青田買いをしてみよう!
2004年7月14日 映画ヨタ話
←80年代、「モーリス」とともにアート系ゲイ映画の金字塔的作品となった「アナザー・カントリー」(略して「アナカン」)。知らなかった…DVD出てたんだ〜。でもなんで日本のDVDは、主演のルパート・エヴェレットが寝転がってるあの有名な姿をジャケットに使ってないのニャ?…ビデオ版やUS版はちゃんとあのお写真なのにぃ。ダメじゃん!!これじゃあ「アナカン」の雰囲気まったくでないっつーの!
↓「アナザー・カントリー」のポスター(IMDb)
http://us.imdb.com/title/tt0086904/posters
…「アナカン」はやっぱこうじゃないと!
ノンケな男性のみなさんには興味のないお話かもしれませんが、英国映画と云えば、ハリウッド映画と一線を画するかのように、文芸系ゲイ映画(青春ドラマ多し)に対する歴史と伝統があります。私も腐女子の端くれとして、それらの映画をいくつか「うひょひょ♪」と思いながら観たことがあります。
↓そんな映画に出てたヒュー・グラントの話(2004/2/17の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040217.html
なぜ英国でこのような映画が数多く作られるのかは、英国の背景やイメージを考えればなんとなく想像できるのですが、この手の映画には、当時ほとんど無名でも、現在大人気だったり、名前が知られてたり、名優と呼ばれてたりする英国人俳優が数多く出演していたりします。
■あくまでも一例
「アナザー・カントリー」(1984)…コリン・ファース、ルパート・エヴェレット
「モーリス」(1987)…ヒュー・グラント
「オスカー・ワイルド」(1997)…ジュード・ロウ、オーランド・ブルーム
そのため、この手の映画は私にとって文芸映画であると同時に、「英国人俳優青田買い映画」でもあり、また今後台頭してきそうな英国系若手俳優をチェックする場でもあったりするわけです(米国でもゲイをテーマとした作品は数多く作られてますが、英国ほどの雰囲気はありません)。
で。最近チェックしている英国系俳優が、ヨアン・グリフィズ(ウェールズ出身…だから綴りと読みがわかりにくいのか…)とジェイムズ・ダーシー(イングランド出身)。近作として、前者は「キング・アーサー」「ホーンブロワー」、後者は「マスター・アンド・コマンダー」「dot the i」。
↓ヨアン・グリフィズ(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0344435/
↓ジェイムズ・ダーシー(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0195439/
雰囲気がまったく違うので比較するのもなんですが、ヨアンがセクシー系ならば、ジェイムズが真面目系って感じかニャ?…ちなみに、今日調べものをしていて分かったのですが、なんとこのふたり――過去に「オスカー・ワイルド」で共演していたのだとか。…ヨアンはわかる。でもジェイムズくんはどこに出てたんだろう?思い出せないよ〜ん。今度レンタルして再見チェックしてみるか――でもオーリより発見がむずかしいかもニャ…。
そして今後については、ヨアンのほうは「キング・アーサー」でランスロット役に抜擢されたことにより、日本でも注目されるかもしれませんが、一方ジェイムズくんはといえば、これが熱狂的なギャルズによってすでに青田買い済み。毎日のように熱いファンレターが、我が日本国から彼の元へと届けられるのだとか。……。「マスター・アンド・コマンダー」は見事に腐女子のツボを突いていたとはいえ、この状況にはジェイムズくんもビックリしてるだろうニャ〜…。
追記:
私の記憶が正しければ、「モーリス」が日本で公開されたとき、ヒュー・グラントのもとへと日本から大量のファンレターが送られたのだそうです。90年代に入っても、ファンレターの内容は「モーリス」ばかりなため、数年前までヒューは「日本のファンは、いつまでも僕を『モーリス』のイメージでとらえているので困った」と語ってました。今はもうさすがにそんなことはないと思いますけど。
それから…日本のビデオ販社さ〜〜〜ん!
「Beautiful Thing」(1996・英)をビデオ化して下さ〜〜い!
…「同級生」(1998・英)より、よっぽど面白いと思うんだけどニャ…。
↓「アナザー・カントリー」のポスター(IMDb)
http://us.imdb.com/title/tt0086904/posters
…「アナカン」はやっぱこうじゃないと!
ノンケな男性のみなさんには興味のないお話かもしれませんが、英国映画と云えば、ハリウッド映画と一線を画するかのように、文芸系ゲイ映画(青春ドラマ多し)に対する歴史と伝統があります。私も腐女子の端くれとして、それらの映画をいくつか「うひょひょ♪」と思いながら観たことがあります。
↓そんな映画に出てたヒュー・グラントの話(2004/2/17の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040217.html
なぜ英国でこのような映画が数多く作られるのかは、英国の背景やイメージを考えればなんとなく想像できるのですが、この手の映画には、当時ほとんど無名でも、現在大人気だったり、名前が知られてたり、名優と呼ばれてたりする英国人俳優が数多く出演していたりします。
■あくまでも一例
「アナザー・カントリー」(1984)…コリン・ファース、ルパート・エヴェレット
「モーリス」(1987)…ヒュー・グラント
「オスカー・ワイルド」(1997)…ジュード・ロウ、オーランド・ブルーム
そのため、この手の映画は私にとって文芸映画であると同時に、「英国人俳優青田買い映画」でもあり、また今後台頭してきそうな英国系若手俳優をチェックする場でもあったりするわけです(米国でもゲイをテーマとした作品は数多く作られてますが、英国ほどの雰囲気はありません)。
で。最近チェックしている英国系俳優が、ヨアン・グリフィズ(ウェールズ出身…だから綴りと読みがわかりにくいのか…)とジェイムズ・ダーシー(イングランド出身)。近作として、前者は「キング・アーサー」「ホーンブロワー」、後者は「マスター・アンド・コマンダー」「dot the i」。
↓ヨアン・グリフィズ(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0344435/
↓ジェイムズ・ダーシー(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0195439/
雰囲気がまったく違うので比較するのもなんですが、ヨアンがセクシー系ならば、ジェイムズが真面目系って感じかニャ?…ちなみに、今日調べものをしていて分かったのですが、なんとこのふたり――過去に「オスカー・ワイルド」で共演していたのだとか。…ヨアンはわかる。でもジェイムズくんはどこに出てたんだろう?思い出せないよ〜ん。今度レンタルして再見チェックしてみるか――でもオーリより発見がむずかしいかもニャ…。
そして今後については、ヨアンのほうは「キング・アーサー」でランスロット役に抜擢されたことにより、日本でも注目されるかもしれませんが、一方ジェイムズくんはといえば、これが熱狂的なギャルズによってすでに青田買い済み。毎日のように熱いファンレターが、我が日本国から彼の元へと届けられるのだとか。……。「マスター・アンド・コマンダー」は見事に腐女子のツボを突いていたとはいえ、この状況にはジェイムズくんもビックリしてるだろうニャ〜…。
追記:
私の記憶が正しければ、「モーリス」が日本で公開されたとき、ヒュー・グラントのもとへと日本から大量のファンレターが送られたのだそうです。90年代に入っても、ファンレターの内容は「モーリス」ばかりなため、数年前までヒューは「日本のファンは、いつまでも僕を『モーリス』のイメージでとらえているので困った」と語ってました。今はもうさすがにそんなことはないと思いますけど。
それから…日本のビデオ販社さ〜〜〜ん!
「Beautiful Thing」(1996・英)をビデオ化して下さ〜〜い!
…「同級生」(1998・英)より、よっぽど面白いと思うんだけどニャ…。
「S.W.A.T.」
2004年7月13日
←劇場公開時には「中1はタダ!」というキャンペーンをやっていた「S.W.A.T.」。そのため、大変うらやましい思いをしたのですが、結局タダで観ている中坊には出会えませんでした。そういえば数年前、「光輝くブラピ以外、ほとんど観るところがない退屈な映画」とまで云われた「ジョー・ブラックをよろしく」を観に行った際、女子ばっかの観客の中で、ど真ん中一列を陣取っていた中学生〜高校生男子6人組にはビックリしました。あの中の誰が、「『ジョー・ブラック〜』を観に行こうぜ!」って云ったんだろう?
夏バテ中なので、昨年10月に書いた映画感想の再UPでお茶濁し…すみましぇん…。
■「S.W.A.T.」S.W.A.T.(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0257076/
監督:クラーク・ジョンソン
脚本:デビッド・エアー、デビッド・マッケンナ
出演:サミュエル・L・ジャクソン、コリン・ファレル、ミシェル・ロドリゲス、LLクールJ、ジェレミー・レナー、他
ストーリー:
ある事件で上官の命令を無視した上、相棒のギャンブル(J・レナー)が勝手な判断をしたため、S.W.A.T.から外されたストリート(C・ファレル)は、復帰のチャンスをうかがいながら、保管庫業務についていた。そんなある日、腕利き巡査部長ホンド(S・L・ジャクソン)がS.W.A.T.に復帰、新チームを組むことになった。そのメンバーに選ばれたストリートは、仲間とともに、国際指名手配者のアレックスの護送任務につくが――。
なんつーかその……この映画のように、特別出来がいいわけでもまた悪いわけでもない――可もなく不可もなく系アクション映画ほど、感想やレビューが書きにくいもんはないよなあ…。
人気俳優は出演してるし、そこそこ楽しめるウェルメイドなハリウッド映画というか。お腹いっぱいになるのはいいけど、胸焼けさせてシンドイ思いをするような映画や、しつこいどんでん返しばかりでウンザリしてしまう映画、個性的過ぎて観る側を選んじゃうような映画…そんなのばっかり観てると、逆に今作が小気味よく感じるかも。ただし、印象に残るかどうかは別として。
私にはちーとばかり尺が長いように感じたか。本編は111分だから、そう特別長い作品ではないけれど、ダラダラと感じたことは否めないもんなあ。
こういったフツーのアクション映画の場合は、ストーリーを追っかけることより、俳優たちや小道具、シチュエーションなどを観察するのが楽しかったりします。もし銃に詳しかったら、それもまた楽しみのひとつになってたでしょう。
ちなみに、私がこの映画を観に行った理由はただひとつ。
「コリン・ファレルを観ること」。
以前から目はつけてましたが、久しぶりにバッドボーイ系ハンキーが現れたので、嬉しいっス!(←バカ)
ちなみにどう観てもコリン・ファレルが主演なのに、クレジットトップがサミュエル・L・ジャクソンなのは、やはりランク的な理由からでしょう。「ドリームキャッチャー」で、モーガン・フリーマンがトップだったようにね。
で、そのやり手上司役を演じるサミュエル・L・ジャクソンですが、なんつーかその…このまま行くと第二のジーン・ハックマンになりそうです(つまり、オファーされる役どころが固まりそうで、しかも断ることを知らない)。
以前話したブライアン・コックスやショーン・ビーンのように、彼もまた「ギャラが予算内に収まり、演技力があって名前も知られてる」という、非常に使える俳優のひとりだってことなのでしょう。個人的にはとても好きな俳優さんだし、作品ごとに髪型が変わるところも気に入っています♪
女性隊員サンチェスにミシェル・ロドリゲス。あれれ?最近彼女を観たぞ…と思ったら、「ブルークラッシュ」で主人公に喝を入れてた、あのお友達の子か。どっちも男前なキャラでしたね。
メンバーもよくある構成(ちょっと青いけど魅力的な主人公、おしゃべりな隊員、無口な隊員、過去を持つ隊員、アフリカ系の隊員などなど)でしたが、女性隊員がいることで、恋愛がらみな展開になるかと思ってたら、それはナシ。たしかにこれなら中1が観てもダイジョブ。ありがちなストーリーだけど、その面をスッパリ削ったことが逆に潔い雰囲気を醸し出している…かも。欲張っていろいろ盛り込み過ぎて中途半端に終わらせたり、ヘタにリアル感を出して爽快感をなくしたりするよりはマシでしょう。だってこれ…娯楽エンタテイメント、ポップコーンムービーなんだから。
街のチンピラが、あれほどの銃器類をいったいどうやって調達したんだろう?という疑問は残りますが、可もなく不可もなく作品にダメ出しするのは(あくまでも個人的に)ヤボに思えるので――ま、いいんじゃないでしょうか。
ところで。本編が終わり、ボケーっとエンドクレジットで流れる曲を聴いてたら、最後に「サミュエル・ジャクソ〜ン!」と聴こえてきて、「ハテ?幻聴?」と思ったのですが、そのままクレジットで確認したら…「Samuel Jackson」という曲でありました。♪さみゅえるじゃくそ〜〜ん♪
それぞれの俳優がそれぞれハマリ役を演じ、ストーリーもごく平凡でそれなりに面白いというレベルの映画なら、その中でなにか個人的に「ビビビ!」とくるもの発見したり、昔のTVシリーズを知ってる人はそれと比較してみたり、ひたすら俳優を観ることを念頭においたりするのも、その映画に対する楽しみ方のひとつなんじゃないでしょうか。
しっかし…コリンはまたもや定番の役だったなあ。
夏バテ中なので、昨年10月に書いた映画感想の再UPでお茶濁し…すみましぇん…。
■「S.W.A.T.」S.W.A.T.(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0257076/
監督:クラーク・ジョンソン
脚本:デビッド・エアー、デビッド・マッケンナ
出演:サミュエル・L・ジャクソン、コリン・ファレル、ミシェル・ロドリゲス、LLクールJ、ジェレミー・レナー、他
ストーリー:
ある事件で上官の命令を無視した上、相棒のギャンブル(J・レナー)が勝手な判断をしたため、S.W.A.T.から外されたストリート(C・ファレル)は、復帰のチャンスをうかがいながら、保管庫業務についていた。そんなある日、腕利き巡査部長ホンド(S・L・ジャクソン)がS.W.A.T.に復帰、新チームを組むことになった。そのメンバーに選ばれたストリートは、仲間とともに、国際指名手配者のアレックスの護送任務につくが――。
なんつーかその……この映画のように、特別出来がいいわけでもまた悪いわけでもない――可もなく不可もなく系アクション映画ほど、感想やレビューが書きにくいもんはないよなあ…。
人気俳優は出演してるし、そこそこ楽しめるウェルメイドなハリウッド映画というか。お腹いっぱいになるのはいいけど、胸焼けさせてシンドイ思いをするような映画や、しつこいどんでん返しばかりでウンザリしてしまう映画、個性的過ぎて観る側を選んじゃうような映画…そんなのばっかり観てると、逆に今作が小気味よく感じるかも。ただし、印象に残るかどうかは別として。
私にはちーとばかり尺が長いように感じたか。本編は111分だから、そう特別長い作品ではないけれど、ダラダラと感じたことは否めないもんなあ。
こういったフツーのアクション映画の場合は、ストーリーを追っかけることより、俳優たちや小道具、シチュエーションなどを観察するのが楽しかったりします。もし銃に詳しかったら、それもまた楽しみのひとつになってたでしょう。
ちなみに、私がこの映画を観に行った理由はただひとつ。
「コリン・ファレルを観ること」。
以前から目はつけてましたが、久しぶりにバッドボーイ系ハンキーが現れたので、嬉しいっス!(←バカ)
ちなみにどう観てもコリン・ファレルが主演なのに、クレジットトップがサミュエル・L・ジャクソンなのは、やはりランク的な理由からでしょう。「ドリームキャッチャー」で、モーガン・フリーマンがトップだったようにね。
で、そのやり手上司役を演じるサミュエル・L・ジャクソンですが、なんつーかその…このまま行くと第二のジーン・ハックマンになりそうです(つまり、オファーされる役どころが固まりそうで、しかも断ることを知らない)。
以前話したブライアン・コックスやショーン・ビーンのように、彼もまた「ギャラが予算内に収まり、演技力があって名前も知られてる」という、非常に使える俳優のひとりだってことなのでしょう。個人的にはとても好きな俳優さんだし、作品ごとに髪型が変わるところも気に入っています♪
女性隊員サンチェスにミシェル・ロドリゲス。あれれ?最近彼女を観たぞ…と思ったら、「ブルークラッシュ」で主人公に喝を入れてた、あのお友達の子か。どっちも男前なキャラでしたね。
メンバーもよくある構成(ちょっと青いけど魅力的な主人公、おしゃべりな隊員、無口な隊員、過去を持つ隊員、アフリカ系の隊員などなど)でしたが、女性隊員がいることで、恋愛がらみな展開になるかと思ってたら、それはナシ。たしかにこれなら中1が観てもダイジョブ。ありがちなストーリーだけど、その面をスッパリ削ったことが逆に潔い雰囲気を醸し出している…かも。欲張っていろいろ盛り込み過ぎて中途半端に終わらせたり、ヘタにリアル感を出して爽快感をなくしたりするよりはマシでしょう。だってこれ…娯楽エンタテイメント、ポップコーンムービーなんだから。
街のチンピラが、あれほどの銃器類をいったいどうやって調達したんだろう?という疑問は残りますが、可もなく不可もなく作品にダメ出しするのは(あくまでも個人的に)ヤボに思えるので――ま、いいんじゃないでしょうか。
ところで。本編が終わり、ボケーっとエンドクレジットで流れる曲を聴いてたら、最後に「サミュエル・ジャクソ〜ン!」と聴こえてきて、「ハテ?幻聴?」と思ったのですが、そのままクレジットで確認したら…「Samuel Jackson」という曲でありました。♪さみゅえるじゃくそ〜〜ん♪
それぞれの俳優がそれぞれハマリ役を演じ、ストーリーもごく平凡でそれなりに面白いというレベルの映画なら、その中でなにか個人的に「ビビビ!」とくるもの発見したり、昔のTVシリーズを知ってる人はそれと比較してみたり、ひたすら俳優を観ることを念頭においたりするのも、その映画に対する楽しみ方のひとつなんじゃないでしょうか。
しっかし…コリンはまたもや定番の役だったなあ。
「アーサー王伝説」と映画「キング・アーサー」
2004年7月12日 映画ヨタ話
←とりあえずウィリアム・キャクストン版を。
先週、アーサー王伝説を元にした映画「キング・アーサー」(クライブ・オーウェン主演、キーラ・ナイトレイ共演)が、米国で公開となったのですが、どうやらかなりキビシイ幕開け&批評を食らってるようです。…う〜む…わからんでもない…。
だって日本版トレイラー(ショートバージョン)観る限りじゃ、グウィネヴィア(K・ナイトレイ)は自ら戦うすんごい強い姫君で、アーサーやランスロットを差し置き、まるで主人公のよう。見せ場をぜ〜んぶ持っていってるみたいなんだもん。たしかにクライブ・オーウェンって地味だし、米国ではそれほど知られてる俳優じゃないけどさ…アーサー王伝説を知ってる人、およびマニアやファンはビックリ仰天、「マジですか?」ってな感じでしょうねぇ。
以前も話したように、私は大学時代に近世ヨーロッパ史を専攻していたのですが、暗黒の中世も大好きだったので、いくつかその時代の講義を受講しておりました。その際、アーサー王伝説に関するお話を教授から聞きまして、とりあえず本を読んでみたのですが、アーサー王伝説って――一大不倫叙事詩やんか!
かなり小さい頃、NHKかどこかでアーサー王伝説をアニメ化した「燃えろアーサー」なる番組を見てた私は大ショック!まさかこんな話だったとは…。恋の三角…どころではなく、四角に五角。アーサーもグウィネヴィア、ランスロットみんな不倫三昧。う〜む…映画ではどこまで触れられてるのか――アーサーに「史上最大の王」なんて惹句がついてるあたり、やっぱメインはヒーローものなんだろうな〜。個人的には円卓の騎士が何人いるのかが気になる…。
なお、映画「キング・アーサー」では、アーサー王をクライブ・オーウェン(次期ボンド候補のひとり)、グウィネヴィア妃にキーラ・ナイトレイ、最強の騎士ランスロットを「ホーンブロワー」のヨアン・グリフィズ。私的注目はもちろんI・グリフィズ。だってアーサー王伝説なら、私はアーサーよりランスロット派なんだもん♪
監督は、マイケル・ベイが降り「ティアーズ・オブ・ザ・サン」「トレーニング・デイ」のアントワーン・フークア。でも日本では、製作のジェリー・ブラッカイマーのほうがウリになってます…って、そりゃ日本だけじゃないか。
ちなみにアーサー王伝説というのは、「伝説」とつくように、史実であるかどうかまだ確証されておりません。エクスキャリバーという剣が実在し、アーサーがそれを引っこ抜いて王に即位したかもわかってません。またよく誤解されるのですが、中世はエリザベス1世の時代ではなく、ルネッサンスより前、ロビンフッドやアーサー王の時代です。映画で云うなら「ブレイブハート」「ロビンフッド」「ロックユー!」あたり。
日本でもそろそろ公開が始まるし――「トロイ」のような大味歴史ものかもしんないと予想しつつ、中世好きな以上、必ず観に行こうと思ってます。……海外版のトレイラーのナレーションって、ローレンス・フィッシュバーンなんだ…ふ〜ん。
先週、アーサー王伝説を元にした映画「キング・アーサー」(クライブ・オーウェン主演、キーラ・ナイトレイ共演)が、米国で公開となったのですが、どうやらかなりキビシイ幕開け&批評を食らってるようです。…う〜む…わからんでもない…。
だって日本版トレイラー(ショートバージョン)観る限りじゃ、グウィネヴィア(K・ナイトレイ)は自ら戦うすんごい強い姫君で、アーサーやランスロットを差し置き、まるで主人公のよう。見せ場をぜ〜んぶ持っていってるみたいなんだもん。たしかにクライブ・オーウェンって地味だし、米国ではそれほど知られてる俳優じゃないけどさ…アーサー王伝説を知ってる人、およびマニアやファンはビックリ仰天、「マジですか?」ってな感じでしょうねぇ。
以前も話したように、私は大学時代に近世ヨーロッパ史を専攻していたのですが、暗黒の中世も大好きだったので、いくつかその時代の講義を受講しておりました。その際、アーサー王伝説に関するお話を教授から聞きまして、とりあえず本を読んでみたのですが、アーサー王伝説って――一大不倫叙事詩やんか!
かなり小さい頃、NHKかどこかでアーサー王伝説をアニメ化した「燃えろアーサー」なる番組を見てた私は大ショック!まさかこんな話だったとは…。恋の三角…どころではなく、四角に五角。アーサーもグウィネヴィア、ランスロットみんな不倫三昧。う〜む…映画ではどこまで触れられてるのか――アーサーに「史上最大の王」なんて惹句がついてるあたり、やっぱメインはヒーローものなんだろうな〜。個人的には円卓の騎士が何人いるのかが気になる…。
なお、映画「キング・アーサー」では、アーサー王をクライブ・オーウェン(次期ボンド候補のひとり)、グウィネヴィア妃にキーラ・ナイトレイ、最強の騎士ランスロットを「ホーンブロワー」のヨアン・グリフィズ。私的注目はもちろんI・グリフィズ。だってアーサー王伝説なら、私はアーサーよりランスロット派なんだもん♪
監督は、マイケル・ベイが降り「ティアーズ・オブ・ザ・サン」「トレーニング・デイ」のアントワーン・フークア。でも日本では、製作のジェリー・ブラッカイマーのほうがウリになってます…って、そりゃ日本だけじゃないか。
ちなみにアーサー王伝説というのは、「伝説」とつくように、史実であるかどうかまだ確証されておりません。エクスキャリバーという剣が実在し、アーサーがそれを引っこ抜いて王に即位したかもわかってません。またよく誤解されるのですが、中世はエリザベス1世の時代ではなく、ルネッサンスより前、ロビンフッドやアーサー王の時代です。映画で云うなら「ブレイブハート」「ロビンフッド」「ロックユー!」あたり。
日本でもそろそろ公開が始まるし――「トロイ」のような大味歴史ものかもしんないと予想しつつ、中世好きな以上、必ず観に行こうと思ってます。……海外版のトレイラーのナレーションって、ローレンス・フィッシュバーンなんだ…ふ〜ん。
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稲葉さん、今週のTV出演情報
2004年7月11日 TV
←稲葉さん…昔はこんな肉体派ではありませんでした。彼は30歳過ぎてからムキムキになったのです。20代はヒョロヒョロ、胸は洗濯板のようで、ライブ中はどんなに暑くても脱がなかったもんニャ〜…。
ちなみに今年でとうとう40歳、なんとキアヌやラッシーと同世代だったりします。
それにしても、自分のブログにこうやって彼の写真が貼れるようになるなんて…超うれぴぃ♪
■業務連絡
りょうさ〜〜ん!
明日(12日)は「HEY×3」、木曜日(15日)は「うたばん」に稲葉さんが出ますよ〜〜!
以上、連絡でした。
ちなみに今年でとうとう40歳、なんとキアヌやラッシーと同世代だったりします。
それにしても、自分のブログにこうやって彼の写真が貼れるようになるなんて…超うれぴぃ♪
■業務連絡
りょうさ〜〜ん!
明日(12日)は「HEY×3」、木曜日(15日)は「うたばん」に稲葉さんが出ますよ〜〜!
以上、連絡でした。
「白いカラス」
2004年7月10日
←原作はフィリップ・ロス「ヒューマン・ステイン」(HUMAN STAIN)。
Stain<Stein>
――v.しみをつける、汚す
――n.しみ、きず、汚点、着色
ちょっと前ですが、ロバート・ベントン監督作「白いカラス」を観に行ってきました。
「白いカラス」The Human Stain(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0308383/
監督:ロバート・ベントン
脚本:ニコラス・メイヤー
出演:アンソニー・ホプキンス、ニコール・キッドマン、エド・ハリス、ゲイリー・シニーズ、ウェントワース・ミラー他
公式サイトはでっかいネタバレがあるため、リンクは致しません。観に行かれる方はご注意下さい。
ストーリー:
1998年。ユダヤ人初の古典学権威で、アテナ大学学部長のコールマン・シルク(A・ホプキンス)は、人種に関する失言によって辞職に追い込まれてしまう。間もなく妻が他界し、失業中の彼の暮らしは失意と怒りに満ちたものとなっていった。そんなある日、彼はひとり暮らしで複雑な過去を持つ女性フォーニア(N・キッドマン)と出会う。親子ほど年の差があるにも関わらず、惹かれあうコールマンとフォーニア。だがつらい過去を話す彼女とは違い、コールマンは自分の秘密を話せないでいた。そして――
う〜ん…ヒューマンドラマとラブロマンスの両立って、むずかしい。
しかもこの作品の場合、主人公が実は**であるということ、そして恋に落ちるふたりをA・ホプキンスとN・キッドマンが演じてるということで、さらにそのむずかしさが増してるんだよニャ…。
どちらも演技派だし、その上手さは折り紙だけでなくアカデミー協会までもが付いてるというのに、やっぱりホプキンスは**に、ニコールは虐待受けて心身ともに傷ついてるホワイトトラッシュには、どうしても見えない…とゆーか、見えづらい。そして、ニコール演じるフォーニアが、なんでホプキンス演じるコールマンとフォーリンラブなのか、ものすご〜く説得力がない。…この2点が致命的なんだよニャ…。
「ホプキンスが**に見えなくてもいいじゃん!」という人もいると思うのですが、たとえばキアヌ・リーブスが**だと云われてピンとくる?…やっぱどこかしら「あれ?云われてみるとこの人って…」と思わせる雰囲気のある俳優じゃないと、キビシイんじゃないかニャ?…日本ではそれほどでなくても、米国ではなかなか受け入れられないような気がする。それどころかキング・オブ・ポップを想像しちゃうんじゃない?
ところが、若き日のコールマンを演じるW・ミラーが、まさしく「あれ?云われてみるとこの人って…」と思わせる雰囲気バツグンな俳優だったので、コールマンの回想が始まるや説得力が増し、ストーリーも俄然面白くなってくる。自分が**であるために、真面目で聡明な父親は大した仕事にもつけず、愛する恋人は失い、進学もままならないコールマン。そしてついに、彼は**であることを隠す決心をする――なんてせつない(でも**にとっては否定されたも同然なので、実はとてもヒドイ)話なんだろう…。
フォーニアは――その大胆な誘い方もニャるほど、さすが大人の女ねと思いつつ…う〜ん…ニコールではなんだかとっても強か(したたか)に見えてしまう。虐待された女が常に弱いとは限らない。だけどニコールが演じると、なにか別の思惑がある、とても強かな女に見えてしまうってこと。それに誘いを受けてやって来る相手がホプキンスとなると、どうしてもニコールほどの美人がなんで?と思っちゃうし。ふたりの演技はとても素晴らしい。ただ違う女優さんだったら、もっと説得力があったかもしれない。
がしかし。「じゃあ、いったい誰が適役よ?」と訊かれると…これがなかなか出てこない。とくにコールマンがそうで、「知的で地位があり一見立派な…でも常に嘘をつき、そして怒りに満ちている年老いた男」――そう云われると、A・ホプキンスがピタリとハマっちゃう。だから観てて困っちゃったわさ。名優エド・ハリスも、ムダにエド・ハリスというか…なんだかもったいない使われ方だなと思いつつ、じゃあ他に誰がいるよ?と云われれば、これまた困ってしまう…。う〜む。
最初はラブロマンスだと思ってた作品が、「実は主人公は**である」という事実が判明してのち、ヒューマンドラマとしての要素が強くなっていったことも、人によっては混乱要素になったかもしれない。主人公の回想におけるエピソードがどれも面白く、またズシリと重く感じさせるだけに、ラブロマンス部分の弱さが最後まで足を引っ張っちゃた感がある。もったいない。
あと宣伝ですが。日本では「メロドラマかと思ってたら、ヒューマンドラマだった」と云われてるらしいこの「白いカラス」――米国ではサスペンス要素の強いトレイラーが流れていたそうで、そのため「サスペンスだと思ってたのに違うじゃん!」という人が続出だったとか。で、実際に私もそのトレイラーを観てみたのですが――たしかにあれじゃサスペンスですわ。主演がホプキンス、その上エド・ハリスとゲイリー・シニーズがキャスティングされてたら――「そのどっちか、あるいはホプキンスが犯人だろうな〜」とか思っちゃうでしょうね。逆に日本版トレイラーはラブロマンス路線。なので、「あれ?もっとニコールが出てくると思ったのに」と思った人は多かったでしょう。どっちにしろ、宣伝打つのもむずかしい作品だったってことかニャ…。
…とここまで書けば、私はこの作品を気に入ってないかのように思えるのですが、実はけっこう好きだったりします。
本作と同じように、ヒューマンドラマにロマンスを折込み、オスカーノミニーあるいはウィナーを3人を配し、同時期に日本で公開となった「21グラム」より好きです(優劣ではなく好みの問題)。だって…監督のロバート・ベントンは、まったくの正攻法で見せてくれたし、ごちゃごちゃと時間軸をぶった斬ることのない、美しく、観る側に想像を与えてくれる映像だったし、ルックスや印象に文句つけても俳優陣の演技は素晴らしかったし……でもやっぱり、私が昔から監督のファンだってことが大きいかも。
もしかしたら原作のほうが登場人物の心情がより見えてきて、ふたりのロマンスにも共感しちゃうんじゃないか、そしてそのロマンス部分を重視するならば、結果的に映画化には不向きだったんじゃないかと思ってしまった作品。ただし、コールマンのセンシティブな青年時代の描写は素晴らしかったです。文句まったくナシ。
Stain<Stein>
――v.しみをつける、汚す
――n.しみ、きず、汚点、着色
ちょっと前ですが、ロバート・ベントン監督作「白いカラス」を観に行ってきました。
「白いカラス」The Human Stain(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0308383/
監督:ロバート・ベントン
脚本:ニコラス・メイヤー
出演:アンソニー・ホプキンス、ニコール・キッドマン、エド・ハリス、ゲイリー・シニーズ、ウェントワース・ミラー他
公式サイトはでっかいネタバレがあるため、リンクは致しません。観に行かれる方はご注意下さい。
ストーリー:
1998年。ユダヤ人初の古典学権威で、アテナ大学学部長のコールマン・シルク(A・ホプキンス)は、人種に関する失言によって辞職に追い込まれてしまう。間もなく妻が他界し、失業中の彼の暮らしは失意と怒りに満ちたものとなっていった。そんなある日、彼はひとり暮らしで複雑な過去を持つ女性フォーニア(N・キッドマン)と出会う。親子ほど年の差があるにも関わらず、惹かれあうコールマンとフォーニア。だがつらい過去を話す彼女とは違い、コールマンは自分の秘密を話せないでいた。そして――
う〜ん…ヒューマンドラマとラブロマンスの両立って、むずかしい。
しかもこの作品の場合、主人公が実は**であるということ、そして恋に落ちるふたりをA・ホプキンスとN・キッドマンが演じてるということで、さらにそのむずかしさが増してるんだよニャ…。
どちらも演技派だし、その上手さは折り紙だけでなくアカデミー協会までもが付いてるというのに、やっぱりホプキンスは**に、ニコールは虐待受けて心身ともに傷ついてるホワイトトラッシュには、どうしても見えない…とゆーか、見えづらい。そして、ニコール演じるフォーニアが、なんでホプキンス演じるコールマンとフォーリンラブなのか、ものすご〜く説得力がない。…この2点が致命的なんだよニャ…。
「ホプキンスが**に見えなくてもいいじゃん!」という人もいると思うのですが、たとえばキアヌ・リーブスが**だと云われてピンとくる?…やっぱどこかしら「あれ?云われてみるとこの人って…」と思わせる雰囲気のある俳優じゃないと、キビシイんじゃないかニャ?…日本ではそれほどでなくても、米国ではなかなか受け入れられないような気がする。それどころかキング・オブ・ポップを想像しちゃうんじゃない?
ところが、若き日のコールマンを演じるW・ミラーが、まさしく「あれ?云われてみるとこの人って…」と思わせる雰囲気バツグンな俳優だったので、コールマンの回想が始まるや説得力が増し、ストーリーも俄然面白くなってくる。自分が**であるために、真面目で聡明な父親は大した仕事にもつけず、愛する恋人は失い、進学もままならないコールマン。そしてついに、彼は**であることを隠す決心をする――なんてせつない(でも**にとっては否定されたも同然なので、実はとてもヒドイ)話なんだろう…。
フォーニアは――その大胆な誘い方もニャるほど、さすが大人の女ねと思いつつ…う〜ん…ニコールではなんだかとっても強か(したたか)に見えてしまう。虐待された女が常に弱いとは限らない。だけどニコールが演じると、なにか別の思惑がある、とても強かな女に見えてしまうってこと。それに誘いを受けてやって来る相手がホプキンスとなると、どうしてもニコールほどの美人がなんで?と思っちゃうし。ふたりの演技はとても素晴らしい。ただ違う女優さんだったら、もっと説得力があったかもしれない。
がしかし。「じゃあ、いったい誰が適役よ?」と訊かれると…これがなかなか出てこない。とくにコールマンがそうで、「知的で地位があり一見立派な…でも常に嘘をつき、そして怒りに満ちている年老いた男」――そう云われると、A・ホプキンスがピタリとハマっちゃう。だから観てて困っちゃったわさ。名優エド・ハリスも、ムダにエド・ハリスというか…なんだかもったいない使われ方だなと思いつつ、じゃあ他に誰がいるよ?と云われれば、これまた困ってしまう…。う〜む。
最初はラブロマンスだと思ってた作品が、「実は主人公は**である」という事実が判明してのち、ヒューマンドラマとしての要素が強くなっていったことも、人によっては混乱要素になったかもしれない。主人公の回想におけるエピソードがどれも面白く、またズシリと重く感じさせるだけに、ラブロマンス部分の弱さが最後まで足を引っ張っちゃた感がある。もったいない。
あと宣伝ですが。日本では「メロドラマかと思ってたら、ヒューマンドラマだった」と云われてるらしいこの「白いカラス」――米国ではサスペンス要素の強いトレイラーが流れていたそうで、そのため「サスペンスだと思ってたのに違うじゃん!」という人が続出だったとか。で、実際に私もそのトレイラーを観てみたのですが――たしかにあれじゃサスペンスですわ。主演がホプキンス、その上エド・ハリスとゲイリー・シニーズがキャスティングされてたら――「そのどっちか、あるいはホプキンスが犯人だろうな〜」とか思っちゃうでしょうね。逆に日本版トレイラーはラブロマンス路線。なので、「あれ?もっとニコールが出てくると思ったのに」と思った人は多かったでしょう。どっちにしろ、宣伝打つのもむずかしい作品だったってことかニャ…。
…とここまで書けば、私はこの作品を気に入ってないかのように思えるのですが、実はけっこう好きだったりします。
本作と同じように、ヒューマンドラマにロマンスを折込み、オスカーノミニーあるいはウィナーを3人を配し、同時期に日本で公開となった「21グラム」より好きです(優劣ではなく好みの問題)。だって…監督のロバート・ベントンは、まったくの正攻法で見せてくれたし、ごちゃごちゃと時間軸をぶった斬ることのない、美しく、観る側に想像を与えてくれる映像だったし、ルックスや印象に文句つけても俳優陣の演技は素晴らしかったし……でもやっぱり、私が昔から監督のファンだってことが大きいかも。
もしかしたら原作のほうが登場人物の心情がより見えてきて、ふたりのロマンスにも共感しちゃうんじゃないか、そしてそのロマンス部分を重視するならば、結果的に映画化には不向きだったんじゃないかと思ってしまった作品。ただし、コールマンのセンシティブな青年時代の描写は素晴らしかったです。文句まったくナシ。
えーじゃんフォーラム、閉鎖
2004年7月9日 音楽
←ちょっとわかりにくいのですが、故ダイアナ妃のような髪型をしている金髪男が、若き日のジョージ・マイケルさん(41)。現在で云うなら――ロビー・ウィリアムス、米国ならばジャスティン・ティンバーレイクぐらい…いえ、それ以上の人気を誇っていました。ただ彼らと決定的に違うのは、昔から歌唱力が飛び抜けていて、なにを歌わせても上手いこと(彼の歌声が好きな人って多いよニャ)、カバー曲以外のすべてを自ら作詞作曲をし、ソングライティング力が大変評価されていること(「天才」と云われる所以)、そして「トム・クルーズとならしてみたい」とのたまったことがあることでしょうかねぇ…(遠い目)。
「世界にはまだこんなにジョージファンがいたんだ!」と私を感動させた、ジョージの公式サイト(aegean.net…以下、えーじゃん)のメッセージボードですが。ジョージの鶴の一声により、近々閉鎖されるそうです。また言霊が飛んだのか…。
↓「ジョージ・マイケル、ファンの言い争いにうんざり(BARKS)」(Yahoo!JAPAN) http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/barks/20040709/lauent003.html
(以下、引用)
……ジョージらしい発言だわね…。
ご本人が半引退生活をしているため、ここ2〜3年、えーじゃんのBBSにて情報収集をしていたのですが、チェックを怠っていたらいつの間にか相当荒れてしまっていたらしく、ウンザリしたジョージによりBBSの閉鎖が決定してしまいました。あの大騒ぎだった「Shoot The Dog」の時でさえ、なんとかのり切ったのにね…。
「この先、メディアの否定的なコメントからを身を遠ざけたいと考えている」…って、あーた!…ここ10年以上、ファンはアナタのすったもんだやニセ情報に振り回され、ニューアルバムのリリースを8年待たされ、やっとCDが出て復活したかと思ったら色ボケアルバムだし、その上「もうCDはリリースしないよ〜ん」発言をくらうわで……そりゃネガティブにもなるわ!
邦楽ではB’zファンの私ですが、同じファンでもB’zとジョージのそれでは――恵まれ方がぜっんぜん違う。ああ…その落差にクラクラしてきちゃったナリよ…。
さて。今度からどこで情報収集しようかニャ〜…。
……はあ。
追記:
どんぐり先生がおっしゃってたことと同じ、ロビーのことをロビン・ウィリアムスと書いちゃった…。…いつもなら間違えないのに…どわ〜…記憶、ヤバイです。
「世界にはまだこんなにジョージファンがいたんだ!」と私を感動させた、ジョージの公式サイト(aegean.net…以下、えーじゃん)のメッセージボードですが。ジョージの鶴の一声により、近々閉鎖されるそうです。また言霊が飛んだのか…。
↓「ジョージ・マイケル、ファンの言い争いにうんざり(BARKS)」(Yahoo!JAPAN) http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/barks/20040709/lauent003.html
(以下、引用)
ジョージ・マイケルが、公式サイトのメッセージ・ボードを閉鎖することを発表した。フォーラムに寄せられるコメントがネガティヴなものばかりでうんざりしたのだという。
彼は、以下のメッセージを公式サイトaegean.netに掲載した。「この先、メディアの否定的なコメントからを身を遠ざけたいと考えている……。フォーラムがネガティヴなコメントでいっぱいなのは残念だ。お互いを中傷するようなコメントばかりだが、そんなことのためにフォーラムを開いたわけじゃない」
メンバーと連絡を取り合いたければ他のサイトで落ち合うことを相談して欲しいと付け加えている。「メディアと同じように中傷合戦を続けたければ、他を見つけるんだな。友達を見つけた人は、どこか他のサイトで落ち合うことを相談して欲しい。ここは閉鎖する……。メンバー間で発生している言い合いには、僕は何も関係ないからね」
フォーラムは、7月20日に閉鎖するという。この決定にがっかりしたファンは、彼を「コントロール・フリーク(支配欲が強すぎる)」と批判するコメントが寄せている。
ジョージ・マイケルは、3月にリリースした『Patience』を最後にアルバムを発売しないと発表したばかり。今後はインターネットでのみ、曲をリリースしたいと話している。
……ジョージらしい発言だわね…。
ご本人が半引退生活をしているため、ここ2〜3年、えーじゃんのBBSにて情報収集をしていたのですが、チェックを怠っていたらいつの間にか相当荒れてしまっていたらしく、ウンザリしたジョージによりBBSの閉鎖が決定してしまいました。あの大騒ぎだった「Shoot The Dog」の時でさえ、なんとかのり切ったのにね…。
「この先、メディアの否定的なコメントからを身を遠ざけたいと考えている」…って、あーた!…ここ10年以上、ファンはアナタのすったもんだやニセ情報に振り回され、ニューアルバムのリリースを8年待たされ、やっとCDが出て復活したかと思ったら色ボケアルバムだし、その上「もうCDはリリースしないよ〜ん」発言をくらうわで……そりゃネガティブにもなるわ!
邦楽ではB’zファンの私ですが、同じファンでもB’zとジョージのそれでは――恵まれ方がぜっんぜん違う。ああ…その落差にクラクラしてきちゃったナリよ…。
さて。今度からどこで情報収集しようかニャ〜…。
……はあ。
追記:
どんぐり先生がおっしゃってたことと同じ、ロビーのことをロビン・ウィリアムスと書いちゃった…。…いつもなら間違えないのに…どわ〜…記憶、ヤバイです。
先日の日記にて、右脳だの左脳だのといったお話を書きましたが、それについての面白いサイトを発見しました。
↓「右脳と左脳その機能の鍛え方」
http://www.iodata.net/sohot/enjoy/spot/work/no4_nou/nou_1.htm
(以下、引用)
自分はどちらのタイプなのかを↑のサイトでチェックしてみたら(質問に答えて判定を受けます)――私は「中間型」でした。すんごく納得。
話したり文章を書くときは左脳型だよニャと思いつつ、実はとっても数字や計算に弱くて、電話番号も覚えられない。自分の興味があることに関しての観察や分析は得意でも、ガチガチ論理派というわけではない。幾何学的な箱は大好きだけど、構造は考えたくない。部屋がカオス状態でもヘーキだし、のめり込むと時間を忘れるし(ごはんを食べることを4回忘れるほど)、ウィンクでは左目をつぶる。しょっちゅう驚いて感動してるくせに、味覚オンチ。う〜む…完全に中間だ…右脳人間に憧れてるのにニャ(左利きフェチだし)。
なお、同じサイトにある「あなたの記憶タイプ診断!!」という診断をしてみたところ――
↓「あなたの記憶タイプ診断!!」
http://www.iodata.net/sohot/enjoy/check/check11.htm
(以下、引用)
my結果は――
意味記憶:19点
エピソード記憶:18点
熟練記憶:12点
認知的記憶:11点
………。
しょーもないことだけは、よ〜く覚えてるもんニャ…。
そして、計算やとっさに判断するゲームは大のニガテ。
これまた納得してしまったのでした。
――みなさんは、いかがでしたか?
↓「右脳と左脳その機能の鍛え方」
http://www.iodata.net/sohot/enjoy/spot/work/no4_nou/nou_1.htm
(以下、引用)
【右脳型】イメージ機能をつかさどる、アナログ的
音楽、図形感覚、絵画、幾何学などに適し、合成的、全体的、感覚的、直観的。
【左脳型】言語機能をつかさどる、デジタル的
言語、観念構成、算術に適し、分析的、抽象的、論理的。
自分はどちらのタイプなのかを↑のサイトでチェックしてみたら(質問に答えて判定を受けます)――私は「中間型」でした。すんごく納得。
話したり文章を書くときは左脳型だよニャと思いつつ、実はとっても数字や計算に弱くて、電話番号も覚えられない。自分の興味があることに関しての観察や分析は得意でも、ガチガチ論理派というわけではない。幾何学的な箱は大好きだけど、構造は考えたくない。部屋がカオス状態でもヘーキだし、のめり込むと時間を忘れるし(ごはんを食べることを4回忘れるほど)、ウィンクでは左目をつぶる。しょっちゅう驚いて感動してるくせに、味覚オンチ。う〜む…完全に中間だ…右脳人間に憧れてるのにニャ(左利きフェチだし)。
なお、同じサイトにある「あなたの記憶タイプ診断!!」という診断をしてみたところ――
↓「あなたの記憶タイプ診断!!」
http://www.iodata.net/sohot/enjoy/check/check11.htm
(以下、引用)
人によってはどの記憶が得意か不得意か個人差があります。
短時間で効果をあげる為には、個人の個性にあった記憶法を選ぶことです。
まずはあなたの記憶タイプの診断をしてみましょう。
★★ 記憶タイプ ★★
★意味記憶★ 自分とは無関係な情報の記憶。
一般常識など、ほとんどの学術的知識がこれにあたります。
★エピソード記憶★ 自分が体験したエピソードの記憶。
旅行、恋愛、試験、対人関係など自分に関連した出来事の記憶です。
★熟練記憶★ 体で覚えていて、一度覚えたら忘れにくい動作の記憶です。
★認知的記憶★ 簡単な計算やゲームの仕方など、若干の判断が伴う記憶です。
my結果は――
意味記憶:19点
エピソード記憶:18点
熟練記憶:12点
認知的記憶:11点
………。
しょーもないことだけは、よ〜く覚えてるもんニャ…。
そして、計算やとっさに判断するゲームは大のニガテ。
これまた納得してしまったのでした。
――みなさんは、いかがでしたか?
「下妻物語」
2004年7月6日
←深田恭子ちゃんといえば、思い出すのがCXドラマ「神様、もう少しだけ」。当時16歳だった恭子ちゃんですが、とてもカワイイお顔立ちとは裏腹に「うぐうぐうぐ…うぇうぇうぇ…」と、毎回その泣き声がドスの効いた低音ボイスだったことに大変驚きました。そして声はともかく、初々しい演技をする恭子ちゃんに対し、本格的なしかも濃厚なキスをしまくってた金城武!コラ!…ふたりのキスシーンが出てくるたびに、「おいおいおいおい〜手かげんしてやれよ〜、金城ぉ〜!」と思ったもんです。恭子ちゃん、どう見ても困惑顔してたもんなあ。
ちょっと前のことですが、近所の女子高生に勧められて、深田恭子ちゃん主演映画「下妻物語」を観に行ってきました。
■「下妻物語」(2004・日本)
公式サイト→http://www.shimotsuma-movie.jp/
原作:嶽本野ばら
監督:中島哲也
脚本:中島哲也
出演:深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子、阿部サダヲ、樹木希林、他
ストーリー:
茨城県下妻市。全身ロリータファションで固める桃子(深田恭子)は、他人に興味のない、いつもひとりな女子高生。興味があるのはロリータ服を着ることで、洋服を買うために東京まで出かけるほど。だがその購入資金が危うくなり、桃子はヤクザあがりの父親(宮迫博之)が売っていたニセブランド商品の通信販売を始めてしまう。そして、その商品を買うため、ヤンキー少女・イチゴ(土屋アンナ)が、桃子の家にやってきて――
エッセイだろうと評論だろうとコメントだろうと、私は嶽本野ばらの書く文章が大のニガテ。どれを読んでも何回読んでも、数十秒で目が字を追うのをやめてしまうほど。彼の主義主張がキライなのではなく――正直どーでもいいのですが――その文章における「漢字の使い方・句読点の少なさ・修飾語の選択センス・文体・全体の流れ」にウンザリ。あんまりにも自分との相性が悪いので、彼が絡んでいる以上、観に行くことはあるまいと思ってたのですが。
いんや〜…これがと〜っても面白かったっス!
まず、畳み掛けるような桃子のモノローグ。あまりに嶽本野ばらのごとき(とゆーか、そのまんま)怒涛な独白だったので、最初は面食らったのですが、その怒涛的独白展開を補足説明するかように、ポップな色調の映像が絶妙に流れ始めると、スクリーンを見てるだけで楽しくなってきちゃって、終いには私も大笑い。恭子ちゃん自身がお人形さんっぽい顔立ちをしているので、言動だけでなく桃子のルックスにも説得力が出て、上手い配役したもんだと感心。
明るくポップな映像との相性ともバツグン、こりゃ上手く映像化したもんだと、さらに感心した瞬間――ああそうか、嶽本野ばらって人は……思ったことを頭の中で映像化しながら(←ご本人はその自覚がないかもしれない)、好きなように好きなだけ、直感的・感覚的に、流れるように書く…つまり右脳で文章を書く人、森茉莉タイプなんだと気が付いた。そりゃ相性が悪いはずだわ。
↓何度トライしても、数行で読む気が萎え、いまだ完読していない嶽本野ばらの文章(映画「同級生」公式サイト)
http://www.asmik-ace.com/Getreal/novala.html
(念のため書いておきますが、私は彼がキライではありませんし、否定する気もありません)
――いかん、いかん!
映画感想だとゆーのに、原作者について語っちまったい。
そんな嶽本野ばらだからこそ、前半のめくるめくポップな映像による桃子の怒涛モノローグが、フシギとしっくりくるんだと気付いてからは、もうずっとスクリーンに釘付けでした。
他人に興味のないどこか冷めた女の子、他人のおかげで自分を見つけた女の子…接点がなさそうなふたりのバディ…つーか、青春ガールズムービーってところで、もう私的ツボは完全に押されてるとゆーのに、ガイジンの知らないジャパニーズオンリーなポップカルチャーが満載で楽しいわ、主演ふたりの会話テンポは良いわ、感動させて泣かせようとする映画が多い中、笑わせようとする姿勢が抜きん出て素晴らしいわ、観終わったあとの爽快感がなんとも云えないわで…う〜む、久しぶりにパンチの効いたオンナのコ映画っスね。お見事。
監督・脚本は…え〜っと本作が第1作目となるらしい(でもオムニバス映画「バカヤロー!」で短編撮ってる)中島哲也。昨今の流行りであるTV畑の人のようですが、嶽本野ばらの世界を完全に映像化させ、引力のある…というか磁場を発生させる作品仕上げたその力量は賞賛に値します。ただ、長編映画の第1作目が原作付きというのは、それほど冒険的なものではないので、オリジナルではどこまでやれるか――第2作目以降を期待したいと思います。
主演ふたり――深田恭子ちゃんは、以前に比べたらだいぶ上手くなったね〜。もともと適役とはいえ、どこか冷めた感じ、ときどき見せる無表情さがナイス。あの啖呵も大変気に入りましたよ。彼女のオトシマエがヘンだって?…私に云わせりゃ、篠原涼子の関西弁のほうが(わざとであっても)よっぽど鼻についたけど。
土屋アンナは――まだ未知数かな。恭子ちゃんが絡まないときのセリフの間が、ちとズレてるような気がしたけど…まだ1作目だし――う〜む、頑張れ!期待してます。
ちなみに桃子のキャラクターをロリータ・ロココ好きと設定してありますが、実はこれ――ロリータに限定せず、いろんな人に当てはまるんじゃない?…他人に興味のない人、自分の世界で生きている人……そんな人って、いっぱいいるんじゃない?…今作ではそういった少女が、個性を失わずにどう変わっていくかが上手く描かれています。しかも説教臭くなく、清々しいときたもんだ!
見かけほど甘くない…けどちょっと甘酸っぱい感はある、ワンダフルパワフリャガールズムービー。オススメです。
ちょっと前のことですが、近所の女子高生に勧められて、深田恭子ちゃん主演映画「下妻物語」を観に行ってきました。
■「下妻物語」(2004・日本)
公式サイト→http://www.shimotsuma-movie.jp/
原作:嶽本野ばら
監督:中島哲也
脚本:中島哲也
出演:深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子、阿部サダヲ、樹木希林、他
ストーリー:
茨城県下妻市。全身ロリータファションで固める桃子(深田恭子)は、他人に興味のない、いつもひとりな女子高生。興味があるのはロリータ服を着ることで、洋服を買うために東京まで出かけるほど。だがその購入資金が危うくなり、桃子はヤクザあがりの父親(宮迫博之)が売っていたニセブランド商品の通信販売を始めてしまう。そして、その商品を買うため、ヤンキー少女・イチゴ(土屋アンナ)が、桃子の家にやってきて――
エッセイだろうと評論だろうとコメントだろうと、私は嶽本野ばらの書く文章が大のニガテ。どれを読んでも何回読んでも、数十秒で目が字を追うのをやめてしまうほど。彼の主義主張がキライなのではなく――正直どーでもいいのですが――その文章における「漢字の使い方・句読点の少なさ・修飾語の選択センス・文体・全体の流れ」にウンザリ。あんまりにも自分との相性が悪いので、彼が絡んでいる以上、観に行くことはあるまいと思ってたのですが。
いんや〜…これがと〜っても面白かったっス!
まず、畳み掛けるような桃子のモノローグ。あまりに嶽本野ばらのごとき(とゆーか、そのまんま)怒涛な独白だったので、最初は面食らったのですが、その怒涛的独白展開を補足説明するかように、ポップな色調の映像が絶妙に流れ始めると、スクリーンを見てるだけで楽しくなってきちゃって、終いには私も大笑い。恭子ちゃん自身がお人形さんっぽい顔立ちをしているので、言動だけでなく桃子のルックスにも説得力が出て、上手い配役したもんだと感心。
明るくポップな映像との相性ともバツグン、こりゃ上手く映像化したもんだと、さらに感心した瞬間――ああそうか、嶽本野ばらって人は……思ったことを頭の中で映像化しながら(←ご本人はその自覚がないかもしれない)、好きなように好きなだけ、直感的・感覚的に、流れるように書く…つまり右脳で文章を書く人、森茉莉タイプなんだと気が付いた。そりゃ相性が悪いはずだわ。
↓何度トライしても、数行で読む気が萎え、いまだ完読していない嶽本野ばらの文章(映画「同級生」公式サイト)
http://www.asmik-ace.com/Getreal/novala.html
(念のため書いておきますが、私は彼がキライではありませんし、否定する気もありません)
――いかん、いかん!
映画感想だとゆーのに、原作者について語っちまったい。
そんな嶽本野ばらだからこそ、前半のめくるめくポップな映像による桃子の怒涛モノローグが、フシギとしっくりくるんだと気付いてからは、もうずっとスクリーンに釘付けでした。
他人に興味のないどこか冷めた女の子、他人のおかげで自分を見つけた女の子…接点がなさそうなふたりのバディ…つーか、青春ガールズムービーってところで、もう私的ツボは完全に押されてるとゆーのに、ガイジンの知らないジャパニーズオンリーなポップカルチャーが満載で楽しいわ、主演ふたりの会話テンポは良いわ、感動させて泣かせようとする映画が多い中、笑わせようとする姿勢が抜きん出て素晴らしいわ、観終わったあとの爽快感がなんとも云えないわで…う〜む、久しぶりにパンチの効いたオンナのコ映画っスね。お見事。
監督・脚本は…え〜っと本作が第1作目となるらしい(でもオムニバス映画「バカヤロー!」で短編撮ってる)中島哲也。昨今の流行りであるTV畑の人のようですが、嶽本野ばらの世界を完全に映像化させ、引力のある…というか磁場を発生させる作品仕上げたその力量は賞賛に値します。ただ、長編映画の第1作目が原作付きというのは、それほど冒険的なものではないので、オリジナルではどこまでやれるか――第2作目以降を期待したいと思います。
主演ふたり――深田恭子ちゃんは、以前に比べたらだいぶ上手くなったね〜。もともと適役とはいえ、どこか冷めた感じ、ときどき見せる無表情さがナイス。あの啖呵も大変気に入りましたよ。彼女のオトシマエがヘンだって?…私に云わせりゃ、篠原涼子の関西弁のほうが(わざとであっても)よっぽど鼻についたけど。
土屋アンナは――まだ未知数かな。恭子ちゃんが絡まないときのセリフの間が、ちとズレてるような気がしたけど…まだ1作目だし――う〜む、頑張れ!期待してます。
ちなみに桃子のキャラクターをロリータ・ロココ好きと設定してありますが、実はこれ――ロリータに限定せず、いろんな人に当てはまるんじゃない?…他人に興味のない人、自分の世界で生きている人……そんな人って、いっぱいいるんじゃない?…今作ではそういった少女が、個性を失わずにどう変わっていくかが上手く描かれています。しかも説教臭くなく、清々しいときたもんだ!
見かけほど甘くない…けどちょっと甘酸っぱい感はある、ワンダフルパワフリャガールズムービー。オススメです。
マニア限定:アンドリュー・マッカーシー最新情報
2004年7月5日 映画ヨタ話
←左が若き日のアンドリュー・マッカーシー。中央がヒロインのモリー・リングウォルド。かなり古い青春恋愛映画なのですが、公開されてから15年以上経ったとゆーのに、この映画のラストをめぐって友人Eと激論を交わしたことがあります(そしてそれを眺めていたMちゃんとF)。だからさ〜、男の言い分・女の言い分ってのは、いつの時代でも違うもんなんだってば!
↓そのときの話(2003/11/20の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20031120.html
現在アンドリュー・マッカーシーがどんな活動をしているかをフォローしているヤツなんて、この極東日本では私くらいなんじゃないかと、ちと遠い目になってしまうのですが――え〜、その昔、日本でも大変人気のあったアンドリュー・マッカーシーさんが、ついに監督(および脚本)デビューなさるそうです。
↓公式サイト
http://www.andrewmccarthy.com/index.htm
(TOPのお写真…う〜む、年を重ねた現在の方がいい男ですね♪)
アイルランドの小説家フランク・オコーナーの短編小説「News For The Church back」を映画化するそうです。でも残念ながら日本ではオコーナーの小説は出版されておりません。なので、どんな話なのかわからないのですが(7ページの短編小説で少女たちが出てくる…しかわかんニャい)、主演は「マグダレンの祈り」にてヒロインのひとりを演じた、アイルランド出身のノラ・ジェーン・ヌーン。主演女優を探しているときにちょうど公開中だった「マグダレン〜」を観て、イメージぴったりのノラを見つけたのだとか。
公開予定は2004年――でも日本で公開されることはないだろうニャ〜…。
♯アンドリュー・マッカーシーって誰?
80年代の青春映画によく出演していた米国俳優。ブラットパックとして有名。お坊っちゃん顔だったためか、90年代からは第一線で見かけなくなる――が、現在も地道に活動している。今年の8月にWOWOWで放送される「キングダム・ホスピタル」に出演してるので、40歳になった彼を観たい人はチェックしましょう。
主な出演作:「セント・エルモス・ファイアー」「マネキン」「プリティ・イン・ピンク」「レス・ザン・ゼロ」「カンザス」など。
↓キングダム・ホスピタルについて(6/11の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040611.html
↓tkrさんの「特集キングダム・ホスピタルのページ」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/king/kingdom/kingdom.htm
(私のすちゃらか紹介と違い、大変充実した特集ページです)
↓そのときの話(2003/11/20の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20031120.html
現在アンドリュー・マッカーシーがどんな活動をしているかをフォローしているヤツなんて、この極東日本では私くらいなんじゃないかと、ちと遠い目になってしまうのですが――え〜、その昔、日本でも大変人気のあったアンドリュー・マッカーシーさんが、ついに監督(および脚本)デビューなさるそうです。
↓公式サイト
http://www.andrewmccarthy.com/index.htm
(TOPのお写真…う〜む、年を重ねた現在の方がいい男ですね♪)
アイルランドの小説家フランク・オコーナーの短編小説「News For The Church back」を映画化するそうです。でも残念ながら日本ではオコーナーの小説は出版されておりません。なので、どんな話なのかわからないのですが(7ページの短編小説で少女たちが出てくる…しかわかんニャい)、主演は「マグダレンの祈り」にてヒロインのひとりを演じた、アイルランド出身のノラ・ジェーン・ヌーン。主演女優を探しているときにちょうど公開中だった「マグダレン〜」を観て、イメージぴったりのノラを見つけたのだとか。
公開予定は2004年――でも日本で公開されることはないだろうニャ〜…。
♯アンドリュー・マッカーシーって誰?
80年代の青春映画によく出演していた米国俳優。ブラットパックとして有名。お坊っちゃん顔だったためか、90年代からは第一線で見かけなくなる――が、現在も地道に活動している。今年の8月にWOWOWで放送される「キングダム・ホスピタル」に出演してるので、40歳になった彼を観たい人はチェックしましょう。
主な出演作:「セント・エルモス・ファイアー」「マネキン」「プリティ・イン・ピンク」「レス・ザン・ゼロ」「カンザス」など。
↓キングダム・ホスピタルについて(6/11の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040611.html
↓tkrさんの「特集キングダム・ホスピタルのページ」
http://homepage3.nifty.com/~tkr/king/kingdom/kingdom.htm
(私のすちゃらか紹介と違い、大変充実した特集ページです)
ASEAN恒例の「かくし芸大会」
2004年7月4日 時事ニュース
←うわ!…米国のパウエル国務長官のファーストネームって、「コリン」だったのか〜…。ってことは、甘めのマスクでありながら男ウケするハードなお仕事についてるため、男女を狙える政治家である…ってこりゃ相当ムリあるか(蛍風さんのブログご参照)。
昨日閉幕したASEANの打ち上げディナーの際、パウエル長官が見せたすんごい姿が、現在全世界に配信されておりまして、私も最初見たときはパウエルさんご本人だと気付きませんでしたよ。
↓「パウエル米国務長官が『YMCA』を熱唱」(asahi.com)
http://www.asahi.com/international/update/0703/010.html
(↑熱唱するパウエル米国務長官のお写真付き)
(以下、記事を引用)
………。
「YMCA」はビレッジ・ピープルの曲だから、彼ら風にこの衣装を選んだのでしょうか?…でもビレッジ・ピープルの皆さんはオープン・ゲイでいらっしゃるから、別に「かくし」ていなかったんですけどね。
「YMCA」を選んだのは、パウエルさんご自身?…ともあれ、「YMCA」に合わせて衣装を考え用意し、パウエル国務長官にお渡しになった方。お疲れ様でございました。
ちなみにロシア高官は、客席を走りながらロシアの国旗を振り回し、ビートルズの「イエローサブマリン」を歌ったのだとか。………。ニッポンの川口外相はなにをおやりになったのでしょうか?…でもこれだけを聞くと、世界は平和だと思っちゃうよニャ…。
ASEAN会議の中継より、その「かくし芸大会」ってのを一度生で見てみたいものです。
追記:
↓yahoo!ではこのような記事が(yahoo!JAPAN)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040703-00000084-kyodo-int
「ステージ狭しと踊りながら」、「ブッシュ大統領や国務省といった言葉を織り交ぜての替え歌」を歌ったんですか…。無礼講とは云え、マイケル・ムーアあたりに映像使われそうですね。
昨日閉幕したASEANの打ち上げディナーの際、パウエル長官が見せたすんごい姿が、現在全世界に配信されておりまして、私も最初見たときはパウエルさんご本人だと気付きませんでしたよ。
↓「パウエル米国務長官が『YMCA』を熱唱」(asahi.com)
http://www.asahi.com/international/update/0703/010.html
(↑熱唱するパウエル米国務長官のお写真付き)
(以下、記事を引用)
ジャカルタで開かれていた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)が2日閉幕、恒例の「隠し芸大会」があった。パウエル米国務長官は建築作業員に扮し、ヒット曲「YMCA」を熱唱した。
………。
「YMCA」はビレッジ・ピープルの曲だから、彼ら風にこの衣装を選んだのでしょうか?…でもビレッジ・ピープルの皆さんはオープン・ゲイでいらっしゃるから、別に「かくし」ていなかったんですけどね。
「YMCA」を選んだのは、パウエルさんご自身?…ともあれ、「YMCA」に合わせて衣装を考え用意し、パウエル国務長官にお渡しになった方。お疲れ様でございました。
ちなみにロシア高官は、客席を走りながらロシアの国旗を振り回し、ビートルズの「イエローサブマリン」を歌ったのだとか。………。ニッポンの川口外相はなにをおやりになったのでしょうか?…でもこれだけを聞くと、世界は平和だと思っちゃうよニャ…。
ASEAN会議の中継より、その「かくし芸大会」ってのを一度生で見てみたいものです。
追記:
↓yahoo!ではこのような記事が(yahoo!JAPAN)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040703-00000084-kyodo-int
【ジャカルタ3日共同】黄色いヘルメットに作業着姿で熱唱−。ジャカルタで2日夜、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閉幕後の夕食会の「隠し芸大会」で、パウエル米国務長官がステージ狭しと踊りながら歌い、会場を沸かせた。
長官が歌ったのは日本では歌手の西城秀樹さんが歌って大ヒットした「ヤングマン」の原曲「Y・M・C・A」。ブッシュ大統領や国務省といった言葉を織り交ぜての替え歌に、会場からは大きな拍手が送られた。(共同通信)
「ステージ狭しと踊りながら」、「ブッシュ大統領や国務省といった言葉を織り交ぜての替え歌」を歌ったんですか…。無礼講とは云え、マイケル・ムーアあたりに映像使われそうですね。
←昨年リリースされたDURAN DURANのデビューアルバムのデジタル・リマスタリング盤。
存在性や音楽性、そしてファン層でも、DURANはWHAM!の対極にいたよニャ〜…。
6/30の日記にて、当ブログにおける6月の「最も魅力的な人」として、ヒュー・ジャックマンさんを選出したところ、なんと本家HELLO!サイトでも月間候補に挙がり、現在暫定1位でございます。
↓MONTHLY VOTE - Most Attractive Man(HELLO!サイト)
http://www.hellomagazine.com/vote/mostattractiveman/month/index.html
接戦のようですが、3位のサイモン・ル・ボン――DURAN DURANのボーカルとして有名――に思わず目がいってしまいました。いやはや懐かしいお人です。年を重ねても相変わらず顔が大きいですね…って、ビッグなお世話か。
ちなみに私はサイモンより、絵に描いたような英国系美男子だった(注:いまもいい男です)ジョン・テイラーのほうが好きでした…と云っても、私はやっぱりDURANよりWHAM!派。その昔「Wake Me Up Before you go-go」(邦題:ウキウキウェクミーアップ」だっけ?)のビデオを見ながら、ヨグ&アンディと一緒にバカ踊りしたという、スッパイ経験があるほど好きでしたよ。ダイアナ妃風金髪ヅラとFILAのシャツ&ショートパンツ――そしてアルコールがあれば、いまでも歌っちゃえるでしょう…って、そんなことやりませんが。
でもDURANのなにが羨ましいかって、いまでも日本には彼らの熱狂的なファンが多く、サイトも多く、そしてみなさん大変盛り上がっていらっしゃるということ。その上、彼らの新アルバムが今年9月にリリースされるそうで(しかもオリジナルメンバー)――いやはやなんとも羨ましい限りです。私もいっそのことDURANのファンだったらよかったのになあ…。
ということで、ソニーさん!
現在色ボケ中のジョージをなんとか口説き落とし、「WHAM!のスペシャルBOX、特製ワム人形付き」なんてものをリリースしてくれませんかね?
う〜む…。
追記:
1.DURANEEDSとは、デュランファンのみなさんのこと。その昔、日本のTMネットワークが自分たちのファンのことを「FANKS」と云ってたのは、彼らの影響かも。
2.故ダイアナ妃はDURAN DURANのファンでした。誰がお好きだったんでしょうかねぇ。
3.DURANの名前の由来は、ジェーン・フォンダ主演映画「バーバレラ」(1967)に出てくるエロ博士デュラン・デュランから。「バーバレラ」は、オスカー女優が主演したとは思えないほどキッチュでエッチ。タイトルバックがとくに有名で、私も見惚れてしまいました。
存在性や音楽性、そしてファン層でも、DURANはWHAM!の対極にいたよニャ〜…。
6/30の日記にて、当ブログにおける6月の「最も魅力的な人」として、ヒュー・ジャックマンさんを選出したところ、なんと本家HELLO!サイトでも月間候補に挙がり、現在暫定1位でございます。
↓MONTHLY VOTE - Most Attractive Man(HELLO!サイト)
http://www.hellomagazine.com/vote/mostattractiveman/month/index.html
接戦のようですが、3位のサイモン・ル・ボン――DURAN DURANのボーカルとして有名――に思わず目がいってしまいました。いやはや懐かしいお人です。年を重ねても相変わらず顔が大きいですね…って、ビッグなお世話か。
ちなみに私はサイモンより、絵に描いたような英国系美男子だった(注:いまもいい男です)ジョン・テイラーのほうが好きでした…と云っても、私はやっぱりDURANよりWHAM!派。その昔「Wake Me Up Before you go-go」(邦題:ウキウキウェクミーアップ」だっけ?)のビデオを見ながら、ヨグ&アンディと一緒にバカ踊りしたという、スッパイ経験があるほど好きでしたよ。ダイアナ妃風金髪ヅラとFILAのシャツ&ショートパンツ――そしてアルコールがあれば、いまでも歌っちゃえるでしょう…って、そんなことやりませんが。
でもDURANのなにが羨ましいかって、いまでも日本には彼らの熱狂的なファンが多く、サイトも多く、そしてみなさん大変盛り上がっていらっしゃるということ。その上、彼らの新アルバムが今年9月にリリースされるそうで(しかもオリジナルメンバー)――いやはやなんとも羨ましい限りです。私もいっそのことDURANのファンだったらよかったのになあ…。
ということで、ソニーさん!
現在色ボケ中のジョージをなんとか口説き落とし、「WHAM!のスペシャルBOX、特製ワム人形付き」なんてものをリリースしてくれませんかね?
う〜む…。
追記:
1.DURANEEDSとは、デュランファンのみなさんのこと。その昔、日本のTMネットワークが自分たちのファンのことを「FANKS」と云ってたのは、彼らの影響かも。
2.故ダイアナ妃はDURAN DURANのファンでした。誰がお好きだったんでしょうかねぇ。
3.DURANの名前の由来は、ジェーン・フォンダ主演映画「バーバレラ」(1967)に出てくるエロ博士デュラン・デュランから。「バーバレラ」は、オスカー女優が主演したとは思えないほどキッチュでエッチ。タイトルバックがとくに有名で、私も見惚れてしまいました。
ジョージ・マイケル邸、拝見
2004年7月3日 音楽 コメント (4)
←画像が出ないのが残念。彼の出したアルバムの中で私が1番好きな「Listen Without Prejudice, Vol. 1」。文句ナシで彼の名盤。これを聴くと、彼は天才以外の何者でもないとしみじみ思ってしまいます。歌声・ソングライティング力ともに極上。どうしてこんなに上手いんだろう?
…ってなわけで、久しぶりのジョージ・マイケル(以下ヨグ)ネタですが。
先々月、米国の人気トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」に、ヨグがゲストとして出演しました。
↓The Oprah Winfrey Show(Oprah.com)
http://www.oprah.com/tows/pastshows/200405/tows_past_20040526.jhtml
上記サイトでは、そのときの記事および映像のほか、ヨグ(とケニー)のご自宅のお写真を見ることができまして――そのおうちのあまりの可愛らしさに、極東ギャルもビックリしてしまいましたよ…。
↓こんなおうち(Oprah.com)
http://www.oprah.com/foodhome/home/spaces/slide/20040526/spaces_slide_20040526_gm_01.jhtml
ロンドンから1時間ほど離れたところにあるそうですが――とてもとてもとても男ふたりが住んでるとは思えない可愛らしさ!…新婚さんいらっしゃ〜い♪ってな雰囲気です。内装はヨグのくせにセンスいいし、キッチンは明るく機能的な感じ。でも住人はラブラブな男ふたりと子供ワンコ2匹。ワンコたちはラブラドールで、名前がアビーとメグ…ってことは、ヨグ最愛のヒッピーは死んじゃったのか…。おばーちゃんワンコだったから仕方ないんだろうけど。
しっかし…こりゃ「もう充分稼いだし成功しちゃったから、これ以上CD出してあくせくしたくないよ〜ん」と云うはずだわ。幸せそうだもん。同じパートナーと8年続いて、しかも一緒に暮らしてるなんて――ゲイとしては超ラッキーマンじゃない?…今までいろいろあったけど、結局ヤツは勝ち犬になったってことかしら?(それはそれでハラが立つ!)
ただ、おうちのセンスはよくても、お洋服のセンスがあいかわらず最悪ってところが、実にヨグらしいです。ストライプ柄のシャツがホント、お好きのようで……でもあのピンクのバミューダは、もう穿かないのでしょうか?
…ってなわけで、久しぶりのジョージ・マイケル(以下ヨグ)ネタですが。
先々月、米国の人気トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」に、ヨグがゲストとして出演しました。
↓The Oprah Winfrey Show(Oprah.com)
http://www.oprah.com/tows/pastshows/200405/tows_past_20040526.jhtml
上記サイトでは、そのときの記事および映像のほか、ヨグ(とケニー)のご自宅のお写真を見ることができまして――そのおうちのあまりの可愛らしさに、極東ギャルもビックリしてしまいましたよ…。
↓こんなおうち(Oprah.com)
http://www.oprah.com/foodhome/home/spaces/slide/20040526/spaces_slide_20040526_gm_01.jhtml
ロンドンから1時間ほど離れたところにあるそうですが――とてもとてもとても男ふたりが住んでるとは思えない可愛らしさ!…新婚さんいらっしゃ〜い♪ってな雰囲気です。内装は
しっかし…こりゃ「もう充分稼いだし成功しちゃったから、これ以上CD出してあくせくしたくないよ〜ん」と云うはずだわ。幸せそうだもん。同じパートナーと8年続いて、しかも一緒に暮らしてるなんて――ゲイとしては超ラッキーマンじゃない?…今までいろいろあったけど、結局ヤツは勝ち犬になったってことかしら?(それはそれでハラが立つ!)
ただ、おうちのセンスはよくても、お洋服のセンスがあいかわらず最悪ってところが、実にヨグらしいです。ストライプ柄のシャツがホント、お好きのようで……でもあのピンクのバミューダは、もう穿かないのでしょうか?
伝説のバウンティ号を作ろう!〜The H.M.S Bounty〜
2004年7月2日 趣味
←これは時代が違う別の帆船。バウンティ号はもっとスレンダーで、サプライズ号(「マスター・アンド・コマンダー」に出てくる船)に近い姿をしています。
…というわけで、2004年チャレンジの夏第2弾!
「週刊デル・プラド・コレクション ザ・バウンティ」を毎週購入し、オマケでついてくるバウンティ号の模型キットを組み立てることにしました。
パトリック・オブライアンの「オーブリー・マチュリンシリーズ」を読んでると、いっつも「なにこれ?帆船のどこを説明してるの?専門用語わから〜ん!」となってしまうので、お勉強がてら自分で模型を作ってりゃ、自然と理解できるようになるだろうという目論見から、購入&組み立てを決意したわけなのですが。
なんか96冊出るらしいんですけど…。
「1ヶ月に4冊、お値段1冊980円(第1号580円)」として、ざっと計算してみると――
制作期間:約2年
費用:93,680円+α
1冊に付き模型キットのパーツは5〜6個。
約1/48モデルで、完成すると長さ約83cm/高さ約71cm/幅約18cm。
定期購読をすると、オマケでブックカバーやファイル、専用ケースなどがもらえるらしい。
………。
ダイジョブかニャ…。
ちなみに、バウンティ号というのは、乗組員が反乱を起こしたという18世紀の英国海軍の艦船。いろいろなドラマがあったのですが…説明が長くなるので割愛――何度か映画化されているほど、有名なお話です。
その中でも「バウンティ/愛と反乱の航海」(1984)は、メル・ギブソン、アンソニー・ホプキンス、ローレンス・オリヴィエ、ダニエル・デイ・ルイス、リーアム・ニーソンという、今となっては大変ゴーカな俳優陣が出ている作品です。でも残念ながらDVD化されておりません。お願いだから、早くDVDで出してちょーだい!
というわけで、模型作りを日曜日の道楽として、気長に楽しみたいと思います♪…でも挫折したらどうしよう…。
♯リンクでこのページにたどり着いたみなさま
←の青いBOXの中にある「Myテーマ一覧」の「全件表示」をクリックすると、最新の日記があるページになります。
↓このブログ(「Everything She Wants」)のアドレス
http://diarynote.jp/d/25683
(「Dairynote」は利用しているブログサイトの名称です)
↓なお「Myテーマ一覧」の説明はこちらです(ご挨拶文)
http://diarynote.jp/d/25683/20040811.html
ヘタレなブログですが、よろしくお願い致します♪
ちなみに現在、myバウンティはどうなっているかというと…本だけ購入していてまだ組み立てない状況です。お部屋が片付いてないから手が出せないだけで、今週末に大掃除をして、来週あたりからまったりと取り組みたいと思ってます。
私のように、女性でバウンティ号を作っている方っていらっしゃるのかな…。
…というわけで、2004年チャレンジの夏第2弾!
「週刊デル・プラド・コレクション ザ・バウンティ」を毎週購入し、オマケでついてくるバウンティ号の模型キットを組み立てることにしました。
パトリック・オブライアンの「オーブリー・マチュリンシリーズ」を読んでると、いっつも「なにこれ?帆船のどこを説明してるの?専門用語わから〜ん!」となってしまうので、お勉強がてら自分で模型を作ってりゃ、自然と理解できるようになるだろうという目論見から、購入&組み立てを決意したわけなのですが。
なんか96冊出るらしいんですけど…。
「1ヶ月に4冊、お値段1冊980円(第1号580円)」として、ざっと計算してみると――
制作期間:約2年
費用:93,680円+α
1冊に付き模型キットのパーツは5〜6個。
約1/48モデルで、完成すると長さ約83cm/高さ約71cm/幅約18cm。
定期購読をすると、オマケでブックカバーやファイル、専用ケースなどがもらえるらしい。
………。
ダイジョブかニャ…。
ちなみに、バウンティ号というのは、乗組員が反乱を起こしたという18世紀の英国海軍の艦船。いろいろなドラマがあったのですが…説明が長くなるので割愛――何度か映画化されているほど、有名なお話です。
その中でも「バウンティ/愛と反乱の航海」(1984)は、メル・ギブソン、アンソニー・ホプキンス、ローレンス・オリヴィエ、ダニエル・デイ・ルイス、リーアム・ニーソンという、今となっては大変ゴーカな俳優陣が出ている作品です。でも残念ながらDVD化されておりません。お願いだから、早くDVDで出してちょーだい!
というわけで、模型作りを日曜日の道楽として、気長に楽しみたいと思います♪…でも挫折したらどうしよう…。
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←の青いBOXの中にある「Myテーマ一覧」の「全件表示」をクリックすると、最新の日記があるページになります。
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(「Dairynote」は利用しているブログサイトの名称です)
↓なお「Myテーマ一覧」の説明はこちらです(ご挨拶文)
http://diarynote.jp/d/25683/20040811.html
ヘタレなブログですが、よろしくお願い致します♪
ちなみに現在、myバウンティはどうなっているかというと…本だけ購入していてまだ組み立てない状況です。お部屋が片付いてないから手が出せないだけで、今週末に大掃除をして、来週あたりからまったりと取り組みたいと思ってます。
私のように、女性でバウンティ号を作っている方っていらっしゃるのかな…。
6月の「最も魅力的な人」
2004年6月30日 連載
←「X-MEN」にてワイルドスナフキン(?)なミュータント、ウルヴァリンを演じて人気を博したヒュー子ちゃん(ヒュー・ジャックマン)。2000年に「X-MEN」のキャンペーンで初来日した際、彼と一緒に大物パブリシスト(ナンシー・ゼルファー…ジュリア・ロバーツを手がけた人)もやってきたのだとか。まだハリウッドに進出したばかりの彼に、これほど有名かつ大物なパブリシストがつくなんて、もしかして将来のスター候補なの?…と日本のギョーカイ人は思ったそうですが……いや〜、どのギョーカイでも青田買いってのは大切ですね♪
今月の当ブログ内「THE MOST ATTRACTIVE MAN」(ATTRACTIVE…誘引力のある)は、ヒュー・ジャックマンさんに決定!
「第58回トニー賞授賞式」における強烈パフォーマンスにて、全世界の人の目を奪った(であろう)その功績を称えまして、極東の田舎より表彰したいと思います。オメデトゴザイマース♪
で、その「第58回トニー賞授賞式」。昨年にひき続きホストに抜擢、自らもミュージカル部門主演男優賞にノミネートされ、見事受賞してしまったヒュー子ちゃんでしたが――もうすんごかったですよねぇ〜。
まずホストとして登場――まるでジェイムズ・ボンドのような出で立ち、キッチリとスーツでキメてきたかと思えば、「One Night Only」を熱唱、そのままロケッツと一緒にラインダンス。ダンサーのみなさんと同じくらい、足が真っ直ぐ上がってたのには驚きましたが……その…ロケッツのみなさんとラインダンスっすよ!?……度肝を抜かれちまいましたよ。格好が格好なだけに、ボンドがラインダンスしてるみたいだったし。
その後、無難にホストとして進行役を演じたヒュー子ちゃんでしたが、「The Boy from Oz」のパフォーマンスタイムとなるや、今度は豹柄シャツに金色パンツというファ〜ビュラス☆な出で立ちでラクダに乗って登場。熱唱したあと、客席ステージへ立ち、座ってるサラ・ジェシカ・パーカーを見つけ「マシュー(・ブロデリック…彼女の夫。昨年一緒にプレゼンターしてました)は?」と質問。サラが「西海岸(ウエストコースト)なの」と答えると、「まあ!彼って両刀(バイコースター)なの?」と返すヒュー子ちゃん。場内大ウケ。そしてサラをステージに引っ張り上げ、一緒に腰をぐりんぐりん。「BFO」ではゲイを演じてるため、言葉遣いや身のこなしをそれっぽくしてたわけなんですが――「X-MEN」でのウルヴァリンのイメージが強く、またそれまでボンド風なスーツを着てスマートなホスト進行をしてただけに、突然のヒュー・ジャックマンの変貌には、全世界の人もビックリしたことでしょうねぇ…。
でもアドリブに強いし、同じゲストでもニコール・キッドマンじゃなくサラをステージに引っ張り上げてるあたり、ちゃんとわかってるし。頭いい人だな〜と実感。
で、先日やっと授賞式を通して見ることができたのですが、ヒュー子ちゃん以外にもいろんな発見があって面白かったです♪
「レモ/第一の挑戦」(デストロイヤーシリーズ)の弾丸避けシナンジュマスター・チウンことジョエル・グレイが出てて、私を大喜びさせたとか、客席にいたケビン・クライン(演劇部門でノミネート)が映し出されたとき、彼よりもその隣にいた奥様のフィービー・ケイツ(現在ほとんど引退状態)にMy視線が釘付けになったりとか。うわ〜ん♪40過ぎてもフィービーは可愛かったよ〜ん♪(←バカ)
そのほか、ベン・スティラーのパパ&ママ、テイ・ディグスの奥さん…など見れて、とても楽しい授賞式でございました♪
♯再放送あります
7/24(日)「第58回トニー賞授賞式 ノーカット版」NHK-BS2 24:40〜
ところで。ヒュー子ちゃんですが…当ブログの「最も魅力的な人」だけでなく、本家である英国HELLO!サイトの「THE MOST ATTRACTIVE MAN」でも、第2週(だったかニャ?)投票で第1位をゲットしております。英国のみなさんにも、受賞式効果はてきめんだったようですねぇ…。…もちろん私にもその効果はキョーレツに表れましたが……はあ…。
↓「第58回トニー賞授賞式 結果」(6/7の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040607.html
↓「第58回トニー賞授賞式 余波」(6/8の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040608.html
以上、5月の「THE MOST ATTRACTIVE MAN」報告でした♪
今月の当ブログ内「THE MOST ATTRACTIVE MAN」(ATTRACTIVE…誘引力のある)は、ヒュー・ジャックマンさんに決定!
「第58回トニー賞授賞式」における強烈パフォーマンスにて、全世界の人の目を奪った(であろう)その功績を称えまして、極東の田舎より表彰したいと思います。オメデトゴザイマース♪
で、その「第58回トニー賞授賞式」。昨年にひき続きホストに抜擢、自らもミュージカル部門主演男優賞にノミネートされ、見事受賞してしまったヒュー子ちゃんでしたが――もうすんごかったですよねぇ〜。
まずホストとして登場――まるでジェイムズ・ボンドのような出で立ち、キッチリとスーツでキメてきたかと思えば、「One Night Only」を熱唱、そのままロケッツと一緒にラインダンス。ダンサーのみなさんと同じくらい、足が真っ直ぐ上がってたのには驚きましたが……その…ロケッツのみなさんとラインダンスっすよ!?……度肝を抜かれちまいましたよ。格好が格好なだけに、ボンドがラインダンスしてるみたいだったし。
その後、無難にホストとして進行役を演じたヒュー子ちゃんでしたが、「The Boy from Oz」のパフォーマンスタイムとなるや、今度は豹柄シャツに金色パンツというファ〜ビュラス☆な出で立ちでラクダに乗って登場。熱唱したあと、客席ステージへ立ち、座ってるサラ・ジェシカ・パーカーを見つけ「マシュー(・ブロデリック…彼女の夫。昨年一緒にプレゼンターしてました)は?」と質問。サラが「西海岸(ウエストコースト)なの」と答えると、「まあ!彼って両刀(バイコースター)なの?」と返すヒュー子ちゃん。場内大ウケ。そしてサラをステージに引っ張り上げ、一緒に腰をぐりんぐりん。「BFO」ではゲイを演じてるため、言葉遣いや身のこなしをそれっぽくしてたわけなんですが――「X-MEN」でのウルヴァリンのイメージが強く、またそれまでボンド風なスーツを着てスマートなホスト進行をしてただけに、突然のヒュー・ジャックマンの変貌には、全世界の人もビックリしたことでしょうねぇ…。
でもアドリブに強いし、同じゲストでもニコール・キッドマンじゃなくサラをステージに引っ張り上げてるあたり、ちゃんとわかってるし。頭いい人だな〜と実感。
で、先日やっと授賞式を通して見ることができたのですが、ヒュー子ちゃん以外にもいろんな発見があって面白かったです♪
「レモ/第一の挑戦」(デストロイヤーシリーズ)の弾丸避けシナンジュマスター・チウンことジョエル・グレイが出てて、私を大喜びさせたとか、客席にいたケビン・クライン(演劇部門でノミネート)が映し出されたとき、彼よりもその隣にいた奥様のフィービー・ケイツ(現在ほとんど引退状態)にMy視線が釘付けになったりとか。うわ〜ん♪40過ぎてもフィービーは可愛かったよ〜ん♪(←バカ)
そのほか、ベン・スティラーのパパ&ママ、テイ・ディグスの奥さん…など見れて、とても楽しい授賞式でございました♪
♯再放送あります
7/24(日)「第58回トニー賞授賞式 ノーカット版」NHK-BS2 24:40〜
ところで。ヒュー子ちゃんですが…当ブログの「最も魅力的な人」だけでなく、本家である英国HELLO!サイトの「THE MOST ATTRACTIVE MAN」でも、第2週(だったかニャ?)投票で第1位をゲットしております。英国のみなさんにも、受賞式効果はてきめんだったようですねぇ…。…もちろん私にもその効果はキョーレツに表れましたが……はあ…。
↓「第58回トニー賞授賞式 結果」(6/7の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040607.html
↓「第58回トニー賞授賞式 余波」(6/8の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040608.html
以上、5月の「THE MOST ATTRACTIVE MAN」報告でした♪
「21グラム」
2004年6月29日
←ベニシオ・デル・トロ(真ん中)――その昔「消されたライセンス」や「フィアレス」にチョイ役出演した頃は、すんごく痩せててヒョロヒョロ、演技もまったく印象に残らなかったため、そのまま消えていく運命の俳優だと思ってました。ところがどっこい。下積みを経たのち、評価の高い実力派俳優へと大化け。これには驚きました。そんな彼のことを「アクが強い俳優」という人をたまに見かけますが、私は「雰囲気のある俳優」と云いたいです。だって、インタビューで答えてる内容やその仕草を見てると、至極ナチュラルでいい感じなんだもん。でもまだ37歳ってのが信じられない…。
ショーン・ペン、ベニシオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツによるアンサンブル映画「21グラム」を、ようやっと観に行ってきました。
「21グラム」21 Grams(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0315733/
日本公式サイト→http://www.21grams.jp/
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
脚本:ギジェルモ・アリエガ
出演:ショーン・ペン、ベニシオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツ、シャルロット・ゲンズブール、他
ストーリー:
大学教授のポール(S・ペン)は、余命1ヶ月で心臓移植を待っていた。幸せな結婚生活を送るクリスティーナ(N・ワッツ)は、夫と娘2人の帰りを自宅で待っていた。過去に何度も罪を犯した前科者ジャック(B・デル・トロ)は、現在は神に帰依、妻と子供2人とともに真面目で信心深い生活を送っていた。だがある交通事故をきっかけに、そんな3人の運命が交錯していく――
……う〜ん…。
「生と死、交錯する3人の運命と人生」といったストーリーやテーマではなく、映画の流れとゆーかあり方とゆーか――そういう面がどうにも気になって仕方がなかったんだよニャ〜…。
時間軸ぶった斬りの細切れ編集にちと疑問。
演技派3人そろえてるし、なにもそこまでしなくたって…フツーに見せてくれてもよかったんじゃない?
TVドラマでもありそうなストーリーで、語られていることはとてもシンプル。シンプルな分、俳優たちの演技に逃げは許されないと思うのですが、本作ではショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニシオ・デル・トロと、ヘタクソな俳優が誰ひとりといない状況な上、よほど3人の相性がよかったのか、「ああ、この3人…演技しやすかったろうな」と思わせるほど、観ていて自然なものがありました。あのショーン・ペンが自然ねぇ…私にとっては最大級の驚きでしたよ。
で。
俳優3人の演技を観ることで上映時間約2時間、ずっと集中させられたのですが――その集中感をぶった斬る前半の「時間軸のずれ」。どうしてそうにいたったのかを展開する前に、ちらりちらりと映像を切り込ませ先を教えてくる。……なにもそこまでしなくたって、3人のアンサンブルで充分じゃないのかと思いつつ、これはサスペンスではなく人間ドラマであって、だからこそ思い切って細切れにできたのかもしんないな…と、これを書きながら思い直してみたり。ストーリーに真新しさがない分、映像的・演出的に凝りたかったのか…でも演技派3人の演技を観ることに集中したいのに構成で混乱させられ、興がそがれることもしばしば。う〜ん…バランスって難しい…。
監督は「アモーレス・ペロス」のイニャリトゥ。残念ながら「アモーレス〜」は鑑賞中に寝てしまったので(つまらなかったのではなく、心身ともに疲れきった状態で観に行ったから…つまり私が悪い)、監督作を最後まで観たのは今作が初めて。なかなか私好みの映画だったので、「アモーレス〜」を今度借りて観ようかニャ…。
実力のある演技派3人も揃えているのに、演技がちっとも鼻につかない、それぞれの演技が自然で相乗効果の最たるものを感じさせた――だけど、とことん集中させられるので、時間軸ぶった斬りがちょっとばかり気になってしまった作品。気になっただけで、別に悪いとまでは云わないけど。好みの問題かもしんない。
そして、クリスティーナを演じたナオミ・ワッツですが。これだけ上手いのに、なんでずっと埋もれてたのか、なんとなくわかったような気がしました。彼女って美人だけどどこか凡庸で――「わあ、キレイ」で終わっちゃって、ルックスで損してたと云うか。でも頑張って欲しいな〜…下積みの長かった女優さんなだけに、つい応援したくなります。
ショーン・ペン、ベニシオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツによるアンサンブル映画「21グラム」を、ようやっと観に行ってきました。
「21グラム」21 Grams(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0315733/
日本公式サイト→http://www.21grams.jp/
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
脚本:ギジェルモ・アリエガ
出演:ショーン・ペン、ベニシオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツ、シャルロット・ゲンズブール、他
ストーリー:
大学教授のポール(S・ペン)は、余命1ヶ月で心臓移植を待っていた。幸せな結婚生活を送るクリスティーナ(N・ワッツ)は、夫と娘2人の帰りを自宅で待っていた。過去に何度も罪を犯した前科者ジャック(B・デル・トロ)は、現在は神に帰依、妻と子供2人とともに真面目で信心深い生活を送っていた。だがある交通事故をきっかけに、そんな3人の運命が交錯していく――
……う〜ん…。
「生と死、交錯する3人の運命と人生」といったストーリーやテーマではなく、映画の流れとゆーかあり方とゆーか――そういう面がどうにも気になって仕方がなかったんだよニャ〜…。
時間軸ぶった斬りの細切れ編集にちと疑問。
演技派3人そろえてるし、なにもそこまでしなくたって…フツーに見せてくれてもよかったんじゃない?
TVドラマでもありそうなストーリーで、語られていることはとてもシンプル。シンプルな分、俳優たちの演技に逃げは許されないと思うのですが、本作ではショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニシオ・デル・トロと、ヘタクソな俳優が誰ひとりといない状況な上、よほど3人の相性がよかったのか、「ああ、この3人…演技しやすかったろうな」と思わせるほど、観ていて自然なものがありました。あのショーン・ペンが自然ねぇ…私にとっては最大級の驚きでしたよ。
で。
俳優3人の演技を観ることで上映時間約2時間、ずっと集中させられたのですが――その集中感をぶった斬る前半の「時間軸のずれ」。どうしてそうにいたったのかを展開する前に、ちらりちらりと映像を切り込ませ先を教えてくる。……なにもそこまでしなくたって、3人のアンサンブルで充分じゃないのかと思いつつ、これはサスペンスではなく人間ドラマであって、だからこそ思い切って細切れにできたのかもしんないな…と、これを書きながら思い直してみたり。ストーリーに真新しさがない分、映像的・演出的に凝りたかったのか…でも演技派3人の演技を観ることに集中したいのに構成で混乱させられ、興がそがれることもしばしば。う〜ん…バランスって難しい…。
監督は「アモーレス・ペロス」のイニャリトゥ。残念ながら「アモーレス〜」は鑑賞中に寝てしまったので(つまらなかったのではなく、心身ともに疲れきった状態で観に行ったから…つまり私が悪い)、監督作を最後まで観たのは今作が初めて。なかなか私好みの映画だったので、「アモーレス〜」を今度借りて観ようかニャ…。
実力のある演技派3人も揃えているのに、演技がちっとも鼻につかない、それぞれの演技が自然で相乗効果の最たるものを感じさせた――だけど、とことん集中させられるので、時間軸ぶった斬りがちょっとばかり気になってしまった作品。気になっただけで、別に悪いとまでは云わないけど。好みの問題かもしんない。
そして、クリスティーナを演じたナオミ・ワッツですが。これだけ上手いのに、なんでずっと埋もれてたのか、なんとなくわかったような気がしました。彼女って美人だけどどこか凡庸で――「わあ、キレイ」で終わっちゃって、ルックスで損してたと云うか。でも頑張って欲しいな〜…下積みの長かった女優さんなだけに、つい応援したくなります。
←若き日のラッシー主演オーストラリア映画「ハマーアウト」――その昔、この映画の冒頭シーンをどーしても見たくて、何軒ものビデオ屋さんをまわりました。今はもうDVD化しちゃいましたが、当時はなかなか置いてなくって…。なんで冒頭シーンが見たかったのかは、映画をご覧になると瞬時におわかり頂けるかと。リモコンを持ってご鑑賞になることをオススメいたします♪
ぴんぽんぱんぽ〜ん♪
7月1日(木)の深夜24:00より、BS-2にて「ラッセル・クロウ 自らを語る」(「アクターズ・スタジオ・インタビュー」)が放送されます。
(以下、NHK番組表より引用)
とゆーわけで、今から楽しみです♪
さて。
今からお風呂入って、レンタルしてきたDVDを観て、そして寝ようと思います。
■借りてきたタイトル
1.「ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター」
もっといろんな演技ができるだろうに、いっつも同じような役ばかり演じて(そして損をして)いるグレッグ・キニア主演。私が住む田舎では上映されなかったのでレンタル。
2.「マスター・アンド・ウォリアー」
1995年製作だというのに、日本では今ごろリリース。ラッシー主演の似たようなタイトルが、来月リリースとなるからでしょうかねぇ…。帆船なポスターも雰囲気ソックリです。ちなみに主演はアーマンド・アサンテ……彼が過去に出演した作品では、「探偵マイク・ハマー」より、テイタム・オニールから熱烈アタックを受ける教師役を演じた「リトルダーリング」ほうが印象深かったです…って、実に私らしい。
3.「ジャスト・マリッジ」
コリン・ファレルコーナーのとなりにあった作品。私が住む田舎では上映されなかったのでレンタル。アシュトン・カッチャーの能動バカぶりを期待。
4.「ブラス!」
ユアン・マクレガー出演の音楽系青春もの(でもそれだけじゃないです…感動ドラマのほうがメインっすね)。なんとなく久しぶりに観たくなったので。
5.「テイラー・オブ・パナマ」
ピアース・ブロスナン主演のスパイもの。ブロスナンらしい1作。なんとなく久しぶりに観たくなったので。
…どれを観ようかニャ〜…。
では、おやすみなさいまし♪
ぴんぽんぱんぽ〜ん♪
7月1日(木)の深夜24:00より、BS-2にて「ラッセル・クロウ 自らを語る」(「アクターズ・スタジオ・インタビュー」)が放送されます。
(以下、NHK番組表より引用)
アカデミー主演男優賞に3年連続でノミネートされ、「グラディエーター」で見事栄冠に輝いたラッセル・クロウ。オーストラリアでトップ俳優として目覚ましい活躍を見せていた彼が、ハリウッドでの飛躍作となった「L.A.コンフィデンシャル」や、自分より20歳も年上の役を演じた「インサイダー」、伝説の名艦長を演じた「マスター・アンド・コマンダー」など、それぞれの役作りや俳優という仕事に対しての思いを語る。
[ゲスト] ラッセル・クロウ
[司 会] ジェームズ・リプトン
とゆーわけで、今から楽しみです♪
さて。
今からお風呂入って、レンタルしてきたDVDを観て、そして寝ようと思います。
■借りてきたタイトル
1.「ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター」
もっといろんな演技ができるだろうに、いっつも同じような役ばかり演じて(そして損をして)いるグレッグ・キニア主演。私が住む田舎では上映されなかったのでレンタル。
2.「マスター・アンド・ウォリアー」
1995年製作だというのに、日本では今ごろリリース。ラッシー主演の似たようなタイトルが、来月リリースとなるからでしょうかねぇ…。帆船なポスターも雰囲気ソックリです。ちなみに主演はアーマンド・アサンテ……彼が過去に出演した作品では、「探偵マイク・ハマー」より、テイタム・オニールから熱烈アタックを受ける教師役を演じた「リトルダーリング」ほうが印象深かったです…って、実に私らしい。
3.「ジャスト・マリッジ」
コリン・ファレルコーナーのとなりにあった作品。私が住む田舎では上映されなかったのでレンタル。アシュトン・カッチャーの能動バカぶりを期待。
4.「ブラス!」
ユアン・マクレガー出演の音楽系青春もの(でもそれだけじゃないです…感動ドラマのほうがメインっすね)。なんとなく久しぶりに観たくなったので。
5.「テイラー・オブ・パナマ」
ピアース・ブロスナン主演のスパイもの。ブロスナンらしい1作。なんとなく久しぶりに観たくなったので。
…どれを観ようかニャ〜…。
では、おやすみなさいまし♪
←え〜っと、左にいるお人が、私がいまイチオシしている米国人コメディ俳優ベン・スティラー。右にいるエドワード・ノートンが妙にさわやか〜なのも気になりますが――こうやって見ると、ベンっていい男でしょ?…コメディ映画ではキャラクターをコテコテに作り上げる人なので、そのイメージしか知らない人が、素の状態でインタビューで受け答えしている彼を見ると、「ホントにベン・スティラー!?」とビックリするのだとか…って、こりゃ私の経験談か。
…とゆーわけで、タイトルだけはこのブログでもちょこちょこ書いてきた、ベン・スティラー最新作の話をば。
「Dodgeball: A True Underdog Story」(2004・米)
IMDb→http://www.imdb.com/title/tt0364725/
公式サイト→http://www.dodgeballmovie.com/
トレイラー→http://www.dodgeballmovie.com/trailer/
え〜っと、今春「Starsky & Hutch」が公開されたばかりのベン・スティラーの最新作。ちょっとスポ根要素のある、おバカコメディ映画。
全米では6/18からの公開で、日本では公開未定…ぐぐぐぐ…20世紀FOXさん、日本でも公開してナリよ…。同じ日あたりにスティーブン・スピルバーグ&トム・ハンクスの「The Terminal」(日本だとUIP配給になるのかニャ?いや待てよ…もしかして角川?)が公開されましたが、なんとその強力タッグ作品を抜いて、興行成績では現在第1位となっております。
ストーリーはえ〜っと…ヴィンス・ボーン演じるフィットネス・ジムオーナーのピーターが、経営危機に陥っている自分のジムを、ベン・スティラー演じる大手ジムのオーナー、ホワイト・グッドマン(またスゴイ名前のキャラを…)による買収から守るために、さえない仲間たちとドッジボールチームを結成、キョーレツなコーチから指導を受けつつ、ドッジボール大会に出場、賞金ゲットを目指す…というもの(たぶん)。
ヴィンスの「負け犬」なチームがいかにして勝ち上がっていくか――というところがストーリーの軸で(副題が「A True Underdog Story」だし)、これだけだとよくある「ちょっといい話」で終わるのですが、見所はなんと云っても悪役ベン・スティラー。そのコッテコテなキャラクターと、彼のチーム(「パープル・コブラ」って、またスゴイ名前を…)がキョーレツなんですよねぇ。ベンだけでも相当暑苦しいのに、メンバーにはフリーダがいたりと、一筋縄にはいかないメンツに大笑い。そしてトレイラーを見ると、日本人チーム(いでたちが「ベストキッド」のダニエルさんみたいなハチマキ+白パンツ)もいますね。
↓ベンが演じるホワイト・グッドマンさんと彼のオフィス(公式サイト)
http://www.dodgeballmovie.com/site/popups/photos/index.html
(2枚目がベン演じるホワイト・グッドマンです)
……壁に掛かってる絵がすんごいんですけど…。
ドッジボールなんて珍しいスポーツを取り上げたな〜と最初は思ったのですが、大のオトナがちっちゃいボールをぶつけ合う姿に大笑い、ベン演じるコッテコテなキャラクターが大マジメにボールに向かっていく様を見て、いつしか私も、彼のそんな「笑わせよう」という徹底したコメディ精神に対し、畏怖の念を抱くようになりましたよ。頭が下がるわ〜。
なお、ベンの奥様のクリスティーン・テイラーもご出演。いいな〜…いい人と結婚したよニャ〜…彼女こそ勝ち犬かと。
とゆーわけで、20世紀FOXさん!
日本でも公開してちょーだい!
以上、トレイラーよもやま話でした♪
追記:
↓ベン・スティラー主演「Starsky & Hutch」のトレイラーよもやま話(4/2の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040402.html
…とゆーわけで、タイトルだけはこのブログでもちょこちょこ書いてきた、ベン・スティラー最新作の話をば。
「Dodgeball: A True Underdog Story」(2004・米)
IMDb→http://www.imdb.com/title/tt0364725/
公式サイト→http://www.dodgeballmovie.com/
トレイラー→http://www.dodgeballmovie.com/trailer/
え〜っと、今春「Starsky & Hutch」が公開されたばかりのベン・スティラーの最新作。ちょっとスポ根要素のある、おバカコメディ映画。
全米では6/18からの公開で、日本では公開未定…ぐぐぐぐ…20世紀FOXさん、日本でも公開してナリよ…。同じ日あたりにスティーブン・スピルバーグ&トム・ハンクスの「The Terminal」(日本だとUIP配給になるのかニャ?いや待てよ…もしかして角川?)が公開されましたが、なんとその強力タッグ作品を抜いて、興行成績では現在第1位となっております。
ストーリーはえ〜っと…ヴィンス・ボーン演じるフィットネス・ジムオーナーのピーターが、経営危機に陥っている自分のジムを、ベン・スティラー演じる大手ジムのオーナー、ホワイト・グッドマン(またスゴイ名前のキャラを…)による買収から守るために、さえない仲間たちとドッジボールチームを結成、キョーレツなコーチから指導を受けつつ、ドッジボール大会に出場、賞金ゲットを目指す…というもの(たぶん)。
ヴィンスの「負け犬」なチームがいかにして勝ち上がっていくか――というところがストーリーの軸で(副題が「A True Underdog Story」だし)、これだけだとよくある「ちょっといい話」で終わるのですが、見所はなんと云っても悪役ベン・スティラー。そのコッテコテなキャラクターと、彼のチーム(「パープル・コブラ」って、またスゴイ名前を…)がキョーレツなんですよねぇ。ベンだけでも相当暑苦しいのに、メンバーにはフリーダがいたりと、一筋縄にはいかないメンツに大笑い。そしてトレイラーを見ると、日本人チーム(いでたちが「ベストキッド」のダニエルさんみたいなハチマキ+白パンツ)もいますね。
↓ベンが演じるホワイト・グッドマンさんと彼のオフィス(公式サイト)
http://www.dodgeballmovie.com/site/popups/photos/index.html
(2枚目がベン演じるホワイト・グッドマンです)
……壁に掛かってる絵がすんごいんですけど…。
ドッジボールなんて珍しいスポーツを取り上げたな〜と最初は思ったのですが、大のオトナがちっちゃいボールをぶつけ合う姿に大笑い、ベン演じるコッテコテなキャラクターが大マジメにボールに向かっていく様を見て、いつしか私も、彼のそんな「笑わせよう」という徹底したコメディ精神に対し、畏怖の念を抱くようになりましたよ。頭が下がるわ〜。
なお、ベンの奥様のクリスティーン・テイラーもご出演。いいな〜…いい人と結婚したよニャ〜…彼女こそ勝ち犬かと。
とゆーわけで、20世紀FOXさん!
日本でも公開してちょーだい!
以上、トレイラーよもやま話でした♪
追記:
↓ベン・スティラー主演「Starsky & Hutch」のトレイラーよもやま話(4/2の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040402.html
ビデオ屋ウォッチング 6
2004年6月26日 日常
←昨年公開された、エキセントリックでセクシーでファニーなラブコメディ。以前upした感想では、J・スペイダーのことばかり書いてしまいましたが、実は主演のマギー・ギレンホールの魅力が全開フルスロットル状態な作品で、観に行った当時「美人じゃないけど、面白い存在感と魅力を持つ女優さんだな〜」と、感心してしまいました。ちなみに彼女はジェイク・ギレンホールのお姉さん(口元ソックリ)。「ドニー・ダーコ」でも共演していますが、姉弟そろって眠そうなお顔立ちですね…って、ビッグなお世話だっつーの!
好きな映画や何度も観たい映画、自分のものにしておきたい映画などは、セルDVDで買っちゃうよ〜ん♪…という話を先日書きましたが、そんな私でも、レンタルビデオ屋さんは必ず利用します。
劇場公開で観逃した作品、未公開作品、DVD化されてない過去の作品、廉価版DVDが出るまで待ってるけど先に観ておきたい作品、購入するまでに至らない作品…などをレンタルして観るわけです。
で、サービスdayということもあり、今日近所のレンタルビデオ屋さんに行ってきたわけですが……ラブコメのフロアに到着してボーゼン。
なんだなんだこの…真っピンク状態は〜〜〜!?
マリちゃん(リース・ウィザースプーン)主演「キューティ・ブロンド」あたりのキャンペーン絡みで、コーナーをピンクにしてるだけかと思ったら、キャンペーンとは関係なさそうなほかのラブコメまでもがピンクなパッケージ。そういえば、江口寿史の日本版より米国版公式ポスター&DVDジャケのほうが合ってると思う「セクレタリー」や、これまた米国版ジャケのほうが絶対いいと思う、どう考えたってご本人はピンクなイメージとは対極にいるだろうアンジー主演「ブロンドライフ」でさえ、ピンクなパッケージだもんニャ〜…。
↓「ブロンドライフ」の米国版DVDジャケ(IMDb)
http://www.imdb.com/title/tt0282687/
↓「ブロンドライフ」日本公式サイト
http://www.foxjapan.com/movies/blondelife/
(TOPの写真が日本版DVDジャケになってます…文字がピンク〜)
………。
これだけピンクにされると、ラブコメコーナーの場所が一目瞭然で、たしかにわかりやすいとはいえ――「ラブコメ=ピンク」とされるのはなんだかニャ〜…。男子禁制とまではいかなくても、男の人には近寄りがたい雰囲気というか、ニフラムな効果を生み出してるんじゃないですかニャ?…ポップに力入れてるところは素晴らしいんだけど。
…と思っていたら。
真っピンクなラブコメコーナーのすぐとなり、3歩ぐらいの近さのところに――
「この男がいま熱い!
ハリウッドの若きスター コリン・ファレルコーナー!」
なる、力の入った特設コーナーが出来ていました。
………。
この前までなかったのに…。
私、以前「日本ではコリン・ファレルってイマイチ知られていない」と申しましたが、こうやって彼が主演・出演したタイトルを並べてみてると――レンタル回転率の高そうな作品が多いんだよニャ〜…。
私はレンタルビデオ業界人ではないのですが、DVD雑誌や近所のお店の状態を見ると、「フォーン・ブース」はいっつも空っぽ&上位レンタルにランキングされてるし、「S.W.A.T.」だっていつも借りられてるし……このままいけば、近々リリースの「リクルート」って、かなりの入荷数になるんじゃないかニャ〜?
…ってことは、なにげにコリンって――レンタルビデオ界の若きスターなのかしら?
ビデオ屋さんはポップ作って大展開してるし、ビデオ販社さんもコリンのでっかいハリボテ作って、「コリン・ファレル」を全面に押し出して売ろうとしてるし…う〜む。
彼の出演した映画では――個人的に「フォーン・ブース」「タイガーランド」は上映時間短めのよく出来た作品、それ以外では「ツメや作りが甘く、出来が素晴らしいとは云えないけれど、エンタテイメント映画としては及第点な出来なので、そこそこ楽しめる作品」(=「公開時に気になったけど、見逃しちゃったのでビデオ化まで待ってみるか作品」)が多く――それって、つまり「ビデオで借りられやすい作品」なのかもしんないな〜。
で、今回私が感心したのは、真っピンクラブコメコーナーのすぐとなりに、コリン・ファレルコーナーを設置したという、ビデオ屋さんの戦略の上手さ。
だってこれなら――
1.男女カップル客が一緒に立ち止まったとき、ともにレンタルされやすい
2.ベタなラブコメを男性が借りたくても、コーナーが真っピンクだとひるんでしまう――でも隣がコリン・ファレルコーナーならば、ちょっと手を伸ばして借りられる
3.女性客にコリン・ファレルを宣伝できる
また、上記1〜3や「フォーン・ブース」「S.W.A.T.」あたりでコリンを知った客が、彼のほかの出演作を観たいと思って来店したとき、こういった特設コーナーがあれば、普段ならわかりにくいところにあるだろう「タイガーランド」「私が愛したギャングスター」「アメリカン・アウトロー」あたりもカンタンに見つけることができ、そのまま借りていけるでしょうしねぇ。
…と私は思ったんですが、実際どうなのかはナゾです。…う〜む…。
以上、ビデオ屋ウォッチング話でした♪
好きな映画や何度も観たい映画、自分のものにしておきたい映画などは、セルDVDで買っちゃうよ〜ん♪…という話を先日書きましたが、そんな私でも、レンタルビデオ屋さんは必ず利用します。
劇場公開で観逃した作品、未公開作品、DVD化されてない過去の作品、廉価版DVDが出るまで待ってるけど先に観ておきたい作品、購入するまでに至らない作品…などをレンタルして観るわけです。
で、サービスdayということもあり、今日近所のレンタルビデオ屋さんに行ってきたわけですが……ラブコメのフロアに到着してボーゼン。
なんだなんだこの…真っピンク状態は〜〜〜!?
マリちゃん(リース・ウィザースプーン)主演「キューティ・ブロンド」あたりのキャンペーン絡みで、コーナーをピンクにしてるだけかと思ったら、キャンペーンとは関係なさそうなほかのラブコメまでもがピンクなパッケージ。そういえば、江口寿史の日本版より米国版公式ポスター&DVDジャケのほうが合ってると思う「セクレタリー」や、これまた米国版ジャケのほうが絶対いいと思う、どう考えたってご本人はピンクなイメージとは対極にいるだろうアンジー主演「ブロンドライフ」でさえ、ピンクなパッケージだもんニャ〜…。
↓「ブロンドライフ」の米国版DVDジャケ(IMDb)
http://www.imdb.com/title/tt0282687/
↓「ブロンドライフ」日本公式サイト
http://www.foxjapan.com/movies/blondelife/
(TOPの写真が日本版DVDジャケになってます…文字がピンク〜)
………。
これだけピンクにされると、ラブコメコーナーの場所が一目瞭然で、たしかにわかりやすいとはいえ――「ラブコメ=ピンク」とされるのはなんだかニャ〜…。男子禁制とまではいかなくても、男の人には近寄りがたい雰囲気というか、ニフラムな効果を生み出してるんじゃないですかニャ?…ポップに力入れてるところは素晴らしいんだけど。
…と思っていたら。
真っピンクなラブコメコーナーのすぐとなり、3歩ぐらいの近さのところに――
「この男がいま熱い!
ハリウッドの若きスター コリン・ファレルコーナー!」
なる、力の入った特設コーナーが出来ていました。
………。
この前までなかったのに…。
私、以前「日本ではコリン・ファレルってイマイチ知られていない」と申しましたが、こうやって彼が主演・出演したタイトルを並べてみてると――レンタル回転率の高そうな作品が多いんだよニャ〜…。
私はレンタルビデオ業界人ではないのですが、DVD雑誌や近所のお店の状態を見ると、「フォーン・ブース」はいっつも空っぽ&上位レンタルにランキングされてるし、「S.W.A.T.」だっていつも借りられてるし……このままいけば、近々リリースの「リクルート」って、かなりの入荷数になるんじゃないかニャ〜?
…ってことは、なにげにコリンって――レンタルビデオ界の若きスターなのかしら?
ビデオ屋さんはポップ作って大展開してるし、ビデオ販社さんもコリンのでっかいハリボテ作って、「コリン・ファレル」を全面に押し出して売ろうとしてるし…う〜む。
彼の出演した映画では――個人的に「フォーン・ブース」「タイガーランド」は上映時間短めのよく出来た作品、それ以外では「ツメや作りが甘く、出来が素晴らしいとは云えないけれど、エンタテイメント映画としては及第点な出来なので、そこそこ楽しめる作品」(=「公開時に気になったけど、見逃しちゃったのでビデオ化まで待ってみるか作品」)が多く――それって、つまり「ビデオで借りられやすい作品」なのかもしんないな〜。
で、今回私が感心したのは、真っピンクラブコメコーナーのすぐとなりに、コリン・ファレルコーナーを設置したという、ビデオ屋さんの戦略の上手さ。
だってこれなら――
1.男女カップル客が一緒に立ち止まったとき、ともにレンタルされやすい
2.ベタなラブコメを男性が借りたくても、コーナーが真っピンクだとひるんでしまう――でも隣がコリン・ファレルコーナーならば、ちょっと手を伸ばして借りられる
3.女性客にコリン・ファレルを宣伝できる
また、上記1〜3や「フォーン・ブース」「S.W.A.T.」あたりでコリンを知った客が、彼のほかの出演作を観たいと思って来店したとき、こういった特設コーナーがあれば、普段ならわかりにくいところにあるだろう「タイガーランド」「私が愛したギャングスター」「アメリカン・アウトロー」あたりもカンタンに見つけることができ、そのまま借りていけるでしょうしねぇ。
…と私は思ったんですが、実際どうなのかはナゾです。…う〜む…。
以上、ビデオ屋ウォッチング話でした♪
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←このジャッキーが瓶を持って足を上げてる写真は、映画が公開された当時のチラシにも採用されていました(←なんでそんなこと知ってるかというと、中学生の頃に通販でジャッキー映画のチラシ集を購入したから)。それにしてもタイトルが「酔拳」ねえ〜…。個人的には「ドランクモンキー/酔拳」を熱烈希望。
数日前に「セルDVDのうち、なにを買ってなにをガマンするか」という話をこのブログで書きましたが、廉価版DVDの仕様を生で確認するため、今日、オラが町のDVD屋さんに行って参りました。
そして店に入り、DVDを吟味していると――ソニー・ピクチャーズのキャンペーン「半額半蔵」の対象商品の中に、ジャッキー・チェンの「酔拳」と「蛇拳」が含まれているのを発見。
↓「半額半蔵キャンペーン」(ソニー・ピクチャーズ公式サイト)
http://www.sonypictures.jp/he/hangakuhanzo/
♯「半額半蔵キャンペーン」とは
「1枚目:2500円、2枚目:その半額1250円、3枚目:さらにその半額625円」で購入できるというもの。3枚買うなら4375円になり、1枚約1500円となる。ただし同時購入しないとダメ。
「おおおおお!ついに廉価版をリリースしたか!」と叫びそう&小躍りしそうになるのを抑えつつ、「酔拳」を手に取り、その仕様を確認してみたらですね――
日本語吹替版がついてないだと!?
ダメじゃんっ!
ジャッキーの映画ならば、石丸博也の日本語吹替がないとファンはガッカリするっつーの!「酔拳」や「蛇拳」といった古い作品であればあるほど、吹替は必須でしょーが!
日本語ではなく英語吹替が付いてるあたり――おのれソニーめ……米国版DVDをリージョン変えし、日本語字幕つけただけの仕様で終わらせやがったな…。
ちなみに、今回同時期にワーナーからリリースされたジャッキー映画の廉価版DVDは、すべて石丸さんによる日本語吹替版付き。
↓「1500期間限定 101タイトルキャンペーン」(ワーナーホームビデオ)
http://www.whv.jp/shp/101/index2.html
……ワーナー・ブラザースはよくわかってるよニャ〜…。
ジャッキー映画の場合、いくらお安かろうと、日本語吹替版がついてないのはかなりのマイナス要素。ああ、ガッカリ…。
映画の出来とカンケーないじゃん、という方もいらっしゃるかと思います。でもDVDでリリースされる以上、別の楽しみを求める人間だっているわけで――ソニーももうちょっと考えて欲しかったよニャ〜…。
追記:
私がジャッキーに対してこだわりがあるのは、理由があるからです。
↓「ジャッキー・チェンを語る」(2003/10/3の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20031003.html
数日前に「セルDVDのうち、なにを買ってなにをガマンするか」という話をこのブログで書きましたが、廉価版DVDの仕様を生で確認するため、今日、オラが町のDVD屋さんに行って参りました。
そして店に入り、DVDを吟味していると――ソニー・ピクチャーズのキャンペーン「半額半蔵」の対象商品の中に、ジャッキー・チェンの「酔拳」と「蛇拳」が含まれているのを発見。
↓「半額半蔵キャンペーン」(ソニー・ピクチャーズ公式サイト)
http://www.sonypictures.jp/he/hangakuhanzo/
♯「半額半蔵キャンペーン」とは
「1枚目:2500円、2枚目:その半額1250円、3枚目:さらにその半額625円」で購入できるというもの。3枚買うなら4375円になり、1枚約1500円となる。ただし同時購入しないとダメ。
「おおおおお!ついに廉価版をリリースしたか!」と叫びそう&小躍りしそうになるのを抑えつつ、「酔拳」を手に取り、その仕様を確認してみたらですね――
日本語吹替版がついてないだと!?
ダメじゃんっ!
ジャッキーの映画ならば、石丸博也の日本語吹替がないとファンはガッカリするっつーの!「酔拳」や「蛇拳」といった古い作品であればあるほど、吹替は必須でしょーが!
日本語ではなく英語吹替が付いてるあたり――おのれソニーめ……米国版DVDをリージョン変えし、日本語字幕つけただけの仕様で終わらせやがったな…。
ちなみに、今回同時期にワーナーからリリースされたジャッキー映画の廉価版DVDは、すべて石丸さんによる日本語吹替版付き。
↓「1500期間限定 101タイトルキャンペーン」(ワーナーホームビデオ)
http://www.whv.jp/shp/101/index2.html
……ワーナー・ブラザースはよくわかってるよニャ〜…。
ジャッキー映画の場合、いくらお安かろうと、日本語吹替版がついてないのはかなりのマイナス要素。ああ、ガッカリ…。
映画の出来とカンケーないじゃん、という方もいらっしゃるかと思います。でもDVDでリリースされる以上、別の楽しみを求める人間だっているわけで――ソニーももうちょっと考えて欲しかったよニャ〜…。
追記:
私がジャッキーに対してこだわりがあるのは、理由があるからです。
↓「ジャッキー・チェンを語る」(2003/10/3の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20031003.html
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