←手前にいるのがアンドリュー・マッカーシーさん(当時25歳)、奥のコワモテくんがマット・ディロンさん(当時23歳)。トムトムがブイブイ云わすまで、彼らは日本でも人気が高く、ちょっとしたアイドルでした。ちなみに私はマットよりアンドリュー派。そして似たようなタイプのマシュー・ブロデリックより、断然好きでした…って、私ってば昨年からアンドリューの話とフォローネタばっか書いてるので、みなさんにはもうバレバレですよね♪うふ♪(←バカ)

20世紀FOX「1枚買ったら1枚タダ!」5/28キャンペーン(2980円)で購入した、映画DVDの感想第五弾(兼、「アンドリュー後援会/ニッポン支部」による「アンドリュー映画特集第一弾」…って、なんじゃそりゃ!?)です。…すみません、まだコッソリと続いてます…。

■「カンザス/カンザス経由→N.Y.行き」Kansas(1988・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0095428/
監督:デビッド・スティーブンス
脚本:スペンサー・イーストマン
出演:マット・ディロン、アンドリュー・マッカーシー、レスリー・ホープ、他

ストーリー:
友人の結婚式の付添人をするため、N.Y.へと向かっていたウェイド(A・マッカーシー)だったが、道中無一文になってしまったため、貨物列車に飛び乗る。そこには先にドイル(M・ディロン)が乗り込んでおり、気が合ったふたりはドイルの故郷であるカンザスで降りる。だがドイルは突然銀行強盗犯となり、ウェイドは共犯を強要されてしまう。そして――

「映画は魅力的なプロットと雰囲気だけではダメである」というのを、地でいってしまった作品。嗚呼…なんてもったいない。

貨物列車で偶然居合わした、人畜無害な田舎者青年と、ワイルドでどことなく影のある青年。境遇・性格は正反対だったが、いつしか意気投合、夜通し語り合うふたり。そんな彼らを乗せた列車は、乾いたアメリカの大地をひたすら走りぬけて行く。だが、途中下車したカンザスにて事態が豹変、平凡なヤングアメリカンに見えたふたりの運命は、どんどん歯車が狂っていく。ウェイドは抱えてしまった秘密を愛するロリーに云えないまま、己の良心との狭間で悩み、ドイルは犯罪者として常軌を逸していき――そしてなにも知らないひまわりだけが、風に揺れていた――。

…ね!?
こんな風に書くと、脳裏にアメリカの大地や景色、人々が浮かび上がり、シネマスコープサイズで想像が膨らむでしょ!?

ところがどっこい。撮影は実際にシネスコサイズで、カンザスを美しく撮っているにも関わらず――ウェイドは罪を犯したことに対する良心の呵責というものがスコーン!と抜け落ちてるわ、ロリーがウェイドに心を引かれていく魅力的な(=共感する)エピソードは存在しないわ、ドイルの心の闇や葛藤なんてものは描かれず、しかも3度もダマされるマヌケな犯罪者でしかないわ――心情描写のディテールが欠落してるんだっつーの!

…と、いまさら怒ったところでどうしようもないし、こんな出来の青春B級映画なんて、80年代にはゴロゴロあった。それでもこの作品はプロットと雰囲気が准A級だと思うし、M・ディロンとA・マッカーシーだって、ドンピシャな配役だ。だから惜しいことこの上ないんだよニャ…。彼らの魅力があまり生かされた映画ではないので、ファン(とくにマットの)にも、手放しでオススメはできないナリよ…。「アンドリューがいれば、それだけでいいの♪」という人向け…って、そりゃ私か。でも気持ちはフクザツ…。

コメディではない、ちょっとシリアスな青春映画の場合――マットは一見ワイルドでダーク、でも実際は繊細な心を持っている青年を演じるのが上手かったし、アンドリューは、内なる情熱を隠しても、瞳がとても雄弁な青年を演じるのが上手く、観ている者を切なくさせてしまう俳優だったのに……嗚呼、なんてもったいない。

そしてロリー役にレスリー・ホープ。最近では「24」でK・サザーランドの奥様役を演じてましたね。この映画では髪がロングでしたが、彼女はやっぱショートカットのほうが似合うかな、と。

それにしてもこの作品――アメリカン・ニューシネマっぽく仕上げたかったのかな――でも個人の享楽が最優先、浪費的でいつまでもパーティやってたような80年代では、いくらそれ風の映画を撮っても、説得力なんて(一部作品を除き)なかったような気がする。

青春クライム・ロードムービーとはいえ、アメリカン・ニューシネマ的な反体制的な若者の心情や米国の闇を描くことも、80年代らしくレーガノミクスのもと、享楽的で自己優先ばかりな――そう、ブレット・イーストン・エリスの小説に出てくるような青年たちの心の闇を描くこともできなかった――宙ぶらりんで終わってしまった作品。

なお、カンザスは中西部…とゆーか、米国のど真ん中にある州で、米国人でも「あれ?どこにあったっけ?」という人がいるくらい、田舎で地味な州なんだとか。別名:「ひまわりの州」

■DVD仕様評価

1.惹句(DVDの帯についてる宣伝コピー)

「マット・ディロン&アンドリュー・マッカーシー主演。黄金のブラット・パック・コンビが贈る青春の光と影のストーリー」

あ〜あ。「黄金のブラット・パック・コンビ」なんて、本人たちイヤがるだろうな〜。私だって「ブラット・パック」とよく書くけど、彼らに会ったってそんなこと絶対云わないもん。それに日本じゃ「ブラット・パック」より、「YA(ヤングアダルト)スター」と書いたほうがこの映画を知ってる…とゆーか、80年代にマットが好きだった人にはウケるんじゃないかニャ?

2.仕様・特典など
ピクチャー・レーベル、英語ドルビーサラウンド、英語字幕あり、シネマスコープ・サイズ、オリジナル劇場予告編

初DVD化なのでゼータクは云いましぇん。アンドリューが出てる映画がDVDになるだけで、極東ギャルは嬉しいんだから。

3.総括
出来がいいとは云えないし、マットがマヌケ役でしかないので、彼のファンにはオススメできない――購買層はアンドリューのファン限定なんじゃないかと思われる作品。

♯左利きフェチ友の会より報告
左利きリスト追加…アンドリュー・マッカーシー、マット・ディロン。
そう、ふたりとも左利きなんです。
映画雑誌でアンドリューが左利きと知ったときは、嬉しかったよニャ〜♪(←バカ)

なお本作では、左手でハブラシ持って歯を磨いていたりと左利きな姿が垣間見られます♪
←Fountains of Wayneのアダム・シュルシンガーの別ユニット、IVY(アイヴィ)。ボーカルのドミニクのとても澄んだ歌声が印象的です。

↓IVY Offical site
http://www.thebandivy.com/

現在WOWOWで放送中の「キングダム・ホスピタル」の主題歌は、IVYというポップバンドの「Worry About You」という曲で、2000年にリリースされた彼らのアルバム「Long Distance」に収録されております。

Fountains of Wayneの曲も挿入歌として使われていて、たとえば…エピソード1でリックマンがジョギング中に聴いてた曲(…じゃなくて、轢かれた時に流れた曲でした)は、彼らの「Red Dragon Tatoo」という曲です。

「キングダム・ホスピタル」に関しては、アンドリュー・マッカーシーが出まくってる以上、近いうちに必ず語りたいと思ってますので、今回はとりあえずこのへんにしておこうかな……っと、その前に。この作品は、スティーブン・キングが脚色&プロデュースのTVミニシリーズということもあって、「どこかにキング自身がカメオで出てるのでは?」と、ファンの方ならば、つい探してみたくなるはず(彼自身、よくご出演なさる方なのです)。

もう出た、みたいです。

お気づきになりました?
私は云われるまで気付かなかった…ってか、そんなの気付くわけナイでしょーがっ!と云いたくなるシーンで、もう完全にマニアの域に入らないとわかんないと思います。

おわかりになった方――自慢していいと思いますよん♪
ただし。自慢する相手もマニアでないとウケないかも。

↓「キングダム・ホスピタル」について(6/11の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040611.html

♯検索でこのページにたどり着いたみなさま
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↓なお「Myテーマ一覧」の説明はこちらです(ご挨拶文)
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↓アンドリュー・マッカーシー最新情報(8/31の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040831.html

ヘタレなブログですが、よろしくお願い致します。

寺沢武一の世界

2004年8月27日 読書
←その世界観、他を寄せ付けない画のクオリティ、カッコいいセリフ、魅力的なキャラクターたち、アクションの歯切れよさ……もう大好きです!

我が家は、昔から「少年週刊ジャンプ」「少年週刊サンデー」の2冊が必ず置かれている家でして、私はこの2つの漫画誌を読んで育ったようなものです。でも両親はまったくマンガを読まない…。

ジャンプ系で云うならば、「Dr.スランプ」「キン肉マン」の第一回を雑誌掲載時に読んだし、「キャッツ・アイ」が最初読み切りだったこと、井上雄彦が「楓パープル」でデビューしたこと、「キャプテン翼」が異様な盛り上がりをみせ、世に腐女子が大氾濫したこともよく覚えています。

そんな中、私が一番好きだったマンガは――寺沢武一作「コブラ」。

好きな連載が「コブラ」なんて、当時としてはかなりマセた小学生だったなと我ながら思いますが、どうして好きだったかと云うと……誰にもマネできない独特な世界観、ムリがあるくせに妙に納得してしまうストーリー、どうやって描いたのかわからない絵、スタイルバツグンで麗しい女性キャラ、コブラの武器であるサイコガンの面白さ…などなど、寺沢武一ワールドとゆーか、その個性的な発想とストーリー展開は他に例を見なかったからで、たとえ浮いていたとしても「努力・友情・勝利」のジャンプで、世界に通用するSF/スペースオペラが読めたことは、今でもいい経験だったな〜と思っています。…TVアニメの「スペースコブラ」だって毎週必ず観てたも〜ん。大友克洋や士郎正宗、押井守より断然好きっスね!

そして私がSF系マンガや映画、007などのエンタテイメント色が強いアクション映画が好きなのは、たぶんこの「コブラ」の影響だと思われます。

で、その「コブラ」――実は数年前に新しいシリーズとして連載が始まったものの、残念ながら数話で中断し、さらになぜか寺沢先生の活動までもがピタっと止まってしまいました。

なんでだろう?と思い、連載再開を待ちながら数年が経ち――先日ようやく、寺沢先生の公式サイトでその長期休業の理由を知ったのでした。

↓Manga Magic Museum(公式サイト)
http://www.buichi.com/
(「ファンの皆さんへ、寺沢武一より。」に衝撃の告白があります)

……大ショック。
そんな大病を患っておられたのですか…。

そして「リハビリがあと2〜3年かかる」とおっしゃりながら、連載開始のお知らせにビックリ。強靭な精神力と先生のマンガへの情熱に感動しました。

コブラのように復活なされた寺沢先生を、私はこれからも応援し続けます。

ところで。お知らせによると「ハリウッドやヨーロッパ、国内から『コブラ』などの実写/アニメの、より現実的なオファーが入っている」とのことですが――個人的にはやっぱハリウッドが一番気になる存在。…「ルパン三世」と同様、「コブラ」もハリウッドで勝負できる作品だと思うからです。

でも誰がコブラとして適役かニャ?

友人Fいわく――「ブルース・ウィリス」
えええええええ〜〜〜!?
ハゲのコブラなんてヤダ〜〜〜っ!!
…ヅラをつけてるコブラもヤダ…。

友人Nちゃんいわく――「ヴィン・ディーゼル」
えええええええ〜〜〜!?
だってこの人――数年後にクローゼットから出てきそうじゃない?
(遠まわしな云い方ですみません…でも私が彼にそそれらない理由はまさにこれ)

↓ヴィン・ディーゼルの話(4/4の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040404.html

とりあえず、いまは続報待ちです。
←2年後の2006年は、ルキノ・ヴィスコンティ生誕100年にして没後30年の年なんだそうです。…ってことは、彼の未亡人であるヘルムート・バーガー様は62歳になるのか。う〜む…。

「ベニスに死す」「山猫」「家族の肖像」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「ルードヴィッヒ」などの作品を世に残した、荘厳かつデカダ〜ンな作風および演出がたいへん有名である、イタリア貴族監督ことルキノ・ヴィスコンティの映画祭が、2004年10月8日(金)〜18日(月)の間、東京・有楽町朝日ホールにて催されます。

↓「ヴィスコンティ映画祭」(公式サイト)
http://www.asahi.com/event/visconti/index.html

このブログでも何度かヴィスコンティやヘルムート・バーガー様のお名前を出してきましたが、日本は彼の映画をリバイバル上映することが多い国で、私も過去に何度か足を運んだことがあります。

↓「思い出の退廃男」(2003.5.13の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20030513.html
(なお「サロン・キティ」は、ヴィスコンティではなくティント・ブラス監督作です)

↓ヘルムート・バーガー様を思い出してしまった映画の話(1/23の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040123.html
(だからドリアン・グレイがね…)

その中でも今回の映画祭は、かなり大規模かつ貴重な上映となるようで、「ローマの国立映画学校兼映画保存機関であるチネテーカ・ナツィオナーレが復元した貴重なプリント」(公式サイトより)な上、ラインナップを見ると、私の知らない/観たことのない作品がゴロゴロと出てきました。

↓「作品紹介」(公式サイト)
http://www.asahi.com/event/visconti/works.html

彼の作品では比較的観やすい作品であろう「ベニスに死す」、バーガー様の妖しいお姿が拝める「地獄に堕ちた勇者ども」、アラン・ドロンが美しい「山猫」――などは、でっかいスクリーンでもっかい観てみたいかなと思うし、「異邦人」は幻の作品なので、今回見逃すと次に上映があるかどうかわかんないし――う〜ん…彼の映画は立て続けに観ることなんて絶対できない、ちょっとシンドイ作風で、私も別にヴィスコンティ好きというわけではナイのですが――興味だけならそれなりにあります。

そしてヴィスコンティと云えば、思い出すのはやはり故・淀川長治先生。もし先生がご存命ならば、嬉々として講演をして下さったはず。先生御自らによるヴィスコンティ解説、彼の映画への熱い思い――う〜む、聞いてみたかったよニャ〜…。

淀川先生を呼び出して講演となると…そうだニャ、映画祭を恐山で開催してみる、ってのはどうでしょう?…誰も参加しそうにないですけど…。
←主演作「ヴァン・ヘルシング」が、もうじき日本で公開となるヒュー・ジャックマンさん(35)。彼は信じられないくらいゴシップからは無縁のナイスガイで、ひどいウワサなんて聞いたこともありましぇん。共演者のウィル・ケンプいわく――「みんな『ヒュー・ジャックマンはいい人』って云うから、撮影の間に本性を見てやれ!と思ってたのに、彼は本当に根っからのナイスガイだったよ。ある意味ガッカリ」。そんなナイスガイな彼も、母国オーストラリアでミュージカル「美女と野獣」に出演中(ガストン役)、ステージ上でお漏らしをしてしまったのだとか。「歌とお漏らし」――その究極の選択で歌を選んだヒュー子ちゃん。「♪俺はいい男〜胸毛もある〜♪」と歌いながら…(以下、自主規制)

8/22(日)BS-2「ヒュー・ジャックマン自らを語る〜アクターズ・スタジオ・インタビュー」をなんと!――見逃しました!

がーん。
ショックで立ち直れましぇん…。
一週間先だと勘違いしてました。
ちなみに29日は、「ジュード・ロウ自らを語る」。もちろん、それも見ますよ…でもやっぱヒュー子ちゃん放送の回が見れなかったのは、たいへん悔しいです。ちゃんとPCにメモ貼っとけばよかった…。

NHKさ〜ん…「アクターズ〜」と「オクラホマ!」の再放送、お願いしますよ…。…ぐす。

ところでヒュー子ちゃんと云えば、ギャガが社運を賭けてるんじゃないかというほど、主演作「ヴァン・ヘルシング」の宣伝が、現在いろんな媒体で流れまくってます。でもご本人の来日キャンペーンはムリ――ですかね?…現在ご出演中の「The Boy From Oz」は、昨年10月から公演が始まって1年ほどの契約だから…やっぱ9月いっぱい舞台でムリか。9/12分までチケット売ってたし(ちなみに週8回公演だとか)。う〜む。

あと気になるのは、6代目のボンドになるかどうか――ですね。

エリック・バナと違って、ご本人は「オファーされたら『イエス』、断らないよ」と公言してます。ソース失念…どっかやっちゃった…。でもスケジュールが合わないみたいなので、このまま流れちゃいそうです。以前からこのブログでは、ヒュー子ちゃんのボンドの可能性について、いろいろ書いてきましたが――ボンド映画好きでヒュー子ちゃんも好きな私としては…やっぱ見てみたいですね。1作ポッキリでもいいので、バーバラ・ブロッコリさ〜ん!ヒュー子ちゃんに話つけてみてよう!

とりあえず、いまは「ヴァン・ヘルシング」ですね。評価がどうであれ、必ず観ようと思ってます♪

ちなみに9月以降、私が楽しみにしている作品は――

1.「CODE 46」
日本公式サイト→http://www.code46.net/
今秋もっとも期待している作品です。ジャンル的には「管理社会SFもの」に入る…かニャ?…ただし、メインはラブロマンスのようです。サイトやトレイラー、情報などを見る限り、超私好みな映画であることは間違いないので、なにがなんでも観ようと思ってます。でもサマンサ・モートンの相手がティム・ロビンスかあ〜…う〜む…。

2.「WIMBLEDON」
公式サイト→http://www.wimbledonmovie.com/
ポール・ベタニー、キルスティン・ダンスト主演作(「トレイラーよもやま話」で取り上げてます)。ポールって、系譜的にはマルコム・マクダウェル路線の「体ガリガリ、狂気ギリギリ、なにげにファッションイコン、ロックというよりパンク、典型的イカレ英国男」系で、実際それ専科な俳優だったのに(そーですよね〜?>まりゅうさん)、いつの間にやら日本腐女子のハートをガッチリ射止めるわ、こんなさわやか〜なテニスウェア姿を披露して、ちょっとだけ筋肉つけて、ラブコメに出るわ――いや〜目が離せませんっ!

3.「Sky Captain and the World of Tomorrow」
公式サイト→http://www.skycaptain.com/
去年からずっと「観たい〜」と騒いでた作品(「トレイラーよもやま話」でも取り上げてます)。ジュード・ロウ主演。なにやらこれもギャガ配給みたいで――年内公開してくれますよね?

4.「Ultraviolet」
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の近未来SF映画(21世紀末が舞台で、9歳の男の子を守る女傑役…みたい)。監督は「リベリオン」のカート・ウィマーなので、たいへん期待してます。ところで監督…やったじゃ〜ん、「リベリオン」のときより予算が1000万ドルも多い!よかったね〜♪…撮影はもう終わってるので、あとはいつリリースになるかだニャ…。

↓撮影スナップ(comingsoon.net)
http://www.comingsoon.net/news.php?id=3682
ミラの髪が黒のロングです。撮影は香港みたい。

以上、こんなところでしょうか。

あ〜…やっぱヒュー子ちゃんの「アクターズ〜」が見れなかったのはイタイなあ〜…。
まだ書きたいことがあるので、「2004年度上半期映画ちょっとだけ感想&デキゴトロジー」の続きです。念のため云っておきますが、あの…真面目な感想を期待しないで下さいまし(←ってか、期待されてません!)。
以下、感想とデキゴトロジーです。

■「トロイ」
感想1→http://diarynote.jp/d/25683/20040516.html
感想2→http://diarynote.jp/d/25683/20040517.html
「歴史スペクタクル巨編!」って、なにが一番スペクタクルだったって、そんなのブラピの肉体に決まってるでしょーがっ!…いままでもけっこういろいろと脱いでたブラピさんですが、これだけ気合入れて脱がれれば、やはり観る側も力が入るというもの。「おしいっ!カメラもっと下まで映して!」「その青いスカートの下は?」…DVD売れそうですね。女子だけでなく、ゲイのみなさんも確実に買いそうだもん。

■「エレファント」
長〜〜いショート・フィルム。ストーリー性がなく、お膳立ても用意されていない映画に慣れてない、あるいはこの手の手法が許せない/苦手な人には絶対オススメしないし、逆に人物観察が好きな人、あるいは、映画の中で流れ行く時間を登場人物たちと共有できる人には「観てみたら?」と云える――そんな作品。ちなみに私は後者で、まったく退屈せずに観てたんですが、それでもカンヌでのパルムドール&監督賞W受賞は疑問…っつーか、2003年のカンヌはマジで不作だったんだなと実感。

■「デイ・アフター・トゥモロー」
え?駄作?私はそれなりに面白く観ちゃったんですけど?…でも、なんでスコットランドの学者さんたちがマンUのファンなわけ?

■「イン・ザ・カット」
感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040418.html
いつも行くシネコンで鑑賞したのですが、よほど苦戦したらしく、トイレの個室に入って座ったとたん、目の前に「触れて。そして壊して。」の真っ赤なポスターが。いつもはトイレにまでポスターを貼らない映画館だとゆーのに…。そして手書きで「メグ・ライアン熱演!」。……。ところで、本作におけるケビン・ベーコンさんが青年のように見えたのは私だけでしょーか?

■「スキャンダル」
感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040601.html
たまにうちに来る韓国人留学生Tさんが、「『スキャンダル』観るくらいなら、『殺人の追憶』を見て欲しい!」と力説していたのが印象的でした。ちなみに一緒に観に行った友人Eいわく――「あのマダム・メルトイユ(チョ夫人)に怒られたい」。…M男だったのか…。

■「レディ・キラーズ」
もう何度、途中退場してやろうかと思いましたよ。つまらないからと云うより、キャラクターや演出、展開――そのなにもかもがひどく鼻につき、観ていてとにかくしんどかったから。「トム・ハンクスって上手い俳優よね〜」なんて云ってやるもんか!…この映画ではね。…だた、あのコップに入った***を飲んじゃうシーン。たいへんリアルだったため、つい「おえぇ〜!」ともらい**をしそうになり、そしてそれを隣の人に聞かれ――ひっじょ〜に恥ずかしい思いをしました。もう最悪。

■「CASSHERN」
酷評の嵐だったので、どんなにヒドイものやらと観に行ってみました。ニャるほど、たしかにヒドイ。でもまだ一作目でしょ?…磨けばキラリと光りそうな――まあかなり磨かないとダメでしょうが――とりあえず映像的に「ほほ〜」と思わせるシーンがいくつかあったので、そのほかをちゃんと磨けばバケる…かもよ?…インタビュー記事や映像を見た感じでは、そんなヘンな監督じゃなかったし、どこがダメだったかをちゃんと耳に入れそうなタイプに思われたので、2作目を期待します。うわ〜秋林さん、優しいこと云うじゃん!…って、それは違う。私はただ面白い映画が観たいだけ

■「ゴッド・ディーバ」
…と云いつつ、これにはメゲた…。

■「グッバイ、レーニン!」
面白かったです。主人公はたぶん私と同じ――「69」ならぬ「89」の世代。それがとにかく嬉しく、「おお!同じ時間を過ごして来た同志よ!」と感動。もともと私はドイツ史専攻だったし、ヨーロッパの激動、あのTVの映像――ニュースやサッカーW杯など、リアルタイムで見てきたこともあって、ドイツが舞台だというのに、まるで自分の青春を振り返ってるような気持ちになりました。そーいえば、90年W杯は西ドイツが優勝して、監督はベッケンバウアー、主将はマテウスで――あ〜ダメだ!止まんない!

■「ビッグ・フィッシュ」
いい映画だと思います(ホント!ホント!)。がしかし。「白い犬とワルツを」という小説を読んだときと同じで、こんないかにも米国的で幸せな人生を送った人が、そのまんま幸せに死んでいくのを見せられてもな〜…と、ひねくれてる私はかなり冷めて観てました。おとぎ話だのホラ話だの云っても、あんな魅力的なパパのどこが悪いっつーの!?え!?息子さんよ!?…ちょっとでもパパがヘンクツだったり、息子のいい分や立場が納得できるものならば、もっと面白かったろうな〜…と云いつつ、映画としてはいい作品だと思います。万人向け。

■「ドーン・オブ・ザ・デッド」
私は友人Eと映画を観に行くことがあります。これは「日本で暮らす外国人が映画を観ようと思っても、いつ、どこで、どの映画を上映するか、ほとんど日本語表記しかないのでわからない。よって最新情報は日本人に訊いた方が早い」というヤツ個人の理由によるもので、この「ドーン〜」も、そういう理由で一緒に観に行ってきました。がしかし。米国人というのは、基本的にジェイソンやフレディ、チャッキー、ゾンビが大好きな民族。そのため珍しくE以外に4人ほどヤンキーがくっついて来まして――これが思わぬ展開に!…日本に慣れてない彼奴らめは、あっちフラフラこっちフラフラ、ポップコーンやコーラの種類に文句つけるわ、ケータイ予約発券機を叩くわ、ナンパしようとするわで――まったく云うこと聞かな〜〜〜い!!…ガイジン3人に振り回される松本孝弘先生のボヤキに心底同情、気分はトホホ保育士でした…。…はあ…。
え〜っと、今日は先日書いた「2004年度上半期フェイバリット10映画」で取り上げなかった作品の、「ちょっとだけ感想&デキゴトロジー」をば。なお、上半期だけとはいえ、観た作品全部の感想はさすがに書けないので、一部だけとなっておりまする〜。「殺人の追憶」ってフェイバリットに入ってるじゃん…

■「ブラウン・バニー」
感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040211.html
上映が終わった後、これほど周りの人と視線を合わせたくない映画は久しぶりでした。うつむいて席を離れましたよ…。軽いギャロ酔いをし、無言のまま帰宅してしまいました。

■「クジラの島の少女」
NZマオリ族版「BASARA」。主役のケイシャちゃんの演技がとても自然で、泣かさせるとわかっていながら、やっぱり例のシーンで大泣きしてしまいました。あれだけオイオイ泣いたのは、89年の「いまを生きる」の「O!Captain,My Captain!」以来かも。ちなみに「泣ける映画」なのではなく、「私が泣いた映画」です。私は「泣いた」と書くことが多くても、「泣かない」という書き方はしないな〜、それはたぶん感動の基準を「泣かない」で判断しないからかな?…と、自分の感性を気付かせてくれた作品。

■「In This World」
2003年のベルリン国際映画祭金熊賞受賞作。パキスタン→ロンドンまで、少年が過酷な旅をするのですが――その…日本人が観ると、どーしても猿岩石だのドロンズだのパンヤオだのと、余計なものを思い出してしまう…ってか、私がそうだっただけか。

■「ミスティック・リバー」
←でリンクしている蛍風さんとまったく同じで、「男の人生は妻の良し悪しで決まる」という感想を、一緒に観に行った友人E(米国男)に話したところ、「ちが〜うっ!これはイーストウッドの世界を堪能してだな、男にはやりたくなくてもやらねばならぬことがあるってハナシなんだ」と、これまたまったく同じように力説されてしまいました。蛍風さん…ウチも同じでしたよ…。

そして、ショーン・ペンの奥さん役(誰だったっけ?)が、最後のほうで云ったセリフが、私にはどうしても――

「大量破壊兵器があると思ってイラクを攻撃したの。でも実際にはなかったのよね。ちょっと間違っただけ、仕方がないわ。アナタ(米国)のせいじゃないわよ」

…と聞こえてしまい、寒気を感じ、米国人と自分との意識の差を思い知らされ、どよ〜んとしてしまったのでした。

■「10ミニッツオールダー イデアの森/人生のメビウス」
「イデアの森」感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040411.html
「人生のメビウス」感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040412.html
上映前に、前の座席にいたカップルを観察してたのですが、男性は明らかに映画ファンで、「ゴダールがさ〜、○▲♯☆*∞〜」と宇宙語を話していたのに対し、女性はといえば、彼の話に興味まったくナシといった雰囲気でした。女性には拷問に近かったでしょうねぇ〜…ってか、デートでこんな映画選ぶな!

■「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
オスカー当然の作品。ただ私にはどうしても世界観がなじめず、またどちらかと云えば「二つの塔」のほうが好みかなと。それにしても、レゴラスのあれ!すんごかったですよねぇ!田舎の映画館でも「うぉおおおおおおおお!!」と歓声が上がりましたもん。そーいえば、ホビットたちがベッドにいるフロドにカバチョと飛び掛るシーン――彼らの足の裏がキタナイことに気づき、そのことを指輪ファンの友人に云ったら、「ホビットの足の裏は、硬くて毛がビッシリ生えてるの!」と怒られました。だって…知らなかったんだもん。

■「オーシャン・オブ・ファイアー」
とにかく懐かしい映画を観てるという感じでした。そしてヴィゴの後姿にウットリ。

■「恋愛適齢期」
感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040405.html
キアヌ・ウォッチャーとしては絶対はずせない映画なので、いそいそと観に行きました。D・キートンがとても可愛らしく、メイク時間がはたしてどれほどなのか…。それにしてもキアヌが「ジュリアン」って…大爆笑させないでよう!

■「花と蛇」
石井隆といえば私には劇画作家のイメージが強く、またタイトルがタイトルなだけに、こりゃ観客の女子率は低そうだなと思いつつ観に行ってみれば――やっぱり女子は私ひとりだけでした。小さな映画館だったこともあって、映画館のご主人が気を遣って、ブランケットを用意してくれました。う〜む…杉本彩があんなに頑張ってるのに、こんな至れり尽くせりでノンキに観てていいものかしら?…と、つい己を省みる女ひとり。

■「幸せになるためのイタリア語講座」
デンマーク版「ラブ・アクチュアリー」風。「デンマーク人はシャイなのよ」と監督は云ってましたが、そんな路地裏でマット持ってくる男のどこがシャイやねんっ!…と、でっかいツッコミを入れたくなり、そしてもしデンマークに行くことがあっても、髪は切れないなと実感させられた作品。女性向けのイメージがあったせいか、観客は女子率が高く、また観客数も多かったので、「なんで?地味な作品なのに」とかなり驚きました。でも一般人が「ラブ・アクチュアリー」みたいだと思って観ると、沈没するので注意。

■「殺人の追憶」
とても面白かったので2回観に行きました。1回目のときは、「幸せになるためのイタリア語講座」のあとの上映だったためか、入れ替えが始まると、客層が女→男へと思いっきり移動。私はお金を払ってそのまま居残ってたのですが、横目で見る入れ替えの様子は、さながら民族大移動のようで、実に壮観でした。そして2回目は夜の上映。見終わって外に出てみると、雨がしとしと降っていて――徒歩での帰宅がひっじょ〜に怖かったのでした…。

■「シェイド」
ストーリー、キャストともに中途半端。こんなの観に行くあたり、実に私らしいなと。S・スタローンとM・グリフィスのツーショットには、修学旅行で行った東京タワー3Fを思い出させる強烈なものがありました。ちなみに観に行ったのは、レディースデイの昼下がり。ところが観客は私ひとりだけ。しまった〜〜〜!こんなことなら、昨日買ったおせんべいを持ってくればよかった〜〜〜!と激しく後悔した作品。

↓東京タワー3F(公式サイト)
http://www.tokyotower.co.jp/2004/web/05building/tenant/index16.html
←今度発売される3rdアルバム「Peace Of Mind」。DVDが付いてくるそうで、「“THE ROCK ODYSSEY 2004”(7/24:横浜国際総合競技場) ライブ映像より1曲収録!!」なんだとか。そうでもしないと、もはやCDなんて売れない時代なんでしょうかねぇ。もっとも、先日大モメしたどっかの会社のように、PCでまともに聴けないコピーコントロール付きにしてないあたりは、さすがですけど。

↓ハトポッポと戯れる稲葉氏(公式サイト)
http://bz-vermillion.com/inaba_live/index.html

先日行った稲葉さんのライブで最大の驚きだったのは、観客のほとんどが女性であり、その年齢層が(B’z以上に)たいへん幅広かった、ということでした。

男子率およびカップル率は低かろう、たぶん女子のほうが多かろうと、ある程度の予想はついていたものの――30代ゴロゴロ、40代以上チラホラ…には、さすがの私もたまげてしまい、「ここはアルフィーのライブ会場か!?」と思ってしまったほどでした。中学生〜高校生あたりの年齢層って、ホント少なかったよニャ〜…。

で、TMG同様、稲葉ソロでもライブ会場にてさまざまなグッズが販売されていたのですが、これまたどのグッズを買うかで悩みましたよ。

とりあえず販売の列に並び、パンフとビーチサンダルを購入しようと、売り子さんに1万円渡したのですが――手にとってみると、これがどちらもバッグに入らない!…さんざん悩んで、結局通販を利用することし、「やっぱやめて通販にします。すみません、1万円返して下さい」と云って、驚く売り子さんから1万円を返却してもらいました。

このやりとりを見ていたNちゃんいわく――「信じられへん!よくそんなことできるわ!」

「そんなことができるようになった」=「おばちゃんになった」…ってことっスか?それとも客層のせい?

ちなみにビーチサンダルは会場のみの販売になってますが、「これは絶対、通販ラインナップに登場する!(自信アリ)」と確信し、Tシャツと一緒に通販することに決めました。

↓ビーチサンダル(B’z Store)
http://bz-vermillion.com/inaba_live/goods/goods/14.html

「パンフがバッグに入らないなら、ビニールバッグを買えば?」とよく云われるのですが、私はビニールバッグがニガテ。「TIME」ツアーのバカでかいパンフを買ったときだけ、例外として仕方なく購入したことがあっても、基本的に購入しません。だって、持ち歩きたくないんだもん。

かといって、バッグに入らないからと手持ちにするのはこれまたツラく――以前「SURVIVE」ツアーの米原(滋賀)公演に行った際、バッグに入らないのにパンフを購入、意地を張ってビニールバッグを買わないでいたら、なんと帰りのJR特急電車が満席で立たねばならず――結局パンフを手持ちしてそのまま通路に立ち、席に座ってる人に「コイツ、ライブ帰りか」とジロジロ見られたというスッパイ経験をしたせいで、そんなことになるくらいなら、インターネットで環境が整った現在、通販したほうがマシじゃ!となったのです。

そしてグッズの売れセンと云えば、やはりTシャツ。

がしか〜し!

当たり前とはいえ、イナバTシャツは「稲葉氏ご本人によく似合う色」を考慮して作られてるわけでして――それはイコール「私には絶対似合わない色」のTシャツである、と宣告されたようなものなのです。

↓ツアーTシャツ(B’z Store)
http://bz-vermillion.com/inaba_live/goods/goods/06.html

むむむむう…私には早稲田カラーは絶対ムリ。似合いませんっ!

ちなみに、ライブやテレビでは「誰が着るんだ、こんなの?」といったヘンな柄シャツをバンバン着ている稲葉氏ですが、普段の彼はと〜っても地味。黒やカーキ、くすんだ青…そう、まさに今回のツアーTシャツそのまんまな色合いのお召し物が多いのです。

それでも、この色だったらまだ私に似合うか!?と思わせるTシャツがありました。

そのTシャツを着ている人をライブ会場で見かけたNちゃんいわく――「なあ、あのバックプリントって、イナバの背骨がモチーフなん?」

………。
背骨!?ホネなのか!?

↓Wonderland Tシャツ(B’z Store)
http://bz-vermillion.com/inaba_live/goods/goods/07.html

Nちゃん……ホネじゃなくて、たぶん白文字で「Wonderland」って書いてあるんだと思うナリよ…。

いやでも、会場にゴロゴロいるイナバ信者になら、マジでホネのほうがウケるかもしんないニャ…。

TMGは踏みTシャツ、稲葉ソロはホネTシャツ――こう書くと、B’zのライブTシャツはまともなものがナイのかと思われてしまう…かも。いくら私がまったりファンでも――ちと微妙な問題か。

↓「愛が試されるとき」(8/7の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040807.html

お知らせ

2004年8月19日
家族所有のPCなので、使えないときがありまして――なっかなか↓のライブ感想の続きが書けません。
  

さきほど、書き終えました。終わった〜〜!
←これが出ると発表された当時、休憩時間のオフィスで「今度、イナバのソロアルバムが出るんだけどさ〜…」と後輩に話していたら、向かいの席にいる「けっこう人気はあるけど、目立たない、でも机はまるでスラム街のようにとっちらかってる男性社員」くんが、突然「秋林さんっ!…稲葉さんのアルバムが出るってホントですか?マジっすか!?」と目を輝かせ、熱心に訊きにやってきました。ごくフツーの彼がB’zのファンであることにたいへんビックリし(その後、ふたりでコソっと会社のネットで、立ち上がったばかりのオフィシャルサイトを覗いたりしたっけ〜…)、女子だけでなく男子からも「稲葉さん」と「さん」付けで呼ばれ、そしてリスペクトされてることを知り、コアなファンばかり見てきた私の目から、ポトリとウロコが落ちたのでした。う〜む。

とゆーわけで、8/18(水)「稲葉浩志LIVE2004〜en〜」を観に、神戸ワールド記念ホールへ行ってきました(3年2ヶ月ぶり)。10年以上会員登録しているB’zのファンクラブからは、「抽選」という名目で…以下略。

なんつーかその…TMGと違ってイナバソロの場合、まったくもって安心できないとゆーか、「ウチのコーシったら、ひとりでダイジョブかしら?」と、期待やライブ前のワクワク感はどこへやら、一人暮らしを始めた大学生の息子が気になって、つい下宿先に訪ねて行ってしまう母親のような気持ちがどうにも出てきてしまい、頭の中が別のドキドキ感で支配された状態のまま、チケットを握り締め、ゲートをくぐってしまいましたよ…。イナバ、すまんのう…。

(以下、ネタバレありのため、ライブに行かれる予定の方はお気をつけ下さい)

いつものように京都人Nちゃんと合流、ポートライナーに乗り、会場へ。ゲート前で2回ガチャガチャをし、水色のリストバンド&フェイスタオルをゲット。時計を見ると18:20だったので、そのままゲートイン。相変わらず重役出勤のふたりである(座席指定だし)。

会場:アリーナクラス・全席指定。客層男女比:2対8。

B’zのKoshi Inabaとしてではなく、ひとりのミュージシャン稲葉浩志としての初ライブツアー「en」。いざ始まってみると、やはりというか…彼との間に恐ろしいまでの距離感を感じてしまった。私の席があるスタンドから、彼のいるステージまでの距離もあったと思う。でもそれだけじゃない。稲葉浩志というアーティストのライブを楽しむ…というより、それを眺めてる自分――アーティストと観客がそれぞれの情熱をぶつけ、交換しあい、同じ時を過ごすその空間に…ポイと放り込まれ、どうしたらいいのかわからない自分に気づいてしまった。まわりの熱狂的な稲葉ファンの声までもが、私には遠く聞こえた。

なんでこんなに遠いんだろう?

ソロアルバムを聴くと、B’z以上にメタファーまみれでインナートリップしている彼の世界が見えてくる。ミディアムな曲調でダーク。B’zでの短パンイメージしか持ってない人には、驚きの連続のアルバムだろう。彼は最初から上手いシンガーではなかった。大学時代は、エモーションなんて感じられない、がなってるだけのハイトーンボイスシンガーでしかなく、なにを歌っても「ただ歌ってるだけ」で、歌詞の世界がまったく見えてこなかった。数年後B’zとしてデビューし、松本孝弘の曲に自ら詞(詩)をつけ、歌い、フロントマンとしてライブで経験値を上げていくうちに――いつしか声は伸びて太くなり、シャウトは研ぎ澄まされ、ライブをうねらせ、作詞家としての個性を確立し、たとえそれが二次元的に書かれたごく普通の歌詞だったとしても、彼が歌えばその世界は三次元・四次元へと広がりをみせ、聴いてる者をいざない――そして魅了するアーティストにまで成長した。彼は天才じゃない。完全に努力の人だ。

そんな彼の、内面をえぐってくる/えぐられるような、どちらかと云えば座ってじっくり聴きたい曲が多いソロで、会場はアリーナクラス、客層は初期のB’zを思い出させるほど圧倒的に女子率が高く、曲の間に「稲葉さ〜〜〜んっvv」という黄色い声援が飛ぶ。それでもB’zのときとは勝手が違う雰囲気に戸惑っている観客はいて、そんな微妙な状態をなんとかすべく(観客との距離を縮めようと)努力している(ように見える)ステージ上の稲葉――いったいなんなんだこれは?

彼のパフォーマンスが悪いわけではなく――たとえば、声の状態は最高じゃないかと思えるほどで、歌詞をハデに忘れたり、昔のようにここぞというところでギターをトチることもなく、エモーションが…確実に、ダイレクトに、伝わってくる。

「遠くまで」にいたってはもう素晴らしいとしか云えず、もともと彼の真骨頂を知る最適かつ最高の曲とはいえ、私はただうっとりと聴いてる僕(しもべ)でしかなかった。「Brotherfood」ツアーのときとは違い、ストリングスを使わず、シンプルにキーボード伴奏のみで歌っているのに、歌(詩/詞)の奥底に流れるものを感じさせる彼の力量――そこにテクニックは存在するのだろうけれど、観客側に伝える情報量の多さは圧倒的だ。

がしかし――アリーナクラスでやる内容のライブではないのでは?

どちらかというと、ホールクラスの空間でしっとりと聴かせて欲しかった…というのが本音だ(神戸なら神戸国際会館、大阪なら大阪フェスティバルくらいの大きさがベストかと)。キャパの問題で、アリーナクラスのツアーになったのだろうが、いきなり「冷血」で始まるセットリスト、途中「正面衝突」というロック色の強い曲が織り込んであっても、基本はミディアムテンポかつイナバコード進行(これのおかげで、みんな似たような曲に聴こえる…すまんのう…>稲葉)な曲ばかりのため、アリーナやドームクラスでやるようなアオリやかけ合いをされても、ピンとこない。

どちらかというと、「追っかけレポーターの松宮で〜す♪」と、「ザ・ベストテン」の中継が入りそうな、アットホームな雰囲気で通したほうがよかったのでは?…MCがなかなか面白く、身近に感じられるネタで楽しかっただけに、曲とMCとかけ合いとアオリ――それらの落差がかなり気になってしまった。稲葉信者で、なんでもかんでも「稲葉さんカッコイイ〜〜〜♪」な人には気にならないことでも、信者だったのは過去のこと、もはやまったりファンな私には少々ツラく――逆に距離感を感じてしまった。

それに、「ファミレス午前3時」は――女子が歌うにはキー取りが難しいんだって!

サポメンとのやりとりが内輪的であること、ライブ進行がそれほど洗練されてないこと…などなど、往年のB’zのライブを思わせるあたりがほほ笑ましいと云えば、ほほ笑ましい。でも昔より歌が上手くなってるのは明らかで、いまさら黄昏てみても時間の流れを痛感して切なくなるだけだ。

私が云う「距離感」。たぶんご本人だって(それなりに)感じたはず。
B’zのときには得られなかった手ごたえも、感じたはず。
そしてB’zのボーカルではなく、ひとりのアーティスト稲葉浩志としてのポジションも。

彼のこれからのキャリアにそれらがどう影響するか――今からとても楽しみである。

■ご母堂発見
あるブロックに稲葉さんのご母堂がいらっしゃるのを発見(間違いない)。ご母堂はちゃんとファンクラブでチケットを取っておられる(ご本人から聞いたんだから間違いない。たしか会員番号は200番台だ)。もちろん、取れなかったらご子息に融通してもらうだろうし、楽屋だって行くのだろうけど、自力で取ろうとする姿勢は素晴らしい。ちなみに、ご子息は基本的にご尊父似だが、目元などパーツ的にはご母堂似である。
←中学生の頃、いまのSMAP以上の人気だったチェッカーズ。世はCDの時代ですが、昔はレコード盤でした。小さな写真でも、LPサイズなら彼らの顔がよくわかったものです……。

……かなりショックです。
まさかまさかまさか…40歳の若さで亡くなるなんて。

ご冥福をお祈りします。

↓クロベエ所属バンドの公式サイト
http://www.type2.tv/
(チェッカーズのメンバー、現バンドのメンバーの著名やコメントがあります)

やさしい人だった、ということは私でもよく知ってましたよ…。
チェッカーズ好きの友人がいつもそう云ってましたから。

Rちゃん…泣いてるんだろうな…。

↓「突然チェッカーズ」(3/16の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040316.html
本日でお盆のお休みが終了しました。

明日よりお仕事です。
そして水曜日は、神戸まで稲葉ソロライブを観に行きます。
「チケットあるから来るように」と云われれば…やはり行かないと。

例年以上にお金がぶっ飛んでいくのはナゼでしょう…はあ…。

>蛍風さん
「小説家を見つけたら」ですが。
私は、DVDの裏面の惹句(コピー、アオリ)もミョーに思えました。

「全米劇場出口調査で満足度最高のA+を獲得した最上質の感動作!」

「出口調査で満足度最高のA+」って、なんじゃそりゃ!?
ミョーと云うか、ビミョーと云うか……う〜む。
え〜っと今日は、すっかり書くのを忘れていた今年の上半期フェイバリット10映画について、ちょこちょこ書きたいと思います。書くって云った以上、書かねば…。

念のため書いておきますが、私の場合「好きな作品=出来がいい作品」とは限りません。出来がいいとは云えない、くだらない映画も大好きです♪…なお、映画に点数付けたり、星評価したりするのはとてもニガテなので、いつも「ああ、あの映画が面白かったな〜、私好みだったな〜」と思いながら、漠然と頭の中でフェイバリット順位を付けてます。…なので、年間発表の頃には上半期分の順位も――1位は不動ですが――変わるかも。

「私好みの映画」については、↑の「プロフィール」をクリックすると、なんとなくお分かり頂けるかと。

■上半期フェイバリット10(1/1〜6/30)

1.「マスター・アンド・コマンダー」
2.「ルビー&カンタン」
3.「スクール・オブ・ロック」
4.「みなさん、さようなら」
5.「ニューオーリンズ・トライアル」
6.「ドラムライン」
7.「下妻物語」
8.「メダリオン」
9.「殺人の追憶」
10.「ドーン・オブ・ザ・デッド」

……がーん。
SFとラブコメがない…。
(私のカテゴリでは、「メダリオン」はSF映画ではなく、「ジャッキー映画」となるのです)…って、なんのこっちゃ…。

昨年の上半期じゃあSFは3本も入ってたのに!…ラブコメは昨年同様、下半期に期待となっちゃった。昨年末、「来年公開のラブコメはオヤジ主役が多いから、オヤジ萌えするかもしれない」とか云ってたくせに、できなかったじゃん!…でも現在、年齢不詳童顔男がmyブームなので(例:A・マッカーシー、E・マーティン、T・マグワイアasスパイダーマン…など)、当たらずとも遠からずか。ぐぐぐぐぐぐ…。…って、トビーはまだ若いっつーに!

あと、「なんで『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』が入ってないの?」と云われそうだニャ…。

■1.「マスター・アンド・コマンダー」
好きな原作を好きな監督が演出、好きな俳優が主演し、ほぼ完璧に仕上げてくれることがこんなに嬉しいとは。たとえば、原作では有能なのになっかなか出世できなかったプリングズくん。そんな彼が、映画の中でついに**に**されたとき…「よかったね〜よかったね〜よかったね〜」と本気でうるうる状態になりました。そのシーンを端折ることなく、印象的に織り込んでくれたウィアー監督と共同脚本のコリー氏に感謝します。サンキー♪

■2.「ルビー&カンタン」
奇人大好き〜♪なフランシス・ヴェベール監督による、ベタなフレンチコメディ。主演のふたり――ジャン・レノはいつもの役柄、ドパルデューはたまに見せてくれる「でっかい体で子犬のような演技」で、展開もありがちだと十分わかっていながら、やっぱおかしくってたまりませんでした。85分という長さも魅力的。日本ではJ・レノがメインで宣伝されてましたが、ドパルデューの上手さに完全にヤラれました(J・レノも彼が相手だから楽に演じられただろうな〜)。間が見事です。監督のギリギリな奇人描写もGood!…ちなみに原題の「TAIS TOI !」は「黙れ!」という意味。納得(とくにポスター)。

↓ポスター(IMDb)
http://us.imdb.com/gallery/ss/0310203/poster.jpg

■3.「スクール・オブ・ロック」
ジャック・ブラックのための映画。ベタだとわかっていても、最初から最後まで大笑い!…ロックを知らなくても十分楽しい作品ですが、好きな人にはネタがわかってさらに面白く観れるのではないかと。ちなみに私は、ロックバカは相関図を書きたがるよニャ〜とか、JB演じるデューイが子供たちに渡したCDが実に的を得てるな〜とか、初めてギター持ったとき試しに弾くフレーズは、やっぱあの曲のあのフレーズだよニャ、しかもそれは全世界共通なんだな〜…など思いながら観てました。そして、ムチャクチャなデューイですが、「諦めを知ってる大人」であったことに大変共感しました。アンガス・ヤングそのまんまな格好のJB、子供たちの素直な演技と上手い演奏、随所に見られるロックネタ――とっても面白かったです。そうそう――グルーピーは大切です!!

■4.「みなさん、さようなら」
完全にダークホースでした。「グッバイ、レーニン!」「ビッグ・フィッシュ」と似たような設定で、公開時期も近かったため、よく比較されてましたが(とくに「ビッグ・フィッシュ」と)、私は断然「みなさん〜」派。優劣の問題ではなく、三作品の中で、本作が一番私の心の琴線に触れたということです。他の映画をハシゴする予定だったのに、観る気になれず、そのまま家に帰ってしまったほど参ってしまいました。後半のアカデミックな会話が鼻につく人もいるかもしれません。ただ、登場人物たちすべてが愛おしくてたまらず、超辛口なユーモアに感動し――そしてカンヌ(女優賞・脚本賞)とオスカー(外国語映画賞)に納得。「人生なんて、まるでお伽噺さ。」と簡単に思えない人にはオススメかと。いつかちゃんとした感想を書こうかな…。

■5.「ニューオーリンズ・トライアル」
感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040203.html
ベタなキャスティングですが、それぞれがなりきり、文句まったくナシの最高演技をしているために、観てる側は返ってストーリーに集中できたかなと。ミスリードさせる演出とぐいぐい引っ張ってく編集の力強さに唸りました。タバコ訴訟から銃訴訟になったのは、後者のほうがタイムリーであること、「インサイダー」という映画の存在のせいかと。また、米国より日本で人気なのは、銃問題(ガンコントロール)が米国内では微妙でも、日本人には受け入れやすい問題だからなのかも。なお、監督による音声解説が実に映画ファン向きな内容となっております。

■6.「ドラムライン」
マーチングバンドをフィーチャリングした青春映画。いまどき珍しいくらいストレートな内容だったので、ちょっと嬉しくなっていまいました。私自身マーチングの経験があるので、マーチング対決ではスクリーンに釘付け。「ONE BAND, ONE SOUND!」…音とバンドがひとつになった瞬間は、なんとも云えない感動があるんですよね…。そして迫力のあるサウンドに感動。

■7.「下妻物語」
以前書いた感想がすべてです。
↓「下妻物語」の感想
http://diarynote.jp/d/25683/20040706.html

■8.「メダリオン」
「タキシード」のことをボロクソ云ってたくせに、なんでこれが好きなの!?…と云われそう。だって!ジャッキーが楽しそうだったんだもん!ツッコミどころは満載で、云いたいことは山ほどあるけど…字数が足りないので、また後日。

■9.「殺人の追憶」
面白かったです。「ソウル五輪前の韓国は今と全然違う」という話は本当だったな〜と。

■10.「ドーン・オブ・ザ・デッド」
ツッコミたいことはありますが、面白かったです。走るゾンビにビックリ。あんなのが走って追ってきたら、マジ怖いかと…。

う〜ん…字数が足りない…以上、「2004年上半期フェイバリット10映画」でした。
←今年の9月にB’zの稲葉さんとともに四十路に突入する、ハリウッドの摩訶不思議男キアヌ・リーブスさん(とりあえず39)。キアヌは仕事のON・OFFがひっじょ〜にわかりやすい人で、OFFになると、だいたいヒゲボーボー状態です。「ギフト」や新作「The Scanner Darkly」のように、ヒゲボーボーで撮影しているときもあるのですが、基本的にonは←の写真のように剃ってることが多く――映画を観てると、ときどき頬から顎にかけて妙に青いキアヌに遭遇します。本人は気にしないんでしょうか?…ってか、私が気にしてどーする!?

キアヌ・ウォッチャー事務局からのお知らせです。

■「キアヌ・ウォッチャー事務局」とは
「キアヌのことは好きだけど、『キアヌ様♪うふ♪』と云う気はさらさらない。でも新作が公開されると観たくなる…とゆーか観なくては!と思ってしまい、観たら観たで今度はなにかひとことふたこと云いたくなる」という極東ギャルによって、2004年春、勝手に発足された不定期活動体。活動内容はたった1つ――「キアヌを生あったかい目で末長く見守ってあげる」こと。現在、傍観者募集中。

↓キアヌ・ウォッチャー事務局便り(1)
http://diarynote.jp/d/25683/20040616.html
↓キアヌの話(「ハートブルー」DVD)
http://diarynote.jp/d/25683/20040424.html
↓キアヌの話(「ビル&テッド」の話…下のほうにあります)
http://diarynote.jp/d/25683/20040208.html

7月にシカゴで開催された「Ridge Fest 04」にて、キアヌ・リーブスさんがBeckyというバンドのベースとして、ステージに立った模様です。

「あれ?キアヌのバンドって、ドッグスターじゃなかったっけ?」と思った方。よくご存知ですね♪…以前はOFFになるとツアーによく出かけてたキアヌですが、現在ドッグスターが活動休止中のため、お友達バンドのBeckyにてライブを楽しんだようです。そのときのお写真が、「Ridge Fest 04」の公式サイトでUPされておりました。

↓「Ridge Fest 04」
http://www.chicagoridge.org/Community/Ridgefest.html

ややヒゲボーボーのキアヌさんですが――ね?普段は左利きなのに、ベースは右で弾いてるでしょ!?

そのほかにもシカゴ市長とのツーショット写真などありますが、幼い女の子ふたりと一緒に写ってる写真なんか見てると、ヒゲボーボーだけど優しそうなおじさ…もとい、おにーさんですよねぇ(しみじみ)。"I Can’t Believe it, I Can’t ......."ってカワイイねぇ〜♪うんうん、あのマトリックスの人が目の前にいて、一緒に写真撮ってくれたんだから、そりゃ信じられないだろうし、嬉しいでしょう。彼女たちにとっては一生の思い出になるかもしれません。ただ、向かって右の女の子は、目をつぶった状態で写っているため、いまとっても悔やんでそうですけど。

で。写真を見てたら…キアヌのほかに、なんとケビン・ベーコンの姿が!

以前から名前だけは知っていた「The Bacon Brothers」――ケビンと兄マイケルがやってるバンド――を、まさかこんなところで見かけるとは!(ネットでだけど)

マイケル・ベーコンの顔を見ようと、1番上の段の左から2番目の写真をクリックして、大きい(ってか、大きすぎだって)画像で見てみたら――うわっ!横顔ソックリ!…ベ…ベーコン家のDNAを感じる……。

ケビン・ベーコンと云えば、私にはいまだに「フットルース」のイメージが強く、キアヌのような童顔とは違った意味で、いつ見ても変わらないお顔立ちだな〜という印象がある人。シワが増えたのはよくわかるのですが、それでも「イン・ザ・カット」を観たとき、彼が青年のように見えてしまい、本気でゾゾゾゾゾゾゾっとしてしまったのでした。「ミスティック・リバー」ではそんな風に見えなかったのに……おそるべし!

ま、ケビンにしろキアヌにしろ、こうやって地方都市のイベントでライブやってる姿は、どちらも「気のいいにーちゃん」。「おじさん」ではなく「おにーちゃん」なところが、らしいとゆーか、さすがとゆーか、末恐ろしいとゆーか。彼らがどんな基礎化粧品を使っているのか、女の私としては興味深いところですが――やっぱどっちも使ってなさそうですよねぇ…。
←なんつーかその…三輪車のシーンばかりを思い出してしまう作品です。
あ、ちなみに私も「里見八犬伝」といえば、「落ちてくる岩を背負い、みんなを助けて亡くなった大きな男の人」が印象深く、次いで「合成だとバレバレな、でっかい石っころが転がってくるシーン」を思い出してしまいます。…ストーリー忘れちゃったくせに、そーゆーことだけはなんでか覚えてるんですよね〜>はゆたさん

科学者ってのは対象がなんであろうと、やれ数式だの公式だのと、具体的な数値で測りたがるもんだよニャ〜…としみじみ思ったのが、この話題。

↓Shining named perfect scary movie(BBC NEWS)
http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/film/3537938.stm
(ヨグネタ探してたら遭遇)

いろんな人に怖いと云われてる作品(「サイコ」など)が、なぜ観客にそう思わせることに成功してるのか――そのナゾを解くため、英国の科学者グループが、「エキソシスト」「悪魔のいけにえ」「羊たちの沈黙」といったさまざまなホラー映画を2週間見続け、「怖さの公式」なるものを作り出したそうです。

なんでも――

(es+u+cs+t) squared +s+ (tl+f)/2 + (a+dr+fs)/n + sin x - 1.

es = escalating music (だんだん大きくなっていく音楽)
u = the unknown  (未知なこと)
cs = chase scenes  (追跡シーン)
t = sense of being trapped  (ワナにかけられる感覚)
(squared = 二乗)
s = shock  (ショック性)
tl = true life (現実)
f = fantasy (空想)
a = character is alone (そのキャラクターの孤独性)
dr = in the dark (暗闇)
fs = film setting (設定)
n = number of people (キャラクターの数)
sin = blood and guts  (血と腸)…げ。
1 = stereotypes (どれだけステレオタイプになるか)

で、その公式によって導き出された一番怖い映画というのが、スティーブン・キング原作/スタンリー・キューブリック監督/ジャック・ニコルソン主演の「シャイニング」

英国の科学者さんたちは、「この公式は完璧だ!」と豪語しているのだとか。

ふ〜ん…ってか、数字が大のニガテの私には「ふ〜ん」としか云えましぇん。

えっと、「だんだん大きくなっていく音楽」と「未知なこと」と「追跡シーン」と「ワナ」を足して二乗、それにショック性を足し、現実性と空想性を足して2で割ってって……えええええええええええ〜〜〜〜いい!!メンドくさいわ〜〜っ!!

ちなみに↑の記事によると、スピルバーグの「ジョーズ」は、たいへん効果的な血の出し方をしているそうな。ふ〜ん…って、あれ?どんなだったっけ??

どっちにしろ、「それぞれの項目に対し得点をつけ計算する」のは、どうしても得点に主観が入っちゃうだろうから、大勢で一緒に映画を観て、決めたほうがよさそうですね。…映画を観る以前に、私のまわりで数字に強いやつは誰ひとりいないけどさ…。

でもなんとなく…この公式だと「キル・ビル VOL.1」なんか、めっちゃ怖い映画になりそうです。ま、血の出し方が異常なのと現実性があまりナイということで、いろいろ相殺されそうですが。

さて。明日のWOWOW「キングダム・ホスピタル」が楽しみだニャ〜♪

追記:8/9の日記を再UPしました(ただし内容はぜんぜん違います)。
←これが公開になったとき、ちゃんと学生協で前売り(1200円也)を買って、「新京極四条上る・三筋目東入る」の美松劇場まで観に行こうとしたんですよ。がしかし。とっても忙しくて、なかなか観に行けない日々が続き――なんとか行ってみれば、すでに公開が終了していたという憂き目に遭遇。仕方なく、後日ビデオで鑑賞したのでした。ちなみに今でもその前売りが手元に残ってまして、バットマンマークの金色の部分やタイトルが箔押しされてたりと、原価がたいへんお高そうな作りです。でもたしかこの映画って、日本ではイマイチの興行成績だったはず。豪勢なチケットだったのにねぇ…。

渡辺謙さんが悪役を演じることになっている「バットマン・ビギンズ」。公開されたお写真を見ると、なんだか「ラストサムライ」のときと、大して変わってないお姿のように思えたのですが、もっとちゃんと確かめたくても、公式サイトやトレイラーに謙さんの姿はなく、あまりに淋しい扱われ方。もちっとなんとかならないものですか>Warner Bros.

以前話したように、アメコミを原作とする中でも「バットマン」シリーズは、ファンがとっても口うるさいことで有名。私は別にファンでもなんでもナイのですが、クリスチャン・ベール主演だということ、謙さんが出てるということ…と実に心そそられる理由が並んでいるため、どんな映画になるかとたいへん興味を持っております。なので、情報をマメにチェックしているのですが――

ちょっと前に公開された、あのバットモービル(バットマンが乗り回す車)。

私の目にはどーしても耕耘機、ぶっちゃけトラクターにしか見えないんですけど…。

↓C・ベールが乗り回すのであろう、新バットモービル(公式サイト)
http://batmanbegins.warnerbros.com/page08.html

……。
土の香りが漂ってきそうだなあ…。

ファンの目から見れば、やっぱイケてるんでしょうか?
これは後ろからのアングルなので、前はカッコいいんでしょうか?

バットマン役のC・ベールについて、撮影直前に「彼はデブになってた」という書き込みを見て、ダイジョブか?と思ったのですが、写真を見る限り、デブなんじゃなくて体を鍛えた結果のことだったんですね。…「マシニスト」で激ヤセした後だったってこともあるか。

↓孤独な感じのC・ベール版バットマン
http://batmanbegins.warnerbros.com/page02.html

…なんだか(いつも以上に)淋しそうに見えるバットマンです。

けっこう楽しみにしてる作品なので、公開になったら必ず観に行こうと思ってます。

あらためて、ご挨拶

2004年8月11日
最近いろいろなリンクや検索で飛んでこられる方が多いため、あらためてご挨拶をさせて頂きます。

こんにちは♪
秋林瑞佳(あきりんみずか)と申します。

当ブログは、映画ヨタ話・音楽話(B’zやジョージ・マイケル、その他洋楽)・日常ヘタレ話などが話題となっております。基本的に(ほぼ)毎日更新してます。

当ブログの性格は…おバカで文学性ゼロ。たまにマジメなこと書いてますが、長続きしません。昨今の懐かし映画DVD怒涛リリースにより、ちょっと懐かしめの映画ネタが多いのが特徴。また「左利きフェチ友の会」「キアヌ・ウォッチャー事務局」などの活動もしております。

←にある「myテーマ一覧」(復活♪)をクリックして頂くと、そのテーマに合わせた内容のお話が出てまいります。ただし、この機能がついたのは今年2月あたりからなので、過去分すべてをテーマ別に振り分けてはおりません。気分が乗れば、いつか振り分けられる…かもしれません。編集がメンドクサイんです…天下のモノグサ王…

以下、「myテーマ一覧」における各テーマのご説明をば。

■「映画ヨタ話」
いまでは誰も見向きもしない作品の話から、マニアックな話、乙女な話、ちょっとした話、しょーもない話、ゴシップ、ウワサなど、映画にまつわる話をしてます。アンドリュー・マッカーシー最新情報から、チェッカーズの「TANTANたぬき」まで、幅広く語っております。「キアヌ・ウォッチャー事務局便り」もこちら。

■「すちゃらか映画語り」
比較的古い映画や、公開時に観たけれど「新作映画感想」には書かなかった映画についての感想などを書いてます。かなり…とゆーか、いつもいい加減な内容です。ジャンル限定なし。「栄光のエンブレム」から「ドッグヴィル」まで、さまざまな映画について語ってます。

実はもっと語ってるのですが、すべてをテーマ分けしていないので(メンドクサイから)、今年の1月分あたりからとなっております。

■「新作映画感想」
新作映画の感想を書いてます。マジメに書いてるのもあれば、しょーもない内容で終わってるものなど、さまざまです。できるだけマニアックにならないように書いてるつもりです。取り上げる映画のジャンルは限定してません。それほど好き嫌いはなく、なんでも観れちゃう人なので。

■「トレイラーよもやま話」
新作のトレイラー(予告)やその出来、情報など。取り上げるトレイラーは、大作より話題作、個人的に気になってる映画のほうが多く、日本公開が思いっきり未定な作品なんかもでてきます。

■「日常」
基本的にヘタレでバカな話が多いです。知的なものは(ほぼ)ゼロかと。なお、レンタルビデオ屋さんで感じたこと・失敗したことなどを書いたコラム「ビデオ屋ウォッチング」はこちら。

■「B’z語り」
売れないデビュー時から応援し続け、早16年。ずっと見守ってきた彼らについて語ってます。ライブ感想・デキゴトロジー・100の質問など。

■「物欲ブギ!」
購入した・もらった・欲しいと思ってるモノなどについて、ぼんやりと語ってます。

■「音楽」
B’z以外のアーティストに関して。ジョージ・マイケルネタなど。

■「年度別フェイバリット10映画」
年間・半期別に好きな映画を10作品上げてます。2004年上期は…後日書きます…。忘れてた…

■「旅行」
いかに私が行き当たりばったりなのかがよくわかる、ヘタレ旅行記。

■「演劇」
演劇について語ってる…とゆーより、(いまのところ)トニー賞の話ばかりです。

■「読書」
読んだ本・好きな本の感想など。ただし、まともな感想はありましぇん。今年こそ、ちゃんと感想を書こうと思っておりますです。押忍。

■「連載」
最近始めた「月間 THE MOST ATTRACTIVE MAN」はこちら。月ごとに、最も目を引き魅力的だった人を私的判断で選出し、勝手に表彰しております。なお、今のところ男性ばかりなので「MAN」です。

■「時事ニュース」
時事ニュースに関するコメント。

■「当ブログ指針」
このブログの方向性と指針。ちなみに今日の日記もこのテーマに振り分けるつもりでいます。

■「TV」
TV番組の感想、放送予告など。あまりTVを観ない人なので、充実してません。

■「趣味」
映画・音楽・読書・旅行以外の趣味のお話。まったり。

■「コンピュータ」
PCや周辺機器のお話。今のところ、プリンタのお話だけです。

以上、こんな感じとなっております。

ヘタレなブログですが、今後ともよろしくお願い致します♪

かくも長き鯖落ち

2004年8月10日
サーバーエラー、長かった…お疲れ様でした>スタッフのみなさま

「ハードウエア部品の交換、OSの再インストール」…ハードディスクの交換をなさったのなら、そのコピー作業はどうしても時間かかるでしょうね。

ちなみに私はブログの乗り換えは考えてません。

利用者の多いところはニガテだし、地味なところでコツコツしてたいのです。利用者が多い「ココログ」あたりだと、埋もれちゃうよねぇ…。でも、一番ユーザーが多いのは「はてな」だとか。わかるような気がしますし、実際私も(ニガテと云いつつ)ユーザー登録してますもん(お知らせメールが来るし、いつ頃にメンテナンスするなど、けっこう丁寧)。いつかここでは書かないフツーの…それこそコラムみたいなブログをそちらで展開しようかな、と思ってますが…ふたつかけもちするのは、とーぶん先かニャ…。私はとっても腰が重いのです。

←「myテーマ一覧」を消されちゃった…。
また振り分けねば…。くすん…。
←このDVD、実はタイトルが箔押しされております。豪華〜♪

最近暑くて英語を読む気になれず、そのままチェックをサボってたノートン社(「オーブリー&マチュリン」シリーズの版元)のパトリック・オブライアン掲示板ですが、葉山さんのサイト「Sail ho!」で情報がUPされていたため、慌てて見に行ってきました。

↓Patrick O’Brian Discussion Forum(ノートン社公式のオブライアン掲示板)
http://www.wwnorton.com/forums/POB/POBforum.htm

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
…マジですか?

上記は英語サイトなので、葉山さんが日本語に訳して下さってます。

↓Sail ho!
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/27941/

………!!
そんなに売れてたのか!<米国版DVD…私も買ったっけ…。

トータルの興行成績が2億1000万ドル(IMDbによると米国内だけで約1億ドル)、米国内DVDセル&レンタル成績が1億7千万ドル、ビデオレンタル成績が3000万ドルの……しめて4億1000万ドル。

制作費が1億5000万ドル(IMDbソース)だから――完全に黒じゃん!
制作費のほとんどが造船に費やされたのだと、DVD見ててよくわかったナリよ…

「M&C」製作に携わってないハリウッドの関係者の中にも「A&M」シリーズのファンがいるんだニャ〜と、ちと感激してたのですが――その人によると、「議定書が出てて、FOXも実際に動いてる模様」。ただし続編の可能性があるだけで、監督は決まっておらず、よって続編が決定し発表となるかがわかるのは、とーぶん先。

ちなみに監督候補として挙げられてるのが――リドリー・スコット。

そーいえば、むか〜し「白い嵐」ってのがあったよニャ〜…(←遠い目)。彼が監督となると、知的かつディテール凝りまくりウィアー版の丁寧なドラマと違って、ドンパチメインのめっちゃ殺伐とした歴史モノになりそーだ。でも…個人的に云えば、最近歴史モノづいてる監督には、ぜひともSFを撮ってもらいたいんですけどねぇ…。

ウィアー監督は2本待機してるし、ご本人もそれほど続編にこだわってなかったので(あったらいいな〜程度)、望み薄しか。

私としては、キャストがそのまんまで、原作を活かしスピリットが感じられる脚本で(←1作目がほぼパーフェクトだったので)、丁寧に心情を描きつつアクション性も豊かに演出できて、とにかく1作目と同じクオリティに仕上げられる人であれば、どなたでも構いません。個人的には、1作目と違って、もっとハラハラドキドキでアクション性を上げた映画になるといい…かニャ?

それにしても、某掲示板にあった「Peter - We need more O’Brian!」だの、「Please announce that you’ll be doing another Master & Commander」だの、「Can we email him to encourage him?」だの、「I’ve been reading the novels and everyhting, and I’m hoping he’ll be able to make a sequel just as good as the first movie」だのといった書き込みを見ると、1作目は世界中に熱狂的なファンがいるんだな〜、私だけじゃないんだな〜と、つい嬉しくなっています。またウィアー監督がどれだけ原作ファンを満足させたのかも、よくわかります。

ムリかな〜と思ってた続編にその可能性があるならば――私もひたすら祈るのみです。
←うわ!DVDがリリースされるんだ!
これって、監督が角川春樹だから、DVD化はムリかもしんないと思ってたのにぃ〜。

いまだ私の中で余韻を引きずっているTMGですが、松本孝弘先生のコメントにて――

「レコーディングでLA滞在中は、『KILL BILL』や『座頭市』のDVDがよく流れていてた。エリックは日本映画が大好きみたいで、黒澤映画とかとても詳しいんだよ。で、いつの間にか『ブラックレイン』の松田優作の話になって、字幕もついてないのに『蘇る金狼』を最後まで観ちゃってさ。その後『野獣死すべし』も観てさ、エリックが『これはクールムービーだ!』って云って、ずっと松田優作のDVDを観てたんだよ。そのせいで、最終日だったのに外へご飯を食べに行けなくなっちゃって――」

エリックが(カワイイ顔して)実はプチ・タランティーノだったと判明したのは、さておき――

「野獣死すべし」!
「蘇る金狼」!

おお!大藪春彦!
大藪春彦といえば、角川映画!

…というわけで、その昔――小学生〜高校生の頃、角川映画をよく観に行ったことを思い出してしまいました。あの時代(80年代)の角川は、実写からアニメまで、それはそれはそれはたいへん活気があったのです。

■映画感想ノートに記載があった角川映画たち
「スローなブギにしてくれ」「狙われた学園」「この子の七つのお祝に」「化石の荒野」「汚れた英雄」「魔界転生」「「蒲田行進曲」「セーラー服と機関銃」「時をかける少女」「幻魔大戦」「里見八犬伝」「天国に一番近い島」「いつか誰かが殺される」「二代目はクリスチャン」「少年ケニヤ」「愛情物語」「メイン・テーマ」「晴れ、ときどき殺人」「「ボビーに首ったけ」「キャバレー」「彼のオートバイ、彼女の島」「時空の旅人」「ぼくらの七日間戦争」…まだあるかも。

こ…こんなに観に行ってたのか(←タダだったから)。

たぶん、←でリンクしているはゆたさんは「おお!懐かしい!」と云って下さるはず。そして、これらの映画を観に行ったことがなくても、タイトルだけは覚えてるという人も多いはず。

理由は簡単。
当時の角川は、とっても宣伝が上手かったんだもん。

惹句(コピー)なんか新鮮だったよニャ〜…。

「0.1秒のエクスタシー」(汚れた英雄)
……上手い!

なのでいつも話題になってたし、薬師丸ひろ子といったアイドル的な女優を世に送り込んでたし(♪ひろこひろこひろこひろこ〜せんせ〜しょなる〜ひろこ〜♪)、私も小学生のときにブラスバンドで「セーラー服と機関銃」を演奏したくらいだし。

がしかし。あれだけ観に行ったとゆーのに、ほとんど内容を覚えていないってのは……どーゆーことナリよ?

覚えてるのは――そのほとんどの映画の出来に満足できず、原作本を読んでみたら、そっちのほうがとても面白かった、ということ。

大藪春彦の「汚れた英雄」(名作!)なんかとくにそうで――中学生になって原作読んだら、そのあまりのハードボイルドぶりにビックリしたもんニャ〜…。赤川次郎が原作の「晴れ、ときどき殺人」もひどかったけど、逆に「探偵物語」は映画のほうがよかったか。…ただ今となっては感覚でしか語れない。本当に覚えてないんだもん。洋画はけっこう覚えてるんだけどニャ…。

角川映画はとにかく原作つきが多かったので、映画が面白かろうとつまらなかろうと、「原作のマテリアルをとりあえずイタダキして、映画を作ってみました」というイメージがどうしても根強く――当時まだ10代だった私に、「原作つきの映画に対する見方と評価」というものを教えてくれたような気がします。

…というわけで、「汚れた英雄」がリリースされたら観てみようかニャ…。

追記:
私が昔の映画の話についてよく語るのは、別に過去を美化したいわけじゃなくて、単に昨今におけるDVDブームのせいです。昔見た映画がDVDでバシバシとリリースされたら、やっぱツボ押されちゃうよニャ……。

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