方針確認

2004年6月2日
←「『ヒゲオヤジ系英国人歌手』って誰?」とお問い合わせを頂きましたので、回答代わりに映像を。
このベストアルバム…実は私、持っておりません。ただし、同じタイトルのリージョンフリーDVD(ベストビデオ集)は持ってます。残念ながら日本ではリリースされてないため、インポートものなのですが……こらソニー!ちゃんとリリースせんか〜〜!

このブログを読んでくれてる友人Fから、「もっと映画の感想を書いてよ」とリクエストを頂きました。

新作に関しては――観た作品全部の感想を書こうとすると、かなりシンドイこと&とんでもないことになるので、今まで通り、選んで書くことになると思います。

旧作に関しては――なんとなくそのときの気分に合わせて選んだ作品について書くことになると思います。このところ80年代映画の話が多かったのも、そんな気分(?)だったからです。

う〜ん…。最近気付いたのですが、どうやら私は映画感想よりも映画ヨタ話を書きたいタイプの人のようです。

とりあえず明日は、友人Fからのリクエストで「クリムゾン・リバー2」の感想でも書こうかニャ…。

どんぐり先生の新刊の感想も書きたい〜。書きたいよ〜。

では、おやすみなさいまし。

「スキャンダル」

2004年6月1日
←いつもとは違う(らしい)ペさんのヒゲに、抵抗を感じる人がけっこういらっしゃるのだとか。ふ〜ん。この手のヒゲなら、私はぜ〜んぜん平気です。なぜってそれは、ロベルト・バッジョのおかげだから♪…と云いたいところなのですが、残念ながら某ヒゲオヤジ系英国人歌手(40)のせいなんでしょうね〜…。…あ〜…。

なにかと話題の韓国俳優、ペ・ヨンジュン出演「スキャンダル」を観に行ってきました。

日本公式サイト→http://www.scandal-movie.com/

なお、「スキャンダル」に関して、以前にこんなことを語りました。
↓「5人目のヴァルモン」(5/19の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040519.html

5/19の日記に書いたとおり、原案が「危険な関係」だとわかってしまった以上、かなり出来上がった状態で観に行ったのですが――映画の出来うんぬんの前に、客層にビックリしました。それなりに長い(←つもり)映画鑑賞歴にして、こんな経験初めて。

あの…も…もしかして…アタシが1番年若なの…?

自分の座席の周りを、年齢層お高めな女性のみなさんによって完全包囲されてしまいました。……ペ・ヨンジュン人気、恐るべし!

映画の日の昼下がりということもあってか女性のお客さんが多く、比較的早めに映画館に行ったのにも関わらず、けっこうチケット売り場に並ばされまして、それでもなんとか良席をゲット、るんたったと席についてみれば――見渡す限り、おばさ…もとい、年齢層お高めな女性ばかり、その中で「今話題の韓国映画観たいから、連れて行ってよ」とくっついて来た友人E(米国人)の目立つことといったら!…ガイジンだからというより、男性は友人Eひとりだけ(しかも背が高い)だったんだよニャ〜…。

ちなみに「韓国映画だから使用言語はとーぜんハングルだし、字幕は漢字もちろんアリの日本語になるけどダイジョブなわけ?」と、心配してEに尋ねたところ、「ストーリーは『危険な関係』なんだろう?大丈夫だよ、知ってるから」とのお答え。…ま、言葉がわからなくても、誰がヴァルモンでトゥールベル夫人でメルトイユ侯爵夫人なのか、観てりゃわかるか。男女のやることだって古今東西同じだし。

で、感想なのですが。

(以下ネタバレの可能性がありますので、ご注意)

設定や舞台に多少の違いはあれども、ストーリーや登場人物のセリフなど――ま〜んま「危険な関係」。よく云えば上手く朝鮮化した、悪く云えばヒネリもなんにもない…という感じ。どっちにしろ、上手いトレースだとは思う。細かい点までよく行き届いてるもんだと、思わず感心しちゃったほど。

元は18世紀のフランスが舞台とはいえ、主人公が必死に落そうとする女の「帰ってくることはない夫に操を立て尽くす」という設定は、西洋より東洋、東洋でも中国や日本でなく、朝鮮が1番合ってるかなと。なのでキャラクター(言動など)に説得力があったし、舞台が朝鮮なほうが逆によくて――納得いくことがほかにもいろいろあったように思えた。

ただ、ここまでそのまんまなストーリーにされると、「危険な関係」を知ってるかどうかで完全に見方が変わってしまうことがちとツライ。知ってる人は――鮮度ゼロなストーリーでしかないので、「舞台が李王朝だとどういう雰囲気かな?」「ほかの『危険な関係』とどれくらい違うのかな?」と比較しながら観ちゃうだろうし、またどこか斬新さが欲しくなる。知らない人は――策略講座とゆーか、よくまあここまで口八丁手八丁でやってのけるわと感心しつつ、スクリーン(人によってはペ・ヨンジュン)を眺めることになるでしょうね。感情移入できるかどうかは人それぞれでしょうけど。

そのまんまのストーリーでありながら、主人公が真実の愛を知るあたりはとても丁寧。あとラストの「誰が1番ほくそ笑むことになるのか」というシーンの追加は、女の性(さが)が出ていてgood。なお、話題のラブシーンはかなり激しいのですが、あれくらいやって当然かも。情念が出ていてgood。…でも、隣のおばさん…あのね、ラブシーンのたびにお友達とペチャクチャ喋らないでナリよ、お願いプリーズ!

プレーボーイのチョ・ウォンを演じたペ・ヨンジュンは…なんつーかその…毛深いおみ足に多少驚きましたが、なかなかのヴァルモンぶり。立ち居振舞いに品があっていい雰囲気でした。チョ夫人を演じた若い頃の岩下志麻…じゃなくてイ・ミスクも、なかなかのメルトイユ夫人ぶりだったし、松たか子似のチョン・ドヨンも綺麗で――俳優陣は雰囲気もそのまんま出ててよかったかな〜と。

李王朝時代の美術や、チマチョゴリの下はなにを着てるか、女性が座るときは片ヒザ立てるんだ…などなど、文化的なお勉強も出来たし、それなりに楽しめた…けど、個人的には「ふ〜ん」と流して終わった1本。優等生な仕上がりだとは思う。でもやっぱ鮮度ゼロだったことが響いたか…。

すべて面白いとは云えないけれど、いまや韓国映画は邦画よりも状況が上だと、去年あたりからようやく韓国映画を観るようになった私ですら、そんなことをしみじみ思うようになっちゃったよ…。う〜む。
←今月の当ブログ内「THE MOST ATTRACTIVE MAN」は、ブラッド・ピットさんに決定!

それほどブラピ様様〜♪というわけでもなかった私を、映画「トロイ」にて完全悩殺したその功績を称えまして、極東の片田舎より表彰したいと思います。おめでとうございま〜す♪

…とゆーわけで、ついでに今月の日記傾向を振り返ってみるかニャ?

京都観光の話で始まって、ごくごくフツーの展開だったのに、話題は「金髪」だの「体」だの「スカート」だのと、いつの間にか妙な方向に進んじゃったよニャ〜…。

キッカケはなんだったんだろう〜?と、この1ヶ月の日記を検証していたら――たぶん、5/8に書いた「ピーターパン」の感想日記のせいじゃないかと思い当たりました。

妙にセクシャルなピーターパンだったので、あんな男の子が相手ならそりゃウェンディだっておかしくなるよニャと、世の皆さんにはイマイチ受けの悪い「大人の女街道まっしぐらウェンディ」を、なにげに弁護した感想になっていたと思うのですが、これ以降、どうやら私の中で連想ゲームが始まってしまったようで――

「ピーターパン」のジェレミー・サンプターくんの金髪&格好
       ↓
「青い珊瑚礁」のリチャード(クリストファ・アトキンズ)を思い出す
       ↓
「トロイ」で光り輝くブラッド・ピットに悩殺
       ↓
日本女子を現在悩殺しているペさんの「スキャンダル」
       ↓
「スキャンダル」の原案は「危険な関係」
       ↓
1番好きな「危険な関係」は80年代にリメイク
       ↓
80年代青春映画スター「ブラット・パック」を懐かしむ
       ↓
フラッシュバックする「トロイ」とその衣装
       ↓
ギリシャ系つながりで「アレキサンダー」
       ↓
友人のありがたいツッコミによる「トロイ」再検証
       ↓
このネタで終わりたくなかったため、ブラットパックスターDVD発売の話へ

なお、金髪に関しては――
ジェレミー・サンプターくん(金髪ピーターパン)→クリストファ・アトキンズ(金髪リチャード)→新作で金髪になり損ねたキアヌ・リーブス(黒髪ジョン・コンスタンチン)→ブラピ(金髪アキレス)→新作で金髪になるコリン・ファレル(金髪アレキサンダー)→「M&C」で金髪だったラッシー(金髪ジャック・オーブリー)

…ということで、「最も魅力的な人」の次点はジェレミー・サンプターくんに決定。オメデトゴザイマース!

で。
5月は思い出話ばっか書いてたような気がするので、6月は本や映画の感想をもちっと多めに書きたいと思います…けど、どうなることやら…。う〜む。

では、また♪
祝!初DVD化!
「マネキン」のDVD化を願ってた人、かなり多いはず。一緒に待ってた全国のみんな!(←たぶん30代以上)喜ぼうぜぃ!いやっほう〜〜〜♪

つい先だっての日記にて、80年代の青春映画およびブラットパックについての語りをかましたばかりなのですが――

↓そのお話(2004/5/25の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040525.html

今日、新作DVDを覗きにお店に行ったところ、20世紀FOXより5/28リリース「1枚買ったら1枚タダ!」の廉価版DVDに、それら80年代青春映画が、数多くラインナップされてるのを発見してしまいました。

↓「1枚買ったら1枚タダ!」(20世紀FOXホームエンタテイメント)
http://www.foxjapan.com/dvd-video/bogof/7/index.html

■「マネキン」(1987)
A・マッカーシー主演。ファンタジーが入ったラブコメ。アンドリューが最高に魅力的だったのよ〜♪…ちなみにジェイムズ・スペイダー共演。

■「カンザス」(1988)
M・ディロン、A・マッカーシー共演。ああ…涙出る……。

■「栄光のエンブレム」(1986)
当時大人気のR・ロウ主演。トムトムの「栄光の彼方に」(←なにげにヤン・デ・ボン撮影)とよく間違われますが、私は断然「エンブレム」派。アイスホッケーにかける青春!…ロブの体が引き締まっててカッコよかったです。ちなみにキアヌがチョイ役で出演(←なにげに特技がアイホだし)。

■「ティーン・ウルフ」(1985)
マイケル・J・フォックス主演。興奮すると狼男になっちゃうという、実に80年代らしいコメディ。しょーもない映画なんだけど、許せちゃう♪

■「ルーカスの初恋メモリー」(1986)
コリー・ハイム、チャーリー・シーン、ウィノナ・ライダー共演。胸キュン(死語)初恋物語。これで映画デビューしたウィノナが可愛くてさ〜♪…ただしチャーリー・シーンがフケ過ぎで浮いてます。

■「妹の恋人」(1993)
80年代の映画ではない…けど、大好きなのよ〜ん♪…ジョニー・デップ、メアリー・スチュワート・マスターソン、そしてなにげにジュリアン・ムーア共演。ジョニデが好きな人、必見映画です。個人的には「シザーハンズ」より好きだったりします。なお、DVDには監督の音声解説が付いてます。

あとはそうだニャ〜、「ロマンシング・ストーン」「ナイルの宝石」「ロボコップ」「レジェンド」「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」「フォクシー・レディ」…といったタイトルが、80年代マニアの心をくすぐるのではないでしょうか?

そのほかでは「キャプテン・スーパーマーケット(死霊のはらわた3)」あたりがオススメかニャ?…「3」となってるけど、「死霊のはらわた」前2作とは別物で、私はこれだけハチャメチャに笑えるホラーってほかに観たことナイです。なので、マジメなホラーファンにはウケないかも。それでもサム・ライミの真髄を感じる1作。「ディレクターズカット版」となっているので、劇場版とは違うサム・ライミ監督版エンディングとなっている模様。なお、監督と主演のブルース・キャンベルによる音声解説あり。

「惑星ザルドス」…も、珍作SF好きな人にはオススメ。ショーン・コネリーを見てビックリするかと。

以上、こんなところでしょうか?

う〜む…私、まるで20世紀FOXの回し者みたい…って、これならマニアックな映画ファン、もしくは80年代映画ファン(私は後者です、もちろん)は、ついはしゃいじゃう。経済力がそれなりについた30代以上を、思いっきり意識したラインナップで勝負してきたあたり、20世紀FOXも上手いよニャ〜…だって、私、完全に踊らされてるもん。

では、また♪
数日前にUPした「トロイ」の感想(5/16、5/17、5/26の日記)なんですが。

「すっかりブラピの姿に悩殺されてしまった私ですが、古代ギリシャの男性のみなさんは、いつもあんな格好なさってたのでしょうか?」と書いたところ、大学時代、同じゼミだったくだんの友人(←5/26の日記)よりツッコミを食らいました。

「アンタ専攻してなかったから知らないだろうけど、あの時代のギリシャ戦士は、基本にすっぽんぽんだったと云われてるの。だから映画でブラピが穿いてたスカートは、理性のスカートってところね」

………。
え…映倫のスカートかも…。

でもそんな説、聞いたことないよ〜<ギリシャ戦士すっぽんぽん説
それって戦闘時なの?それとも普段?…って、どっちにしても、古代ギリシャでは、よっぽどの自信がないと戦士にはなれないってことだよニャ〜…。

あ〜あ…今月の私は壊れ気味だよニャ…。

では、また♪
←このパッケージいいですね〜♪
ちなみに先日購入したUS版は、基本的に同じ写真を使ってますが、天然カラーではありません。

「マスター・アンド・コマンダー」のDVDが7/23に、ユニバーサル・ピクチャーズより発売されます。

販売元がソニーで、発売元がユニバーサル…なのかニャ?

なお、「M&C」では、ラッセル・クロウが金髪です。
…似合ってないなんて云わないでぇ!
だって、彼の演じるジャック・オーブリーは「巨漢の金髪さん」という設定なんだもん!

で、広告なんですが。
(以下、引用)

amazon版
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2004/07/21 ¥4,179 ナポレオン率いるフランス軍が、各国に侵攻していた19世紀初頭。不敗神話を誇る、イギリス軍の艦長ジャック・オーブリーが率いる「サプライズ号」が、フランスの武装船に果敢な攻撃を挑む。艦長役でオスカー俳優ラッセル・クロウが主演。ハリウッド王道の超大作とはちがい、さまざまなポイントで興奮と感動を与える海洋アクション・ロマンだ。
映像で驚かされるのは、サプライズ号が大嵐にもまれる場面。巨大な水槽での撮影にVFXも駆使して完成した嵐は、間違いなく、これまでの映画にはない迫力を生み出している。そして異例とも言えるガラパゴス島のロケでは、イグアナやカメの姿はもちろん、シュールな大地の光景が収められた。監督は『いまを生きる』などのピーター・ウィアーなので、少年船員たちの友情と勇気のドラマにも大きく焦点が当てられ、ツボにはまった感動が訪れる。衣装や船のデザインの細部に至るまで、あらゆる場面が“しっかりと”作られていることを実感できる良質の大作。それでいて妙に繊細なラストシーンなど、一筋縄ではいかない魅力も詰まっている。

ユニバーサル版http://www.universalpictures.jp/masterandcommander_box/
1850年。ヨーロッパ征服を狙うナポレオンに対し、英国は猛然と闘いを挑んだ。その機知と大胆かつ緻密な戦略で幾多の海戦を征し、「ラッキー・ジャック」の異名を誇る恐れ知らずのベテラン艦長、ジャック・オーブリー。彼が指揮を執るサプライズ号に、命令が下る。「太平洋に針路をとるフランス私掠船“アケロン号”を追撃せよ」
オーブリーは若き士官候補生たちと辣腕の船員を従え、ブラジル沖で敵船の追跡をはじめる。部下を叱咤激励し、船内の規律を保ち、勝ち目の薄い戦闘で陣頭指揮を執るオーブリー。時に親友の医師・マチュリンの辛口な意見に人間性のバランスを正されながら、ジャックの航海は続く。
ついに霧の中にアケロン号を発見、そこには地獄のような闘いが待っていた---!

総製作費1億3000万ドル---!
空前のスケールで描く海洋スペクタクル・アクション超大作!!

2004年 第76回 アカデミー賞10部門ノミネート!!
2部門受賞!
■撮影賞
■音響効果賞

Kさんもおっしゃってましたが――

ブエナではなく、最初っからユニバーサル配給で公開してくれたらよかったのに!

あ〜、「正しい宣伝ちゃんとして!」とメールしてよかった♪

…というわけで、「マスター・アンド・コマンダー」をよろしくなのです♪
←金髪のカツラ映像を出したかっただけなのに…。

…とゆーわけで、「トレイラーよもやま話」です。

え〜っと、今年は「トロイ」だの「キング・アーサー」だのと、歴史大作の公開が続く年ですが、その中でも個人的にイチオシ!である「ALEXANDER」(オリバー・ストーン監督でコリン・ファレル主演)のトレイラー(予告)があがって参りましたので、その話をば。

「ALEXANDER」(2004・米)
IMDb→http://www.imdb.com/title/tt0346491/
公式サイト→http://alexanderthemovie.warnerbros.com/
トレイラー→
http://www.apple.com/trailers/wb/alexander/


このブログでもたまにこの映画の話を書いてきましたが、昔のギラギラはどこへやら、ここ数年のインタビューでは、「資金的にキビしくて、ギャラの支払いがやっとなんだ」と、ため息吐息な発言が目立ってたオリバー・ストーン(長い説明だ)が、満を持して贈る歴史大作(製作費約1億ドル)。う〜む、こんなベタな史劇…初めてなんじゃないんですか?

配役は――主役マケドニアのアレキサンダーに、ハリウッド若手No.1ハンキーことコリン・ファレル、共演として、母親オリンピアスをアンジェリーナ・ジョリー、父親フィリップをヴァル・キルマー、将軍プトレミー(その後のエジプト王プトレマイオスで、エジプト最後の王朝プトレマイオス朝を築いた人…クレオパトラもこの王朝どす)をアンソニー・ホプキンスで固めた模様。アンジーが母親ねえ…オリンピアスは、いったいいくつでアレキサンダーを生んだのでしょうか?

トレイラーはとくに目立った作りではなく、戦闘シーンは迫力ある…けど、最近こういった映像に食傷気味なので、それほどそそられることもなく――ま、可もなく不可もなくといった印象。でもオリバー・ストーンが監督だから、本編はネチっこい仕上がりなのではないでしょうか?

ストーリーは、簡単に云うと紀元前4世紀頃にギリシャ統一をしたマケドニアのアレキサンダー大王の活躍を描いたものなのですが、とくに原作があるわけではなく、オリバー・ストーンが史実を参考に脚本を書いたようです。ふ〜ん。

で、コリン演じるアレキサンダー大王のスチール写真を見るとおわかりのように――

今度はコリン・ファレルが金髪です!
………ぐは!

↓証拠写真(公式サイト)
http://www.alexander-movie.jp/

以前から「コリン・ファレルが金髪でブラピの『トロイ』に対抗する」なんて書かれたのを見て、「マジでコリンが金髪にするの!?」と思ってたのですが、こうやって見るとマジ金髪。私は似合ってないと思うのですが…いかがっスか?(>まりゅうさん)。こうなると、ブラピのキラキラ金髪アキレスって、あれはあれでよかったかもしれないよニャ…。

西洋史の教科書に載ってたアレキサンダー大王の絵って、金髪じゃなかったと思うのですが――私の勘違い?それとも歴史書に「大王は金髪である」という記載があって、史実通りにしたとか?…そのどっちにしても、マケドニア人ってのは、ギリシャ人以上に金髪が想像できないんですけど…。う〜む。

ちなみにストーン監督によれば、最初アレキサンダー役は金髪英国人俳優を予定していたものの(←誰なのよ〜?)、スクリーンテストが最悪だったので、金髪ヅラをつけたコリンに白羽の矢が立ったのだとか。…でもコリンの顔立ちなら、そのまんまの髪のほうがアレキサンダーらしいと思うんだけどニャ…。う〜む。

あと話題になってるのが――え〜っと…そのぅ…アレキサンダー王といえば性癖――とどのつまりバイだったことが有名な人なので、映画でそれが描かれてるのか?とか、親友役のジャレット・レトとそーゆーシーンがあるのか?とか、そういった話題がやたらと飛び交ってるため、コリン・ファレルは、その手の質問に相当ウンザリしてるようです。ま、あの時代(「トロイ」も含めて)は、そういったことにおおらかだったしね…。むむむむむ…。

なんだかルックスばっかりの話になってしまいましたが、全米公開は11月5日で、日本公開は来年(配給はヘラルド系)。楽しみに待つことにしましょう〜。

ところで。
バズ・ラーマン監督でレオナルド・ディカプリオ主演で作られると云われてた「Alexander the Great」は、どうなったニャ?…たしかデカプがアレキサンダーで、母親オリンピアスがニコール・キッドマンだったはず。ストーン&コリン版「ALEXANDER」とかぶるため、しばらく様子見だとか、日本からの資金援助に失敗したために製作自体が危ういとか、そういった話がまことしやかに流れてますけど…結局のところ、どうなってんでしょうか?…でもこれでもし撮影開始となったして、果たして売れっ子ニコールのスケジュールは空いてるんでしょうかねぇ?

以上、「トレイラーよもやま話」でした♪
昨日の日記の続き、書きました。
…長くなっちゃった。

数日前にUPした「トロイ」の感想(5/16、5/17の日記)なんですが。

「金髪は別にいいけど、キラキラ輝き過ぎなのは疑問」と書いたところ、大学時代、同じゼミだった友人に怒られました。

「あんた覚えてないの?…『アキレスは金髪』って、ホメロスはちゃんと書いてるよ」

そうだったっけ〜〜〜〜?
うわ〜、覚えてない…。
でも「毛深い」と書いてなかったことは覚えてるナリよ?

ま、後日、金髪のくだりは追記しておくか。

ブラピがヨゴレてないキャラを演じる場合、キラキラ金髪は必須だろうしニャ…。7年チベットにいても、キラキラしてたし…。

ブラピといえば。
エリス原作のヤッピー映画「レス・ザン・ゼロ」(1987)に出演していたとかで(アンクレジットらしいけど)、思いっきり驚いています。アンドリュー・マッカーシーやジェイムズ・スペイダー、ロバート・ダウニーJr.らと共演してたんだ…でもどこに出てたんだろう〜?うわ〜ん、思い出せないよぅ〜。
←ティーンムービー傑作「ブレックファスト・クラブ」(1985)。友人E(米国人)はこれを観た当時、かなり衝撃を受けたのだとか。「どのキャラに一番近かったわけ?」と訊くと、「エミリオ・エステベス。10代の頃はスポーツ三昧だったから、彼のプレッシャーはよくわかったよ」。ふ〜ん。ちなみに私は、お嬢キャラのモリー・リングウォルドで〜す♪(←大ウソ)

今日は80年代の青春映画と「ブラットパック」についての話をば。

現在でも数多く作られている青春映画ですが、私が10代だった80年代は――それはそれは青春映画の宝庫のような時代でした。

↓その頃の話(2003/11/20の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20031120.html

青春映画といっても、その出来はA級からZ級までさまざま、当たり外れは大きく、名作・駄作・問題作・問題外作が混在しておりました。私がいまでも青春映画に関して許容範囲が広い…とゆーか、駄作を観ても許せてしまえるのは、80年代にそんなさまざまな出来の青春映画を数多く観たからだと思います。

たとえば「地獄の黙示録」「ゴッドファーザー」で有名なフランシス・F・コッポラ監督は、私にとって「アウトサイダー」「ランブル・フィッシュ」といった青春映画を手がけた監督という印象が強く、ジョン・ヒューズ(先生…と付けたくなる)の作る映画は、舞台が米国だろうと、登場人物への共感度は非常に高いものでした。

そして、それら青春映画に出演していた若手俳優たちは、次第に注目され、大人気となり、80年代の初め頃に日本で名作「アウトサイダー」(1983)が公開されるや、その映画に出演した若手俳優たちは「YAスター(ヤングアダルトスター)」(たぶん、この呼び方は日本だけ)と呼ばれ、当時私が購読してた映画雑誌「ロードショー」では、ジャッキー・チェンに次いで、マット・ディロンが人気でした。

1.「YAスター」と呼ばれた俳優たち
マット・ディロン、ラルフ・マッチオ、C・トーマス・ハウエル、トム・クルーズ、レイフ・ギャレット、パトリック・スウェイジ、ダイアン・レインなど

当時の1番人気はマット・ディロン、次点がC・トーマス・ハウエルだったかニャ?…でもその後、「ランブルフィッシュ」の主演オファーを蹴って「卒業白書」に主演し、スマッシュヒットさせたトム・クルーズが台頭してきて、続く「トップガン」で大スターになりました。

80年代半ばになると、↑の俳優たち主演作以外に、ジョン・ヒューズ作品、J・シューマカー監督による青春群像劇の金字塔作品「セント・エルモス・ファイアー」などが公開され、その中でも「ブレックファスト・クラブ」「セント・エルモス・ファイアー」に出演した若手俳優たちは、「ブラット・パック」と呼ばれるようになりました。

ブラット・パックとは――
「若くして成功し、注目を集めている集団」(三省堂提供「EXCEED 英和辞典」より)。1985年に、NYマガジンが「ブレックファスト・クラブ」「セント・エルモス・ファイアー」に出演した俳優たちをそう呼んだことから始まる(…と、当時の「ロードショー」に書いてあった)。

2.「ブラット・パック」と呼ばれた俳優たち
ロブ・ロウ、エミリオ・エステベス、ジャド・ネルソン、アンドリュー・マッカーシー、デミ・ムーア、メア・ウィニンガム、アリー・シーディ、モリー・リングウォルド、アンソニー・マイケル・ウォール

ロブ・ロウとエミリオ・エステベスは「アウトサイダー」にも出演しており、基本的に「YAスター」の一員でもありました…が、海の向こうでの彼らは、やはり「ブラットパック」。その中心的存在でした。中でもロブ・ロウは、当時大人気で(スズキのCFに出てた…「ヒップコンシャス!」)、主演映画もよく作られたのですが、89年に大スキャンダルを起こして以降完全にホサれてしまい、低迷。そんな彼も、ここ数年ようやくTVを中心に復活してきまして、その姿を「ホワイトハウス」で見たときは、さすがの私も嬉しくなったのでした(最近公開されたG・パルトロウ主演「ハッピーフライト」を、面白くないだろうな〜と思いながらも、わざわざ観に行ったのは、彼が出てると知ったから)。

ちなみに、私が1番好きだったのはアンドリュー・マッカーシー。いわゆるセクシー系ではなく、どちらかと云えばお坊っちゃんヅラだった彼ですが、意外にその主演作は多く、輝きの短いブラットパックの中では頑張ってたほうでした……が、決定的な個性が足りなかったこと、童顔俳優の運命なのか、年齢を重ねるたびに役どころが少なくなり、90年の半ば以降からは、すっかり見かけなくなってしまいました。私はマジで彼が恋しいです。

↓最近のアンドリュー(公式サイト)
http://www.andrewmccarthy.com/

ああ!やっと顔が年齢に追いついてきた!
すてきよ、アンドリュー…やっぱ額は出したほうがいいわね♪

ブラットパックと呼ばれたのは基本的に↑の俳優なのですが、当時青春映画が数多く作られたせいか、日本でYAスターと呼ばれた俳優たちのほか、ほかの青春映画に出てた俳優たちも、ブラットパックとされたことがありました。

3.「ブラット・パック」と思われた俳優たち
1の俳優たち、ショーン・ペン、キーファー・サザーランド、マシュー・ブロデリック、チャーリー・シーン、ジェイムズ・スペイダー、ロバート・ダウニーJr.など

ちなみに彼らと同世代であるキアヌ・リーブスも、青春映画によく出てたのですが(ロブ・ロウの「栄光のエンブレム」とか)、彼の場合、80年代の終わり頃に、通常の青春映画ではなく「男ふたりのバカチン青春映画」で金字塔を打ち立てたのでした。

…とこのように、ブラットパックについて書いてきたのですが、リアルタイムで観て来た人はおわかりなように、彼らのほとんどはハタチ過ぎ。そのためフケた顔立ちの高校生ばかりで、作品によってはかなりキツイものがありました。

がしかし。80年代後半くらいからでしょうか、実年齢そのまんまの若手俳優たち(=私と同世代)が台頭し始め――そして、あるひとりの俳優が彗星のように現れました。

そーです。
リバー・フェニックスです。

その美しさ・演技力の素晴らしさ。同世代俳優の中でも圧倒的な存在感を放ち、影を感じさせる表情がたまらない――御多分にもれず、私も彼が大好きでした。

彼以外にも、続々と10代の俳優が現れました。

4.時代そのまんまの俳優たち
リバー・フェニックス、イーサン・ホーク、コリー・ハイム、コリー・フェルドマン、クリスチャン・スレイター、ウィノナ・ライダーなど

ブラットパックにしろYAスターにしろ…当時の輝きを持続させてる俳優は少なく、それらになり損ねた俳優たち(キアヌやブラピ、マット大西くんなど)のほうが、サバイブできているようです。

以上、(オチがなくてすみません…)懐かしいお話でした♪
←これがライアン・フィリップ版「危険な関係」こと、「クルーエル・インテンションズ」。ほらね〜、これも「男1女2のスリーショット」でしょ?

おとといの日記に書いた、ジョン・マルコビッチ版「危険な関係」ですが。
今日やっと発見しましたよ――「時代劇もの」で。
まったく時間がかかったものです。

とりあえずブジ見つかったので、久しぶりに借りて観てみたら……ジョン・マルコビッチのすんばらしいヴァルモンぶりに、しこたま惚れ惚れしてしまいました。まさにナイスキャスティング。後ろからすり寄るあの動き!あの声!あの視線!……なんだか夢に見そう…うううう…げっぷ…。

そして、やっぱりキアヌ・ウォッチャーとして外せないのは、18世紀のフランス貴族コスプレ(もちろんヅラ付き!)をした、若き日のキアヌ・リーブス。もうこんなベタな時代劇に出ることなんてナイでしょうねぇ。お坊っちゃん役とはいえ、なかなか出番が多いしコスプレ姿も貴重なので、キアヌファンは必見かと。

ちなみに↑で挙げたライアン・フィリップ版「危険な関係」は、時代を現代アメリカ、設定を高校生(大学生だったかも)、舞台をNYに置き換え、サスペンス色を強めた仕上がりとなっています。変更に合わせてキャラの名前も変わっているのですが、ライアン・フィリップの役はそのまんま「ヴァルモン」(苗字)。ま、そうじゃなきゃ雰囲気は出ないか。それにしても10代の設定にしたせいか、ティーンムービー色が強くなってたのにはビックリしちったい。ま、何度もリメイクされてる作品なので、そのほうが鮮度はあがるし、こっちも「そうきたか!」と思えるし…ま、これもアリってことでしょう。

なお、いまや売れっ子のマリちゃんことリース・ウィザースプーンも出てまして、この映画で知り合ったライアン・フィリップと結婚してしまいました。でもダンナの活躍はイマイチというか…う〜む、メグ・ライアンとデニス・クエイドみたいにならなければいいのですが。

とゆーわけで、ペさん主演「スキャンダル」を、いーかげんそろそろ観に行かねば。

では、また♪

追記:
優男な顔立ちのライアン・フィリップですが、テコンドーで黒帯持ってるのだとか。知らなかった…。
←うちのままりん(母)は石原裕次郎のことが大好きで、いつも彼のことを「裕次郎」と呼んでいます。

そんな母から、高校入学の頃でしょうか、腕時計を贈られまして…それを左腕に巻こうとしたとき、突然「裕次郎はね、右利きなのに時計はいつも右にしてたのよ」と聞かされました。
――以来、私はずっと右に腕時計をしています。

…というわけで、いきなり裕次郎映画の話をば。

もうずいぶん昔――俳優の石原裕次郎が亡くなったとき、CX「ゴールデン洋画劇場」で、追悼放送として「紅の翼」(昔の主演映画)が流れました。そのときが初めての「裕次郎映画」体験だったと思うのですが、当時の私には残念ながら魅力的に思えず、そのまんま「ふ〜ん」と流し観で終わってしまいました。ところがその1年後――作家・石坂洋次郎の作品に出会ってから、私は稲妻に打たれたかのように数々の「裕次郎映画」を観ることになったのでした。

私にとって、石坂洋次郎(1900-1986)は今でも一番好きな作家です。その作品の多くは青春小説で(全部読んでないから確かではありません)、その流れるような瑞々しい文体・ユーモラスな語り口・個性的で前向きな登場人物たち・とても戦前の小説とは思えない明るく甘酸っぱいストーリー…それらに出会って以来、すっかり虜となり、高校時代はよく彼の小説を読んだものです。

その中でもお気に入りだったのは、「若い人」「青い山脈」「陽のあたる坂道」の3作。とくに「陽のあたる坂道」はMyベスト作品で、いまでもときどき本を出しては読んでいますし、この作品における彼の文章は、私の永遠の憧れだったりします。

ちなみにストーリーは――上流階級で育ちながらも自分は愛人の子であると知っている主人公の信次。彼は家族と常に距離を置き、アウトサイダーな立場を貫く生活をしている。だが、妹の家庭教師で女子大生であるたか子や生母との出会いから、少しずつ自分のアイデンティティを取り戻していく――というもの(こう書くと、たしかにちょっと「エデンの東」が入ってるか)。

ところがこの主人公の信次。どう読んでもま〜んま石原裕次郎。ルックスや言動などの描写を読むと、彼をモデルとして書いたとしか思えず、私の頭の中ではすっかり「信次=若き日の裕次郎」という公式が出来上がり、小説を読んでいると、勝手に文章が脳内映像化されてしまうという状態にまでなってしまいました。

がしかし。まんま石原裕次郎主演で映画化された「陽のあたる坂道」は、観たくてもレンタルビデオ屋さんに置いてないことが多く、未見のまま数年が経ってしまい――結局観ることができたのは、大学生になってからでした。

やっと観ることができた「陽のあたる坂道」は――信次を演じた石原裕次郎はもちろんのこと、くみ子やたか子、雄吉、みどりなど…登場人物すべてがとても魅力的、ストーリー・脚本は原作のスピリットそのまんまという嬉しい仕上がり。3時間を越える長尺だし、ともすれば地味な青春もので起伏は少ないし、当時(50年代)の倫理観と現在のそれではギャップがあるし、石原裕次郎だって決して上手くない――けど、その想像以上の出来に、私は感動しました。

ああ!そうそう!そうなのよ!
信次はそうやってトンカチで床をたたくし、「僕の憲法さ!」のセリフも最高だし、みどりは腹芸の上手い女だし、玉吉はしょーもない俗物だし――そう!そう!そうなのよぅ!

原作のスピリットを失わないまま、映画としても成り立つ脚本を書き、ベストなキャスティングをする――なに当たり前なこと云ってるんだと(我ながら)思いますが、まず原作ありきな作品はその当たり前さが重要なんだよニャ…。

そして若き日の石原裕次郎。決して上手い俳優ではないし、美形というわけでもないのに、スクリーンに映るたびになぜか惹きつけられ、そのまま強烈な印象として残ってしまう――これが唯一無二なスタアというものなのかと、思い知らされたものです。

さすがに昔の主演作(青春ものや無国籍もの)は、いま見るとギャップが大きいので、そのすべてを観ることはもうないだろうけど、私が観た数本の作品だけでも、なんで彼が当時大人気のスタアだったのか、なんでいまでも慕われているのか――それらがわかるような気がしました。う〜む。

ところで。
この話を書くにあたり「陽のあたる坂道」を再見しようと、レンタルビデオ屋さんに行ってきたのですが、やはり置いてなく――あ〜あ、どうしようかなと思っていたら、お茶の間にあるBOXの中に、「陽のあたる坂道 S33 S62.7.25」と書かれたビデオテープを発見してしまいました。…ままりん、撮ってたのね……。でも再見したら、この映画の裕次郎さん――時計を左にしてたんですけど…。

なお、「陽のあたる坂道」は60年代に渡哲也主演、70年代に三浦友和主演でリメイクされているそうですが、そちらは未見です…ってか、ふたりとも信次のイメージとはぜんぜん違うっつーの!!
←これが88年度版「危険な関係」。上からグレン・クローズ、ジョン・マルコビッチ、ミシェル・ファイファー。グレン・クローズが主演、タイトルに「危険な〜」という言葉が入る、公開になった年が近い…などの理由で、マイケル・ダグラス主演で世の既婚男性を震え上がらせた「危険な情事」と、よ〜く間違われます。

19日の日記にて、ペさん主演「スキャンダル」の話を書いたら、なんとな〜く「危険な関係」を再見したくなったので、そのビデオを借りて予習&復習でもしようかと、「新作は入荷本数が少ないけど、旧作は山ほどある」某レンタルビデオ屋さんに行ってきました。

がしかし。
店内に入っていきなり混乱……ありりりり?配置が違うナリよ?

在庫が20万本以上あるお店で大々的な配置換え。
マジ??……ぐは!!
私にも店員さんも、こりゃしばらくシンドイ日が続きそうだよニャ…。

とりあえず、以前たしかあのあたりで「危険な関係」(88年度版)を見かけたよな〜…と、思い当たる場所へ行ってみるも――そこにはナシ。

女優別で探しても「グレン・クローズ」はないだろうし、男優別でも「ジョン・マルコビッチ」はなさそうだし…いや待てよ…そういやキアヌが出てたじゃんか!(ちなみにウマ・サーマンの恋人役)と、どのビデオ屋さんでも絶対あるだろうキアヌコーナーへ行ってみたものの――そこでもナシ。え〜い!「ザ・ブラザーフッド」(86年作で日本未公開、キアヌがキーファー・サザーランドと共演したTVムービー)は、3本も置いてあるくせに!

ここで自力ローラー作戦はあきらめ、申し訳ないな〜と思いつつ、大忙しでてんてこまい中の店員さんに声をかけてみることにしました。

私:「あの〜、すみません…『危険な関係』を探してるんですが、どこらへんにあるでしょう?…ジョン・マルコビッチとキアヌが出てるやつなんですけど」

店員さんA:「調べてみます」……PC検索中……「あ、グレン・クローズが出てるやつですか?」

私:「そーです、それ。ジェラール・フィリップが出てる仏版じゃないやつ」

店員さんA:「これサスペンスのところにあるのかな?」
店員さんB:「たぶん…あ、探してみます」

店員さんBと私、サスペンスコーナーへ――

店員さんB&私:「え〜っと…『危険な関係』『危険な関係』…き…けんな…かんけ…い…」

出てくるのは「危険な情事」「危険な遊び」「危険な依頼人」「危険な情熱」………。

店員さんB「私、ここらへんで見たことあるんですよ」
私:「私も以前、ここらへんで見たんですよ」

でも結局見つからないまま、タイムオーバー。

忙しい時間の店員さんをこれ以上引きとめるのが申し訳なく、また私も時間がなかったので、日を改めて探すことにし、そのままお店を出て帰宅。

う〜ん…サスペンスでもあるけどドラマでもある…いったいどこに置かれてるんだろう〜??

ま、今回の敗因は――

1.配置が大々的に変わり、店員さんも私も慣れてなかった。
2.時間がなく、焦ってしまった。
3.「危険な〜」というタイトル作品が多く、わかりづらい。
4.有名な俳優が多く出演してるが、俳優別に陳列する決め手俳優がいない(キアヌが出演してることなんてあまり知られてないし)。
5.ジャンルがわかりづらい(サスペンス・ドラマ・エロティック・時代劇)

などが挙げられるかニャ?

あ!そっか…もしかしたら――「時代劇もの」のところにあったのかもしれない。
明日また探してみよう〜。

では、また♪

追記:
「危険な関係」は日本でも映画化されたことがあるそうです。
…みんな好きねぇ。
我が家に「NINTENDO GAMECUBE」(シルバー)がやってきました。

「なぜPS2を買わない?」と云われましたが、いろいろ理由があってのことです。

その主な購入理由は――

1.ままりん(母)のため

ゲーム好きなのです。現在PCでゲームをしているため、ままりんが遊び終わるまで私はブログ更新ができましぇん。自分のPCを買えばいいじゃんと云われそうですが、ほかにお金がかかるんだもん…。

2.お安かったから

なんと7000円で購入。

3.私自身、ちょっと遊んでみたかったから

ソフト、なにを買おうかニャ〜♪

4.任天堂が好きだから

京都に住んでいるとき、任天堂本社の近くで自転車に乗っている宮本さんお見かけしました。「サインもらえばよかったのに」と某ゲーム会社の社長さんに云われましたよ…。

…とまあ、当り障りのない理由を連ねましたが、最大の理由はこれ。

リアルなグラフィックで「ゼルダの伝説」の新作が来年出るから。

↓「ゼルダ最新作がE3で発表に! 宮本リンク見参!! 」(SBG)
http://www.itmedia.co.jp/games/e3/2004/news/news040512/08/index.html

私は「ゼルダの伝説」シリーズの中でも、64版「時のオカリナ」が大好きなので、リアルな8頭身リンクをずっと待ってたのです。

ああ!任天堂の宮本さん!
楽しみにしております〜〜〜!

さて♪いまからままりんとソフト買いに行こうっと♪

では、また♪

♯左利きフェチ友の会より報告

左利きリスト追加
・任天堂の宮本茂さん(マリオやゼルダの生みの親)
・リンク(「ゼルダの伝説」シリーズの主人公)

どちらも左利きなことは知っていましたが、とりあえず報告。
リンク、大好き〜〜♪
←メガネを取ると誰だかわからないなんて、まるでさだまさしみたいだよニャ…。

今週末から公開の韓国映画「スキャンダル」ですが。

…別に主演であるペさんのファンでもなんでもない私でございますが、この「スキャンダル」はとりあえず観ておこうと(韓国映画はいつもチェックしてるので)、予備知識収集のためYAHOO!ムービーを見ていたらですね――

「スキャンダル」って――原案が「危険な関係」(ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ作)なんだ!

……あ〜あ、ま〜た〜か〜。
みなさん、ほーんと「危険な関係」が好きね〜。

実は「危険な関係」を原作とした映画って、過去に4作品ほどあるんだよニャ〜…。

設定に多少の違いはあれども、主役のヴァルモンを――ジェラール・フィリップ(ファンファン♪)、ジョン・マルコビッチ、コリン・ファース、ライアン・フィリップがそれぞれ演じ、とりあえず全作観たのですが(ってことは、私も「危険な関係」好きってことになるのニャ?ガーン!)、今度はぺさんがその5代目(?)ヴァルモンを演じるご様子。ふ〜ん。でも舞台が李王朝になったのにも関わらず、↑のポスターときたら「危険な関係」おなじみの「肩寄せ合う男1女2のスリーショット」。舞台が変わってもポスターに変わりはナイのね…。

ちなみに「危険な関係」は、18世紀のフランスが舞台で、社交界のプレイボーイ・ヴァルモン子爵と侯爵夫人、そして女たちが織り成す、インモラルな愛と欲望の人間ドラマ(すみません、いいかげんな説明で)。個人的にはそうだニャ〜…ジョン・マルコビッチ版の「危険な関係」が一番好きです。なお、マルコビッチ版には、若き日のキアヌ・リーブスが出ておりまして、その相変わらず摩訶不思議な出演作選びに、毎度のこととはいえ、私も軽いめまいを感じたものです(ただし、当時の日本では「キーニュー・リーブス」とクレジットされてました…私の記憶が確かならば)。

ま、「危険な関係」が原案とわかってしまった以上、なんだかもう出来上がった状態で観るしかなくなったのですが、とりあえず今月中には観に行ってこようかと思います。

本日の失敗

2004年5月18日 日常
「おことわり(お断り)」と云おうとして、「おとこわり(男割り)」

これって、文字を打つときにもよくやってしまうんだよニャ…。

…疲れてるとみた。
寝よう…。

>蛍風さん

劇場でも聞き取りにくかったです<「キル・ビル VOL.1」のウマとルーシーの日本語会話

ご存知でいらっしゃると思いますが、日本で上映された「VOL.1」は日本だけのバージョン。そのため、日本語会話シーンになっても日本語の字幕はもちろんのこと、英語字幕も出ず――正直、かなり聞き取りがしんどかったです。なので、DVDでは日本語吹替版で観ると面白そうですね〜(でもまだ借りれない…)。

あと、私も同じこと思いました<なんで振袖?
(よかった〜私だけじゃなかったんだ〜♪)
フツーの米国人(とゆーか外国人)は、着物の袖にいろんな長さがあるなんてこと知らないでしょうけど、日本人のスタッフがいたんだから、誰かQTに云ってあげればよかったのに〜。振袖だとどうしても画的にもたつくし…。

でもって、「くたばれ!ハリウッド」(面白かったです)のDVD――吹替え版ナレーションが広川太一郎!…劇場で観たけど、今度レンタルして吹替え版をもっかい観てみよう♪

続・「トロイ」

2004年5月17日
←映画に出てた「トロイの木馬」を大きいと思った方、いらっしゃいます?…私は想像以上に小さく感じました。もっとでっかいと思ってたんですよねぇ。

まずヨタ話から。

すっかりブラピの姿に悩殺されてしまった私ですが、古代ギリシャの男性のみなさんは、いつもあんな格好なさってたのでしょうか?

…だとしたら、ギリシャ神話でゼウスやアポロンたちが、彼らに対してあんなことやこんなことをしてしまうのは――つい魔がさしてしまうからなんでしょうかねぇ…。

それから…ブラピのアキレスがギリシャ人に見えない、金髪なのは疑問だという話をちらほら聞きますが(ちなみに私は金髪はいいんですが、その輝きがいつもやたらと美しかったことには、ちと疑問を感じます)――たとえそれが歴史的に違っていても、やっぱ源義経は美青年であって欲しいし、ジャンヌ・ダルクは金髪美少女であって欲しいし、徳川吉宗はチャンバラ好きな将軍であって欲しいわけで――いいじゃん夢見せてくれたって!ということで、ここはひとつ大目に見てプリーズ。

でも、「ギリシャ人=毛深い」(←ギリシャ系のジョージ・マイケル自らこう云ってたの!)はずなのに、ほとんどの俳優さんの胸元がキレイにシェービングされていたことに対しては、皆なにも云わないのね…。

で、昨日の感想の続き。

同じスペクタクルものでも昔…え〜っと、チャールトン・へストンやユル・ブリンナー主演の映画あたりを観たときと、この「トロイ」を観たときとでは、なんでこんなに印象が違うのか、どうして妙な違和感でムカムカしちゃったんだろうと考えてたんだけど――やっぱ主演であるブラピのせいなんだろうニャ…。

ヘタクソとかそーゆー演技の問題ではなくて、彼にこういった映画で看板背負うほどの存在感が感じられなかったということ。

近世くらいならまだしも、古代までいくとブラピではモダンな雰囲気醸しちゃって浮いちゃう。こうなんつーか…スペクタクルロマンを銘打つにはちとツライというか…ま、人間向き不向きがあるってことで、こりゃもう仕方がないよニャ…。

その点、同じような歴史大作でも「グラディエーター」のラッシーは似合ってたな、看板背負ってたなと。あの映画観ていて――賛否両論あるけれど――懐かしかったというか、「この時代にこんなスペクタクル映画が作られるなんて」と感動したもんですが、ひとりの男の一生にスポットを当て、シンプルなストーリーを主人公主観で丁寧に描いたこと、リドリー・スコットらしいビジュアルと残虐さに凝ったアクション(カット割りすぎなところも「らしい」か)がポイントを引き締めたこと…などなどいろいろ成功要因はあったと思うのですが、やっぱ最大のそれは――主演であるラッシーの存在感と演技だったと思うんだよニャ…。

あと「トロイ」には脚本的につらいところがあって――どうしても「パリスがヘレンをさらう」エピソードから始まって、最大の盛り上がりである「アキレスvs.ヘクトル」を見せなきゃいけないから、戦争に至ってからの展開が自然と駆け足になっちゃう。さらにそこに「愛」だの「名誉」だのと織り込むため、それぞれのエピソードを用意していても展開が速いから深みがあまり出せないまま(とくに「愛」だよ「愛」!)、ラストを向かえちゃう。

限界を感じちゃったよニャ…。う〜む。

…とか云いつつ、また観に行く予定。
DVDも購入するナリ♪(←悩殺されたから)

「トロイ」

2004年5月16日
←これは「ジョー・ブラック」の頃かニャ?…日本だと「美しき反逆者」だの「野生のインテリジェンス」だの、実にこっぱずかしい副題がつくタレント紹介本ですが、海の向こうだと至極フツーに「Rise to Stardom」。もっとパンチを効かせて欲しいものです(大きなお世話)。

世界中の女性が熱い眼差しを送る、ハリウッドハンキーNo.1ことブラッド・ピットの約三年ぶり主演作「トロイ」を観に行ってきました。

日本公式サイト→http://www2.troy.jp/

DAZZLING!ブラピ!
いやはやまったく…お姫様より光り輝いてるときたもんだ!

話題のイケメン3人が出てるし、海外のみなさんはどういったことを思ってるのかと、鑑賞する前に海の向こうの掲示板を覗いてみたら――「この映画は女性向け」だとか「(スカートの下の)パンツが気になる」とか「まるでゲイストーリーだ」とか、そういった書き込みがやたらと目立ってまして、花ならまだ五分咲きの私めもつい、「そんなにブラピはスゴイ状態なの?」「女の子が喜ぶくらいスゴイの?」と、映画の出来うんぬんよりそっちの方面(?)ばかりが気になってしまい、昨日ワクワクしながら先行上映を観に行ったのですが。

来週公開するこの映画を観るかどうかで迷っている女子のみなさまに告ぐ――

見逃すな!
ブラピが惜しげもなく脱いでるぞ!


(以下、ネタバレの可能性があるのでご注意)

…とまあ、こう書くとブラピを絶賛してるように受け止られてしまうかもしんないので、もちっとマジメに書くと――う〜ん…正直云ってブラピは浮きまくり状態なんだよニャ…。

ほかの俳優の皆さんがギリシャ人っぽい雰囲気を醸してるにも関わらず、ブラピ演じるアキレスときたら、どんなに壮絶な戦いをしたあとでも、メットを脱けばその美しい金髪が風になびき――「ラックス…スーパーリッチ!」というセリフが聞こえてこんばかりの、まるでシャンプーCF状態。古代ギリシャ人というより、モダンでモデルみたいな無臭アキレスには参りました。白旗。降参。

ただ、私が一番気にしていた「ブラピはお約束の時代劇口調(古典的な英国アクセント)ができるのか」という点については、とりあえず及第点はゲットしてるかなと。とくに英語が出来ない日本人でも(私もかなりアヤシイです)、ブラピの口調がいつもの現代劇のそれとは違うと気付くはず。向き不向きはあるけれど、こういうスペクタクル時代劇なブラピってのもたまにはいいかもね。でも彼の演じたアキレスは、なんつーかその…ちょっとナル男でスナフキンな役柄だったので、心情が見え難く――おかげでラストでアレ(巫女とのアレね)に至るのが唐突に感じられ――さらに浮いた存在に感じちゃった。

ブラピのアキレスには賛否両論があるものの、逆に誰もが褒めていて、また私も絶賛しちゃうのがヘクトル役のエリック・バナ。もともと主役に据えてもいいくらい、ヘクトルというのは人気があるトロイの英雄(かつ常識人)なので、彼がキャスティングされたときから「これはイケるかも」と思っておりました。ルックス的・醸す雰囲気がまさにヘクトルだったし(本音を云うと、彼ではなくヒュー・ジャックマンで観たかったんだけど)、存在感は素晴らしいし――彼とピーター・オトゥールのおかげで、この作品は「スペクタクル時代劇」に収まっていると云って過言ではないはず。ブラピの美しさに目を奪われながら、心情的にはバナ演じるヘクトルに向いてしまう人が多かったんじゃない?…父親・弟・トロイの民…そして妻と子を思うその姿、じ〜んと胸にきちゃったよ。エリック、やったじゃん!…「ハルク」での惨敗、帳消しナリ。

パリス王子を演じたオーランド・ブルーム――彼は悪くない、ああいう役なんだから仕方ない。ガキんちょで魅力のない役を、彼は頑張ってそんな風に演じてたと思うよ。ファンにはツライかもしんない…けど、たまにはこんな情けない役を演じてもらわないと。でもオーリはやっぱ品があるねぇ…時代劇によく映えるもんだとしみじみ実感。

アガメムノンを演じたブライアン・コックスは、いつもの彼の役回りそのまんまの役を演じてたので、鮮度はないけれどやっぱり上手い。あの嫌な雰囲気、さすがですわ。そしてショーン・ビーン…アキレス同様ギリシャの英雄オデュッセウス役なんてスゴイじゃん!…と思ったら、それほど出番がなくて(いや、あれでもあったほうか)、ちと残念。もっと策士ぶりを見せて欲しかったよニャ…。上手い人なのにもったいない。

女子のみなさんは――たしかにみなさん綺麗だったのですが、男衆のほうが美しく描かれてたため、ちと損だったかも。昔ならヘレナ演じるダイアン・クルーガーあたりが、ばばばば〜ん!と胸を出してサービスショットをかますとゆーのに、いまはいい男が脱いでサービス。脱いでる女子はいても、目はやっぱりブラピに吸い寄せられるし――ブラピのあの体、マジ素晴らしいっス。

以上、ここまで俳優について長く書いてきたのは――この「トロイ」は俳優の演技や存在がすべてな作品だったから。

残念ながらストーリーは原作とかなり離れていて――10年続いたトロイ戦争が数週間で終わったような印象を受けるし、アキレスがスナフキン気味だったこと、「愛」を重視するためにヘレナとパリスをラブラブ状態にしちゃったこと、神々の存在が思ったほど伝わってこないこと…などなど、大学時代「イリアス概説」の講義を取った私にはツラかった(内容かなり忘れたけど)。一大叙事詩を映画化するんだから、大味になるのは仕方がない。本来ならば「指輪物語」のように3部作にしたっておかしくない題材だから、よくまあ2時間50分にまとめたと思う…けど、「イリアス」のどこをメインに描いてどこを端折るのか――難しいというより限界を感じてしまった。ベーターゼン監督もだんだん個性がなくなってきたよニャ…。

アクションは、カット割りが多かったような気がしないでもない。ただ、その中でもアキレスvs.ヘクトルはさすがに見ごたえ充分で、アキレスが飛び、ヘクトルが剣を受け――その戦う姿がカッコよかったっス!押忍!

CGに関しては――そうだニャ…春に「M&C」を観たとき、しみじみ「実写との境目が感じられないCGがいかに素晴らしいか」を実感したため、トロイのお城から見える海岸線のぎこちなさが気になってしまった。あ〜あ、私ってまるで小姑だわ。

長く書いちゃったので総括せねば。
え〜っと、「ストーリーや出来よりもブラピの体に悩殺された1本」(←総括になってない)。
……あの上下に分かれた青い衣装を着ているブラピに、完全に骨抜きにされてしまいました…。

↓「トロイ」の話(9/13の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20030913.html

↓「続・トロイ」の話(9/14の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20030914.html
「心やさしきストレンジャー」って、なんじゃそりゃ!?…でもまあ、ヘンだけどイイやつだという話はよく聞くし、日本の女性誌「女性自身」が付けた「貴公子キアヌ・リーブス様」よりマシか。

…とゆーわけで、「トレイラーよもやま話」です。

え〜っと、キアヌ主演最新作「Constantine」のトレイラーがあがって参りましたので、キアヌ・ウォッチャー事務局(←勝手に発足。賛同者・傍観者募集中…なお主な活動内容は、キアヌを生あったかい目で末永く見守ってあげるだけというものですが、こんなこと云ってても私はキアヌが好きですよ〜…念のため)より報告させて頂きます。

「CONSTANTINE」(2005・米)
IMDb→http://www.imdb.com/title/tt0360486/
公式サイト→http://constantinemovie.warnerbros.com/
トレイラー→http://www.comingsoon.net/movies/c/constantine.php

このブログでも今作の話をよく書いてきましたが、2005年公開予定のキアヌ・リーブス主演、アメコミ「ヘルブレイザー」を映画化したSFスリラー(?)もの。原作の主人公ジョン・コンスタンチンは、金髪英国人探偵という設定らしいのですが、キアヌでその設定はムリなので(ビコーズ、昔出演した「ドラキュラ」でね…以下略)、リバプール出身からカリフォルニア出身へと変更され、英国人という設定はナシになった模様。ついでに金髪もやっぱりとゆーか似合わないので、これまたナシになった模様。

↓DC COMICサイト内「HELLBLAZER」のページ(公式サイト)
http://www.dccomics.com/features/hellblazer/index.html

DCでも大人向けのコミックらしく、黒魔術・超能力・悪魔といったオカルト色バリバリ、バイオレンスは激しく、ダークでハードボイルドな作風なのだとか。↑公式サイトを見ると、黒魔術的超能力を使うという主人公はダークスーツを着て、タバコをくわえ、ずいぶんとニヒル(死語?)なお方。ニャるほどね……コアな原作ファンのみなさんが、「なんでキアヌ!?」と嘆くのもわからんでもない……。

「英国人、金髪、破壊的、暗黒、滅茶苦茶、オカルト、タバコにダークスーツ」な主人公ねえ…。ふむ。そういう雰囲気にピッタリな英国人俳優がひとりいるよニャ…。

あのさ……ポール・ベタニーじゃダメだったの?
(ジュード・ロウやショーン・ビーンってのもいいかもしんない)

でもスタジオ側(ワーナー・ブラザーズ)としては、稼げるビッグネームスターを主役に据えたほうがいいわけだし、そうなるとやっぱキアヌか。ハードボイルドはともかく、摩訶不思議な雰囲気はあるしね。…それにトレイラー見たら、キアヌってば声を落してるし、主人公の雰囲気出そうと頑張ってるじゃん!

共演がレイチェル・ワイズなのでクラシカルな感じが出てるし、トレイラーもダークながらクールな出来映え。スタイリッシュな方向に逃げてない雰囲気も○。なにもすべてが原作通りにしなくたっていいし、ポールだって原作とルックスがまったく違うのに見事なマチュリンを演じたし……よし!キアヌ!…楽しみにしてるぞ!

ちなみに監督はフランシス・ローレンス(って、聞いたことナイから新人監督?)、脚本は何名かいらっしゃって――どうやらみなさん原作者みたい(原作者は複数いるのだとか)。

全米公開は2005年2月。日本公開は未定…ですが、配給はWBで主演がキアヌなため、上手くいけば日米同時公開してくれる…かも。

以上、「トレイラーよもやま話」でした♪

今日観て来た「トロイ」の感想、明日にでも書けたらいいな〜。
←私、この本を数年前に購入したのですが、本屋さんで初めてこの表紙を見たとき、ジュードだと気付きませんでしたよ…。でっかく「jude law」って書いてあるのにねぇ…。

で、そのジュードさんなんですが。

現在公開中の「コールド マウントテン」で共演したニコール・キッドマン同様、彼も今年以降、出演作が一気に公開となるのですが(7〜8本ほど)、その中でも個人的に一番楽しみにしている作品「Sky Captain and the World of Tomorrow」の全米公開が遅れ、6月から9月になるという情報が入ってきました。

↓「Sky Captain and the World of Tomorrow」(トレイラーよもやま話15)
http://diarynote.jp/d/25683/20040113.html

日本ではどこの配給会社がいつ公開するのか、わかりません(米国はパラマウント配給)。この映画のトレイラー、まだ日本の映画館で流れてないですよね?…できれば年内に公開して欲しいんだけど。う〜ん…。

パラマウント系なので日本配給はUIPになるのかニャ?

UIP配給といえば、1年ほど前に「トレイラーよもやま話」で取り上げた「Anger Management」(邦題「N.Y.式ハッピーセラピー」)という、アダム・サンドラー主演の映画があるんですけど…ウチの近所のシネコンってば、昨年末からこのトレイラーをけっこう流してたくせに、いつの間にか上映ラインナップから外してる!…超ムカツク〜〜〜!!

サンドラー映画が日本で公開される場合、いつも1年くらい待たされるのですが、これでもし昨年からず〜〜〜〜と楽しみにしている「50 First Dates」(サンドラーとD・バリモアのラブコメ…このブログでも何回か取り上げてます)が、うやむやのうちに未公開ビデオストレートになったら、超ムカツク〜〜!

そして、ベン・スティラーの新作「ドッジボール」(その前に「スタハチ」〜!)もビデオストレートになったら……って、その可能性大だよニャ……。なんか悲しくなってきた……。日本の配給会社って、サンドラーとベンに冷たいし。

…というわけで、「日本公開、よろぴく!」話でした。

では、また♪

補足など

2004年5月12日 映画ヨタ話
まず昨日の続き。
今度…いつになるかわかんないけど、80年代におけるブルッキーの話と、「青い珊瑚礁」以降のC・アトキンズの話を書こうと思います。

で。その「青い珊瑚礁」ですが、米国ではR指定にも関わらず、日本じゃなんでか小学生の私でも観れました。昔は現在ほどレイティングにうるさくなかったから?それとも劇場側の自主判断だったのでしょうか?…よくわかんないのですが、それでもイタリアンエロスの巨匠ティント・ブラス監督作で、ヘルムート・バーガー様主演「サロン・キティ」(鉄十字の愛人)のリバイバル上映時には、さすがに「観ちゃダメ!」と断られました。

↓断られたときの話(2003年5月13日の日記「思い出の退廃男」)
http://diarynote.jp/d/25683/20030513.html

観なくて正解でしたよ。
……小学生にティント・ブラス作品はキツ過ぎますもん。

でもこの「サロン・キティ」(旧題「鉄十字の愛人」)……日本でリメイクされるなら、マダム・キティはぜひ美輪明宏に演じて欲しいな〜…。

あ〜…まだ書きたいことはありますが、今日はこのへんで。

では、また♪

>アミさん
たぶん、「スキャンダル」とあわせて観に行くと思います<「恋愛中毒」

あんまり(とゆーか、ほとんど)感想を書いてないのですが、韓国映画はけっこう、邦画はそれなりに観ています。最近だと、韓国映画は「殺人の追憶」、邦画は「ふくろう」が面白かったかニャ?

それから…えっと…日記開始半年記念(?)おめでとうございます♪
いつもいつも思うのですが、年長者であるアミさんの日記を拝読していると、「そっか〜」と唸ることが多いんです。なので、毎回更新を楽しみにしています♪

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