkly」(フィリップ・K・ディック)の写真が上がってまいりましたので、その報告をば。
「A Scanner Darkly」…つまり「暗闇のスキャナー」(フィリップ・K・ディック作。日本でも翻訳出版されています)の映画化で、キアヌは主人公のおとり麻薬捜査官アークターを演じる…と思われます。詳細はトレイラーが公開されたときにもしようと思ってるので、まずはお写真を。
↓「A Scanner Darkly」(フィリップ・K・ディック公式サイト)
http://www.philipkdick.com/films_scanner-061204.html
あの…キアヌさん…顔中毛だらけにしてません?
でもって、共演者のロバート・ダウニーJr、ウィノナ・ライダー(!)の顔も見えます。キャストやスタッフのメンツを見てると、「ケビン・ベーコンゲーム」みたいに「キアヌ・リーブスゲーム」もできるんじゃないの?…アルパチ、ジャック・ニコルソンとも共演しちゃったしさ。
ちなみに公開は2005年9月を予定…とゆーことは、来年のキアヌ主演作は、とりあえず2本あるってことですね。実はもう1本「Thumbsucker」という作品があるのですが、これはたしか主演作ではなかったような…情報収集してないのでよくわかりませんけど。
ま、どっちにしろ、キアヌは出演作が途切れることのない売れっ子だってことか。
では、また♪
キアヌ・ウォッチャー事務局からのお知らせです。
先日、キアヌ次回作「Constantine」のトレイラーと公式サイトをご紹介したばかりなのですが――
↓「『CONSTANTINE』(トレイラーよもやま話19)」(5/15の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040515.html
今度は、次々回作「A Scanner Darkly」(フィリップ・K・ディック)の写真が上がってまいりましたので、その報告をば。
「A Scanner Darkly」…つまり「暗闇のスキャナー」(フィリップ・K・ディック作。日本でも翻訳出版されています)の映画化で、キアヌは主人公のおとり麻薬捜査官アークターを演じる…と思われます。詳細はトレイラーが公開されたときにもしようと思ってるので、まずはお写真を。
↓「A Scanner Darkly」(フィリップ・K・ディック公式サイト)
http://www.philipkdick.com/films_scanner-061204.html
あの…キアヌさん…顔中毛だらけにしてません?
でもって、共演者のロバート・ダウニーJr、ウィノナ・ライダー(!)の顔も見えます。キャストやスタッフのメンツを見てると、「ケビン・ベーコンゲーム」みたいに「キアヌ・リーブスゲーム」もできるんじゃないの?…アルパチ、ジャック・ニコルソンとも共演しちゃったしさ。
ちなみに公開は2005年9月を予定…とゆーことは、来年のキアヌ主演作は、とりあえず2本あるってことですね。実はもう1本「Thumbsucker」という作品があるのですが、これはたしか主演作ではなかったような…情報収集してないのでよくわかりませんけど。
ま、どっちにしろ、キアヌは出演作が途切れることのない売れっ子だってことか。
では、また♪
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「妹の恋人」
2004年6月15日
←日本は昔からジョニー・デップの人気が非常に高い国。昨年、愛すべきおバカ海賊を演じるまで、「シザーハンズ」(1990)のハサミ男として、ジャパニーズの間ではよく知られておりました。たしかに「シザーハンズ」は名作です。でもアナタがジョニーファンならば、この「妹の恋人」をはずしちゃダメダメ!…超カワイイジョニーが拝めるナリよん♪
20世紀FOX「1枚買ったら1枚タダ!」5/28キャンペーン(2980円)で購入した、映画DVDの感想第二弾です。
■「妹の恋人」Benny & Joon(1993・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0106387/
監督:ジェレマイア・チェチック
脚本:バリー・バーマン
出演:ジョニー・デップ、メアリー・スチュアート・マスターソン、エイダン・クイン、ジュリアン・ムーア、他
ストーリー:
両親の事故死以来、精神が不安定になってしまった妹ジューン(M・S・マスターソン)とふたり暮らしをしている兄ベニー(A・クイン)。ある日、その兄妹の家にサム(J・デップ)という風変わりな青年が転がり込む。無口で文盲気味、どこか得体の知れない彼だったが、実は心優しく、バスター・キートンのような芸の才能に溢れていた。そしていつしかサムとジューンの間に恋心が芽生えるが――
やさしくて純粋で繊細で――誰もが知ってる名作ではないけれど、そのなんていうか…秘密の花園のような映画だよニャ…。
「過保護な兄、世間から離れた繊細なふたり」というアンサンブルもので、兄の妹離れと妹の恋愛がメインに描かれている――と書くと、よくあるシチュエーション映画だと思われがちですが、「どんな役でも自由自在に演じられるジョニー・デップ」を堪能できるところに付加価値があるかニャ?
ダイナーのカウンターでパンにダンス(チャップリンね)をさせるジョニー、公園でバスター・キートンのような体を張ったギャグを披露するジョニー、アイロンでパンを焼くジョニー、ポテトを勢いよく潰すジョニー、表情と雰囲気、しぐさだけで心情を表現するジョニーー――なんと芸達者なことよ!
その中でも、あの体を張ったパントマイムギャグ。なんとジョニーは、すべてスタントなしで演じきったのだとか。まるで「新春かくし芸大会」の堺正章!…スゴイわ〜…見惚れちゃったもん。
精神不安定なため、大人になっても兄のベニーに守られ、家で一日中絵を書いて暮らしているジューン。性格はやさしく、特別な才能を持っているのに、その独特な印象のせいで厄介者扱いされているサム。世間から多少はずれているふたりの恋模様が描かれているのですが――とてもとてもとても純粋で…人を好きになったのはたぶん初めて、萎えた足でヨチヨチ歩きな恋愛をするふたりを見てるだけで、もうせつなくて。しかも上目がちなジョニーが「マミー…」!…わたしゃ、スクリーンの前で見事に撃沈しちまいましたよ!(ちゅど〜ん!)
精神的に障害を持っているという設定はなかなか難しく、誤解を招かないような配慮をしなければならないわけですが、この作品も、そのあたりをかなりぼかして描写してあります。よく云えば「上手い」、悪く云えば「ズルい」というか。でも上手くてズルい描写だからこそ、作品を重くさせずに、ふたり…じゃない、3人の未来を明るいものに感じさせているんじゃないかニャ?
ジョニー以外の俳優陣に関しては――まずジューン役のM・S・マスターソン。出演作は「恋しくて」「フライド・グリーン・トマト」あたりが有名かニャ?…繊細でちょっと神経質的な雰囲気が実にナイス。ベニーといい仲になるルーシー役にジュリアン・ムーア。この人は昔から上手くて、ベタにさせないその自然で品のある演技はさすが。
ジョニーに関しては――演技うんぬんは前述したので、ルックスに関して少し。「タイガーランド」のコリン・ファレル同様、ジョニーも油断すると顔から太っていくタイプ。今作でのちょっと丸いお顔立ちは、役作りのためだと思えない…って、大きなお世話とゆーか、ジョニーだって極東ギャルにそんなこと云われたかないっつーの!
俳優陣の丁寧な演技、ジョニーの芸、繊細かつほのぼのとした中にユーモアを感じさせるストーリー、そつのない演出――あんまり知らていないけれど、自分の心の中にずっとクリップで留めておきたい、そんな小作品。
しっかし…監督のジェレマイア・チェチック――とても「アベンチャーズ」を撮った人だとは思わないわ〜…。
♯左利きフェチ友の会より報告
左利きリスト追加:
ジョニー・デップ…と書きたいところですが、この映画で彼が見せる左利きは、字が上手く書けないサムを演出してのこと(見てるとそれがよくわかります)。実際の彼は右利きです。
■DVD仕様評価
1.惹句(DVDの帯についてる宣伝コピー)
「『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のジョニー・デップ主演。妹思いの兄の奮闘ぶりを描いたファンタジック・ラブ・ストーリー。」
そのま〜んま。可もなく不可もなく。
でもこれが数年前だったら、「『シザーハンズ』のジョニー・デップ…」と書かれていたでしょうね。「ショコラ」のジョニー・デップ、「ドン・ファン」のジョニー・デップ、「エド・ウッド」のジョニー・デップ、「フロム・ヘル」のジョニー・デップ、「スリーピー・ホロウ」のジョニー・デップ……では、ちとキツイし。
2.仕様・特典など
ピクチャーレーベル、ドルビーサラウンド、ビスタ・サイズ、監督による音声解説、未公開シーン集(2種)、スクリーンテスト風景、ミュージック・ビデオ、オリジナル劇場予告編
日本語吹替を付けて欲しかった…。でもこの作品だと、森川智之さんがジョニーを演じるという滅多にないキャスティングがされそーだー。監督の音声解説はあんまり面白くない…とゆーか、チェチック監督はどうやら喋るのがニガテな模様。ひとりでやらずに、脚本家あたりと一緒に喋ったほうが良かったのでは?
3.総括
以前、同じ仕様で4000円台だったことを思えば、けっこうお得。
それにしても、「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、ジョニーの人気を再燃させたと同時に、普遍的なものにもしちまいましたねぇ…しみじみ…。
20世紀FOX「1枚買ったら1枚タダ!」5/28キャンペーン(2980円)で購入した、映画DVDの感想第二弾です。
■「妹の恋人」Benny & Joon(1993・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0106387/
監督:ジェレマイア・チェチック
脚本:バリー・バーマン
出演:ジョニー・デップ、メアリー・スチュアート・マスターソン、エイダン・クイン、ジュリアン・ムーア、他
ストーリー:
両親の事故死以来、精神が不安定になってしまった妹ジューン(M・S・マスターソン)とふたり暮らしをしている兄ベニー(A・クイン)。ある日、その兄妹の家にサム(J・デップ)という風変わりな青年が転がり込む。無口で文盲気味、どこか得体の知れない彼だったが、実は心優しく、バスター・キートンのような芸の才能に溢れていた。そしていつしかサムとジューンの間に恋心が芽生えるが――
やさしくて純粋で繊細で――誰もが知ってる名作ではないけれど、そのなんていうか…秘密の花園のような映画だよニャ…。
「過保護な兄、世間から離れた繊細なふたり」というアンサンブルもので、兄の妹離れと妹の恋愛がメインに描かれている――と書くと、よくあるシチュエーション映画だと思われがちですが、「どんな役でも自由自在に演じられるジョニー・デップ」を堪能できるところに付加価値があるかニャ?
ダイナーのカウンターでパンにダンス(チャップリンね)をさせるジョニー、公園でバスター・キートンのような体を張ったギャグを披露するジョニー、アイロンでパンを焼くジョニー、ポテトを勢いよく潰すジョニー、表情と雰囲気、しぐさだけで心情を表現するジョニーー――なんと芸達者なことよ!
その中でも、あの体を張ったパントマイムギャグ。なんとジョニーは、すべてスタントなしで演じきったのだとか。まるで「新春かくし芸大会」の堺正章!…スゴイわ〜…見惚れちゃったもん。
精神不安定なため、大人になっても兄のベニーに守られ、家で一日中絵を書いて暮らしているジューン。性格はやさしく、特別な才能を持っているのに、その独特な印象のせいで厄介者扱いされているサム。世間から多少はずれているふたりの恋模様が描かれているのですが――とてもとてもとても純粋で…人を好きになったのはたぶん初めて、萎えた足でヨチヨチ歩きな恋愛をするふたりを見てるだけで、もうせつなくて。しかも上目がちなジョニーが「マミー…」!…わたしゃ、スクリーンの前で見事に撃沈しちまいましたよ!(ちゅど〜ん!)
精神的に障害を持っているという設定はなかなか難しく、誤解を招かないような配慮をしなければならないわけですが、この作品も、そのあたりをかなりぼかして描写してあります。よく云えば「上手い」、悪く云えば「ズルい」というか。でも上手くてズルい描写だからこそ、作品を重くさせずに、ふたり…じゃない、3人の未来を明るいものに感じさせているんじゃないかニャ?
ジョニー以外の俳優陣に関しては――まずジューン役のM・S・マスターソン。出演作は「恋しくて」「フライド・グリーン・トマト」あたりが有名かニャ?…繊細でちょっと神経質的な雰囲気が実にナイス。ベニーといい仲になるルーシー役にジュリアン・ムーア。この人は昔から上手くて、ベタにさせないその自然で品のある演技はさすが。
ジョニーに関しては――演技うんぬんは前述したので、ルックスに関して少し。「タイガーランド」のコリン・ファレル同様、ジョニーも油断すると顔から太っていくタイプ。今作でのちょっと丸いお顔立ちは、役作りのためだと思えない…って、大きなお世話とゆーか、ジョニーだって極東ギャルにそんなこと云われたかないっつーの!
俳優陣の丁寧な演技、ジョニーの芸、繊細かつほのぼのとした中にユーモアを感じさせるストーリー、そつのない演出――あんまり知らていないけれど、自分の心の中にずっとクリップで留めておきたい、そんな小作品。
しっかし…監督のジェレマイア・チェチック――とても「アベンチャーズ」を撮った人だとは思わないわ〜…。
♯左利きフェチ友の会より報告
左利きリスト追加:
ジョニー・デップ…と書きたいところですが、この映画で彼が見せる左利きは、字が上手く書けないサムを演出してのこと(見てるとそれがよくわかります)。実際の彼は右利きです。
■DVD仕様評価
1.惹句(DVDの帯についてる宣伝コピー)
「『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のジョニー・デップ主演。妹思いの兄の奮闘ぶりを描いたファンタジック・ラブ・ストーリー。」
そのま〜んま。可もなく不可もなく。
でもこれが数年前だったら、「『シザーハンズ』のジョニー・デップ…」と書かれていたでしょうね。「ショコラ」のジョニー・デップ、「ドン・ファン」のジョニー・デップ、「エド・ウッド」のジョニー・デップ、「フロム・ヘル」のジョニー・デップ、「スリーピー・ホロウ」のジョニー・デップ……では、ちとキツイし。
2.仕様・特典など
ピクチャーレーベル、ドルビーサラウンド、ビスタ・サイズ、監督による音声解説、未公開シーン集(2種)、スクリーンテスト風景、ミュージック・ビデオ、オリジナル劇場予告編
日本語吹替を付けて欲しかった…。でもこの作品だと、森川智之さんがジョニーを演じるという滅多にないキャスティングがされそーだー。監督の音声解説はあんまり面白くない…とゆーか、チェチック監督はどうやら喋るのがニガテな模様。ひとりでやらずに、脚本家あたりと一緒に喋ったほうが良かったのでは?
3.総括
以前、同じ仕様で4000円台だったことを思えば、けっこうお得。
それにしても、「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、ジョニーの人気を再燃させたと同時に、普遍的なものにもしちまいましたねぇ…しみじみ…。
「タイガーランド」
2004年6月13日
←この映画で初めてコリン・ファレルを見たとき、電撃がビビビ!と走りました。美形ではないし、それほど演技が上手いわけでもない――でもアウトロー的な男っぽさの中にどこか繊細な雰囲気を漂わせている――こんなタイプの20代若手ってなかなかいないし、もしかしたらしばらく同じような役が続くかもしれないけど、この子は絶対売れる!――そう思った人、多かったんじゃないかニャ〜?
20世紀FOX「1枚買ったら1枚タダ!」5/28キャンペーン(2980円)で購入した、映画DVDの感想第一弾です。
■「タイガーランド」Tigerland(2000・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0170691/
監督:ジョエル・シューマカー
脚本:ロス・クラヴァン、マイケル・マクグルーサー
出演:コリン・ファレル、マシュー・デイビス、クリフトン・コリンズ・Jr.、シア・ウィグハム、他
ストーリー:
1971年ルイジアナ・ポーク基地。そこで過酷な訓練を受ける若い兵士たちは、最後の1週間にタイガーランドと呼ばれる地で、実戦的かつ地獄の演習を行った後、それぞれベトナムに送られていく。そんな中、実力を持っているのにも関わらず、自ら反戦的な立場をとるボズ(C・ファレル)という兵士がいた。除隊を望む者に手引きをし、上官に反抗的な態度をとるボズ。同じ小隊のパクストン(M・デイビス)は心配するが、そんな彼を仲間たちは次第に慕っていく。そして――
…ああ。
なんて素晴らしい青春映画なんだろう……。
バットマンファンからはボロクソに云われ、予算の多い大作やさまざまなジャンルの作品を撮ってみれば、「無難で手堅いだけ」と云われたりするジョエル・シューマカーですが、この「タイガーランド」は昔の彼らしさがよく出てる――「上映時間100±10分、低予算、短期間撮影、絶妙な配役、ムダのないストーリーと演出、名作というよりはキラリと光る」――そんな作品(=私好みな作品)のひとつ。同じくコリン主演の「フォーン・ブース」や、現在公開中のケイト・ブランシェット主演「ヴェロニカ・ゲリン」なんかも、その系統じゃないかニャ?…こういうフットワークがよくて「らしい」映画、もっと撮って欲しいっス!>監督
今作は――ベトナム戦争映画と云うより、ベトナムに行くまでの青年たちの極限状態を描いた青春映画。
普通の青年である訓練兵たち。もはや戦争に意義のない状態なのに、過酷な訓練を受け、いつしか恐怖と裏返しの勇気を持つようになり、そしてベトナムへと送られていく――。その麻痺した感覚を持ちたくない、自分だって逃げ出したいのに、自分よりも仲間の除隊の手助けをし、上官に反抗的な態度を取っても、基地に残り続ける――そんな一見矛盾的な行動をするボズ。人間ではなく兵士たることを求められる中、人間性を失わないでいるためには?…彼は完璧じゃないし、英雄でもない。ごく普通の青年であり――だからこそ悩んでいて……ああ、なんて人間味が溢れていて魅力的なんだろう!
そういえば、同じシューマカー監督の青春群像劇「セント・エルモス・ファイアー」でも、大学を卒業したての男女7人が、友情と恋に悩み、世間にもまれながら、それぞれ生きていく姿がリアルに描かれていたよニャ〜…。みんな完璧じゃない、それぞれに弱いところを持つ、ごく普通の青年たちで――シューマカーはそんな彼らをひとりひとり優しく…とても優しく――まるで遠くから見守るかのように描いてた。そして、戦争というハードな題材を持っているのにも関わらず、「タイガーランド」にも、そんなシューマカーの遠くから見守る目を感じたよニャ…。
うむ。
「タイガーランド」は「セント〜」に続き、シューマカー監督のベスト青春映画でしょう。
脚本は、自らもタイガーランド経験者であるロス・クラヴァン(いまのところこれ1作のみ)、撮影はインディペンデント系出身のマシュー・リバティック(いまや売れっ子かも)で、彼はこのあと再びシューマカーと組んでる。ちなみに35ミリではなく16ミリフィルムを使って、手持ちでほとんど撮影したそうで、云われてみるとガサついた映像だし、なんだか記録映画のような雰囲気を醸してる。さらに「メイクアップアーティスト・ヘアスタイリストなし、出番待ち用のトレーラーなし、出演者の多くはロケ地の地元民、撮影期間は28日」という、なんかすんごい状態だったそうですが、それでもこれだけのものを作ってくるんだからスゴイよニャ〜…。
俳優陣ではやっぱズバリ配役のコリン・ファレル。ほとんど無名だった彼がオーディションにやってきて、シューマカーの目に止まり、そのまま主演をゲット。映画はヒットしなかったものの、その魅力が話題になり、米国で人気が急上昇。その後、大作や話題作にキャスティングされていったけど――日本ではイマイチ人気がない…っていうか、あんまり知られてない。やっぱ日本では売りにくいタイプなのかニャ?…と〜〜ってもカワイイ♪のにねぇ(←秋林ビジョン)。
↓コリン・ファレルってこんな俳優さん(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0268199/
それにしても…「トータル98分中にF**kという言葉が527回出てくる」なんて、よく数えたもんだよニャ〜…。
■DVD仕様評価
1.惹句(DVDの帯についてる宣伝コピー)
「ブレイク必至。『マイノリティ・リポート』のコリン・ファレル主演で贈る、異色の戦争アクション」
う〜ん…つまんない。コリンを売ろうとする気持ちはわかる。でも「異色の戦争アクション」ってのは頂けない。だってさ〜「異色作」「意外作」というのは、面白いとは云えない作品に付けられがちだと云われてるんだよ?…それに「戦争アクション」を期待すると、物足りないだろうし(それがメインじゃないだから)。あ〜文句ばっかだニャ…。
2.仕様・特典など
ピクチャーレーベル、日本語吹替・英語字幕あり、ビスタサイズ、5.1サラウンド、監督による音声解説、コリン・ファレルのオーディション風景、メイキング、予告、TVスポット2種。
実はシューマカー監督って、DVDでのコメンタリーが上手い人。今作でもなかなか面白いお話を聞かせてくれます。そしてコリンのオーディション映像が付いてるあたり、彼がどれだけ注目されたかわかるな〜と。本編を観た後にこの映像を観ると、脚本がほとんど変わってないってことに気付きますね。ま、撮影28日間だったらそうなっちゃうのかもしれないニャ…。なお、メニュー画面はなかなかgoodな出来です。
3.総括
以前、同じ仕様で4000円台だったことをを思うと、かなりお得。
ラッキーな1枚。
20世紀FOX「1枚買ったら1枚タダ!」5/28キャンペーン(2980円)で購入した、映画DVDの感想第一弾です。
■「タイガーランド」Tigerland(2000・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0170691/
監督:ジョエル・シューマカー
脚本:ロス・クラヴァン、マイケル・マクグルーサー
出演:コリン・ファレル、マシュー・デイビス、クリフトン・コリンズ・Jr.、シア・ウィグハム、他
ストーリー:
1971年ルイジアナ・ポーク基地。そこで過酷な訓練を受ける若い兵士たちは、最後の1週間にタイガーランドと呼ばれる地で、実戦的かつ地獄の演習を行った後、それぞれベトナムに送られていく。そんな中、実力を持っているのにも関わらず、自ら反戦的な立場をとるボズ(C・ファレル)という兵士がいた。除隊を望む者に手引きをし、上官に反抗的な態度をとるボズ。同じ小隊のパクストン(M・デイビス)は心配するが、そんな彼を仲間たちは次第に慕っていく。そして――
…ああ。
なんて素晴らしい青春映画なんだろう……。
バットマンファンからはボロクソに云われ、予算の多い大作やさまざまなジャンルの作品を撮ってみれば、「無難で手堅いだけ」と云われたりするジョエル・シューマカーですが、この「タイガーランド」は昔の彼らしさがよく出てる――「上映時間100±10分、低予算、短期間撮影、絶妙な配役、ムダのないストーリーと演出、名作というよりはキラリと光る」――そんな作品(=私好みな作品)のひとつ。同じくコリン主演の「フォーン・ブース」や、現在公開中のケイト・ブランシェット主演「ヴェロニカ・ゲリン」なんかも、その系統じゃないかニャ?…こういうフットワークがよくて「らしい」映画、もっと撮って欲しいっス!>監督
今作は――ベトナム戦争映画と云うより、ベトナムに行くまでの青年たちの極限状態を描いた青春映画。
普通の青年である訓練兵たち。もはや戦争に意義のない状態なのに、過酷な訓練を受け、いつしか恐怖と裏返しの勇気を持つようになり、そしてベトナムへと送られていく――。その麻痺した感覚を持ちたくない、自分だって逃げ出したいのに、自分よりも仲間の除隊の手助けをし、上官に反抗的な態度を取っても、基地に残り続ける――そんな一見矛盾的な行動をするボズ。人間ではなく兵士たることを求められる中、人間性を失わないでいるためには?…彼は完璧じゃないし、英雄でもない。ごく普通の青年であり――だからこそ悩んでいて……ああ、なんて人間味が溢れていて魅力的なんだろう!
そういえば、同じシューマカー監督の青春群像劇「セント・エルモス・ファイアー」でも、大学を卒業したての男女7人が、友情と恋に悩み、世間にもまれながら、それぞれ生きていく姿がリアルに描かれていたよニャ〜…。みんな完璧じゃない、それぞれに弱いところを持つ、ごく普通の青年たちで――シューマカーはそんな彼らをひとりひとり優しく…とても優しく――まるで遠くから見守るかのように描いてた。そして、戦争というハードな題材を持っているのにも関わらず、「タイガーランド」にも、そんなシューマカーの遠くから見守る目を感じたよニャ…。
うむ。
「タイガーランド」は「セント〜」に続き、シューマカー監督のベスト青春映画でしょう。
脚本は、自らもタイガーランド経験者であるロス・クラヴァン(いまのところこれ1作のみ)、撮影はインディペンデント系出身のマシュー・リバティック(いまや売れっ子かも)で、彼はこのあと再びシューマカーと組んでる。ちなみに35ミリではなく16ミリフィルムを使って、手持ちでほとんど撮影したそうで、云われてみるとガサついた映像だし、なんだか記録映画のような雰囲気を醸してる。さらに「メイクアップアーティスト・ヘアスタイリストなし、出番待ち用のトレーラーなし、出演者の多くはロケ地の地元民、撮影期間は28日」という、なんかすんごい状態だったそうですが、それでもこれだけのものを作ってくるんだからスゴイよニャ〜…。
俳優陣ではやっぱズバリ配役のコリン・ファレル。ほとんど無名だった彼がオーディションにやってきて、シューマカーの目に止まり、そのまま主演をゲット。映画はヒットしなかったものの、その魅力が話題になり、米国で人気が急上昇。その後、大作や話題作にキャスティングされていったけど――日本ではイマイチ人気がない…っていうか、あんまり知られてない。やっぱ日本では売りにくいタイプなのかニャ?…と〜〜ってもカワイイ♪のにねぇ(←秋林ビジョン)。
↓コリン・ファレルってこんな俳優さん(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0268199/
それにしても…「トータル98分中にF**kという言葉が527回出てくる」なんて、よく数えたもんだよニャ〜…。
■DVD仕様評価
1.惹句(DVDの帯についてる宣伝コピー)
「ブレイク必至。『マイノリティ・リポート』のコリン・ファレル主演で贈る、異色の戦争アクション」
う〜ん…つまんない。コリンを売ろうとする気持ちはわかる。でも「異色の戦争アクション」ってのは頂けない。だってさ〜「異色作」「意外作」というのは、面白いとは云えない作品に付けられがちだと云われてるんだよ?…それに「戦争アクション」を期待すると、物足りないだろうし(それがメインじゃないだから)。あ〜文句ばっかだニャ…。
2.仕様・特典など
ピクチャーレーベル、日本語吹替・英語字幕あり、ビスタサイズ、5.1サラウンド、監督による音声解説、コリン・ファレルのオーディション風景、メイキング、予告、TVスポット2種。
実はシューマカー監督って、DVDでのコメンタリーが上手い人。今作でもなかなか面白いお話を聞かせてくれます。そしてコリンのオーディション映像が付いてるあたり、彼がどれだけ注目されたかわかるな〜と。本編を観た後にこの映像を観ると、脚本がほとんど変わってないってことに気付きますね。ま、撮影28日間だったらそうなっちゃうのかもしれないニャ…。なお、メニュー画面はなかなかgoodな出来です。
3.総括
以前、同じ仕様で4000円台だったことをを思うと、かなりお得。
ラッキーな1枚。
続・「Wimbledon」
2004年6月12日 映画ヨタ話
←ウィンブルドンでは、伝統に則ってボールはずっと白を使ってました。でも第100回のときだったか、白だと見づらい・ライン際の判定がしにくいといった理由で、黄色へと変更になりました。なんでそんなこと知ってるかとゆーと、その昔テニスが好きで、よく試合をTV観戦していたからなのと、塀内真人の「フィフティーン・ラブ」というテニスマンガが大好きだったからです。いと懐かし。
えっと、先日トレイラー紹介したポール・ベタニーの最新作、「Wimbledon」の公式サイトがUPされてました。
そろそろウィンブルドンのシーズンだと思うので、公式サイト&トレイラーUPはタイムリーですね。
↓Wimbledon(universal Pictures)
http://www.wimbledonmovie.com/
でっかい状態で見ると――
ポールさん…超目つき悪ぅ!
そしてテニスウェアも…なんと目に痛い白さなことよ!
やっぱ大きい画面だと真実が見えてくるということでしょうか?
(ごめんちゃい…>ポール)
目を慣らしておくために、この画像を壁紙指定することにしました。
…なかなかナイスですよん♪うふ♪
そういえば、ウィンブルドンってたしか「ウェアは白を基調とすること」といった規則があったと思うんですが(いまもそうなのかニャ?)、そのおかげで「白系テニスウェア」というと、ウィンブルドン!というイメージがあります。
ちなみに、私がよく観ていた頃(80年代半ば〜90年初め)に人気のあったテニスプレイヤーは、ボリス・ベッカー、ステファン・エドバーグ(エドベリ)あたり。ポールがテニスプレイヤーっぽいルックスだと思ったのは、彼らのせいかもしれません。ともに長身の金髪選手だったし、とくにエドバーグはスタイルバツグンでした(で、女子に大人気)。
ベッカーは芝の申し子みたいなプレイヤーだったので、ウィンブルドンでは強かったですけど、ほかの大会ではイワン・レンドルがよく勝ってたような…。あとジョン・マッケンローやジミー・コナーズ、マルチナ・ナブラチロワ、クリス・エバートといった選手も現役でした。…いと懐かし。
あ〜、久しぶりにウィンブルドンが観たくなってきました。今年は誰が勝つのかニャ?
えっと、先日トレイラー紹介したポール・ベタニーの最新作、「Wimbledon」の公式サイトがUPされてました。
そろそろウィンブルドンのシーズンだと思うので、公式サイト&トレイラーUPはタイムリーですね。
↓Wimbledon(universal Pictures)
http://www.wimbledonmovie.com/
でっかい状態で見ると――
ポールさん…超目つき悪ぅ!
そしてテニスウェアも…なんと目に痛い白さなことよ!
やっぱ大きい画面だと真実が見えてくるということでしょうか?
(ごめんちゃい…>ポール)
目を慣らしておくために、この画像を壁紙指定することにしました。
…なかなかナイスですよん♪うふ♪
そういえば、ウィンブルドンってたしか「ウェアは白を基調とすること」といった規則があったと思うんですが(いまもそうなのかニャ?)、そのおかげで「白系テニスウェア」というと、ウィンブルドン!というイメージがあります。
ちなみに、私がよく観ていた頃(80年代半ば〜90年初め)に人気のあったテニスプレイヤーは、ボリス・ベッカー、ステファン・エドバーグ(エドベリ)あたり。ポールがテニスプレイヤーっぽいルックスだと思ったのは、彼らのせいかもしれません。ともに長身の金髪選手だったし、とくにエドバーグはスタイルバツグンでした(で、女子に大人気)。
ベッカーは芝の申し子みたいなプレイヤーだったので、ウィンブルドンでは強かったですけど、ほかの大会ではイワン・レンドルがよく勝ってたような…。あとジョン・マッケンローやジミー・コナーズ、マルチナ・ナブラチロワ、クリス・エバートといった選手も現役でした。…いと懐かし。
あ〜、久しぶりにウィンブルドンが観たくなってきました。今年は誰が勝つのかニャ?
この夏、「キングダム」
2004年6月11日 映画ヨタ話
←へ〜…DVD(BOX仕様)で出るんだ〜。しかも発売元がSPOだなんて、すんごくらしいよニャ〜。(DVD エスピーオー 2004/07/23 ¥19,950)
デンマークの鬼才?奇才?狂人?変人?こと、ラース・フォン・トリアーという監督をご存知でしょうか?
最近では、ニコール・キッドマン主演(ポール・ベタニー共演してます)「ドッグヴィル」という映画が日本で公開され、話題になりました(私も2ヶ月ほど前、観に行ってきました)
■ラース・フォン・トリアー(IMDb→http://us.imdb.com/name/nm0001885/)
映画監督。その昔、カンヌ映画祭でパルムドールを逃した際、審査委員長だったロマン・ポランスキーを「腰抜け!」と罵ったとか、撮影中に出演俳優たちと大バトルを起こすとか、自分でエロ本を買い込んだくせにP・ベタニーの持ち物だとニコールに云ったとか、雪が降る中ずっと外にいて非常階段でぶら下がっていたとか、年に3日しか撮影しないという作品を撮り続け、公開はまだ20年近く先だとか――などなど、数多くの逸話を持つ、デンマーク出身のそうとう変わった人。作品…「ヨーロッパ」「奇蹟の海」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」など…と書けば、その作風はおのずとおわかりいただけるかと。
そんな彼が原案・脚本・監督した、「キングダム」(1995)というカルト作品をご存知でしょうか?
もともとはデンマークで放送されたTVミニシリーズでして、キングダム病院を舞台に、ひとクセあって変人な医者たち(地下に住んでる若いヤツ、偏屈でヤなヤツとか)や従業員、奇妙な患者や霊などが登場し、病院で起こるキッカイな現象とそれら登場人物たちの人間模様を描く――という、ジャンル的にはゴシックホラーに属する作品です。
ただなんつーかその…ホラーと云っても、ソープオペラっぽいゴーインな展開だったり、そのわりにはなんだかとっても長〜〜く感じたり、ブラックなユーモアが垣間見られたり、TVシリーズのわりには映像が相当凝ってたり、編成がオムニバス形式だったりと、全体的に見ればどっか変わっている…とゆーかなんともラースさんらしいというか、とにかくそんな作品なため、世界中でカルトな人気を誇っているようです。
ちなみに私はビデオ化されてから観ました――が、けっこう面白いものの…やっぱりとゆーか途中でダレてきてしまい、最終的に「長い〜〜…」という印象が強く残りました。聞くところによると、続編の「キングダム2」は「1」より面白いらしいのですが……なんつーかその――ラースさんの作品に対してありがちなことで――どうにも「観よう」という気になれず、結局そのまま現在に至っております。
で、なんでいきなりそんなラースさんの過去の作品を取り上げたかと云うと、この「キングダム」――なんと米国でスティーブン・キングによってプロデュース&脚色され、この春「Stephen King’s Kingdom Hospital」としてTVミニシリーズ放送されたのだとか(まだ続いてるみたい)。
ここまでなら、私も「ふ〜ん…」で終わったのですが…
主演はなんと!アンドリュー・マッカーシー!!
↓「Kingdom Hospital」(ABC.com公式サイト)
http://abc.go.com/primetime/kingdomhospital/
ふ〜ん…ブルース・デヴィソン(「X-MEN」のケリー上院議員役)も出てるのか〜…。
↓上記サイトでのアンドリュー紹介ページ
http://abc.go.com/primetime/kingdomhospital/bios/andrew_mccarthy.html
さらに嬉しいことに、日本でもWOWOWにて8月放送決定!
(トリアー版「キングダム」も7月に放送されるそうです)
言霊が飛んだのかしら――うわ〜〜ん!嬉ぴぃ〜♪
ホラー好きな方、スティーブン・キングが好きな方、キング脚色でトリアー作品がどう変わったのか興味がある方はもちろん――
「セント・エルモス・ファイアー」では、ケビンが1番好きだった方!(私だ!)
最近、アンドリュー目当てで「マネキン」のDVDを購入された方!(私だ!)
最新のアンドリューを知りたい方!(私だ!)
この夏、WOWOWで放送される「キングダム・ホスピタル」を要チェックですよ〜〜〜!…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!(そしてまた遠吠え…)
デンマークの鬼才?奇才?狂人?変人?こと、ラース・フォン・トリアーという監督をご存知でしょうか?
最近では、ニコール・キッドマン主演(ポール・ベタニー共演してます)「ドッグヴィル」という映画が日本で公開され、話題になりました(私も2ヶ月ほど前、観に行ってきました)
■ラース・フォン・トリアー(IMDb→http://us.imdb.com/name/nm0001885/)
映画監督。その昔、カンヌ映画祭でパルムドールを逃した際、審査委員長だったロマン・ポランスキーを「腰抜け!」と罵ったとか、撮影中に出演俳優たちと大バトルを起こすとか、自分でエロ本を買い込んだくせにP・ベタニーの持ち物だとニコールに云ったとか、雪が降る中ずっと外にいて非常階段でぶら下がっていたとか、年に3日しか撮影しないという作品を撮り続け、公開はまだ20年近く先だとか――などなど、数多くの逸話を持つ、デンマーク出身のそうとう変わった人。作品…「ヨーロッパ」「奇蹟の海」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」など…と書けば、その作風はおのずとおわかりいただけるかと。
そんな彼が原案・脚本・監督した、「キングダム」(1995)というカルト作品をご存知でしょうか?
もともとはデンマークで放送されたTVミニシリーズでして、キングダム病院を舞台に、ひとクセあって変人な医者たち(地下に住んでる若いヤツ、偏屈でヤなヤツとか)や従業員、奇妙な患者や霊などが登場し、病院で起こるキッカイな現象とそれら登場人物たちの人間模様を描く――という、ジャンル的にはゴシックホラーに属する作品です。
ただなんつーかその…ホラーと云っても、ソープオペラっぽいゴーインな展開だったり、そのわりにはなんだかとっても長〜〜く感じたり、ブラックなユーモアが垣間見られたり、TVシリーズのわりには映像が相当凝ってたり、編成がオムニバス形式だったりと、全体的に見ればどっか変わっている…とゆーかなんともラースさんらしいというか、とにかくそんな作品なため、世界中でカルトな人気を誇っているようです。
ちなみに私はビデオ化されてから観ました――が、けっこう面白いものの…やっぱりとゆーか途中でダレてきてしまい、最終的に「長い〜〜…」という印象が強く残りました。聞くところによると、続編の「キングダム2」は「1」より面白いらしいのですが……なんつーかその――ラースさんの作品に対してありがちなことで――どうにも「観よう」という気になれず、結局そのまま現在に至っております。
で、なんでいきなりそんなラースさんの過去の作品を取り上げたかと云うと、この「キングダム」――なんと米国でスティーブン・キングによってプロデュース&脚色され、この春「Stephen King’s Kingdom Hospital」としてTVミニシリーズ放送されたのだとか(まだ続いてるみたい)。
ここまでなら、私も「ふ〜ん…」で終わったのですが…
主演はなんと!アンドリュー・マッカーシー!!
↓「Kingdom Hospital」(ABC.com公式サイト)
http://abc.go.com/primetime/kingdomhospital/
ふ〜ん…ブルース・デヴィソン(「X-MEN」のケリー上院議員役)も出てるのか〜…。
↓上記サイトでのアンドリュー紹介ページ
http://abc.go.com/primetime/kingdomhospital/bios/andrew_mccarthy.html
さらに嬉しいことに、日本でもWOWOWにて8月放送決定!
(トリアー版「キングダム」も7月に放送されるそうです)
言霊が飛んだのかしら――うわ〜〜ん!嬉ぴぃ〜♪
ホラー好きな方、スティーブン・キングが好きな方、キング脚色でトリアー作品がどう変わったのか興味がある方はもちろん――
「セント・エルモス・ファイアー」では、ケビンが1番好きだった方!(私だ!)
最近、アンドリュー目当てで「マネキン」のDVDを購入された方!(私だ!)
最新のアンドリューを知りたい方!(私だ!)
この夏、WOWOWで放送される「キングダム・ホスピタル」を要チェックですよ〜〜〜!…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!(そしてまた遠吠え…)
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「Wimbledon」(トレイラーよもやま話 21)
2004年6月10日 映画ヨタ話
←たしかにこのジャケットはヒドすぎるナリ。
この春公開となったラッシー主演「マスター・アンド・コマンダー」にて、ちょっと変わったドクター役を演じ、その素晴らしい演技と魅力で、ニッポン腐女子から絶大なる支持をゲット、その後、過去に出演したDVDの売上までもが赤丸急上昇したという、金髪マユゲなし(だからあるってば!)英国人俳優ポール・ベタニーの主演最新作、「Wimbledon」のトレイラーが――とうとうUPされました〜!いやっほう〜♪ずっと待ってたナリよ〜♪
…とゆーわけで、今日の「トレイラーよもやま話」は、この映画の話をば。
「Wimbledon」(2004・米/英)
IMDb→http://www.imdb.com/title/tt0360201/
Yahoo!movies→http://movies.yahoo.com/movies/feature/wimbledon.html
♯実はまだ公式サイトが立ち上がってません。トレイラーやスチール写真、公式ポスター(たぶん)は、現在↑のYahoo!Moviesにて見ることができます。
このブログで何度も話題に上がり、私自身かなり期待している…テニス・プレイヤーを主人公としたロマンティック・コメディ。主演はキルスティン・ダンスト&ポール・ベタニー、監督はリチャード・ロンクレイン(…って、あの「リチャード三世」の?)、製作はワーキング・タイトル社(「ノッティングヒルの恋人」「ラブ・アクチュアリー」など)、配給はユニバーサル――なので、たぶん日本ではUIPあたりの配給になるのかニャ?――全米公開は今年9月で、日本はいまのところ未定。
製作がワーキング・タイトル社なため、リチャード・カーティス(「ノッティングヒル」の脚本や「ラブ・アクチュアリー」の監督をした人)が絡んでたらどうしよう…と思ったのですが、どうやら彼は関係ナシな模様。よかった♪
ストーリーは――その昔トップランクに座していたものの、現在は世界ランク157位でサッパリ状態な英国人テニスプレイヤーのピーター(P・ベタニー)が、ちと問題のある米国人プレイヤーのリジー(K・ダンスト)と出会って(たぶん)恋をし、そして引退を決めた最後のウィンブルドンにて奮闘する…というコメディ(たぶん)。なお、テニスプレイヤーの友情を描いた、ラッセル・ブラッドンの傑作小説「ウィンブルドン」とは別物ですのでご注意。
いままでポール・ベタニーがどんな役を演じてきたか知ってる人にとって、この作品での彼は――アンビリーバボーかつ超新鮮。あのワーキング・タイトル社によるラブコメ、相手がキルスティン・ダンスト、演じるのは落ち目のテニスプレイヤー……いやはやトレイラーを見る目が思わず「初孫の七五三に同伴するおばーちゃん」状態になっちまいましたよ。彼にとって初めてのラブコメだし…この手の映画で、よもや彼のさわやかテニスウェア姿を拝めるとは!…あのポールが「さわやか」ですよ「さわやか」!
ちなみにこの作品、ワーキング・タイトル社らしく、主役をヒュー・グラントに想定して脚本が書かれたのですが、彼が降りたため、ポールに回ってきた模様。
今まで彼が演じてた役はどれもこれもクセのあるキャラクタだったので(素っ裸詩人とか、血まみれギャングスターだとか、脳内妄想友人だとか、19世紀の天才変人医師とか)、人によっては「なんでポール・ベタニー?」かもしれません。でも私は彼を初めて見たときから「この人の背格好って、なんかテニスプレイヤーみたい」と思ってたクチ。たぶん製作側も、同じようなことを考えたのではないでしょうか?…演技力と雰囲気はOK――あとはラブコメで未知数な彼がいったいどこまでやれるか……お手並み拝見ですね。
そして以前ちょろっと書いたように、今回テニスプレイヤーを演じるにあたり、彼はパット・キャッシュ(87年ウィンブルドンチャンピオンの豪州人プレイヤー)から指導を受けたそうです。ならばその成果とやらをトレイラーで見てみようじゃないの!…ってことで、見てみたところ――
あの…ベタニーさん…なんかなにげに筋肉付いてません?
腕のあたりとか胸……テニスプレイヤーらしい綺麗な筋肉が……。
………。
ああ!…以前は筋肉なんてまるでなかったのに!
ポールファンのみなさま!…これは必見です!
なお、そのほかの共演者として「ロード・オブ・ザ・リング」のセオデン王、バーナード・ヒルに、「エルフ」を大ヒットさせたジョン・ファブロウなど。ヒロインのキルスティン・ダンストは、やっぱ金髪のほうがカワイイですねぇ。
基本的にラブコメ作品ではありますが、落ち目で盛りの過ぎた選手の復活劇でもあると思うので、はやく観たいです。
以上、よもやま話でした♪
この春公開となったラッシー主演「マスター・アンド・コマンダー」にて、ちょっと変わったドクター役を演じ、その素晴らしい演技と魅力で、ニッポン腐女子から絶大なる支持をゲット、その後、過去に出演したDVDの売上までもが赤丸急上昇したという、金髪マユゲなし(だからあるってば!)英国人俳優ポール・ベタニーの主演最新作、「Wimbledon」のトレイラーが――とうとうUPされました〜!いやっほう〜♪ずっと待ってたナリよ〜♪
…とゆーわけで、今日の「トレイラーよもやま話」は、この映画の話をば。
「Wimbledon」(2004・米/英)
IMDb→http://www.imdb.com/title/tt0360201/
Yahoo!movies→http://movies.yahoo.com/movies/feature/wimbledon.html
♯実はまだ公式サイトが立ち上がってません。トレイラーやスチール写真、公式ポスター(たぶん)は、現在↑のYahoo!Moviesにて見ることができます。
このブログで何度も話題に上がり、私自身かなり期待している…テニス・プレイヤーを主人公としたロマンティック・コメディ。主演はキルスティン・ダンスト&ポール・ベタニー、監督はリチャード・ロンクレイン(…って、あの「リチャード三世」の?)、製作はワーキング・タイトル社(「ノッティングヒルの恋人」「ラブ・アクチュアリー」など)、配給はユニバーサル――なので、たぶん日本ではUIPあたりの配給になるのかニャ?――全米公開は今年9月で、日本はいまのところ未定。
製作がワーキング・タイトル社なため、リチャード・カーティス(「ノッティングヒル」の脚本や「ラブ・アクチュアリー」の監督をした人)が絡んでたらどうしよう…と思ったのですが、どうやら彼は関係ナシな模様。よかった♪
ストーリーは――その昔トップランクに座していたものの、現在は世界ランク157位でサッパリ状態な英国人テニスプレイヤーのピーター(P・ベタニー)が、ちと問題のある米国人プレイヤーのリジー(K・ダンスト)と出会って(たぶん)恋をし、そして引退を決めた最後のウィンブルドンにて奮闘する…というコメディ(たぶん)。なお、テニスプレイヤーの友情を描いた、ラッセル・ブラッドンの傑作小説「ウィンブルドン」とは別物ですのでご注意。
いままでポール・ベタニーがどんな役を演じてきたか知ってる人にとって、この作品での彼は――アンビリーバボーかつ超新鮮。あのワーキング・タイトル社によるラブコメ、相手がキルスティン・ダンスト、演じるのは落ち目のテニスプレイヤー……いやはやトレイラーを見る目が思わず「初孫の七五三に同伴するおばーちゃん」状態になっちまいましたよ。彼にとって初めてのラブコメだし…この手の映画で、よもや彼のさわやかテニスウェア姿を拝めるとは!…あのポールが「さわやか」ですよ「さわやか」!
ちなみにこの作品、ワーキング・タイトル社らしく、主役をヒュー・グラントに想定して脚本が書かれたのですが、彼が降りたため、ポールに回ってきた模様。
今まで彼が演じてた役はどれもこれもクセのあるキャラクタだったので(素っ裸詩人とか、血まみれギャングスターだとか、脳内妄想友人だとか、19世紀の天才変人医師とか)、人によっては「なんでポール・ベタニー?」かもしれません。でも私は彼を初めて見たときから「この人の背格好って、なんかテニスプレイヤーみたい」と思ってたクチ。たぶん製作側も、同じようなことを考えたのではないでしょうか?…演技力と雰囲気はOK――あとはラブコメで未知数な彼がいったいどこまでやれるか……お手並み拝見ですね。
そして以前ちょろっと書いたように、今回テニスプレイヤーを演じるにあたり、彼はパット・キャッシュ(87年ウィンブルドンチャンピオンの豪州人プレイヤー)から指導を受けたそうです。ならばその成果とやらをトレイラーで見てみようじゃないの!…ってことで、見てみたところ――
あの…ベタニーさん…なんかなにげに筋肉付いてません?
腕のあたりとか胸……テニスプレイヤーらしい綺麗な筋肉が……。
………。
ああ!…以前は筋肉なんてまるでなかったのに!
ポールファンのみなさま!…これは必見です!
なお、そのほかの共演者として「ロード・オブ・ザ・リング」のセオデン王、バーナード・ヒルに、「エルフ」を大ヒットさせたジョン・ファブロウなど。ヒロインのキルスティン・ダンストは、やっぱ金髪のほうがカワイイですねぇ。
基本的にラブコメ作品ではありますが、落ち目で盛りの過ぎた選手の復活劇でもあると思うので、はやく観たいです。
以上、よもやま話でした♪
←ご存知でした?…日本では松竹から現在2500円でリリースされている「ショーシャンクの空に」のDVD――なんと2004年3月末日をもって生産終了、価格に関わらず今回で購入はラストチャンスとなるそうです(松竹のチラシに記載)。生産終了はたぶん版権がらみの問題じゃないかと思われますが、逃したくない人は今のうちにゲットしておいたほうがよいかも。でも――「ウソ・大げさ・紛らわしい宣伝は、たとえ媒体が映画だろうと(訴えがあれば)JAROの審査が入る」――配給会社は今春それを思い知ったはず。…お気をつけ下さいまし。
いやはや…今月始まってまだ日が浅いとゆーのに、すっかりDVDビンボーとなってしまいましたよ……ふしゅ〜…。
それもこれも――5/28に20世紀FOXがリリースした「1枚買ったら1枚タダキャンペーン(2980円)」のせいです。…もうダメあきまへんわ…ラインナップが強力過ぎる…。
↓「1枚買ったら1枚タダ!」(FOXサイト)
http://www.foxjapan.com/dvd-video/bogof/7/index.html
↓「20世紀FOXさん、ありがとう」(5/30の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040530.html
もう6枚ゲットしてます。5/30の日記では80年代の作品のことばかり書いてますが、それ以外にも欲しいタイトルがあるので、購入はまだ続くでしょう。…あ〜〜〜…お金が飛んでいく〜…。
ちなみに5/30の日記で語った「マネキン」。DVD化を待ってた人がマジ多かったようで、かなり売れてます。今回の「1枚タダ」キャンペーンの中では1番人気(たぶん2番人気は、ジョニー・デップ主演の「妹の恋人」)。今日、近所のDVD屋さんに行ったらすでになくなってたし、amazonでもいっとき60位くらいまで順位が上がってたし…それに「栄光のエンブレム」も人気があるようで…う〜む…まさしくmy予想通りの展開。
で、せっかくだから記念に――今回のキャンペーンで購入した作品の感想を、このブログで書いてみようかニャ〜と。さすがにその全部はムリだろうから、いくつか選んで書くことになると思いますが、さて――どれにしようかな〜…。
では、また♪
追記:
以前、ジャン・レノのことを「スペイン系フランス人」と書きましたが、スペインでもアンダルシア系です(つまりバスク系ではない)。ご両親がアンダルシア系なのだとか。
いやはや…今月始まってまだ日が浅いとゆーのに、すっかりDVDビンボーとなってしまいましたよ……ふしゅ〜…。
それもこれも――5/28に20世紀FOXがリリースした「1枚買ったら1枚タダキャンペーン(2980円)」のせいです。…もうダメあきまへんわ…ラインナップが強力過ぎる…。
↓「1枚買ったら1枚タダ!」(FOXサイト)
http://www.foxjapan.com/dvd-video/bogof/7/index.html
↓「20世紀FOXさん、ありがとう」(5/30の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040530.html
もう6枚ゲットしてます。5/30の日記では80年代の作品のことばかり書いてますが、それ以外にも欲しいタイトルがあるので、購入はまだ続くでしょう。…あ〜〜〜…お金が飛んでいく〜…。
ちなみに5/30の日記で語った「マネキン」。DVD化を待ってた人がマジ多かったようで、かなり売れてます。今回の「1枚タダ」キャンペーンの中では1番人気(たぶん2番人気は、ジョニー・デップ主演の「妹の恋人」)。今日、近所のDVD屋さんに行ったらすでになくなってたし、amazonでもいっとき60位くらいまで順位が上がってたし…それに「栄光のエンブレム」も人気があるようで…う〜む…まさしくmy予想通りの展開。
で、せっかくだから記念に――今回のキャンペーンで購入した作品の感想を、このブログで書いてみようかニャ〜と。さすがにその全部はムリだろうから、いくつか選んで書くことになると思いますが、さて――どれにしようかな〜…。
では、また♪
追記:
以前、ジャン・レノのことを「スペイン系フランス人」と書きましたが、スペインでもアンダルシア系です(つまりバスク系ではない)。ご両親がアンダルシア系なのだとか。
第58回トニー賞授賞式 余波
2004年6月8日 演劇
←これが「X-MEN」シリーズのウルヴァリン。ヒュー子ちゃん(ヒュー・ジャックマン)ソックリそのまんまモデルです。…ね?別人28号でしょ?
昨日放送された「第58回トニー賞授賞式」でのヒュー子ちゃんが、あんまりにもスゴイ状態だったので、いまだに頭の中がその余波で乱れております。
ラインダンスするわ、キョーレツな衣装だわ、腰はうねるわ(←宮本亜門の苦言付き)…もともとミュージカルで過去いくつも賞を受賞してきた人だけに、上手いっちゃー上手いんですけど、アクションスターのイメージを持っていた大多数の人(米国ではタイムリーにも「ヴァン・ヘルシング」が公開中)はビックリするんじゃないでしょうかね〜?…映画の中で爪付けて暴れてた人が、いきなりラインダンスするんですから。ま、これによって、彼の芸域の広さがお茶の間のみなさまにも浸透したでしょうし、アクション映画以外のオファーだってきそうなので、結果オーライなのかもしれません。ご本人も以前から「ミュージカル映画やってみたいんだよ」と云ってましたし。
ちなみに私が驚いたのは、ヒュー子ちゃんの格好でもダンスでもなく――彼がホントーにノリノリでサービスしまくってたこと。根っからのエンターテイナーなのかもしれません。
…というわけで、BSを観ることができる方!
再放送、要チェックですよ〜〜〜〜〜!!
では、また♪
追記:
「ヒュー・ジャックマンはどんな格好をしていたの?」と訊かれたので…え〜っと、「The Boy form Oz」の公式サイトを見るとわかりやすいかも。
↓公式サイト(WINNER! 2004 Tony Awardとなっています)
http://www.theboyfromoz.com/intro.html
昨日放送された「第58回トニー賞授賞式」でのヒュー子ちゃんが、あんまりにもスゴイ状態だったので、いまだに頭の中がその余波で乱れております。
ラインダンスするわ、キョーレツな衣装だわ、腰はうねるわ(←宮本亜門の苦言付き)…もともとミュージカルで過去いくつも賞を受賞してきた人だけに、上手いっちゃー上手いんですけど、アクションスターのイメージを持っていた大多数の人(米国ではタイムリーにも「ヴァン・ヘルシング」が公開中)はビックリするんじゃないでしょうかね〜?…映画の中で爪付けて暴れてた人が、いきなりラインダンスするんですから。ま、これによって、彼の芸域の広さがお茶の間のみなさまにも浸透したでしょうし、アクション映画以外のオファーだってきそうなので、結果オーライなのかもしれません。ご本人も以前から「ミュージカル映画やってみたいんだよ」と云ってましたし。
ちなみに私が驚いたのは、ヒュー子ちゃんの格好でもダンスでもなく――彼がホントーにノリノリでサービスしまくってたこと。根っからのエンターテイナーなのかもしれません。
…というわけで、BSを観ることができる方!
再放送、要チェックですよ〜〜〜〜〜!!
では、また♪
追記:
「ヒュー・ジャックマンはどんな格好をしていたの?」と訊かれたので…え〜っと、「The Boy form Oz」の公式サイトを見るとわかりやすいかも。
↓公式サイト(WINNER! 2004 Tony Awardとなっています)
http://www.theboyfromoz.com/intro.html
第58回トニー賞授賞式 結果
2004年6月7日 演劇
←メグ・ライアンの隣にいるのが、ヒュー子ちゃん(ヒュー・ジャックマン)です。この写真を見るとたしかに…「X-MEN」のスナフキン系ミュータントことウルヴァリン、「蒲田行進曲」の銀ちゃんみたいな格好ですんごい腰使いをするミュージカルスターと同一人物だとは思えませんわ…。
…というわけで。
このブログで何度も取り上げ、そして応援してきたヒュー子ちゃんが…
第58回トニー賞ミュージカル部門主演男優賞を受賞しました〜〜〜〜!
ひゅーひゅー♪
↓The Boy from Oz(公式サイト)
http://www.theboyfromoz.com/intro.html
↓トニー賞公式サイト
http://www.tonyawards.com/en_US/index.html
がしかし。残念なことに私…DVD撮りを失敗しまして、全部観ることができましぇんでした。…ガーン…今年最大の不覚ナリよ…。うるるるるる…。
悔しいので、NHKの番組表で再放送がないか調べようとしたのですが――これがなぜか検索にひっかからない!…どーしても見逃したくないので、NHKのコールセンターに電話をかけ、訊いてみたところ――
6/12(土)「第58回トニー賞授賞式 総集編」NHK-BS2 19:30〜
7/24(日)「第58回トニー賞授賞式 ノーカット版」NHK-BS2 24:40〜
…と、以上のように再放送があるようです。
見逃した方!
ヒュー子ちゃんの司会ぶりを見てみたい方!
すんごい腰使いとやらを確認したい方!
今度こそ、お見逃しなきよう〜♪
ところで、そのコールセンターなんですが。
コールセンターのコミュニケーターさんは、私の問い合わせに対し、最初「再放送はありません」とぬかしやが…もとい――回答してきたので、「そんなはずはないでしょう。総集編はないですか?」と再確認を促してみたところ、数分保留後――「12日にあります」。さらに「ノーカット版はいつでしょう?」と訊いてみれば、「ノーカット版は予定にありません」。「そんなはずないでしょう、去年だってあったのに!ちゃんと調べて下さいよ!」とさらに食い下がって訊いてみたところ――「検索しても出てこないので、編成に訊きます。しばらくお待ち下さい」。何度も待たされてイラついていたため、「早くして下さいよ〜!川崎まで長距離電話してるんだから〜!」と訴えたら、その約30秒後――「7/24の深夜に放送されます」。以上、所要時間約8分。おばちゃんのような問い合わせをしてしまひました。……。とても元SVとは思えぬ会話ナリ…。
ま、とりあえず…今日はめでたい日だからヨシとせねば。
では、また♪
…というわけで。
このブログで何度も取り上げ、そして応援してきたヒュー子ちゃんが…
第58回トニー賞ミュージカル部門主演男優賞を受賞しました〜〜〜〜!
ひゅーひゅー♪
↓The Boy from Oz(公式サイト)
http://www.theboyfromoz.com/intro.html
↓トニー賞公式サイト
http://www.tonyawards.com/en_US/index.html
がしかし。残念なことに私…DVD撮りを失敗しまして、全部観ることができましぇんでした。…ガーン…今年最大の不覚ナリよ…。うるるるるる…。
悔しいので、NHKの番組表で再放送がないか調べようとしたのですが――これがなぜか検索にひっかからない!…どーしても見逃したくないので、NHKのコールセンターに電話をかけ、訊いてみたところ――
6/12(土)「第58回トニー賞授賞式 総集編」NHK-BS2 19:30〜
7/24(日)「第58回トニー賞授賞式 ノーカット版」NHK-BS2 24:40〜
…と、以上のように再放送があるようです。
見逃した方!
ヒュー子ちゃんの司会ぶりを見てみたい方!
すんごい腰使いとやらを確認したい方!
今度こそ、お見逃しなきよう〜♪
ところで、そのコールセンターなんですが。
コールセンターのコミュニケーターさんは、私の問い合わせに対し、最初「再放送はありません」とぬかしやが…もとい――回答してきたので、「そんなはずはないでしょう。総集編はないですか?」と再確認を促してみたところ、数分保留後――「12日にあります」。さらに「ノーカット版はいつでしょう?」と訊いてみれば、「ノーカット版は予定にありません」。「そんなはずないでしょう、去年だってあったのに!ちゃんと調べて下さいよ!」とさらに食い下がって訊いてみたところ――「検索しても出てこないので、編成に訊きます。しばらくお待ち下さい」。何度も待たされてイラついていたため、「早くして下さいよ〜!川崎まで長距離電話してるんだから〜!」と訴えたら、その約30秒後――「7/24の深夜に放送されます」。以上、所要時間約8分。おばちゃんのような問い合わせをしてしまひました。……。とても元SVとは思えぬ会話ナリ…。
ま、とりあえず…今日はめでたい日だからヨシとせねば。
では、また♪
第58回トニー賞授賞式(追記)
2004年6月6日 演劇
←ヒュー子ちゃん(ヒュー・ジャックマン)主演で、現在N.Yブロードウェイ公演中のミュージカル「The Boy from Oz」のCDがこれ…って、なんでジャケット画像が出ないのニャ!?…「蒲田行進曲」の銀ちゃんみたいな格好したヒュー子ちゃんが拝めるのにぃ!
↓「The Boy from Oz 」(amazon.jp)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000DJZ7T/ref=sr_aps_pm_2/250-5096708-0857001
♯試聴ができます。
「X-MEN」シリーズにおけるウルヴァリン役のイメージが強いヒュー子ちゃん。でも実は歌って踊れる俳優さんでもありまして、「X-MEN」でブレイクする前は、英国ロンドンにてミュージカル「オクラホマ!」の主役を張ってました。また彼の歌声は、メグ・ライアン主演「ニューヨークの恋人」でも聞くことができます。
「X-MEN」のウルヴァリン役は、当初ディグレイ・スコットに決まっていたのですが、トムトム映画「MI:2」の撮影が遅れてしまって出演ができなくなり、急遽ヒュー子ちゃんが抜擢。その結果、ウルヴァリン役で大ブレイク、People誌の「最も美しい50人」に4年連続選出、「ヴァン・ヘルシング」で初の主演ゲット…と、スター街道まっしぐら。注目株の俳優へとなっていきました。ディグレイ・スコット…悔しかろうて…
で、現在はミュージカル「The Boy from Oz」にご出演中でして、明日(6/7)日本でも放送される「トニー賞授賞式」のホストに2年連続抜擢、さらにご自身もノミニーに選出されました。
↓「トニー賞授賞式」(NHK番組表)
http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0607.html#15
またアステア賞も受賞したそうで…いやはやスゴイものです。
↓「ヒュー・ジャックマン、アステア賞を受賞」(FLIXムービーサイト)
http://www.flix.co.jp/v2/do/news/N0004898.html
さてはて…今年のトニー賞は誰が、そしてどの作品が受賞するのか――今から明日が楽しみです♪
追記:
ヒュー子ちゃんはあまり視力がよくないようです。
↓Jackman’s Eyesight Worries(IMDb)
http://www.imdb.com/news/wenn/2004-06-04#celeb10
昨年のトニー賞授賞式で、プロンプタがよく見えなかった模様。
コンタクトレンズを新調する…って、やっぱ近視なのかニャ…ガイジンさんって、遠視の人が多いんだけど。
あとヒュー子ちゃんと、新作映画の監督を始めとするスタッフのみなさまに対し、極東ギャルからのお願いがひとつ。
あの…ヒュー子ちゃんの前髪を下ろして撮影してもらえないでしょうかね?…ビックリするほどセクシーだったので。マジで夢に見そうなくらいhotだったんだもん〜。
↓「The Boy from Oz 」(amazon.jp)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000DJZ7T/ref=sr_aps_pm_2/250-5096708-0857001
♯試聴ができます。
「X-MEN」シリーズにおけるウルヴァリン役のイメージが強いヒュー子ちゃん。でも実は歌って踊れる俳優さんでもありまして、「X-MEN」でブレイクする前は、英国ロンドンにてミュージカル「オクラホマ!」の主役を張ってました。また彼の歌声は、メグ・ライアン主演「ニューヨークの恋人」でも聞くことができます。
「X-MEN」のウルヴァリン役は、当初ディグレイ・スコットに決まっていたのですが、トムトム映画「MI:2」の撮影が遅れてしまって出演ができなくなり、急遽ヒュー子ちゃんが抜擢。その結果、ウルヴァリン役で大ブレイク、People誌の「最も美しい50人」に4年連続選出、「ヴァン・ヘルシング」で初の主演ゲット…と、スター街道まっしぐら。注目株の俳優へとなっていきました。ディグレイ・スコット…悔しかろうて…
で、現在はミュージカル「The Boy from Oz」にご出演中でして、明日(6/7)日本でも放送される「トニー賞授賞式」のホストに2年連続抜擢、さらにご自身もノミニーに選出されました。
↓「トニー賞授賞式」(NHK番組表)
http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0607.html#15
またアステア賞も受賞したそうで…いやはやスゴイものです。
↓「ヒュー・ジャックマン、アステア賞を受賞」(FLIXムービーサイト)
http://www.flix.co.jp/v2/do/news/N0004898.html
さてはて…今年のトニー賞は誰が、そしてどの作品が受賞するのか――今から明日が楽しみです♪
追記:
ヒュー子ちゃんはあまり視力がよくないようです。
↓Jackman’s Eyesight Worries(IMDb)
http://www.imdb.com/news/wenn/2004-06-04#celeb10
昨年のトニー賞授賞式で、プロンプタがよく見えなかった模様。
コンタクトレンズを新調する…って、やっぱ近視なのかニャ…ガイジンさんって、遠視の人が多いんだけど。
あとヒュー子ちゃんと、新作映画の監督を始めとするスタッフのみなさまに対し、極東ギャルからのお願いがひとつ。
あの…ヒュー子ちゃんの前髪を下ろして撮影してもらえないでしょうかね?…ビックリするほどセクシーだったので。マジで夢に見そうなくらいhotだったんだもん〜。
←カトリーヌ・ドヌーブ主演作と云えば、真っ先に思いつくのがこれ。かのポランスキー監督の古いホラー作品ですが、観た当時は怖くて怖くて…「ひぃいいいいいいぃいぃぃいっ!」状態でした。おかげでしばらく自分の部屋でひとりになることができず、近くの寮に住む友人を呼び出しては、徹UNOに興じたものです(…で、哲学の単位を落した、と)。
最近、このブログで何度か話題にしている(5/19、5/21、5/23、6/1の日記)、ラクロ原作「危険な関係」なのですが。
「危険な関係」(仏版と米国版)、「恋の掟」、「クルーエル・インテンションズ」「スキャンダル」――そのほか日本でも過去に製作されてるらしい――と何度も映画化されていて、みんなホント好きね〜と思っていたら、なんと昨年フランスでTVミニシリーズ化されたらしく、さらに最近米国でもTV放送されたのだとか。……。みんなホント好きね〜…。
で、今度は誰がヴァルモンでトゥールベル夫人でメルトイユ夫人なのニャ?と調べてみたところ――
メルトイユ夫人→カトリーヌ・ドヌーブ
ヴァルモン→ルパート・エヴェレット
トゥールベル夫人→ナスターシャ・キンスキー
↓ポスター画像(amazon)
http://images.amazon.com/images/P/B00015YV4K.01.LZZZZZZZ.jpg
…なんか一気に平均年齢が上がっちゃった「危険な関係」だよニャ〜。
とてもゴーカなキャスティングだけど、カトリーヌ・ドヌーブではそれほど策略家には見えないし、ワニ革ハンドバッグな(←私じゃない!ボーイ・ジョージがそう云ったの!)ルパート・エヴェレットがプレイボーイなヴァルモンって…なんかあんまりにもフツーすぎてつまんないような…もっとアクの強い俳優がいいと思うけどなあ。ドヌーブの飼い犬って感じがしちゃう。フランス語ができると知ってビックリしたけどさ。ただそんな中でもナスターシャ・キンスキーという配役は、ニャるほどと頷けた。個人的に大好きな女優さんなので、彼女が出てるならこのTV版観てみたい。でも鮮度ゼロなストーリーだし、今観るとやっぱりツライだろうな〜。
ま、どっちみち日本では放送されることは…たぶんナイ…かニャ?
(NHKさん、BSでいかがですか?)
ちなみに、「クルーエル・インテンションズ」も続編がTVでドラマ化されたそうで、日本でもDVDが発売されてます。タイトルはそのまんま「クルーエル・インテンションズ2」で監督・脚本もそのままロジャー・カンベル。でも俳優はぜんぜん違うし、いまさら続編と云われてもねぇ…。
>蛍風さん
ニャるほど!!<「文芸」に区分
そっか〜、まったく気が付かなかったです。たしかにグレン・クローズ版の「危険な関係」では、「文芸」のほうがしっくりきます。実際、時代劇兼文芸コーナーにありましたし。目からウロコが落ちました。ありがとうございます♪
さてと――「サンダーパンツ!」でも借りてくるか♪
最近、このブログで何度か話題にしている(5/19、5/21、5/23、6/1の日記)、ラクロ原作「危険な関係」なのですが。
「危険な関係」(仏版と米国版)、「恋の掟」、「クルーエル・インテンションズ」「スキャンダル」――そのほか日本でも過去に製作されてるらしい――と何度も映画化されていて、みんなホント好きね〜と思っていたら、なんと昨年フランスでTVミニシリーズ化されたらしく、さらに最近米国でもTV放送されたのだとか。……。みんなホント好きね〜…。
で、今度は誰がヴァルモンでトゥールベル夫人でメルトイユ夫人なのニャ?と調べてみたところ――
メルトイユ夫人→カトリーヌ・ドヌーブ
ヴァルモン→ルパート・エヴェレット
トゥールベル夫人→ナスターシャ・キンスキー
↓ポスター画像(amazon)
http://images.amazon.com/images/P/B00015YV4K.01.LZZZZZZZ.jpg
…なんか一気に平均年齢が上がっちゃった「危険な関係」だよニャ〜。
とてもゴーカなキャスティングだけど、カトリーヌ・ドヌーブではそれほど策略家には見えないし、ワニ革ハンドバッグな(←私じゃない!ボーイ・ジョージがそう云ったの!)ルパート・エヴェレットがプレイボーイなヴァルモンって…なんかあんまりにもフツーすぎてつまんないような…もっとアクの強い俳優がいいと思うけどなあ。ドヌーブの飼い犬って感じがしちゃう。フランス語ができると知ってビックリしたけどさ。ただそんな中でもナスターシャ・キンスキーという配役は、ニャるほどと頷けた。個人的に大好きな女優さんなので、彼女が出てるならこのTV版観てみたい。でも鮮度ゼロなストーリーだし、今観るとやっぱりツライだろうな〜。
ま、どっちみち日本では放送されることは…たぶんナイ…かニャ?
(NHKさん、BSでいかがですか?)
ちなみに、「クルーエル・インテンションズ」も続編がTVでドラマ化されたそうで、日本でもDVDが発売されてます。タイトルはそのまんま「クルーエル・インテンションズ2」で監督・脚本もそのままロジャー・カンベル。でも俳優はぜんぜん違うし、いまさら続編と云われてもねぇ…。
>蛍風さん
ニャるほど!!<「文芸」に区分
そっか〜、まったく気が付かなかったです。たしかにグレン・クローズ版の「危険な関係」では、「文芸」のほうがしっくりきます。実際、時代劇兼文芸コーナーにありましたし。目からウロコが落ちました。ありがとうございます♪
さてと――「サンダーパンツ!」でも借りてくるか♪
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「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」
2004年6月4日
←私が初めてジャン・レノと出会ったのは、この作品。10年以上も前に観たので(げ!1985年製作なのか…)、ストーリーはうろ覚えなのですが、当時イザベル・アジャーニ目当てで観に行ったこと、ドラマー役でジャン・レノが出演してたことはよく覚えています。変わった作品でしたが、けっこう好きでした。そっか〜DVD出てるんだ…トール版が出たら買ってもいいな〜…って、これ――監督がリュック・ベッソンだったのニャ!?ガーン!
…というわけで、ジャン・レノ主演最新作「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」を観に行ってきました。
「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」LES RIVIERES POURPRES 2 - LES ANGES DE L’APOCALYPSE(2004・仏)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0337103/
日本公式サイト→http://www.cr2.jp/
共同製作:リュック・ベッソン
監督:オリヴィエ・ダアン
脚本:リュック・ベッソン
出演:ジャン・レノ、ブノワ・マジメル、クリストファ・リー、カミーユ・ナッタ、他
ストーリー:
フランス・ロレーヌ地方の修道院で、壁に埋め込んだキリスト像から血が流れ出すという事件が発生。パリからニーマンス警視(J・レノ)が現地入りし、捜査を始める。その同じ頃、別件を捜査中の刑事レダ(B・マジメル)の前に、キリストに似た男が突然現れ――
…ぐ。
……ぐぐ。
…………ぐぐぐぐぐぐぐぐ…。
――おのれリュック・ベッソンめ!
そこになおれぇぇぇぇぇぇいっ!
たた斬ってくれるわ〜〜っ!
前作「クリムゾン・リバー」が、なかなか面白かったため(多少難アリなところもありましたが)、かなり期待して観に行ったのとゆーのに……なんでこうなるのよぅ……。
なにやら日本公式サイトによると、プロデューサーのアラン・ゴールドマンが、小説・映画ともにヒットしてご満悦な原作者に対し、「続編作りたいんだけど、どう?」と持ちかけたものの、なかなか具体案が送られてこず、たまたまカンヌで会ったリュック・ベッソンにその企画を話したところ、数週間のちに大変魅力的なプロットが届いたため、製作が決定し、ベッソン自身もそのまま脚本を担当することになったそうですが――
ライジング・サン極東女子の私が推測するに、それって――「小説読んだし前作の映画も観た。だからキャラクターやストーリーにそれらしいテイストやコンセプトを取り入れることくらい、ボクには超カンタンさ。だけど前作のマネするのもなんだから、今回はハードボイルドより、アドベンチャー要素を濃くしてみようかな。でもお約束は忘れてないよ。だってファンが怒るからね」――なだけじゃないの?…ったく。
いや、別に面白くないってなわけではないんですよ。ストーリー・画ともに息もつかせぬ展開につぐ展開で、私だって途中まで楽しく観てたもん。だけどさ――前作のどこか古風なミステリー路線、あるいはブラピ主演の「セブン」的サイコホラーを期待して観てたのに、どんどん「レイダース 失われたアーク」になっていくって、こりゃどういうことよ!?…それにあのドーピング。日本人なら誰だって「ファイト一発」を思い出しちゃうよニャ〜…。
前作と違うものに仕上げたかったなら、徹底的にそうすりゃよかったのに、キャラクターの性格、別件を追ってたのにいつの間にかコンビを組んでるふたり(ニーマンス&レダ)、グロな死体描写、宗教的要素を持つ事件、若い相棒によるケンカ(アクション)シーン…など、設定やアクションシーンのコンセプトが前作と一緒なんだもん。
それなのに、ストーリーはどんどん「レイダース」化するわ、前作にあった「クリムゾン・リバー」というタイトルの意味――つまりなんで「クリムゾン・リバー」なのか――が今作にはない…というか、必要がないのにタイトルが「クリムゾン・リバー2」となってるわ――余計に腹が立つ。だったら別のタイトルつけろっつーの!原作者に超失礼でしょうが!
俳優陣に関しては――ジャン・レノって、ニーマンス役を気に入ってそう。私も好きだし、実際彼によく合っている。でも惜しいんだよニャ〜…。アクション映画における主人公って、なにかやったあとやラストシーンで短いジョークを飛ばすというお約束――ショーン・コネリーが作り上げたのかもしれない――があったりするのですが、彼はどの作品でもなんでかイマイチ決まらない。なんで?…間が悪い?セリフが悪い?表情が足りない?共演者の反応が悪い?…う〜ん…好きな俳優のひとりでもあるので、それが残念ナリ。なお、ニーマンスは*がニガテだという設定で、今作ではそれを**したということになってるらしいのですが、とってつけたようにセリフだけで説明されてもねぇ…。
相棒レダ役に、前作のヴァンサン・カッセルから代わったブノワ・マジメル――俳優が代わっても役どころ(ハリウッド映画だったら、コリン・ファレルが演じそう)が一緒だったので、これまたちょっともったいなかったような…。
共同制作兼脚本担当のリュック・ベッソン。最近の彼の脚本って、設定は面白いのにストーリーが面白くない。たとえば「トランスポーター」――ジェイソン・ステイサムが演じた主役がとっても魅力的な男で、思いっきりキャラ立ちしてたとゆーのに、敵が見え始めたとたん、展開が陳腐になっちゃって、後半まで面白さが持続しない。最初の30分まで面白かったのに…。
もう俳優やキャラクター設定の財産だけで、リュック・ベッソンに脚本まかせないでよ…。リライトの上手い人をつけてみる、とか…
俳優や設定は悪くないのに脚本にガッカリ、製作側による「前作がヒットしたから作ってみました」路線が、ほかの続編ものより鼻につく1本。……まったく面白くないとは云わないけど、クリストファ・リーを配してる以上、いろいろとわかっちゃうし(彼が悪いと云ってるワケではありませぬ)…ハードボイルドだけでなく、ミステリとしても期待できないよニャ…。
ところで、スペイン系フランス人のジャン・レノさんのご本名。
Don Juan Moreno y Jederique Jimenez
これって、どう読むのでしょうか?…う〜む。
…というわけで、ジャン・レノ主演最新作「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」を観に行ってきました。
「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」LES RIVIERES POURPRES 2 - LES ANGES DE L’APOCALYPSE(2004・仏)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0337103/
日本公式サイト→http://www.cr2.jp/
共同製作:リュック・ベッソン
監督:オリヴィエ・ダアン
脚本:リュック・ベッソン
出演:ジャン・レノ、ブノワ・マジメル、クリストファ・リー、カミーユ・ナッタ、他
ストーリー:
フランス・ロレーヌ地方の修道院で、壁に埋め込んだキリスト像から血が流れ出すという事件が発生。パリからニーマンス警視(J・レノ)が現地入りし、捜査を始める。その同じ頃、別件を捜査中の刑事レダ(B・マジメル)の前に、キリストに似た男が突然現れ――
…ぐ。
……ぐぐ。
…………ぐぐぐぐぐぐぐぐ…。
――おのれリュック・ベッソンめ!
そこになおれぇぇぇぇぇぇいっ!
たた斬ってくれるわ〜〜っ!
前作「クリムゾン・リバー」が、なかなか面白かったため(多少難アリなところもありましたが)、かなり期待して観に行ったのとゆーのに……なんでこうなるのよぅ……。
なにやら日本公式サイトによると、プロデューサーのアラン・ゴールドマンが、小説・映画ともにヒットしてご満悦な原作者に対し、「続編作りたいんだけど、どう?」と持ちかけたものの、なかなか具体案が送られてこず、たまたまカンヌで会ったリュック・ベッソンにその企画を話したところ、数週間のちに大変魅力的なプロットが届いたため、製作が決定し、ベッソン自身もそのまま脚本を担当することになったそうですが――
ライジング・サン極東女子の私が推測するに、それって――「小説読んだし前作の映画も観た。だからキャラクターやストーリーにそれらしいテイストやコンセプトを取り入れることくらい、ボクには超カンタンさ。だけど前作のマネするのもなんだから、今回はハードボイルドより、アドベンチャー要素を濃くしてみようかな。でもお約束は忘れてないよ。だってファンが怒るからね」――なだけじゃないの?…ったく。
いや、別に面白くないってなわけではないんですよ。ストーリー・画ともに息もつかせぬ展開につぐ展開で、私だって途中まで楽しく観てたもん。だけどさ――前作のどこか古風なミステリー路線、あるいはブラピ主演の「セブン」的サイコホラーを期待して観てたのに、どんどん「レイダース 失われたアーク」になっていくって、こりゃどういうことよ!?…それにあのドーピング。日本人なら誰だって「ファイト一発」を思い出しちゃうよニャ〜…。
前作と違うものに仕上げたかったなら、徹底的にそうすりゃよかったのに、キャラクターの性格、別件を追ってたのにいつの間にかコンビを組んでるふたり(ニーマンス&レダ)、グロな死体描写、宗教的要素を持つ事件、若い相棒によるケンカ(アクション)シーン…など、設定やアクションシーンのコンセプトが前作と一緒なんだもん。
それなのに、ストーリーはどんどん「レイダース」化するわ、前作にあった「クリムゾン・リバー」というタイトルの意味――つまりなんで「クリムゾン・リバー」なのか――が今作にはない…というか、必要がないのにタイトルが「クリムゾン・リバー2」となってるわ――余計に腹が立つ。だったら別のタイトルつけろっつーの!原作者に超失礼でしょうが!
俳優陣に関しては――ジャン・レノって、ニーマンス役を気に入ってそう。私も好きだし、実際彼によく合っている。でも惜しいんだよニャ〜…。アクション映画における主人公って、なにかやったあとやラストシーンで短いジョークを飛ばすというお約束――ショーン・コネリーが作り上げたのかもしれない――があったりするのですが、彼はどの作品でもなんでかイマイチ決まらない。なんで?…間が悪い?セリフが悪い?表情が足りない?共演者の反応が悪い?…う〜ん…好きな俳優のひとりでもあるので、それが残念ナリ。なお、ニーマンスは*がニガテだという設定で、今作ではそれを**したということになってるらしいのですが、とってつけたようにセリフだけで説明されてもねぇ…。
相棒レダ役に、前作のヴァンサン・カッセルから代わったブノワ・マジメル――俳優が代わっても役どころ(ハリウッド映画だったら、コリン・ファレルが演じそう)が一緒だったので、これまたちょっともったいなかったような…。
共同制作兼脚本担当のリュック・ベッソン。最近の彼の脚本って、設定は面白いのにストーリーが面白くない。たとえば「トランスポーター」――ジェイソン・ステイサムが演じた主役がとっても魅力的な男で、思いっきりキャラ立ちしてたとゆーのに、敵が見え始めたとたん、展開が陳腐になっちゃって、後半まで面白さが持続しない。最初の30分まで面白かったのに…。
もう俳優やキャラクター設定の財産だけで、リュック・ベッソンに脚本まかせないでよ…。リライトの上手い人をつけてみる、とか…
俳優や設定は悪くないのに脚本にガッカリ、製作側による「前作がヒットしたから作ってみました」路線が、ほかの続編ものより鼻につく1本。……まったく面白くないとは云わないけど、クリストファ・リーを配してる以上、いろいろとわかっちゃうし(彼が悪いと云ってるワケではありませぬ)…ハードボイルドだけでなく、ミステリとしても期待できないよニャ…。
ところで、スペイン系フランス人のジャン・レノさんのご本名。
Don Juan Moreno y Jederique Jimenez
これって、どう読むのでしょうか?…う〜む。
「女神が家にやってきた」
2004年6月3日
←スティーブ・マーティンって――このジャケット写真のように、いつも両手を前で組んでるイメージがある…そう思うのは私だけでしょうか〜?
急にお出かけしなければいけなくなったので、以前書いた感想を再UPとなりまして、「クリムゾン・リバー2」の感想は後日となります。
「女神が家にやってきた」Bringing Down the House(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0305669/
DVD→ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2004/06/18 ¥1,890
監督:アダム・シャンクマン
脚本:ジェイソン・フィラルディ
出演:スティーブ・マーティン、クイーン・ラティファ、ユージン・レヴィ、他
ストーリー:
仕事一筋のために、妻と子供が出て行ってしまったマジメ弁護士ピーター(S・マーティン)は、チャットで知り合った素敵な女性シャーリーンと会うことになる。しかし、自宅にやってきたのは写真とは似ても似つかない脱獄囚のシャーリーン(Q・ラティファ)だった。無実を訴える彼女は、ピーターの家に居座り、その無実を証明して欲しいと頼むが――
もう…どーしよーもないほどの凡作だってことは、よ〜くわかってるんです。
仕事人間な主人公の前にキョーレツなトラブルメーカーが現れ、トンデモ事件発生→ペースをことごとく乱され、ヒドイ目に遭わされる主人公→でもその人物のおかげで、人生を見つめ直すことになる→ハッピーエンド(もしくは、ほろ苦ハッピーエンド)
………。
この手の「自分を見つめ直してハッピーエンド」系映画って、コメディにしろドラマ系にしろロマコメにしろ、ホント廃れることがない。よくみんな飽きないもんだ…って、じゃあなんで私がこの映画を観に行ったのかと云うと。
「スティーブ・マーティンを観るため」に決まってるじゃ〜あ〜りませんか!
以前、←でリンクしている蛍風さんがエディ・マーフィの新作について、「ストーリーがどうとか、設定がどうとかじゃなく、これは『エディ・マーフィーを楽しむ』作品。単純にそれでいいんじゃないかな・・・?」とお書きになっていて、「そう!そう!そうなのよ!」と心底頷いた私ですが――そんな私にとって、このスティーブ・マーティンこそ「この人を観る」系俳優なのです。
ありきたりのストーリーだとしても、私はもう彼を観れればそれでいいのです。ジタバタしてバカ踊りして、ヘンなカッコして、おバカな云い間違いして、鼻の下伸ばして、自虐ギャグを連発する…そんなスティーブ・マーティンを観れるだけでいいの♪…だって、日本の映画配給会社が、必ず彼の新作を公開してくれるとは限らないんだもん…って、なんか自分で書いてて淋しくなっちまっただよ…ぐぐぐぐ…。
ちなみに、この「女神〜」は2003年度全米興行成績ベスト10に入ってくるほど、米国ではヒットしたのですが、日本におけるスティーブ・マーティン人気がイマイチであるため、「あ〜あ、ビデオスルーされるかもしれない」と思ってた作品でした。ところが、旬の女優クイーン・ラティファ(←日本でもヒットした「シカゴ」に出演)が共演であること、また「米国興行成績1位ゲット」と宣伝しやすい要素が増えたこともあって――ま、ほかにも理由はあるでしょうけど――なんとか日本でもブジ公開となり、私が住む田舎のシネコンでも観ることができました(…って、上映は2週間だけ、観客は私含めてふたりだったけどさ…)。
それにしても、レビュアー泣かせの語るところがない映画だよニャ〜…。ありきたりなストーリーだし、乱暴に云うと「巻き込まれてジタバタする自虐コメディ=スティーブ・マーティンもの」なので、これはもう彼を観て楽しむくらいの魅力しかないな…とわかっていたのですが、それでも期待したQ・ラティファが絵に描いたようなとゆーか、完全にステレオタイプな姐御役だったので、それが残念。勢いはあっても繊細さがない…とゆーか、演技自体それほど上手いとは思えず…ならせめて、せっかくラティファなんだから、ラップだけでなくゴスペルを歌ってくれるとかなんとかしてくれれば、かなり違ったのにぃ。あ〜、もったいない。
それに邦題。「女神が家にやってきた」って…気持ちはわかるけど、やってきたのは女神というよりは女王様だったような…。
なお、主演ふたり以外に記憶に残った女優さんとして、奥さんの妹を演じたミッシー・パイル。あの顔立ちと役どころ…なんか「女版スティーブ・ブシェミ」って感じだったニャ〜…。
ま、作品の出来うんぬんより、スティーブ・マーティンのワザとヘタクソに踊る姿が観れて良かったです♪
ところで。
日本ではよ〜く間違われるのですが、スティーブ・マーティンは、「裸の銃を持つ男」シリーズに主演しているレスリー・ニールセンとは別人です。
↓スティーブ・マーティン(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0000188/
↓レスリー・ニールセン(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0000558/
…スティーブ・マーティンのほうが、穏やかな顔立ちしてるかニャ〜と。
急にお出かけしなければいけなくなったので、以前書いた感想を再UPとなりまして、「クリムゾン・リバー2」の感想は後日となります。
「女神が家にやってきた」Bringing Down the House(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0305669/
DVD→ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2004/06/18 ¥1,890
監督:アダム・シャンクマン
脚本:ジェイソン・フィラルディ
出演:スティーブ・マーティン、クイーン・ラティファ、ユージン・レヴィ、他
ストーリー:
仕事一筋のために、妻と子供が出て行ってしまったマジメ弁護士ピーター(S・マーティン)は、チャットで知り合った素敵な女性シャーリーンと会うことになる。しかし、自宅にやってきたのは写真とは似ても似つかない脱獄囚のシャーリーン(Q・ラティファ)だった。無実を訴える彼女は、ピーターの家に居座り、その無実を証明して欲しいと頼むが――
もう…どーしよーもないほどの凡作だってことは、よ〜くわかってるんです。
仕事人間な主人公の前にキョーレツなトラブルメーカーが現れ、トンデモ事件発生→ペースをことごとく乱され、ヒドイ目に遭わされる主人公→でもその人物のおかげで、人生を見つめ直すことになる→ハッピーエンド(もしくは、ほろ苦ハッピーエンド)
………。
この手の「自分を見つめ直してハッピーエンド」系映画って、コメディにしろドラマ系にしろロマコメにしろ、ホント廃れることがない。よくみんな飽きないもんだ…って、じゃあなんで私がこの映画を観に行ったのかと云うと。
「スティーブ・マーティンを観るため」に決まってるじゃ〜あ〜りませんか!
以前、←でリンクしている蛍風さんがエディ・マーフィの新作について、「ストーリーがどうとか、設定がどうとかじゃなく、これは『エディ・マーフィーを楽しむ』作品。単純にそれでいいんじゃないかな・・・?」とお書きになっていて、「そう!そう!そうなのよ!」と心底頷いた私ですが――そんな私にとって、このスティーブ・マーティンこそ「この人を観る」系俳優なのです。
ありきたりのストーリーだとしても、私はもう彼を観れればそれでいいのです。ジタバタしてバカ踊りして、ヘンなカッコして、おバカな云い間違いして、鼻の下伸ばして、自虐ギャグを連発する…そんなスティーブ・マーティンを観れるだけでいいの♪…だって、日本の映画配給会社が、必ず彼の新作を公開してくれるとは限らないんだもん…って、なんか自分で書いてて淋しくなっちまっただよ…ぐぐぐぐ…。
ちなみに、この「女神〜」は2003年度全米興行成績ベスト10に入ってくるほど、米国ではヒットしたのですが、日本におけるスティーブ・マーティン人気がイマイチであるため、「あ〜あ、ビデオスルーされるかもしれない」と思ってた作品でした。ところが、旬の女優クイーン・ラティファ(←日本でもヒットした「シカゴ」に出演)が共演であること、また「米国興行成績1位ゲット」と宣伝しやすい要素が増えたこともあって――ま、ほかにも理由はあるでしょうけど――なんとか日本でもブジ公開となり、私が住む田舎のシネコンでも観ることができました(…って、上映は2週間だけ、観客は私含めてふたりだったけどさ…)。
それにしても、レビュアー泣かせの語るところがない映画だよニャ〜…。ありきたりなストーリーだし、乱暴に云うと「巻き込まれてジタバタする自虐コメディ=スティーブ・マーティンもの」なので、これはもう彼を観て楽しむくらいの魅力しかないな…とわかっていたのですが、それでも期待したQ・ラティファが絵に描いたようなとゆーか、完全にステレオタイプな姐御役だったので、それが残念。勢いはあっても繊細さがない…とゆーか、演技自体それほど上手いとは思えず…ならせめて、せっかくラティファなんだから、ラップだけでなくゴスペルを歌ってくれるとかなんとかしてくれれば、かなり違ったのにぃ。あ〜、もったいない。
それに邦題。「女神が家にやってきた」って…気持ちはわかるけど、やってきたのは女神というよりは女王様だったような…。
なお、主演ふたり以外に記憶に残った女優さんとして、奥さんの妹を演じたミッシー・パイル。あの顔立ちと役どころ…なんか「女版スティーブ・ブシェミ」って感じだったニャ〜…。
ま、作品の出来うんぬんより、スティーブ・マーティンのワザとヘタクソに踊る姿が観れて良かったです♪
ところで。
日本ではよ〜く間違われるのですが、スティーブ・マーティンは、「裸の銃を持つ男」シリーズに主演しているレスリー・ニールセンとは別人です。
↓スティーブ・マーティン(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0000188/
↓レスリー・ニールセン(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0000558/
…スティーブ・マーティンのほうが、穏やかな顔立ちしてるかニャ〜と。