「モーターサイクル・ダイアリーズ」
2005年2月20日
←若き日のチェ・ゲバラを演じた、意外に小柄なガエル・ガルシア・ベルナルくん(26)は、イケメン若手ラティーノとして、ロドリゴ・サントロとともに、現在たいへん人気があるメキシコ出身の俳優さん。スペイン語系の出演作が続いているため、スペイン語しか話せないと思われがちな彼ですが、実は英語・フランス語・イタリア語も流暢に話せる人(ちょっとお勉強すればポルトガル語だって話せるでしょう)。さらに演技は◎、醸す雰囲気はバツグンときてるもんだから、ワールドワイドな活躍ができる若手としても注目されています。もちろん、イケメンチェッカーな私だってチェックしてますよ、当ったり前じゃあ〜りませんかっ!くわっ!…とか云いつつ、私はロドリゴ派。
魅惑のカリスマ革命家チェ・ゲバラが、学生時代に南米大陸縦断の旅をしたその旅行記が映画化され、そーいや大学時代、ゲバラを愛してやまない教授がいたっけな〜、彼の講義はとても楽しかったので私もマジメに出席してたよな〜、教授は元気かな〜…とつい遠い目になりながら、観に行ってきました。
■「モーターサイクル・ダイアリーズ」Diarios de motocicleta(2004・英/米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0318462/
日本公式サイト→http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/index.shtml
監督:ウォルター・サレス
脚本:ホセ・リベーラ
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミア・マエストロ、他
上映時間:127分
ストーリー:
医学生で喘息の持病を持つエルネスト(G・G・ベルナル)は、友人アルベルト(R・デ・ラ・セルナ)とともに、バイクで南米横断の旅に出る。貧乏、バイクはポンコツ、困難の連続という状態でギリギリの旅を続ける彼らだったが、次第にエルネストは出会う人々によって感化され、人間的に成長していく――。若き日のチェ・ゲバラを描いた青春ロードムービー。
タイトルが「モーターサイクル・ダイアリーズ」って云っても、あーた、途中から「ウォーキング・ダイアリーズ」になってるじゃん!…というツッコミは、とりあえず置いといて。
劇中よく出てくる「チェ」とは、日本語ならば「ねえ」とか「おい」といった呼びかけの言葉だそうで、実際のエルネストもよく使っていたために「チェ・ゲバラ」と呼ばれるに至ったらしく…ってことはなんですか、「チェ」とは、英語で云うところの「Dude」(デュード)に相当するんでしょうかね?(お若い男性たちが使いそうだし)
バイクにタンデムで旅をする青年たち、ロードムービー、人々との出会いと自己のアイデンティティ、そしてDude…と云えば、やっぱりあの人たちのあの映画を思い出しちゃって、己の血に流れる腐女子の性(さが)というものを痛感させられたよなあ。
↓あの人たちのあの映画(amazon)
http://images.amazon.com/images/P/B00005JLHW.01.LZZZZZZZ.jpg
(画像はUS版DVDのジャケット。素晴らし過ぎて感無量。日本版DVD再リリースの際は、これと同じにしてちょーだいっ!)
…思わず黄昏てしまったナリ…。でも本作の場合、あの人たちのあの映画のようなことは(画的には)ありましぇん。アルベルト役が同じロドリゴでもサントロさんのほうだったら、いろいろドリームできたでしょうが。
…マジメに感想を書きましょう。
本作が米国で公開されたとき、実はコッソリと興行成績番付でその動向をチェックしていたのですが、製作は米国(←メインがね)でも使用言語はスパニッシュというハンデがある映画だとゆーのに、これがビックリ、5位以内をキープする週が続き、なかなかの好成績を収めているではありませんか。「なに?米国はガエルくん人気がそこまで高いわけ??」と、ガエルくんに支えられてのスマッシュ・ヒットかと思っていたら――実際に鑑賞してみて、理由はそれだけじゃないんだと気付きました。
青春ロードムービーだけに、自己のアイデンティディ探求を中心に、過酷な旅の中で深まる友情、若者の青い悩み、心温まる人々とのふれあいといった、いわゆる王道路線なストーリーが繰り広げられ、私も途中までは「ありがちだな」と思って観てたのですが、後半に入るとこれが次第に変わっていき――美しい映像とともに、ラテンアメリカのアイデンティティを探求する心の旅がスクリーンに映し出され、ヒスパニック系人種比率が高くなっている現代の米国において、これだけ南米アイデンティティとノスタルジーを意識させられたら、ラティーノ/ラティーナたちが自分たちの持つルーツを刺激されないわけがないよな、エルネストとアルベルトに自己投影しちゃうよな、こりゃヒットするよな…と思ったのでした。
もちろんヒスパニック系だけに限らず、アイデンティティ探求や郷愁というものは人の心を揺さぶるものだし、たとえ青春時代が遠い昔でも、心の奥底に残っているだろう甘酸っぱい香りは思い出とともに薫ってくることだってあるわけで……ガエルくんのどこか青臭い、不器用ながらも誠実な雰囲気を漂わす若き日のゲバラと、とっても人間臭い、ユーモア満点なアルベルトを観ていると、青春ストーリーに胸キュンしちゃう人のほか、「こんな旅をしたい」「こんな親友を持ちたい」と思う人も多いでしょうね。
黒ベレー帽と赤のゲバラをあえて意識させない、ひとりの若者として描いたことが功を奏したかもしれない、アイデンティティ模索と郷愁の薫りが胸をつく、青春ロードムービーの佳作。ただし、感傷的過ぎ・薫りが甘酸っぱすぎる面もあるので、それを嫌う人には長くてツライ映画として映るかも。
ところで。ラストに出ていたおじいさん。彼がいったい誰であるか、クレジットがなくてもみんなわかるでしょう。信じられないくらい、ソックリなんだもん…。
あと個人的にビックリしたのは、本作の字幕翻訳が林完治さんだったこと。この手の映画なら松浦美奈さんというイメージ強いからなあ。
魅惑のカリスマ革命家チェ・ゲバラが、学生時代に南米大陸縦断の旅をしたその旅行記が映画化され、そーいや大学時代、ゲバラを愛してやまない教授がいたっけな〜、彼の講義はとても楽しかったので私もマジメに出席してたよな〜、教授は元気かな〜…とつい遠い目になりながら、観に行ってきました。
■「モーターサイクル・ダイアリーズ」Diarios de motocicleta(2004・英/米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0318462/
日本公式サイト→http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/index.shtml
監督:ウォルター・サレス
脚本:ホセ・リベーラ
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミア・マエストロ、他
上映時間:127分
ストーリー:
医学生で喘息の持病を持つエルネスト(G・G・ベルナル)は、友人アルベルト(R・デ・ラ・セルナ)とともに、バイクで南米横断の旅に出る。貧乏、バイクはポンコツ、困難の連続という状態でギリギリの旅を続ける彼らだったが、次第にエルネストは出会う人々によって感化され、人間的に成長していく――。若き日のチェ・ゲバラを描いた青春ロードムービー。
タイトルが「モーターサイクル・ダイアリーズ」って云っても、あーた、途中から「ウォーキング・ダイアリーズ」になってるじゃん!…というツッコミは、とりあえず置いといて。
劇中よく出てくる「チェ」とは、日本語ならば「ねえ」とか「おい」といった呼びかけの言葉だそうで、実際のエルネストもよく使っていたために「チェ・ゲバラ」と呼ばれるに至ったらしく…ってことはなんですか、「チェ」とは、英語で云うところの「Dude」(デュード)に相当するんでしょうかね?(お若い男性たちが使いそうだし)
バイクにタンデムで旅をする青年たち、ロードムービー、人々との出会いと自己のアイデンティティ、そしてDude…と云えば、やっぱりあの人たちのあの映画を思い出しちゃって、己の血に流れる腐女子の性(さが)というものを痛感させられたよなあ。
↓あの人たちのあの映画(amazon)
http://images.amazon.com/images/P/B00005JLHW.01.LZZZZZZZ.jpg
(画像はUS版DVDのジャケット。素晴らし過ぎて感無量。日本版DVD再リリースの際は、これと同じにしてちょーだいっ!)
…思わず黄昏てしまったナリ…。でも本作の場合、あの人たちのあの映画のようなことは(画的には)ありましぇん。アルベルト役が同じロドリゴでもサントロさんのほうだったら、いろいろドリームできたでしょうが。
…マジメに感想を書きましょう。
本作が米国で公開されたとき、実はコッソリと興行成績番付でその動向をチェックしていたのですが、製作は米国(←メインがね)でも使用言語はスパニッシュというハンデがある映画だとゆーのに、これがビックリ、5位以内をキープする週が続き、なかなかの好成績を収めているではありませんか。「なに?米国はガエルくん人気がそこまで高いわけ??」と、ガエルくんに支えられてのスマッシュ・ヒットかと思っていたら――実際に鑑賞してみて、理由はそれだけじゃないんだと気付きました。
青春ロードムービーだけに、自己のアイデンティディ探求を中心に、過酷な旅の中で深まる友情、若者の青い悩み、心温まる人々とのふれあいといった、いわゆる王道路線なストーリーが繰り広げられ、私も途中までは「ありがちだな」と思って観てたのですが、後半に入るとこれが次第に変わっていき――美しい映像とともに、ラテンアメリカのアイデンティティを探求する心の旅がスクリーンに映し出され、ヒスパニック系人種比率が高くなっている現代の米国において、これだけ南米アイデンティティとノスタルジーを意識させられたら、ラティーノ/ラティーナたちが自分たちの持つルーツを刺激されないわけがないよな、エルネストとアルベルトに自己投影しちゃうよな、こりゃヒットするよな…と思ったのでした。
もちろんヒスパニック系だけに限らず、アイデンティティ探求や郷愁というものは人の心を揺さぶるものだし、たとえ青春時代が遠い昔でも、心の奥底に残っているだろう甘酸っぱい香りは思い出とともに薫ってくることだってあるわけで……ガエルくんのどこか青臭い、不器用ながらも誠実な雰囲気を漂わす若き日のゲバラと、とっても人間臭い、ユーモア満点なアルベルトを観ていると、青春ストーリーに胸キュンしちゃう人のほか、「こんな旅をしたい」「こんな親友を持ちたい」と思う人も多いでしょうね。
黒ベレー帽と赤のゲバラをあえて意識させない、ひとりの若者として描いたことが功を奏したかもしれない、アイデンティティ模索と郷愁の薫りが胸をつく、青春ロードムービーの佳作。ただし、感傷的過ぎ・薫りが甘酸っぱすぎる面もあるので、それを嫌う人には長くてツライ映画として映るかも。
ところで。ラストに出ていたおじいさん。彼がいったい誰であるか、クレジットがなくてもみんなわかるでしょう。信じられないくらい、ソックリなんだもん…。
あと個人的にビックリしたのは、本作の字幕翻訳が林完治さんだったこと。この手の映画なら松浦美奈さんというイメージ強いからなあ。
「ネバーランド」
2005年2月17日
←実はけっこう前に撮影されていた本作。最初、製作のミラマックスはビッグネームな俳優を主演に据えたかったそうですが、最終的に契約したのはジョニー・デップ。でも彼がサインしたとき、まだ「カリブの海賊」が公開前だったため、ジョニーはいまの彼の相場より、ずっとお安めなギャラで契約したそうです。そしてその後「カリブの海賊」が公開、ジョニー大ブレイク。思わぬ事態となり、ミラマックスはほくそ笑みながら、その年(2003年)の冬に本作を公開しようとしたところ、今度はコロンビア(ソニー)が「ウチの『ピーターパン』と同時期公開にしたら、原作である戯曲のセリフを使わせないもんね〜」と横やり。権利を持つコロンビアに対抗できず、公開はそのまま一年後となったそうです。なんで一年待たなきゃなんないの?半年後じゃダメなの?…とお思いの方もいらっしゃるでしょう。でも「ピーターパン」ってのは、クリスマスシーズンが命なんですよ。本作や「ピーターパン」を観ると理由がわかります。
ネバーランドに小児性愛者(ジョニー演じるJ.M.バリがそうであったと一部で云われている)…と聞くと、どーしてもキング・オブ・ポップを想像してしまうよなあ、いくらジョニデ主演と云ってもちょっとしたハンデを背負ってるなあ、映画も地味ィだし…と思いながら、観に行ってきました。
■「ネバーランド」Finding Neverland(2004・英/米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0308644/
日本公式サイト→http://www.neverland-movie.jp/
監督:マーク・フォースター
脚本:デヴィッド・マギー
出演:ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット、ダスティン・ホフマン、フレディ・ハイモア、他
上映時間:106分
ストーリー:
1900年初頭のロンドン。新作の戯曲が不評で落ち込むバリ(J・デップ)は、公園で未亡人シルヴィア(K・ウィンスレット)と彼女の息子たち4人と出会う。次第に一家と仲良くなるバリ。だが、家では妻との不仲が決定的となってしまい、三男ピーター(F・ハイモア)をモデルに新しい戯曲の書き始めると、世間はバリとシルヴィアとの関係に噂を立て始めてしまう。そして一家にもある事態が待ち受けていた――。世界で愛される「ピーター・パン」誕生秘話、原作者バリの実話を元にした作品。
不思議なもんだわね。
バリの妻に対する仕打ちや言動に、心底共感する人は少ないでしょうが――そんな男をジョニーが演じると、なんでか女に責任があるように見えてしまう。よほどの女優をもってこないと、女の存在や魅力を消し去るニフラム男とゆーか、そういや「シークレット・ウインドウ」でも、奥さんが悪いように思えちゃったもんなあ。一般常識で考えりゃ、どうしたって問題ありまくりで浮世離れな男・バリを、イノセント・ジョニーが演じることによって、そういった非常識さを相殺させ、逆に感動へと導いている。やはりアウトサイダーはアウトサイダーにおまかせ、ってことかしら?
1本通して観た後の印象として、脳裏に浮かんだのはラッシー主演の「ビューティフル・マインド」。つまり「ノンフィクションに見えて、実はフィクション」「ヘンテコリンで不思議な男のストーリーを、感想モノとしてエンタテイメントに昇華させている」…見事な脚色&演出だな〜と感心しましたよ。感動的な話だけど、事実はもっとヒネくれてる(=単純じゃないってこと)のではないかと思われる実話からヒネリを外し、逆にストレートにしてしまった作品とでも云うか。原作が感動モノになってるのかもしれませんが、それでも完全なる玄人技ですよ>監督
本作では、ブリティッシュスタイルなスリーピーススーツをメイン衣装に、髪は小奇麗にまとめたジョニー…仕立てがいいんだろうスーツをシワシワしながら、ワンコasクマとダンスしてる姿、カーテンの間からピョコっと顔を出してる姿、髪をハラリと落としながら見上げるさま――ダメじゃん、私…ま〜たジョニーに騙され萌えてしまったじゃないの。白旗、降参。
シルヴィア役のケイト・ウィンスレットはコスプレが似合いますね。全体的に俳優陣は控え目な演技をしているのですが、彼女の仰々しくない、しっとりとした雰囲気に包まれた演技は素晴らしく、なぜ評価されてるのかがわかりましたよ。子役のフレディ・ハイモアくんも、ジョニー演じるバリのイノセントぶりが重要なストーリーなだけに、イノセント過ぎたり手足れ過ぎることがなかったのでよかったと思います。
シルヴィアが**からと云ってただのお涙頂戴モノにはしてない、「イマジネーションが持つ力」を知っている男たちを、ストレートかつ丁寧に描いた作品。でもピュアな心が磨耗の一途をたどる私には、想像力&イマジネーションの世界が、バリやピーターたちが持つそれとは別の方向に行ってしまったようで、観終わった後、ついため息が出てしまったナリ。
↓だって昨年公開の「ピーター・パン」にこんな感想書いてるし
http://diarynote.jp/d/25683/20040508.html
(端的になるよう、内容に修正を加えました)
ネバーランドに小児性愛者(ジョニー演じるJ.M.バリがそうであったと一部で云われている)…と聞くと、どーしてもキング・オブ・ポップを想像してしまうよなあ、いくらジョニデ主演と云ってもちょっとしたハンデを背負ってるなあ、映画も地味ィだし…と思いながら、観に行ってきました。
■「ネバーランド」Finding Neverland(2004・英/米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0308644/
日本公式サイト→http://www.neverland-movie.jp/
監督:マーク・フォースター
脚本:デヴィッド・マギー
出演:ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット、ダスティン・ホフマン、フレディ・ハイモア、他
上映時間:106分
ストーリー:
1900年初頭のロンドン。新作の戯曲が不評で落ち込むバリ(J・デップ)は、公園で未亡人シルヴィア(K・ウィンスレット)と彼女の息子たち4人と出会う。次第に一家と仲良くなるバリ。だが、家では妻との不仲が決定的となってしまい、三男ピーター(F・ハイモア)をモデルに新しい戯曲の書き始めると、世間はバリとシルヴィアとの関係に噂を立て始めてしまう。そして一家にもある事態が待ち受けていた――。世界で愛される「ピーター・パン」誕生秘話、原作者バリの実話を元にした作品。
不思議なもんだわね。
バリの妻に対する仕打ちや言動に、心底共感する人は少ないでしょうが――そんな男をジョニーが演じると、なんでか女に責任があるように見えてしまう。よほどの女優をもってこないと、女の存在や魅力を消し去るニフラム男とゆーか、そういや「シークレット・ウインドウ」でも、奥さんが悪いように思えちゃったもんなあ。一般常識で考えりゃ、どうしたって問題ありまくりで浮世離れな男・バリを、イノセント・ジョニーが演じることによって、そういった非常識さを相殺させ、逆に感動へと導いている。やはりアウトサイダーはアウトサイダーにおまかせ、ってことかしら?
1本通して観た後の印象として、脳裏に浮かんだのはラッシー主演の「ビューティフル・マインド」。つまり「ノンフィクションに見えて、実はフィクション」「ヘンテコリンで不思議な男のストーリーを、感想モノとしてエンタテイメントに昇華させている」…見事な脚色&演出だな〜と感心しましたよ。感動的な話だけど、事実はもっとヒネくれてる(=単純じゃないってこと)のではないかと思われる実話からヒネリを外し、逆にストレートにしてしまった作品とでも云うか。原作が感動モノになってるのかもしれませんが、それでも完全なる玄人技ですよ>監督
本作では、ブリティッシュスタイルなスリーピーススーツをメイン衣装に、髪は小奇麗にまとめたジョニー…仕立てがいいんだろうスーツをシワシワしながら、ワンコasクマとダンスしてる姿、カーテンの間からピョコっと顔を出してる姿、髪をハラリと落としながら見上げるさま――ダメじゃん、私…ま〜たジョニーに
シルヴィア役のケイト・ウィンスレットはコスプレが似合いますね。全体的に俳優陣は控え目な演技をしているのですが、彼女の仰々しくない、しっとりとした雰囲気に包まれた演技は素晴らしく、なぜ評価されてるのかがわかりましたよ。子役のフレディ・ハイモアくんも、ジョニー演じるバリのイノセントぶりが重要なストーリーなだけに、イノセント過ぎたり手足れ過ぎることがなかったのでよかったと思います。
シルヴィアが**からと云ってただのお涙頂戴モノにはしてない、「イマジネーションが持つ力」を知っている男たちを、ストレートかつ丁寧に描いた作品。でもピュアな心が磨耗の一途をたどる私には、想像力&イマジネーションの世界が、バリやピーターたちが持つそれとは別の方向に行ってしまったようで、観終わった後、ついため息が出てしまったナリ。
↓だって昨年公開の「ピーター・パン」にこんな感想書いてるし
http://diarynote.jp/d/25683/20040508.html
(端的になるよう、内容に修正を加えました)
アタシだって極東から異議ありだわよっ!
2005年2月15日 音楽
←の人(まさか画像が出るとは…)にモノ申す!
今年25周年を迎えたブリット・アワーズで、「ベスト・ブリティッシュ・ソング部門」なる部門が設けられたところ、事前に以下のような候補曲がファン投票で絞られたわけですよ。
↓「ブリットが選ぶ歴代ベスト・ソング25曲」(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000004626
(以下、上記サイトから引用)
「Angels」:ロビー・ウィリアムス
…アホかっ!
極東女子の私ですら異議大アリ、英国人はいったいなに考えとんのじゃ!?…と憤ってたところ、案の定、このお方も異議は当然至極とばかりに吼えていたのでした。
↓「ロビーの受賞にオアシスから異議あり」(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000005518
(以下、上記サイトより引用)
ノエル、よく云ったっ!…ってか、もっと云ってやれっ!
ロビー・ウィリアムスがこの25年で最優秀なんて、絶対おかしいよう、私だってノエルと同じ、「Careless Whisper」だと思うもん。だってこの曲、毎年英国BBCラジオ(だっけ?)で「もっとも愛された曲」として1〜5位に必ず入る曲だし、実際すばらしい曲じゃんよう!
ロビーが人気あるのはわかりますよ(ただし英国限定)、でもあの曲で受賞なんてなあ…。「ザ・スミス、コールドプレイ、オアシス、ブラー、クラッシュ、ジャムが、あれよりいいものを書いてないっていうのか?」(音楽雑誌『Q Magazine』の編集者)、激しく同感。
さらに彼は、自分じゃなくポール・ロジャースがクイーンのボーカルを務めることにも不満らしく――
↓「ロビー・ウィリアムス、クイーンの決定にご不満」(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000004788
(以下、上記サイトより引用)
ロビーがキライなわけではないけれど、もし彼だったらポールどころじゃない、それ以上の大衝撃を受けたでしょう。まあこれもポールじゃなくて、ジョージ・マイケルのほうがいいと思いましたが。ヨグだったらツアーに行ってみたかったなあ…。
今年25周年を迎えたブリット・アワーズで、「ベスト・ブリティッシュ・ソング部門」なる部門が設けられたところ、事前に以下のような候補曲がファン投票で絞られたわけですよ。
↓「ブリットが選ぶ歴代ベスト・ソング25曲」(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000004626
(以下、上記サイトから引用)
候補に上がった25曲は以下の通りこの名曲揃いの中で最優秀曲に選ばれたのが――
1.「Heroes」デヴィッド・ボウイ
2.「We Are The Champions」クイーン
3.「Wuthering Heights」ケイト・ブッシュ
4.「Night Fever」ビー・ジーズ
5.「London Calling」ザ・クラッシュ
6.「Love Will Tear Us Apart」ジョイ・ディヴィジョン
7.「That’s Entertainment」ザ・ジャム
8.「I Don’t Want To Talk About It」ロッド・スチュワート
9.「Look Of Love」ABC
10.「Golden Brown」ザ・ストラングラーズ
11.「True 」スパンダー・バレエ
12.「Careless Whisper」ジョージ・マイケル
13.「Holding Back The Years」シンプリー・レッド
14.「Sledgehammer」ピーター・ガブリエル
15.「Sacrifice」エルトン・ジョン
16.「Unfinished Sympathy」マッシヴ・アタック
17.「Why」アニー・レノックス
18.「Fields Of Gold」スティング
19.「Kiss From A Rose」シール
20.「Wonderwall」オアシス
21.「Angels」ロビー・ウィリアムス
22.「Yellow」コールドプレイ
23.「Babylon」デヴィッド・グレイ
24.「Leave Right Now」ウィル・ヤング
25.「Dry Your Eyes」ザ・ストリーツ
1月21〜30日の期間にファン投票が行なわれ、この中から5曲が選出、2月10日の授賞式で最優秀作品が発表される。
「Angels」:ロビー・ウィリアムス
…アホかっ!
極東女子の私ですら異議大アリ、英国人はいったいなに考えとんのじゃ!?…と憤ってたところ、案の定、このお方も異議は当然至極とばかりに吼えていたのでした。
↓「ロビーの受賞にオアシスから異議あり」(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000005518
(以下、上記サイトより引用)
ブリット・アワーズが25周年を記念して発表した“過去25年のベスト・ソング”にロビー・ウィリアムスの「Angels」が選ばれたことで、物議をかもしている。これは、ラジオ2のリスナー投票によって決まったものだが、音楽業界の人々には納得がいかなかったようだ。
オアシスのノエル・ギャラガーは「ジョージ・マイケルの“Careless Whisper”こそがベスト・ソングだ」と『The Sun』紙に話している。ノエルは、ジョージがこの曲を書いただけでなく、全てのインストゥルメント・パートをアレンジしたことに感心したという。またノエルは、受賞の際、ウィリアムスが曲の共作者でもあるガイ・チャンバースの名に触れなかったことにも異議を唱えている。「もし“Angels”が過去25年で最高の曲なんだとしたら、それを実際書いた奴の名前を知らせるべきだ」。
また音楽雑誌『Q Magazine』の編集者は、「Angels」の受賞は「間違ってる」と言い切った。「ザ・スミス、コールドプレイ、オアシス、ブラー、クラッシュ、ジャムが、あれよりいいものを書いてないっていうのか?」ラジオ2のDJは、「なんで、人々があの曲を選んだのかはわかるような気もするが、個人的には(歌詞の一節)“I’m Loving’ Angels instead(僕は代わりに天使を愛する)”っていうのが理解できない」と話した。
この部門の候補には、デヴィッド・ボウイ、クイーン、クラッシュなど英国のミュージック・シーンが誇る名曲ばかりが挙がっていた。「Angels」が選ばれたのが“ベスト・ソング”ではなく“最も大衆に好まれた曲”という部門であれば、みんなも納得がいったことだろう。
ノエル、よく云ったっ!…ってか、もっと云ってやれっ!
ロビー・ウィリアムスがこの25年で最優秀なんて、絶対おかしいよう、私だってノエルと同じ、「Careless Whisper」だと思うもん。だってこの曲、毎年英国BBCラジオ(だっけ?)で「もっとも愛された曲」として1〜5位に必ず入る曲だし、実際すばらしい曲じゃんよう!
ロビーが人気あるのはわかりますよ(ただし英国限定)、でもあの曲で受賞なんてなあ…。「ザ・スミス、コールドプレイ、オアシス、ブラー、クラッシュ、ジャムが、あれよりいいものを書いてないっていうのか?」(音楽雑誌『Q Magazine』の編集者)、激しく同感。
さらに彼は、自分じゃなくポール・ロジャースがクイーンのボーカルを務めることにも不満らしく――
↓「ロビー・ウィリアムス、クイーンの決定にご不満」(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000004788
(以下、上記サイトより引用)
しかしながら、クイーンのベーシスト、ジョン・ディーコンは、ウィリアムスでは力不足だとコメントしている。「意地悪なことは言いたくないが、ロビーはフレディ・マーキュリーじゃない。フレディの代わりなんていない……。まあ、少なくともロビーじゃないことは確かだね」ジョン、よく云ったっ!…ってか、もっと云ってやれっ!
ロビーがキライなわけではないけれど、もし彼だったらポールどころじゃない、それ以上の大衝撃を受けたでしょう。まあこれもポールじゃなくて、ジョージ・マイケルのほうがいいと思いましたが。ヨグだったらツアーに行ってみたかったなあ…。
「本田三兄弟なら三男よん♪」な人って多いんですね…と書いたのに、このブログのお友達の中では同意見ナシ!?…ってことは、そっか〜、みんなと合コン行けますね♪てへ♪←そんな問題ではナイ。
どうやら「涼しい顔してテクニシャン」は、私の中でベーシックな男になる模様。この年になってようやく自覚したナリ。
追記:
「猫に小判」「豚に真珠」「秋林にトラックバック」…トラックバックまったくわかってません…。すみません…。
>Mistさん
こんにちは♪…リンク、頂いていたのですね!ありがとうございます♪(50件以上リンクできなくてすみません)
まったりB’zファンとなって久しい私は…北陸の福井ドームが当たりました。京都会館はハズレたけれど、友人と行けるので福井で満足しております♪
どうやら「涼しい顔してテクニシャン」は、私の中でベーシックな男になる模様。この年になってようやく自覚したナリ。
追記:
「猫に小判」「豚に真珠」「秋林にトラックバック」…トラックバックまったくわかってません…。すみません…。
>Mistさん
こんにちは♪…リンク、頂いていたのですね!ありがとうございます♪(50件以上リンクできなくてすみません)
まったりB’zファンとなって久しい私は…北陸の福井ドームが当たりました。京都会館はハズレたけれど、友人と行けるので福井で満足しております♪
キアヌ・ウォッチャー事務局便り 6
2005年2月13日 映画ヨタ話
←思ったほど売れてないそうですね。
この連休、WOWOWでは「マトリックス」シリーズをずっと放送していて、私めもつい観てしまいました(これ書いてる現在も「リローデッド」放送中)。実は昨年…じゃないもう一昨年になるか、土日の副業時に「リローデッド」の本編が何度も何度も、繰り返し繰り返し、私の隣のモニターで流れるもんだから、2003年に最もよく観た作品は、結局「リローデッド」となってしまいました。いやホント、目から緑のゲップが出るかと思いましたよ。でもそんなに観たくせに、頭の中ではリロード不可(とゆーより負荷?)、内容はいまだに皆目わからず状態。ただ、キアヌのルックスってのはやっぱサイバーパンク向きだなあ、アクション頑張ってるなあ、アゴと頬がマジ青いよなあ、あのラブシーンはヘッタクソに見えるよなあ(←キアヌがね)、とは思いますが。
え〜っと、キアヌ・ウォッチャー事務局からのお知らせです。
(事務局便りは、今後月イチペースにしようかなと思ってます)
■「キアヌ・ウォッチャー事務局」とは
「キアヌのことは好きだけど、『キアヌ様♪うふ♪』と云う気はさらさらない。でも新作が公開されると観たくなる…とゆーか観なくては!と思ってしまい、観たら観たで今度はなにかひとことふたこと云いたくなる」という極東ギャルによって、2004年春、勝手に発足された不定期活動体。活動内容はたった1つ――「キアヌを生あったかい目で末長く見守ってあげる」こと。現在、傍観者募集中。
↓「キアヌ・ウォッチャー事務局便り 5」(1/20付日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20050120.html
まずはキアヌ殿堂入りのニュースから。
↓2005/02/04 キアヌ・リーヴス、ハリウッドの星を得る(FLIX)
http://www.flix.co.jp/v2/news/N0006010.shtml
スターのみなさんのお名前が書かれている、あのお星様を2277番目にゲットしたとのこと。オメデトゴザイマース!
ちなみに↑の記事には、キアヌのママ・パトリシアさんとのお写真が付いてます。ママ…背が高いっ!…キアヌは185cmくらいあるので(サンドラ・ブロックとの身長差があれくらいなら、サバは読んでないはず…ただし秋林推察)、ヒール履いてたとしてもやっぱ高いですよ。たしかママはギョーカイ人で、三回くらい結婚・離婚してませんでしたっけ?…キアヌがギョーカイに入ったのも、ママと養父(と云ってもたった1年だけ)のポール・アーロンのコネだったはず。
↓ママのお写真(IMDbギャラリー)
http://us.imdb.com/gallery/granitz/2173/PatricTayl_Grani_1725980_400.jpg
…鼻から上がパパ似、下がママ似ですかね?
では次のネタニュース。
今日、「サスペクト・ゼロ」を観に某シネコンへ行ったら、ゲートをくぐった途端に――
ででで〜〜んっ!…と黒羽根を背負った「コンスタンティン」キアヌ・ハリボテが。思わず反応、つい凝視してしまいましたよ。目の前に突如現れた、ダークスーツで全体的に黒っぽいキアヌ。「BLACK COAT AGAIN」…お久しぶりですね♪
こんなハリボテが田舎のシネコンにまで置かれてるんだから(組み立てたバイトのみなさん、お疲れ様でした)、日本公式サイトだって出来てるはず…と、先ほどチェックしてみたら、とりあえずオープンしておりました。
↓「コンスタンティン」日本公式サイト
http://constantine.warnerbros.jp/
――GWってことは、4月下旬公開か。
現在キアヌは、「コンスタンティン」「サムサッカー」公開に向け、完全にキャンペーンON状態で、サンダンス映画祭や英国アカデミー賞、現在開催中のベルリン映画祭、ヨーロッパ各地、香港、韓国での「コンスタンティン」キャンペーンやプレミアなどに参加している姿が報告されております。
↓英国アカデミー賞でのキアヌ(EMPIRE ONLINE)
http://www.empireonline.co.uk/site/news/newsstory.asp?news_id=16552
星ゲットの頃に比べてすっかりヒゲヅラ…これ一気に剃ったら、さぞかし青くなるでしょうねえ。色白さんだし。
がしかし。精力的なキャンペーンをしているキアヌですが、妹のキムさんが白血病で――今までも入退院を繰り返しているという話や、キアヌが彼女のためにいろいろ尽くしている話など聞こえてきましたが――かなり本格的に具合が悪いらしく、そのためキアヌ自身も状況がたいへんなようです。極東から、良くなることを祈ってますよ>キアヌ…それでもまだ主演作は続くのね…。
ただし、音楽活動はやめるようです。
↓Keanu Reeves Battles Evil Again in ’Constantine’(yahoo!)
http://movies.yahoo.com/news/va/20050212/110827820900.html
時間がないので俳優業に専念、とのことです。
以上、キアヌ・ウォッチャー事務局便りでした♪
追記:
最近知ったこと。原作でのジョン・コンスタンティンのイメージは、スティングだそうです。…うわ、超納得…。
この連休、WOWOWでは「マトリックス」シリーズをずっと放送していて、私めもつい観てしまいました(これ書いてる現在も「リローデッド」放送中)。実は昨年…じゃないもう一昨年になるか、土日の副業時に「リローデッド」の本編が何度も何度も、繰り返し繰り返し、私の隣のモニターで流れるもんだから、2003年に最もよく観た作品は、結局「リローデッド」となってしまいました。いやホント、目から緑のゲップが出るかと思いましたよ。でもそんなに観たくせに、頭の中ではリロード不可(とゆーより負荷?)、内容はいまだに皆目わからず状態。ただ、キアヌのルックスってのはやっぱサイバーパンク向きだなあ、アクション頑張ってるなあ、アゴと頬がマジ青いよなあ、あのラブシーンはヘッタクソに見えるよなあ(←キアヌがね)、とは思いますが。
え〜っと、キアヌ・ウォッチャー事務局からのお知らせです。
(事務局便りは、今後月イチペースにしようかなと思ってます)
■「キアヌ・ウォッチャー事務局」とは
「キアヌのことは好きだけど、『キアヌ様♪うふ♪』と云う気はさらさらない。でも新作が公開されると観たくなる…とゆーか観なくては!と思ってしまい、観たら観たで今度はなにかひとことふたこと云いたくなる」という極東ギャルによって、2004年春、勝手に発足された不定期活動体。活動内容はたった1つ――「キアヌを生あったかい目で末長く見守ってあげる」こと。現在、傍観者募集中。
↓「キアヌ・ウォッチャー事務局便り 5」(1/20付日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20050120.html
まずはキアヌ殿堂入りのニュースから。
↓2005/02/04 キアヌ・リーヴス、ハリウッドの星を得る(FLIX)
http://www.flix.co.jp/v2/news/N0006010.shtml
スターのみなさんのお名前が書かれている、あのお星様を2277番目にゲットしたとのこと。オメデトゴザイマース!
ちなみに↑の記事には、キアヌのママ・パトリシアさんとのお写真が付いてます。ママ…背が高いっ!…キアヌは185cmくらいあるので(サンドラ・ブロックとの身長差があれくらいなら、サバは読んでないはず…ただし秋林推察)、ヒール履いてたとしてもやっぱ高いですよ。たしかママはギョーカイ人で、三回くらい結婚・離婚してませんでしたっけ?…キアヌがギョーカイに入ったのも、ママと養父(と云ってもたった1年だけ)のポール・アーロンのコネだったはず。
↓ママのお写真(IMDbギャラリー)
http://us.imdb.com/gallery/granitz/2173/PatricTayl_Grani_1725980_400.jpg
…鼻から上がパパ似、下がママ似ですかね?
では次の
今日、「サスペクト・ゼロ」を観に某シネコンへ行ったら、ゲートをくぐった途端に――
ででで〜〜んっ!…と黒羽根を背負った「コンスタンティン」キアヌ・ハリボテが。思わず反応、つい凝視してしまいましたよ。目の前に突如現れた、ダークスーツで全体的に黒っぽいキアヌ。「BLACK COAT AGAIN」…お久しぶりですね♪
こんなハリボテが田舎のシネコンにまで置かれてるんだから(組み立てたバイトのみなさん、お疲れ様でした)、日本公式サイトだって出来てるはず…と、先ほどチェックしてみたら、とりあえずオープンしておりました。
↓「コンスタンティン」日本公式サイト
http://constantine.warnerbros.jp/
――GWってことは、4月下旬公開か。
現在キアヌは、「コンスタンティン」「サムサッカー」公開に向け、完全にキャンペーンON状態で、サンダンス映画祭や英国アカデミー賞、現在開催中のベルリン映画祭、ヨーロッパ各地、香港、韓国での「コンスタンティン」キャンペーンやプレミアなどに参加している姿が報告されております。
↓英国アカデミー賞でのキアヌ(EMPIRE ONLINE)
http://www.empireonline.co.uk/site/news/newsstory.asp?news_id=16552
星ゲットの頃に比べてすっかりヒゲヅラ…これ一気に剃ったら、さぞかし青くなるでしょうねえ。色白さんだし。
がしかし。精力的なキャンペーンをしているキアヌですが、妹のキムさんが白血病で――今までも入退院を繰り返しているという話や、キアヌが彼女のためにいろいろ尽くしている話など聞こえてきましたが――かなり本格的に具合が悪いらしく、そのためキアヌ自身も状況がたいへんなようです。極東から、良くなることを祈ってますよ>キアヌ…それでもまだ主演作は続くのね…。
ただし、音楽活動はやめるようです。
↓Keanu Reeves Battles Evil Again in ’Constantine’(yahoo!)
http://movies.yahoo.com/news/va/20050212/110827820900.html
時間がないので俳優業に専念、とのことです。
以上、キアヌ・ウォッチャー事務局便りでした♪
追記:
最近知ったこと。原作でのジョン・コンスタンティンのイメージは、スティングだそうです。…うわ、超納得…。
←読んだことがないのですが、今から20年近く前に出版された「愛してポーポー」に近い内容なのではないでしょうか?
以前ちょろっと書いたように、私が小学生〜中学生の頃はジャッキー・チェンが大人気でして、彼に関するグッズや本がいろいろと売られておりました。私めも世のブームに逆らうことなくジャッキーが大好きだったので、彼の映画はよく観たし、お小遣いでジャッキーの音楽LP(日本語で歌ってました。♪ま〜り〜あ〜んぬ♪)や特集本、映画チラシを集めたり、ファンクラブに入ったりしておりました。
その中でも忘れられないのが、ジャッキー自身が書いた「愛してポーポー」という自伝(「ポーポー」とはジャッキーの幼少時代の愛称)。これがもう、ジャッキースマイルな表紙からは想像もつかない超ヘビィな内容で、人気絶頂の国際スターがここまで書いていいものなのか?と思ったほど。そこに書かれている、彼の生い立ち、両親の話、恋の話、青春時代や駆け出しの頃の話――ページが進むうち、いつしか私の目から涙がポロポロ落ちていたのでした。
アジアでは日本限定公開だという、ジャッキー・チェンの父親が語る中国現代史を映像に収めたドキュメンタリー映画「失われた龍の系譜〜トレース・オブ・ア・ドラゴン」のトレイラーよもやま話をば。
■「失われた龍の系譜 トレース・オブ・ア・ドラゴン」TRACES OF A DRAGON: JACKIE CHAN & HIS LOST FAMILY(2003・香港)
公式サイト→http://www.maxam.jp/trace/
日本版トレイラー→http://www.maxam.jp/trace/trailer.html
製作総指揮:アレックス・ロウ
監督:メイベル・チャン
出演:ファン・ダオロン、ジャッキー・チェン、他
トレイラーを見ていると、製作に関わっているメンツが(ほぼ)ジャッキー関係者なので、ドキュメンタリーにしてプライベート・フィルムだという話は本当のようですね。
↓「ジャッキー・チェンによる、ショッキングなドキュメンタリー」(eiga.com)
http://www.eiga.com/buzz/050201/09.shtml
(以下、上記サイトから引用)
ジャッキーはご両親思いの孝行息子である、というイメージを私はずっと持ち続けていました。そんな息子に対し、初めて真実を語る父、フィルムに残しておきたいほどの「龍の系譜」か――どんなことが語られているのかな…。
中国激動時代が背景なので、歴史的な面でもたいへん興味があります。ただ、3月5日より公開と云えども思いっきり単館系、私が住む田舎からだと1番近くて名古屋かあ…どうしようかな…。
――まりゅうさん、観に行かれます?
もしそのご予定なら、感想よろしくお願い致します。
以上、「トレイラーよもやま話」でした♪
以前ちょろっと書いたように、私が小学生〜中学生の頃はジャッキー・チェンが大人気でして、彼に関するグッズや本がいろいろと売られておりました。私めも世のブームに逆らうことなくジャッキーが大好きだったので、彼の映画はよく観たし、お小遣いでジャッキーの音楽LP(日本語で歌ってました。♪ま〜り〜あ〜んぬ♪)や特集本、映画チラシを集めたり、ファンクラブに入ったりしておりました。
その中でも忘れられないのが、ジャッキー自身が書いた「愛してポーポー」という自伝(「ポーポー」とはジャッキーの幼少時代の愛称)。これがもう、ジャッキースマイルな表紙からは想像もつかない超ヘビィな内容で、人気絶頂の国際スターがここまで書いていいものなのか?と思ったほど。そこに書かれている、彼の生い立ち、両親の話、恋の話、青春時代や駆け出しの頃の話――ページが進むうち、いつしか私の目から涙がポロポロ落ちていたのでした。
アジアでは日本限定公開だという、ジャッキー・チェンの父親が語る中国現代史を映像に収めたドキュメンタリー映画「失われた龍の系譜〜トレース・オブ・ア・ドラゴン」のトレイラーよもやま話をば。
■「失われた龍の系譜 トレース・オブ・ア・ドラゴン」TRACES OF A DRAGON: JACKIE CHAN & HIS LOST FAMILY(2003・香港)
公式サイト→http://www.maxam.jp/trace/
日本版トレイラー→http://www.maxam.jp/trace/trailer.html
製作総指揮:アレックス・ロウ
監督:メイベル・チャン
出演:ファン・ダオロン、ジャッキー・チェン、他
トレイラーを見ていると、製作に関わっているメンツが(ほぼ)ジャッキー関係者なので、ドキュメンタリーにしてプライベート・フィルムだという話は本当のようですね。
↓「ジャッキー・チェンによる、ショッキングなドキュメンタリー」(eiga.com)
http://www.eiga.com/buzz/050201/09.shtml
(以下、上記サイトから引用)
製作のロウ氏は「ジャッキーからオーストラリアに遊びに行こうと誘われたのが、本作の始まりでした。ジャッキーは彼の父親が“あること(ジャッキーには実は兄弟がいるということ)”を話すというので、ビデオを持って父親の話す姿を映像に撮っておこうと思っていたのでしょう」と製作に至った経緯を語った。現在は豪州在住であるジャッキーのパパが、実は中国から命を懸けて香港に逃げてきたこと、ご両親が再婚同士であるということ、ジャッキーには父親の違うお姉さんがふたりいること、ジャッキーは産み月を過ぎてもママのお腹にいて、産まれたときは5000gを超えていたため、ママにかなりの負担をかけたこと、幼い頃はたいへん貧乏でご両親は苦労されたこと…などなどは、「愛してポーポー」に書かれていたので(いちおう)知ってはいたのですが、パパが中国から逃げてきた理由は語られておりませんでしたし、お姉さんだけでなくお兄さんもいるということはまったくもって初耳でした…ってか、ジャッキー自身も知らなかったのですね。そっか…。
ドキュメンタリーは初めてというチャン監督は「あまりドキュメンタリーということは意識しませんでした。皆さんが知っているスーパースター、ジャッキー・チェンとは違うもう1人のジャッキーをこの映画で観ることが出来ると思います」とコメント。
本作には、戦争中の日本軍の蛮行や、ジャッキーの父親が共産党員であることなど、これまでのジャッキーのイメージからは想像もつかないショッキングな内容が含まれている他、プライベート・フィルムとして作られたという経緯もあり、アジアでは日本だけの公開になるという。だが、ジャッキーの父親の人生を映画化するという別企画も進行中とのことだ。
ジャッキーはご両親思いの孝行息子である、というイメージを私はずっと持ち続けていました。そんな息子に対し、初めて真実を語る父、フィルムに残しておきたいほどの「龍の系譜」か――どんなことが語られているのかな…。
中国激動時代が背景なので、歴史的な面でもたいへん興味があります。ただ、3月5日より公開と云えども思いっきり単館系、私が住む田舎からだと1番近くて名古屋かあ…どうしようかな…。
――まりゅうさん、観に行かれます?
もしそのご予定なら、感想よろしくお願い致します。
以上、「トレイラーよもやま話」でした♪
いまさら抱負
2005年2月11日
私が映画好きなため、当ブログでは映画感想なるものを時々書いております。
長めの文章をうだうだと書くタイプの私ですが、実際にヒトサマがお書きになる長めの文章(ブログだと5000字ぐらい)をどう思うかと訊かれると、これがニガテでして、すぐ読む気が萎えてしまいます(よって、いまだに嶽本野ばらをまったく攻略できましぇん…)。
今度からはできるだけ…「端的に・簡潔に・間口広め」に書くようにしたいと思ってます。マニアックなことはマニアックな人にまかせちゃおう、私はもっとすちゃらかに書いちゃおう…ってなわけです。それを個性にしたいのです。
でもきっと私のことだから、間口の狭〜いネタ(**監督がどーのこーのだの、アンドリュー・マッカーシーが出てるだの、バカチンキアヌ〜♪だの…etc.)をまったく書かなくなることはないでしょうから、そんなネタ発見の際は、生あったかい目で見守ってやって下さいまし。
――以上、抱負でした。
あ。お問い合わせを頂いた件のご回答を。↑のプロフィール書いた本田さんのお名前ですが、賢三でも俊二でも正一でもなく、***さんでした。でも「本田三兄弟なら三男よん♪」な人って多いんですね。ちなみに本田さんは他社ですが、「永井さん」「斉藤さん」は我社にいたりします。←あの…もうマニアックで腐女子限定なこと書いてるんですけど…。
せっかく画像が出るんだし、「最後のドア」の感想文を(いつか)書こうかな…。
長めの文章をうだうだと書くタイプの私ですが、実際にヒトサマがお書きになる長めの文章(ブログだと5000字ぐらい)をどう思うかと訊かれると、これがニガテでして、すぐ読む気が萎えてしまいます(よって、いまだに嶽本野ばらをまったく攻略できましぇん…)。
今度からはできるだけ…「端的に・簡潔に・間口広め」に書くようにしたいと思ってます。マニアックなことはマニアックな人にまかせちゃおう、私はもっとすちゃらかに書いちゃおう…ってなわけです。それを個性にしたいのです。
でもきっと私のことだから、間口の狭〜いネタ(**監督がどーのこーのだの、アンドリュー・マッカーシーが出てるだの、バカチンキアヌ〜♪だの…etc.)をまったく書かなくなることはないでしょうから、そんなネタ発見の際は、生あったかい目で見守ってやって下さいまし。
――以上、抱負でした。
あ。お問い合わせを頂いた件のご回答を。↑のプロフィール書いた本田さんのお名前ですが、賢三でも俊二でも正一でもなく、***さんでした。でも「本田三兄弟なら三男よん♪」な人って多いんですね。ちなみに本田さんは他社ですが、「永井さん」「斉藤さん」は我社にいたりします。←あの…もうマニアックで腐女子限定なこと書いてるんですけど…。
せっかく画像が出るんだし、「最後のドア」の感想文を(いつか)書こうかな…。
更新しようとするとサイトが落ちているという、ここ2〜3日でした。正直、嫌がらせかと思ったナリ。
土曜日に観に行った映画は「Ray」「ステップフォード・ワイフ」「オペラ座の怪人」の3本。うち、前の2本はTOHOシネマズ系列の映画館(遠出…と云っても数駅先なだけ)まで行かねばならず、帰りの電車で自宅最寄り駅に到着した頃には、すでに時計は23:00近くを指していました。
まだもう一本観れる余裕を感じたので、そのまま近くのシネコンへGO、「アレキサンダー」を観ようかとチケットカウンターへ行ったのですが、せっかく深夜なんだからもっとヘヴィーにドリームせねば!と思い直し、「オペラ座の怪人」を観ることにしました。そしたら年齢層お高めな客層でビックリ。
で、その「オペラ座の怪人」。
いま思い出すのは――悩めるファントムではなく、胸がでっかい可憐なクリスティーヌでもなく、お坊ちゃんで監督好みなラウルでもなく、キテレツメイクなカルロッタを演じたミニー・ドライヴァー。彼女のキョーレツな個性と演技、そしてコスプレ七変化のおかげでヘヴィーにドリームな夜を過ごせましたよ。ありがとう♪>ミニー
↓だってこんなカッコ(IMDBギャラリー)
http://us.imdb.com/gallery/ss/0293508/045-C058-15.jpg
……一見の価値アリ、かと。
いくら美人じゃないからって、ここまでやっちゃうなんてなあ…化粧してこれだもん、きっと素は不(以下、自粛)。
土曜日に観に行った映画は「Ray」「ステップフォード・ワイフ」「オペラ座の怪人」の3本。うち、前の2本はTOHOシネマズ系列の映画館(遠出…と云っても数駅先なだけ)まで行かねばならず、帰りの電車で自宅最寄り駅に到着した頃には、すでに時計は23:00近くを指していました。
まだもう一本観れる余裕を感じたので、そのまま近くのシネコンへGO、「アレキサンダー」を観ようかとチケットカウンターへ行ったのですが、せっかく深夜なんだからもっとヘヴィーにドリームせねば!と思い直し、「オペラ座の怪人」を観ることにしました。そしたら年齢層お高めな客層でビックリ。
で、その「オペラ座の怪人」。
いま思い出すのは――悩めるファントムではなく、胸がでっかい可憐なクリスティーヌでもなく、お坊ちゃんで監督好みなラウルでもなく、キテレツメイクなカルロッタを演じたミニー・ドライヴァー。彼女のキョーレツな個性と演技、そしてコスプレ七変化のおかげでヘヴィーにドリームな夜を過ごせましたよ。ありがとう♪>ミニー
↓だってこんなカッコ(IMDBギャラリー)
http://us.imdb.com/gallery/ss/0293508/045-C058-15.jpg
……一見の価値アリ、かと。
いくら美人じゃないからって、ここまでやっちゃうなんてなあ…化粧してこれだもん、きっと素は不(以下、自粛)。
「ステップフォード・ワイフ」
2005年2月6日
アイラ・レヴィン原作「ステップフォードの妻たち」のリメイク作が、ニコール・キッドマン主演で公開されると聞きまして、昨日いそいそと観に行って来たのですが、貼られているポスター見た瞬間「ニコール、綺麗〜♪」と思ったものの、映画を観終わったあとでは「肌感、修正しすぎ!」とポスターのニコールに向かって思わずダメ出し。本作を観た女性なら、たぶん私と同じ思いをするはず…。←は原作本の写真で、ニコールではありません。
■「ステップフォード・ワイフ」The Stepford Wives(2004・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0327162/
日本公式サイト→http://www.stepfordwife.jp/
監督:フランク・オズ
脚本:ポール・ラドニック
出演:ニコール・キッドマン、マシュー・ブロデリック、ベット・ミドラー、グレン・クローズ、クリストファー・ウォーケン、他
ストーリー:
ジョアンナ(N・キッドマン)は、NYで活躍する敏腕TVプロデューサー。だがある日、新番組の失敗でクビになってしまう。同じく会社を辞めた夫ウォルター(M・ブロデリック)や子供たちとともに、出直しを図ってコネチカット州ステップフォードに引越しをするジョアンナ。だが、クレア(G・クローズ)を始めとする街の女性は、明るい色の服を常に身にまとい、作ったかのような笑いを浮かべ、異様な雰囲気を醸していた。そしてウォルターは、マイク(C・ウォーケン)が長である街の紳士クラブに入会するが――。
1975年の「ステップフォード・ワイフ」を事前に観て、本作も前作同様のスリラー系かと思ってたら、これがブラックコメディなノリでビックリ。
それはそれで面白いリメイクの仕方だと思うし、何気に毒気を感じるオープニング(とタイトルバック)と、想像以上のコメディエンヌぶりを見せるニコールに感心、さらに出てくるさまざまなネタが私のツボを刺激し、つい「ぎゃはは♪」と大笑いしながら観ていたのですが――
惜しいっっ!ツメが甘いっっ!
どうせやるなら、そのままブラックで毒だらけなエンディングにしてくれりゃいいのに、最後の最後、エンドロール5分前の展開に「あれれれれれれれ??」。ブラックコメディがごくフツーなコメディになってしまった。こんなことになるなら、ティム・バートンが監督(ついでに脚本も)しちゃえば良かったのに。
ヒネリが足りないのではなく、むしろリメイク作というハンデを補おうとするヒネリが果敢に加えられていて感心したのに、ヒネった後の着地どころが悪かったとでも云うか。ネタバレになっちゃうから詳しく書けない。そして問題は、ステップフォードの妻たちが****なのか、それとも**に***を****て**されているのか、たいへん混乱させられるということ。つじつまが合わないよう…。
ストーリーにどうヒネリを加えて面白くするか。
故ネストール・アルメンドロス(私が好きな撮影監督のひとり)いわく、「駄作をリメイクするのは、改善の余地があって楽しい」。でも佳作のリメイクとなった本作。試行錯誤の連続だったろう撮影、リライトされただろう脚本、きっと何通りも考えられただろうオチ――1本通して、製作側にたいへん苦労したあとが見受けられた作品。…お疲れ様。
■「ステップフォード・ワイフ」The Stepford Wives(2004・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0327162/
日本公式サイト→http://www.stepfordwife.jp/
監督:フランク・オズ
脚本:ポール・ラドニック
出演:ニコール・キッドマン、マシュー・ブロデリック、ベット・ミドラー、グレン・クローズ、クリストファー・ウォーケン、他
ストーリー:
ジョアンナ(N・キッドマン)は、NYで活躍する敏腕TVプロデューサー。だがある日、新番組の失敗でクビになってしまう。同じく会社を辞めた夫ウォルター(M・ブロデリック)や子供たちとともに、出直しを図ってコネチカット州ステップフォードに引越しをするジョアンナ。だが、クレア(G・クローズ)を始めとする街の女性は、明るい色の服を常に身にまとい、作ったかのような笑いを浮かべ、異様な雰囲気を醸していた。そしてウォルターは、マイク(C・ウォーケン)が長である街の紳士クラブに入会するが――。
1975年の「ステップフォード・ワイフ」を事前に観て、本作も前作同様のスリラー系かと思ってたら、これがブラックコメディなノリでビックリ。
それはそれで面白いリメイクの仕方だと思うし、何気に毒気を感じるオープニング(とタイトルバック)と、想像以上のコメディエンヌぶりを見せるニコールに感心、さらに出てくるさまざまなネタが私のツボを刺激し、つい「ぎゃはは♪」と大笑いしながら観ていたのですが――
惜しいっっ!ツメが甘いっっ!
どうせやるなら、そのままブラックで毒だらけなエンディングにしてくれりゃいいのに、最後の最後、エンドロール5分前の展開に「あれれれれれれれ??」。ブラックコメディがごくフツーなコメディになってしまった。こんなことになるなら、ティム・バートンが監督(ついでに脚本も)しちゃえば良かったのに。
ヒネリが足りないのではなく、むしろリメイク作というハンデを補おうとするヒネリが果敢に加えられていて感心したのに、ヒネった後の着地どころが悪かったとでも云うか。ネタバレになっちゃうから詳しく書けない。そして問題は、ステップフォードの妻たちが****なのか、それとも**に***を****て**されているのか、たいへん混乱させられるということ。つじつまが合わないよう…。
ストーリーにどうヒネリを加えて面白くするか。
故ネストール・アルメンドロス(私が好きな撮影監督のひとり)いわく、「駄作をリメイクするのは、改善の余地があって楽しい」。でも佳作のリメイクとなった本作。試行錯誤の連続だったろう撮影、リライトされただろう脚本、きっと何通りも考えられただろうオチ――1本通して、製作側にたいへん苦労したあとが見受けられた作品。…お疲れ様。
「オペラ座の怪人」
2005年2月5日
←いまから10年ちょっと前、劇団四季で初代ファントムだった市村正親さんが年末の紅白歌合戦に出場したほど、「オペラ座の怪人」が大ブームとなりまして、私めも友人Hさんと近鉄劇場(!)まで観に行ったことがあります。そのときはすでに市村さんが退団した後だったので、ファントムを演じたのは芥川英司(現・鈴木綜馬)さん。市村ファントム時代にラウルを演じてた芥川さんは、歌はバツグンに上手いけれど線が細く、また市村ファントムの倒錯ぶりがキョーレツだった(観たことない方でもなんとなく想像つきません?)後だけに、芥川さんで大丈夫なの?と心配したのですが、いざ幕が上ってみれば――たいへんロマンティックに苦悩するファントムが現れ、女子ふたりはいつの間にやらメロメロになってしまっていたのでした。
舞台で充分じゃん、なんで映画化するんだろう?と思いつつ、ジョエル・シューマカーが監督で、アンドリュー・ロイド・ウェバーも関わっているならば、やはりチェックしないとなあ…というわけで、「オペラ座の怪人」を観に行ってきました。
■「オペラ座の怪人」The Phantom of the Opera(2004・米/英)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0293508/
日本公式サイト→http://www.opera-movie.jp/
監督:ジョエル・シューマカー
脚本:ジョエル・シューマカー、アンドリュー・ロイド・ウェバー
出演:ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン、ミランダ・リチャードソン、ミニー・ドライヴァー、他
ストーリー:
1900年初頭パリ。1870年代のシャンデリアが、朽ち果てたオペラ座でオークションにかけられた。そのシャンデリアは、オペラ座で起きた怪事件によって破壊されたもの。やがて舞台は華やかな1870年代パリのオペラ座へ。駆け出し歌手クリスティーヌ(E・ロッサム)は、姿を現せないまま彼女を指導するファントム(J・バトラー)を「音楽の天使」だと信じていた。そんなある夜、クリスティーヌは代役で主役を演じることになり、オペラ座のパトロンで幼なじみのラウル(P・ウィルソン)と出会う。惹かれあうふたり。だが、人知れず密かにクリスティーヌを愛するファントムは激怒、オペラ座に怪事件が頻発する。そして――
ジョエル・シューマカーは、私の中でタイプの違う2人の監督として存在する。ただし、基本的に娯楽作がメイン、「ふたりとも若い子が好き」という共通点アリ。
1人目:「タイガーランド」「セント・エルモス・ファイアー」「フォーン・ブース」「ヴェロニカ・ゲリン」「フォーリング・ダウン」など、タイトな製作条件ながら面白くて小気味の良い作品(いわゆる「拾いもの」)を手がける監督。ドラマ系…群像劇がお得意?…その中でも「フォーリング・ダウン」は、もうひとりの監督に近い出来のキワモノ作かも。2に入れたほうがいいかなあ…。
2人目:「ロストボーイ」「バットマン・フォーエヴァー」「バットマン&ロビン」「8mm」…倒錯気味/狂ってるキャラクター・全体的に独特なビュジュアル・キッチュな色香が匂い立つ仕上がり――人よって好き嫌いがハッキリ出てしまう、そしてたまに「悪趣味!」とバッサリ斬られてしまう作品を手がける監督。でも私、「ロストボーイ」が大好きなんですよう♪…ってことは、私も悪趣味なのか…がーん。
で、本作の場合はそうだな〜…「やや控え目な2人目のシューマカー監督作」、あるいは「2人目作になり損ねた1人目シューマカー監督作」になるでしょうね。
それにしても「ファントム」って、こんなにトロい展開だったっけ?
ま〜だシャンデリアは落ちんのか!って思ってしまったじゃない。舞台版はいろいろと仕掛けが施されてたり、「マスカレード」などを生で観られるわけだから、やっぱ退屈しないってことか。
あとは…やはりジェラルド・バトラー演じるファントムがねぇ…。
映画版ファントムときたら、やたらと人間的な過去を背負っていてビックリ。あんな「エレファントマン」な生い立ちがあったなんて知りませんでしたよ。感情移入しやすくするための映画オリジナル設定でしょうが、そのせいで人間味が増し、不気味な迫力さや恐ろしさ、残虐ぶりは控え目となり、なんというかウチのとなりにお住まいの不幸なファントムさんという感じ。せっかくシューマカーなんだから、もっとアクが強い、もっとヘンタイ、もっと不気味な存在のファントムにしてもよかったのに。なのでここはひとつ、ファントム候補だったというアントニオ・バンデラスに、こってりと演じてもらいたかったなあ。
ほか、エミーロッサム演じるクリスティーヌはたいへん可憐なお声でしたが、お顔立ちが生来の笑い顔系なので、若ければ若いほど(可憐に見えて)いいという感じ。あえて云うならラウル役のパトリック・ウィルソンが1番「らしい」配役だったなと。でもこの人、私とたいして年が変わらないくせに、青年のように見えるわ、かといって「エンジェルス・イン・アメリカ」じゃあ、10歳も年上のはずのメアリー・ルイーズ・パーカーと夫婦役演じても違和感ないわで、スゴイっすね。
そして最もガッカリしたのは、「オルガンがひとりでに鳴り出すシーン」がなかったこと。私の見逃し?だったら、痛恨の見逃しだ!…あと「パーン!…暗転」があるかとワクワクして待ってたのに、ありませんでした…って、それは舞台だからこそ映える演出で、映画では効果的じゃないから、なくて当然か。
…と、ここまで書けば、本作が駄作だったように思われるのですが、舞台版を知ってる人はいろいろツッコミを入れたくなるだけで、基本的にストーリーに忠実だと思うし、逆に映画だからこそできるシーン――たとえば、朽ち果てたオペラ座でシャンデリアが浮かび上がったあと、1870年代の豪華絢爛オペラ座へと変わっていく場面はたいへん素晴らしく、アンドリュー・ロイド・ウェバーは、このシーンが観たくて映画化したんだろうと思ったほど。舞台じゃ絶対できないもんねぇ。
みんなが云うほど悪くはないし、シューマカーらしく平均ライン上に乗っかってる作品なのに、ケチをつける人が多いのは、ストーリーが基本的に忠実で仰々しいばっかりに、ブロードウェイや劇団四季などの舞台と比べて、やれ歌がどうの、装置がどうの、演出がどうのと云ってしまいがちになる――つまり映画としてピンで評価する人が少なかったからでは?
だったらもっとシューマカーNo.2節を出してもよかった、でもそうなると総スカンを食らう可能性もある、アンドリュー・ロイド・ウェバーだって製作に関わっている以上メンツがある、俳優陣は酷評されるほど悪くはないが印象に残らない、そうなるとなんだか上映時間が長く感じる――う〜ん。結局、悪くない、でも舞台の存在が大きすぎて損した作品。あ〜あ、もったいない。
「主演:アントニオ・バンデラス、監督:バズ・ラーマン」だったら、また評価は変わってたかも。
しっかし…♪じゃじゃじゃ〜ん♪と名曲「The Phantom of the Opera」を引っさげてファントムが出てくるシーンは、ダースベイダーが自らのテーマ曲で登場するシーンと同じく、観客の背中に戦慄を走らせますね。
舞台で充分じゃん、なんで映画化するんだろう?と思いつつ、ジョエル・シューマカーが監督で、アンドリュー・ロイド・ウェバーも関わっているならば、やはりチェックしないとなあ…というわけで、「オペラ座の怪人」を観に行ってきました。
■「オペラ座の怪人」The Phantom of the Opera(2004・米/英)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0293508/
日本公式サイト→http://www.opera-movie.jp/
監督:ジョエル・シューマカー
脚本:ジョエル・シューマカー、アンドリュー・ロイド・ウェバー
出演:ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン、ミランダ・リチャードソン、ミニー・ドライヴァー、他
ストーリー:
1900年初頭パリ。1870年代のシャンデリアが、朽ち果てたオペラ座でオークションにかけられた。そのシャンデリアは、オペラ座で起きた怪事件によって破壊されたもの。やがて舞台は華やかな1870年代パリのオペラ座へ。駆け出し歌手クリスティーヌ(E・ロッサム)は、姿を現せないまま彼女を指導するファントム(J・バトラー)を「音楽の天使」だと信じていた。そんなある夜、クリスティーヌは代役で主役を演じることになり、オペラ座のパトロンで幼なじみのラウル(P・ウィルソン)と出会う。惹かれあうふたり。だが、人知れず密かにクリスティーヌを愛するファントムは激怒、オペラ座に怪事件が頻発する。そして――
ジョエル・シューマカーは、私の中でタイプの違う2人の監督として存在する。ただし、基本的に娯楽作がメイン、「ふたりとも若い子が好き」という共通点アリ。
1人目:「タイガーランド」「セント・エルモス・ファイアー」「フォーン・ブース」「ヴェロニカ・ゲリン」「フォーリング・ダウン」など、タイトな製作条件ながら面白くて小気味の良い作品(いわゆる「拾いもの」)を手がける監督。ドラマ系…群像劇がお得意?…その中でも「フォーリング・ダウン」は、もうひとりの監督に近い出来のキワモノ作かも。2に入れたほうがいいかなあ…。
2人目:「ロストボーイ」「バットマン・フォーエヴァー」「バットマン&ロビン」「8mm」…倒錯気味/狂ってるキャラクター・全体的に独特なビュジュアル・キッチュな色香が匂い立つ仕上がり――人よって好き嫌いがハッキリ出てしまう、そしてたまに「悪趣味!」とバッサリ斬られてしまう作品を手がける監督。でも私、「ロストボーイ」が大好きなんですよう♪…ってことは、私も悪趣味なのか…がーん。
で、本作の場合はそうだな〜…「やや控え目な2人目のシューマカー監督作」、あるいは「2人目作になり損ねた1人目シューマカー監督作」になるでしょうね。
それにしても「ファントム」って、こんなにトロい展開だったっけ?
ま〜だシャンデリアは落ちんのか!って思ってしまったじゃない。舞台版はいろいろと仕掛けが施されてたり、「マスカレード」などを生で観られるわけだから、やっぱ退屈しないってことか。
あとは…やはりジェラルド・バトラー演じるファントムがねぇ…。
映画版ファントムときたら、やたらと人間的な過去を背負っていてビックリ。あんな「エレファントマン」な生い立ちがあったなんて知りませんでしたよ。感情移入しやすくするための映画オリジナル設定でしょうが、そのせいで人間味が増し、不気味な迫力さや恐ろしさ、残虐ぶりは控え目となり、なんというかウチのとなりにお住まいの不幸なファントムさんという感じ。せっかくシューマカーなんだから、もっとアクが強い、もっとヘンタイ、もっと不気味な存在のファントムにしてもよかったのに。なのでここはひとつ、ファントム候補だったというアントニオ・バンデラスに、こってりと演じてもらいたかったなあ。
ほか、エミーロッサム演じるクリスティーヌはたいへん可憐なお声でしたが、お顔立ちが生来の笑い顔系なので、若ければ若いほど(可憐に見えて)いいという感じ。あえて云うならラウル役のパトリック・ウィルソンが1番「らしい」配役だったなと。でもこの人、私とたいして年が変わらないくせに、青年のように見えるわ、かといって「エンジェルス・イン・アメリカ」じゃあ、10歳も年上のはずのメアリー・ルイーズ・パーカーと夫婦役演じても違和感ないわで、スゴイっすね。
そして最もガッカリしたのは、「オルガンがひとりでに鳴り出すシーン」がなかったこと。私の見逃し?だったら、痛恨の見逃しだ!…あと「パーン!…暗転」があるかとワクワクして待ってたのに、ありませんでした…って、それは舞台だからこそ映える演出で、映画では効果的じゃないから、なくて当然か。
…と、ここまで書けば、本作が駄作だったように思われるのですが、舞台版を知ってる人はいろいろツッコミを入れたくなるだけで、基本的にストーリーに忠実だと思うし、逆に映画だからこそできるシーン――たとえば、朽ち果てたオペラ座でシャンデリアが浮かび上がったあと、1870年代の豪華絢爛オペラ座へと変わっていく場面はたいへん素晴らしく、アンドリュー・ロイド・ウェバーは、このシーンが観たくて映画化したんだろうと思ったほど。舞台じゃ絶対できないもんねぇ。
みんなが云うほど悪くはないし、シューマカーらしく平均ライン上に乗っかってる作品なのに、ケチをつける人が多いのは、ストーリーが基本的に忠実で仰々しいばっかりに、ブロードウェイや劇団四季などの舞台と比べて、やれ歌がどうの、装置がどうの、演出がどうのと云ってしまいがちになる――つまり映画としてピンで評価する人が少なかったからでは?
だったらもっとシューマカーNo.2節を出してもよかった、でもそうなると総スカンを食らう可能性もある、アンドリュー・ロイド・ウェバーだって製作に関わっている以上メンツがある、俳優陣は酷評されるほど悪くはないが印象に残らない、そうなるとなんだか上映時間が長く感じる――う〜ん。結局、悪くない、でも舞台の存在が大きすぎて損した作品。あ〜あ、もったいない。
「主演:アントニオ・バンデラス、監督:バズ・ラーマン」だったら、また評価は変わってたかも。
しっかし…♪じゃじゃじゃ〜ん♪と名曲「The Phantom of the Opera」を引っさげてファントムが出てくるシーンは、ダースベイダーが自らのテーマ曲で登場するシーンと同じく、観客の背中に戦慄を走らせますね。
明日(土曜日)は、某映画を観るために遠出します。めんどくさい…けど、そこでしか上映してないんだもん。
「質より量だ!」なんて思って、狂ったように観てた時代(小学生〜大学生の頃)はとうに過ぎ去り、現在は自分のペースでまったりと、映画館通いをしたり自宅でDVDやCATVで映画を観ております。そうやって作った時間ってのは、なんて愛しいものなんだろうとしみじみ。道楽ってこういうことなんだなあ。
実はライブでも同じことが云えまして、昔のように1ツアーに10公演などとバカみたいに行ってた時代は――それはそれで楽しかったのですが――これまたとうに過ぎ去り、近年は友人たちとまったりとした気分で、旅行がてらにライブへ行くという感じとなり――これがけっこう楽しかったりします。
映画にしろライブにしろ、それらに自分を合わすのではなく、それらが自分に自然に合わさってくるような感じ…こういうのって、とっても贅沢な感覚なんでしょう。
たまに…一日つぶして映画を4本ハシゴしたり、ライブ3daysそのまま全部参加したりすることがあります。年を重ねていけばいくほど、時間作成術が難しくなってくるだけに、1日または数日間を自分の好きなことだけに割り当てるなんて――これまたなんと贅沢な話なんでしょう!
…というわけで、今週末は贅沢な道楽に身を沈めたいと思います♪
■2月公開の観たいな〜とチェックしている映画
「マシニスト」「サスペクト・ゼロ」「ステップフォード・ワイフ」「ビフォア・サンセット」「スパイ・バウンド」「アレキサンダー」「ダブリン上等!」「君に読む物語」「Uボート 最後の決断」「大統領の理髪師」…あたりかな?
話は変わって。
「モスキート・コースト」(と「フィアレス」)は、ピーター・ウィアー監督がハリウッドへ移ってから、1番彼らしい、ウィアー節炸裂な映画ですね(クライマックスになるにつれ、セリフが少なり音楽が大きくなり、シチュエーションと俳優の演技でとことん「観る側に解釈をゆだねていく」作風(注)。ヘタな役者では演じられません。そして、なっかなか共感させてくれない・難しいし厳しい・たいへんトンがった内容が特徴。基本的に不条理をテーマとする作品多し。もとも映像出身ということもあって画はたいへん綺麗であり、ミンゲラ組に移ってしまったジョン・シールやアカデミー撮影賞を受賞したラッセル・ボイドといった、オージーを代表するカメラマンとよく組んでます)。
注:近作「マスター・アンド・コマンダー」で云うと、サプライズ号が嵐に呑まれて転覆するかもしれないという状況で、オーブリー艦長がある判断を下したシーンがまさにそれ。
「M&C」を観たことがない方、DVDでは「字幕」で観てください。たしかに専門用語は難しいですが、吹替では士官候補生たちの雰囲気が出ておりませんし(小慣れ過ぎてる)、ジャックの声のイメージもほど遠い状態です(声優さんが悪いのではありません)。ただし、「(字幕以上に)もっと会話してるはず」と思われるシーンがいくつか出てきます(艦長と軍医の会話など)。そのときは吹替版で観るとおわかり頂けるかと思います。
ちなみにハリソン・フォードは、自身が出演した映画でこのオヤジ役が1番好きな役柄だそうです。よくわかるなあ…。だって彼って、どんなジャンルの映画でも表情変わらないし、アクション俳優だと思われて似たような役多いし…あのオヤジ役はその中じゃかなり変わってますもの。実際、彼の演じた中じゃあ3本指に入る名演作だと思ってます。…観てるとかなりしんどい映画ですので、ヒットしませんでしたが。個人的には気に入ってます♪
過去の作品では「トゥルーマン・ショー」「いまを生きる」が比較的ヒットしてるので観やすい…かな?…個人的には「誓い」(若き日のメル・ギブソン主演)が好きですが、ちょっと長く感じるかも。
リバー・フェニックスは、「旅立ちの時」(1988)を観たとき、なんて美しい人なんだ!と感動しました。演技だって、オスカー助演男優賞にノミネートされたくらいでしたし…たいへん素晴らしかったですよ。生きてたら…ジョニー・デップのような、ハリウッドからちょっと距離を置いた演技派俳優になってたでしょうね…。
「質より量だ!」なんて思って、狂ったように観てた時代(小学生〜大学生の頃)はとうに過ぎ去り、現在は自分のペースでまったりと、映画館通いをしたり自宅でDVDやCATVで映画を観ております。そうやって作った時間ってのは、なんて愛しいものなんだろうとしみじみ。道楽ってこういうことなんだなあ。
実はライブでも同じことが云えまして、昔のように1ツアーに10公演などとバカみたいに行ってた時代は――それはそれで楽しかったのですが――これまたとうに過ぎ去り、近年は友人たちとまったりとした気分で、旅行がてらにライブへ行くという感じとなり――これがけっこう楽しかったりします。
映画にしろライブにしろ、それらに自分を合わすのではなく、それらが自分に自然に合わさってくるような感じ…こういうのって、とっても贅沢な感覚なんでしょう。
たまに…一日つぶして映画を4本ハシゴしたり、ライブ3daysそのまま全部参加したりすることがあります。年を重ねていけばいくほど、時間作成術が難しくなってくるだけに、1日または数日間を自分の好きなことだけに割り当てるなんて――これまたなんと贅沢な話なんでしょう!
…というわけで、今週末は贅沢な道楽に身を沈めたいと思います♪
■2月公開の観たいな〜とチェックしている映画
「マシニスト」「サスペクト・ゼロ」「ステップフォード・ワイフ」「ビフォア・サンセット」「スパイ・バウンド」「アレキサンダー」「ダブリン上等!」「君に読む物語」「Uボート 最後の決断」「大統領の理髪師」…あたりかな?
話は変わって。
「モスキート・コースト」(と「フィアレス」)は、ピーター・ウィアー監督がハリウッドへ移ってから、1番彼らしい、ウィアー節炸裂な映画ですね(クライマックスになるにつれ、セリフが少なり音楽が大きくなり、シチュエーションと俳優の演技でとことん「観る側に解釈をゆだねていく」作風(注)。ヘタな役者では演じられません。そして、なっかなか共感させてくれない・難しいし厳しい・たいへんトンがった内容が特徴。基本的に不条理をテーマとする作品多し。もとも映像出身ということもあって画はたいへん綺麗であり、ミンゲラ組に移ってしまったジョン・シールやアカデミー撮影賞を受賞したラッセル・ボイドといった、オージーを代表するカメラマンとよく組んでます)。
注:近作「マスター・アンド・コマンダー」で云うと、サプライズ号が嵐に呑まれて転覆するかもしれないという状況で、オーブリー艦長がある判断を下したシーンがまさにそれ。
「M&C」を観たことがない方、DVDでは「字幕」で観てください。たしかに専門用語は難しいですが、吹替では士官候補生たちの雰囲気が出ておりませんし(小慣れ過ぎてる)、ジャックの声のイメージもほど遠い状態です(声優さんが悪いのではありません)。ただし、「(字幕以上に)もっと会話してるはず」と思われるシーンがいくつか出てきます(艦長と軍医の会話など)。そのときは吹替版で観るとおわかり頂けるかと思います。
ちなみにハリソン・フォードは、自身が出演した映画でこのオヤジ役が1番好きな役柄だそうです。よくわかるなあ…。だって彼って、どんなジャンルの映画でも表情変わらないし、アクション俳優だと思われて似たような役多いし…あのオヤジ役はその中じゃかなり変わってますもの。実際、彼の演じた中じゃあ3本指に入る名演作だと思ってます。…観てるとかなりしんどい映画ですので、ヒットしませんでしたが。個人的には気に入ってます♪
過去の作品では「トゥルーマン・ショー」「いまを生きる」が比較的ヒットしてるので観やすい…かな?…個人的には「誓い」(若き日のメル・ギブソン主演)が好きですが、ちょっと長く感じるかも。
リバー・フェニックスは、「旅立ちの時」(1988)を観たとき、なんて美しい人なんだ!と感動しました。演技だって、オスカー助演男優賞にノミネートされたくらいでしたし…たいへん素晴らしかったですよ。生きてたら…ジョニー・デップのような、ハリウッドからちょっと距離を置いた演技派俳優になってたでしょうね…。
1月の「最も魅力的な人」
2005年1月31日 連載
←ハリウッドではインディペンデントでアート系な映画しか出ない俳優と思われてたジョニー・デップさん。「パイレーツ・オブ・カリビアン」で大当たり役ジャック・スパロウを演じ、ついに大スターの仲間入り、かのIMDbでは、「昨年最も検索された俳優」にまでなりました。でも我が日本国では、昔っから人気者。その証拠に、このブログサイトでだって映画以外のジョニー画像がいっぱい出てくるもの。キアヌ並みにね。トムトムだってここまで出ないナリ。
え?なんで?1月の人なら、来日した「オーシャンズ12」のメンツとか、その中でもジョージ・クルーニーあたりが順当なんじゃないの?と云われそうですが、現在「ネバーランド」が地味に公開中だし、彼について書きたいことがあるんだもん…というわけで、1月の当ブログ内「THE MOST ATTRACTIVE MAN」(ATTRACTIVE…誘引力のある)は、ジョニー・デップさんに決定!
とにかくなんでもどんな風にでも演じられる人なので、比較的安心しつつ、お手並み拝見とばかりに「ネバーランド」を観に行ったのですが…いや〜控えめな演技をしみじみと見せてくれたとて、やはり「ジョニデはジョニデ」。カーテンから顔出してるキュートな姿を見ただけで、私…「じょおにぃいいいいいいいいいいいいいっ!」と叫びそうになってしまいました。そんな女子、多かろうて。
アカデミー賞を前にしているせいか、現在ジョニーの話がよく出てきてます。「オスカー獲ったら獲ったで困るしぃ」だの「一日煙草三箱は欠かせないんだよ」だの…ま、ポピュラーな俳優になってもいつも通りのジョニー節ですけど。
↓Johnny Depp(ROllingStone.com)
http://www.rollingstone.com/news/story/_/id/6862863?rnd=1106761837822
(ローリングストーン誌のインタビュー…素敵なお写真だなあ♪)
で。そんなジョニーですが、今年はほかにもカラフルトントキな「Charlie and the Chocolate Factory」(ティム・バートンが監督なため、ミュージカルというよりは「ビートルジュース」系な仕上がりと思われます)で魅惑のウァンカさん、17世紀の詩人で英国文学史上の初のポルノ作家、しかも両刀使いであったと云われているロチェスター伯爵(でよかったかな?)を、コスプレしながら演じている英国作品「The Libertine」が待機しています。ロチェスター伯爵って、淋病か梅毒で死んだという話はホント?
がしかし。トロント映画祭で上映されたらしい「The Libertine」、正式公開日がまったく未定状態、わかってません。
公式サイトやポスターがないし、なにか情報はないかと意地で探したら、ちょっぴり出てきました。
↓「The Libertine」(the Zreview.co.uk)
http://www.thezreview.co.uk/comingsoon/l/libertinethe.htm
(顔に手をやってる長髪のコスプレ男がジョニー。写真をクリックすると拡大します)
………。
「ネバーランド」のバリー氏役より板に付いてるお姿だと思うのは、私だけ??…ウァンカさんに伯爵、再びジャック・スパロウ…とジョニーのコスプレ演技は続くようです。
↓Johnny Depp as Willy Wonka(2004/11/15の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20041115.html
(ウァンカなジョニーのお話)
以上、1月の「最も魅力的な人」でした♪
>蛍風さん
やややややややや!「レモ/第一の挑戦」!!
80年代映画だし、いまどきの映画に比べりゃヌルめなテイストは否めませんが、B級スピリットのお好きな方にはゼヒ!という作品です。ちなみに私、シナンジュ使いのチウン(映画ではチェン?チュンだったかな?)が大好きなんです♪…そういえば昨年観た「バレットモンク」は、「レモ」みたいだったなあ…。
↓「レモとボンド」(2003/8/23の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20030823.html
え?なんで?1月の人なら、来日した「オーシャンズ12」のメンツとか、その中でもジョージ・クルーニーあたりが順当なんじゃないの?と云われそうですが、現在「ネバーランド」が地味に公開中だし、彼について書きたいことがあるんだもん…というわけで、1月の当ブログ内「THE MOST ATTRACTIVE MAN」(ATTRACTIVE…誘引力のある)は、ジョニー・デップさんに決定!
とにかくなんでもどんな風にでも演じられる人なので、比較的安心しつつ、お手並み拝見とばかりに「ネバーランド」を観に行ったのですが…いや〜控えめな演技をしみじみと見せてくれたとて、やはり「ジョニデはジョニデ」。カーテンから顔出してるキュートな姿を見ただけで、私…「じょおにぃいいいいいいいいいいいいいっ!」と叫びそうになってしまいました。そんな女子、多かろうて。
アカデミー賞を前にしているせいか、現在ジョニーの話がよく出てきてます。「オスカー獲ったら獲ったで困るしぃ」だの「一日煙草三箱は欠かせないんだよ」だの…ま、ポピュラーな俳優になってもいつも通りのジョニー節ですけど。
↓Johnny Depp(ROllingStone.com)
http://www.rollingstone.com/news/story/_/id/6862863?rnd=1106761837822
(ローリングストーン誌のインタビュー…素敵なお写真だなあ♪)
で。そんなジョニーですが、今年はほかにもカラフルトントキな「Charlie and the Chocolate Factory」(ティム・バートンが監督なため、ミュージカルというよりは「ビートルジュース」系な仕上がりと思われます)で魅惑のウァンカさん、17世紀の詩人で英国文学史上の初のポルノ作家、しかも両刀使いであったと云われているロチェスター伯爵(でよかったかな?)を、コスプレしながら演じている英国作品「The Libertine」が待機しています。ロチェスター伯爵って、淋病か梅毒で死んだという話はホント?
がしかし。トロント映画祭で上映されたらしい「The Libertine」、正式公開日がまったく未定状態、わかってません。
公式サイトやポスターがないし、なにか情報はないかと意地で探したら、ちょっぴり出てきました。
↓「The Libertine」(the Zreview.co.uk)
http://www.thezreview.co.uk/comingsoon/l/libertinethe.htm
(顔に手をやってる長髪のコスプレ男がジョニー。写真をクリックすると拡大します)
………。
「ネバーランド」のバリー氏役より板に付いてるお姿だと思うのは、私だけ??…ウァンカさんに伯爵、再びジャック・スパロウ…とジョニーのコスプレ演技は続くようです。
↓Johnny Depp as Willy Wonka(2004/11/15の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20041115.html
(ウァンカなジョニーのお話)
以上、1月の「最も魅力的な人」でした♪
>蛍風さん
やややややややや!「レモ/第一の挑戦」!!
80年代映画だし、いまどきの映画に比べりゃヌルめなテイストは否めませんが、B級スピリットのお好きな方にはゼヒ!という作品です。ちなみに私、シナンジュ使いのチウン(映画ではチェン?チュンだったかな?)が大好きなんです♪…そういえば昨年観た「バレットモンク」は、「レモ」みたいだったなあ…。
↓「レモとボンド」(2003/8/23の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20030823.html
2004年ミュージックシーン総括
2005年1月30日 音楽やっと2004年の10枚を書き終えました。
・Franz Ferdinand「Franz Ferdinand」
・George Michael「Patience」
・TMG「TMG I」
・KASABIAN「KASABIAN」
・U2「How to Dismantle an Atomic Bomb」
・MAROON 5「Songs About Jane」
・Prince「Musicology」
・Aerosmith「Honkin’ on Bobo」
・KEANE「Hopes and Fears」
・高野寛「相変わらずさ」
♯そのほか、モリッシーやヴェルベット・リヴォルバー、レイ・チャールズ、ラダー、ノラ・ジョーンズ、中島みゆき…いろいろ聴いてました。
10作品中、半分近くがUK組となってしまった…のは、たぶん私に限らない話で、2004年はとにかくブリットポップがメイン、まさにブームの年でした。また大御所たちの復活が印象深かったなど。フジロックをドタキャンしたモリッシーとか、80年代大人気の祖オルタナバンドのTHE CUREとか、殿下ことプリンスの表舞台復帰とか、幻の作品を37年ぶりにリリースしたブライアン・ウィルソンとか、「あの人」ことジョージ・マイケルとか。
今年はどうなるかな?…楽しみです♪
・Franz Ferdinand「Franz Ferdinand」
・George Michael「Patience」
・TMG「TMG I」
・KASABIAN「KASABIAN」
・U2「How to Dismantle an Atomic Bomb」
・MAROON 5「Songs About Jane」
・Prince「Musicology」
・Aerosmith「Honkin’ on Bobo」
・KEANE「Hopes and Fears」
・高野寛「相変わらずさ」
♯そのほか、モリッシーやヴェルベット・リヴォルバー、レイ・チャールズ、ラダー、ノラ・ジョーンズ、中島みゆき…いろいろ聴いてました。
10作品中、半分近くがUK組となってしまった…のは、たぶん私に限らない話で、2004年はとにかくブリットポップがメイン、まさにブームの年でした。また大御所たちの復活が印象深かったなど。フジロックをドタキャンしたモリッシーとか、80年代大人気の祖オルタナバンドのTHE CUREとか、殿下ことプリンスの表舞台復帰とか、幻の作品を37年ぶりにリリースしたブライアン・ウィルソンとか、「あの人」ことジョージ・マイケルとか。
今年はどうなるかな?…楽しみです♪
←UK(スコットランド)出身の新人バンドFranz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)のデビューアルバム。そして私が選んだ「2004年アルバム・オブ・ザ・イヤー」でもあります。おねーさん、完全ノックアウト!…すんごく気に入っちゃって、こればっか聴いてましたよ。なお、昨年夏にベースの練習をしたのは、本作のリズム隊ベースにそそられてしまったからですが(ただし目指したのはキアヌレベル)……結局挫折しちゃいました。私に四弦の人はムリだってことですね。
■「Franz Ferdinand/Franz Ferdinand」
Sony 2004/04/20 ¥2,078
1.jacqueline 2.tell her tonight 3.take me out 4.matinee
auf asche 5.cheating on you 6.this fire 7.darts of pleasure 8.michael 9.come on home 10.40 11.ft 11.auf asche
公式サイト→http://www.franzferdinand.co.uk/
彼らが「女の子が踊れるような音楽を作る」ことを念頭にしているとはいえ…参りました、すっかり踊らされちまいましたよう!2004年はフランツの年だったと思います、はい。
レトロでキャッチーなポップソングが、絶妙の曲順でぐるぐるぐる…。最後の曲が終わっても余韻冷めやらず、そのまま慌ててリモコンを取って再度「PLAY」を押下。そんな日々が続いたよなあ。似たような曲ばかりと云えるけど、私にはこのエンドレス感がたまらない。アルバムというのは「2曲目は好き、でも3曲目はイマイチ」といったように、たいがい曲に個人的な好き嫌いや出来不出来があったりするもんですが、「フランツ」にはそれがない。1曲ずつ切り売りDLする世の中になりつつある今、こんな「突出する1曲がない、曲順変更せずそのまま1枚通して聴きたいアルバム」ってのは貴重。「CDいう形が最適であるアルバム」とでもいうか。私が「フランツ」を最大に評価する理由は、そこにあるのかもしれない。
中毒性ならカサビアンだって相当なもんですが、私の好みは断然フランツ。だってフランツって、本人たちがとっても楽しそうに音楽やってるように見えるし、英国バンドにありがちなスノッブさがまったく感じられないもの。だからと云って、バカじゃない。10年近く前、同じUKバンドであるブラーが米国に進出したときなんて、サッパリ売れなかったのに、昨年のフランツときたら、見事にブレイクスルー…文字通り突き抜けて売れてしまった。この手のUKバンドが米国進出成功って、スゴいよなあ。
ところで、アルバム「フランツ・フェルディナンド」にて、最高最強の(クラブではなく)ディスコ・ソングと云われている某曲ですが。
♪ねっとする髪〜ねっとりする腰つき〜僕の濡れた唇にあたる無精ひげ〜♪
と歌われた上、さらに出てくる男が「Michael」となれば、いくらゲイを歌った曲ではないと云われても、私の脳裏にはやっぱりあの人が浮かぶのでした。
「アルバム・オブ・ザ・イヤー」、そして2004年を突き抜けていったアルバム。こんなに踊れるアルバムは久しぶりでした。サンキー♪
■「Franz Ferdinand/Franz Ferdinand」
Sony 2004/04/20 ¥2,078
1.jacqueline 2.tell her tonight 3.take me out 4.matinee
auf asche 5.cheating on you 6.this fire 7.darts of pleasure 8.michael 9.come on home 10.40 11.ft 11.auf asche
公式サイト→http://www.franzferdinand.co.uk/
彼らが「女の子が踊れるような音楽を作る」ことを念頭にしているとはいえ…参りました、すっかり踊らされちまいましたよう!2004年はフランツの年だったと思います、はい。
レトロでキャッチーなポップソングが、絶妙の曲順でぐるぐるぐる…。最後の曲が終わっても余韻冷めやらず、そのまま慌ててリモコンを取って再度「PLAY」を押下。そんな日々が続いたよなあ。似たような曲ばかりと云えるけど、私にはこのエンドレス感がたまらない。アルバムというのは「2曲目は好き、でも3曲目はイマイチ」といったように、たいがい曲に個人的な好き嫌いや出来不出来があったりするもんですが、「フランツ」にはそれがない。1曲ずつ切り売りDLする世の中になりつつある今、こんな「突出する1曲がない、曲順変更せずそのまま1枚通して聴きたいアルバム」ってのは貴重。「CDいう形が最適であるアルバム」とでもいうか。私が「フランツ」を最大に評価する理由は、そこにあるのかもしれない。
中毒性ならカサビアンだって相当なもんですが、私の好みは断然フランツ。だってフランツって、本人たちがとっても楽しそうに音楽やってるように見えるし、英国バンドにありがちなスノッブさがまったく感じられないもの。だからと云って、バカじゃない。10年近く前、同じUKバンドであるブラーが米国に進出したときなんて、サッパリ売れなかったのに、昨年のフランツときたら、見事にブレイクスルー…文字通り突き抜けて売れてしまった。この手のUKバンドが米国進出成功って、スゴいよなあ。
ところで、アルバム「フランツ・フェルディナンド」にて、最高最強の(クラブではなく)ディスコ・ソングと云われている某曲ですが。
♪ねっとする髪〜ねっとりする腰つき〜僕の濡れた唇にあたる無精ひげ〜♪
と歌われた上、さらに出てくる男が「Michael」となれば、いくらゲイを歌った曲ではないと云われても、私の脳裏にはやっぱりあの人が浮かぶのでした。
「アルバム・オブ・ザ・イヤー」、そして2004年を突き抜けていったアルバム。こんなに踊れるアルバムは久しぶりでした。サンキー♪
←所属レコード会社であるソニーと大ゲンカ(「FONY」とかなんとか)、長期にわたる裁判をしてみれば負け決定、とりあえずポリドールだのユニバーサルだのと移籍をし、その間ファンはさんざん待たされて、でも本人は大スキャンダルの渦中ですったもんだ、それでもなんとかほとぼりが冷め、出る出ると長年云われ続けたオリジナルアルバムが8年越しにて出てみれば…こら!「ソニーから発売」ってなんじゃそりゃっ!?…アンタの「Patience」(忍耐)とやらを聞いてみようじゃないのっ!
■「George Michael/Patience」
@gean 2004/03/30 ¥2,682
1.Patience 2.Amazing 3.John And Elvis Are Dead 4.Cars and Trains 5.Round Here 6.My Mother Had A Brother 7.Flawless (Go to the City) 8.American Angel 9.Precious Box 10.Please Send Me Someone (Anselmo’s Song) 11.Freeek! ’04 12.Through
公式サイト→http://www.aegean.net/
う〜ん…。
人生投影しすぎの歌詞には、少々ウンザリする。
わかった、わかった、ようわかったから!と思わず云いたくなるし、前作「OLDER」以上のインナートリップには、正直、白旗揚げたい気分になる。この内へ内へと引きこもっていくパワーの源はなんなのよ?…ああしんどい。
と云っても、アルバムには、お得意の爽快ダンスポップから大人でR&Bなバラード、クラブのフロアでかかることを想定したサンプリング曲まであるし(ただし「フリーク」と「シュート・ザ・ドッグ」は駄作、いらない)、その上でなんでも歌いこなせてしまう恐るべきベルヴェットボイスに完璧な歌唱力(ポップな曲は爽快に、バラードは美しく切なく…とくにレガートは完璧)。さすがですよ、天才と云われる所以ですね。
ただし。前述したように、どうしてこう内へとこもるのか。まるで「聴いてくれる人にだけ聴いてもらえればいい」と受け取られかねないかのようなスタンス、「CDはもう出さないよ〜ん」という発言。あまりに人生投影しすぎでファン以外は興味がないだろう内容、プライベートが幸せ過ぎて逆に世間には後ろ斜め向きなその姿。エルトン・ジョンがギャースカといちゃもんつけるのがよくわかる。もったいない。評価がイマイチなのは、そんな印象を持った人が多かったからでしょうね。
でもヨーロッパや英国ではよく売れてる。
――なぜか?
この世でジョージ・マイケルの歌声が嫌いな人っている??
彼以上に上手い人って、全世界規模で探してもいないでしょ?
ブリットでノミニーになるくらいなんだから、曲自体はいいし、彼らしい上手さにだって溢れているのに、まったく以ってもったいない、名盤になり損ねた…というか、数年後、彼のなれの果てアルバムにならなければいいなとつい悲観的になってしまった、音楽IQ高いのはわかるけど聴き手を限定しそうな、ジョージに心酔しているファン向けなアルバム。もちろんご本人は、そんなことまっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜たく気にも留めないでしょうけど。
■「George Michael/Patience」
@gean 2004/03/30 ¥2,682
1.Patience 2.Amazing 3.John And Elvis Are Dead 4.Cars and Trains 5.Round Here 6.My Mother Had A Brother 7.Flawless (Go to the City) 8.American Angel 9.Precious Box 10.Please Send Me Someone (Anselmo’s Song) 11.Freeek! ’04 12.Through
公式サイト→http://www.aegean.net/
う〜ん…。
人生投影しすぎの歌詞には、少々ウンザリする。
わかった、わかった、ようわかったから!と思わず云いたくなるし、前作「OLDER」以上のインナートリップには、正直、白旗揚げたい気分になる。この内へ内へと引きこもっていくパワーの源はなんなのよ?…ああしんどい。
と云っても、アルバムには、お得意の爽快ダンスポップから大人でR&Bなバラード、クラブのフロアでかかることを想定したサンプリング曲まであるし(ただし「フリーク」と「シュート・ザ・ドッグ」は駄作、いらない)、その上でなんでも歌いこなせてしまう恐るべきベルヴェットボイスに完璧な歌唱力(ポップな曲は爽快に、バラードは美しく切なく…とくにレガートは完璧)。さすがですよ、天才と云われる所以ですね。
ただし。前述したように、どうしてこう内へとこもるのか。まるで「聴いてくれる人にだけ聴いてもらえればいい」と受け取られかねないかのようなスタンス、「CDはもう出さないよ〜ん」という発言。あまりに人生投影しすぎでファン以外は興味がないだろう内容、プライベートが幸せ過ぎて逆に世間には後ろ斜め向きなその姿。エルトン・ジョンがギャースカといちゃもんつけるのがよくわかる。もったいない。評価がイマイチなのは、そんな印象を持った人が多かったからでしょうね。
でもヨーロッパや英国ではよく売れてる。
――なぜか?
この世でジョージ・マイケルの歌声が嫌いな人っている??
彼以上に上手い人って、全世界規模で探してもいないでしょ?
ブリットでノミニーになるくらいなんだから、曲自体はいいし、彼らしい上手さにだって溢れているのに、まったく以ってもったいない、名盤になり損ねた…というか、数年後、彼のなれの果てアルバムにならなければいいなとつい悲観的になってしまった、音楽IQ高いのはわかるけど聴き手を限定しそうな、ジョージに心酔しているファン向けなアルバム。もちろんご本人は、そんなことまっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜たく気にも留めないでしょうけど。
2004年マイ・フェイバリットアルバム:TMG「TMG I」
2005年1月30日 音楽
←産業ロックだと云ってしまえばたしかにそうだし、聴いてると、日本ってのはギターリフより歌メロ重視なロックが好まれる土壌なんだな〜と、私なんかでもしみじみ思ってしまう、実際それがよくわかってるだろうB’zの松本孝弘による、ソロプロジェクト「TMG」1stアルバム。最近のB’zの曲では、徳永暁人による音の多すぎるアレンジがどうにもイヤで仕方がない私ですが、TMGではあまり気にならなかったです。たぶんジャックやエリックの意見が入ってるからでしょうね。嬉しい誤算♪
■「TMG/TMG1」
バーミリオンレコード 2004/06/23 ¥3,059
1.OH JAPAN ~OUR TIME IS NOW~ 2.Everything Passes Away 3.KINGS FOR A DAY 4.I Know You By Heart 5.I wish you were here 6.THE GREATEST SHOW ON EARTH 7.Signs of Life 8.RED,WHITE AND BULEET BLUES 9.TRAPPED 10.My Alibi 11.WONDERAND 12.TRAIN,TRAIN 13.Two of A Kind 14.NEVER GOOD-BYE
公式サイト→http://bz-vermillion.com/tmg/index.html
同じ魅惑のエフェクト使いでも、透明感があって、どこまでも続く素直でストレートな音を奏でるエッジ(U2)のギターとは対照的に、TAKの音と云ったらもう…歪む!歪む!歪む!稲葉さんじゃないけど、まさに「絶対歪みますよ、だって松本さんですよ?」。でもこんな和テイストで歪むフィーリングって、誰にも真似できないでしょうね。しみじみ。
ジミヘン風あり、ダムヤンキース風あり、B’z風ありと、サウンド的になかなかバラエティ豊富だし、ちゃんとメンバーの個性が出てるし(エリックのソウルフルさ、ジャックのアッメリカ〜ンな明るさなど)、なんだかマンネリ気味なここ数年のB’zのアルバムより気に入ってます。
ただねぇ…松ちゃん。
海の向こうのアーティストとバンド組んでアルバム出すなら――対訳歌詞ブックレットはもちろん、MASA ITOH(伊藤政則)のライナーノーツをつけなきゃダメでしょーがっ!!そしたらパーペキなのにぃ!
ただし、歌詞カードにほんのり杏仁豆腐の香りがついてるあたりに小技を感じます。
時代遅れなロックと侮るな>邦楽ファン、ちゃんと聴いてみてよ、ネタわかるでしょ?>洋楽HR/HMファン、産業ロックだと罵るな>ギョーカイ人、稲葉がいないと敬遠するな>B’zファン…と、心の底から叫びが出そうになったアルバム。2006年、待ってるぜ!
■「TMG/TMG1」
バーミリオンレコード 2004/06/23 ¥3,059
1.OH JAPAN ~OUR TIME IS NOW~ 2.Everything Passes Away 3.KINGS FOR A DAY 4.I Know You By Heart 5.I wish you were here 6.THE GREATEST SHOW ON EARTH 7.Signs of Life 8.RED,WHITE AND BULEET BLUES 9.TRAPPED 10.My Alibi 11.WONDERAND 12.TRAIN,TRAIN 13.Two of A Kind 14.NEVER GOOD-BYE
公式サイト→http://bz-vermillion.com/tmg/index.html
同じ魅惑のエフェクト使いでも、透明感があって、どこまでも続く素直でストレートな音を奏でるエッジ(U2)のギターとは対照的に、TAKの音と云ったらもう…歪む!歪む!歪む!稲葉さんじゃないけど、まさに「絶対歪みますよ、だって松本さんですよ?」。でもこんな和テイストで歪むフィーリングって、誰にも真似できないでしょうね。しみじみ。
ジミヘン風あり、ダムヤンキース風あり、B’z風ありと、サウンド的になかなかバラエティ豊富だし、ちゃんとメンバーの個性が出てるし(エリックのソウルフルさ、ジャックのアッメリカ〜ンな明るさなど)、なんだかマンネリ気味なここ数年のB’zのアルバムより気に入ってます。
ただねぇ…松ちゃん。
海の向こうのアーティストとバンド組んでアルバム出すなら――対訳歌詞ブックレットはもちろん、MASA ITOH(伊藤政則)のライナーノーツをつけなきゃダメでしょーがっ!!そしたらパーペキなのにぃ!
ただし、歌詞カードにほんのり杏仁豆腐の香りがついてるあたりに小技を感じます。
時代遅れなロックと侮るな>邦楽ファン、ちゃんと聴いてみてよ、ネタわかるでしょ?>洋楽HR/HMファン、産業ロックだと罵るな>ギョーカイ人、稲葉がいないと敬遠するな>B’zファン…と、心の底から叫びが出そうになったアルバム。2006年、待ってるぜ!
2004年マイ・フェイバリットアルバム:KASABIAN「KASABIAN」
2005年1月30日 音楽
←彼らが話題になってるとは全然知らなくて、ただジャケ買いしただけなのに(だって上條敦士みたいじゃない?)、聴いてみたら…これが頭に残って仕方がない。誰だコイツら?と思ってみれば、またもやUK新人バンドでした。ご本人たちは、「いまのミュージック・シーンは退屈。俺達はオアシスようにメジャーになる」と息巻いてるワカゾーたち。ああ、若いっていいわよねぇ。そして今年2月、「くだらない大人なんかにはなりたくないキミ!! そしてくだらない大人の怠慢社会を覆したいキミ!! KASABIANはそんなキミらと逢えることを期待しているぞ!!」というキャッチフレーズのもと、20歳未満限定の“禁断の逆R指定”を開催するそーです。さらにブリットアワーズで受賞したら、ギターのセルジオは「マーガレット・サッチャー(元英首相)に電話して“くそばばあ”って呼んでやる」そーです(ソースはすべてBARKS)。うわ〜、くだらない大人の私としては実に楽しみだなあ♪
■「KASABIAN/KSABIAN」
1.Club Foot 2.Processed Beats 3.Reason is Treason 4.ID
5.Orange (Interlude) 6.LSF (Lost Souls Forever) 7.Running Battle 8.Test Transmission 9.Pinch Roller (Interlude) 10.Cutt Off 11.Butcher Blues 12.Ovary Stripe 13.U Boat
公式サイト→http://www.bmgjapan.com/_artist/info.php?id=1692
ふむ。聴いてみると、たしかにプライマル・スクリームやストーン・ローゼズ、ケミカル・ブラザーズあたりを思い出すなあ。このエレクトリックな音は妙な中毒性があるから、好きな人も多そう。ただ私の中では、2004年で終わってしまうでしょうね(…大人だから?)
聴いているうちに、頭の中で気だるげで怪しげなエレクトリカル・パレードが始まってしまうアルバム。
■「KASABIAN/KSABIAN」
1.Club Foot 2.Processed Beats 3.Reason is Treason 4.ID
5.Orange (Interlude) 6.LSF (Lost Souls Forever) 7.Running Battle 8.Test Transmission 9.Pinch Roller (Interlude) 10.Cutt Off 11.Butcher Blues 12.Ovary Stripe 13.U Boat
公式サイト→http://www.bmgjapan.com/_artist/info.php?id=1692
ふむ。聴いてみると、たしかにプライマル・スクリームやストーン・ローゼズ、ケミカル・ブラザーズあたりを思い出すなあ。このエレクトリックな音は妙な中毒性があるから、好きな人も多そう。ただ私の中では、2004年で終わってしまうでしょうね(…大人だから?)
聴いているうちに、頭の中で気だるげで怪しげなエレクトリカル・パレードが始まってしまうアルバム。
←彼らに対して白旗のイメージを持つ人はもういないだろう、30年経っても売れ続ける奇跡のロックバンドことU2が、2004年にリリースしたアルバム。この赤と黒はi-podのU2仕様と同じですね。しっかし…彼らがこんなに影響力のあるバンドになるとは、思ってもみませんでしたよ。だって昔、「夜のヒットスタジオ」に生出演したときは、フツーのにーちゃんにしか見えなかったし、演奏ヘタだったし、日本ではすんごいちっちゃいホールでツアーしてたし。でもいまやBONOなんて、そのカリスマ性で後光差してますよねぇ。
■「U2/How to Dismantle an Atomic Bomb」
Interscope 2004/11/23 ¥1,531
1.Vertigo 2.Miracle Drug 3.Sometimes You Can’t Make It on Your Own 4.Love and Peace or Else 5.City of Blinding Lights 6.All Because of You 7.A Man and a Woman 8.Crumbs from Your Table 9.One Step Closer 10.Original of the Species 11.Yahweh
公式サイト→http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/u2/
「え?秋林さん、U2聴くの?」って、聴きますよ!…いくらオルタナ系(正確に云うとU2はオルタナに…ならないか)はあんまり聴かないと云ったって、アッメリカ〜ンなサザンロックばかりが好みではないもん(メタル系に関してはまったく聴かないし)。
U2…というと、ロックIQが高そう、エモーションが有り余ってて垂れ流してる(と書くと、ファンに殺されそうですが…いい意味で使ってますからここは穏便によろしく)、どこまでもストレートにエフェクトが続くギターサウンド、試行錯誤しながら音楽を作ってる、社会的・政治的な問題を絡めることを厭わない、そしてミュージシャンの中でも発言力の強い地位を持ってる、キング・オブ・カリスマというイメージ。
なので、「How to Dismantle an Atomic Bomb」(原子爆弾の解体の仕方)というアルバムタイトルを聞いただけで、「うわ…政治的な路線なの?」とビビったし、実験的な曲を作って私を困らせたことも過去に少なからずあったので、あんまり期待しないで聴いてみたら――これがまたもや「ゴッドが帰ってきた!」な、路線回帰な仕上がりになってました。世界的に大ヒットしてるのはいつものこととは云え、絶賛されてるあたり、みんなこの路線回帰を待ってたんだろうなあ。
冬の晴れた日、散歩しながら遠い目で空を見上げると、雲が風でどんどん流れていた――思わずU2サウンドが頭の中で流れてしまいましたよ。カリスマってスゴイなあ…U2の前ではバカやれないな、としみじみ思ってしまったアルバム。←なんのこっちゃ!
■「U2/How to Dismantle an Atomic Bomb」
Interscope 2004/11/23 ¥1,531
1.Vertigo 2.Miracle Drug 3.Sometimes You Can’t Make It on Your Own 4.Love and Peace or Else 5.City of Blinding Lights 6.All Because of You 7.A Man and a Woman 8.Crumbs from Your Table 9.One Step Closer 10.Original of the Species 11.Yahweh
公式サイト→http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/u2/
「え?秋林さん、U2聴くの?」って、聴きますよ!…いくらオルタナ系(正確に云うとU2はオルタナに…ならないか)はあんまり聴かないと云ったって、アッメリカ〜ンなサザンロックばかりが好みではないもん(メタル系に関してはまったく聴かないし)。
U2…というと、ロックIQが高そう、エモーションが有り余ってて垂れ流してる(と書くと、ファンに殺されそうですが…いい意味で使ってますからここは穏便によろしく)、どこまでもストレートにエフェクトが続くギターサウンド、試行錯誤しながら音楽を作ってる、社会的・政治的な問題を絡めることを厭わない、そしてミュージシャンの中でも発言力の強い地位を持ってる、キング・オブ・カリスマというイメージ。
なので、「How to Dismantle an Atomic Bomb」(原子爆弾の解体の仕方)というアルバムタイトルを聞いただけで、「うわ…政治的な路線なの?」とビビったし、実験的な曲を作って私を困らせたことも過去に少なからずあったので、あんまり期待しないで聴いてみたら――これがまたもや「ゴッドが帰ってきた!」な、路線回帰な仕上がりになってました。世界的に大ヒットしてるのはいつものこととは云え、絶賛されてるあたり、みんなこの路線回帰を待ってたんだろうなあ。
冬の晴れた日、散歩しながら遠い目で空を見上げると、雲が風でどんどん流れていた――思わずU2サウンドが頭の中で流れてしまいましたよ。カリスマってスゴイなあ…U2の前ではバカやれないな、としみじみ思ってしまったアルバム。←なんのこっちゃ!
←L.A出身の5人組マルーン5。デビュー盤「SONGS ABOUT JANE」は、2003年リリースなのにいまだに売れ続けてるアルバムです。私も昨年よく聴きまして、大変お気に入りの1枚です。ちなみにB’zのふたりも「昨年よく聴いたアルバム」に挙げていました。うん、たしかに流行ってたもんねえ。さまざまな映画でも彼らの曲が使われてたし。
■「MAROON 5/Songs About Jane」
Octone 2002/06/25 ¥2,078
1.Harder to Breathe 2.This Love 3.Shiver 4.She Will Be Loved 5.Tangled 6.The Sun 7.Must Get Out 8.Sunday 9.Morning 10.Secret 11.Through With You 12.Not Coming Home (Live) 13.Sweetest Goodbye
公式サイト→http://www.bmgjapan.com/_artist/info.php?id=1431
「ロックとR&B、ソウルを融合するスタイルを持つタイプ」だそうですが、殿下のような独特なニオイを放つタイプとは違い、一般的にウケそう、小綺麗でシンプルだけどよく考えられてる構成の曲という印象。融合とは云え、ロックよりはR&B・ソウルのほうが色的に強いかな。リスナーの間口が広く、聴きやすい仕上がり。
ドラムのレイドバックする感じ、耳障りのよいアダムの歌声にバッキングボーカル…心地良いっスね。全体的な音のまとまりがいいってことはつまり、それだけ演奏が上手いってことで――行ったことないけど、彼らのライブって素晴らしいんじゃないかな?
夜のドライブ、カーステレオから流れるといい雰囲気になるだろう、部屋で一杯飲みながらゆったりしたいときにもいいだろう、1枚は持っておけ!なアルバム。
■「MAROON 5/Songs About Jane」
Octone 2002/06/25 ¥2,078
1.Harder to Breathe 2.This Love 3.Shiver 4.She Will Be Loved 5.Tangled 6.The Sun 7.Must Get Out 8.Sunday 9.Morning 10.Secret 11.Through With You 12.Not Coming Home (Live) 13.Sweetest Goodbye
公式サイト→http://www.bmgjapan.com/_artist/info.php?id=1431
「ロックとR&B、ソウルを融合するスタイルを持つタイプ」だそうですが、殿下のような独特なニオイを放つタイプとは違い、一般的にウケそう、小綺麗でシンプルだけどよく考えられてる構成の曲という印象。融合とは云え、ロックよりはR&B・ソウルのほうが色的に強いかな。リスナーの間口が広く、聴きやすい仕上がり。
ドラムのレイドバックする感じ、耳障りのよいアダムの歌声にバッキングボーカル…心地良いっスね。全体的な音のまとまりがいいってことはつまり、それだけ演奏が上手いってことで――行ったことないけど、彼らのライブって素晴らしいんじゃないかな?
夜のドライブ、カーステレオから流れるといい雰囲気になるだろう、部屋で一杯飲みながらゆったりしたいときにもいいだろう、1枚は持っておけ!なアルバム。