今日は紅茶の話を。
(紅茶についてはココで書くのは、ロプチューを語って以来かー…)
基本的に紅茶ならなんでも飲む私ですが、種類であればキーマンをチョイスすることが比較的多いようで、明るい色合いを楽しみたいときなどは、ジャワをよく飲んでいます。ティーバッグ、茶葉、どちらでもオッケーですし、アイスでもホットでも美味しくいただけます。
がしかし。
一番ニガテなのは――アールグレイのアイスティー だったりします。
「アールグレイって香りが強いやつですよね?だったら飲めるでしょ?」(←私が香りの強いものが好きだと知っているから)…って、この前もオッシーに云われたんですが、飲めるけどあまり美味しいとは思えないんですよ…どーしても。その…アールグレイにはまったく罪はナイんです、でもなんでアイスにするとあんなに不味くなるの?…ごにょごにょ…。
誰が最初に云ったんだか、「アールグレイはアイスティで飲むのが一番」とかなんとか、おかげで年に1回行くかどうかあやしいファミレスでさえ、アイスティーを頼むとアールグレイだったりするときがあるので、アイスが飲みたくても、確認取らないと注文できやしません。困ります。
がしかし。
一番好きなのは――アールグレイのホットミルクティー だったりします。
なんであんなに美味しいの?
もう大好きー♪
アールグレイのアイスティーはニガテ、ホットミルクティーにすると大好物に変わるだなんて、自分の舌がわかりません。紅茶パラドックスです。
この話をすると、みなさん「アールグレイをホットミルクティーで飲むの?アイスティーでしょ、フツー?」とおっしゃいます。いやまあその…一般的にはそうなのかもしれませんが――私に限ってはアールグレイはホットミルクティーなのーっ!!
…そんな方、ほかにいらっしゃいませんか?…くすん。
(紅茶についてはココで書くのは、ロプチューを語って以来かー…)
基本的に紅茶ならなんでも飲む私ですが、種類であればキーマンをチョイスすることが比較的多いようで、明るい色合いを楽しみたいときなどは、ジャワをよく飲んでいます。ティーバッグ、茶葉、どちらでもオッケーですし、アイスでもホットでも美味しくいただけます。
がしかし。
一番ニガテなのは――アールグレイのアイスティー だったりします。
「アールグレイって香りが強いやつですよね?だったら飲めるでしょ?」(←私が香りの強いものが好きだと知っているから)…って、この前もオッシーに云われたんですが、飲めるけどあまり美味しいとは思えないんですよ…どーしても。その…アールグレイにはまったく罪はナイんです、でもなんでアイスにするとあんなに不味くなるの?…ごにょごにょ…。
誰が最初に云ったんだか、「アールグレイはアイスティで飲むのが一番」とかなんとか、おかげで年に1回行くかどうかあやしいファミレスでさえ、アイスティーを頼むとアールグレイだったりするときがあるので、アイスが飲みたくても、確認取らないと注文できやしません。困ります。
がしかし。
一番好きなのは――アールグレイのホットミルクティー だったりします。
なんであんなに美味しいの?
もう大好きー♪
アールグレイのアイスティーはニガテ、ホットミルクティーにすると大好物に変わるだなんて、自分の舌がわかりません。紅茶パラドックスです。
この話をすると、みなさん「アールグレイをホットミルクティーで飲むの?アイスティーでしょ、フツー?」とおっしゃいます。いやまあその…一般的にはそうなのかもしれませんが――私に限ってはアールグレイはホットミルクティーなのーっ!!
…そんな方、ほかにいらっしゃいませんか?…くすん。
本日のおやつ:「galbo」 明治製菓
2008年11月19日 グルメ コメント (2)本日のお買い物(予定):「青林檎格納庫 なの♪」
2008年11月19日 物欲ブギ!
生き別れの妹こと奈央さんからCDを頂いたのですが(ブジ届きましたよー!)、さてはてどうやって聴こう?と、ちょいと考えております。
以前、由木さんから「iPodで通勤中に聴くといいですよ♪」とアドバイスを頂いたので、ヨシ!こうなったらiPod nanoを購入しようじゃないか!と一念発起。…B’zじゃないのね、購入理由は…。 どれにしようかと考え、私らしくグリーンを選択することにしました。
なんでいままでそっち系CDを聴かなかったかというと、私にとっては未知の世界…後戻りできないような…耳を作り変えられそうな…自分でもよくわかんないんだよっ!とゆー、なんつーかその…芽吹が兵頭に云ったセリフまんまの気持ちだったからで、実際に聴いちゃったら、「私は自分の耳がとっくに準備万端だったのを思い知った。これが奈央さんの計画だったら、たいしたものだ」(『交渉人は疑わない』P240参照。ちなみに画伯入魂のクリップ止め必至カットのとなり)と云い出しそうです。いま、芽吹の気持ちがものすごーく理解できるっス。押忍!
声優さんのお名前をほとんど知らなくて、知っていても「洋画の吹替」でのお仕事ぶりしかわかんない私ですが、森川智之さんが帝王だというのは納得です。だって「ブロークバック・マウンテン」のイニス役、「スター・ウォーズ エピ3」のオビ=ワン役は森川さんで、もうピッタリすぎ!…なにも知らない私ですら、「ウワサには聞いていたけど、どっち(←なんのこと?)もオッケ♪だなんてスゴイなー」と思ってたんです。
…とゆーわけで、聴いたらまた感想を書こうと思います♪
以前、由木さんから「iPodで通勤中に聴くといいですよ♪」とアドバイスを頂いたので、ヨシ!こうなったらiPod nanoを購入しようじゃないか!と一念発起。…B’zじゃないのね、購入理由は…。 どれにしようかと考え、私らしくグリーンを選択することにしました。
なんでいままでそっち系CDを聴かなかったかというと、私にとっては未知の世界…後戻りできないような…耳を作り変えられそうな…自分でもよくわかんないんだよっ!とゆー、なんつーかその…芽吹が兵頭に云ったセリフまんまの気持ちだったからで、実際に聴いちゃったら、「私は自分の耳がとっくに準備万端だったのを思い知った。これが奈央さんの計画だったら、たいしたものだ」(『交渉人は疑わない』P240参照。ちなみに画伯入魂のクリップ止め必至カットのとなり)と云い出しそうです。いま、芽吹の気持ちがものすごーく理解できるっス。押忍!
声優さんのお名前をほとんど知らなくて、知っていても「洋画の吹替」でのお仕事ぶりしかわかんない私ですが、森川智之さんが帝王だというのは納得です。だって「ブロークバック・マウンテン」のイニス役、「スター・ウォーズ エピ3」のオビ=ワン役は森川さんで、もうピッタリすぎ!…なにも知らない私ですら、「ウワサには聞いていたけど、どっち(←なんのこと?)もオッケ♪だなんてスゴイなー」と思ってたんです。
…とゆーわけで、聴いたらまた感想を書こうと思います♪
元検事で弁護士そのうえ美貌と才能まで持ち合わせた男、芽吹章は、弱き立場の人を救うため、国際紛争と嫁姑問題以外はなんでもござれの交渉人として『芽吹ネゴオフィス』を経営している。ところが、ひょんなことから高校時代の後輩で現在は立派な(!?)ヤクザとなった兵頭寿悦となぜか深い関係になっている。嫌いではない。どちらかといえば、好き…かもしれない…だが、焦れったいふたりの前に、ある日、兵頭の過去を知る男が現れて!?「交渉人は黙らない」待望の続編。
前作『交渉人は黙らない』から、待って待って待って…待ち続けて1年半。
交渉人・芽吹「東京下町ネゴ屋細腕(?)奮闘記」&後輩ヤクザ・兵頭「悶々執着漫才ラブ記」、待望の続編。
↓『交渉人は黙らない』の感想
http://akirine.blog59.fc2.com/blog-entry-7.html
! 以下、ネタバレ注意報 !
前作の感想で「芽吹の仕事っぷりはもっと読みたい」と書いたら、言霊が飛んだのか、仮初ホストになるわ、エコでアロハ着るわ、手錠を掛けられるわ(あ、自分で掛けたのか)、ヤクザ事務所に乗り込むわ(あ、兵頭くっついてきたか)、ママチャリで激走するわと、依頼人だけでなく読んでいるこっちまで頭を下げたくなるほど、
相変わらずテンポのよい芽吹(ややオヤジが入っている32歳。前々職・検事、前職・弁護士、現職・ネゴ屋)一人称で、ストーリーは展開していく。
今回は、芽吹の知らない兵頭の過去と、自分は底辺男と自覚する人物からの依頼を通し、「どんな過去を持っていても、本人が変わろうとしているなら信じたい、大切なのは今だから」という芽吹のゆるぎない信念に、兵頭とのラブの行方を絡めたストーリーである。信念については、前作で芽吹自身からそれを持つに至った経緯(両親を失ったことなど)がすでに語られていて、なおかつ、芽吹の優しくて人から愛される性格が十二分に伝わってきているので(だから一人称+第三者による三人称プロローグ&エピローグが超効果的)、「弱いけど強い、本当、前向きでいいヤツだよね…ちょっとオヤジ入ってるけど」と、感動エピソードには首を縦にぶんぶん振りつつ、爆笑エピソードにはお腹を抱えて笑いつつ読み進めたため、個人的には芽吹の体を張った交渉人っぷり、兵頭の過去と漫才ラブの行方に焦点(あ、芽吹にとっては昇天か)がいった。
得意の舌鋒で交渉は見事でも、恋の操舵でフラつく芽吹。仕事では妥協しないくせに、ラブでは「ま、いっか」。メロメロメロウに流されない紆余曲折30代、でも結果的になんだか流されているような気がしないでもなく――正直云えば、もうちょっと兵頭をお待たせしちゃってもいいかな~、寸止めでジタバタドタバタやってくれてもいいかな~と思ったが…ま、いっか。紆余曲折30代だし。
前作の感想で「エピソードがギュウギュウ詰めでもったいない」と書いたが、2作目でも笑いと感動の釣り合いが絶妙だと感じたので、このギュウギュウ詰めこそが交渉人シリーズのスタイルなんだろう。楽しんで書いておられるだろうし、楽しませようという気持ちも伝わってくる。作品によっては、これ見よがしな挿入と感じるときもあるエダさんお得意のセンシティブな心情描写も、今回は、たとえば兵頭が心の傷を負うことになった過去のある事件とオーバーラップさせた芽吹のクライシスシーン――芽吹が兵頭の過去を知って、「おまえの顔はせつなかった。あんな顔させて悪かった。心の傷を抉るようなことをしちまって悪かった」と、サラっとせつなく描かれているあたり、これまた絶妙である。
前作と同様の理にかなった笑い、芽吹と兵頭の屁理屈合戦、兵頭の舎弟でガードの伯田さんやさゆりさんにキヨ、頭は弱いけど情が深そうで面白い舎弟たちといった立ちまくりのキャラに、芽吹の友人でお約束当て馬キャラ・七五三野(弁護士)も加わって、今後の展開が楽しみな交渉人シリーズである。2008年のベスト1作品。確定。
@RECOMMEND@
評価:★★★★★(「今から自分を掘削する相手」に爆笑。行為を「掘削」と表現する受キャラだなんて前代未聞)
絵師は前作に続いて奈良千春画伯。今回の兵頭はやや般若系でコワイのだが、他のキャラは表情が豊かでキュート、動きのある絵からほのぼのとした絵まであり、「おお!これは!」と感動していたところ、またもや最後の最後で画伯入魂のクリップ止め必至カット登場。「挿絵は最後の最後ですんごいの♪」も、どうやら「交渉人シリーズ」のスタイルらしい。油断禁物。
で、その「すんごいの♪」を眺めていたら、なんだか過去に同じような構図の同じような絵を見たような気がしたので、脳内検索の旅に出たらば――英田兄貴・作『エス』(挿絵:奈良画伯)第1巻にあった挿絵で、宗近&椎葉の「すんごいの♪」と同じなんだと気がついた。画伯のように絵が上手い方は、意識的に絵を変えていく方が多いので、『エス』と『疑わない』の絵柄はかなり違うのだが、同じ構図で見ると、「ああ、やっぱり奈良画伯だわー♪」と感じる。でもきっと「交渉人3」では、また絵が変わってるんだろうな~…。
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
「絶対オススメしておきたい作品」には @RECOMMEND@マークがつきます。
性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。
ヘラルドから紀伊國屋に変わったら、ジャケットも新装になりましたね<「太陽と月に背いて」
さすが紀伊國屋!
この映画に求められているものがなんであるか、よくわかっとる!
あとは「まぼろしの市街戦」のダサ過ぎるジャケットをなんとかして下さーい!
というわけで、相変わらずたいした話じゃないんですが。
「これは世間サマでも同じだろう」と思ってた自分の嗜好が、実は思いっきり逆、「アタシってイバラ道歩いてるの?」だったっつーことは…まあその…腐系の女子の間ではたいへんよくあること、なにをいまさらな話だったりするんですけども。
ただ、その昔に絶大な人気を誇った(過去形かーい!)デカプ~主演作「太陽と月に背いて」においては、それもたぶん該当せず…とゆーか、まだ「オヤジ受」なるカテゴリが存在しなかった時代(90年代半ば)の作品ゆえ、当時コレを観た腐系女子のほとんどが「逆かい!?」と大ショックを受けたんじゃないかと思います。しかも相手は可愛かったデカプ~だったし。
↓大ショックを受けた話
http://akirine.diarynote.jp/200601212148520000/
(デカプ~は人気あったんですよね……ハンパじゃなく遠い目)
そんな昔のことを夜霧さんのブログで思い出してたら、こんなネタが入ってきました。
↓「レオ、僕は奥手だった」(ムービーウォーカー)
http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/news/news4428.html
(右クリックできなーい)
「クイック&デッド」(1995)のときでそうだったら、「太陽と月に背いて」(1995)のときもそうだった可能性が高いですよね…なんたって奥手だったんですから。ってことは、先にオヤジに乗っかっちゃった可能性も高いわけで…そっか…そうだったのに、乗らなきゃなんなかったんだ…俳優業ってタイヘンだなあ(遠い目)。
そんな過去を持つデカプ~さんの新作で、お正月映画「ワールド・オブ・ライズ」(は?なんでこんな邦題になったの?)は、来月20日から公開。共演は21歳まで乗ったことがなかったとバラしちゃったラッシー、監督はリドリー・スコットでーす。観に行きまーす。
↓「ワールド・オブ・ライズ」日本公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/
(眉間のシワではデカプ、ラッシーに負けてないじゃーん!…でもヒゲがジョージ・マイケル…)
さすが紀伊國屋!
この映画に求められているものがなんであるか、よくわかっとる!
あとは「まぼろしの市街戦」のダサ過ぎるジャケットをなんとかして下さーい!
というわけで、相変わらずたいした話じゃないんですが。
「これは世間サマでも同じだろう」と思ってた自分の嗜好が、実は思いっきり逆、「アタシってイバラ道歩いてるの?」だったっつーことは…まあその…腐系の女子の間ではたいへんよくあること、なにをいまさらな話だったりするんですけども。
ただ、その昔に絶大な人気を誇った(過去形かーい!)デカプ~主演作「太陽と月に背いて」においては、それもたぶん該当せず…とゆーか、まだ「オヤジ受」なるカテゴリが存在しなかった時代(90年代半ば)の作品ゆえ、当時コレを観た腐系女子のほとんどが「逆かい!?」と大ショックを受けたんじゃないかと思います。しかも相手は可愛かったデカプ~だったし。
↓大ショックを受けた話
http://akirine.diarynote.jp/200601212148520000/
(デカプ~は人気あったんですよね……ハンパじゃなく遠い目)
そんな昔のことを夜霧さんのブログで思い出してたら、こんなネタが入ってきました。
↓「レオ、僕は奥手だった」(ムービーウォーカー)
http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/news/news4428.html
(右クリックできなーい)
「クイック&デッド」(1995)のときでそうだったら、「太陽と月に背いて」(1995)のときもそうだった可能性が高いですよね…なんたって奥手だったんですから。ってことは、先にオヤジに乗っかっちゃった可能性も高いわけで…そっか…そうだったのに、乗らなきゃなんなかったんだ…俳優業ってタイヘンだなあ(遠い目)。
そんな過去を持つデカプ~さんの新作で、お正月映画「ワールド・オブ・ライズ」(は?なんでこんな邦題になったの?)は、来月20日から公開。共演は21歳まで乗ったことがなかったとバラしちゃったラッシー、監督はリドリー・スコットでーす。観に行きまーす。
↓「ワールド・オブ・ライズ」日本公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/
(眉間のシワではデカプ、ラッシーに負けてないじゃーん!…でもヒゲがジョージ・マイケル…)
■『ようこそ。』(ガッシュ文庫)文庫 海王社 発売:2008/10/28 590円
BLカテゴリでは、年下攻というよりもはやオヤジ受な、ヘタレ怠け青年×アラウンド40男モノ。
コメディでもシリアスでも、「嗜虐的でストーカー気味な攻が、周囲からモテまくりの受を好きになり、伏線と謎を仕掛けておきながらそのすべてを回収しないまま、消化不良気味にストーリー終了する」作品が少なくないことから、まずそのあたりで読み手の好みがスッパリわかれてしまいそうな谷崎泉の最新作(のうちの1本)。
! 以下、ネタバレ注意報 !
昨年受けた「ラステロ」ショックがあーまーりーにー大きく、「ラステロ」以降の谷崎作品をすべて積読にしている状態だったけれど、最新刊のあらすじを読んだら、「嗜虐性皆無なヘタレ年下くん攻のリーマンオヤジ受コメディ」のようだったので、「おお!谷崎さんでこれは新鮮だ!」ということで早速読んでみた……らば、谷崎さんの特徴である「受・攻の間でコロコロ変わる視点」が封印され、主人公・オヤジ大黒谷の視点のみでずいぶんと読みやすい、話もわかりやすくて、一見さんがとっつきやすい作品に仕上がっていたのでちょっと驚いた。
ひとりに慣れてしまって結婚に至らなかった40リーマン男・大黒谷が、ある日、イケメン青年でゲイのステラと出会う。几帳面な大黒谷とは正反対、部屋はぐちゃぐちゃ、仕事もいいかげんでズボラなステラ。年の離れた友人のような関係を保ちつつ、生活力のないステラをかまっていた大黒谷だったが、自覚のないままいつしかステラに惹かれていく――という、ヘタレ年下攻のオヤジ受以外の要素として、価値観やバックグラウンドの違うふたりがいつしか惹かれあうようになるという王道ストーリーをプラスした作品なんだけども。
う~ん…これがなあ…けっこう面白く読んだし、谷崎攻キャラなのに嗜虐性ゼロなステラのほんわかヘタレぶりは新鮮で、大黒谷のかまいっぷりだって悪くなかったんだけど――ちょっと古いね、脇役の女性陣が。そして、彼女たちの言動や価値観に嫌らしさを感じる。今度はここで評価がスッパリわかれそう。
まず大黒谷・母。頭が固いという設定だろうし、40になっても結婚しない息子に世間体と老後の自分を心配してるのか、「息子がまわりにホモと思われて不快」で終わっているのがちょっと痛い。ハナからホモを肯定している母親なんてそうそういないと思うし、大黒谷もクライマックスまでホモ否定していたとはいえ、自分の息子とステラを認める救済エピソードが、最後にひとつくらい欲しい。
そして大黒谷の見合い相手・高橋。仕事に生きてきた独身女性の焦りはよくある話。でも「偏見ない」とずいぶんリベラルなことを云ったくせに、「いいもの見せて貰いました。ゲイの三角関係って激しいんですね」と云って、結局周囲に「あの人、ホモだったのよー」とバラしてるんだから、女の嫌らしさが出て、これも読んでいてちょっと痛い。
1ページに文字数が多くてもサクサク読めるのはさすがで、素晴らしいと思うし(しかも今回は視点が定まっている!)、伏線の回収を気にせずちゃんとエンドマークがついている……のに、今度は脇役に引っかかってしまった。決してつまらなくはない、オヤジ受好きにはオススメできる作品だけれど。
評価:★★★(私の指摘に問題を感じなければ、とても読みやすい、とっつきやすい谷崎作品)
たとえば代表作「しあわせにできる」を読んでいると、谷崎さんはエイジングへの恐れがあるんだなと強く感じるし(女性キャラ描写ね)、アッパークラスの価値観や設定にもやや古風な印象を受ける。いつもと違う設定とキャラ視点だったけれど、ステラの元カレの治ちゃんもステレオタイプのゲイだったし、やっぱりこの作品も根底に流れるものは同じだったかな…。
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@ マークがつきます。
性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。
BLカテゴリでは、年下攻というよりもはやオヤジ受な、ヘタレ怠け青年×アラウンド40男モノ。
コメディでもシリアスでも、「嗜虐的でストーカー気味な攻が、周囲からモテまくりの受を好きになり、伏線と謎を仕掛けておきながらそのすべてを回収しないまま、消化不良気味にストーリー終了する」作品が少なくないことから、まずそのあたりで読み手の好みがスッパリわかれてしまいそうな谷崎泉の最新作(のうちの1本)。
! 以下、ネタバレ注意報 !
昨年受けた「ラステロ」ショックがあーまーりーにー大きく、「ラステロ」以降の谷崎作品をすべて積読にしている状態だったけれど、最新刊のあらすじを読んだら、「嗜虐性皆無なヘタレ年下くん攻のリーマンオヤジ受コメディ」のようだったので、「おお!谷崎さんでこれは新鮮だ!」ということで早速読んでみた……らば、谷崎さんの特徴である「受・攻の間でコロコロ変わる視点」が封印され、主人公・オヤジ大黒谷の視点のみでずいぶんと読みやすい、話もわかりやすくて、一見さんがとっつきやすい作品に仕上がっていたのでちょっと驚いた。
ひとりに慣れてしまって結婚に至らなかった40リーマン男・大黒谷が、ある日、イケメン青年でゲイのステラと出会う。几帳面な大黒谷とは正反対、部屋はぐちゃぐちゃ、仕事もいいかげんでズボラなステラ。年の離れた友人のような関係を保ちつつ、生活力のないステラをかまっていた大黒谷だったが、自覚のないままいつしかステラに惹かれていく――という、ヘタレ年下攻のオヤジ受以外の要素として、価値観やバックグラウンドの違うふたりがいつしか惹かれあうようになるという王道ストーリーをプラスした作品なんだけども。
う~ん…これがなあ…けっこう面白く読んだし、谷崎攻キャラなのに嗜虐性ゼロなステラのほんわかヘタレぶりは新鮮で、大黒谷のかまいっぷりだって悪くなかったんだけど――ちょっと古いね、脇役の女性陣が。そして、彼女たちの言動や価値観に嫌らしさを感じる。今度はここで評価がスッパリわかれそう。
まず大黒谷・母。頭が固いという設定だろうし、40になっても結婚しない息子に世間体と老後の自分を心配してるのか、「息子がまわりにホモと思われて不快」で終わっているのがちょっと痛い。ハナからホモを肯定している母親なんてそうそういないと思うし、大黒谷もクライマックスまでホモ否定していたとはいえ、自分の息子とステラを認める救済エピソードが、最後にひとつくらい欲しい。
そして大黒谷の見合い相手・高橋。仕事に生きてきた独身女性の焦りはよくある話。でも「偏見ない」とずいぶんリベラルなことを云ったくせに、「いいもの見せて貰いました。ゲイの三角関係って激しいんですね」と云って、結局周囲に「あの人、ホモだったのよー」とバラしてるんだから、女の嫌らしさが出て、これも読んでいてちょっと痛い。
1ページに文字数が多くてもサクサク読めるのはさすがで、素晴らしいと思うし(しかも今回は視点が定まっている!)、伏線の回収を気にせずちゃんとエンドマークがついている……のに、今度は脇役に引っかかってしまった。決してつまらなくはない、オヤジ受好きにはオススメできる作品だけれど。
評価:★★★(私の指摘に問題を感じなければ、とても読みやすい、とっつきやすい谷崎作品)
たとえば代表作「しあわせにできる」を読んでいると、谷崎さんはエイジングへの恐れがあるんだなと強く感じるし(女性キャラ描写ね)、アッパークラスの価値観や設定にもやや古風な印象を受ける。いつもと違う設定とキャラ視点だったけれど、ステラの元カレの治ちゃんもステレオタイプのゲイだったし、やっぱりこの作品も根底に流れるものは同じだったかな…。
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@ マークがつきます。
性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。
先ほど焼き上がりました。
1日でいろんな種類のケーキを焼いたのは初めてですー。
発送は土曜日です(ってか今日だっつーの!)。
朝になったら、クロネコさんを呼びつけようっと。
道場主にも休息が必要…今から寝まーす!
…というわけで、風前の灯火状態だった当ブログも、本宅/別宅ともに今週末より(ややマトモに)再始動できるかと思います。
ひとつ、シクヨロでお願いしまーす♪
ぐがー…。
1日でいろんな種類のケーキを焼いたのは初めてですー。
発送は土曜日です(ってか今日だっつーの!)。
朝になったら、クロネコさんを呼びつけようっと。
道場主にも休息が必要…今から寝まーす!
…というわけで、風前の灯火状態だった当ブログも、本宅/別宅ともに今週末より(ややマトモに)再始動できるかと思います。
ひとつ、シクヨロでお願いしまーす♪
ぐがー…。
大学生の頃からずっと使っているトワレ。
フローラル系の香り…でも甘ったるくはないです(甘いのニガテ)。
10年ぶりに会った元上司から、「秋林の香りだ、昔と変わらんな~」と云われたほど、何年経ってもこの香りが好きでつけている(これかシャネルの19番)。ほかに人からもらうのも、デパート化粧品売り場で薦められるのも…だいたいグリーンフローラル系のトワレだったり。この年齢でグリーンフローラルってどうよ?と思うけど、なんでか毎回そう。
コスメティクスとフレグランスのトップメーカーといえばゲラン。
憧れているのに、自分に合う香りがなーい…。
フローラル系の香り…でも甘ったるくはないです(甘いのニガテ)。
10年ぶりに会った元上司から、「秋林の香りだ、昔と変わらんな~」と云われたほど、何年経ってもこの香りが好きでつけている(これかシャネルの19番)。ほかに人からもらうのも、デパート化粧品売り場で薦められるのも…だいたいグリーンフローラル系のトワレだったり。この年齢でグリーンフローラルってどうよ?と思うけど、なんでか毎回そう。
コスメティクスとフレグランスのトップメーカーといえばゲラン。
憧れているのに、自分に合う香りがなーい…。
いつも遊んで下さる方々にケーキをお贈りしたいと思って、先週からいろいろケーキやタルトを試作しています。
・ナッツと柑橘系フルーツを使ったもの
・ココナッツとレーズンを使わないもの
・私が個人的に好きな季節のフルーツや素材を使ったもの
何種類か入れたいと思ってますので…すみません、もうちょっとお時間かかるかな?
とゆーわけで、待ってて下さーい!
・ナッツと柑橘系フルーツを使ったもの
・ココナッツとレーズンを使わないもの
・私が個人的に好きな季節のフルーツや素材を使ったもの
何種類か入れたいと思ってますので…すみません、もうちょっとお時間かかるかな?
とゆーわけで、待ってて下さーい!
■『デコイ 囮鳥』『デコイ 迷鳥』 大洋図書 挿絵:奈良千春 各903円
ある過去と現在の事件を通して繋がる4人の男たち。
そんな彼らの絡み縺れていく因縁の愛を、群像的に描いた英田兄貴の最新作。
! 以下、激しくネタバレ注意報 !
★未読の方は本気でご注意下さい。
『エス』の設定と世界観はそのままに、ある事件の真相を巡って繋がっていく4人の男たち(那岐・加賀谷・火野・安見)と、ヤクザに潜入捜査警官、政治家にヒットマン、黒社会に警察機構を対比させながら、いつもの硬派な文体にリズミカルな行間によって、執着ラブストーリーが展開していく。
まず手放しで褒めたいのは、群像劇としてたいへん素晴らしい作品だということ。
群像劇は、それぞれのキャラの背景と心理、そして伏線のある相関が書けていないと簡単に崩壊する。もともと兄貴は立ったキャラが何人も書ける作家ではあるが、とくに本作のキャラ相関は(那岐と火野の過去にムリはあるが)上手くできていて、隙がない。混乱もない。誰が誰とどう繋がり、そしてそれぞれの過去がそれぞれの現在とどう繋がっていくのか――読み進めていくうちに、張られた伏線と投じられた布石によって、判明していく。なかでも、佐藤(仮)と喫茶店マスターの立ち位置が素晴らしく、佐藤(仮)の正体が明かされる『囮鳥』のラストシーンは、名シーンといっていい。そして女性キャラも野郎どもの向こうを張っていて、その存在はまったく邪魔にならない。
――対して、ラブはどうだろう?
メインは4人だが、基本視点は那岐と安見のふたり。
このふたりを関連づけているのが火野なので、彼がこのストーリーのキーパーソンになる。
那岐視点では――犯した罪に苛まれる男から見た、過去を共有する火野。
安見視点では――記憶を失って頼るものがない男から見た、敏腕ヒットマン・火野。
火野はミステリアスな男であり、彼を知るには、那岐と安見の視点を介さないとわからない。だが、どちらの視点をもってしても、火野がなぜ安見に執着するか、わかりづらかった。わかりづらいからダメなのではなく、火野は理解できない男のままでいいと読み手に思わせているのは、安見自身が真実を知って罪の意識を持ち続けたまま、彼と未来を共にする決意を(なし崩し的ではあるが)したからである。決して明るくはないし、本当にそれでいいのかと思うんだが、互いに必要としてるのならばそれもいいだろう。ただし、安見が最後まで火野とともに生きていくのかどうか、気になるところではある。安見が精神的に崩壊、または頭部に受けたダメージの後遺症が出て、未来がなくなってしまうか、あるいは逆に立ち直り、火野を捨ててしまう可能性がないとはいえない(火野は安見を捨てないだろう)。そのとき、結果的にまたもやひとりになってしまう/二度捨てられることになる火野は…どうなるのだろう?…火野×安見に対して、どうやら私はBL的ラブ思考ができないようだ。
逆に加賀谷×那岐は、実にわかりやすい、BL定番と云えるカップルな上、加賀谷が私好みの「受に長年悶々愛を強いられてきた攻」なので、「成就できてよかったね、那岐をしあわせにしてやってくれ!」以外、なにも云うことはない(実はあったりするが、いまは控えておく)。加賀谷は那岐の過去を知ったところで動じない、まるごと受け止めてくれる大人だろうし、あれだけ悶々に堪えてきたんだから、もっともとを取ったっていいくらいだ。そして加賀谷×那岐が安泰カップルがゆえに、火野×安見が「それもありかな」と思えるのだろう。
群像劇としてよくできている、ラブも書けている――褒めてばかりなのだが、気になるところはやはりいくつかある。
まず、那岐の出した答え「過去のけじめ=**殺し」。身勝手で空虚だと那岐本人も自覚していて、その心理描写はよく書けているが、倫理観からくる違和感や、「けじめ」という言葉とその決着に引っかかりを感じてしまう読み手がいるかもしれない。
ラスト近くの佐藤(仮)とマスター対決。緊張感のある駆け引きは素晴らしいし、とくに正体が判明してから、「マスター」という呼称が本名(偽名かもしれないが)にすっと変わっていくところは絶妙なんだが、佐藤(仮)の説明が多く、シーン自体が長すぎる。そこまで語らなくていいし、引っ張らなくていい。『デコイ』の中で、なにひとつ清算できなかった男が佐藤(仮)だ。その無念、彼の感じる空虚――ハードボイルドにキメるなら、セリフやシーンも固く茹でたほうが良かったんじゃないだろうか。ちょっとくどくて、ゆるい。
どんなに硬派な作品に仕上がっても、キャラにやたら愛を誓わせたり、コーヒーを飲む場面がよく出てきたり、ラスト間近になると説明的な文章が増えたり、受が最中にこっ恥ずかしいこと喋り捲ったり(しかも声が大きそう)、キャラのセリフや行動にツッコミどころを必ず残してくれるあたりなど――やっぱり兄貴節は健在、いつまで経っても変わらないでいてくれそうである。
評価:★★★★(何回も読み直したいとまでは思わないけど)
しっかし…安見が記憶を戻すきっかけがあまりにベタだったので、「え?いまどきコレ?マジで?」と、文章を追っかけていた目が点になってしまった。フツーだったら、絶対死んじゃうって!
あとそうだな~、さあいよいよ…というところで、加賀谷が「専用のものがない。これで我慢してくれ」と云いながら、戸棚から出して持ってきたのがヴァセリンでマジよかったよー。もしここで加賀谷がオリーブオイルを出してきたら絶対爆笑していた(http://akirine.blog59.fc2.com/blog-entry-18.html)と思うもの。いや~ホントよかった、ヴァセリンで。
ちなみに「専用のものがない」ってことは、つまり「部屋に誰も連れ込んでない」ってことだから、ゲロ吐かれても那岐一筋だった加賀谷はエライよ、悶々愛系攻の鏡だね。あ~アタシ好み~♪
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@ マークがつきます。
性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。
銃を手に意識を取り戻したとき、安見亨はそれまでの記憶をすべて失っていた。俺は誰だ?この銃は…?自分に怯える安見に名前を教え、優しく、けれど得たいの知れない闇を感じさせる男、火野。一方で高仁会元会長の殺人事件をめぐり、ある男たちが呼び出されていた。関東侠和会に属する那岐と加賀谷だ。交錯する過去と現在。そして、因縁。男たちの闘いが始まる!!
ある過去と現在の事件を通して繋がる4人の男たち。
そんな彼らの絡み縺れていく因縁の愛を、群像的に描いた英田兄貴の最新作。
! 以下、激しくネタバレ注意報 !
★未読の方は本気でご注意下さい。
『エス』の設定と世界観はそのままに、ある事件の真相を巡って繋がっていく4人の男たち(那岐・加賀谷・火野・安見)と、ヤクザに潜入捜査警官、政治家にヒットマン、黒社会に警察機構を対比させながら、いつもの硬派な文体にリズミカルな行間によって、執着ラブストーリーが展開していく。
まず手放しで褒めたいのは、群像劇としてたいへん素晴らしい作品だということ。
群像劇は、それぞれのキャラの背景と心理、そして伏線のある相関が書けていないと簡単に崩壊する。もともと兄貴は立ったキャラが何人も書ける作家ではあるが、とくに本作のキャラ相関は(那岐と火野の過去にムリはあるが)上手くできていて、隙がない。混乱もない。誰が誰とどう繋がり、そしてそれぞれの過去がそれぞれの現在とどう繋がっていくのか――読み進めていくうちに、張られた伏線と投じられた布石によって、判明していく。なかでも、佐藤(仮)と喫茶店マスターの立ち位置が素晴らしく、佐藤(仮)の正体が明かされる『囮鳥』のラストシーンは、名シーンといっていい。そして女性キャラも野郎どもの向こうを張っていて、その存在はまったく邪魔にならない。
――対して、ラブはどうだろう?
メインは4人だが、基本視点は那岐と安見のふたり。
このふたりを関連づけているのが火野なので、彼がこのストーリーのキーパーソンになる。
那岐視点では――犯した罪に苛まれる男から見た、過去を共有する火野。
安見視点では――記憶を失って頼るものがない男から見た、敏腕ヒットマン・火野。
火野はミステリアスな男であり、彼を知るには、那岐と安見の視点を介さないとわからない。だが、どちらの視点をもってしても、火野がなぜ安見に執着するか、わかりづらかった。わかりづらいからダメなのではなく、火野は理解できない男のままでいいと読み手に思わせているのは、安見自身が真実を知って罪の意識を持ち続けたまま、彼と未来を共にする決意を(なし崩し的ではあるが)したからである。決して明るくはないし、本当にそれでいいのかと思うんだが、互いに必要としてるのならばそれもいいだろう。ただし、安見が最後まで火野とともに生きていくのかどうか、気になるところではある。安見が精神的に崩壊、または頭部に受けたダメージの後遺症が出て、未来がなくなってしまうか、あるいは逆に立ち直り、火野を捨ててしまう可能性がないとはいえない(火野は安見を捨てないだろう)。そのとき、結果的にまたもやひとりになってしまう/二度捨てられることになる火野は…どうなるのだろう?…火野×安見に対して、どうやら私はBL的ラブ思考ができないようだ。
逆に加賀谷×那岐は、実にわかりやすい、BL定番と云えるカップルな上、加賀谷が私好みの「受に長年悶々愛を強いられてきた攻」なので、「成就できてよかったね、那岐をしあわせにしてやってくれ!」以外、なにも云うことはない(実はあったりするが、いまは控えておく)。加賀谷は那岐の過去を知ったところで動じない、まるごと受け止めてくれる大人だろうし、あれだけ悶々に堪えてきたんだから、もっともとを取ったっていいくらいだ。そして加賀谷×那岐が安泰カップルがゆえに、火野×安見が「それもありかな」と思えるのだろう。
群像劇としてよくできている、ラブも書けている――褒めてばかりなのだが、気になるところはやはりいくつかある。
まず、那岐の出した答え「過去のけじめ=**殺し」。身勝手で空虚だと那岐本人も自覚していて、その心理描写はよく書けているが、倫理観からくる違和感や、「けじめ」という言葉とその決着に引っかかりを感じてしまう読み手がいるかもしれない。
ラスト近くの佐藤(仮)とマスター対決。緊張感のある駆け引きは素晴らしいし、とくに正体が判明してから、「マスター」という呼称が本名(偽名かもしれないが)にすっと変わっていくところは絶妙なんだが、佐藤(仮)の説明が多く、シーン自体が長すぎる。そこまで語らなくていいし、引っ張らなくていい。『デコイ』の中で、なにひとつ清算できなかった男が佐藤(仮)だ。その無念、彼の感じる空虚――ハードボイルドにキメるなら、セリフやシーンも固く茹でたほうが良かったんじゃないだろうか。ちょっとくどくて、ゆるい。
どんなに硬派な作品に仕上がっても、キャラにやたら愛を誓わせたり、コーヒーを飲む場面がよく出てきたり、ラスト間近になると説明的な文章が増えたり、受が最中にこっ恥ずかしいこと喋り捲ったり(しかも声が大きそう)、キャラのセリフや行動にツッコミどころを必ず残してくれるあたりなど――やっぱり兄貴節は健在、いつまで経っても変わらないでいてくれそうである。
評価:★★★★(何回も読み直したいとまでは思わないけど)
しっかし…安見が記憶を戻すきっかけがあまりにベタだったので、「え?いまどきコレ?マジで?」と、文章を追っかけていた目が点になってしまった。フツーだったら、絶対死んじゃうって!
あとそうだな~、さあいよいよ…というところで、加賀谷が「専用のものがない。これで我慢してくれ」と云いながら、戸棚から出して持ってきたのがヴァセリンでマジよかったよー。もしここで加賀谷がオリーブオイルを出してきたら絶対爆笑していた(http://akirine.blog59.fc2.com/blog-entry-18.html)と思うもの。いや~ホントよかった、ヴァセリンで。
ちなみに「専用のものがない」ってことは、つまり「部屋に誰も連れ込んでない」ってことだから、ゲロ吐かれても那岐一筋だった加賀谷はエライよ、悶々愛系攻の鏡だね。あ~アタシ好み~♪
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@ マークがつきます。
性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。
王道設定バトン
2008年11月1日 Rotten Sisters! コメント (7)最近別レーンを走っていたくせに、りょうさんから頂いてきました♪<バトン
「王道設定」バトンって、つまり「アナタのテンプレ教えてくださーい」バトンってことだよね?…そっかそっか、これで自分の嗜好が仲間にバレバレバレちゃうんだー。「え?そうだったんですか?」「あーやっぱりー!」だったら、私の場合、たぶん後者のほうだな…ま、いーや、そんなのいまさらだー。だったら、バターが室温に戻るまで(実はタルト作りの真っ最中)、自分の中のS&M度測定している気分で考えてみようかな――とゆーわけで、回答as follows!
王道設定バトン
★ルール
貴方の嗜好に併せて、攻め派か受け派かを答えてください。
好きCPを当てはめても構いません。
■昔から共に生きてきた主人と従者。主は?
受! 個人的には、攻は従者より庭師や馬丁のほうがいいんですけど…ダメ?
「ベルばら」のアンドレとかさ、「チャタレイ夫人の恋人」の森番メラーズとかさ、映画「流されて…」のジャンカルロみたいな感じの(ワイルド過ぎても困るんだけど)。
つまり、「受に長年悶々愛を強いられてきた攻の一発逆転劇」 希望なんだと思われます。そっかー、私って根っからの悶々生殺し系攻好きなんだー。「下克上」って言葉はあんまり好きじゃないんだけど。リンク先の一部の方から「なにをいまさら?」と云われそう…。
■相方をかばった怪我が原因で記憶喪失に。記憶を失ったのは?
受!恋人時代の美しい思い出を忘れてしまった受を介抱する攻。いつか受が思い出すことを夢見て。報われるかどうかわからないけど、攻は「報われる」という言葉が頭になく、ただただ信じているだけ。そして希望らしきものがゆっくり訪れ、そのまま終幕――という感じ。
つまり、「悶々を強いられている攻の献身愛」 希望なんだと思われます。
■敵に操られ仲間を攻撃!操られたのは?
受!「どうしたんだ、**!?なぜ俺を狙う!?」という男前(…なの?)なセリフは、ぜひとも攻に云って欲しいから。アニメ「ルパン三世」の「私が愛したルパン(前・後編)」のルパンと、ルパンの昔の恋人で死んだはずのコーネリアを思い出します。これで誰かBLを書いてくれませんかー?
↓参考「ルパン三世:私が愛したルパン前・後編」
https://www.showtime.jp/special/animation/lupin/second_lupin_03/
(105円でルパンのTVアニメが試聴できるそうです)
つまり、「受に反撃できない攻、愛の記憶に葛藤する受、そして悲しくも感動のラスト」 希望なんだと思われます。えー!ハッピーエンドじゃないんですかー!?
■新任の先生と入学したばかりの生徒。先生は?
受以外にありえない。ストーリーの前に、あのですね…私はどーしても「教師×生徒」が考えられません。秋林脳内倫理委員会の倫理規定に激しく反します。たまに「教師×生徒」にブチ当たるときがありますが、たいてい「…なんでそんなことするの?」と思ってしまいます。たぶん、教職を聖職視してるんだろうなー(神父受はダイジョブなのに)。上手い作家ならそのまま読んじゃいますが、ニガテな作家ならばさっさとギブアップしてしまいます。
とゆーわけで、英語または美術の美人教師(受)に一目ボレする不良生徒(攻)。美人教師に当て馬同僚・数学教師(数学教師じゃないとダメなの!単純に体育教師はイヤなの!)。仲の良いふたりを見て悶々する生徒、「くっそー…なんで、アンタに惚れちまったんだ…俺は」とか云って欲しいな~。で、先生は生徒に告られて禁忌にクラクラ、当て馬・同僚の「やめておけ!」という言葉が毎回頭をよぎるんだけど、一匹狼の攻が気になって仕方がない。
つまり、「年下で影を引き摺る不良生徒に心奪われ、禁忌に苦悩する教師」 希望なんだと思われます。年下攻じゃないと話になりませーん。
すみません、ちょっとタルト作りに戻ります。
…戻ってきました。
バターがまだ室温になってませんでした。
■出会ってしまった民間人と王族(もしくは貴族)。民間人は?
攻!壁のような格差があれど芽生える恋心――だったら、私の頭の中にあるのは「お忍び王族×キュートな民間人」(こりゃアラブだなー)か、「ミドルクラス×お忍び王族/貴族」(「ローマの休日」だよねー)か、「スラム出身×近隣貴族」(「泥だらけの純情」あたり?)だな。となると…好みは「ミドルクラス×貴族」か。格差ゆえに一度は終わったふたりの恋。数年後、社会的・経済的に出世した攻が、貴族の受の前に現れる。攻はスラム出身でもオッケーな話だけど、やっぱミドルクラスであって欲しい。でもってストーリーはジェーン・オースティン「説得」風がいいな。
つまり、「若い頃は格差に負けて別れたふたりが数年後に再会、互いに好き合ってるくせに、今度は格差以外の事情でなかなか昔に戻れない、とーってもじれったい愛」希望なんだと思われます。わー、まんま「説得」じゃーん!
■傷ついた天使(妖怪など人外の者でも可)を保護した人。人は?
受!カエル拾ったら、実は魔法にかけられた王子様でした…とか?…王子様じゃないけど、コノハーラさんとこのコウモリなんかコレじゃない?…ギャッギャッ。
つまり、「人外モノならおとぎ話」希望なんだと思われます。
■小学生を預かることになった専門学生。小学生は?
消去法で攻。だって、大人相手の小学生受は犯罪じゃない!秋林脳内倫理委員会が笛持って調査に入っちゃいます。基本的に私には、小学生…ショタやロリの属性がナイので、「小学生の姿だけど実は高校生」とかだったらまだ考えられるかな?…それって「名探偵コナン」じゃ?
つまり、「青山先生、おまかせします」希望なんだと思われます。
■追う立場の探偵と追われる立場の怪盗。探偵は?
受! ってか、探偵が攻っていうBLはあまりナイような?あれ?あれれれれ?…たとえば、「追う立場の刑事と追われる立場のヤクザ」だったら、やっぱヤクザ×刑事だよね?…ってその前に、フツーだったらヤクザよりまず「犯人」と書くんじゃ?
つまり、「追う・追われるモノならば――すみません、怪盗×探偵よりヤクザ×刑事」希望なんだと思われます。
ちなみに怪盗を受にしたいなら、攻は怪盗の仲間がいいですね。次元×ルパン派だから。でも一番好きなのは次元×五ェ門。
■霊感もなくいきなりその存在を知った人と新参者な(守護)霊。人は?
受!霊が人間に恋をするとゆーなら、定番なのは「愛する人を残して死んでしまった男」が主人公の話、たとえば映画「ゴースト」。となると、格差以前に次元と世界が違うので、ハッピーエンドでもせつない話になりそう。人が攻になる話なら、昔JUNEあたりにあったような?
つまり、「受でも攻でも、一途でせつない純愛ストーリー」希望なんだと思われます。
もっかいバター見てきます。
ちょっとタルト作りに戻りまーす。
…戻ってきました。
パート・シュクレを寝かしてます。
■雨に濡れたペットを拾ったご主人様。ペットは?
攻!傷ついたワンコ拾ってみたら、次の日、色男に戻っていてビックリー!みたいな。「助けてくれてありがとう。実は僕は魔法にかけられた王子なんです」とかなんとか。あれ??これだったら、設問「傷ついた天使を保護したら~」とカブってませんかー?
つまり、「結局、人外モノとしてオチがつく」希望なんだと思われます。「ペット」と聞くと、うっかり「『間の楔』?」と答えちゃう世代だし、できればハード系は避けたいの…。
■自分が側に居ない時に事故に遭い意識不明に。眠り続けているのは?
受! 「眠り続ける」というのがポイントかな。やっぱ「眠り姫」だから、受でしょ。で、「俺がいないばっかりにー!」って攻が自分を責めるの。
つまり、「やっぱり厳しい立場は攻で」希望なんだと思われます。
■前世で結ばれていた二人。その記憶を持つ者と持たぬ者。持つ者は?
攻! これで思いつくのは、映画「エターナル・サンシャイン」だなあ。SFっぽいとゆーか、ファンタジー設定なんだけど、「過去を清算すべく、自ら恋の記憶のデリート施術を受け、攻のことをすべて忘れる受。それに傷つき、自分も記憶をデリートしてしまおうと業者へ行くが、やっぱり受を忘れたくないという思いに駆られてしまう攻」という感じの。
つまり、「前世や運命うんぬんといった大げさな設定より、身近で普遍的な恋を描いたせつない話」希望なんだと思われます。あ、そっかー、だから私は「炎の蜃気楼」や「SASRA」に、ほとんど興味がないんだなー。
■ある店で共に働くホストとバーテンダー。ホストは?
攻!この場合、バーテンは常に平常心なクール・ビューティ系で、ホストは年下のやんちゃ系かな。バーテンと付き合ううちに、いっちょ前の男になっていくの♪
つまり、「年上クールビューティのバーテン受はあげまん」希望なんだと思われます。
■冤罪を晴らすために逃げる賞金首と賞金稼ぎ。賞金稼ぎは?
攻! 正直、どっちでもいいかな。逃げる受を追い詰めた攻が受の潔白を信じて助ける…とか?…あんまり萌えない設定だなあ。たぶん賞金首の「冤罪を晴らすために逃げる」という「逃げ」が、個人的にヒットしないんだと思う。賞金首が「冤罪を晴らすために真犯人を追いかける」ほうがいいかな。「追っ手からただ逃げる」んじゃなくて「真実を追う」という設定ね。もしそうだったら、賞金稼ぎは受にしただろうねー。
つまり、「攻は常に何かを追いかけている」希望なんだと思われます。賞金稼ぎが攻なら「賞金首を追いつめていく」話、賞金稼ぎが受なら「賞金首が真実を追っている」話が好き、結局、私は攻メインの話にしたいんだろうなー。
■死刑囚または終身刑犯罪者と看守。看守は?
受!これで思い出すのは、映画「グリーン・マイル」や森鴎外「高瀬舟」かな…。穏やかな死刑囚が静かに語り出す過去。なぜ彼は罪を犯したか。それをじっと聞く看守。実は冤罪だったり、仕方なく手を下してしまったゆえに罪に問われてしまった攻、どうすることもできず最期を看取る受。ム所モノはねー…看守を攻にすると、ハード系な印象を持たれるからなあ…。
つまり、「暗い話にしてBL的にボツを食らっても、ハード系にはしたくない」希望なんだと思われます。めっちゃ暗い…。
■最後に:貴方がこのアンケートに答えて欲しいと思う方五名は?
五名はムリですー。
そーだなあ、もしここまでお読みになっていたら――南風さん、夜霧さん、(PC使える環境になったら)はゆたさん、ボースンさん(BLじゃなくクラシック映画やライトノベル、そして受・攻じゃなく、どっちを主人公にするのがアナタの王道?っていう感じで)どうですか?…あ、スルーして下ってもっちろん!オッケー!でーす♪
このバトンを考えてみて、実感したのは――「私って、受の設定より攻の設定にこだわるタイプなんだな」ってこと。「多少ヘタレ面があれど、基本は色男で格好がよく、なにかを追い求めている年下攻が好き」なんでしょうね、たぶん。
「王道設定」バトンって、つまり「アナタのテンプレ教えてくださーい」バトンってことだよね?…そっかそっか、これで自分の嗜好が仲間にバレバレバレちゃうんだー。「え?そうだったんですか?」「あーやっぱりー!」だったら、私の場合、たぶん後者のほうだな…ま、いーや、そんなのいまさらだー。だったら、バターが室温に戻るまで(実はタルト作りの真っ最中)、自分の中のS&M度測定している気分で考えてみようかな――とゆーわけで、回答as follows!
王道設定バトン
★ルール
貴方の嗜好に併せて、攻め派か受け派かを答えてください。
好きCPを当てはめても構いません。
■昔から共に生きてきた主人と従者。主は?
受! 個人的には、攻は従者より庭師や馬丁のほうがいいんですけど…ダメ?
「ベルばら」のアンドレとかさ、「チャタレイ夫人の恋人」の森番メラーズとかさ、映画「流されて…」のジャンカルロみたいな感じの(ワイルド過ぎても困るんだけど)。
つまり、「受に長年悶々愛を強いられてきた攻の一発逆転劇」 希望なんだと思われます。そっかー、私って根っからの悶々生殺し系攻好きなんだー。「下克上」って言葉はあんまり好きじゃないんだけど。リンク先の一部の方から「なにをいまさら?」と云われそう…。
■相方をかばった怪我が原因で記憶喪失に。記憶を失ったのは?
受!恋人時代の美しい思い出を忘れてしまった受を介抱する攻。いつか受が思い出すことを夢見て。報われるかどうかわからないけど、攻は「報われる」という言葉が頭になく、ただただ信じているだけ。そして希望らしきものがゆっくり訪れ、そのまま終幕――という感じ。
つまり、「悶々を強いられている攻の献身愛」 希望なんだと思われます。
■敵に操られ仲間を攻撃!操られたのは?
受!「どうしたんだ、**!?なぜ俺を狙う!?」という男前(…なの?)なセリフは、ぜひとも攻に云って欲しいから。アニメ「ルパン三世」の「私が愛したルパン(前・後編)」のルパンと、ルパンの昔の恋人で死んだはずのコーネリアを思い出します。これで誰かBLを書いてくれませんかー?
↓参考「ルパン三世:私が愛したルパン前・後編」
https://www.showtime.jp/special/animation/lupin/second_lupin_03/
(105円でルパンのTVアニメが試聴できるそうです)
つまり、「受に反撃できない攻、愛の記憶に葛藤する受、そして悲しくも感動のラスト」 希望なんだと思われます。えー!ハッピーエンドじゃないんですかー!?
■新任の先生と入学したばかりの生徒。先生は?
受以外にありえない。ストーリーの前に、あのですね…私はどーしても「教師×生徒」が考えられません。秋林脳内倫理委員会の倫理規定に激しく反します。たまに「教師×生徒」にブチ当たるときがありますが、たいてい「…なんでそんなことするの?」と思ってしまいます。たぶん、教職を聖職視してるんだろうなー(神父受はダイジョブなのに)。上手い作家ならそのまま読んじゃいますが、ニガテな作家ならばさっさとギブアップしてしまいます。
とゆーわけで、英語または美術の美人教師(受)に一目ボレする不良生徒(攻)。美人教師に当て馬同僚・数学教師(数学教師じゃないとダメなの!単純に体育教師はイヤなの!)。仲の良いふたりを見て悶々する生徒、「くっそー…なんで、アンタに惚れちまったんだ…俺は」とか云って欲しいな~。で、先生は生徒に告られて禁忌にクラクラ、当て馬・同僚の「やめておけ!」という言葉が毎回頭をよぎるんだけど、一匹狼の攻が気になって仕方がない。
つまり、「年下で影を引き摺る不良生徒に心奪われ、禁忌に苦悩する教師」 希望なんだと思われます。年下攻じゃないと話になりませーん。
すみません、ちょっとタルト作りに戻ります。
…戻ってきました。
バターがまだ室温になってませんでした。
■出会ってしまった民間人と王族(もしくは貴族)。民間人は?
攻!壁のような格差があれど芽生える恋心――だったら、私の頭の中にあるのは「お忍び王族×キュートな民間人」(こりゃアラブだなー)か、「ミドルクラス×お忍び王族/貴族」(「ローマの休日」だよねー)か、「スラム出身×近隣貴族」(「泥だらけの純情」あたり?)だな。となると…好みは「ミドルクラス×貴族」か。格差ゆえに一度は終わったふたりの恋。数年後、社会的・経済的に出世した攻が、貴族の受の前に現れる。攻はスラム出身でもオッケーな話だけど、やっぱミドルクラスであって欲しい。でもってストーリーはジェーン・オースティン「説得」風がいいな。
つまり、「若い頃は格差に負けて別れたふたりが数年後に再会、互いに好き合ってるくせに、今度は格差以外の事情でなかなか昔に戻れない、とーってもじれったい愛」希望なんだと思われます。わー、まんま「説得」じゃーん!
■傷ついた天使(妖怪など人外の者でも可)を保護した人。人は?
受!カエル拾ったら、実は魔法にかけられた王子様でした…とか?…王子様じゃないけど、コノハーラさんとこのコウモリなんかコレじゃない?…ギャッギャッ。
つまり、「人外モノならおとぎ話」希望なんだと思われます。
■小学生を預かることになった専門学生。小学生は?
消去法で攻。だって、大人相手の小学生受は犯罪じゃない!秋林脳内倫理委員会が笛持って調査に入っちゃいます。基本的に私には、小学生…ショタやロリの属性がナイので、「小学生の姿だけど実は高校生」とかだったらまだ考えられるかな?…それって「名探偵コナン」じゃ?
つまり、「青山先生、おまかせします」希望なんだと思われます。
■追う立場の探偵と追われる立場の怪盗。探偵は?
受! ってか、探偵が攻っていうBLはあまりナイような?あれ?あれれれれ?…たとえば、「追う立場の刑事と追われる立場のヤクザ」だったら、やっぱヤクザ×刑事だよね?…ってその前に、フツーだったらヤクザよりまず「犯人」と書くんじゃ?
つまり、「追う・追われるモノならば――すみません、怪盗×探偵よりヤクザ×刑事」希望なんだと思われます。
ちなみに怪盗を受にしたいなら、攻は怪盗の仲間がいいですね。次元×ルパン派だから。でも一番好きなのは次元×五ェ門。
■霊感もなくいきなりその存在を知った人と新参者な(守護)霊。人は?
受!霊が人間に恋をするとゆーなら、定番なのは「愛する人を残して死んでしまった男」が主人公の話、たとえば映画「ゴースト」。となると、格差以前に次元と世界が違うので、ハッピーエンドでもせつない話になりそう。人が攻になる話なら、昔JUNEあたりにあったような?
つまり、「受でも攻でも、一途でせつない純愛ストーリー」希望なんだと思われます。
もっかいバター見てきます。
ちょっとタルト作りに戻りまーす。
…戻ってきました。
パート・シュクレを寝かしてます。
■雨に濡れたペットを拾ったご主人様。ペットは?
攻!傷ついたワンコ拾ってみたら、次の日、色男に戻っていてビックリー!みたいな。「助けてくれてありがとう。実は僕は魔法にかけられた王子なんです」とかなんとか。あれ??これだったら、設問「傷ついた天使を保護したら~」とカブってませんかー?
つまり、「結局、人外モノとしてオチがつく」希望なんだと思われます。「ペット」と聞くと、うっかり「『間の楔』?」と答えちゃう世代だし、できればハード系は避けたいの…。
■自分が側に居ない時に事故に遭い意識不明に。眠り続けているのは?
受! 「眠り続ける」というのがポイントかな。やっぱ「眠り姫」だから、受でしょ。で、「俺がいないばっかりにー!」って攻が自分を責めるの。
つまり、「やっぱり厳しい立場は攻で」希望なんだと思われます。
■前世で結ばれていた二人。その記憶を持つ者と持たぬ者。持つ者は?
攻! これで思いつくのは、映画「エターナル・サンシャイン」だなあ。SFっぽいとゆーか、ファンタジー設定なんだけど、「過去を清算すべく、自ら恋の記憶のデリート施術を受け、攻のことをすべて忘れる受。それに傷つき、自分も記憶をデリートしてしまおうと業者へ行くが、やっぱり受を忘れたくないという思いに駆られてしまう攻」という感じの。
つまり、「前世や運命うんぬんといった大げさな設定より、身近で普遍的な恋を描いたせつない話」希望なんだと思われます。あ、そっかー、だから私は「炎の蜃気楼」や「SASRA」に、ほとんど興味がないんだなー。
■ある店で共に働くホストとバーテンダー。ホストは?
攻!この場合、バーテンは常に平常心なクール・ビューティ系で、ホストは年下のやんちゃ系かな。バーテンと付き合ううちに、いっちょ前の男になっていくの♪
つまり、「年上クールビューティのバーテン受はあげまん」希望なんだと思われます。
■冤罪を晴らすために逃げる賞金首と賞金稼ぎ。賞金稼ぎは?
攻! 正直、どっちでもいいかな。逃げる受を追い詰めた攻が受の潔白を信じて助ける…とか?…あんまり萌えない設定だなあ。たぶん賞金首の「冤罪を晴らすために逃げる」という「逃げ」が、個人的にヒットしないんだと思う。賞金首が「冤罪を晴らすために真犯人を追いかける」ほうがいいかな。「追っ手からただ逃げる」んじゃなくて「真実を追う」という設定ね。もしそうだったら、賞金稼ぎは受にしただろうねー。
つまり、「攻は常に何かを追いかけている」希望なんだと思われます。賞金稼ぎが攻なら「賞金首を追いつめていく」話、賞金稼ぎが受なら「賞金首が真実を追っている」話が好き、結局、私は攻メインの話にしたいんだろうなー。
■死刑囚または終身刑犯罪者と看守。看守は?
受!これで思い出すのは、映画「グリーン・マイル」や森鴎外「高瀬舟」かな…。穏やかな死刑囚が静かに語り出す過去。なぜ彼は罪を犯したか。それをじっと聞く看守。実は冤罪だったり、仕方なく手を下してしまったゆえに罪に問われてしまった攻、どうすることもできず最期を看取る受。ム所モノはねー…看守を攻にすると、ハード系な印象を持たれるからなあ…。
つまり、「暗い話にしてBL的にボツを食らっても、ハード系にはしたくない」希望なんだと思われます。めっちゃ暗い…。
■最後に:貴方がこのアンケートに答えて欲しいと思う方五名は?
五名はムリですー。
そーだなあ、もしここまでお読みになっていたら――南風さん、夜霧さん、(PC使える環境になったら)はゆたさん、ボースンさん(BLじゃなくクラシック映画やライトノベル、そして受・攻じゃなく、どっちを主人公にするのがアナタの王道?っていう感じで)どうですか?…あ、スルーして下ってもっちろん!オッケー!でーす♪
このバトンを考えてみて、実感したのは――「私って、受の設定より攻の設定にこだわるタイプなんだな」ってこと。「多少ヘタレ面があれど、基本は色男で格好がよく、なにかを追い求めている年下攻が好き」なんでしょうね、たぶん。
Climb the mountain ! ~モンブラン完成~
2008年10月31日 真夜中の甘味道場 コメント (2)
マロンクリーム化工程中に小さじ1杯(5cc)のラム酒を入れたあと、味見をしてみたらずいぶんと「洋酒~なクリーム」に仕上がったので、ダイジョブかな?と思ったものの、固めのクリームを軟化させるために入れた牛乳のおかげでまろやかになり、ひと安心。
そしてもう一回、味見。
!!!!!
めちゃおいしーーーーっ!
大成功♪
とゆーわけで、「実録!モンブラン登山隊記」の続き、モンブラン作りは、いよいよ「シュクセ焼き→モンブラン成形」へ。
■モンブラン(大雑把)レシピ
1.シュクセ(メレンゲ+アーモンドパウダー)を焼く。
2.1にマロンクリームを少量塗る。
3.栗の渋皮煮を2つに切り、その1つを2に置く。
4.3の上にクレーム・シャンティ(泡立てた生クリーム)を搾り出す。
5.4の上に、モンブラン口金でマロンクリームを搾り出す。
6.5に粉砂糖を適量ふりかける。
7.できあがり。
……。
しょっぱなの1で大苦戦。
実は秋林、メレンゲ焼きが超ヘタクソ。レシピ通りに作ってみたものの、もともとメレンゲを焼くことをあまりしないため、オーブンの温度加減がイマイチわからず、またシュクセの搾り出しにも失敗、とりあえずできあがったものは、随分と色の黒いシュクセらしきもの、だった。
プチショック。でも栗の渋皮煮で1週間、マロンクリーム化に2日かけた以上、こんなところで作り直してたまるか、多少色黒&カリカリでもかまないさ!次だ次!次の工程!…と気を取り直して、生クリームを泡立てることに。バターベースのマロンクリームなので、生クリームは乳脂肪率の高いものよりちょっと低めのほうがいいだろうと、乳脂肪3.5%の生クリームをチョイス。そして5へ。
…がしかし!
モンブラン口金はあるのに、搾り出し袋がなーーい!
しまった…生クリームパックにオマケでついているようなナイロン製とは違う、プロ仕様の袋を買うつもりだったのに、口金に気を取られてすっかり忘れてしまっていた…。ど…どうしよう?…こんなところで頓挫できない!だってだって!栗の渋皮煮で1週間、マロンクリーム化に2日…以下略。
近所でそんな袋は売ってないし…どうしよう?と考えること数分、脳裏に浮かんだだのは、先日メリケン密林から購入した「メリケン国でもっとも売れているカップケーキの本」。
そーいえば。
あの本に「ウチのデコレーションは全部ジップロックよ♪」と書いてあったじゃないかー!
「ぴんぽ~ん!ナイスアイディ~ア♪」と歌いながらジップロックを取り出し、先端を切ってモンブラン口金をつけ、搾り出してみると――やったー!絞れるー!
がしかし。
モンブラン口金は通常の口金より先端に負担のかかる形状(穴がいくつもあけられている)をしているため、1~2回搾り出しただけで先端が破裂。ジップロックは何枚もダメになり、結局キレイに成形できなかった…。
でもとりあえず完成!
そして試食。
!!!!!
めちゃおいしーーーーっ!
今まで食べた中でもっとも、ケーキ屋さんよりも、美味しいモンブランでした♪
(マロンクリームが手作りだったことが、その大きな要因だったと思われます)
デコレーション能力が皆無なのはわかっているけど、今回の成形上の失敗は「ジップロックを使ったこと」であって…その…ごにょごよごにょ…。
リベンジは来年の栗シーズンにします。
だって…もう一回栗の渋皮煮から作る気力、ないんだもん…。
お写真(画像)は、出来上がったモンブラン。
残ってる写真がコレだけだった…しまった、もっとこれより上手くできたのあったのにー!…写真までリベンジは来年とゆーことか…。
終わり!
■オッシーに今回のモンブラン作りの苦労話をしたら。
オッシー:「なんで栗マッシュのときに、フードプロセッサー使わなかったんです?」
私:「フードプロセッサー!!…そっか、その手があったかー!…来年使おっと♪」
オッシー:「モンブランなのに、なんで白くないんですか?」
私:「粉砂糖振り掛けるの、忘れた…」
オッシー:「……来年は忘れないで下さいね」
私:「で、次はマカロンを作ろうと思って♪」
オッシー:「あれ、メレンゲを練って作るんでしょ?メレンゲ焼ヘタなのに、大丈夫なんですか?」
私:「……。」
間違ってみょうがを買ってきた男に云われてしまった…くやしー!
そしてもう一回、味見。
!!!!!
めちゃおいしーーーーっ!
大成功♪
とゆーわけで、「実録!モンブラン登山隊記」の続き、モンブラン作りは、いよいよ「シュクセ焼き→モンブラン成形」へ。
■モンブラン(大雑把)レシピ
1.シュクセ(メレンゲ+アーモンドパウダー)を焼く。
2.1にマロンクリームを少量塗る。
3.栗の渋皮煮を2つに切り、その1つを2に置く。
4.3の上にクレーム・シャンティ(泡立てた生クリーム)を搾り出す。
5.4の上に、モンブラン口金でマロンクリームを搾り出す。
6.5に粉砂糖を適量ふりかける。
7.できあがり。
……。
しょっぱなの1で大苦戦。
実は秋林、メレンゲ焼きが超ヘタクソ。レシピ通りに作ってみたものの、もともとメレンゲを焼くことをあまりしないため、オーブンの温度加減がイマイチわからず、またシュクセの搾り出しにも失敗、とりあえずできあがったものは、随分と色の黒いシュクセらしきもの、だった。
プチショック。でも栗の渋皮煮で1週間、マロンクリーム化に2日かけた以上、こんなところで作り直してたまるか、多少色黒&カリカリでもかまないさ!次だ次!次の工程!…と気を取り直して、生クリームを泡立てることに。バターベースのマロンクリームなので、生クリームは乳脂肪率の高いものよりちょっと低めのほうがいいだろうと、乳脂肪3.5%の生クリームをチョイス。そして5へ。
…がしかし!
モンブラン口金はあるのに、搾り出し袋がなーーい!
しまった…生クリームパックにオマケでついているようなナイロン製とは違う、プロ仕様の袋を買うつもりだったのに、口金に気を取られてすっかり忘れてしまっていた…。ど…どうしよう?…こんなところで頓挫できない!だってだって!栗の渋皮煮で1週間、マロンクリーム化に2日…以下略。
近所でそんな袋は売ってないし…どうしよう?と考えること数分、脳裏に浮かんだだのは、先日メリケン密林から購入した「メリケン国でもっとも売れているカップケーキの本」。
そーいえば。
あの本に「ウチのデコレーションは全部ジップロックよ♪」と書いてあったじゃないかー!
「ぴんぽ~ん!ナイスアイディ~ア♪」と歌いながらジップロックを取り出し、先端を切ってモンブラン口金をつけ、搾り出してみると――やったー!絞れるー!
がしかし。
モンブラン口金は通常の口金より先端に負担のかかる形状(穴がいくつもあけられている)をしているため、1~2回搾り出しただけで先端が破裂。ジップロックは何枚もダメになり、結局キレイに成形できなかった…。
でもとりあえず完成!
そして試食。
!!!!!
めちゃおいしーーーーっ!
今まで食べた中でもっとも、ケーキ屋さんよりも、美味しいモンブランでした♪
(マロンクリームが手作りだったことが、その大きな要因だったと思われます)
デコレーション能力が皆無なのはわかっているけど、今回の成形上の失敗は「ジップロックを使ったこと」であって…その…ごにょごよごにょ…。
リベンジは来年の栗シーズンにします。
だって…もう一回栗の渋皮煮から作る気力、ないんだもん…。
お写真(画像)は、出来上がったモンブラン。
残ってる写真がコレだけだった…しまった、もっとこれより上手くできたのあったのにー!…写真までリベンジは来年とゆーことか…。
終わり!
■オッシーに今回のモンブラン作りの苦労話をしたら。
オッシー:「なんで栗マッシュのときに、フードプロセッサー使わなかったんです?」
私:「フードプロセッサー!!…そっか、その手があったかー!…来年使おっと♪」
オッシー:「モンブランなのに、なんで白くないんですか?」
私:「粉砂糖振り掛けるの、忘れた…」
オッシー:「……来年は忘れないで下さいね」
私:「で、次はマカロンを作ろうと思って♪」
オッシー:「あれ、メレンゲを練って作るんでしょ?メレンゲ焼ヘタなのに、大丈夫なんですか?」
私:「……。」
間違ってみょうがを買ってきた男に云われてしまった…くやしー!
Climb the mountain ! ~夢のマロンクリームまで~
2008年10月26日 真夜中の甘味道場 コメント (2)
できあがった直後の栗の渋皮煮は、とくに甘い香りを放つこともなく、そして色がやたらと濃い東京のうどんつゆに漬かっているように見えるためか、思わず「…しょうゆ味?」とプチ錯覚してしまうほど、「甘い渋皮煮」を作ったという自覚がなかったのですが、約1週間(週末しか構ってられないので否応なく)の熟成を経たものを味見してみたら。
!!!!!
めちゃおいしーーーーっ!
大成功♪
とゆーわけで、「実録!モンブラン登山隊記」(←なにソレ?)の続き、モンブラン作りは、栗の渋皮煮→夢のマロンクリーム化工程へと移ります。
■夢のマロンクリーム(大雑把)レシピ
1.無塩バター60gを室温に戻す。
2.シロップから取り出した渋皮煮350gをの水気を取り、レンジで温める。
3.渋皮煮を潰し、裏ごしする。
4.1と3を木ベラで丁寧に合わせ、クリームが固いようならば、室温に戻した牛乳で調整する。ブランデー(またはラム酒)小さじ1を入れ、混ぜる。
5.できあがり
1と2まではまったく問題がないまま、クリーム化工程は進んでいったのですが――
3で大苦戦。
いままで食材を裏ごしした経験がほとんどなかったので、最初、栗を潰さずそのまま裏ごし(!)しようとしてなかなかコトが進まず(当たり前だー!)、「なんで?どーしてできないの?」とおバカさんにも秋林、栗丸ごとと約15分格闘。15分後にようやく「あ、潰せばいいんだ♪」と気付いたものの、専門道具マッシャーがない!…仕方なく、小さめの木製伸ばし棒を使ってボウルの中の栗を砕くことに。
なんとか潰し終えた愛しい栗たちを、いざ!裏ごし器へ!
がしかし。
これがなかなか…はかどらない。
理由1:渋皮がついているので繊維が多く、裏ごししにくい。
理由2:350gは栗の裏ごし量として、かなり多め。
理由3:(単純に)疲れる。
結局、裏ごしに1時間半もかかってしまった…。
それでもなんとか裏ごし終えた栗を、すっかり室温に戻ってしまったバターと合わせ始めたら、1時間半かかったため栗が冷めてしまい、固くてなかなか混ざらなーい!…ならば牛乳投入だ!…と、様子を見つつ牛乳をちびちび入れ、調整することにしました。
そして完成!
やったーーーーーーーーーーっ!
お写真(画像)は、出来上がった夢のマロンクリーム。
このあと、メレンゲを焼いてモンブラン成形となります。
続く!
!!!!!
めちゃおいしーーーーっ!
大成功♪
とゆーわけで、「実録!モンブラン登山隊記」(←なにソレ?)の続き、モンブラン作りは、栗の渋皮煮→夢のマロンクリーム化工程へと移ります。
■夢のマロンクリーム(大雑把)レシピ
1.無塩バター60gを室温に戻す。
2.シロップから取り出した渋皮煮350gをの水気を取り、レンジで温める。
3.渋皮煮を潰し、裏ごしする。
4.1と3を木ベラで丁寧に合わせ、クリームが固いようならば、室温に戻した牛乳で調整する。ブランデー(またはラム酒)小さじ1を入れ、混ぜる。
5.できあがり
1と2まではまったく問題がないまま、クリーム化工程は進んでいったのですが――
3で大苦戦。
いままで食材を裏ごしした経験がほとんどなかったので、最初、栗を潰さずそのまま裏ごし(!)しようとしてなかなかコトが進まず(当たり前だー!)、「なんで?どーしてできないの?」とおバカさんにも秋林、栗丸ごとと約15分格闘。15分後にようやく「あ、潰せばいいんだ♪」と気付いたものの、専門道具マッシャーがない!…仕方なく、小さめの木製伸ばし棒を使ってボウルの中の栗を砕くことに。
なんとか潰し終えた愛しい栗たちを、いざ!裏ごし器へ!
がしかし。
これがなかなか…はかどらない。
理由1:渋皮がついているので繊維が多く、裏ごししにくい。
理由2:350gは栗の裏ごし量として、かなり多め。
理由3:(単純に)疲れる。
結局、裏ごしに1時間半もかかってしまった…。
それでもなんとか裏ごし終えた栗を、すっかり室温に戻ってしまったバターと合わせ始めたら、1時間半かかったため栗が冷めてしまい、固くてなかなか混ざらなーい!…ならば牛乳投入だ!…と、様子を見つつ牛乳をちびちび入れ、調整することにしました。
そして完成!
やったーーーーーーーーーーっ!
お写真(画像)は、出来上がった夢のマロンクリーム。
このあと、メレンゲを焼いてモンブラン成形となります。
続く!
Climb the mountain ! ~栗の渋皮煮まで~
2008年10月25日 真夜中の甘味道場 コメント (2)
ケーキの中でも濃厚な味でファンの多いモンブラン。
昨年、作りたくても栗のシーズンを逃してしまって結局作れず、「今年こそは絶対作ってやる!」と年明けにコッソリ誓い、約10ヶ月。待って待って待って待って――ようやく栗のシーズンとなりました。
モンブランは、なんといっても栗が命。お手軽に市販マロンクリーム(サバトンなど)を使用するのもいいけど、せっかく日本人なんだから、和栗を渋皮煮にしてクリームを作り、それをケーキに使おうと、姪っ子ギャウルスを連れて、近所の八百屋さんまで栗を買いに行きました。
あれだこれだと吟味しながら、(初心者のくせに)いきなり1kgの栗を購入。
家に持ち帰り、楽天で購入した「クリクリ坊主」という栗剥き専用ハサミを使って、鬼皮をチョキチョキ。1時間かけて1kgの栗を剥き、夜の11時まで待って、渋皮煮を作り始めました。
栗を煮ればアクが出るので、ガラス製の鍋を使ったほうがいいなと思い、しばらく使っていなかったガラス鍋を洗っていると。
ままりん(母):「それで、どうするの?」
私:「栗を煮ようと思って♪」
ままりん(母):「もうIHだから、それ使えないよ」
私:「……(忘れていた)…。」
…仕方なく別の大きめな鍋を使うことにしました。
■渋皮煮(大雑把)レシピ
1.アク抜きのため、30分ほど剥いた栗を水にさらす。
2.鍋に栗と栗がちょっと隠れるくらいの水を入れる。
3.大さじ1の重曹を入れる。
4.栗が踊らないように15分ほど煮る。アクをこまめに取る。
5.栗を水にさらす。
6.手早く栗のスジを取る。
7.鍋に2と同量の水、大さじ1の重曹、栗を入れ、5分ほど煮る。アクをこまめに取る。
8.水にさらす。ブラシで栗を磨く(繊維を取る)。
9.鍋に2と同量の水、栗を入れ、5分ほど煮る。アクをこまめに取る。
10.水にさらす。
11.9と10を2~3回繰り返す。
12.鍋に2と同量の水、栗、上白糖400g+きび糖400gを入れて、栗が踊らないように10分ほど煮る。紙フタをする。
13.紙フタをつけ鍋に入れたまま、一晩そのままにしておく(冷蔵庫には入れない)。
14.翌日、13を10分ほど煮る(グツグツとは煮ないこと)。
15.できあがり
16.できあがった熱い状態の渋皮煮を、煮沸殺菌した瓶(Dさんからもらったものを再利用)に詰めて保存。約1ヶ月保存可能。
時間がかかりました。
1kgの栗の皮を剥き終わるまで約1時間。
夜の11時から作り始めて13に至るまで2時間半。
鍋をそのままにすること一晩。
一番大変だったのは、栗を割らないようにすること。鬼皮を激しく傷つける(=剥きすぎて黄色の実が見える状態)と、煮ているうちに皮が剥がれてきて、見た目がイマイチになるだけでなく、ちょっとした衝撃に弱くなり、簡単に割れてしまいます。急激に水にさらすのは割れないようにするため、ここでスジや繊維取りにモタつくと、またもや栗が割れやすくなります。秋林、大きくて美しい栗をここで1個割ってしまい、大ショック!…プチ傷心で作業を続けました。
お写真(画像)は、瓶詰め1週間後の渋皮煮。
このあと、夢のマロンクリームとなります。
続く!
昨年、作りたくても栗のシーズンを逃してしまって結局作れず、「今年こそは絶対作ってやる!」と年明けにコッソリ誓い、約10ヶ月。待って待って待って待って――ようやく栗のシーズンとなりました。
モンブランは、なんといっても栗が命。お手軽に市販マロンクリーム(サバトンなど)を使用するのもいいけど、せっかく日本人なんだから、和栗を渋皮煮にしてクリームを作り、それをケーキに使おうと、姪っ子ギャウルスを連れて、近所の八百屋さんまで栗を買いに行きました。
あれだこれだと吟味しながら、(初心者のくせに)いきなり1kgの栗を購入。
家に持ち帰り、楽天で購入した「クリクリ坊主」という栗剥き専用ハサミを使って、鬼皮をチョキチョキ。1時間かけて1kgの栗を剥き、夜の11時まで待って、渋皮煮を作り始めました。
栗を煮ればアクが出るので、ガラス製の鍋を使ったほうがいいなと思い、しばらく使っていなかったガラス鍋を洗っていると。
ままりん(母):「それで、どうするの?」
私:「栗を煮ようと思って♪」
ままりん(母):「もうIHだから、それ使えないよ」
私:「……(忘れていた)…。」
…仕方なく別の大きめな鍋を使うことにしました。
■渋皮煮(大雑把)レシピ
1.アク抜きのため、30分ほど剥いた栗を水にさらす。
2.鍋に栗と栗がちょっと隠れるくらいの水を入れる。
3.大さじ1の重曹を入れる。
4.栗が踊らないように15分ほど煮る。アクをこまめに取る。
5.栗を水にさらす。
6.手早く栗のスジを取る。
7.鍋に2と同量の水、大さじ1の重曹、栗を入れ、5分ほど煮る。アクをこまめに取る。
8.水にさらす。ブラシで栗を磨く(繊維を取る)。
9.鍋に2と同量の水、栗を入れ、5分ほど煮る。アクをこまめに取る。
10.水にさらす。
11.9と10を2~3回繰り返す。
12.鍋に2と同量の水、栗、上白糖400g+きび糖400gを入れて、栗が踊らないように10分ほど煮る。紙フタをする。
13.紙フタをつけ鍋に入れたまま、一晩そのままにしておく(冷蔵庫には入れない)。
14.翌日、13を10分ほど煮る(グツグツとは煮ないこと)。
15.できあがり
16.できあがった熱い状態の渋皮煮を、煮沸殺菌した瓶(Dさんからもらったものを再利用)に詰めて保存。約1ヶ月保存可能。
時間がかかりました。
1kgの栗の皮を剥き終わるまで約1時間。
夜の11時から作り始めて13に至るまで2時間半。
鍋をそのままにすること一晩。
一番大変だったのは、栗を割らないようにすること。鬼皮を激しく傷つける(=剥きすぎて黄色の実が見える状態)と、煮ているうちに皮が剥がれてきて、見た目がイマイチになるだけでなく、ちょっとした衝撃に弱くなり、簡単に割れてしまいます。急激に水にさらすのは割れないようにするため、ここでスジや繊維取りにモタつくと、またもや栗が割れやすくなります。秋林、大きくて美しい栗をここで1個割ってしまい、大ショック!…プチ傷心で作業を続けました。
お写真(画像)は、瓶詰め1週間後の渋皮煮。
このあと、夢のマロンクリームとなります。
続く!
■『菫の騎士』新書 大洋図書 発売:2008/05/09 903円
♪ぴんぽんぱんぽ~ん♪
こちらはDiaryNoteバージョンの感想となりまーす。
! 以下、ネタバレ注意報 !
中世ファンタジー風な騎士×領主モノ(年下攻)。
ファンタジーを書かせたら、これまたBL界ではトップだろうと思わせるエダさん。実際、別名義・別出版社で発表されているファンタジー作品でも固定ファンを多く得ている方なので、そのままBLにスライドしても安心して読めるだろう…と思いきや。
ファンタジー部分があまりにジュブナイルすぎて、アダルトなラブシーンとどーにもマッチせず、そーゆーシーンが出てくるたびに、いたたまれない気持ちになってしまった。
やわらかな日差しを感じさせてくれる文章。
やさしい気持ちにさせてくれる素朴な領民たち。
忍び寄る戦争の影。
ダンテの暗い過去とアルヴィンの後悔。
…ときて、いつものそーゆーシーン。
う~ん…。
導入部は相変わらず素晴らしく、キャラは活きているし、お約束だろう主要キャラのワケアリ告白だって、要所にしっかり置かれている。もともとエダさんは1冊キッチリストーリーをまとめてくる人。なので、本作もエンドマークがちゃんとついている作品に仕上がっているのだが、比較的ページ数の少ないSHYでは、どうしてもゴーインかつ中途半端な印象がついてしまう。ファンタジーにBLがあるのか、BLにファンタジーがあるのか。レーベルを思えば後者なのだろう。だが正直云うと、BLじゃなく、もっと設定を作りこんだジュブナイルファンタジー作品として読みたかった。それほどBL部分が邪魔に感じてしまった。アルヴィンとダンテの友情物語だったら――たとえば、角川や講談社などで正統派ファンタジーとして発表されてたら、もっと世界観のある、素敵な作品に仕上がっていたんじゃないだろうか。
これがもし、純粋なファンタジーだったら。
ああ!
ボースンさんにオススメできたのにぃぃ~~っ!
きっと書けるだろう、でも書きれてない。そしてラブより読みたいと思わせる他の要素が多かったことが、BLとして中途半端な印象を植え付けてしまったのかもしれない。
評価:★★★(エダ作品はタイトルが凡庸だと、「あ、これは凡作かも」と予感してしまう)
エンタ色高めでジャンル豊富なSHYというレーベルにも功罪があるね。いろいろ読めるのは嬉しいし、作家もチャンレジできていいと思うけど、1冊でまとめるには苦しい作品になっていると、読み手にもその苦しさがダイレクトに伝わってしまうんだもの。
それから大洋図書さー、お願いだからオビ惹句で誤植しないでよー、頼むからさー!もう!
×「恋をしているから すてべを赦したい」 → ○「恋をしているから すべてを赦したい」
絵師はライトグラフIIさん(PNを変えててもOさんとわかるとゆーか)。う~ん…合っていると思うし、なにも問題はないんだけれど…やっぱ私は青樹そう(漢字が出ない)さんの絵で読んでみたかったかな…。
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@マークがつきます。
性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。
伽の地と呼ばれる緑豊かなベネボレントの領主・アルヴィンは、ある昼下がり、菫の褥で眠る男と出会う。それは、幼い頃を一緒に過ごした大好きな従弟・ダンテの成長した姿だった。優しく、可愛らしかったダンテは、いまでは逞しく立派な、けれど何を考えているのかわからない青年へと様変わりしていた……哀しみと憎しみ、そして勇気と愛の物語、誕生!
♪ぴんぽんぱんぽ~ん♪
こちらはDiaryNoteバージョンの感想となりまーす。
! 以下、ネタバレ注意報 !
中世ファンタジー風な騎士×領主モノ(年下攻)。
ファンタジーを書かせたら、これまたBL界ではトップだろうと思わせるエダさん。実際、別名義・別出版社で発表されているファンタジー作品でも固定ファンを多く得ている方なので、そのままBLにスライドしても安心して読めるだろう…と思いきや。
ファンタジー部分があまりにジュブナイルすぎて、アダルトなラブシーンとどーにもマッチせず、そーゆーシーンが出てくるたびに、いたたまれない気持ちになってしまった。
やわらかな日差しを感じさせてくれる文章。
やさしい気持ちにさせてくれる素朴な領民たち。
忍び寄る戦争の影。
ダンテの暗い過去とアルヴィンの後悔。
…ときて、いつものそーゆーシーン。
う~ん…。
導入部は相変わらず素晴らしく、キャラは活きているし、お約束だろう主要キャラのワケアリ告白だって、要所にしっかり置かれている。もともとエダさんは1冊キッチリストーリーをまとめてくる人。なので、本作もエンドマークがちゃんとついている作品に仕上がっているのだが、比較的ページ数の少ないSHYでは、どうしてもゴーインかつ中途半端な印象がついてしまう。ファンタジーにBLがあるのか、BLにファンタジーがあるのか。レーベルを思えば後者なのだろう。だが正直云うと、BLじゃなく、もっと設定を作りこんだジュブナイルファンタジー作品として読みたかった。それほどBL部分が邪魔に感じてしまった。アルヴィンとダンテの友情物語だったら――たとえば、角川や講談社などで正統派ファンタジーとして発表されてたら、もっと世界観のある、素敵な作品に仕上がっていたんじゃないだろうか。
これがもし、純粋なファンタジーだったら。
ああ!
ボースンさんにオススメできたのにぃぃ~~っ!
きっと書けるだろう、でも書きれてない。そしてラブより読みたいと思わせる他の要素が多かったことが、BLとして中途半端な印象を植え付けてしまったのかもしれない。
評価:★★★(エダ作品はタイトルが凡庸だと、「あ、これは凡作かも」と予感してしまう)
エンタ色高めでジャンル豊富なSHYというレーベルにも功罪があるね。いろいろ読めるのは嬉しいし、作家もチャンレジできていいと思うけど、1冊でまとめるには苦しい作品になっていると、読み手にもその苦しさがダイレクトに伝わってしまうんだもの。
それから大洋図書さー、お願いだからオビ惹句で誤植しないでよー、頼むからさー!もう!
×「恋をしているから すてべを赦したい」 → ○「恋をしているから すべてを赦したい」
絵師はライトグラフIIさん(PNを変えててもOさんとわかるとゆーか)。う~ん…合っていると思うし、なにも問題はないんだけれど…やっぱ私は青樹そう(漢字が出ない)さんの絵で読んでみたかったかな…。
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまらない。
★★★ … 退屈しない。なかなか面白い。
★★★★ … とても面白い。佳作/秀作。エクセレント。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。ブリリアント。
「オススメ作品」は基本的に★★★☆以上。
「絶対オススメしておきたい作品」には@RECOMMEND@マークがつきます。
性格上の理由から、★評価は厳しくなりがちなので、★5つ作品はあまり出ないと思います。
なにやってたんですか?
2008年10月21日 日常やっと更新(らしきもの)ができますよ…トホホ<日記
2歳の姪っ子(別名:ミコギャウルス)が秋林家にやってきて、大波ざぶーん!
…怒涛の1週間でした。
ネット満足にできなかったよー!
だってお茶の間PCなんだもーん!
とりあえず繋げてメール確認、ヒトサマの日記にコメントつけさせて頂く…ということだけで精一杯な1週間でございました。あーうー。
またボチボチ更新していきたい所存でございます。
どうかよろしくお願いしまーす♪
2歳の姪っ子(別名:ミコギャウルス)が秋林家にやってきて、大波ざぶーん!
…怒涛の1週間でした。
ネット満足にできなかったよー!
だってお茶の間PCなんだもーん!
とりあえず繋げてメール確認、ヒトサマの日記にコメントつけさせて頂く…ということだけで精一杯な1週間でございました。あーうー。
またボチボチ更新していきたい所存でございます。
どうかよろしくお願いしまーす♪
感想をいくつか
2008年10月13日 Rotten Sisters!
書こうと思って、とりあえず別宅で1本書き上げました(こちらには後日アップ予定です)。
あとはそーだなあ、新人さんやオッシーに借りた作品、リクエスト頂いた『デコイ』、それから数冊…って感じです。
今月はエダさんの「交渉人シリーズ」の続編『交渉人は疑わない』が出るので、とにかくそれが楽しみで仕方がありません。1年半待ったど!待ったど!待ったどー!
私はエダさんの作品では「交渉人シリーズ」が一番好きです。「魚住くん」よりコレ!と思ってます。それはたぶん…作品がコメディだから(だって感動させるより笑わせるほうが難しいだもの)、紆余曲折で強くなっていった受が好みだからでしょうか?…そして読むたびにエダさんの1人称の巧さに思わず唸ってしまいます。
前作『交渉人は黙らない』を読んでおられない方。
読んだほうがいいですよー!
BL初心者にも薦めたいぐらいなんですが、絵師が奈良画伯で…ちょっと最後のほうに…しおり代わりのハガキが必要なページがあるため…むむむむう。
英田兄貴『デコイ』と連動全サ企画ありの『交渉人は疑わない』は、10/31(金)発売予定でーす。
↓『交渉人は黙らない』の感想
http://akirine.blog59.fc2.com/blog-entry-7.html
(奈良画伯の絵は「繊細トーンワーク時代」になるかな…)
あとはそーだなあ、新人さんやオッシーに借りた作品、リクエスト頂いた『デコイ』、それから数冊…って感じです。
今月はエダさんの「交渉人シリーズ」の続編『交渉人は疑わない』が出るので、とにかくそれが楽しみで仕方がありません。1年半待ったど!待ったど!待ったどー!
私はエダさんの作品では「交渉人シリーズ」が一番好きです。「魚住くん」よりコレ!と思ってます。それはたぶん…作品がコメディだから(だって感動させるより笑わせるほうが難しいだもの)、紆余曲折で強くなっていった受が好みだからでしょうか?…そして読むたびにエダさんの1人称の巧さに思わず唸ってしまいます。
前作『交渉人は黙らない』を読んでおられない方。
読んだほうがいいですよー!
BL初心者にも薦めたいぐらいなんですが、絵師が奈良画伯で…ちょっと最後のほうに…しおり代わりのハガキが必要なページがあるため…むむむむう。
英田兄貴『デコイ』と連動全サ企画ありの『交渉人は疑わない』は、10/31(金)発売予定でーす。
↓『交渉人は黙らない』の感想
http://akirine.blog59.fc2.com/blog-entry-7.html
(奈良画伯の絵は「繊細トーンワーク時代」になるかな…)
昨日、放送されたNHKスペシャルですけど。
ええ、もちろん見ましたよ…当たり前じゃないですか。
それにしても…いや~、のっけから「Iさ~ん、あの短パンはどーなってるんですか~?」という、今年一番のギモンに答えてくれてありがとう!<NHK
あれはそんな仕組みになっていたのかー…と、TVの前で膝打ちした、神戸・豊田・日産各スタジアム公演参加ファンは多いでしょう(たぶん)…ってか、それ以上の短パン姿&カメラアングルにクラクラ~。やるな!NHK!よーわかっとる!…しっかし世の44歳で、あんな足を持つ人…とゆーかヒト属います?…反則ですよ、ホント。
…なんて書くと、「アンタはまた…」と京都方面からツッコミをくらうので、大人しくフツーの感想を書くとですね、そうだなあ…もともと自分たちの音楽を真摯に20年続けてきただけ、まずトークありきな音楽番組より、音楽やってる姿をそのまま映し出すドキュメンタリーのほうが向いてる…というより、そのほうが伝わる人たちなので、日本のTV局でドキュメンタリーといえばNHK、そのNHKを選択したのが成功しているなあ、という印象を持ちました。
ご本人たちの発言や彼らが公開している媒体などで、製作や楽屋風景などは見聞きしたりしてきたし、いろんな話も伝わってきていたので、番組の内容自体に驚かされるものはほとんどなく、どちらかといえば「あ、やっぱりね」という感覚で見ていたような気がします。確認/確証番組とゆーか。実際、そんなファンの人は多いように思います。
最大のポイントは、これがファンだけに向けて放送された番組ではないということ。
なぜ支持されるのか?
手を抜かないんですよ、彼らは。
(経験と年齢重ねてきたから、力を抜くことは覚えましたけど)
真摯な彼らを、ファンはみな知ってるからなんです。
あの番組でそれが一般の方々にも伝わるといいなあ…。
新曲「いつかまたここで」のギターソロ2小節に、M氏がこだわり、どういうフレーズにするかで3ヶ月近く悩み続けていた…という場面がありました。
9月のライブでは、最後の最後に、徒歩でアリーナを挨拶してまわるメンバーの姿と歌詞がタラリア(大型スクリーン)に映し出され、メンバーが1周し終わるまで、何度もあの曲が流れました。私は座りながらじっと聴いていたんですけど…あのギターソロ、あの2小節が、とても耳に残っています。今思い出すのも、あのギターソロです。…M氏が悩んでいる姿を番組で見たとき、「ああ、そうか…」と思いました。
こういう「他人にはわかりにくい、自分のこだわり」は、M氏だけでなく、たとえば私なんかでも、仕事やブログで文章を書くとき、句読点やカナなどにこだわりがあります。ほかの人にはわからないかもしれない…けど、なぜここでこの言葉を使い、読点や句点を置き、改行し、漢字ではなくひらがなを使うのか。「感覚だから」としか説明できません。
M氏が云っていた「感覚、感性」。
音楽でなくても、「あ、これはいける」と思う瞬間が人にはあると思います。なんでかわからない、他人に説明できない。これも「感覚だから」としか説明できない。メガヒットを飛ばす人も同じなんですね…。
で、その「あ、これはいける」。
東海ラジオ主催の合歓の郷イベントで、当時はTMのついでのように見られていた彼らを初めて目の当たりにしたとき、「これは…これはもしかしたら、いけるかも?」、ギターセミナーで「あ、いけそう?」、初めてのツアーとNACK5でI氏が歌った生ジングルで「あ、これはいける、絶対いける!」、そして「Bad communication」がロングヒットしたとき、「ほらやっぱり!」と大騒ぎしたものです…。
…とゆーわけで、NHKでよかったよかった♪なドキュメンタリーでした<NHKスペシャル
■追記
あのですね…TV朝日「ミュージックステーション」ばっかり出ているように思われている彼らですが、NHKの「ジャストポップアップ」のほうが先だったし、TV初登場となるとCX「夜のヒットスタジオR&N」(もしかしたら「インターナショナル」のほうだったかも)になります。NHKでは過去にBSで、M氏・I氏それぞれソロの特番がありました。
ええ、もちろん見ましたよ…当たり前じゃないですか。
それにしても…いや~、のっけから「Iさ~ん、あの短パンはどーなってるんですか~?」という、今年一番のギモンに答えてくれてありがとう!<NHK
あれはそんな仕組みになっていたのかー…と、TVの前で膝打ちした、神戸・豊田・日産各スタジアム公演参加ファンは多いでしょう(たぶん)…ってか、それ以上の短パン姿&カメラアングルにクラクラ~。やるな!NHK!よーわかっとる!…しっかし世の44歳で、あんな足を持つ人…とゆーかヒト属います?…反則ですよ、ホント。
…なんて書くと、「アンタはまた…」と京都方面からツッコミをくらうので、大人しくフツーの感想を書くとですね、そうだなあ…もともと自分たちの音楽を真摯に20年続けてきただけ、まずトークありきな音楽番組より、音楽やってる姿をそのまま映し出すドキュメンタリーのほうが向いてる…というより、そのほうが伝わる人たちなので、日本のTV局でドキュメンタリーといえばNHK、そのNHKを選択したのが成功しているなあ、という印象を持ちました。
ご本人たちの発言や彼らが公開している媒体などで、製作や楽屋風景などは見聞きしたりしてきたし、いろんな話も伝わってきていたので、番組の内容自体に驚かされるものはほとんどなく、どちらかといえば「あ、やっぱりね」という感覚で見ていたような気がします。確認/確証番組とゆーか。実際、そんなファンの人は多いように思います。
最大のポイントは、これがファンだけに向けて放送された番組ではないということ。
なぜ支持されるのか?
手を抜かないんですよ、彼らは。
(経験と年齢重ねてきたから、力を抜くことは覚えましたけど)
真摯な彼らを、ファンはみな知ってるからなんです。
あの番組でそれが一般の方々にも伝わるといいなあ…。
新曲「いつかまたここで」のギターソロ2小節に、M氏がこだわり、どういうフレーズにするかで3ヶ月近く悩み続けていた…という場面がありました。
9月のライブでは、最後の最後に、徒歩でアリーナを挨拶してまわるメンバーの姿と歌詞がタラリア(大型スクリーン)に映し出され、メンバーが1周し終わるまで、何度もあの曲が流れました。私は座りながらじっと聴いていたんですけど…あのギターソロ、あの2小節が、とても耳に残っています。今思い出すのも、あのギターソロです。…M氏が悩んでいる姿を番組で見たとき、「ああ、そうか…」と思いました。
こういう「他人にはわかりにくい、自分のこだわり」は、M氏だけでなく、たとえば私なんかでも、仕事やブログで文章を書くとき、句読点やカナなどにこだわりがあります。ほかの人にはわからないかもしれない…けど、なぜここでこの言葉を使い、読点や句点を置き、改行し、漢字ではなくひらがなを使うのか。「感覚だから」としか説明できません。
M氏が云っていた「感覚、感性」。
音楽でなくても、「あ、これはいける」と思う瞬間が人にはあると思います。なんでかわからない、他人に説明できない。これも「感覚だから」としか説明できない。メガヒットを飛ばす人も同じなんですね…。
で、その「あ、これはいける」。
東海ラジオ主催の合歓の郷イベントで、当時はTMのついでのように見られていた彼らを初めて目の当たりにしたとき、「これは…これはもしかしたら、いけるかも?」、ギターセミナーで「あ、いけそう?」、初めてのツアーとNACK5でI氏が歌った生ジングルで「あ、これはいける、絶対いける!」、そして「Bad communication」がロングヒットしたとき、「ほらやっぱり!」と大騒ぎしたものです…。
…とゆーわけで、NHKでよかったよかった♪なドキュメンタリーでした<NHKスペシャル
■追記
あのですね…TV朝日「ミュージックステーション」ばっかり出ているように思われている彼らですが、NHKの「ジャストポップアップ」のほうが先だったし、TV初登場となるとCX「夜のヒットスタジオR&N」(もしかしたら「インターナショナル」のほうだったかも)になります。NHKでは過去にBSで、M氏・I氏それぞれソロの特番がありました。
20世紀FOX配給にて、来年3月日本公開予定の実写映画「ドラゴンボール」ですが。
アドバンスポスターをちらほら見かけるんですけども、そのうちの1枚であるエイミー・ロッサム(ブルマ役)版を見る限り、「このまま別の映画であって欲しい…」と、つい思ってしまう私です。
観る前から諦めてるなんざ、製作側に失礼かと思いつつ…私だけでなく、ほとんどの日本人は「……。」な気持ちのような気もしたり…なんて考えてたら、向こうでもガッカリしてる人は多く、20世紀FOXはハナから負け戦を仕掛けるようなものかもしれません。
↓百聞は一見に如かず。トレイラーらしきものがリークされてます。
http://dbthemovie.com/
(眠たそうな悟空…ハリウッド映画版では高校生って設定だったような?)
ま、誰が監督をするかさんざんモメてたし、最初はロン・パールマン(「ヘルボーイ」)にピッコロ役をオファーしてたらしいから、出来もキャラも原作とは別物と考えていいでしょう。なお、ピッコロ役のジェームス・マースターズは、11月から公開のジェラルド・バトラー&ヒラリー・スワンク「P.S.アイラヴユー」に、ちょろっと出てます。
私にはアニメも原作も「ドラゴンボール」は「ドラゴンボール」な印象があるけど、海の向こうはやはりアニメ派が主流、「映画の『ドラゴンボール』は『ドラゴンボールZ』じゃない!」と、躍起になって否定してますね…。
でも予想に反して、もしかしたら面白いかもしれず…とりあえず続報待ち。
アドバンスポスターをちらほら見かけるんですけども、そのうちの1枚であるエイミー・ロッサム(ブルマ役)版を見る限り、「このまま別の映画であって欲しい…」と、つい思ってしまう私です。
観る前から諦めてるなんざ、製作側に失礼かと思いつつ…私だけでなく、ほとんどの日本人は「……。」な気持ちのような気もしたり…なんて考えてたら、向こうでもガッカリしてる人は多く、20世紀FOXはハナから負け戦を仕掛けるようなものかもしれません。
↓百聞は一見に如かず。トレイラーらしきものがリークされてます。
http://dbthemovie.com/
(眠たそうな悟空…ハリウッド映画版では高校生って設定だったような?)
ま、誰が監督をするかさんざんモメてたし、最初はロン・パールマン(「ヘルボーイ」)にピッコロ役をオファーしてたらしいから、出来もキャラも原作とは別物と考えていいでしょう。なお、ピッコロ役のジェームス・マースターズは、11月から公開のジェラルド・バトラー&ヒラリー・スワンク「P.S.アイラヴユー」に、ちょろっと出てます。
私にはアニメも原作も「ドラゴンボール」は「ドラゴンボール」な印象があるけど、海の向こうはやはりアニメ派が主流、「映画の『ドラゴンボール』は『ドラゴンボールZ』じゃない!」と、躍起になって否定してますね…。
でも予想に反して、もしかしたら面白いかもしれず…とりあえず続報待ち。